JP3354374B2 - 太陽電池モジュールおよび太陽電池モジュール群 - Google Patents

太陽電池モジュールおよび太陽電池モジュール群

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    • Y02B10/10Photovoltaic [PV]
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
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    • Y02E10/50Photovoltaic [PV] energy

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  • Photovoltaic Devices (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光の照射により起
電力を発生する光起電力素子を備える太陽電池モジュー
ルおよび、その太陽電池モジュールが瓦、壁、建材また
は屋根の一部として表層部に設けられた太陽電池システ
ムに関する。
【0002】
【従来の技術】太陽電池モジュールは、例えば48個の
結晶系シリコン光起電力素子を直列接続してなるユニッ
トセルを、光照射面側にある強化ガラスと裏面側にある
保護フィルムとしてのポリビニルフルオライドとアルミ
ニウムの複合材料フィルムの間に、エチレンビニルアセ
テート(EVA)等の結着樹脂を介して固定された構造
になっている。電極端子の取り出しは裏面の保護フィル
ムの一部に穴あけ加工を施し、この穴よりリード線を外
部に引き出し、その部分に通常は1個の端子ボックスを
設置していた。このような太陽電池モジュールを平地面
上に設けた架台に取付ける場合は、太陽電池モジュール
を取付けて裏面からリード線を結線した後にリード線を
架台等に固定していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】近年においては、太陽
電池モジュールを屋根の上に架台を用いずに取付ける場
合が増加している。傾斜屋根に取付ける場合、太陽電池
モジュールを取付けた後に裏からはリード線を結線がで
きない。従って、リード線の結線と太陽電池モジュール
の取付けを個々の太陽電池モジュール毎に行う。あるい
はリード線を裏面から表面にまわして結線を行った後、
固定する。このように、従来の太陽電池モジュールの場
合は、長いリード線が必要であること、リード線の固定
が必要であること、施工が複雑になるといった欠点があ
った。
【0004】また、正端子・負端子2個の端子ボックス
を1つの太陽電池モジュールに設置した場合、リード線
の長さを短くすることができ、隣の太陽電池モジュール
との接続は容易になり且つリード線の固定が不要にな
る。しかし、正端子・負端子の位置は常に一定なので屋
根に載っている太陽電池モジュール群の端にある太陽電
池モジュールからの接続には、図17に示すように長い
リード線が必要となっていた。特開平7−22640号
では、直列に接続するスペースが無い場合長いリード線
が必要になる。また実公平7−l0503号では瓦に組
み込んだ太陽電池モジュールの接続方法が記載されてい
るが、正極・負極の方向が一定なので端の瓦から接続す
る時は長いリード線などの配線が必要となる。
【0005】正端子と負端子が左右逆になっている太陽
電池モジュールを作製すると、図18に示すように長い
配線を使う必要が無くなる。しかし、太陽電池モジュー
ルが2種類必要となるためコストが掛かるという欠点が
ある。あるいは施工時に太陽電池モジュールを区別しな
がら施工する必要がある。
【0006】本発明は、このような従来技術の課題を解
決すべくなされたものであり、多数の太陽電池モジュー
ルを短い配線で接続できる太陽電池モジュールおよび、
それを表層部に備えた太陽電池システムを提供すること
を目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の太陽電池モジュ
ールは、光起電力素子を備えた太陽電池モジュールにお
いて、該光起電力素子の正極および負極にそれぞれ接続
されるとともに、中性極を有する第1端子部と、該第1
端子部の中性極とは配線を介して接続された極を有する
第2端子部とを有することを特徴とし、そのことにより
上記目的が達成される。
【0008】前記第1端子部に、モジュール間接続用端
子が接続されるようになっており、該モジュール間接続
