JP3355204B2 - ランプリフレクタ - Google Patents
ランプリフレクタInfo
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Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、面状光源装置の光源の
ランプリフレクタに関し、特に光源からの光を効率良く
利用できる面状光源装置のリフレクタに関するものであ
る。
ランプリフレクタに関し、特に光源からの光を効率良く
利用できる面状光源装置のリフレクタに関するものであ
る。
【０００２】
【従来の技術】従来から、液晶ディスプレイ等各種表示
装置や電飾看板等のバックライトとして面状光源装置が
用いられている。面状光源装置は、熱陰極管、冷陰極管
等の管状ランプ等の光源と、光源からの光を入射して面
状に発光させてディスプレイや看板等を裏面全面から照
射するための導光板とを備えている。このような面状光
源装置は高い輝度を得ることが要求される。そのため、
導光板に光源からの光を効率よく入射させるため、光源
の導光板と反対位置にリフレクタを配置し、光源からの
導光板方向以外に拡散する光を反射させている。リフレ
クタとしては、アルミ板、銀蒸着フィルム、あるいは特
開平３−２５６０９０号公報に記載されているような発
泡白色フィルムが用いられている。特に、面状光源とし
て高い輝度を得るために、反射率及び隠蔽力が高いため
効率良く光源の光を導光板に入射させる銀蒸着フィルム
が多用されている。
装置や電飾看板等のバックライトとして面状光源装置が
用いられている。面状光源装置は、熱陰極管、冷陰極管
等の管状ランプ等の光源と、光源からの光を入射して面
状に発光させてディスプレイや看板等を裏面全面から照
射するための導光板とを備えている。このような面状光
源装置は高い輝度を得ることが要求される。そのため、
導光板に光源からの光を効率よく入射させるため、光源
の導光板と反対位置にリフレクタを配置し、光源からの
導光板方向以外に拡散する光を反射させている。リフレ
クタとしては、アルミ板、銀蒸着フィルム、あるいは特
開平３−２５６０９０号公報に記載されているような発
泡白色フィルムが用いられている。特に、面状光源とし
て高い輝度を得るために、反射率及び隠蔽力が高いため
効率良く光源の光を導光板に入射させる銀蒸着フィルム
が多用されている。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、リフレ
クタとして銀蒸着フィルムを用いた場合、光源の熱陰極
管、冷陰極管等の管状ランプに導体である銀が近接する
ため、光源が発振したり、点灯不良を起こすという欠点
があった。また、リフレクタは光源の周囲に巻き付けて
使用するため、フィルムには柔軟性、可撓性が必要であ
り、発泡白色フィルムをリフレクタに使用する場合には
特開平３−２５６０９０号公報に記載されているよう
に、フィルムの厚みは７５μｍ程度が限界であった。こ
のような厚みの薄い発泡白色フィルムをリフレクタに用
いた場合、光源の点灯不良は防止できるが、隠蔽性が悪
く光源の光を外部に漏らしてしまうという欠点があっ
た。また、反射率が低いため効率よく光源の光を導光板
に入射できず、面状光源としての輝度が低くなってしま
うという欠点もあった。
クタとして銀蒸着フィルムを用いた場合、光源の熱陰極
管、冷陰極管等の管状ランプに導体である銀が近接する
ため、光源が発振したり、点灯不良を起こすという欠点
があった。また、リフレクタは光源の周囲に巻き付けて
使用するため、フィルムには柔軟性、可撓性が必要であ
り、発泡白色フィルムをリフレクタに使用する場合には
特開平３−２５６０９０号公報に記載されているよう
に、フィルムの厚みは７５μｍ程度が限界であった。こ
のような厚みの薄い発泡白色フィルムをリフレクタに用
