JP3353467B2 - 血液透析装置の透析液管理装置 - Google Patents

血液透析装置の透析液管理装置

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JP3353467B2
JP3353467B2 JP13803594A JP13803594A JP3353467B2 JP 3353467 B2 JP3353467 B2 JP 3353467B2 JP 13803594 A JP13803594 A JP 13803594A JP 13803594 A JP13803594 A JP 13803594A JP 3353467 B2 JP3353467 B2 JP 3353467B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、血液透析装置の透析液
管理装置に関し、更に、詳しくは、血液中の不要成分
を、循環する透析液中に移すと共に、この移した不要成
分を除去して、透析液を良好に循環利用できる装置に関
する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】血液に
溶解している毒性物質の中、血漿蛋白質に吸着された状
態で、存在している有機化合物は非常に多い。例えば、
血漿蛋白質であるアルブミンには、ビリルビン等の代謝
産物等が吸着される。これらの吸着状態は、水溶液中で
水分子との間に結合をつくりにくい分子同士、又は、分
子中の原子団同士が親和性をもって集合する現象と考え
られる。この現象は、例えば、疎水結合と言われる。
【0003】このような結合状態で、血漿蛋白質に吸着
されている代謝産物等の不要成分は、一般的な血液透析
装置では、分離除去しにくい。そこで、この問題を解決
するための血液透析装置が、特開昭49−42189号
公報で提案されている。この血液透析装置では、透析液
に、例えば、アルブミンを含有させ、血液中のアルブミ
ンに吸着されている代謝産物を、透析器の半透膜を介し
て、透析液のアルブミンに吸着分離させるようにしてい
る。
【0004】ところで、血液透析装置には、いわゆる一
通過(シングルパス)方式と、回分方式とがある。一通
過方式は、濃厚な透析液用原液を連続的に水で希釈しな
がら、透析液を調製すると共に、透析器を通過した透析
液を廃棄するものである。このため、一通過方式では、
300リットル近くという大量の透析液を調製する必要
がある。これに対し、回分方式は、予め調製した透析液
を循環させながら、透析器を通過させるものであり、回
分方式では、70リットル程度の透析液を調製するだけ
でよい。しかしながら、回分方式は、一通過方式に比較
して、必要とされる透析液量が少なく、透析コストが安
いが、治療効率の面で優れている一通過方式のほうが普
及している。
【0005】ところが、特開昭49−42189号公報
に示される、従来の血液透析装置では、透析器を通過し
た透析液については何ら言及されておらず、そのまま廃
棄されるものと考えられる。即ち、上記従来の血液透析
装置は、一通過方式と考えられるが、これでは、透析コ
ストが高くつき、好ましくない。そこで、上記従来の血
液透析装置を回分方式に改良した、新たな装置が要望さ
れていた。
【0006】本発明は、上記問題を解決できる血液透析
装置の透析液管理装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の特徴とする処は、血液流に、透析器の半透
膜を介して、透析液流を接触させ、血液中の血漿蛋白質
に吸着された不要成分を、透析液中の吸着成分に吸着分
離させるものにおいて、透析液が循環しながら透析器を
通過する透析液回路が備えられ、透析液回路が、(1)
透析液を貯留する透析液タンクと、(2) 透析液を
循環させる循環用ポンプと、(3) 透析液中の吸着成
分に吸着された不要成分を、吸着剤により、吸着分離す
る吸着分離装置と、(4) 透析液を生理温度に加温す
る上流側加温装置と、(5) 透析液を、吸着分離装置
による吸着分離作用を促進できる温度に加温する下流側
加温装置を有し、透析液タンク内の透析液を透析器に供
