JP3355577B2 - 局内インタフェース回路 - Google Patents

局内インタフェース回路

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JP3355577B2
JP3355577B2 JP33934696A JP33934696A JP3355577B2 JP 3355577 B2 JP3355577 B2 JP 3355577B2 JP 33934696 A JP33934696 A JP 33934696A JP 33934696 A JP33934696 A JP 33934696A JP 3355577 B2 JP3355577 B2 JP 3355577B2
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伸治 松岡
将人 富沢
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、低速局内信号を新
同期インタフェース(SDHインタフェース)であるS
TM−Nフレームのペイロード内へマッピングおよびデ
マッピングする局内インタフェース回路に関する。
【0002】
【従来の技術】現在の 1.5,2, 6.3,8Mbit/s 等の
低速局内信号をSTM−Nフレームのペイロード内へマ
ッピングする従来方法では、受信する低速局内信号のビ
ットレートに特化して局内インタフェース回路を構成し
ている。すなわち、局内信号のクロックを再生するため
に、低速局内信号のビットレートに特化したクロック受
信系を有し、それぞれの低速局内信号に特化した方法で
マッピングおよびデマッピングを行っている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来技術では、例えば
複数の局内信号を多重化する多重化端局装置を考えた場
合に、低速局内信号に合わせて複数の局内インタフェー
ス回路を用意する必要があった。また、これまでの電話
主体の通信ネットワークから、コンピュータを中心とし
たマルチメディア通信ネットワークへ移行するにつれ、
ATMやLAN等のこれまでにない局内信号を収容する
局内インタフェースが必要となる。
【0004】本発明は、このような背景のもとで、任意
の低速局内信号をSTM−Nフレームへマッピングおよ
びデマッピングするビットレートフレキシブルな局内イ
ンタフェース回路を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の局内インタフェ
ース回路は、局内信号を受信する局内信号受信インタフ
ェース部において、受信する任意の速度の低速局内信号
のクロックを再生し、低速局内信号そのままの形でST
M−Nフレーム(155.52×N Mbit/s)のペイロード内
へマッピングし、さらに、局内信号を送信する局内信号
送信インタフェース部において、局内信号のクロックを
再生し、ペイロード内から局内信号をデマッピングして
低速局内信号として送信する。
【0006】
【発明の実施の形態】
(局内信号受信インタフェース部の実施形態)図1は、
本発明の局内インタフェース回路の局内信号受信インタ
フェース部の実施形態を示す。なお、実線矢印はデータ
または制御信号を示し、破線矢印はクロックを示す。
【0007】図において、受信IF部11は、伝送され
てきた低速局内信号を受信する。VCO(電圧制御発振
器)12は、局内信号クロック生成用のクロックを発生
する。受信側分周クロック選択部13は、受信する局内
信号とVCO12の出力クロックから局内信号のビット
レートに見合ったクロック周波数を概算し、VCO12
の出力クロックの分周数Nを可変1/Nカウンタ14に
指示する。可変1/Nカウンタ14は、この分周数Nに
基づいてVCO12の出力クロックをN分周する。受信
側位相制御部15は、局内信号の位相と可変1/Nカウ
ンタ14の分周クロックの位相とを比較し、位相が合う
ようにVCO12を制御する。
【0008】ギャップドクロック生成部16は、装置内
クロック17からSTM−Nフレームのセクションオー
バヘッド(SOH)部分をインヒビットした制御用クロ
ックを生成する。ペイロードマッピング部18は、可変
1/Nカウンタ14の分周クロックとギャップドクロッ
ク生成部16の制御用クロックを用いて、局内信号をS
TM−Nフレームのペイロードへマッピングする。SO
H挿入部19は、制御用クロックを用いてSOH部分の
情報をSOHの各バイトへ挿入する。
【0009】(局内信号送信インタフェース部の実施形
態)図2は、本発明の局内インタフェース回路の局内信
