JP3355609B2 - タッチパネル表示装置 - Google Patents

タッチパネル表示装置

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JP3355609B2 JP30791292A JP30791292A JP3355609B2 JP 3355609 B2 JP3355609 B2 JP 3355609B2 JP 30791292 A JP30791292 A JP 30791292A JP 30791292 A JP30791292 A JP 30791292A JP 3355609 B2 JP3355609 B2 JP 3355609B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はタッチパネル表示装置に
係り、制御機器その他の機器において操作パネル装置と
して搭載され、操作者や操作用機械の操作指でタッチ
(接触)することによってそれら制御機器その他の機器
を外部操作するタッチパネル表示装置の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のタッチパネル表示装置と
しては、例えば図6に示すように、主制御部1を表示制
御部3を介して液晶ディスプレイやプラズマディスプレ
イ等の画像表示部5へ接続し、外部からのタッチ操作に
よってオン動作する多数のスイッチ素子(図6では省
略)をマトリックス状に有する透過性の良好なタッチパ
ネル部7をその画像表示部5の画像表示面に重ね、その
タッチパネル部7をスイッチ検出部9に接続するととも
に、このスイッチ検出部9を主制御部1に接続した構成
が知られている。すなわち、主制御部1から出力した操
作用の画像データに基づき表示制御部3が画像表示部5
の表示画像をレイアウト制御し、タッチパネル部7の個
々のスイッチ素子からのスイッチ信号をスイッチ検出部
9が検出して外部からスイッチオンされた位置を検出
し、主制御部1がそのスイッチオンされた位置に対応す
る画像表示領域を特定することにより、タッチパネル部
7を介してどのような操作が外部から入力されたかを主
制御部1が判別するものである。
【0003】従って、操作者は、例えば図7に示すよう
に、制御機器11の本体ケース13の操作面側に配置し
た画像表示部5の画像表示15すなわちテンキー表示1
5a、カーソル移動用の矢印キー表示15b、データ表
示用のテーブル表示15c、ファンクションキー表示1
5d、シフトキー表示15e等を見ながら、指先やペン
先によってタッチパネル部(図7では透過的で見えな
い)7のそれらの表示領域をタッチすることにより、そ
のタッチ領域に対応する数の入力や操作入力が可能とな
る。また、ファンクションキー表示15dとしては例え
ばF1〜F8までの8種類のキー画像が表示され、シフ
トキー表示15eといずれかのファンクションキー表示
15d(F1〜F8)を押すと、ファンクションキー表
示15d(F1〜F8)の機能が変更されて16種類の
機能選択が可能になる構成が多い。
【0004】ところで、上述したタッチパネル部7は、
例えば図8に示すように、多数の細長い電極17、19
を片面側にすだれ状に形成した可撓性のシート21、2
3を、間にスペーサ25を挟むとともに電極17、19
を直交させた状態で重ね、全体的に透過性を有するよう
に形成されている。そして、タッチパネル部7の片面側
から指先等でタッチすることによって対向電極17、1
9を接触させてオン動作するようになっており、対向電
極17、19によって個々のスイッチ素子27が形成さ
れている。
【0005】これらスイッチ素子27のうち隣合う複数
のスイッチ素子27によって個々の画像表示領域に対応
する個々のスイッチ領域が形成されている。すなわち、
テンキー表示15aの個々の数字キー表示領域、矢印キ
ー表示15bの個々の矢印キー領域、ファンクションキ
ー表示15dの各々のファンクションキー領域F1〜F
8、シフトキー表示15eのシフトキー領域等が画像表
示領域となり、これらに重なるように個々のスイッチ領
