JP3354637B2 - 抽出し等のスライドレール - Google Patents

抽出し等のスライドレール

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JP3354637B2
JP3354637B2 JP18226493A JP18226493A JP3354637B2 JP 3354637 B2 JP3354637 B2 JP 3354637B2 JP 18226493 A JP18226493 A JP 18226493A JP 18226493 A JP18226493 A JP 18226493A JP 3354637 B2 JP3354637 B2 JP 3354637B2
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恵一 安藤
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日本スライド工業株式会社
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  • Electrophotography Configuration And Component (AREA)
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  • Bearings For Parts Moving Linearly (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は事務用機器等の抽出しお
よび厨房器具等の抽出しの如きキャビネット側(固定部
材)と抽出し側(可動部材)にそれぞれ転動体付きリテ
ーナを介してアウタレールとインナレールをそれぞれ取
り付けられる機器等の分野を含めて各種建具のように、
鴨居(固定部材)側に一方のレールが取り付けられ、引
戸(可動部材)側に他方のレールが取り付けられてなる
スライドレールに関する。
【0002】
【従来の技術】従来のスライドレールは図14〜15に
示すようにアウタレール1とインナレール2間に多数の
ボール3,3...付きリテーナ4が組み込まれている
ので、インナレールは多数の前記ボールを介してスムー
ズにスライドすることができる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが図15に示す
如く、鋼材からなるリテーナ4を断面弓形状に成形する
と共にその上下端にポケットを多数形成するため、その
作業が数工程をへるため、コスト高になると共に該ボー
ルの位置に一致させるべくアウタレールとインナレール
2の上下に軌道1a,2aをそれぞれ形成せねばならな
い等きわめて面倒である。
【0004】そのため、プレス成形用金型の高騰にとも
ないコスト高要因の1つにもなっている。そこで、断面
略カギ形のアウタレールと断面略リップ溝形のインナレ
ールとを用いると共に両レール間に組み込まれる転動体
付きリテーナはプラスチック材料を用いて一体成形する
ことにより、組立は勿論のこと、上下左右の荷重を十分
に支承でき、併せて左右の横振れを防ぐことが本発明の
技術的課題である。
【0005】
【技術的課題を解決するための手段】上記技術的課題を
解決するための手段は、アウタレールとインナレール間
に転動体付きリテーナが組込まれてなるスライドレール
において、上記アウタレールは、水平壁と該水平壁の両
端から延設された左右側壁にて断面略カギ形に構成さ
れ、インナレールは、水平壁と該水平壁端部から延設さ
れた側壁と該側壁端部から延設された底壁と該底壁端部
から延設され、上記水平壁との間に所望隙間を形成して
いる側壁にて断面略リップ溝形に構成され、転動体付き
リテ−ナは、上記インナーレール内に内挿可能な断面略
方形を呈すると共に、上記アウターレールの側壁並びに
水平壁を内挿して案内する断面L字状の溝が軸方向に形
成され、かつ上下並びに左右の所要箇所には複数個のポ
ケットが形成され、該夫々のポケット内には、転動体が
回転自在に挿入されており、上記転動体付きリテ−ナは
インナーレール内に内挿し、インナーレールの所望隙間
と転動体付きリテ−ナの溝開口を連通させてアウターレ
ールの側壁および水平壁をリテ−ナの溝内に内挿させる
と共に、インナーレールの側壁とリテ−ナの側壁をアウ
ターレールの左右側壁間に位置させ、かつ上記転動体
が、インナーレールの内壁およびアウターレールの内外
壁に接している。また、上記アウタレール並びにインナ
レールの材料は、ステンレス鋼板、カラー鉄板、アルミ
ニウム押出型材、エンプラプレートの何れか一つを選択
して使用され、そして前記リテーナの材料はプラスチッ
ク材料あるいはダイキャスト合金を用いて前記アウタレ
ールの側壁を案内する溝及び転動体用ポケットが一体成