給するラインに、上記上流側量加温装置が配設され、透
析器から透析液を透析液タンクに還流するラインに、上
記下流側加温装置及び吸着分離装置が、透析液の循環方
向に、上記の順で配設された点にある。
【0008】
【作用】血液透析時には、患者からの血液を透析器内を
通過させて、患者に還流する。一方、透析液回路では、
循環用ポンプの各ポンプ部により、透析液を循環させ
る。即ち、透析液タンク内の透析液を、加温装置によ
り、生理温度まで加温した後、透析器を通過させる。そ
して、透析器を通過した透析液を、加温装置により、吸
着分離装置による吸着分離を促進できる温度に加温した
後、吸着分離装置を通過させて、透析液タンク内に還流
させる。
【0009】上記のように、透析液回路内で透析液を循
環させると、透析液流が、半透膜を介して、患者の血液
流と接触する。この際、透析液は、吸着成分を含有して
いるので、血液中の血漿蛋白質に吸着した不要成分は、
半透膜を通過して、透析液中の吸着成分に急速に結合し
て、吸着分離される。又、透析器を通過する透析液が、
加温装置により、生理温度に加温されているので、患者
の体温が低下したりすることはない。
【0010】更に、透析液の吸着成分に吸着された不要
成分は、吸着分離装置の吸着剤により、吸着分離され
る。この吸着分離の前には、加温装置により、透析液
が、吸着分離作用を促進できる温度に再度加温されてい
るので、吸着剤による吸着分離作用を促進できる。
【0011】
【実施例】以下、本発明の第1実施例を図1〜図5の図
面に基づき説明する。図1及び図2は、持続的血液透析
装置を示し、該装置は、透析器1内部をそれぞれ通過す
る血液回路2及び透析液回路3と、除水装置4と、補液
供給装置5等を有する。
【0012】尚、持続的血液透析装置を、持続的アルブ
ミン浄化システム(Continuous Albumin Purification
System: CAPS)、血液中の毒性物質除去装置、血液
浄化装置と別称することもある。又、持続的透析とは、
血液流の流量が30ミリリットル/分程度で、24時間
程度かけて、ゆっくり行う透析のことを言い、重症患者
等に適用される。
【0013】図3に示すように、透析器1は、大面積タ
イプの中空糸型とされており、両端部が開口した円筒状
ケース6と、半透膜として例示する多数の中空糸7Aか
ら成る中空糸束7と、ケース6の各端部に外嵌固着され
た上下一対のヘッダー8,9とから成る。
【0014】ケース6には、中空糸7Aの外部に透析液
を通過させるための上下一対の透析液ポート10,11
が備えられている。
【0015】中空糸7Aの材料はポリアミド、ポリアク
リロニトリル、セルローストリアセテート、ポリスルホ
ン等が好ましいが、やや効率が悪いポリメチルメタクリ
レートも使用できる。通常の血液透析に使用される中空
糸7Aは平均孔径が20〜30Åであるが、本発明で
は、中空糸7Aは平均孔径が20〜100Åであって、
特に、50〜100Åのハイパーフォマンス型が好まし
い。又、中空糸7Aの厚さは15〜60μm、好ましく
は、15〜50μmとされている。中空糸束7の各端部
はケース6の各端部内面に接着剤12で固着されてい
る。
【0016】各ヘッダー8,9には、それぞれ、中空糸
7A内部に血液を導くための血液ポート13,14が備
えられている。15はOリングである。
【0017】血液回路2は、患者からの血液を透析器1
を通過させて、患者に還流させるもので、患者の動脈と
透析器1の上側血液ポート13を接続する動脈ライン1
6と、透析器1の下側血液ポート14と患者の静脈とを
接続する静脈ライン17とを有する。動脈ライン16に
は、患者の動脈血を圧送する一連掛けのローラーポンプ
等の血液ポンプ18と、圧送された動脈血を一旦貯留す
る動脈側チャンバー19とが、血液の流通方向(矢印方
向)に上記の順で配設され、動脈側チャンバー19は、
貯留された動脈血を透析器1に供給する。静脈ライン1
7は、透析器1内で透析(浄化)された血液を一旦貯留
する静脈側チャンバー20を有し、該チャンバー20
は、貯留された血液を患者の静脈に還流させる。尚、動