域がタッチパネル部7に形成された状態となっている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
タッチパネル表示装置では、画像表示部5の画像表示面
とタッチパネル部7との間には隙間があるため、操作者
が画像表示面を見るときに視差が生じ、上述した各画像
表示領域とスイッチ領域間にずれが生じる問題があり、
操作者が目的とする画像表示領域をタッチしていると思
っても隣りの画像表示領域をタッチ操作している等、誤
入力する心配がある。もっとも、このような不都合に対
して画像表示領域よりもスイッチ領域を大きく形成した
り、又は隣合う画像表示領域間のスイッチ素子を不感帯
とすることで視差による誤入力を防止することが可能で
あるが、画像表示領域として使用する面積が大きくなっ
て画像表示部5を含めた機器の小型化に支障がある。
【0007】さらに、予め視差による誤差分を補正値と
して外部から入力しておき、目的とする画像表示領域か
ら多少ずれた領域をタッチしても、タッチ位置に応じて
その補正値で補正して目的とする画像表示領域へのタッ
チ操作と認識できるような構成も提案されているが、こ
の構成では補正値の入力が必要となるし、その補正値の
決定方法や設定が面倒で、操作が煩雑である。例えば、
制御機器11を操作者の目の位置よりも下方に設置した
場合、画像表面上部では視差が小さいものの画面表示面
下部では視差が大きくなるから、補正値の決定が困難で
あるし、操作者の感覚や癖等も入力に影響し、適切な補
正値の入力は事実上不可能である。本発明はそのような
従来の欠点を解決するためになされたもので、視差等に
起因して隣合う画像表示領域を一緒に重複タッチ操作し
ても、目的とする画像表示領域を簡単かつ正確にタッチ
操作可能であり、画像表示面の大型化を抑えたタッチパ
ネル表示装置の提供を目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】このような課題を解決す
るために本発明は、光学的画像表示面を有する画像表示
部と、画像データに基づきその画像表示部の画像表示を
制御する表示制御部と、外部からのタッチによってスイ
ッチ動作するスイッチ素子をマトリックス状に有しその
画像表示部に重ねられ表示画像の透視が可能なタッチパ
ネル部と、このタッチパネル部のスイッチ素子のうち操
作された隣合うスイッチ素子に基づきこれが属する画像
表示領域に対応するスイッチ領域を検出するスイッチ検
出部と、その表示制御部へ画像データを出力するととも
にスイッチ検出部からのスイッチ検出信号に基づきいず
れの画像表示領域が外部から操作されたかを判別する主
制御部と、そのスイッチ検出部からのスイッチ検出信号
に基づき一度に重複操作された隣合うスイッチ領域の重
複状態を複数回カウントするカウント部と、少なくとも
そのカウント部でカウントするカウント値を格納した初
期データテーブル部と、そのスイッチ領域の修正データ
を格納する修正データテーブル部とを有している。
【0009】しかも、そのスイッチ検出部はカウント部
のカウントアップによってカウント検出信号を主制御部
へ出力するよう形成され、その主制御部は重複入力され
た画像表示領域間の間隔をカウント検出信号に基づき離
した修正データを上記修正データテーブル部へ出力する
よう形成され、上記表示制御部はその修正データで修正
した画像データで上記画像表示部を画像表示制御するよ
う形成され、上記スイッチ検出部は位置検出したスイッ
チ素子が当該スイッチ領域に対応するか否かその修正デ
ータを参照して修正検出したスイッチ検出信号を出力す
るよう形成されている。また、上述した主制御部は、重
複入力された画像表示領域に対応するスイッチ領域とと
もに当該画像表示領域の形状を変更せずに間隔を離した
修正データを出力するよう形成したり、重複入力された
画像表示領域を初期状態より狭めた修正データを出力す
るよう形成することが可能である。さらに、上述した主
制御部は、重複入力された画像表示領域に対応するスイ
ッチ領域を狭めるとともにこれより当該画像表示領域を
