JP3355490B2 - 紙片処理装置 - Google Patents

紙片処理装置

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JP3355490B2
JP3355490B2 JP19630492A JP19630492A JP3355490B2 JP 3355490 B2 JP3355490 B2 JP 3355490B2 JP 19630492 A JP19630492 A JP 19630492A JP 19630492 A JP19630492 A JP 19630492A JP 3355490 B2 JP3355490 B2 JP 3355490B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、画像形成装置から排
出される紙片を例えば3つ折り(Z折り)して収容する
紙片処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】紙片をいわゆるZ折りして収容する紙片
処理方法は、従来図19のように紙片Lを送りローラ対
101で送り、紙折りローラ103と紙折りローラ10
4との転接部を通ってガイド106に導き、途中で逆転
させて湾曲部を形成し、この湾曲部を紙折りローラ10
3と紙折りローラ105との間へ進入させ、途中で停止
後、紙折りローラ103及び紙折りローラ104を再度
正転させることによってZ折りを形成し、排紙ローラ対
108によって収容部109へ収容させていた。
【0003】そして、収容部109に集積された紙片L
は図示のように、紙片後端部に非折り重ね部分L1を設
けており、整列はその後端部基準でなされていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このように集積紙片の
紙折り部分L2が排出方向前方側にあったのでは、後続
の紙片との干渉が起こり易いと言う問題点があった。
【0005】また近年、収容部で収容した紙片には、孔
開けやステープル打ちなどの種々の加工を施す例が多く
なっているが、図示のような従来の方法では後端規制の
ために、上記加工のための穿孔装置やステープラなどの
配設に際して、場所が狭くて難しいと言う問題点もあっ
た。
【0006】この発明は上記問題点に着目して成された
もので、排出紙片と先行の積層紙片との相互干渉のチャ
ンスが相対的に少なく、しかも端部整列がし易く、穿孔
装置等の設置も容易な紙片処理方法及びこの方法を好適
に実施した紙片処理装置を得ること目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明は上記目的を達
成するために、搬送された紙片を搬送方向の所定位置
で、一端側の所定範囲に非折り重ね部分を残して紙折り
する紙折り手段と、この紙折り手段で折られた紙片の前
記一端側を先端にして排出する排出手段と、この排出手
段から排出された紙片の前記一端側を整列させる整列手
段とを設けた。
【0008】
【実施例】以下この発明の紙片処理装置の実施例を図面
に基づき説明する。
【0009】<構成>図1のようにこの実施例における
紙片処理装置1は、複写機などの画像形成装置2から紙
片を受け取り、この紙片を3つ折り(Z折り)して、所
望枚数積層した時点で孔開け及びステープル打ちなどの
加工を施して収容するものである。
【0010】紙片処理装置1は図1〜図3のように画像
形成装置2の紙片排出手段に臨んで連接されており、キ
ャスタ11を有する台車12の上に立設された枠体13
内に紙片を3つ折りにする紙折り部3と、紙折りや孔開
けを行わずストレートに排出される紙片を収容する排紙
収容部4と、紙折り部3を通して供給された紙片を綴じ
たり孔を開けたりする加工部5と、この加工部5で処理
された紙片を収容する処理紙片収容部6と、図13のよ
うな各種加工選択のできる制御パネルと、図14乃至図
16のフローチャートに示す制御を行う制御装置とを収
納して構成されている。
【0011】紙折り部3は図4のように構成されてい
る。まずガイド板21,22,32,33により排紙収
容部4への経路28と加工部5への経路34とを形成し
ている。
【0012】ガイド板21,22の入口には、入口セン
サS1と、画像形成装置2からの紙片を受けて搬送する