脈ライン16と静脈ライン17の各機器は、それぞれ、
弾性チューブ16A,17Aにより接続されている。
【0018】尚、静脈ライン17における、静脈側チャ
ンバー20の下流には、付設回路22が、仮想線で示す
一対の迂回流路23,24を介して、接続されることが
多いが、接続されないこともある。付設回路22として
は、持続的血液透析 (Continuous Hemodialysis:CH
D)回路、持続的血液濾過 (Continuous Hemofiltratio
n:CHF)回路、又は、持続的同時血液濾過(Continuou
s Hemodiafiltraion:CHDF)回路が使用される。
尚、付設回路22を接続した場合には、静脈ライン17
における、両迂回流路23,24間の流路25が遮断さ
れる。
【0019】透析液回路3、除水装置4及び補液供給装
置5は、単一ユニットシステム(One unit System)を構
成し、該システムは閉鎖系システム(クローズドシステ
ム:Closed System)とされている。
【0020】透析液回路3は、透析液を循環させなが
ら、透析器1を通過させるもので、透析液タンク27
と、透析液タンク27と透析器1の下側透析液ポート1
1を接続する透析液供給ライン28と、透析器1の上側
透析液ポート10と透析液タンク27を接続する透析液
還流ライン29とを有する。
【0021】透析液は、灌流液とも別称されるもので、
適当な吸着成分を含有している。吸着成分は、血液中の
血漿蛋白質に吸着した不要成分(有機化合物、毒性物
質、有毒物質と言う場合もある。)を吸着分離するもの
で、例えば、アルブミン、各種グロブリン等の血漿蛋白
質、又は、これと同様の作用をなすポリマー、高分子化
合物等が使用されるが、実施例では、アルブミンが使用
されている。吸着成分として血漿蛋白質を使用する場合
には、透析液中の血漿蛋白質の濃度は、血液中よりも高
ければ良い。血漿蛋白質としてアルブミンを使用した場
合には、透析液中のアルブミン濃度(含有量)は、25
〜50g/リットルが好ましい。アルブミン濃度が25
g/リットル以下では、不要成分の吸着分離量が少なく
なり、50g/リットル以上では、高価なアルブミンを
多量に使用するために、透析コストが高くなり過ぎると
いう経済上の問題が発生する。
【0022】尚、血液中の血漿蛋白質に吸着する不要成
分である有機化合物としては、下記のものがある。即
ち、血液中のアルブミンに吸着する有機化合物として
は、ビリルビン、バゾフラビン等の代謝物質、クロロマ
イセチン、バルビシール酸等の生理活性物質、インドシ
アニングリーン、ブロムスルフォフタレン等の色素類が
ある。尚、血液中での存在様式からみて、ビリルビンに
は、アルブミンと弱く結合する遊離、抱合型及び非抱合
型ビリルビンと、アルブミンと強く結合するδ(デル
タ)ビリルビンとがある。又、血液中の各種グロブリン
に吸着する有機化合物としては、ビタミンA,D,E,
K等がある。その他、血漿蛋白質に吸着する有機化合物
としては、肝不全末期に肝性昏睡を誘起する毒性物質、
腎不全末期に出現する毒性物質等がある。
【0023】透析液タンク27(ストックタンク、貯留
タンクと言うこともある。)は、透析液を貯留するもの
で、その貯留量を目視できるように、透明、又は、半透
明とされている。透析液タンク27内の透析液中には、
透析液供給ライン28の端部が挿入されているが、透析
液還流ライン29の端部は上記透析液中に挿入される場
合もあり、挿入されない場合もある。
【0024】透析液供給ライン28には、分離器(これ
については、後述する。)33と、上流側加温装置34
と、循環用ポンプ36とが、透析液の循環方向(矢印方
向)に上記の順で配設されている。又、透析液還流ライ
ン29には、上記循環用ポンプ36と、下流側加温装置
38と、吸着分離装置39とが、透析液の循環方向に上
記の順で配設されている。尚、透析液供給ライン28と
透析液還流ライン29の各機器は、それぞれ、弾性チュ
ーブ28A,29Aにより接続されている。
【0025】上流側加温装置34は、透析器1に供給さ
れる透析液を生理温度(体温)である約37℃に加温