更に狭めた修正データを出力するよう形成可能である。
【0010】
【作用】このような手段を備えた本発明では、主制御部
からの画像データに基づき画像表示部に画像表示させた
状態でタッチパネル部から隣合う画像表示領域を重複タ
ッチ操作すると、スイッチ検出部が重複タッチ操作され
たスイッチ素子を検出し、カウント部がそのスイッチ検
出信号に基づき一度に重複操作されたスイッチ領域の重
複状態例えばタッチ回数をカウントし、カウント部がカ
ウントアップしたときスイッチ検出部がカウント検出信
号を主制御部へ出力する。主制御部は、重複入力された
画像表示領域間の間隔を離した修正データを上記修正デ
ータテーブル部へ出力し、上記表示制御部はその修正デ
ータで修正した画像データで上記画像表示部を画像表示
制御し、上記スイッチ検出部がその修正データで修正し
たスイッチ検出信号を出力する。
【0011】また、重複入力された画像表示領域ととも
に対応するスイッチ領域の形状を変更せずに間隔を離し
た修正データや、画像表示領域を初期状態より狭めた修
正データを出力するよう上記主制御部を形成した構成で
は、隣合う画像表示領域間の間隔が広がって画像表示部
に表示される。さらに、スイッチ領域を狭めるとともに
重複入力された当該画像表示領域をより狭める修正デー
タを出力するよう上述した主制御部を形成する構成で
は、スイッチ領域より画像表示領域間の間隔が大きくな
った状態で画像表示される。
【0012】
【実施例】以下本発明の実施例を図面を参照して説明す
る。図1は、本発明に係るタッチパネル表示装置の構成
例を示すブロック図である。図1において、主制御部2
9は、複数の操作用その他の画像データを表示制御部3
1へ出力するとともに後述する修正データを修正データ
テーブル部33へ出力するものであり、詳細は後述す
る。表示制御部31は、例えば液晶ディスプレイ、プラ
ズマディスプレイ又はCRTディスプレイ等のように光
学的画像表示面を有する公知の画像表示手段である画像
表示部35に接続されており、主制御部29からの画像
データに基づき画像表示部35の画像レイアウトを制御
するとともに、修正データテーブル部33の修正データ
によって修正した画像データで画像表示部35の画像レ
イアウトを制御するものである。
【0013】画像表示部35の画像表示面にはタッチパ
ネル部37が直接又は多少の間隔を置いて重ねられてい
る。タッチパネル部37は、上述した図8のような構成
を有し、外部からのタッチによってオン動作する複数の
スイッチ素子27をマトリックス状に有し、画像表示部
35の表示面が見えるように透過状態で形成されてい
る。例えば、図2に示すように、画像表示部35(図2
では省略)の画像表示面に符号「A」の画像表示領域4
7が表示されているとすると、縦横に配列された9個の
スイッチ素子27(図2中の符号〜)によって形成
されたスイッチ領域SWが画像表示領域47上に重なる
ように対応配置された状態となっている。なお、以下の
説明でスイッチ素子として上述した図8の符号27を用
いる。
【0014】タッチパネル部37の各スイッチ素子27
は、外部からのタッチ操作によってスイッチオフするよ
う形成することも可能である。図1に戻ってタッチパネ
ル部37の各スイッチ素子27(図1では省略)はスイ
ッチ検出部39に接続されている。実際には、各スイッ
チ素子27を形成する各電極17、19(図8参照)が
タッチパネル部37の端部から延びてスイッチ検出部3
9に接続されている。スイッチ検出部39は、各電極1
7、19の導通状態からいずれのスイッチ素子27がオ
ン動作されたかを検出するとともにオンスイッチ素子2
7が属するスイッチ領域を検出するもので、上述した主
制御部29および修正データテーブル部33の他、初期
データテーブル部41およびカウント部43に接続され
ており、後述する機能を有する。
【0015】初期データテーブル部41は画像表示領域
47等を特定する名称データやこれに対応するスイッチ
領域を特定する名称データ、重複タッチ操作が許されな
い(又は好ましくない)画像表示領域やスイッチ領域の