用端子によって、該第1端子部の中性極が、該第1端子
部の正極または負極のいずれかに選択的に接続されて、
前記第1端子部の中性極と接続されない極が、該モジュ
ール間接続用端子から取り出されるようになっている。
【0009】前記モジュール間接続用端子は、前記第1
端子部の3つの極にそれぞれ接続される3つの極を有し
ており、該モジュール間接続用端子に設けられた2つの
極が、内部で相互に電気的に接続されて、これら2つの
極の一方が、前記第1端子部の中性極に常に接続される
ようになっている。
【0010】前記第1端子部の3つの極は、中性極を挟
んで正極と負極とが直線状に並んで配置されており、前
記モジュール間接続用端子の3つの極も直線状に並んで
配置されている。
【0011】前記第1端子部の3つの極は、三角形を形
成する3つの頂点上にそれぞれ配置されており、前記モ
ジュール間接続用端子の3つの極も三角形を形成する3
つの頂点上にそれぞれ配置されている。
【0012】前記モジュール間接続用端子は、前記第1
端子部の中性極に接続される極以外の各極が、それぞ
れ、前記第1端子部の正極および負極のいずれにも接続
可能になっている。
【0013】前記第2端子部は、前記モジュール間接続
用端子が接続されるように3つの極を有しており、それ
ぞれの極が、前記第1の端子部の中性極に接続されてい
る。
【0014】また、本発明の太陽電池モジュール群は、
前記複数の太陽電池モジュールが、導線によって相互に
電気的に接続された太陽電池モジュール群であって、該
導線の両側にモジュール間接続用端子がそれぞれ設けら
れており、1つの導線の一方に設けられたモジュール間
接続用端子が、1つの太陽電池モジュールの第1端子部
に接続されて、該導線の他方に設けられたモジュール間
接続用端子が、他の太陽電池モジュールの第2端子部に
接続され、該第1端子部に接続されたモジュール間接続
用端子によって、該第1端子部の中性極が、該第1端子
部の正極または負極のいずれかに選択的に接続されて、
該第1端子部の中性極と接続されない極が、該モジュー
ル間接続用端子から取り出されるようになっていること
を特徴とする。
【0015】
【0016】
【0017】
【0018】
【0019】
【0020】
【0021】
【0022】以下、本発明の作用につき説明する。
【0023】いま、第1端子と第2端子とを接続すると
きのことを考える。第2端子の中で電気的に接続してい
る極が第1端子と接続するときに、必ず中性極と接続す
るようになっている。もし、第2端子を介して第1端子
の中性極と正極とが接続される場合、図19(a)に示
すように第2端子からは負極の配線が出ていることにな
る。仮に、第2端子を介して第1端子の中性極と負極と
が接続される場合、図19(b)に示すように第2端子
からは正極の配線が出ていることになる。このように第
1端子と第2端子との接続状態を逆にすることにより、
第2端子より出てる配線の極性が逆になる。
【0024】
【発明の実施の形態】以下本発明の実施形態を図面に基
づいて詳細に説明する。但し、実施形態により発明が制
限されることはない。
【0025】(実施形態1)図1は本実施形態に係る太
陽電池モジュールの正面図である。この太陽電池モジュ
ール1は、結晶系シリコン光起電力素子2がセル間配線
3により接続された24直列のユニットセルを、ポリビ
ニルフルオライドとアルミニウムからなる複合材料フィ
ルムと強化ガラスとの間に、エチレンビニルアセテート
(EVA)でラミネートした構造となっている。セル間
配線3による光起電力素子2同士の電気的な配線はラミ
ネートの前にされている。
【0026】この太陽電池モジュールは、少なくとも2
つの端子部4と5とを有し、それ以外にも他の端子が出
ている。端子部4は、図2に示すように3つの極6、
7、8を備え、図1に示すように極6にはユニットセル
の正極からの配線6aが接続され、この極6は正極とな
っている。また、極7にはユニットセルの負極からの配
線7aが接続され、この極7は負極となっている。ま
た、極8は、もう一方の端子部5と配線8aを介して接
続されている。上記端子部5には端子部4の極8と配線
8aを介して接続されている3つの極がある。端子部4
が請求項でいう第1端子部である。端子部5が請求項で
いう第2端子部である。
【0027】図3は、隣接するモジュールの間を接続す
るための導線10を示す模式図である。この導線10は
両端に端子部11、12を有し、両端子部11、12は
同一の構造となっている。一方の端子部11を例に挙げ
て、その構造を図4に基づいて説明する。端子部11