し、下流側加温装置38は、透析液を、吸着分離装置3
9による吸着分離作用を促進できる温度(例えば、約3
7〜38℃であるが、これよりも、高温、又は、低温で
ある場合もある。)に加温する。各加温装置34,38
は、図4に示すように、本体41と、本体41に開閉自
在に備えられた蓋体42と、本体41に着脱自在に備え
られ且つ本体41と蓋体42間に挟まれる加温バッグ4
3とを有する。本体41と蓋体42には、それぞれ、パ
ネルヒーターが内装されると共に、蓋体42は、固定具
44A,44Bにより、閉鎖状態に固定される。加温バ
ッグ43には、透析液が左右に蛇行しながら上下方向に
流通する流通路45が形成されている。尚、上流側・下
流側加温装置34,38を一体化することもある。
【0026】循環用ポンプ36は、透析器1の上流側と
下流側で透析液を所望流量で循環させるポンプ機能を有
する。循環用ポンプ36は、実施例では、二連掛けのロ
ーラーポンプとされており、湾曲凹状とされた上下一対
のガイド面46,47と、回転駆動される回転体48
と、回転体48に周方向等間隔に配設された3個のロー
ラー49とを有し、これらにより、ほぼ同一流量のポン
プ作用を行う上下一対のポンプ部50,51が構成され
る。そして、透析液供給ライン28と透析液還流ライン
29の各一部を構成する弾性チューブ28A,29A
が、各ガイド面46,47に沿わされると共に、ローラ
ー49によりしごかれることで、ポンプ作用が行われ
る。
【0027】吸着分離装置39(吸着筒と言うこともあ
る。)には、透析液浄化用吸着剤が内装され、この吸着
剤により、透析液中のアルブミン(吸着成分)に吸着さ
れた不要成分が吸着分離される。吸着剤としては、例え
ば、特公昭56−7437号公報に示されているよう
な、2重量%以上100重量%未満の架橋重合性単量体
と98重量%未満のモノビニル単量体からなる単量体混
合物を共重合し、平均孔径が300〜9000Å(好ま
しくは、600〜8000Å)である多孔性共重合体を
用いる。上記架橋重合性単量体としては、例えば、ジビ
ニルベンゼン、ジビニルトルエン等が使用され、又、モ
ノビニル単量体としては、例えば、スチレン、アルキル
置換スチレン等が使用される。
【0028】尚、透析液還流ライン29に、上記吸着分
離装置39とは別の目的で、他の吸着装置が、吸着分離
装置39と直列、又は、並列に備えられたり、或いは、
吸着分離装置39内の吸着剤に別の吸着剤が混合される
こともある。上記他の吸着装置に内装される吸着剤や、
上記混合される別の吸着剤としては、吸着剤として常用
される各種活性炭(例えば、繊維状活性炭等)が使用さ
れるが、その他、活性炭とアルミナの混合物等が使用さ
れることもある。尚、これらの吸着剤は、血漿蛋白質に
強く吸着していないクレアチン、ビタミンB12、尿酸
等の分子量2000以下の代謝物質を良く吸着し、特
に、活性炭とアルミナの混合物は無機燐化合物まで吸着
する。然しながら、上記吸着剤は、蛋白質等の大分子は
殆ど吸着せず、従って、アルブミンと結合している代謝
産物、例えば、ビリルビンも吸着しない。それ故、上記
吸着剤は、吸着分離装置39の吸着剤としては、適当で
ない。
【0029】除水装置(水分除去装置と言うこともあ
る。)4は透析液から除水、即ち、透析液から水分を排
液として吸引除去するもので、上記分離器33と、調整
用ポンプ62と、排液タンク63を有し、これら各機器
は、排液方向(矢印方向)に上記の順で弾性チューブ4
Aにより接続されている。
【0030】図5に示すように、分離器33は、透析器
1と同様の構成である中空糸型とされているが、透析器
1と異なり、小面積タイプとされている。分離器33
は、円筒状ケース66と、半透膜として例示する多数の
中空糸67Aから成る中空糸束67と、上下一対のヘッ
ダー68,69とから成る。
【0031】ケース66には、上部に位置する閉鎖ポー
ト71と、下部に位置する吸引ポート72とが備えられ
て、それぞれ、ケース66内における、中空糸67Aの
外部空間と連通している。閉鎖ポート71はキャップ7
3により開閉自在に閉鎖され、又、吸引ポート72は弾
性チューブ4Aと接続されている。