送りローラ23a,23bとが配設されている。送りロ
ーラ23bはタイミングベルト25を介してパルスモー
タ24により駆動され、送りローラ23aは従動するよ
うになっている。
【0013】経路28と経路34との分岐部にはソレノ
イドにより駆動される切り換えガイド27が設けられ、
搬送経路を切り換えられるようになっている。この切り
換えガイド27は、通常は図4の実線のように排紙側に
導くようになっており、加工モード選択の場合にはソレ
ノイドの励磁によって図示の仮想線位置に回動するよう
になっている。
【0014】経路28には排紙ローラ26a,26bが
設けれている。排紙ローラ26bはタイミングベルト3
0,31を介してパルスモータ29で駆動され、排紙ロ
ーラ26aは従動するようになっている。
【0015】経路34の出口に形成された開口部35に
は、紙折りセンサS2と、紙折りのための正逆転する第
1の紙折りローラ36と、この第1の紙折りローラ36
と転接する第2の紙折りローラ37と、同じく第1の紙
折りローラ36と転接する第3の紙折りローラ38とが
設けられている。なお、第1の紙折りローラ36と第2
の紙折りローラ37とで第1の転接ローラ対をなし、第
1の紙折りローラ36と第3の紙折りローラ38とで第
2の転接ローラ対をなしている。
【0016】第1の紙折りローラ36はタイミングベル
ト30を介してパルスモータ29により駆動され、第
2,第3の紙折りローラ37,38は第1の紙折りロー
ラ36の軸からギヤを介して駆動されるようになってい
る。
【0017】なお、紙折りした紙片がずれないように、
紙折りローラ36は高い摩擦係数を有するゴムローラ
で、紙折りローラ37,38は共に金属ローラである。
【0018】また、ガイド板33の開口部35に面する
部分は開口部35側に湾曲部Kを設け、紙片のループ形
成を容易にしている。
【0019】なお、図4に示すように、送りローラ23
aの上方は開閉できるカバー14となっており、把手1
6を掴んで上方に持ち上げると、カバー14はヒンジ1
5によって図示の仮想線の線で開放することができる。
そしてこのカバー14にはガイド板21、送りローラ2
3a、排紙ローラ26aが図11に示すように一緒に上
方X方向に開放するようになっている。
【0020】更に図11のように、ガイド板32及び紙
折りローラ38はY方向へ回動可能になっており、カバ
ー14の開放構造と共に、紙詰まりの処理を極めて容易
に行うことができる構成となっている。
【0021】紙折りローラ36等の斜め下方には、紙片
に穿孔及びステープル打ち等の加工を施す加工部5が設
けられている。この加工部5は、紙折り部3から供給さ
れる複数枚の紙片Lを搬送面51で受ける収容部50
と、図5のように収容部50に収容された紙片束を移動
させる移動手段62と、この移動手段62により移動そ
れる紙片束に孔開け加工を行う穿孔装置70と、ステー
プル打ちを行うステープラ80とを備えている。
【0022】図4、図5に見るように、加工部5の紙片
Lを受ける搬送面51は、紙片排出手段としての紙折り
ローラ36等からは相当の落差を付けて設けられ、移動
方向と交差する方向に湾曲しており、紙片に腰を付けて
移動方向に曲がり難くしてある。
【0023】また、収容部50には紙片の移動方向に沿
って形成された溝60と、収容部6側に突出した先端規
制部61とが設けられている。
【0024】搬送面51は図4のように左下がりに傾斜
していると共に、図3のように左下がりに傾斜が与えら
れており、落下した紙片はその前端部と図2の紙面裏側
端部の直角2方向を規制され整列される。ところで、紙
片は落下するときは図2の左端部が先端となり、紙面の
向う側が側縁となるのであるが、落下後は搬送面51に
沿って図5において矢印A方向に移動しながら加工が施
されるので、以後図2、図5において落下時の前端部を
側縁部、落下時の側縁を後端部と称することとする。た
だし、以後においても、落下時の模様等を説明する際に
は側縁部(落下先端部)、後端部(落下側縁部)などと
称することがある。
【0025】図5には上記落下先端部を規制する先端規
制手段としての側縁規制部材52、落下側縁部を規制す
る後端規制部材53が示されている。
【0026】後端規制部材53の下部には紙片の後端を
押えるニップ部材54が設けられ、共に移動用の支持部
55に支持されている。そしてこの支持部55はシャフ