号送信インタフェース部の実施形態を示す。なお、実線
矢印はデータまたは制御信号を示し、破線矢印はクロッ
クを示す。図において、VCO21は、局内信号クロッ
ク再生用のクロックを発生する。ギャップドクロック生
成部22は、装置内クロック23からSTM−Nフレー
ムのセクションオーバヘッド(SOH)部分をインヒビ
ットした制御用クロックを生成する。SOH抜去部24
は、この制御用クロックを用いてSOH部分の情報を抜
去する。
【0010】送信側分周クロック選択部25は、STM
−Nフレームのペイロード内に存在する局内信号のデー
タ個数を計数し、その結果をもとにVCO21の出力ク
ロックの分周数Nを可変1/Nカウンタ26に指示す
る。可変1/Nカウンタ26は、この分周数Nに基づい
てVCO21の出力クロックをN分周する。送信側位相
制御部27は、送信側分周クロック選択部25で計数し
たデータ個数と可変1/Nカウンタ26の分周クロック
数とを比較し、両者が一致するようにVCO21を制御
する。ペイロードデマッピング部28は、可変1/Nカ
ウンタ26の分周クロックとギャップドクロック生成部
22の制御用クロックを用いて、STM−Nフレームの
ペイロード内から局内信号をデマッピングする。送信I
F部29は、ペイロードデマッピング部28の出力を低
速局内信号として送信する。
【0011】(本発明の第1の特徴)本発明の第1の特
徴は、局内信号受信インタフェース部において、受信す
る任意の局内信号のクロックを再生する方法にある。ま
ず、受信側分周クロック選択部13で、受信する局内信
号とVCO12の出力クロックを比較して局内信号のビ
ットレートを概算し、その結果をもとに可変1/Nカウ
ンタ14の分周数Nを変えてVCO12の出力クロック
を分周することにより、局内信号のビットレートに見合
った分周クロックを選択する。次に、受信側位相制御部
15で、受信する局内信号の位相と可変1/Nカウンタ
14の分周クロックの位相とを比較し、VCO12を制
御して局内信号位相に分周クロック位相を合わせる。こ
のように、まず大まかなクロック周波数を選択した後に
位相合わせを行う2段構成により、受信する任意の局内
信号のクロックを再生する。
【0012】ところで、局内信号ビットレートを概算
し、局内信号ビットレートに見合った分周クロックを選
択するためには、局内信号の1ビットの時間幅と装置内
のクロック(VCO出力クロックまたはその分周クロッ
ク)の時間幅を比較することが必要となる。本発明で
は、この時間幅の比較について図3に示すように、局内
信号の1ビットの時間幅内に存在するVCO出力クロッ
クのパルス数mを計数して局内信号ビットレートを概算
し、VCO出力クロックの分周数N=mとして分周クロ
ックを選択する。
【0013】ここで、図3に示す局内信号のハイレベル
の状態は、1ビットとしてのハイレベルなのか、“1”
が連続して複数ビットが連なったハイレベルなのか判断
ができない。そこで、図4に示すように、VCO出力ク
ロックパルス数を計数する時間を与えるタイマを用い、
タイマで設定したガード時間内における局内信号の各ハ
イレベルに対するVCO出力クロックのパルス数m1
2(m1>m2)を計数し、その最小値m2 をVCO出力
クロックの分周数N=m2 として分周クロックを選択す
る。
【0014】VCO出力クロックのパルス数の最小値を
検出する方法は、図5に示すように、現在のラッチ状態
の値M(2)(a1 2 … an )と、現在のカウント値
M'(2)(a'1 a'2 … a'n )とを上位ビットから順に
比較することにより可能である。すなわち、M(2)
M'(2)の各ビットを上位ビットから順に排他的論理和
(EXOR)をとる。ここで、ai とa'iの排他的論理
和の値が“1”となり、かつai =1であれば、M(2)
>M'(2) と判断されるので、現在のカウント値M'(2)
をそのまでの最小値としてラッチとする。一方、ai
a'iの排他的論理和の値が“1”となり、かつai =0
であるとき、または各ビットの排他的論理和の値がすべ
て“0”となるときには、M(2)≦M'(2) と判断される
ので、現在のラッチ状態の値M(2) をそれまでの最小値
として維持する。以上のラッチ判定を繰り返すことによ
り、タイマで設定したガード時間内におけるVCO出力
クロックパルス数の最小値を検出することができる。
【0015】次に、受信側位相制御部15において、受
信する局内信号の位相と可変1/Nカウンタ14の分周
クロックの位相とを比較する動作について説明する。受
信する局内信号がランダム信号であるので、単純に局内
信号と分周クロックとの位相比較を行うと、比較結果が
位相ずれによるのか、信号のマーク率変動によるのか判