【0032】中空糸67Aは、透析器1の場合と同様
に、平均孔径が20〜100Åであって、通常、50〜
100Åのハイパーフォマンス型が使用される。中空糸
束67の各端部はケース66の各端部内面に接着剤75
で固着されている。
【0033】各ヘッダー68,69には、それぞれ、中
空糸67A内部に透析液を導くための透析液ポート7
7,78が備えられ、上側透析液ポート77が透析液タ
ンク27と接続され、下側透析液ポート78が上流側加
温装置34と接続されている。79はOリングである。
【0034】調整用ポンプ62は、除水装置4用と補液
供給装置5用とに兼用されるもので、実施例では、二連
掛けのローラーポンプとされており、湾曲凹状とされた
上下一対のガイド面81,82と、回転駆動される回転
体83と、回転体83に周方向等間隔に配設された3個
のローラー84とを有し、これらにより、ほぼ同一流量
のポンプ作用を行う上下一対のポンプ部85,86が構
成される。そして、除水装置4の弾性チューブ4Aが、
上側ガイド面81に沿わされると共に、ローラー84に
よりしごかれることで、上側ポンプ部85(除水装置4
の吸引除去手段)によるポンプ作用が行われる。
【0035】排液タンク63は、透析液からの排液を貯
留するもので、透明、又は、半透明とされている。
【0036】補液供給装置5は、静脈側チャンバー20
に、生理食塩水等の水分供給用補液を供給することで、
血液に水分を供給するもので、水分供給用補液が貯留さ
れる補液タンク88と、上記調整用ポンプ62等により
構成され、各機器は、補液の供給方向(矢示方向)に上
記の順で弾性チューブ5Aにより接続されている。調整
用ポンプ62の下側ガイド面82には弾性チューブ5A
が沿わされると共に、ローラー84によりしごかれるこ
とで、下側ポンプ部86(補液供給装置5の供給手段)
によるポンプ作用が行われる。
【0037】上記調整用ポンプ62を駆動させるため
に、オン用・オフ用検出センサー(検出手段)90,9
1と、制御装置(制御手段)92が備えられている。
【0038】オン用・オフ用検出サンサー90,91に
は、例えば、超音波利用、又は、光学的検出による近接
センサーが使用されて、透析液タンク27の外部又は内
部に備えられる。オン用検出センサー90は、透析液タ
ンク27内の透析液量が上限設定量を越えたことを検出
し、オフ用検出センサー91は透析液タンク27内の透
析液量が下限設定量を下回ったことを検出する。
【0039】制御装置は、オン用検出センサー90の検
出時に調整用ポンプ62を駆動させ、オフ用検出センサ
ー91の検出時に、駆動している調整用ポンプ62を停
止させる。
【0040】尚、検出センサーとして、重量センサーを
利用したり、又は、検出センサーを単一として、透析液
タンク27内の透析液量が設定量以上になった際にの
み、調整用ポンプ62を駆動させるようにしてもよい。
【0041】上記のように構成した実施例によれば、血
液透析(血液浄化、血液中の毒性物質除去)時には、血
液回路2において、患者の動脈からの動脈血を、血液ポ
ンプ18、動脈側チャンバー19を介して、透析器1の
中空糸7Aの内部を通過させた後、静脈側チャンバー2
0を介して、患者の静脈に還流させる。尚、この還流前
に、付設回路22を通過させて、更に、血液を浄化する
と共に、血液から除水したり、或いは、血液に、生理食
塩水等の水分供給用補液による、水分の供給を行うこと
もある。
【0042】一方、透析液回路3では、循環用ポンプ3
6の各ポンプ部50,51により、透析液を循環させ
る。即ち、透析液タンク27内の透析液を、分離器33
の中空糸67A内を介して、上流側加温装置34に送っ
て、生理温度である約37℃まで加温した後、透析器1
の中空糸7Aの外部を通過させる。そして、透析器1を
通過した透析液を、下流側加温装置38に送って、吸着
分離装置39による吸着分離作用を促進できる温度に再
度加温した後、吸着分離装置39内を通過させて、透析
液タンク27内に還流させる。
【0043】尚、透析液の上記循環当初には、透析液タ
ンク27内の透析液量を、図2に示すように、オン用検
