JP3356656B2 - 乾式タイル張施工用目地材 - Google Patents
乾式タイル張施工用目地材Info
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Description
用目地材に関し、詳しくは白華の発生を抑制でき、且つ
仕上作業性の良好な乾式タイル張施工用目地材に関す
る。
より図4に示すような湿式タイル張施工法が一般的な工
法として広く実施されている。図示のようにこの湿式タ
イル張施工法は、躯体(コンクリート躯体)200上に
下地モルタル層202を形成した上、更にその上側(表
面側)にタイル206を張付モルタル層204を介して
所定配列状態で張り付け、そしてタイル206と206
との間隙に目地材208を詰めるといったものである。
合、工期が長くなるとともに施工に熟練を要するといっ
た問題があり、そこで近年タイルを乾式に張付施工する
乾式タイル張施工法が行われるようになってきている。
図5(A)はその乾式タイル張施工法の例を示したもの
である。
シート212及び縦胴縁214を介して下地ボード21
6を固定する。下地ボード216の表面には多数の係止
突起218が設けられているとともに、防水塗料塗布等
によって表面全面に亘って防水処理されており、そして
それら係止突起218に対して、タイル220を裏面側
の係止溝222において係止した上、接着剤(乾式接着
剤である有機質接着剤)224で接着固定することによ
り、多数のタイル220を所定配列状態に張付施工し、
そして各タイル220の間の間隙に目地材を詰めるとい
ったものである。
法は、柱210に対して下地ボード228を防水シート
212及び横胴縁226を介して固定し、そしてその表
面に接着剤(乾式接着剤である有機質接着剤)224を
全面塗布して、その接着剤224によりタイル220を
所定配列状態で下地ボード228上に張付固定し、しか
る後タイル220の間隙に目地材を詰めてタイル面を構
築するといったものである。
00上(表面)に下地モルタル層202を形成して、そ
の上側(表面側)に接着剤(乾式接着剤である有機質接
着剤)224の層を形成し、その接着剤224の層を介
してタイル220を張付固定した上、タイル220と2
20との間隙に目地材を詰めてタイル面を構築するとい
ったものである。
ル張施工法においても湿式タイル張施工法に用いられて
いた目地材をそのまま用いていたが、湿式タイル張施工
用の目地材をそのまま乾式タイル張施工用の目地材とし
て用いたとき、以下のような不都合を生じることが経験
された。即ち、湿式タイル張施工用の目地材を乾式タイ
ル張施工に際して用いると、目地表面が白っぽくなり易
いとともに、仕上作業(タイル面に付着した目地材の拭
取作業や目地押え作業)の作業性が悪化したり、或いは
目地材が硬化したときに強度不足を生じることがあるな
どの不都合が生じることが経験された。
材を乾式タイル張施工の際の目地材として用いたときに
上記のような不都合が生じるのは以下のような理由に基
づくものと考えられる。
下地がモルタルであるために、セメント系目地材に含ま
れている水分が下地側に吸い込まれやすく、従って目地
材中の水分は下地側へと移動して行く傾向にある。これ
に対して乾式タイル張施工法の場合、下地材は水分を吸
い難い状態にあるために、目地材中の水分はどちらかと
いうと下地側ではなく表面側に出てきてしまい、そして
その表面で水分が飛んで乾燥することにより表面で白華
が生じやすく、このことが上記のように目地表面が白っ
ぽくなりやすいことの原因であるものと考えられる。
成に基づいて発生する。詳述すると、セメントの硬化反
応に伴って水酸化カルシウムが生成され、この水酸化カ
ルシウムは溶解度が0.13g/100ミリリットル水
(25℃)であるために、水とともに目地表面に移動す
る。そしてその表面において空気中の炭酸ガスと反応し
て溶解度の小さい(0.0015g/100ミリリット
ル水(25℃))白色の炭酸カルシウム(白華)を生成
する。これを化学式で示すと以下の式(1)のようにな
る。
業(目地詰め作業)をした後に目地押え作業を行い、目
地表面を平滑化するが、目地材は当初どろどろの状態に