は、外枠11aの内部に3つの突出した極13、14、
15を備え、そのうちの2つの極13、14が端子内部
で電気的に接続されている。この端子部11は、同一形
状かつ同一寸法に形成されている端子部4、5の外側を
外枠11aが包み込み、また、極13、14、15が端
子部4、5の極の内部に入り込むようになっている。図
3に示す端子部11及び12が請求項で言うモジュール
間接続用端子である。
【0028】かかる端子部11及び12は、端子部4と
2種類の接続状態で嵌合できる。その嵌合方法を、図5
及び図6に示す。図5の場合は、端子部4の極6、7、
8に端子部11の極15、14、13を各々嵌合して接
続させる場合である。この様に接続すると、端子部11
内で接続されている13、14の極が端子部4の7、8
の極に接続され、かつ、端子部4の正の極6に端子部1
1の極15が接続されているので端子部11からは正極
が出て、端子部5は負極になる。一方、図6の場合は、
端子部4の極6、7、8に端子部11の極14、15、
13を各々嵌合して接続させる場合である。このように
接続すると、端子部11から負極が出て端子部5は正極
となる。このように端子の接続の方法を変えるだけで正
極・負極が逆になる。
【0029】図7は、図1に示す太陽電池モジュールが
2列にわたって接続された場合の接続状態を示してい
る。図において、上の列では左側の端子が負極に、下の
列では左側の端子が正極となっている。上の列では、隣
合う太陽電池モジュール同士を以下のように接続する。
右側の太陽電池モジュールにおける左側の負極の端子部
4に導線10の端子部12を、図6に示すように嵌合さ
せる。これにより、導線10のもう一方の端子部11は
正極となり、その正極の端子部11を左側の太陽電池モ
ジュールにおける右側の正極の端子部5に嵌合させる。
この端子部11と5との嵌合は、端子部5の3つの極が
内部で総て電気的に接続されているので、端子部11の
極15の左右方向はどちらでもよい。
【0030】上の列の右端と下の列の右端の太陽電池モ
ジュール同士の接続は、何の配慮をすることなく、単に
導線10の端子部11と12とを、上の列の右端の太陽
電池モジュールにおける右側の端子部5と、下の列の右
端の太陽電池モジュールにおける右側の端子部5とに各
々嵌合すればよい。つまり、両端子部5の一方が正極、
他方が負極であり、また、両端子部5は3つの極が内部
で総て電気的に接続されているからである。
【0031】下の列では、隣合う太陽電池モジュール同
士を以下のように接続する。右側の太陽電池モジュール
における左側の正極の端子部4に導線10の端子部12
を、図5に示すように嵌合させる。これにより、導線1
0のもう一方の端子部11は負極となり、その負極の端
子部11を左側の太陽電池モジュールにおける右側の負
極の端子部5に嵌合させる。この端子部11と5との嵌
合は、端子部5の3つの極が内部で総て電気的に接続さ
れているので、端子部11の極15の左右方向はどちら
でもよい。
【0032】(実施形態2)図8は、本実施形態に係る
太陽電池モジュールの正面図である。この太陽電池モジ
ュールは、結晶系シリコン光起電力素子を接続した24
直列のユニットセルを、ポリビニルフルオライドとアル
ミニウムからなる複合材料フィルムと強化ガラスとの間
に、エチレンビニルアセテート(EVA)でラミネート
した構成となっている。ユニットセル間の電気的な配線
はラミネート前に行っている。この太陽電池モジュール
には少なくとも端子部21、22が設けられており、端
子部22はリード線を介して引き出されている。なお、
この太陽電池モジュールでも、端子部21、22の外に
他の端子が出ている。
【0033】端子部21の構造は、図9に示す様になっ
ている。この端子部21は、全体が三角柱状に形成さ
れ、3つの極6、7、8を有する。極6はユニットセル
の正極と配線6aを介して接続されており、極7はユニ
ットセルの負極と配線7aを介して接続され、極8はも
う一方の端子部22とリード線(配線)8aを介して接
続されている。端子部22は、図10に示すように、外
枠22aの内部に3つの突出した極13、14、15が
設けられており、端子部21の外側に設けた凹溝21
a、21bのいずれか一方に、端子部22の外枠22a
に内側に突出した凸部16を位置合わせして挿入するこ
とにより嵌合できる。この嵌合により、端子部22の外
枠22aは端子部21を覆い、3つの突出した極13、
14、15は端子部21の3つの極の1つずつに入る。
【0034】かかる端子部22は、端子部21と2種類