断ができなくなる。
【0016】そこで、図6(a) に示すような2つのセッ
ト・リセット型フリップフロップ(SRFF)31,3
2と電力比較器33を用いて位相比較を行う。1段目の
SRFF31では、局内信号(NRZ信号)がセット端
子Sに入力され、反転させた分周クロックがリセット端
子Rに入力される。2段目のSRFF32では、SRF
F31の反転Q出力がセット端子Sに入力され、分周ク
ロックがリセット端子Rに入力される。SRFF31の
Q出力ra1とSRFF32のQ出力ra2は、電力比
較器33でその電力が比較される。その動作例を図6
(b) に示す。ra1とra2は、局内信号位相と分周ク
ロック位相が合ったときにその電力が等しくなるので、
ra1とra2の電力が等しくなるようにVCO12を
制御することにより、マーク率変動を補償しながら局内
信号位相と分周クロック位相を合わせることができる。
【0017】ここで、VCOで制御できる位相変動量に
ついて考察する。任意のビットレートの局内信号をST
M−Nフレームのペイロード内へマッピングするために
は、局内信号のビットレートに対応するクロックを生成
する必要がある。このためには、VCOおよび可変1/
Nカウンタを用いて、任意のクロックを生成する必要が
ある。しかし、VCOの可変周波数範囲(基準周波数に
対してΔα%とする)が限られているので、VCOの発
振周波数f0 と可変1/Nカウンタの分周数Nを最適な
値に設定しなければならない。なお、例えば155.52MHz
で可変周波数範囲が10%のVCOでは、100 MHzのクロ
ックを生成することができない。
【0018】いま、可変1/Nカウンタの分周数NがN
=nとN=n+1の場合を考え(nは自然数)、その間
の任意の周波数をN=n+1状態でのVCOで生成する
とした場合には、 f0×(1/n−1/(n+1)) <f0×1/(n+1)×Δα/100 を満足する必要があり、 n> 100/Δα となる。
【0019】このため、例えばVCOの可変周波数範囲
Δαが10%の場合に 100MHz程度のクロックを生成しよ
うとすると、nの値は10程度となり、GHzクラスのVC
Oが必要となる。このように、本発明では、STM−N
フレームのビットレートよりも高い周波数で発振するV
COを用いることにより、任意の局内信号のビットレー
トに対応するクロックを生成することができる。
【0020】(本発明の第2の特徴)本発明の第2の特
徴は、STM−Nフレームのペイロードへ局内信号をマ
ッピングおよびデマッピングする方法にある。従来のマ
ッピング/デマッピング方法は、STM−Nフレームの
ペイロードへ固定的にビット(またはバイト)を割り当
ててマッピングを行い、対向局では、割り当てられた通
りにデマッピングしていた。しかし、本発明では任意の
速度の局内信号を取り扱うことから、このような固定的
な方法では局内信号のSTM−Nフレームのペイロード
へのマッピング/デマッピングは不可能である。
【0021】これを解決する第1のマッピング/デマッ
ピング方法は、図7に示すように、STM−Nフレーム
のペイロードへマッピングすべき局内信号のデータ数を
把握し、その数だけペイロードの所定の場所から順にマ
ッピングする。一方、対向局では、その所定の場所から
順に所定の数だけデマッピングする。しかし、この方法
は、STM−Nフレームのペイロードをすべて用いるこ
とができる、すなわちより高速の局内信号を収容するこ
とができる反面、STM−Nフレームのペイロード分の
膨大なメモリが必要になる。また、STM−Nフレーム
のセクションオーバヘッドのある未使用バイトを用い
て、マッピングすべき局内信号のデータ数を情報として
送らなければならない。
【0022】第2のマッピング/デマッピング方法は、
この第1のマッピング/デマッピング方法の欠点を解決
するものである。図8に示すように、STM−Nフレー
ムのペイロード内の各バイトの所定のビットを局内信号
のデータ有り/データ無しを示すフラグとして用い、他
の7ビットを局内信号を収容する実際のペイロードとし
て用いてマッピングする。また、デマッピング時には、
所定のビットを検出してその都度局内信号か否かを判断
しながらデマッピングする。
【0023】ここで、「所定のビット」として通常用い
られるのは、図8に示すように、MSB(最上位ビッ
ト)またはLSB(最下位ビット)である。以下の説明
では「所定のビット」をMSBとするが、LSBまたは
その他の所定のビットとしても動作は同様である。この
第2のマッピング/デマッピング方法を用いると、収容
率は第1のマッピング/デマッピング方法に比べて7/