出センサー90の検出レベル(この検出レベルは、上下
方向に関して所定の範囲とされている。)とオフ用検出
センサー91の検出レベルの中間位置として、オン用・
オフ用検出センサー90,91を非検出状態としてお
き、調整用ポンプ62を停止状態としておく。
【0044】ところで、上記のように、透析器1の上流
側と下流側で、循環用ポンプ36の各ポンプ部50,5
1により、透析液を循環させるようにしたので、透析液
を透析液回路3内の全体にわたって良好に循環させるこ
とができる。
【0045】又、上記のように、透析液回路3内で透析
液を循環させると、透析液流が、半透膜である中空糸7
Aを介して、患者の血液流と接触する。この際、透析液
は、吸着成分として、アルブミンを含有しているので、
血液中のアルブミンに吸着した不要成分であるビリルビ
ン、バゾフラビン等の代謝物質、クロロマイセチン、バ
ルビシール酸等の生理活性物質、インドシアニングリー
ン、ブロムスルフォフタレン等の色素類、とりわけ、ビ
リルビンは中空糸7Aを通過して、透析液中のアルブミ
ンに急速に結合して、吸着分離される。
【0046】上記吸着分離される理由は未解明である
が、一応、凝集反応によるものと考えられる。例えば、
アルブミンが凝集源となり、ビリルビンが凝集素とな
り、ビリルビンが血液中のアルブミンと透析液中のアル
ブミン間で架橋の役割を果たして、凝集物を一先ず作
り、透析液中におけるビリルビンとアルブミン間の親和
力が、血液中におけるビリルビンとアルブミン間の親和
力に打ち勝つものと推測される。この推測に基づき、実
施例のように、中空糸7Aの平均孔径を50〜100
Å、厚さを15〜60μm(好ましくは、15〜50μ
m)にすると、好適な結果が得られた。
【0047】又、上記のように、透析器1を通過する透
析液は患者の血液流と接触するが、上流側加温装置34
により、透析液が、生理温度である約37℃まで加温さ
れているので、患者の体温が低下したりすることはな
く、患者に悪影響を及ぼす惧れはない。
【0048】上記のようにして、透析器1を通過した透
析液のアルブミンは、ビリルビン等の不要成分を吸着し
ているが、吸着分離装置39を通過した際に、その内部
の吸着剤により、不要成分だけが吸着分離されて、透析
液タンク27に還流される。従って、透析液を再使用、
再灌流できる。
【0049】又、吸着剤による上記吸着分離の前には、
下流側加温装置38により、透析液が、吸着分離作用を
促進できる温度に再度加温されているので、吸着剤によ
る吸着分離作用を促進でき、吸着分離効率を向上でき
る。
【0050】ところで、上記透析時には、透析器1内の
血液圧と透析液圧との差であるTMPにより、血液から
除水(水分が除去)されて、血液から水分が透析液に移
り、これにより、透析液回路3の透析液量が漸次増大し
て、透析液のアルブミン濃度が低下する。尚、上記TM
Pは、血液ポンプ18、循環用ポンプ36の各回転数、
血液と透析液の浸透圧差等により決定される。
【0051】尚、循環用ポンプ36の各ポンプ部50,
51は、それぞれ、透析液供給ライン28、又は、透析
液還流ライン29で、ほぼ同一流量のポンプ作用を行う
が、上記のように、血液から透析液に水分が移るので、
ポンプ部50の流量はポンプ部51よりも大となり、こ
のポンプ部50,51の流量差は、専ら、透析液還流ラ
イン29の弾性チューブ29Aの弾性変形により吸収さ
れる。
【0052】上記のようにして、透析液回路3内の透析
液量が漸次増大すると、透析液タンク27内の透析液量
も漸次増大するが、透析液タンク27内の透析液量が上
限設定量を越えると、オン用検出センサー90により検
出される。この検出により、制御装置92によって、調
整用ポンプ62の各ポンプ部85,86が駆動される。
【0053】これにより、除水装置4では、分離器33
の中空糸の外部側が吸引されて、透析液から除水、即
ち、水分が排液(水分が殆どを占める。)として吸引除
去されて、排液タンク63に排出される。上記除水によ
り、透析液タンク27内の透析液量が低下して、下限設
定量を下回り、オフ用検出センサー91の検出レベルに
達すると、制御装置92により、調整用ポンプ62の駆