あって、目地材を塗ってから一定時間経って目地材があ
る程度固まったところで初めて目地押え作業が可能とな
る。
は、上記のように目地材中の水分が下地側に移動しやす
いために、目地押え作業が可能となるまでの待ち時間が
短かったのが、乾式タイル張施工法の場合、目地材中の
水分が抜け難いため目地押え作業が可能となるまで長時
間待たなければならなくなってしまうのである。
目地材が強度不足を生じやすいのは以下のような理由に
よるものと考えられる。セメント系目地材が完全に強度
を発現するのは施工後1〜2年後くらいであり、実用上
十分な強度となるのは施工後1週間くらいである。この
間、目地材は水分の供給を受けることによって初めて十
分に硬化することができる。
て下地側から水分供給が行われ得るが、乾式タイル張施
工法の場合、表面側から水分が一旦飛んでしまう(1〜
2日くらいで乾燥してしまう)と、例えば1週間かけて
目地材が硬化して行くときに水分供給が十分に行われ得
ず、水分不足によって強度不足を生じてしまう。
工用目地材はこのような課題を解決するために開発され
たものである。而して請求項1の乾式タイル張施工用目
地材は、下地ボード表面若しくは接着剤層表面に外装タ
イルを張付施工して外装タイル面を構築する乾式タイル
張施工用のセメント系目地材であって、バインダとして
のセメントと骨材としての砂とを含み、更にセメント1
00重量部に対して蟻酸カルシウムを0.1〜2.0重
量部,メチルセルロースを0.04〜0.15重量部含
んでいることを特徴とする。
請求項1において、前記蟻酸カルシウムをセメント10
0重量部に対して0.8〜1.4重量部含んでいること
を特徴とする。
請求項1,2の何れかにおいて、前記メチルセルロース
をセメント100重量部に対して0.06〜0.1重量
部含んでいることを特徴とする。
下地ボード表面若しくは接着剤層表面に内装タイルを張
付施工して内装タイル面を構築する乾式タイル張施工用
のセメント系目地材であって、バインダとしてのセメン
トと骨材としての砂とを含み、更にセメント100重量
部に対して蟻酸カルシウムを0.1〜4.0重量部,メ
チルセルロースを0.2〜0.5重量部含んでいること
を特徴とする。
請求項4において、前記内装タイルがせっ器質タイルで
あることを特徴とする。
請求項4において、前記蟻酸カルシウムをセメント10
0重量部に対して0.2〜4.0重量部,メチルセルロ
ースを0.3〜0.5重量部含んでいることを特徴とす
る。
は、外装タイル面を構築するための乾式タイル張施工用
目地材に係るもので、セメント100重量部に対して蟻
酸カルシウムを0.1〜2.0重量部,メチルセルロー
スを0.04〜0.15重量部含有させたことを特徴と
するものである。
メチルセルロースを所定量含有させることで従来生じて
いた問題、即ち目地表面が白っぽくなりやすかったり、
また仕上作業性が悪く、更に目地強度が低いなどの問題
を解決でき、目地表面における白華発生の抑制,仕上作
業性の向上,目地強度の高強度化を実現できることが確
認されている。
せることで白華の発生を抑制でき、仕上作業の作業性を
向上させ、更に目地強度を高強度化できるようになるの
は以下の理由に基づくものと考えられる。蟻酸カルシウ
ムはセメントの硬化を促進する働きがあり、かかる蟻酸
カルシウムを添加することでセメントを速く硬化させる
ことができ、またセメント硬化体の組織をより緻密化す
ることができる。
までの過程で主としてカルシウム分と水分とが目地表面
に移動してそこで空気と反応して炭酸カルシウムを生成
することにより生ずる。
ト硬化体の組織がより緻密化すれば、目地材中のカルシ
ウム分及び水分が移動しにくくなり、その結果白華の発
生による目地表面の白色化が抑制されることとなったも
のと考えられる。
促進によって目地強度が高強度化され、更に目地詰作業
をしてから目地押え作業を行い得るまでの待ち時間が短
くなるとともに、その目地押え作業を含む仕上作業の作
業性が向上するものと考えられる。
ら、目地の押え直しを行うといったことがなくなり、作
業効率が向上するとともに目地の押え直しに基づく白華
の発生も抑制することができる。目地押え作業を何回も
やり直すと、目地の表面にセメント中のカルシウム分と