の接続状態で嵌合できる。端子部22の凸部16を端子
部21の凹溝21aに合わせると、端子部21の極6、
7、8に対して端子部22の極13、15、14が各々
接続され、凹溝21bに合わせると、端子部21の極
6、7、8に対して端子部22の極15、14、13が
各々接続される。このとき、極13と14を介して極8
は、正の極6または負の極7と常に接続するようになっ
ている。これによって、極15は正極・負極に任意に設
定できる。
【0035】図11は太陽電池モジュールを接続した図
である。この図において、相互に隣合う太陽電池モジュ
ールのうち右側の太陽電池モジュールの端子部21に
は、左側の太陽電池モジュールからリード線にて引き出
された端子部22が接続されている。このとき、図11
に示す端子部21の3つの極の右端を正極6、左端を負
極7とし、また、この端子部21に端子部22を嵌合し
て端子部22の極13、14を端子部21の負極7に接
続すると、中央の極8にリード線を介して接続された端
子部22の極15は、正極となる。この正極15を右側
の太陽電池モジュールの端子部21における右端の正極
6に接続させると、太陽電池モジュールの設置数に拘ら
ず、複数の太陽電池モジュールの接続が可能となる。
【0036】この実施形態においても、2列以上になる
ように太陽電池モジュールを配置した場合に、上の列と
下の列との太陽電池モジュールを短い配線で接続するこ
とができる。
【0037】(実施形態3)図12は本実施形態に係る
太陽電池モジュールの正面図である。この太陽電池モジ
ュールは、結晶系シリコン光起電力素子が接続された2
4直列のユニットセルを、強化ガラスとポリビニルフル
オライドとアルミニウムからなる複合材料フィルムの間
に、エチレンビニルアセテート(EVA)でラミネート
した構成となっている。ユニットセル間の電気的な配線
は、ラミネートの前に行っている。この太陽電池モジュ
ールは少なくとも2つの端子部31、32を備え、2つ
の端子部31、32ともリード線31a、32aで引き
出されている。なお、この太陽電池モジュールでも、端
子部31、32の外に他の端子が出ている。
【0038】端子部31は、図9に示す3つの極6、
7、8を有し、極6は正極、極7は負極として太陽電池
モジュールにリード線31aを介して接続されており、
極8はリード線32aを介してもう一つの端子部32に
接続されている。端子部32は、図10に示すように内
部で電気的に接続された2つの極13、14と、前記極
8とリード線32aを介して接続された極15とを有す
る。この場合も、実施形態2と同様に、端子部32は、
端子部31と2種類の方法で嵌合できる。接続したい2
つの太陽電池モジュールの端子部31と32とを接続す
るとき、凸部16を凹溝21aおよび21bのいずれか
一方に合わせると、上述の内部で電気的に接続された2
つの極13、14を介して極8は正極6または負極7と
常に接続するようになっている。これによって、正極・
負極が任意に設定できる。
【0039】図13はモジュールを接続した図である。
この図において、相互に隣合うモジュールのうち右側の
モジュールの端子部31には、左側のモジュールからリ
ード線にて引き出された端子部32が接続されている。
このとき、図13に示す端子部31の3つの極の上側を
正極6、下側を負極7とし、また、この端子部31に端
子部32を嵌合して端子部32の極13、14を端子部
31の負極7に接続すると、中央の極8にリード線を介
して接続された端子部22の極15は、正極となる。こ
の正極15を右側のモジュールの端子部31における上
側の正極6に接続させると、太陽電池モジュールの設置
数に拘らず、複数の太陽電池モジュールの接続が可能と
なる。
【0040】この実施形態においても、2列以上になる
ように太陽電池モジュールを配置した場合に、上の列と
下の列との太陽電池モジュールを短い配線で接続するこ
とができる。
【0041】(実施形態4)図14は、本実施形態に係
る太陽電池システムを示す正面図である。この太陽電池
システム50は、スレート瓦に設けられた嵌め込み用の
凹部51aに、実施形態1の太陽電池モジュール1が嵌
め込まれ、太陽電池モジュール1が表面に露出してい
る。また、太陽電池システム50は、配線は瓦の下を通
っていて端子部4、5の基部が瓦に埋め込まれている。
また、雨の流れる水路52や固定する為の目印53があ
る。
【0042】(実施形態5)図15は、本実施形態に係
る太陽電池システムを示す正面図である。この太陽電池
システム60は、壁用のコンクリート61の表層部に実
施形態1の太陽電池モジュール1が設けられている。ま