いた場合、光源の点灯不良は防止できるが、隠蔽性が悪
く光源の光を外部に漏らしてしまうという欠点があっ
た。また、反射率が低いため効率よく光源の光を導光板
に入射できず、面状光源としての輝度が低くなってしま
うという欠点もあった。
【０００４】本発明は上記欠点を解消するためになされ
たものであって、光源の点灯不良を生ずることがなく、
効率よく光源の光を導光板に入射させ、そのため輝度の
高い面状光源とすることができるランプリフレクタを提
供することを目的とする。
たものであって、光源の点灯不良を生ずることがなく、
効率よく光源の光を導光板に入射させ、そのため輝度の
高い面状光源とすることができるランプリフレクタを提
供することを目的とする。
【０００５】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明のランプリフレクタは、面状光源装置の光源
のランプリフレクタであって、白色プラスチックフィル
ムの少なくとも一方の面に白色顔料を含む白色樹脂層を
設けたものである。また、面状光源装置の光源のランプ
リフレクタであって、白色プラスチックフィルムの少な
くとも一方の面に白色顔料を含む白色樹脂層を設け、更
に光源に対向しない面に黒色染顔料を含む黒色樹脂層を
設けたものであってもよい。
め、本発明のランプリフレクタは、面状光源装置の光源
のランプリフレクタであって、白色プラスチックフィル
ムの少なくとも一方の面に白色顔料を含む白色樹脂層を
設けたものである。また、面状光源装置の光源のランプ
リフレクタであって、白色プラスチックフィルムの少な
くとも一方の面に白色顔料を含む白色樹脂層を設け、更
に光源に対向しない面に黒色染顔料を含む黒色樹脂層を
設けたものであってもよい。
【０００６】以下、本発明のランプリフレクタを詳細に
説明する。図１に示す面状光源装置Ｓは、導光板２と、
導光板２の１側面に配置された管状光源１と、管状光源
１の外周に装着されたランプリフレクタ３とを備えたも
のである。このような面状光源装置Ｓのランプリフレク
タ３は、図２に示すように白色プラスチックフィルム４
の一方の面に、白色顔料を含む白色樹脂層５を設けた積
層体であり、管状光源１に装着されて用いられる。管状
光源１に装着された時、管状光源１の周囲を白色樹脂層
５面を内側として覆うように装着されてもよいし、ある
いは、白色プラスチックフィルム４面を内側として覆う
ように装着してもよい。また、白色樹脂層５は、図示は
しないが白色プラスチックフィルム４の両面に設けても
よい。
説明する。図１に示す面状光源装置Ｓは、導光板２と、
導光板２の１側面に配置された管状光源１と、管状光源
１の外周に装着されたランプリフレクタ３とを備えたも
のである。このような面状光源装置Ｓのランプリフレク
タ３は、図２に示すように白色プラスチックフィルム４
の一方の面に、白色顔料を含む白色樹脂層５を設けた積
層体であり、管状光源１に装着されて用いられる。管状
光源１に装着された時、管状光源１の周囲を白色樹脂層
５面を内側として覆うように装着されてもよいし、ある
いは、白色プラスチックフィルム４面を内側として覆う
ように装着してもよい。また、白色樹脂層５は、図示は
しないが白色プラスチックフィルム４の両面に設けても
よい。
【０００７】また、図３に示すように、ランプリフレク
タ３１として、白色プラスチックフィルム４に白色樹脂
層５、黒色樹脂層６を順次積層した積層体としてもよ
い。また、図示はしないが、白色樹脂層５が白色プラス
チックフィルム４の一面に設けられ、黒色樹脂層６を他
面に設けたものであってもよい。いずれの場合も、黒色
樹脂層６が管状光源１の反対側面になるように管状光源
１に装着されて用いられる。
タ３１として、白色プラスチックフィルム４に白色樹脂
層５、黒色樹脂層６を順次積層した積層体としてもよ
い。また、図示はしないが、白色樹脂層５が白色プラス