水分が浮いてきてそれらにより白華の発生が促進される
といった問題を生ずるが、目地の押え直しがなくなり若
しくは少なくなることにより、これを理由とする白華の
発生を抑えることができるのである。
には適正な範囲があり、本発明者の研究によれば、かか
る蟻酸カルシウムの含有量としてはセメント100重量
部に対して0.1〜2.0重量部の範囲とすることが必
要であることが判明した。蟻酸カルシウムの含有量が
0.1重量部未満の場合、蟻酸カルシウムを加えたこと
の十分な効果が得られず、逆に2.0重量部を超えて蟻
酸カルシウムを含有させると、白華の防止に対しては効
果は高いが、仕上作業性を損なってしまう。即ち目地材
が速く固まり過ぎて、却って仕上作業を良好に行えなく
なってしまう。
セルロースを目地材中に所定量含有させることを特徴と
する。ここでメチルセルロースは保水材としての働きが
あり、セメント系目地材における水分の滲出しを抑える
ことで白華の発生を抑制し、またセメントの流動性を向
上させてセメントの硬化を遅らせる作用をなす。
メント100重量部に対して0.04〜0.15重量部
含有させることで白華の発生を効果的に抑制でき、また
良好な仕上作業性,目地強度を確保できることを確認し
得た。但しその含有量が0.04重量部未満ではメチル
セルロース添加の十分な効果が得られず、また逆に0.
15重量部を超えて含有させると目地材の流動性が高く
なり過ぎて不都合を生じる。
い含有量はセメント100重量部に対して0.8〜1.
4重量部であり(請求項2)、またメチルセルロースの
より望ましい含有量はセメント100重量部に対して
0.06〜0.1重量部である(請求項3)。
であり、その砂の望ましい含有量はセメント100重量
部に対して35〜65重量部である。
アリン酸化合物を防水材として添加したり、金属酸化物
(酸化鉄等)を顔料として添加することができる。また
その他に界面活性材その他の添加材を加えることができ
る。
タイル張施工に用いた場合において上記のような白華の
発生等の問題を起こす点は、これを内装タイル張施工に
用いた場合においても同様である。但し外装タイル張り
と内装タイル張りとでは周辺環境の相違や用いるタイル
の相違等に基づいて必要な蟻酸カルシウムの含有量,メ
チルセルロースの含有量等において異なってくる。
磁器質タイルや吸水率が中程度のせっ器質タイルが用い
られ、内装タイルの場合には吸水率の大きな陶器質タイ
ルや吸水率が中程度のせっ器質タイルが用いられる。こ
こで磁器質タイルの場合吸水率が1%以下,せっ器質タ
イルの場合吸水率が5%以下,陶器質タイルの場合吸水
率が22%以下である。
用いた場合と、陶器質タイルを用いた場合とでは発生す
る現象も異なり、せっ器質タイルを用いた場合では主と
して白華の現象が、また陶器質タイルを用いた場合には
ドライアウトによる強度不足の問題を生じやすい。
下のような現象を言う。セメントは水との反応によって
硬化して行くが、比較的吸水率の大きいタイルを用いた
場合、タイルとタイルとの間に目地材を詰めたときに反
応に必要な水分がタイルに吸われてしまうため、硬化反
応が不十分で強度不足を起こすことがある。また夏場な
ど温度の高い時期は水分が蒸発しやすく、この場合も強
度不足を生じやすい。この現象をドライアウトと称す
る。
イルの乾式施工用目地材としてのもので、セメント10
0重量部に対して蟻酸カルシウムを0.1〜4.0重量
部,メチルセルロースを0.2〜0.5重量部含有させ
たものである。
した場合、白華の発生による目地表面の白色化を良好に
抑制することができる。併せて目地材の塗布作業等の仕
上作業を良好に行うことができる。尚、この請求項4の
目地材においても他の添加材については上記請求項1〜
3の目地材と同様である。即ち、骨材としての砂をセメ
ント100重量部に対して35〜65重量部の範囲で含
有させることができ、また上記例示した様々な添加材を
含有させておくことができる。この請求項4の目地材
は、せっ器質タイルを用いた内装タイルの乾式施工に特
に好適である(請求項5)。
部に対して蟻酸カルシウムを0.2〜4.0重量部,メ
チルセルロースを0.3〜0.5重量部含有させたもの
で、この目地材を用いた場合、内装タイルがせっ器質タ