ト56(送りねじとなっている)に螺合しており、駆動
用のパルスモータ57及びベルト58によって駆動され
る図示外の動力伝達機構によって移動するように構成さ
れている。
【0027】また、後端規制部材53にはニップローラ
59が図示外の手段で駆動されるよう取り付けられ、ニ
ップ部材54との間に紙片を挟むようになっている。
【0028】穿孔装置70は図5のように、支持体71
に穿孔用のプランジャ72を挿通させ、支持体71にピ
ン74によって枢支されたアーム73はプランジャ72
とは係合ピン72aによって係合している。
【0029】一方、アーム73の案内溝73aにはクラ
ンクアーム75のクランクピン75aが係合しており、
またクランクアーム75はギヤ76,77を経てパルス
モータ78に連結されている。
【0030】ステープラ80は図6のようにフレーム8
7に軸88を中心に例えば45度回動できるように取り
付けられている。これは、ステープルの平行打ちだけで
なく、角打ちもできるようにするためで、その回動機構
には平行四辺形のリンク機構が採用されている。このリ
ンク機構は、軸88に取り付けられたアーム89と、フ
レーム87に軸90を介して取り付けられたアーム91
と、アーム89,91に平行四辺形を形成するように軸
92,93を介して取り付けられたカイド94とを備え
ている。
【0031】ガイド94は傾斜した斜面95を有し、移
動部55に取り付けられたローラ84が進入し易くして
ある。
【0032】また、この回動機構にストッパ96と、復
帰バネ97が設けられている。 そして制御装置には図
13のように紙折りをはじめとして紙片加工の各種処理
モードが選択できるようになっている。
【0033】即ち、処理モードとしては、非加工モー
ド、加工モードがあり、この非加工モードは画像形成装
置2から送られた紙片はそのままストレートに排出する
ものである。
【0034】加工モードとしてはZ折り(3つ折り)と
非紙折りの選択ができるようになっていて、この内、非
紙折りは紙折りをしないで、孔開けなどの加工を施す場
合に選択するものである。
【0035】そして加工モードには紙折りするか否かの
選択の後、孔開け(穿孔)加工とステープル打ちの選択
できると共に、穴開け加工の場合には穿孔の数の指定、
ステープル打ちの場合には、平行打ちか角打ちかの選
択、更に平行打ちの場合にはその数の指定ができるよう
になっている。
【0036】なお、紙片サイズの情報は画像形成装置2
の方から与えられるようになっている。
【0037】<動作>次に図4乃至図10の紙折り動作
説明図及び図14乃至図16のフローチャートを参考に
して、主としてZ折りの紙折り動作を説明する。
【0038】(1)ストレート排紙動作 図14のように画像形成装置2から排出される紙片Lに
対する処理モードを、予め制御パネルによって図13の
何れかを選択しておく(ST1)。そのモードが非加工
モードか加工モードか(ST2)をチェックし、非加工
モードであれば図15のように切り換えガイド27を非
加工側(図4の実線)へ切り換える(ST3)。
【0039】画像形成装置2から紙片Lが供給され、入
口センサS1が紙片の先端を検出(ST4)すると、パ
ルスモータ24,29は正転(ST5)し、同時にタイ
マーが動作する。紙片が排紙ローラ26a,26bから
排出される所定時間T1が経過(ST6)すると、パル
スモータ24,29は停止(ST7)する。排紙ローラ
26a,26bから排出された紙片は排紙収容部28に
収容される。そして、センサS1が再び紙片先端を検出
したかチェック(ST8)し、検出すればST5に戻
り、所定時間T2経過する(ST9)間に検出しなけれ
ば終了する。
【0040】(2)非紙折り動作 図14に戻りST2で加工モードが選択されたと判断さ
れた場合には、切り換えカイド27を加工側(図4の仮
想線)へ切り換える(ST10)。そして非紙折りかZ
折りか(ST11)判断され、非紙折りの場合には図1
6に移動する。センサS1が紙片先端を検出する(ST
12)と、モータ24,29が駆動され(ST13)、
紙片が経路34を搬送され、紙折りローラ36,37に
くわえ込まれる。
【0041】センサS2が紙片後端を検出する(ST1
4)と、タイマーが動作し、紙片後端が紙折りローラ3
6,37を通過する所定時間T3が経過する(ST1