チックフィルム４の一面に設けられ、黒色樹脂層６を他
面に設けたものであってもよい。いずれの場合も、黒色
樹脂層６が管状光源１の反対側面になるように管状光源
１に装着されて用いられる。
【０００８】このようなランプリフレクタ３、３１の白
色プラスチックフィルム４は、基板としての作用を有
し、可撓性を具備したものであり、ポリエチレン、ポリ
エチレンテレフタレート、ポリプロピレン、塩化ビニル
等の白色フィルムが好ましく、特に反射率の点から発泡
白色ポリエステルフィルムが好ましい。また、白色顔料
を含有した白色樹脂層５は隠蔽性を付与し、管状光源１
の光を反射させるものである。白色樹脂層５の材質は、
樹脂としては、ウレタン系、アクリル系、エポキシ系、
ビニル系、ポリエステル系、ポリアミド系、ゴム系等の
合成樹脂が使用でき、白色顔料としては、酸化チタン、
酸化亜鉛、硫酸バリウム、炭酸カルシウム、炭酸マグネ
シウム、水酸化アルミニウム、マイカ、タルク、クレー
等を用いることができる。これらの樹脂、顔料は単独で
用いても良いし、２種類以上を混合して用いても良い。
このような塗料またはインクには、分散性、塗布性を改
善するために、分散剤、レベリング剤等の添加剤を必要
に応じて添加することができる。
色プラスチックフィルム４は、基板としての作用を有
し、可撓性を具備したものであり、ポリエチレン、ポリ
エチレンテレフタレート、ポリプロピレン、塩化ビニル
等の白色フィルムが好ましく、特に反射率の点から発泡
白色ポリエステルフィルムが好ましい。また、白色顔料
を含有した白色樹脂層５は隠蔽性を付与し、管状光源１
の光を反射させるものである。白色樹脂層５の材質は、
樹脂としては、ウレタン系、アクリル系、エポキシ系、
ビニル系、ポリエステル系、ポリアミド系、ゴム系等の
合成樹脂が使用でき、白色顔料としては、酸化チタン、
酸化亜鉛、硫酸バリウム、炭酸カルシウム、炭酸マグネ
シウム、水酸化アルミニウム、マイカ、タルク、クレー
等を用いることができる。これらの樹脂、顔料は単独で
用いても良いし、２種類以上を混合して用いても良い。
このような塗料またはインクには、分散性、塗布性を改
善するために、分散剤、レベリング剤等の添加剤を必要
に応じて添加することができる。
【０００９】このようにして調製された塗料またはイン
クを白色プラスチックフィルム４に設けるには、バーコ
ーティング法、ロールコーティング法、スプレーコーテ
ィング法、ディップコーティング法等の塗布法、シルク
スクリーン印刷、オフセット印刷、グラビヤ印刷等によ
る全面印刷法が使用可能で、所望の厚さで均一に形成さ
れ、塗膜として可撓性を有するものである。
クを白色プラスチックフィルム４に設けるには、バーコ
ーティング法、ロールコーティング法、スプレーコーテ
ィング法、ディップコーティング法等の塗布法、シルク
スクリーン印刷、オフセット印刷、グラビヤ印刷等によ
る全面印刷法が使用可能で、所望の厚さで均一に形成さ
れ、塗膜として可撓性を有するものである。
【００１０】白色樹脂層５上に形成される黒色樹脂層６
は、管状光源１の光の隠蔽性を向上させるものである。
黒色樹脂層６を形成する樹脂としては、ウレタン系、ア
クリル系、エポキシ系、ビニル系、ポリエステル系、ポ
リアミド系、ゴム系等の合成樹脂が使用でき、着色剤と
してＳｐｉｌｏｎ Ｂｌａｃｋ ＭＨ ｓｐｅｃｉａｌ
（保土谷化学工業株式会社製）、Ｎｅｏｚａｐｏｎ Ｂ
ｌａｃｋ ＲＥ（ＢＡＳＦ社製）等の黒色染料、カーボ
ンブラック、チタンブラック等の黒色顔料が添加され
る。これらの樹脂、染顔料は単独で用いても良いし、２
種類以上を混合して用いても良い。このような塗料また
はインクには、分散性、塗布性を改善するために、分散
剤、レベリング剤等の添加剤を必要に応じて添加するこ
とができる。
は、管状光源１の光の隠蔽性を向上させるものである。