組合データの他、重複タッチ操作できない画像表示領域
やスイッチ領域についての重複タッチ操作基準回数や基
準積算時間をテーブル状にして記憶格納したものであ
り、主制御部29を介して設定可能である。スイッチ検
出部39は、検出したスイッチ領域を示すスイッチ検出
信号を主制御部29へ出力するとともに、初期データテ
ーブル部41の初期テーブルデータを参照して重複タッ
チ操作できない画像表示領域やスイッチ領域を検出した
とき、カウント部43におけるカウントを開始させて重
複タッチ操作できない組合せを検出した都度カウントを
進め、カウントアップしたときカウント検出信号を主制
御部29へ出力するものである。
【0016】スイッチ検出部39は、スイッチ検出信号
を主制御部29へ出力するとき、修正データテーブル部
33の修正データを参照し、位置検出したスイッチ素子
27がスイッチ領域に対応するか否か修正検出して主制
御部29へ出力する機能も有している。カウント部43
におけるカウント動作としては、重複タッチ操作できな
い画像表示領域やスイッチ領域をスイッチ検出部39が
検出したとき、その検出回数を加算カウントしたりタッ
チ時間を積算カウントする等、スイッチ領域の重複状態
をカウントする手法であればよい。
【0017】主制御部29は、スイッチ検出部39から
のスイッチ検出信号に基づき、いずれの画像表示領域が
外部からタッチ操作されたかを判別して処理を実行する
機能を有する他、重複入力された隣合う画像表示領域お
よびこれに対応するスイッチ領域相互の間隔を離した修
正データを修正データテーブル部33へ出力する機能を
有している。修正データとしては、所定の初期画像デー
タに対する個々の画像表示領域およびこれに対応するス
イッチ領域の位置や形状の変更データである。
【0018】設定部45は、上述した初期データテーブ
ル部41に格納する画像表示領域やスイッチ領域の名称
データ、重複タッチ操作できない画像表示領域やスイッ
チ領域の組合データ、重複タッチ操作できない画像表示
領域やスイッチ領域についての基準回数や基準積算時間
等を外部から設定又は変更するスイッチ等であり、主制
御部29の管理下で主制御部29を介して初期データテ
ーブル部41に設定される。設定部45による初期デー
タテーブル部41への変更は、既に設定された初期テー
ブルデータを別のデータへ変更する他、所定のテーブル
データをリセットして初期テーブルデータへ戻す処理を
含むものである。
【0019】なお、上述したカウント部43によるカウ
ント動作を介してのスイッチ検出部39からのカウント
検出信号の出力は、いわゆる学習機能とも言うことが可
能であり、設定部45はこの学習機能の設定および変更
を外部から指示するものであり、制御機器に配置された
機械的スイッチ等で行なわれる。修正データテーブル部
33は、主制御部29からの修正データを記憶格納する
ものであり、上述した表示制御部31およびスイッチ検
出部39に接続されている。
【0020】次に、上述した構成のタッチパネル表示装
置の動作を第1の実施例として簡単に説明する。設定部
45から主制御部29を介して初期データテーブル部4
1へ上述した初期テーブルデータが予め格納され、主制
御部29から画像データによって画像表示部35に例え
ば図3Aに示すような符号「A」および符号「B」の画
像表示領域47、49が表示された状態を説明する。こ
の状態で、同図Bのように指先51で画像表示領域4
7、49の境目をタッチ操作すると、スイッチ検出部3
9がオンスイッチ素子27からこれが属する画像表示領
域47、49に対応するスイッチ領域を検出するととも
に、初期テーブルデータを参照して画像表示領域47、
49が重複タッチ操作できない組合せであると検出すれ
ば、カウント部43のカウント動作を開始させる。すな
わち、画像表示領域47、49の組合せを1回としてカ
ウントする。
【0021】その後、図3BからCまでの間に何回か画
像表示領域47、49が重複タッチ操作されると、その
都度、スイッチ検出部39がカウント部43のカウント
動作を「1」ずつ進め、カウント値が初期データテーブ