8となるが、ペイロードへマッピングする際のメモリが
非常に小さくてよいこと、STM−Nフレームのセクシ
ョンオーバヘッドの未使用バイトを用いなくてすむこと
等の利点がある。
【0024】(本発明の第3の特徴)本発明の第3の特
徴は、対向局、すなわち局内信号送信インタフェース部
において、局内信号のクロックを再生する方法にある。
局内信号送信インタフェース部におけるクロック再生
は、当然、STM−Nフレームのペイロードにマッピン
グされているデータ個数をもとに再生することが必要で
ある。
【0025】図7に示す第1のマッピング/デマッピン
グ方法の場合では、図9に示すように、まずSTM−N
フレームのセクションオーバヘッドのある未定義バイト
からマッピングされている局内信号のデータ個数(以
下、マッピング局内信号数という)を検出する。次に、
このマッピング局内信号数から可変1/Nカウンタの分
周数Nを決定して分周クロックを生成する。次に、マッ
ピング局内信号数とSTM−Nフレームの1フレーム分
の分周クロックパルス数を比較し、VCOを制御するこ
とによりクロックを再生する。
【0026】図8に示す第2のマッピング/デマッピン
グ方法の場合では、図10に示すように、まずSTM−
Nフレームパルス等をトリガに、ペイロード内の各バイ
トのMSBフラグからマッピング局内信号数を検出す
る。次に、このマッピング局内信号数から可変1/Nカ
ウンタの分周数Nを決定して分周クロックを生成する。
次に、マッピング局内信号数とSTM−Nフレームパル
ス等をトリガにしたその時間分の分周クロックパルス数
を比較し、VCOを制御することによりクロックを再生
する。
【0027】
【実施例】
(局内信号受信インタフェース部の実施例構成)図11
は、局内信号受信インタフェース部の実施例構成を示
す。なお、実線矢印はデータまたは制御信号を示し、破
線矢印はクロックを示す。図1に示す実施形態と本実施
例構成との対応関係を以下に示す。受信IF部11は省
略されている。VCO12は、VCO51に対応する。
受信側分周クロック選択部13は、パルスカウンタ5
2、ラッチ回路群53、ラッチ判定回路54に対応す
る。可変1/Nカウンタ14は、可変カウンタ55に対
応する。受信側位相制御部15は、図6(a) に示した構
成の位相制御回路56に対応する。ギャップドクロック
生成部16および装置内クロック17は、装置内ギャッ
プドクロック57に対応する。ペイロードマッピング部
18は、エラスティックストア58、MSBフラグ挿入
回路59、7ビットカウンタ60、読み出し制御回路6
1に対応する。SOH挿入部19は、SOH挿入回路6
2に対応する。さらに、可変カウンタ55の動作を制御
するタイマ63が設けられる。また、位相制御回路56
とVCO51との間に、タイマ63によって制御される
オン/オフ回路64が挿入される。
【0028】パルスカウンタ52は、局内信号クロック
再生用のVCO51から出力されるクロックパルス数を
計数する。このとき、パルスカウンタ52は、入力する
局内信号の立ち上がりでセットし、立ち下がりでリセッ
トしながらクロックパルス数を計数する。これにより、
図3に示すように、局内信号のハイレベルの部分におけ
るクロックパルス数が計数できる。
【0029】ラッチ回路群53は、パルスカウンタ52
で計数したカウント値を局内信号の立ち下がりのタイミ
ングでラッチする。ただし、そのラッチ動作はラッチ判
定回路54によって制御される。ラッチ判定回路54
は、図5に示したラッチ判定手順を行う回路であり、E
XOR回路、NOR回路、AND回路、OR回路により
構成される。本回路は、現在のラッチ回路群53でラッ
チされている値と、パルスカウンタ52から出力される
カウント値とを比較し、後者が小さければそのカウント
値をラッチ回路群53へラッチさせるための制御信号を
ラッチ回路群53へ出力する。これにより、ラッチ回路
群53から、図4に示すように局内信号のハイレベルの
部分におけるクロックパルス数の最小値が出力される。
【0030】可変カウンタ55は、クロックパルス数を
計数する時間を与えるタイマ63で設定された時間経過
後に、ラッチ回路群53から出力されるクロックパルス
数の最小値を取り込み、その値を分周数NとしてVCO
51の出力クロックから分周クロックを生成する。位相
制御回路56は、図6に示すように、2つのSRFF3
1,32と電力比較器33とによりVCO51の制御信
号を生成する。オン/オフ回路64は、タイマ63で設
定された時間経過後、すなわち分周クロックが生成され
た後に、フィードバック回路が働くようにするためのス
イッチである。これにより、局内信号位相と分周クロッ
ク位相が合わせられる。