形されているものとすることができる。
【0006】
【作用】カギ形のアウタレールにリップ溝形のインナレ
ールが断面略方形の転動体付きリテーナが組み込まれて
いると共に、該リテーナの上下左右には転動体が回転自
在に挿入されているので、スライドレールに作用する4
方向荷重を十分支承できる機能を有すると同時に、該リ
テーナの軸方向に前記アウタレールの側壁を案内する溝
が長手方向に形成され、かつ該溝を挾んで転動体が挿入
されているので、インナレールの横振れを防ぐことがで
きる機能を併せて有する。
【0007】
【実施例】以下図に基づいて本発明の一実施例を説明す
る。図1は本発明抽出し等のスライドレールの全体斜視
図である。
【0008】10は断面略カギ形のアウタレールで、該
アウタレール10はステンレス鋼板あるいはカラー鉄
板、アルミニウム押出型材若しくはプラスチック材料を
用い、フォーミングロール、プレス等にて水平壁11
と、該水平壁11より所定間隔Lをおいて、下方に垂直
な側壁12,13が一体成形されている。
【0009】一方の側壁12は後記インナレール20に
後記転動体付きリテーナを介して嵌挿され、他方の側壁
13は框等の固定部材側に容易に取り付けられるように
前記側壁12より多少長く形成されている。
【0010】前記インナレール20は断面略リップ溝形
で、該インナレールはアウタレール10の材料と同一の
ものを用い、フォーミングロール、プレス成形にて、水
平壁21の一方より略直角に折り曲げた垂直側壁22が
成形され、続いて略直角に折り曲げて底壁23が成形さ
れ、さらに連続して上方に略直角に折り曲げて垂直側壁
24が一体成形されていると共に前記水平壁21との間
には所定隙間Cが形成されている。
【0011】30は上記両レール10,20間に組み込
まれる転動体付きリテーナで、該リテーナ30はプラス
チック材料あるいはダイキャスト合金をもってローラ4
1,41...用ポケット32,32..並びに円板4
2用ポケット33,33が一体的に形成されている。
【0012】該リテーナ30は前記アウタレール10の
側壁12並びに水平壁11を案内すべく断面略逆L字状
の溝31が長手軸方向に形成されると共に、該溝31に
より垂直壁311,312および上部水平壁313およ
び下部水平壁314が形成されている(図4参照)。
【0013】さらに、該リテーナ30は図5に示すよう
に、前記上部水平壁313と下部水平壁314間に前記
溝31の水平部分が形成され、そして内方に前記垂直壁
312を有する第1垂直部315が形成されている。
【0014】該第1垂直部315に前記ポケット32,
32が所定間隔Lをおいて形成されている。また、該ポ
ケット32,32と第2垂直部316には断面A−A
(図7参照)および断面C−C(図9参照)に示すよう
に前後が貫通して形成されていると同時にその底壁32
2には台形状突部321がそれぞれ形成されている。
【0015】317は左右のポケット32,32間の中
間部で、該中間部317には断面B−B(図8参照)に
示すように円板42用ポケット33が垂直に形成され、
そして該ポケット33の上方すなわち断面略逆L字溝3
1を境にして形成される水平部318にはローラ41用
ポケット32が貫通して形成されている。
【0016】また、前記中間部317に相対向する第2
垂直部316にローラ41用ポケット32が形成されて
いる。上記ローラ41用ポケット32と円板42用ポケ
ット33には前記台形状突部321がそれぞれ形成され
ている。(図6参照)
【0017】34および341はくぼみ、35と36は
リテーナ30の前記水平部318の前後端に形成された
断面略逆台形状突起と、該突起に対応する凹部である。
一方のリテーナ30の突起35を他方のリテーナ30の
凹部36に結合することによってリテーナ30の長さを
両レールの長さに応じて自由に選択することができる。
(図10参照)
【0018】上記リテーナ30に挿入される転動体はロ
ーラ41をもって説明されているが、該ローラ41のみ
に限定されるものでなく、転動体の1つでもあるボール
等を挿入することができる。そのさいにはポケット32
の形状は方形若しくはボールに適した形状にすることは
当然であり、かつ該ボールの脱落を防ぐ突部を設ける。
【0019】図13は本発明引戸や抽出し等の両レール
10,20間に組み込まれる転動体付きリテーナ30の
他の実施例を示す概略斜視図で、前記実施例と異なると
ころは全体が長く形成すると同時にその前後側にそれぞ
れ前記実施例と同一に形成されている点にある。
【0020】従って、その前後側にはローラ用ポケット
32が形成され、それらポケット32にローラ41およ
び円板42がそれぞれ挿入されることにより長尺の両レ
ール10,20間に組み込むのに適している。
【0021】以上のように本発明は構成されているの