ル部41に設定された例えばカウント基準回数になった
か否かを検出し、カウントアップしたときカウント検出
信号を主制御部29へ出力する。すると、主制御部29
は、隣合う画像表示領域47、49およびこれに対応す
るスイッチ領域の形状を変更せずに互いに間隔を離した
修正データを修正データテーブル部33へ出力し、表示
制御部31がその修正データで上述した画像データを修
正して画像表示部35をレイアウト表示制御し、図3D
のように隣合う画像表示領域47、49が互いに離れた
位置関係で画像表示される。スイッチ領域も連動して離
れるが図示されていない。
【0022】そして、図3Dの状態でも同図Eのよう
に、離れた画像表示領域47、49の境目に指先51が
タッチしてしまうと、スイッチ検出部39がカウント部
43のカウント動作を開始させ、カウント値がカウント
アップしたときカウント検出信号を主制御部29へ出力
する。そのため、主制御部29は、画像表示領域47、
49および対応スイッチ領域どうしの間隔を更に離した
修正データを修正データテーブル部33へ出力し、画像
表示部35には図3Fのように画像表示領域47、49
がより一層離れた位置関係で画像表示され、重複タッチ
操作を生じさせなくなる。
【0023】このような第1の実施例は、例えば上述し
た図7と同様な制御機器53において、図4に示すよう
に、テンキー表示55a、矢印キー表示55b、テーブ
ル表示55c、ファンクションキー表示55dおよびシ
フトキー表示55e等の画像表示55が画像表示部57
に表示された状態で、矢印キー表示55b、ファンクシ
ョンキー表示55d中のキー領域F4とF5が、重複タ
ッチ操作できない組合せであれば、同図のように画像表
示される。すなわち、それらが複数回重複タッチ操作さ
れることによって、矢印キー表示55bを形成する上下
左右のキー領域が互いに離され、ファンクションキー表
示55d中のキー領域F4とF5が離された状態で画像
表示されている。図4中の符号59は本体ケースであ
る。
【0024】このように構成した第1の実施例では、重
複タッチ操作された画像表示領域47、49に対応する
スイッチ領域の例えば回数がカウントされ、所定の基準
回数に達してカウントアップしたとき、主制御部29が
重複タッチ操作された画像表示領域47、49およびこ
れに対応するスイッチ領域の形状をそのままして互いに
間隔を離した修正データを出力し、画像表示部35には
隣合う画像表示領域47、49および対応スイッチ領域
が互いに離れた位置関係で画像表示されるから、指先5
1によって重複タッチ操作され難くなり、誤操作を防止
できる利点がある。さらに、重複タッチ操作され易い画
像表示領域47、49や対応スイッチ領域のみが学習機
能によって離される一方、重複タッチ操作され難い画像
表示領域や対応するスイッチ領域は移動しないから、制
御機器53の画像表示面が有効活用されて画像表示面が
大型化しない。
【0025】上述した本発明の第1の実施例は、重複タ
ッチ操作された画像表示領域47、49およびこれに対
応するスイッチ領域の形状を変更せずに位置を移動させ
て互いに間隔を広げる構成であったが、本発明はこれに
限定されない。例えば、画像表示領域47、49を初期
の形状から狭めて互いに間隔を広げる構成、更には対応
するスイッチ領域の形状を狭めるとともに対応する画像
表示領域47、49を更に狭める別の実施例も可能であ
る。すなわち、図5Aに示す符号「A」および「B」の
画像表示領域47、49について同図Bのように画像表
示領域47、49の境目を指先51でタッチ操作したと
き、図1のスイッチ検出部39からのカウント検出信号
に基づき主制御部29が、同図Cのように画像表示領域
47a、49aに示すようにその面積を相似的に狭めて
互いに間隔を広げるような修正データを出力するように
構成することも可能である。
【0026】このような第2の実施例構成でも画像表示
領域47a、49aへの重複タッチ操作を防止可能とな
る。例えば図4において、テンキー表示55a中の数字
キー領域「1」、「2」、「0」、「.」が重複タッチ