動が停止される。これにより、透析液回路3内の透析液
量が、透析開始時の元の量にほぼ戻り、透析液のアルブ
ミン濃度はほぼ一定に維持される。尚、透析液量が透析
液開始時の元の量にほぼ戻ることは、血液からの除水量
と、透析液からの除水量がほぼ同一となることを意味す
る。
【0054】又、調整用ポンプ62の上記駆動により、
補液供給装置5では、補液タンク88内の水分供給用補
液が、静脈側チャンバーに供給される。この場合、調整
用ポンプ62の各ポンプ部85,86がほぼ同一流量の
ポンプ作用を行うので、透析液からの除水量と、静脈側
チャンバー20への補液の供給量がほぼ同一となる。そ
して、上記のように、血液からの除水量と、透析液から
の除水量がほぼ同一となるので、血液からの除水量と、
補液の供給量もほぼ同一となり、透析後の血液の水分量
を、透析前とほぼ同一とできる。
【0055】図6は本発明の第2実施例を示し、第1実
施例との相違点のみを説明すると、透析液回路3のみに
より、単一ユニットシステムが構成され、除水装置と補
液供給装置は備えられていない。
【0056】又、透析液タンク27には、透析液中のア
ルブミン濃度が設定濃度を下回ったことを検出するアル
ブミンセンサー31が備えられると共に、透析液タンク
27内にアルブミンを補充するためのアルブミン補充装
置32も併設されている。
【0057】更に、透析液供給ライン28と透析液還流
ライン29には、それぞれ、上流側循環用ポンプ35と
下流側循環用ポンプ37が別個に設けられている。
【0058】上流側・下流側循環用ポンプ35,37
は、透析液を循環させるポンプ機能を有すると共に、上
流側循環用ポンプ35は、透析器1の上流側で、又、下
流側循環用ポンプ37は、透析器1の下流側で、それぞ
れ、流量を調整する流量調整装置としての機能も有す
る。各循環用ポンプ35,37は、実施例では、一連掛
けのローラーポンプとされており、湾曲凹状とされたガ
イド面53,54と、回転駆動される回転体55,56
と、回転体55,56の両端部に備えられた一対のロー
ラー57,58とを有し、これらにより、ポンプ部5
9,60が構成される。そして、透析液供給ライン2
8、透析液還流ライン29の各一部を構成する弾性チュ
ーブ28A,29Aが、各ガイド面53,54に沿わさ
れると共に、ローラー57,58によりしごかれること
で、ポンプ作用が行われる。
【0059】上記のように構成した第2実施例によれ
ば、上流側・下流側循環用ポンプ35,37の回転数を
同一としても、TMPが適正値よりも高ければ、血液か
ら透析液に水分が移って、下流側循環用ポンプ37の流
量は上流側循環用ポンプ35よりも大となる。
【0060】そこで、第2実施例では、血液から水分が
透析液に移れば、透析液タンク27内の透析液量が増大
することに着目して、下記のように処理している。即
ち、透析時には、透析液タンク27の透析液量を目視し
ながら、下流側循環用ポンプ37の回転数を上流側循環
用ポンプ35よりも小として、TMPを適正値に調整
し、透析液タンク27内の透析液量がほぼ一定となるよ
うにする。これにより、血液からの多量の除水を防止で
きて、血液から多量の水分が透析液に移ることを防止で
きると共に、透析液のアルブミン濃度が大幅に低下する
ことを防止できる。
【0061】尚、血液から透析液に移行する水分によ
り、透析液のアルブミン濃度が設定濃度以下に低下した
場合には、この濃度低下が、透析液タンク27のアルブ
ミンセンサー31により検出されて、透析液タンク27
内に、アルブミン補充装置32により、アルブミンが濃
度低下に応じた分量だけ補充される。
【0062】尚、実施例は、本発明を人工腎臓に適用し
たものであるが、本発明は、その他、人工肝臓、毒性中
毒治療装置等にも適用できる。
【0063】次に、上記実施例に示す装置の有効性を確
認するために、下記のような試験を行った。
【0064】上記第1実施例に示す装置において、透析
器の中空糸として、セルローストリアセテート繊維(外
径約250μ、内径約200μ、分画分子量約10,0
00、長さ20cm)を使用し、この繊維1万5千本を