黒色樹脂層６を形成する樹脂としては、ウレタン系、ア
クリル系、エポキシ系、ビニル系、ポリエステル系、ポ
リアミド系、ゴム系等の合成樹脂が使用でき、着色剤と
してＳｐｉｌｏｎ Ｂｌａｃｋ ＭＨ ｓｐｅｃｉａｌ
（保土谷化学工業株式会社製）、Ｎｅｏｚａｐｏｎ Ｂ
ｌａｃｋ ＲＥ（ＢＡＳＦ社製）等の黒色染料、カーボ
ンブラック、チタンブラック等の黒色顔料が添加され
る。これらの樹脂、染顔料は単独で用いても良いし、２
種類以上を混合して用いても良い。このような塗料また
はインクには、分散性、塗布性を改善するために、分散
剤、レベリング剤等の添加剤を必要に応じて添加するこ
とができる。
【００１１】このようにして調製された塗料またはイン
クを用いて黒色樹脂層６を形成するには、白色樹脂層５
上に均一に塗布または印刷により形成する。塗布または
印刷方法としては、バーコーティング法、ロールコーテ
ィング法、スプレーコーティング法、ディップコーティ
ング法等の塗布法、シルクスクリーン印刷、オフセット
印刷、グラビヤ印刷等による全面印刷法が使用できる。
クを用いて黒色樹脂層６を形成するには、白色樹脂層５
上に均一に塗布または印刷により形成する。塗布または
印刷方法としては、バーコーティング法、ロールコーテ
ィング法、スプレーコーティング法、ディップコーティ
ング法等の塗布法、シルクスクリーン印刷、オフセット
印刷、グラビヤ印刷等による全面印刷法が使用できる。
【００１２】このような積層体のランプリフレクタ３、
３１は、管状光源１の外周に装着するため柔軟性、可撓
性が要求される。この場合の柔軟性、可撓性の範囲につ
いては、円型押し込み法で１０ｍｍ押し込むのに必要な
応力が２０ｇ／ｉｎｃｈ以下が好ましい。ここでいう円
型押し込み法とは図５に示すように、幅１ｉｎｃｈ、円
周の長さ１００ｍｍの円筒状に調整した試料を１０ｍｍ
押し込み、その時の応力を測定する方法をいう。
３１は、管状光源１の外周に装着するため柔軟性、可撓
性が要求される。この場合の柔軟性、可撓性の範囲につ
いては、円型押し込み法で１０ｍｍ押し込むのに必要な
応力が２０ｇ／ｉｎｃｈ以下が好ましい。ここでいう円
型押し込み法とは図５に示すように、幅１ｉｎｃｈ、円
周の長さ１００ｍｍの円筒状に調整した試料を１０ｍｍ
押し込み、その時の応力を測定する方法をいう。
【００１３】ここで一般に、フィルムの可撓性を向上さ
せるためには、同じ厚さのものであるならば多層である
方が可撓性が高く、本発明のランプリフレクタとして、
可撓性を更に向上させるために、白色プラスチックフィ
ルム４を２層構造にしてもよい。白色プラスチックフィ
ルム４を２層にするには、前述の白色プラスチックフィ
ルム４の同種または異種をアクリル系、ビニル系、ゴム
系、シリコン系、ポリエステル系等の粘着剤でラミネー
トする。
せるためには、同じ厚さのものであるならば多層である
方が可撓性が高く、本発明のランプリフレクタとして、
可撓性を更に向上させるために、白色プラスチックフィ
ルム４を２層構造にしてもよい。白色プラスチックフィ
ルム４を２層にするには、前述の白色プラスチックフィ
ルム４の同種または異種をアクリル系、ビニル系、ゴム
系、シリコン系、ポリエステル系等の粘着剤でラミネー
トする。
【００１４】また、他の実施例として、図４に示すよう
に、白色プラスチックフィルム４１の一方の面に白色樹
脂層７を一体成型したランプリフレクタ３２でもよい。
この場合も、図では白色樹脂層７を管状光源１の外側に
設けているが、白色樹脂層７を内側にして設けてもよい
し、両面に設けてもよい。また、図示はしないが、ラン
プリフレクタ３２の白色樹脂層７の外側に黒色樹脂層を
設けたものであってもよい。
に、白色プラスチックフィルム４１の一方の面に白色樹
脂層７を一体成型したランプリフレクタ３２でもよい。
この場合も、図では白色樹脂層７を管状光源１の外側に