操作できない組合せであれば、それらを複数回重複タッ
チ操作することにより、テンキー表示55a中の数字キ
ー領域「1」、「2」、「0」、「.」が他の数字キー
領域より離れるとともにこれら数字キー領域「1」、
「2」、「0」、「.」どうしも離される。
【0027】さらに、第2の実施例構成では、カウント
検出信号に基づき主制御部29が、図5Cのように画像
表示領域47a、49aに対応するスイッチ領域SW
1、SW2を初期のスイッチ領域より形状を狭めるとと
もに画像表示領域47a、49aより大きくする、換言
すればスイッチ領域SW1、SW2を初期状態より狭く
するとともに画像表示領域47a、49aをスイッチ領
域SW1、SW2より更に狭く形成するような修正デー
タを出力するよう形成することができる。しかも、スイ
ッチ領域SW1、SW2間にはスイッチとして機能しな
い不感帯61を形成しても良いが、不感帯61は必ずし
も必須ではない。
【0028】このような構成では、図5Bのように隣合
う画像表示領域47、49の境目に指先51をタッチし
ても、同図Cのようにスイッチ領域が狭められるととも
にそれらより更に狭い画像表示領域47、49が表示さ
れる。そのため、スイッチ領域SW1、SW2が画像表
示領域47a、49aより広いから、上述した効果に加
えて、画像表示における視差が小さくなって誤入力を防
ぐことができるし、重複タッチ操作される頻度の大きい
画像表示領域47a、49aに対応するスイッチ領域S
W1、SW2も狭いから重複タッチ操作が大幅に減少す
る。
【0029】上述した本発明の各実施例では、画像表示
領域47、49、47a、49aおよび対応するスイッ
チ領域(SW1、SW2)間の間隔を広げる構成であっ
たが、本発明では少なくとも重複タッチ操作された画像
表示領域間の間隔を広げるような修正データを主制御部
29から出力可能に構成すれば、本発明の目的達成が可
能であり、上述した各実施例を混在形成して構成可能で
ある。ところで、上述した主制御部29、表示制御部3
1、スイッチ検出部39等は、CPUやこのCPUの動
作プログラムを格納したROMやインタフェースを主体
としたマイクロコンピュータ(図示せず)によって構成
する場合が多い。
【0030】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、重複タッ
チ操作された画像表示領域に対応するスイッチ領域の重
複状態を複数回カウントし、カウントアップしたとき、
重複入力された画像表示領域間の間隔を離した修正デー
タを出力し、この修正データで修正した画像データで画
像表示するとともに、位置検出したスイッチ素子が当該
スイッチ領域に対応するか否かその修正データを参照し
て修正検出したスイッチ検出信号を出力するよう形成し
たから、視差等があっても隣合う画像表示領域へ重複タ
ッチ操作し難くなり、目的とする画像表示領域を簡単か
つ正確にタッチ可能となるうえ、重複タッチ操作され難
い画像表示領域やこれに対応するスイッチ領域は移動し
ないから、画像表示面の大型化を抑えることも容易とな
る。また、重複入力された画像表示領域およびこれに対
応するスイッチ領域の形状を変更せずに間隔を離した修
正データや、画像表示領域を狭めた修正データを出力す
るよう主制御部を形成した構成では、隣合う画像表示領
域の間隔が広がり、同様に重複タッチ操作する頻度が低
下する。さらに、スイッチ領域を狭めるとともに画像表
示領域を更に狭めた修正データを出力するよう主制御部
を形成する構成では、スイッチ領域より狭い画像表示領
域が画像表示され、より一層重複タッチ操作を防止でき
るし、視差による重複タッチ操作を減少させることがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るタッチパネル表示装置の構成例を
示すブロック図である。
【図2】図1のタッチパネル表示装置における画像表示
領域およびスイッチ領域を説明する図である。
【図3】本発明のタッチパネル表示装置に係る第1の実
施例を説明する図である。
【図4】第1の実施例に係るタッチパネル表示装置を搭