イル,陶器質タイルの何れであるかに関係なく白華の発
生やドライアウトの問題を発生しない。
る。以下の組成の基本調合、即ち ポルトランドセメント 100 重量部 珪砂 100 重量部 メチルセルロース 0.1 重量部 酸化鉄(黒色顔料) 1 重量部 に対して、セメントの硬化を促進する以下の薬剤を下記
量で添加した。 蟻酸カルシウム セメント重量部100に対して0.05〜4.0重量 部 塩化カルシウム セメント重量部100に対して0.05〜4.0重量 部 塩化アルミニウム セメント重量部100に対して0.05〜4.0重量 部 硫酸ナトリウム セメント重量部100に対して0.05〜4.0重量 部 また比較のために従来の目地材(〜の薬剤を添加し
ないもの、表1では添加量0.0に当たる)も用意し
た。
に適した流動性(JIS R 5201に規定されるフロ
ー値で180〜200)になる程度の水を加えて混練し
た。そしてこれらを直径約30mm×厚み5mmの円盤
形状のガラス板上に厚み5mmで塗り付けて屋外(平均
気温約10℃)に1週間放置し、外観を観察した。その
結果が表1に示してある。尚、表1中○は全体的に黒っ
ぽい場合を、△は所々白っぽい場合を、×は全体的に白
っぽい場合を、−は試験を実施していないことを示して
いる。
1中○又は△)を用い、実際に図5(A)に示す工法に
従ってタイル張施工を行い、施工作業性,外観(白華発
生状態)を調べた。但しタイル,接着剤,下地ボードは
以下の条件とし、また目地材としては以下のものを用い
た。 タイル:係止溝付せっ器質タイル(JIS A 520
9) 220(長さ)×60(幅)×15(厚み)mm 接着剤:変成シリコーン系接着剤 下地ボード:防水塗装の施された係止爪付(係止突起
付)硬質木片セメント板 目地材:以下の組成の基本調合、即ち ポルトランドセメント 100 重量部 珪砂 100 重量部 メチルセルロース 0.1 重量部 酸化鉄(黒色顔料) 1 重量部 に対して以下の薬剤を下記量で添加した。 蟻酸カルシウム セメント重量部100に対して0.1〜4.0重量部 塩化カルシウム セメント重量部100に対して0.4〜4.0重量部 塩化アルミニウム セメント重量部100に対して0.1〜4.0重量部 尚、比較として従来の目地材(〜の薬剤を添加しな
いもの、表2では添加量0.0に当たる)も試験に用い
た。
ボード,目地材を用いて上記のように図5(A)に示す
工法でタイル壁体を構築し、目地材の特性評価を行っ
た。具体的には、目地材にタイル目地施工に適した流動
性(JIS R 5201に規定されるフロー値で180
〜200)になる程度の水を加えて混練した。作業は全
て屋外(冬場で平均気温は約10℃)で行った。
示すゴム鏝、即ち押え部10がゴムから成るゴム鏝12
を使用して壁体表面全面に目地材を塗り付け、同時にタ
イル間の間隙に目地材を充填した。
(発泡ポリウレタン)でタイル表面に残っている目地材
を拭き取り、続いて目地材がやや硬くなってきて押えや
すくなるまで放置してから、図1(B)に示す目地鏝、
つまり押え部14が鉄製の目地鏝16で目地押え(目地
表面を均す作業)を行った。その後白華を促すために散
水(1回/3日)して1ヵ月間屋外に放置した。
した結果が示してある。但し表2中○は塗りやすく、充
填しやすい場合を、△はやや塗りにくく、やや充填しに
くい場合を、×は塗りにくく、充填しにくい場合を、−
は試験を実施していないことをそれぞれ示している。
を評価してその結果を表したものである。尚、表3中
○,△,×の評価は図2の評価方法に基づいて行った。
表3及び図2中○は目地押えのための待ち時間が適切な
場合、具体的には目地詰め及び拭取り後約1時間くらい
の待ち時間である。
月間の屋外暴露試験後の外観状態の評価結果を表してい
る。但し表4中○は全体的に黒っぽい場合を、△は所々
白っぽい場合を、×は全体的に白っぽい場合を、−は試
験を実施していない場合をそれぞれ示している。
1.4重量部の範囲内の場合に最も良好な結果、つまり
最も良好な作業性と最も良好な外観状態が得られること
が分かる。
として使うことに特に大きな支障はなく、従ってセメン
ト100重量部に対して蟻酸カルシウムを0.1〜2.