設けているが、白色樹脂層７を内側にして設けてもよい
し、両面に設けてもよい。また、図示はしないが、ラン
プリフレクタ３２の白色樹脂層７の外側に黒色樹脂層を
設けたものであってもよい。
【００１５】ランプリフレクタ３２を一体成型で製造す
るには、前述の白色プラスチックフィルムと、前述の白
色顔料を練り込んだ前述の白色樹脂層を形成する樹脂と
を、公知の成型方法で管状光源１を嵌合するような形状
の２層構造に成型すればよい。
るには、前述の白色プラスチックフィルムと、前述の白
色顔料を練り込んだ前述の白色樹脂層を形成する樹脂と
を、公知の成型方法で管状光源１を嵌合するような形状
の２層構造に成型すればよい。
【００１６】
【作用】本発明は、面状光源装置の光源のランプリフレ
クタとして、樹脂で構成され金属導体を使用しないた
め、光源の点灯不良を解消でき、しかも光源からの光の
隠蔽性を増加させ反射率を高めることができる。
クタとして、樹脂で構成され金属導体を使用しないた
め、光源の点灯不良を解消でき、しかも光源からの光の
隠蔽性を増加させ反射率を高めることができる。
【００１７】
【実施例】実施例１〜４に記載のランプリフレクタを作
製した。 ［実施例１］以下の組成の白色樹脂塗料を、発泡白色ポ
リエステルフィルム（ルミラーＥ−６０、７５μｍ：東
レ株式会社製）の片面に、乾燥塗膜厚３０μｍになるよ
うに塗布し、図２に示すランプリフレクタ３を作製し
た。 （白色樹脂塗料組成） ・ラッカー型ウレタン樹脂 ２０重量部 （バーノック１６−４１１：大日本インキ化学工業株式会社製） ・二酸化チタン（タイペークＲ−９００：デュポン社製） ５０重量部 ・キシレン ３０重量部 ランプリフレクタ３の隠蔽性、反射率、柔軟性を以下の
方法により測定した。隠蔽性は、Ｍａｃｈｂｅｔｈ Ｔ
Ｄ−９０４濃度計（Ｍａｃｈｂｅｔｈ社製）オルソフィ
ルターにより透過濃度を測定した。反射率はＵＶ−３１
０１分光光度計（株式会社島津製作所製）により波長５
５０ｎｍの分光反射率を測定した。柔軟性は前述の円型
押し込み法で測定した。結果を表１に示す。
製した。 ［実施例１］以下の組成の白色樹脂塗料を、発泡白色ポ
リエステルフィルム（ルミラーＥ−６０、７５μｍ：東
レ株式会社製）の片面に、乾燥塗膜厚３０μｍになるよ
うに塗布し、図２に示すランプリフレクタ３を作製し
た。 （白色樹脂塗料組成） ・ラッカー型ウレタン樹脂 ２０重量部 （バーノック１６−４１１：大日本インキ化学工業株式会社製） ・二酸化チタン（タイペークＲ−９００：デュポン社製） ５０重量部 ・キシレン ３０重量部 ランプリフレクタ３の隠蔽性、反射率、柔軟性を以下の
方法により測定した。隠蔽性は、Ｍａｃｈｂｅｔｈ Ｔ
Ｄ−９０４濃度計（Ｍａｃｈｂｅｔｈ社製）オルソフィ
ルターにより透過濃度を測定した。反射率はＵＶ−３１
０１分光光度計（株式会社島津製作所製）により波長５
５０ｎｍの分光反射率を測定した。柔軟性は前述の円型
押し込み法で測定した。結果を表１に示す。
【００１８】更に、ランプリフレクタ３を、４¢、管面
輝度３０、０００ｃｄ／ｍ2 ２灯のランプ、幅２４０
ｍｍ、長さ１６５ｍｍ、厚み４ｍｍの導光板、発泡白色
フィルム（ルミラーＥ−６０、１８８μｍ厚：東レ株式
会社製）の反射板、ライトアップ７５ＰＢＡ（株式会社
きもと製）の拡散フィルムで構成される面状光源装置の
ランプに装着した。面状光源装置の平均輝度を輝度計Ｃ
Ｓ−１００（ミノルタカメラ株式会社製）により測定し
た。結果を表１に示す。 ［実施例２］実施例１と同様のランプリフレクタ３の白
色樹脂層上に、以下の組成の黒色塗料を乾燥塗膜厚２μ
ｍになるように塗布し、図３に示すランプリフレクタ３
１を作製した。 （黒色塗料組成） ・アクリルエマルジョン ２５重量部 （ボンコートＤＶ−７５９：大日本インキ化学工業株式会社製） ・カーボンブラック（ＭＡ−１００：三菱化成株式会社製） １重量部 ・水 ７４重量部 ランプリフレクタ３１の隠蔽性、反射率、柔軟性を実施