載した制御機器を示す外観斜視図である。
【図5】本発明のタッチパネル表示装置に係る第2の実
施例を説明する図である。
【図6】従来のタッチパネル表示装置を示すブロック図
である。
【図7】図6に示す従来のタッチパネル表示装置を搭載
した機器を示す外観斜視図である。
【図8】タッチパネル表示装置に用いられる一般的なタ
ッチパネル部の構成を示す断面図である。
【符号の説明】
1、29 主制御部 3、31 表示制御部 5、57 画像表示部 7、37 タッチパネル部 9、39 スイッチ検出部 11、53 制御機器 13、59 本体ケース 15、55 画像表示 15a、55a テンキー表示 15b、55b 矢印キー表示 15c、55c テーブル表示 15d、55d ファンクションキー表示 15e、55e シフトキー表示 17、19 電極 21、23 シート 25 スペーサ 27 スイッチ素子 33 修正データテーブル部 41 初期データテーブル部 45 設定部 51 指先 47、49、47a、49a 画像表示領域 61 不感帯 SW、SW1、SW2 スイッチ領域 〜 スイッチ素子

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光学的画像表示面を有する画像表示部
    と、 画像データに基づき前記画像表示部の画像表示を制御す
    る表示制御部と、 外部からのタッチによってオン又はオフするスイッチ素
    子をマトリックス状に有し、前記画像表示部の画像表示
    面に重ねられ表示画像の透視が可能なタッチパネル部
    と、 このタッチパネル部のスイッチ素子のうちオン又はオフ
    操作された隣合うスイッチ素子に基づきこれが属する画
    像表示領域に対応するスイッチ領域を検出するスイッチ
    検出部と、 前記表示制御部へ前記画像データを出力し、前記スイッ
    チ検出部からのスイッチ検出信号に基づきいずれの画像
    表示領域が外部から操作されたかを判別する主制御部
    と、 前記スイッチ検出部からのスイッチ検出信号に基づき一
    度に重複操作された隣合うスイッチ領域の重複状態を
    数回カウントするカウント部と、 少なくとも前記カウント部でカウントするカウント値を
    格納した初期データテーブル部と、 判別された前記画像表示領域の修正データを格納する修
    正データテーブル部と、 を具備するタッチパネル表示装置であり、 前記スイッチ検出部は前記カウント部がカウントアップ
    したとき、カウント検出信号を前記主制御部へ出力し、 前記主制御部は重複入力された前記スイッチ領域に対応
    する前記画像表示領域間の間隔を前記カウント検出信号
    に基づき離した修正データを前記修正データテーブル部
    へ出力し、 前記表示制御部は前記修正データで修正した前記画像デ
    ータで前記画像表示部を画像表示制御し、 前記スイッチ検出部は、位置検出した前記スイッチ素子
    が当該スイッチ領域に 対応するか否か前記修正データを
    参照して修正検出した前記スイッチ検出信号を前記主制
    御部へ出力することを特徴とするタッチパネル表示装
    置。
  2. 【請求項2】 前記主制御部は、重複入力された前記画
    像表示領域に対応するスイッチ領域および当該画像表示
    領域の形状を変更せずに間隔を離した前記修正データを
    出力するものである請求項1記載のタッチパネル表示装
    置。
  3. 【請求項3】 前記主制御部は、重複入力された前記画
    像表示領域を狭めた前記修正データを出力するものであ
    る請求項1記載のタッチパネル表示装置。
  4. 【請求項4】 前記主制御部は、重複入力された前記画
    像表示領域に対応する前記スイッチ領域を狭めるととも
    にこれより当該画像表示領域をより狭めた修正データを
    出力するものである請求項1記載のタッチパネル表示装
    置。
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