5)とモータ24,29は停止する(ST16)。排出
された紙片は収容部50へ落下し、紙片先端部Laは側
縁規制部材52によって側縁(落下先端部)を規制さ
れ、後部(落下時の側縁)は後端規制部材53に規制さ
れて側縁が揃えられる。そして、センサS1が再び紙片
先端を検出したかチェック(ST17)し、検出すれば
ST13に戻り、所定時間T4経過する(ST18)間
に検出しなければ終了する。
【0042】(3)紙折り動作 図14に戻りST11でZ折りと判断された場合には、
センサS1が紙片の先端を検出する(ST19)と、モ
ータ29が駆動され(ST20)、紙折りローラ36,
37,38が回転すると共に、タイマーが動作する。紙
片は図8のように送りローラ23a,23bの転接部に
突き当たり、撓んで先端のレジスト修正がなされる。
【0043】センサS1が先端を検出してから所定時間
T5が経過する(ST21)すると、パルスモータ24
が駆動され(ST12)、排紙ローラ23a,23bが
回転してレジスト修正された紙片が撓みを形成した状態
で取り込まれ、経路34を搬送される。
【0044】紙折りセンサS2が紙片の先端を検出する
(ST23)と、パルスモータ29の駆動パルスのカウ
ントを開始する。紙片Lは紙折りローラ36,37の転
接部を通過して所定の進入量、例えば所定パルス数P1
だけ送られ(ST24)、パルスモータ29は一旦停止
し、第1工程を完了する。そして直ちにモータ29を逆
転する(ST25)。
【0045】この時、送りローラ23a,23bは紙送
りを継続しており、紙片Lは図9のように湾曲し、その
湾曲部W1は紙折りローラ36,38の転接部へ向けら
れ、所定パルスP2を経過して(ST26)パルスモー
タ29は停止する(第2工程)(ST27)。これによ
り紙片は2つ折りされたことになる。
【0046】なお、パルス数P2はパルス数P1より少
なく、Z折り後に紙片先端部Laに非折り重ね部分L1
が残るようにサイズ毎に予め制御装置内に設定されてい
る。
【0047】パルスモータ29は逆転停止後直ちに正転
に転じる。そして、紙片Lは図10のように再び湾曲部
W2を形成し、この湾曲部W2は第1の転接部へ進入す
る。これで紙片はZ折り加工がなされたことになる。そ
して、紙片後端が紙折りセンサS2に検知(ST28)
された時点でパルスモータ24は停止(ST29)し、
同時にタイマーがスタートする。
【0048】そして所定時間T6が経過する(ST3
0)と、パルスモータ29も停止する(第3工程完了)
(ST31)。この間、紙片LはZ折りされて第1の転
接部から排出されて加工部5へ落下し、紙片先端部La
は収容部50の側縁規制部材52によって側縁(落下先
端部)を規制され、後部(落下時の側縁)は後端規制部
材53に規制されて側縁が揃えられる。
【0049】そして、センサS1が再び紙片先端を検出
したかチェック(ST32)し、検出すればST20に
戻り、所定時間T7経過する(ST33)間に検出しな
ければ終了する。
【0050】なお、紙折り動作に入る前に紙片のレジス
ト修正を行っているので、折り目がずれたり、曲がって
折られることがない。
【0051】(4)ステープル打ち・孔開け動作 このようにして収容部50に紙片が所定枚数収容される
と、ニップローラ59を下降し、ニップ部材54との間
に紙片をくわえ込む。
【0052】そして、モータ57を駆動して支持部55
を処理紙片収容部6方向へ上昇移動させて行く。移動を
開始してからのパルスモータ57の回転量により、あら
かじめ設定された位置でステープラ80及び穿孔装置7
0を駆動して図12のように適宜の数の穿孔P1,P
2,P3,P4の形成、ステープルH1,H2の打ち込
みを行う。
【0053】さらに、支持部55を移動させると図6の
状態からローラ84がガイド94の斜面95に係合しガ
イド94を押すようになる。これによりリンク機構は図
7のように変形するため、支持部55は移動し続ける
が、ステープラ80は45度回動する。この状態で所定
の位置まで紙片が移動すると、ステープラ80が駆動さ
れ、図12のように紙片の角にステープルH3を打つこ
とができる。支持部55が上限まで移動すると、ニップ
ローラ59が上昇し、紙片の圧接を解除する。このた
め、先端支持部材61だけでは紙片を支持できなくな
り、処理紙片収容部6に落下収容される。