た、太陽電池システム60は、太陽電池モジュール1の
配線をした後にコンクリートを流し込んで形成されてい
る。下部には、前記導線10などを収納するスペース6
2が設けられている。
【0043】なお、上述した実施形態4および5におい
ては実施形態1の太陽電池モジュールを用いているが、
本発明はこれに限らず、実施形態2または3の太陽電池
モジュールを組み込んだ構成としてもよい。このこと
は、次の実施形態6および7においても同様である。
【0044】(実施形態6)図16は、本実施形態に係
る太陽電池システムを示す斜視図である。この太陽電池
システム70は、ガレージ71の屋根72の架台に取付
けられるアルミニウムのフレームの片面側に、実施形態
1の太陽電池モジュール1が取付けられている。このよ
うに建材一体型の太陽電池システムは、フレームを前記
架台に取付けられ、ガレージの屋根としても機能する。
【0045】(実施形態7)図20は、本実施形態に係
る太陽電池システムを示す斜視図である。この太陽電池
システム80は、たとえばガレージの屋根81の表層に
太陽電池モジュールが取り付けられた構成となってい
る。この太陽電池モジュールは、800個の結晶系シリ
コン光起電力素子を直列接続した以外は、実施形態1の
太陽電池モジュール1と同一の構成としている。なお、
この太陽電池モジュールにおいても、直列接続する個数
以外の基本的な構成を、実施形態2または3の太陽電池
モジュールと同様にしたものを使用することができる。
【0046】
【発明の効果】以上の説明より明かなように、本発明に
よる場合には、第2端子の中で電気的に接続している極
が第1端子と接続するときに、必ず中性極と接続するよ
うになっているので、第1端子と第2端子との接続状態
を逆にすることにより、第2端子より出てる配線の極性
を逆にでき、多数の太陽電池モジュールを短い配線で接
続できるという効果がある。また、2種類の太陽電池モ
ジュールを必要とせず、加えて配線の短寸化によりコス
トの低廉化が可能となり、また、その区別をしなくとも
施工できるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態1に係る太陽電池モジュールを示す正
面図である。
【図2】実施形態1に係る太陽電池モジュールに備わっ
た第1端子を模式的に示す斜視図である。
【図3】実施形態1に係る太陽電池モジュールの隣合う
ものの間を接続するための導線を示す模式図である。
【図4】図3に示す導線に設けられた第2端子を模式的
に示す斜視図である。
【図5】実施形態1に係る太陽電池モジュールに備わっ
た第1端子に、第2端子を接続する2種類の接続状態の
一方を示す正面図である。
【図6】実施形態1に係る太陽電池モジュールに備わっ
た第1端子に、第2端子を接続する2種類の接続状態の
他方を示す正面図である。
【図7】図1の太陽電池モジュールが2列にわたって接
続された場合の接続状態を示す正面図である。
【図8】実施形態2に係る太陽電池モジュールを示す正
面図である。
【図9】実施形態2に係る太陽電池モジュールに備わっ
た第1端子を模式的に示す斜視図である。
【図10】実施形態2に係る太陽電池モジュールに備わ
った第1端子に接続される第2端子を模式的に示す斜視
図である。
【図11】実施形態2に係る太陽電池モジュールの接続
状態を示す正面図である。
【図12】実施形態3に係る太陽電池モジュールを示す
正面図である。
【図13】実施形態3に係る太陽電池モジュールの接続
状態を示す正面図である。
【図14】実施形態4に係る太陽電池システムを示す正
面図である。
【図15】実施形態5に係る太陽電池システムを示す正
面図である。
【図16】実施形態6に係る太陽電池システムを示す斜
視図である。
【図17】太陽電池システムの従来の接続状態を模式的
に示す正面図である。
【図18】太陽電池システムの従来の他の接続状態を模
式的に示す正面図である。
【図19】本発明による太陽電池システムの2種類の接
続状態を示す模式図である。
【図20】実施形態7に係る太陽電池システムを示す斜
視図である。
【符号の説明】
1 太陽電池モジュール 2 結晶系シリコン光起電力素子 3 セル間配線 4、5 端子部(第1端子) 6、7、8 極 6a、7a、8a 配線 10 導線 11、12 端子部(第2端子) 13、14、15 極 16 凸部 21、22 端子部 22a 外枠 21a、21b 凹溝 31、32 端子部 31a、32a リード線 50、60、70、80 太陽電池システム 51 スレート瓦 51a 凹部 52 水路 53 目印 61 壁用のコンクリート 62 スペース 71 ガレージ 72、81 屋根