【0031】エラスティックストア58は、局内信号と
位相が合った分周クロックにより局内信号を書き込み、
読み出し制御回路61からの読出クロックにより読み出
す。7ビットカウンタ60は、分周クロックパルス数を
7ビットごとに計数することにより、エラスティックス
トア58に書き込む局内信号を7ビットごとに計数し、
読み出し制御回路61へ7ビットカウント情報を与え
る。読み出し制御回路61は、装置内ギャップドクロッ
ク57、すなわちSTM−NフレームのSOH部分をイ
ンヒビットした制御用クロックをもとに、エラスティッ
クストア58からデータを読み出すための読出クロック
を生成する。読み出しは、7ビットカウンタ60からの
7ビットカウント情報をもとに、7ビットごとに行われ
る。また、7ビットごとに読み出す際に、読み出し制御
回路61はMSBフラグを挿入するMSBフラグ挿入回
路59へMSBフラグ挿入のための制御信号を与える。
SOH挿入回路62は、装置内ギャップドクロック57
に基づいてSOH情報を挿入する。
【0032】(局内信号送信インタフェース部の実施例
構成)図12は、局内信号送信インタフェース部の実施
例構成を示す。なお、実線矢印はデータまたは制御信号
を示し、破線矢印はクロックを示す。図2に示す実施形
態と本実施例構成との対応関係を以下に示す。VCO2
1は、VCO71に対応する。ギャップドクロック生成
部22および装置内クロック23は、装置内ギャップド
クロック72に対応する。SOH抜去部24は、SOH
抜去回路73およびMSB抜去回路74に対応する。送
信側分周クロック選択部25および送信側位相比較部2
7は、パルスカウント比較回路75に対応する。可変1
/Nカウンタ26は、可変カウンタ76に対応する。ペ
イロードデマッピング回路28は、書込制御回路77お
よびエラスティックストア78に対応する。送信IF部
29は省略されている。さらに、可変カウンタ76の動
作を制御するタイマ79が設けられる。また、パルスカ
ウント比較回路75とVCO71との間に、タイマ79
によって制御されるオン/オフ回路80が挿入される。
【0033】SOH抜去回路73は、装置内ギャップド
クロック72に基づいてSOH情報を抜去する。MSB
フラグ抜去回路74は、装置内ギャップドクロック72
に基づいてペイロード部分の各バイトのMSBフラグを
検出し、書込制御回路77およびパルスカウント比較回
路75へ制御信号として出力する。MSB以外の7ビッ
トはエラスティックストア78へ送られる。書込制御回
路77は、MSBフラグ抜去回路74からのMSBフラ
グ情報と装置内ギャップドクロック72に基づいて、エ
ラスティックストア78へデータを書き込むための書込
クロックを生成する。書き込みは、MSBフラグ抜去回
路74からのMSBフラグがデータ有りを示した場合
に、MSB以外の7ビットについて行われる。
【0034】パルスカウント比較回路75は、STM−
Nフレームのフレームパルス周期ごとに、MSBフラグ
抜去回路74からの制御信号をもとにMSBフラグ有り
の総数を計数し、STM−Nフレーム周期時間内の局内
信号のデータ総数を計数する。さらに、その結果をもと
に、VCO71の出力クロックの分周数を割り出して可
変カウンタ76へ与える。可変カウンタ76は、VCO
71の出力クロックをその値で分周して分周クロックを
生成する。
【0035】また、パルスカウント比較回路75は、S
TM−Nフレームのフレームパルス周期ごとに、可変カ
ウンタ76からの分周クロックパルス数を計数し、MS
Bフラグ有りの総数と比較する。その比較結果により、
分周クロックパルスの繰り返し周波数と局内信号のビッ
トレートの大小に応じた位相制御信号をVCO71へ送
出する。オン/オフ回路80は、タイマ79で設定され
た時間経過後、すなわち可変カウンタ76で分周クロッ
クが生成された後に、フィードバック回路が働くように
するためのスイッチである。これにより、局内信号のビ
ットレートと同じ繰り返し周波数を有する分周クロック
が生成される。
【0036】エラスティックストア78は、この分周ク
ロックを読出クロックとして局内信号を読み出す。な
お、本実施例では、パルスカウント比較回路75の計数
比較にSTM−Nフレームのフレームパルスを用いた
が、1/9フレームパルス等の他の繰り返し周波数を有
する制御信号を用いて計数比較を行ってもよい。
【0037】
【発明の効果】以上説明したように、本発明により、任
意の速度の局内信号をSTM−Nフレームのペイロード
内へマッピングし、ペイロード内にマッピングされた任
意の速度の局内信号をデマッピングするビットレートフ