【0054】以上の動作を繰り返すことにより、紙折り
部3から供給された紙片の綴じ込み及び孔開けを行うこ
とができる。
【0055】以上説明したように、紙折り部3により搬
送された紙片Lを搬送方向の所定位置で、一端側の所定
範囲に非折り重ね部分を残して紙折りし、この紙折りさ
れた紙片Lの前記一端側を先端にして紙折りローラ3
6,37から排出し、この排出排出された紙片Lの前記
一端側を側縁規制部材52によって規制して整列するよ
うにしたので、先端部は非折り重ね部分でありこの先端
部の整列がし易く、非重なり部分における孔開け等の加
工が確実に実行することができる。また、先端部に重な
り部分がないため、排出紙片が先行の積層紙片のおり重
なり部分に進入し難く、排出紙片と積層紙片との相互干
渉のチャンスが相対的に少なくなり、紙片の整列性が著
しく向上する。更に、穿孔装置70やステープラ80な
どの設置スペースを充分にとることができ、紙片の折り
その他の処理を総合的にまとめるのに好都合である。
【0056】<変形例>以上、この発明の一実施例につ
いて説明したが、この発明は前記実施例に限定されるも
のではなく、例えば次のような変形が可能である。
【0057】(1)前記実施例では送りローラ23a,
23bに紙片先端を突き当ててレジスト修正を行った
が、紙折りローラ36,37に突き当てて行っても良
い。まず、図17に示すように、従動側の送りローラ2
3aを駆動側の送りローラ23bと接離自在に構成す
る。このためには送りローラ23aの軸受をソレノイド
などで可動式にしておく。そして、紙折りローラ36,
37,38が停止している状態のところへ送りローラ2
3a,23bにより紙片を送り込む。紙片は紙折りロー
ラ36,37の転接部に突き当たり、撓むことでレジス
ト修正を行う。センサS2が紙片先端を検出してから所
定時間後に紙折りローラ36,37を正転させ紙片をく
わえ込んだとこで、送りローラ23aを矢印Zの方向に
移動させ、送りローラ23a,23bの圧接を一旦解除
し、紙折りローラ36,37,38を停止させる前に再
び圧接し、紙折り動作を行う。
【0058】(2)前記実施例では紙折り部3のジャム
処理の構造として図4のようにカバー14がヒンジ15
を中心に開閉できるようにしたが、図18のように構成
しても良い。
【0059】図示のように紙折り部3における紙折りロ
ーラ37の回転軸と係合する係合部40bを有するアー
ム部材40が設けられている。なお、この構成において
は紙折りローラ37は常に紙折りローラ36側へ図示し
ない手段によって付勢されている。
【0060】アーム部材40は支持軸41によって回動
自在に支持されていると共に、スプリング42によって
図18において時計方向に付勢されている。
【0061】アーム部材40の他端は図示のように紙片
処理装置1の枠体13の外に突出する突出部40aとな
っている。
【0062】紙片処理装置1が単独におかれているとき
は、アーム部材40はスプリング42によって時計方向
に付勢回動され、紙折りローラ37との係合部40bは
紙折りローラ37を紙折りローラ36から離間させてい
る。
【0063】そして画像形成装置2に連結して使用状態
にするために画像形成装置2に近接させると、突出部4
0aは画像形成装置2に当接し、アーム部材40は支持
軸41を中心にスプリング42の付勢力に抗して反時計
方向に回動する。このため紙折りローラ37は紙折りロ
ーラ36と当接し、使用可能状態となる。
【0064】ジャム発生時には、紙片処理装置1を画像
形成装置2から離間させることにより、アーム部材40
の突出部40aは自由となり、アーム部材40は時計方
向に回動して紙折りローラ37を紙折りローラ36から
離間させるから、ジャム紙片は排除処理が極めて容易か
つ速やかに実行することが可能となる。
【0065】(3)前記実施例によれば3つ折りの場合
について説明したが、2つ折りの場合にも適用できる。
この場合には、搬送された紙片を搬送方向の所定位置
で、一端側の所定範囲に非折り重ね部分を残して2つ折
りし、この2つ折りされた紙片の前記一端側を先端にし
て排出する。
【0066】
【発明の効果】この発明によれば、搬送された紙片を搬
送方向の所定位置で、一端側の所定範囲に非折り重ね部
分を残して紙折りする紙折り手段と、この紙折り手段で
折られた紙片の前記一端側を先端にして排出する排出手