例１に示す方法と同様の方法により測定した。結果を表
１に示す。更に、ランプリフレクタ３１を実施例１に示
した面状光源装置と同様の面状光源装置の光源に装着
し、同様に平均輝度を測定した。結果を表１に示す。 ［実施例３］発泡白色ポリエステルフィルム（ルミラー
Ｅ−６０、５０μｍ厚：東レ株式会社製）と白色ポリエ
ステルフィルム（ルミラーＥ−２０、３８μｍ厚：東レ
株式会社製）を以下の組成の粘着剤でラミネートし、ラ
ンプリフレクタを作製した。 （粘着剤組成） ・アクリル系粘着剤（ＳＫダインＡＧ１０５：綜研化学株式会社製）９７重量部 ・硬化剤（コロネートＬ：日本ポリウレタン工業株式会社製） ３重量部 ランプリフレクタの隠蔽性、反射率、柔軟性を実施例１
に示す方法と同様の方法により測定した。結果を表１に
示す。更に、ランプリフレクタを実施例１に示した面状
光源装置と同様の面状光源装置の光源に装着し、同様に
平均輝度を測定した。結果を表１に示す。 ［実施例４］白色アクリル板（スミペックス０６８ ２
ｍｍ厚：住友化学工業株式会社製）と発泡白色ポリエス
テルフィルム（ルミラーＥ−６０、７５μｍ厚：東レ株
式会社製）を実施例３で示した粘着剤と同様の粘着剤で
ラミネートしたのち、内径５ｍｍのＣ型筒状に成型加工
し、図４に示すランプリフレクタ３２を作製した。
輝度３０、０００ｃｄ／ｍ2 ２灯のランプ、幅２４０
ｍｍ、長さ１６５ｍｍ、厚み４ｍｍの導光板、発泡白色
フィルム（ルミラーＥ−６０、１８８μｍ厚：東レ株式
会社製）の反射板、ライトアップ７５ＰＢＡ（株式会社
きもと製）の拡散フィルムで構成される面状光源装置の
ランプに装着した。面状光源装置の平均輝度を輝度計Ｃ
Ｓ−１００（ミノルタカメラ株式会社製）により測定し
た。結果を表１に示す。 ［実施例２］実施例１と同様のランプリフレクタ３の白
色樹脂層上に、以下の組成の黒色塗料を乾燥塗膜厚２μ
ｍになるように塗布し、図３に示すランプリフレクタ３
１を作製した。 （黒色塗料組成） ・アクリルエマルジョン ２５重量部 （ボンコートＤＶ−７５９：大日本インキ化学工業株式会社製） ・カーボンブラック（ＭＡ−１００：三菱化成株式会社製） １重量部 ・水 ７４重量部 ランプリフレクタ３１の隠蔽性、反射率、柔軟性を実施
例１に示す方法と同様の方法により測定した。結果を表
１に示す。更に、ランプリフレクタ３１を実施例１に示
した面状光源装置と同様の面状光源装置の光源に装着
し、同様に平均輝度を測定した。結果を表１に示す。 ［実施例３］発泡白色ポリエステルフィルム（ルミラー
Ｅ−６０、５０μｍ厚：東レ株式会社製）と白色ポリエ
ステルフィルム（ルミラーＥ−２０、３８μｍ厚：東レ
株式会社製）を以下の組成の粘着剤でラミネートし、ラ
ンプリフレクタを作製した。 （粘着剤組成） ・アクリル系粘着剤（ＳＫダインＡＧ１０５：綜研化学株式会社製）９７重量部 ・硬化剤（コロネートＬ：日本ポリウレタン工業株式会社製） ３重量部 ランプリフレクタの隠蔽性、反射率、柔軟性を実施例１
に示す方法と同様の方法により測定した。結果を表１に
示す。更に、ランプリフレクタを実施例１に示した面状
光源装置と同様の面状光源装置の光源に装着し、同様に
平均輝度を測定した。結果を表１に示す。 ［実施例４］白色アクリル板（スミペックス０６８ ２
ｍｍ厚：住友化学工業株式会社製）と発泡白色ポリエス
テルフィルム（ルミラーＥ−６０、７５μｍ厚：東レ株
式会社製）を実施例３で示した粘着剤と同様の粘着剤で
ラミネートしたのち、内径５ｍｍのＣ型筒状に成型加工
し、図４に示すランプリフレクタ３２を作製した。
【００１９】ランプリフレクタ３２の隠蔽性、反射率を
実施例１に示す方法と同様の方法により測定した。結果
を表１に示す。更に、ランプリフレクタ３２を実施例１
に示した面状光源装置と同様の面状光源装置の光源に装