0重量部加えることで、従来のものに対して良好な作業
性,外観状態が得られることが分かる。
2.0重量部加えた目地材を用い、かかる蟻酸カルシウ
ムを添加しないもの(比較例、添加量が0.0のもの)
とともに以下の条件で目地強度の評価試験を行った。 タイル:磁器質モザイクタイル(JIS A 5209)
145(長さ)×45(幅)×7.5(厚み)mm 接着剤:変成シリコーン系接着剤 下地ボード:防水塗装(シーラ)の施された平滑な硬質
木片セメント板 目地材:以下の組成の基本調合、即ち ポルトランドセメント 100 重量部 珪砂 100 重量部 メチルセルロース 0.1 重量部 酸化鉄(黒色顔料) 1 重量部 に対して蟻酸カルシウム セメント重量部100に対し
て0.1〜2.0(比較例0.0)重量部を加えたもの
を用い、以下の評価試験を行った。
(B)に示す工法でタイル壁体を構築した。具体的に
は、目地材にタイル目地施工に適した流動性(JIS
R 5201に規定されるフロー値で180〜200)
になる程度の水を加えて混練した。作業は試験室内(平
均気温は約20℃)で行った。
塗布して上記タイルを張り付けた後、混練後の目地材を
図1(A)に示すゴム鏝12を使用してタイル壁体全面
に塗り付け、同時にタイル間の間隙に目地材を充填し
た。
ジ(発泡ポリウレタン)でタイル表面に残っている目地
材を拭き取り、その後温度5℃,湿度40%以下の環境
で3日間放置した後、目地材を図3に示す鉄鋼針18で
引っ掻き、容易に削れるか否かを調べた。結果が表5に
示してある。
は容易に削れる場合をそれぞれ示している。表5の結果
から、蟻酸カルシウムを0.1〜2.0重量部含有させ
た目地材については目地強度も良好であることが分か
る。
態,目地強度等の特性を総合評価した場合、目地材に対
して硬化促進材を加えると良好であること、その中で蟻
酸カルシウムが最も良好であること、またその添加量と
しては各3種類の評価の中で少なくとも△以上でしかも
○が1つ以上含まれている目地材、具体的には蟻酸カル
シウムを0.1〜2.0重量部添加したものが良好であ
ること、特に蟻酸カルシウムを0.8〜1.4重量部添
加したものは最適の特性を示すことが分かる。
べく以下の条件で評価試験を行った。 タイル:係止溝付せっ器質タイル(JIS A 520
9) 220(長さ)×60(幅)×15(厚み)mm 接着剤:変成シリコーン系接着剤 下地ボード:防水塗装の施された係止爪(係止突起)付
硬質木片セメント板 目地材:以下の組成の基本調合、即ち ポルトランドセメント 100 重量部 珪砂 100 重量部 酸化鉄 1.0 重量部 蟻酸カルシウム 1.0 重量部 に対してメチルセルロースを以下のように0.02〜
0.20重量部添加したもの メチルセルロース セメント重量部100に対して0.00重量部 メチルセルロース セメント重量部100に対して0.04重量部 メチルセルロース セメント重量部100に対して0.06重量部 メチルセルロース セメント重量部100に対して0.10重量部 メチルセルロース セメント重量部100に対して0.15重量部 メチルセルロース セメント重量部100に対して0.20重量部 を用い、以下の試験方法で評価試験を行った。
(A)(係止爪付下地ボードの図)に示す工法に従って
タイル壁体を構築した。具体的には、上記目地材にタイ
ル目地施工に適した流動性(JIS R 5201に規定
されるフロー値で180〜200)になる程度の水を加
えて混練した。作業は全て屋外(冬場で平均気温は約1
5℃)で行った。
示すゴム鏝12を使用して壁体全面に塗布し、同時にタ
イル間の間隙に目地材を充填した。その後、水を含ま
せ、かたく絞ったスポンジ(発泡ポリウレタン)でタイ
ル表面に残っている目地材を拭き取り、その後目地材が
やや硬くなってきて押えやすくなるまで放置してから、
図1(B)に示す目地鏝16で目地押え(目地表面を均
す作業)を行った。その後散水(1回/3日)して1ヵ
月間屋外に放置し、塗り目地作業性,目地押え作業性,
目地外観の各項目を評価した。結果が表6に示してあ
る。
ることによって塗り目地作業性,目地押え作業性,目地
外観ともに良好となること、またその添加量範囲は0.