で、両レールのサイズに合わせて転動体付きリテーナを
選択の上、組み込むことにより所望の抽出し等のスライ
ドレールができあがる。
【0022】
【発明の効果】両レール間に組み込まれるリテーナは断
面略方形を呈すると共に、各面に形成されたポケットに
はローラと円板がそれぞれ挿入されているので、四方向
の荷重を支承することができる。
【0023】また、該リテーナの断面略逆L字状の溝内
に嵌挿されたアウタレールの側壁は複数のローラ(図7
および図9参照)により挟持されるのでインナレールの
横振れが防止され、かつ前記アウタレールの側壁の上方
はリテーナの水平部のローラを介して支承されると同時
に、該側壁の下面が円板により支承されているので、該
ローラと円板に内壁が接触するインナレールは前記ロー
ラと円板に上下が挟持された状態となり、前記アウタレ
ールの側壁を介してスムーズに前進若しくは後退するこ
とができる機能を有する。
【0024】特にロングレールのような場合には、長尺
のリテーナを用いることにより負荷を前後に分散するこ
とができるので、長期の使用に十分耐えられる。しか
も、該リテーナはプラスチック材料あるいはダイキャス
ト合金をもって一体成形され、そしてアウタレールとイ
ンナレールはプレスあるいはフォーミングロール成形で
もって一体成形されるので、スライドレールを廉く製作
することができるなど経済的効果がきわめて大である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の抽出し等のスライドレールの全体斜視
図である。
【図2】アウタレールの断面図である。
【図3】インナレールの断面図である。
【図4】両レール間に組み込まれるリテーナの側面図で
ある。
【図5】図4の矢視方向正面図である。
【図6】図5の矢視B方向の背面図である。
【図7】図5のA−A断面図である。
【図8】図5のB−B断面図である。
【図9】図5のC−C断面拡大図である。
【図10】図5の平面図である。
【図11】リテーナに挿入されるローラの斜視図であ
る。
【図12】リテーナに挿入される円板の斜視図である。
【図13】リテーナの他の実施例を示す斜視図である。
【図14】従来例を示す斜視図である。
【図15】図14の断面図である。
【符号の説明】
10:アウタレール 20:インナレール 30:リテーナ 31:溝 315:第1垂直部 316:第2垂直部 317:中間部 318:水平部 32:ポケット 41:ローラ 42:円板
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F16C 29/00 - 31/06 A47B 88/08 G03G 15/00 G03B 27/50

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】アウタレールとインナレール間に転動体付
    きリテーナが組込まれてなるスライドレールにおいて、 上記アウタレールは、水平壁と該水平壁の両端から延設
    された左右側壁にて断面略カギ形に構成され、 インナレールは、水平壁と該水平壁端部から延設された
    側壁と該側壁端部から延設された底壁と該底壁端部から
    延設され、上記水平壁との間に所望隙間を形成している
    側壁にて断面略リップ溝形に構成され、 転動体付きリテ−ナは、上記インナーレール内に内挿可
    能な断面略方形を呈すると共に、上記アウターレールの
    側壁並びに水平壁を内挿して案内する断面L字状の溝が
    軸方向に形成され、かつ上下並びに左右の所要箇所には
    複数個のポケットが形成され、該夫々のポケット内に
    は、転動体が回転自在に挿入されており、上記転動体付
    きリテ−ナはインナーレール内に内挿し、インナーレー
    ルの所望隙間と転動体付きリテ−ナの溝開口を連通させ
    てアウターレールの側壁および水平壁をリテ−ナの溝内
    に内挿させると共に、インナーレールの側壁とリテ−ナ
    の側壁をアウターレールの左右側壁間に位置させ、かつ
    上記転動体が、インナーレールの内壁およびアウターレ
    ールの内外壁に接していることを特徴とする抽出し等の
    スライドレール。
  2. 【請求項2】アウタレール並びにインナレールの材料は
    ステンレス鋼板、カラー鉄板、アルミニウム押出型材、
    エンプラプレートの何れか一つを選択して使用され、そ
    して前記リテーナの材料はプラスチック材料あるいはダ
    イキャスト合金を用いて前記アウタレールの側壁を案内
    する溝及び転動体用ポケットが一体成形されていること
    を特徴とする請求項1に記載の抽出し等のスライドレー
    ル。
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