着し、同様に平均輝度を測定した。結果を表１に示す。 ［比較例］比較例として、銀蒸着フィルム（ＧＲ３８
Ｗ：株式会社きもと製）（比較例１）、発泡白色ポリエ
ステルフィルム（ルミラーＥ−６０ ７５μｍ厚：東レ
株式会社製）（比較例２）、発泡白色ポリエステルフィ
ルム（ルミラーＥ−６０ １８８μｍ厚：東レ株式会社
製）（比較例３）を用いて、実施例と同様の方法により
隠蔽性、反射率、柔軟性を測定した。結果を表１に示
す。また、実施例に示した面状光源装置と同様の面状光
源装置のランプに装着し、同様に平均輝度を測定した。
結果を表１に示す。
実施例１に示す方法と同様の方法により測定した。結果
を表１に示す。更に、ランプリフレクタ３２を実施例１
に示した面状光源装置と同様の面状光源装置の光源に装
着し、同様に平均輝度を測定した。結果を表１に示す。 ［比較例］比較例として、銀蒸着フィルム（ＧＲ３８
Ｗ：株式会社きもと製）（比較例１）、発泡白色ポリエ
ステルフィルム（ルミラーＥ−６０ ７５μｍ厚：東レ
株式会社製）（比較例２）、発泡白色ポリエステルフィ
ルム（ルミラーＥ−６０ １８８μｍ厚：東レ株式会社
製）（比較例３）を用いて、実施例と同様の方法により
隠蔽性、反射率、柔軟性を測定した。結果を表１に示
す。また、実施例に示した面状光源装置と同様の面状光
源装置のランプに装着し、同様に平均輝度を測定した。
結果を表１に示す。
【００２０】
【表１】
【００２１】
【発明の効果】本発明によるランプリフレクタによれ
ば、樹脂で構成され金属導体を使用しないため、光源の
点灯不良を解消でき、しかも光源からの光の隠蔽性を増
加させ反射率を高めることができる。そのため、光源か
らの光を効率よく反射させて面状光源装置の輝度を非常
に高めることができる。しかも可撓性に優れたものであ
り、装着の際も効率よく行うことができる。
ば、樹脂で構成され金属導体を使用しないため、光源の
点灯不良を解消でき、しかも光源からの光の隠蔽性を増
加させ反射率を高めることができる。そのため、光源か
らの光を効率よく反射させて面状光源装置の輝度を非常
に高めることができる。しかも可撓性に優れたものであ
り、装着の際も効率よく行うことができる。
【図１】本発明のランプリフレクタが適用される面状光
源装置を示す構成図
源装置を示す構成図
【図２】本発明のランプリフレクタの一実施例を示す側
面図
面図
【図３】本発明のランプリフレクタの他の実施例を表す
側面図
側面図
【図４】本発明のランプリフレクタの他の実施例を表す
側面図
側面図
【図５】柔軟性、可撓性を測定する測定方法を示す図
１‥‥‥光源 ３、３１、３２‥‥‥ランプリフレクタ ４、４１‥‥‥白色プラスチックフィルム ５、７‥‥‥白色樹脂層 ６‥‥‥黒色樹脂層
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平４−138651（ＪＰ，Ａ) 特開 平３−89301（ＪＰ，Ａ) 特開 昭63−269101（ＪＰ，Ａ) 特開 平１−251504（ＪＰ，Ａ) 特開 平６−15775（ＪＰ，Ａ) 特開 平３−256090（ＪＰ，Ａ) 実開 平４−46485（ＪＰ，Ｕ) 実開 平３−119913（ＪＰ，Ｕ) (58)調査した分野(Int.Cl.7，ＤＢ名) G02F 1/1335 530
Claims (4)
- 【請求項１】面状光源装置の光源のランプリフレクタで
あって、白色プラスチックフィルムの少なくとも一方の
面に白色顔料を含む白色樹脂層を設けたことを特徴とす
るランプリフレクタ。 - 【請求項２】面状光源装置の光源のランプリフレクタで
あって、白色プラスチックフィルムの少なくとも一方の
面に白色顔料を含む白色樹脂層を設け、更に前記光源に
対向しない面に黒色染顔料を含む黒色樹脂層を設けたこ
とを特徴とするランプリフレクタ。 - 【請求項３】前記白色プラスチックフィルムが、発泡白