15重量部以下(0.04〜0.15重量部)の範囲が
良好で、特に望ましいのは0.06〜0.10重量部の
範囲であることが分かる。
用した場合の例であるが、本発明は内装タイルの乾式施
工に際しても適用可能なものである。以下内装タイルに
本発明を適用した場合の実施例を詳述する。
ライアウト防止検討用)とのタイル(白華防止検討
用)を接着剤で張り付け、温度20℃,湿度60%雰囲
気下で24時間放置して接着剤を硬化させた。
た流動性(JIS R 5201に規定されるフロー値で
190〜200)になる程度の水を加えて混練した。作
業は全て室内(平均気温は約20℃)で行った。そして
その目地材を図1(A)に示すゴム鏝12を使用して壁
体全面に塗布し、併せてタイル間の間隙に目地材を充填
した。
ジ(発泡ポリウレタン)でタイル表面に残っている目地
材を拭き取り、その後温度40℃,湿度30%(ドライ
アウト防止検討用)雰囲気、また温度20℃,湿度60
%(白華防止検討用)雰囲気に1週間放置し、ドライア
ウト防止と白華防止の各評価を行った。結果が表7及び
表8に示してある。
対して蟻酸カルシウムを0.1〜4.0重量部及びメチ
ルセルロースを0.2〜0.5重量部添加したものは白
華防止に優れ(○と△)、作業が難しくなく(Aと
B)、少なくともどちらかが最高評価(○かA)であっ
て目地材として良好な特性を有していることが分かる。
蟻酸カルシウムを0.1〜4.0重量部,メチルセルロ
ースを0.2〜0.5重量部添加した目地材を用いるこ
とで、白華の発生を良好に抑制できることが分かる。
ルセルロース0.2重量部で蟻酸カルシウムを0.1〜
2.0重量部,メチルセルロース0.3重量部で蟻酸カ
ルシウムを0.1〜4.0重量部,メチルセルロース
0.4重量部で蟻酸カルシウムを0.2〜4.0重量
部,メチルセルロース0.5重量部で蟻酸カルシウムを
0.4〜4.0重量部添加した場合であり、更に最良の
結果が得られているのは、セメント100重量部に対し
てメチルセルロースを0.3重量部,蟻酸カルシウムを
0.2〜2.0重量部添加した場合、又はメチルセルロ
ースを0.4重量部,蟻酸カルシウムを0.2〜2.0
重量部添加した場合である。
る。即ち、目地材に蟻酸カルシウムを0.2〜4.0重
量部,メチルセルロースを0.3〜0.5重量部添加す
ることで、ドライアウト防止効果に優れ(○)、作業性
が良好となる(AとB)ことが分かる。
カルシウムを1.0〜2.0重量部,メチルセルロース
0.4重量部で蟻酸カルシウムを0.2〜4.0重量
部,メチルセルロース0.5重量部で蟻酸カルシウムを
0.4〜4.0重量部添加した場合に、より望ましい結
果が得られ、更にメチルセルロース0.4重量部で蟻酸
カルシウムを0.2〜2.0重量部添加した場合に最適
の結果が得られることが分かる。
地材として、蟻酸カルシウムを0.2〜4.0重量部,
メチルセルロースを0.3〜0.5重量部添加したもの
を用いれば、白華を防止できるとともに良好な作業性が
得られるのみならず、ドライアウトの現象も良好に防止
することができる。
部で蟻酸カルシウムを1.0〜2.0重量部,メチルセ
ルロース0.4重量部で蟻酸カルシウムを0.2〜4.