段と、この排出手段から排出された紙片の前記一端側を
整列させる整列手段とを備えたので、先端部の整列がし
易く、非重なり部分における孔開け等の加工が確実に実
行することができるばかりでなく、排出紙片と先行の積
層紙片との相互干渉のチャンスが相対的に少なくなり、
紙片の整列性が著しく向上する。また穿孔装置やステー
プラなどの設置スペースを充分にとることができ、紙片
の折りその他の処理を総合的にまとめるのに好都合であ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例における紙片処理装置を画
像形成装置に付設した状態の外観斜視図である。
【図2】図1の紙片処理装置の縦断面図である。
【図3】図1の紙片処理装置の加工部及び処理紙片収容
部の配置状態を示す図である。
【図4】図1の紙片処理装置の紙折り部及び加工部の縦
断面図である。
【図5】加工部の構造説明図である。
【図6】ステープラの角打ちの動作説明図である。
【図7】ステープラの角打ちの動作説明図である。
【図8】紙折り動作説明図である。
【図9】紙折り動作説明図である。
【図10】紙折り動作説明図である。
【図11】紙片処理装置の紙折り部の構造説明図であ
る。
【図12】穿孔の形成及びステープル打ちされた紙片の
状態説明図である。
【図13】紙片処理の選択図である。
【図14】紙折り動作のフローチャートである。
【図15】非加工モードのフローチャートである。
【図16】加工モードの非紙折り動作のフローチャート
である。
【図17】スキュー修正のための構成及び動作説明図で
ある。
【図18】ジャム処理に適した構成例図である。
【図19】従来の紙片処理装置の構成及び動作説明図で
ある。
【符号の説明】
1 紙片処理装置 5 加工部 23a 送りローラ(紙片の送り手段) 23b 送りローラ(紙片の送り手段) 36 紙折りローラ(紙折り手段・排出手段) 37 紙折りローラ(紙折り手段・排出手段) 38 紙折りローラ(紙折り手段) 52 側縁規制部材(先端規制手段) L 紙片 L1 Z折り紙片の非折り重ね部分 La 紙片の先端部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭61−217476(JP,A) 特開 平2−28476(JP,A) 特開 昭59−223656(JP,A) 特開 昭63−41350(JP,A) 実開 昭59−105251(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B65H 31/34 B65H 37/06 B65H 45/16 G03G 15/00 534

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 搬送された紙片を搬送方向の所定位置
    で、一端側の所定範囲に非折り重ね部分を残して紙折り
    する紙折り手段と、 この紙折り手段で折られた紙片の前記一端側を先端にし
    て排出する排出手段と、 この排出手段から排出された紙片の前記一端側を整列さ
    せる整列手段とを備えたことを特徴とする紙片処理装
    置。
  2. 【請求項2】 紙片の送り手段から送られた紙片を正転
    する第1の紙折りローラ対に進入させた後、前記送り手
    段による紙片の送りを継続しながら、前記第1の紙折り
    ローラ対を逆転させ、形成された湾曲部を第2の紙折り
    ローラ対に進入させ、次いで前記第2の紙折りローラ対
    を逆転して次の湾曲部を形成させ、この湾曲部を前記第
    1の紙折りローラ対に進入させることによって紙片を3
    つ折りにして排出する紙片処理装置において、 最初に前記第1の紙折りローラ対に進入させる紙片の進
    入量を、引き続く前記第2の紙折りローラ対への進入量
    より大きくして、得られる3つ折り紙片の先端部の所定
    範囲に非折り重ね部分を残すように前記送り手段、前記
    第1,第2の紙折りローラ対を制御する制御手段と、 前記第1の紙折りローラ対から排出された紙片の前記先
    端部を規制して整列させる先端規制手段とを備えたこと
    を特徴とする紙片処理装置。
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