色プラスチックである請求項１又は２に記載のランプリ
フレクタ。 - 【請求項４】請求項１ないし３いずれか１項記載のラン
プリフレクタであって、隠蔽力がオルソ濃度で１以上で
あることを特徴とするランプリフレクタ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP21933392A JP3355204B2 (ja) | 1992-08-18 | 1992-08-18 | ランプリフレクタ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP21933392A JP3355204B2 (ja) | 1992-08-18 | 1992-08-18 | ランプリフレクタ |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0667174A JPH0667174A (ja) | 1994-03-11 |
| JP3355204B2 true JP3355204B2 (ja) | 2002-12-09 |
Family
ID=16733824
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP21933392A Expired - Lifetime JP3355204B2 (ja) | 1992-08-18 | 1992-08-18 | ランプリフレクタ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3355204B2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US7273640B2 (en) | 2003-11-21 | 2007-09-25 | Rohm And Haas Denmark Finance A/S | Highly reflective optical element |
Families Citing this family (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP4604324B2 (ja) * | 2000-09-04 | 2011-01-05 | 東洋紡績株式会社 | 液晶モニター用反射板 |
| JP4604338B2 (ja) * | 2000-11-13 | 2011-01-05 | 東洋紡績株式会社 | 液晶ディスプレイ用光反射シート |
| KR100681107B1 (ko) * | 2003-05-20 | 2007-02-08 | 미쓰비시 쥬시 가부시끼가이샤 | 지방족 폴리에스터계 수지 반사 필름 및 반사판 |
| US7562990B2 (en) | 2004-01-13 | 2009-07-21 | Toray Industries, Inc. | Reflector for lighting and back light device for displaying information |
-
1992
- 1992-08-18 JP JP21933392A patent/JP3355204B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US7273640B2 (en) | 2003-11-21 | 2007-09-25 | Rohm And Haas Denmark Finance A/S | Highly reflective optical element |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0667174A (ja) | 1994-03-11 |
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