0重量部,メチルセルロース0.5重量部で蟻酸カルシ
ウムを0.4〜4.0重量部添加した目地材を用いるこ
とであり、更に最適なのはメチルセルロース0.4重量
部で蟻酸カルシウムを0.2〜2.0重量部添加したも
のを用いる場合である。
くまで一例示であり、本発明はその主旨を逸脱しない範
囲において種々変更を加えた形態で構成可能である。
て用いたゴム鏝と目地鏝を示す図である。
準を説明する説明図である。
法の説明図である。
明図である。
ある。
異なる例を示す図である。
Claims (6)
- 【請求項1】 下地ボード表面若しくは接着剤層表面に
外装タイルを張付施工して外装タイル面を構築する乾式
タイル張施工用のセメント系目地材であってバインダと
してのセメントと骨材としての砂とを含み、更にセメン
ト100重量部に対して蟻酸カルシウムを0.1〜2.
0重量部,メチルセルロースを0.04〜0.15重量
部含んでいることを特徴とする乾式タイル張施工用目地
材。 - 【請求項2】 請求項1において、前記蟻酸カルシウム
をセメント100重量部に対して0.8〜1.4重量部
含んでいることを特徴とする乾式タイル張施工用目地
材。 - 【請求項3】 請求項1,2の何れかにおいて、前記メ
チルセルロースをセメント100重量部に対して0.0
6〜0.1重量部含んでいることを特徴とする乾式タイ
ル張施工用目地材。 - 【請求項4】 下地ボード表面若しくは接着剤層表面に
内装タイルを張付施工して内装タイル面を構築する乾式
タイル張施工用のセメント系目地材であってバインダと
してのセメントと骨材としての砂とを含み、更にセメン
ト100重量部に対して蟻酸カルシウムを0.1〜4.
0重量部,メチルセルロースを0.2〜0.5重量部含
んでいることを特徴とする乾式タイル張施工用目地材。 - 【請求項5】 請求項4において、前記内装タイルがせ
っ器質タイルであることを特徴とする乾式タイル張施工
用目地材。 - 【請求項6】 請求項4において、前記蟻酸カルシウム
をセメント100重量部に対して0.2〜4.0重量
部,メチルセルロースを0.3〜0.5重量部含んでい
ることを特徴とする乾式タイル張施工用目地材。
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---|---|---|---|
JP19792297A JP3356656B2 (ja) | 1997-07-07 | 1997-07-07 | 乾式タイル張施工用目地材 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19792297A JP3356656B2 (ja) | 1997-07-07 | 1997-07-07 | 乾式タイル張施工用目地材 |
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Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1129350A JPH1129350A (ja) | 1999-02-02 |
JP3356656B2 true JP3356656B2 (ja) | 2002-12-16 |
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ID=16382515
Family Applications (1)
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JP19792297A Expired - Lifetime JP3356656B2 (ja) | 1997-07-07 | 1997-07-07 | 乾式タイル張施工用目地材 |
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KR100495043B1 (ko) * | 2002-07-16 | 2005-06-10 | 영 화 김 | 타일 줄눈제 조성물 |
KR100831640B1 (ko) | 2008-01-04 | 2008-05-22 | (주)비피텍 | 보차도용 바닥포장재의 줄눈모래 |
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WO2023120131A1 (ja) * | 2021-12-24 | 2023-06-29 | 株式会社トクヤマ | 水硬性組成物、セメント系硬化体の製造方法及びセメント系硬化体膨張抑制剤 |
-
1997
- 1997-07-07 JP JP19792297A patent/JP3356656B2/ja not_active Expired - Lifetime
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