束にして、中空糸束とした。中空糸束の総透析有効面積
は1.5m2 であった。
【0065】又、吸着分離装置の透析液浄化用吸着剤と
して、スチレン−ジ−ビニルベンゼン共重合体樹脂であ
る、旭メディカル株式会社製BR−350を350g使
用した。尚、血液浄化に使用される吸着剤の使用量は一
般的に350g以下である。
【0066】そして、以下の処理を行った。即ち、ビリ
ルビン濃度が37mg/デシリットルの血漿(但し、血
漿交換の廃液から採取。)を37℃の温度に保持しつ
つ、透析器の中空糸内に、連続的に60ミリリットル/
分の流量で供給して、循環させた。
【0067】一方、透析液は、塩化ナトリウム、塩化カ
リウム、重炭酸ナトリウム、ブドウ糖等を溶解した扶桑
化学工業株式会社製キンダリーAF−2号液を使用し
て、アルブミンを42g/リットル含有させると共に、
浸透圧を298ミリオスモルに調整した。そして、この
透析液を37℃の温度に保持しつつ、連続的に30ミリ
リットル/分の流量で、透析液回路で循環させた。
【0068】ジアゾ法により、透析液中のビリルビン濃
度を測定した結果、ビリルビン濃度は、10分後に0.
6mg/デシリットル、40分後に0.7mg/デシリ
ットル、60分後に0.8mg/デシリットル、90分
後に0.9mg/デシリットル、120分後に0.9m
g/デシリットルであった。又、血漿中のビリルビン濃
度は、120分後に、22mg/デシリットルとなっ
た。
【0069】上記の試験結果を見れば、血漿1リットル
あたり約5gのビリルビンが血漿から透析液に移行し
て、その殆どが吸着剤に吸着されたものと考察できる。
【0070】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明によれば、
血液中の血漿蛋白質に付着している不要成分を除去でき
ると共に、回分方式として、透析液を良好に循環利用で
きるようにしたので、透析コストを安くできる。又、透
析時に患者の体温が低下して、患者に悪影響を及ぼした
りすることがないと共に、吸着剤による吸着分離効率を
向上できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例を示す血液回路図である。
【図2】本発明の第1実施例を示すユニットシステムの
回路図である。
【図3】本発明の第1実施例を示す透析器の縦側断面図
である。
【図4】本発明の第1実施例を示す加温装置の斜視図で
ある。
【図5】本発明の第1実施例を示す分離器の縦側断面図
である。
【図6】本発明の第2実施例を示す透析液回路図であ
る。
【符号の説明】
1 透析器 2 血液回路 3 透析液回路 27 透析液タンク 28 透析液供給ライン 29 透析液還流ライン 34,38 上流側・下流側加温装置 35,37 上流側・下流側循環用ポンプ 36 循環用ポンプ 39 吸着分離装置

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 血液流に、透析器の半透膜を介して、透
    析液流を接触させ、血液中の血漿蛋白質に吸着された不
    要成分を、透析液中の吸着成分に吸着分離させるものに
    おいて、 透析液が循環しながら透析器を通過する透析液回路が備
    えられ、 透析液回路が、 (1) 透析液を貯留する透析液タンクと、 (2) 透析液を循環させる循環用ポンプと、 (3) 透析液中の吸着成分に吸着された不要成分を、
    吸着剤により、吸着分離する吸着分離装置と、 (4) 透析液を生理温度に加温する上流側加温装置
    と、 (5) 透析液を、吸着分離装置による吸着分離作用を
    促進できる温度に加温する下流側加温装置を有し、 透析液タンク内の透析液を透析器に供給するラインに、
    上記上流側量加温装置が配設され、 透析器から透析液を透析液タンクに還流するラインに、
    上記下流側加温装置及び吸着分離装置が、透析液の循環
    方向に、上記の順で配設されたことを特徴とする血液透
    析装置の透析液管理装置。
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