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ▲藤▼井 哲 大阪府大阪市阿倍野区長池町22番22号 シャープ株式会社内 (72)発明者 加納 正史 茨城県つくば市和台32 積水化学工業株 式会社内 (72)発明者 長谷川 淳 茨城県つくば市和台32 積水化学工業株 式会社内 (72)発明者 近藤 俊裕 茨城県つくば市和台32 積水化学工業株 式会社内 (56)参考文献 特開 平8−274363(JP,A) 特開 平2−134877(JP,A) 特開 平7−91001(JP,A) 特開 平7−22640(JP,A) 特開 平4−219982(JP,A) 特開 平9−45950(JP,A) 実開 昭62−52609(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01L 31/04 - 31/07

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光起電力素子を備えた太陽電池モジュー
    ルにおいて、 該光起電力素子の正極および負極にそれぞれ接続される
    とともに、中性極を有する第1端子部と、該第1端子部
    の中性極とは配線を介して接続された極を有する第2端
    子部とを有することを特徴とする太陽電池モジュール。
  2. 【請求項2】 前記第1端子部に、モジュール間接続用
    端子が接続されるようになっており、該モジュール間接
    続用端子によって、該第1端子部の中性極が、該第1端
    子部の正極または負極のいずれかに選択的に接続され
    て、前記第1端子部の中性極と接続されない極が、該モ
    ジュール間接続用端子から取り出されるようになってい
    る請求項1記載の太陽電池モジュール。
  3. 【請求項3】 前記モジュール間接続用端子は、前記第
    1端子部の3つの極にそれぞれ接続される3つの極を有
    しており、該モジュール間接続用端子に設けられた2つ
    の極が、内部で相互に電気的に接続されて、これら2つ
    の極の一方が、前記第1端子部の中性極に常に接続され
    るようになっている請求項2記載の太陽電池モジュー
    ル。
  4. 【請求項4】 前記第1端子部の3つの極は、中性極を
    挟んで正極と負極とが直線状に並んで配置されており、
    前記モジュール間接続用端子の3つの極も直線状に並ん
    で配置されている請求項3に記載の太陽電池モジュー
    ル。
  5. 【請求項5】 前記第1端子部の3つの極は、三角形を
    形成する3つの頂点上にそれぞれ配置されており、前記
    モジュール間接続用端子の3つの極も三角形を形成する
    3つの頂点上にそれぞれ配置されている請求項3に記載
    の太陽電池モジュール。
  6. 【請求項6】 前記モジュール間接続用端子は、前記第
    1端子部の中性極に接続される極以外の各極が、それぞ
    れ、前記第1端子部の正極および負極のいずれにも接続
    可能になっている請求項4または5に記載の太陽電池モ
    ジュール。
  7. 【請求項7】 前記第2端子部は、前記モジュール間接
    続用端子が接続されるように3つの極を有しており、そ
    れぞれの極が、前記第1の端子部の中性極に接続されて
    いる請求項3に記載の太陽電池モジュール。
  8. 【請求項8】 請求項1に記載された複数の太陽電池モ
    ジュールが、導線によって相互に電気的に接続された太
    陽電池モジュール群であって、 該導線の両側にモジュール間接続用端子がそれぞれ設け
    られており、1つの導線の一方に設けられたモジュール
    間接続用端子が、1つの太陽電池モジュールの第1端子
    部に接続されて、該導線の他方に設けられたモジュール
    間接続用端子が、他の太陽電池モジュールの第2端子部
    に接続され、 該第1端子部に接続されたモジュール間接続用端子によ
    って、該第1端子部の中性極が、該第1端子部の正極ま
    たは負極のいずれかに選択的に接続されて、該第1端子
    部の中性極と接続されない極が、該モジュール間接続用
    端子から取り出されるようになっていることを特徴とす
    る太陽電池モジュール群。
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