レキシブルな局内インタフェース回路を実現することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】局内信号受信インタフェース部の実施形態を示
すブロック図。
【図2】局内信号送信インタフェース部の実施形態を示
すブロック図。
【図3】受信側分周クロック選択部13における局内信
号ビットレートの算出方法を示す図。
【図4】受信側分周クロック選択部13におけるタイマ
を用いた局内信号ビットレートの算出方法を示す図。
【図5】VCO出力クロックのパルス数の最小値の検出
方法を示す図。
【図6】受信側位相制御部15の位相比較回路の構成お
よび動作を示す図。
【図7】第1のマッピング/デマッピング方法を示す
図。
【図8】第2のマッピング/デマッピング方法を示す
図。
【図9】第1のマッピング/デマッピング方法における
クロック再生手順を示す図。
【図10】第2のマッピング/デマッピング方法におけ
るクロック再生手順を示す図。
【図11】局内信号受信インタフェース部の実施例構成
を示すブロック図。
【図12】局内信号送信インタフェース部の実施例構成
を示すブロック図。
【符号の説明】
11 受信IF部 12,21 VCO 13 受信側分周クロック選択部 14,26 可変1/Nカウンタ 15 受信側位相制御部 16,22 ギャップドクロック生成部 17,23 装置内クロック 18 ペイロードマッピング部 19 SOH挿入部 24 SOH抜去部 25 送信側分周クロック選択部 27 送信側位相制御部 28 ペイロードデマッピング部 29 送信IF部 31,32 セット・リセット型フリップフロップ(S
RFF) 33 電力比較器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04J 3/00 - 3/26 H04L 5/22 - 5/26 H04L 12/00 H04L 7/00 - 7/10 JICSTファイル(JOIS)

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 局内信号を受信する局内信号受信インタ
    フェース部と、局内信号を送信する局内信号送信インタ
    フェース部とを備え、前記局内信号をSTM−Nフレー
    ムのペイロード内へマッピングおよびデマッピングする
    局内インタフェース回路において、 前記局内信号受信インタフェース部は、 低速局内信号を受信する受信IF部と、 受信した局内信号のクロック生成用のクロックを発生す
    る第1のVCOと、 前記局内信号と前記第1のVCOの出力クロックを比較
    し、前記局内信号のビットレートに見合った前記第1の
    VCOの出力クロックの分周数Nを出力する受信側分周
    クロック選択部と、 前記分周数Nに基づいて前記第1のVCOの出力クロッ
    クを分周する第1の可変1/Nカウンタと、 前記局内信号の位相と前記第1の可変1/Nカウンタか
    ら出力される第1の分周クロックの位相とを比較し、そ
    の位相誤差が小さくなるように前記第1のVCOを制御
    する受信側位相制御部と、 装置内クロックからSTM−Nフレームのセクションオ
    ーバヘッド(SOH)部分をインヒビットした第1の制
    御用クロックを生成する第1のギャップドクロック生成
    部と、 前記第1の分周クロックと前記第1の制御用クロックを
    用いて、前記局内信号をSTM−Nフレームのペイロー
    ド内へマッピングするペイロードマッピング部と、 前記第1の制御用クロックを用いて、前記SOH部分の
    情報をSOHの各バイトへ挿入するSOH挿入部とを備
    え、 前記局内信号送信インタフェース部は、 送信する局内信号のクロック再生用のクロックを発生す
    る第2のVCOと、 装置内クロックからSTM−Nフレームのセクションオ
    ーバヘッド(SOH)部分をインヒビットした第2の制
    御用クロックを生成するギャップドクロック生成部と、 前記第2の制御用クロックを用いてSOH部分の情報を
    抜去するSOH抜去部と、 前記STM−Nフレームのペイロード内に存在する前記
    局内信号のデータ個数を計数し、その結果をもとに前記
    第2のVCOの出力クロックの分周数Nを出力する送信
    側分周クロック選択部と、 前記分周数Nに基づいて前記第2のVCOの出力クロッ
    クを分周する第2の可変1/Nカウンタと、 前記送信側分周クロック選択部で計数したデータ個数と
    前記第2の可変1/Nカウンタから出力される第2の分
    周クロック数とを比較し、その数が一致するように前記
    第2のVCOを制御する送信側位相制御部と、 前記第2の分周クロックと前記第2の制御用クロックを
    用いて、前記STM−Nフレームのペイロード内から局
    内信号をデマッピングするペイロードデマッピング部
    と、 前記ペイロードデマッピング部の出力を低速局内信号と
    して送信する送信IF部とを備えたことを特徴とする局
    内インタフェース回路。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の局内インタフェース回
    路において、 受信側分周クロック選択部は、受信した局内信号のハイ
    レベルの時間内における第1のVCOの出力クロックパ
    ルス数を計数する手段と、この計数結果をもとに局内信
    号のビットレートに見合った第1のVCOの出力クロッ
    クの分周数Nを算出する手段とを含むことを特徴とする
    局内インタフェース回路。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載の局内インタフェース回
    路において、 クロックパルス数を計数する手段は、所定時間を与える
    タイマと、この所定時間内に計数された第1のVCOの
    出力クロックパルス数のうち最小値を算出する手段とに
    より構成されたことを特徴とする局内インタフェース回
    路。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載の局内インタフェース回
    路において、 クロックパルス数の最小値を算出する手段は、計数され
    たクロックパルス数をラッチし、このラッチ状態のクロ
    ックパルス数と新たに計数されたクロックパルス数を大
    小比較し、新たに計数されたクロックパルス数が小さけ
    ればその値をラッチする手段により構成されたことを特
    徴とする局内インタフェース回路。
  5. 【請求項5】 請求項1に記載の局内インタフェース回
    路において、 受信側位相制御部は、局内信号の位相と第1の分周クロ
    ックの位相とを比較する2段のラッチ回路で構成された
    ことを特徴とする局内インタフェース回路。
  6. 【請求項6】 請求項1に記載の局内インタフェース回
    路において、 第1のVCOまたは第2のVCOの少なくとも1つの発
    振周波数がSTM−Nフレームのビットレートよりも高
    く設定されたことを特徴とする局内インタフェース回
    路。
  7. 【請求項7】 請求項1に記載の局内インタフェース回
    路において、 ペイロードマッピング部は、STM−Nフレームの1フ
    レーム時間内の局内信号を保持し、SOHのポインタ値
    が示すSTM−Nフレームのペイロード位置から順に保
    持された局内信号を取り出してマッピングする構成であ
    り、 SOH挿入部は、SOHのある未定義バイトにマッピン
    グを行う局内信号データ数を情報として挿入する構成で
    あり、 送信側分周クロック選択部は、SOHのある未定義バイ
    トからデマッピングを行う局内信号データ数を検出する
    構成であり、 送信側位相制御部は、検出された局内信号データ数と第
    2の分周クロック数とを比較する構成であり、 ペイロードデマッピング部は、SOHのポインタ値が示
    すSTM−Nフレームのペイロード位置から局内信号デ
    ータ数分だけ順に局内信号をデマッピングする構成であ
    ることを特徴とする局内インタフェース回路。
  8. 【請求項8】 請求項1に記載の局内インタフェース回
    路において、 ペイロードマッピング部は、STM−Nフレームのペイ
    ロード内の各バイトの所定のビットをデータ有りまたは
    データ無しを示すフラグとして用い、他の7ビットを実
    際のペイロードとして局内信号をマッピングする構成で
    あり、 送信側分周クロック選択部は、STM−Nフレームパル
    ス等をトリガにペイロード内の各バイトの所定のビット
    フラグからデマッピングを行う局内信号データ数を検出
    する構成であり、 送信側位相制御部は、検出された局内信号データ数と第
    2の分周クロック数とを比較する構成であり、 ペイロードデマッピング部は、前記所定のビットフラグ
    がデータ有りを示す場合のみ、そのバイトの他の7ビッ
    トをデマッピングする構成であることを特徴とする局内
    インタフェース回路。
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