JP3352131B2 - ワイパ装置 - Google Patents

ワイパ装置

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【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、テレビカメラ等に用い
られるワイパ装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、テレビカメラが屋外で使用される
際には、カメラやレンズはハウジングの中に収納され、
ハウジングに設けられた透明窓を通して撮影されるよう
になっている。このようなハウジングは複数の回動軸を
有するワイパ装置に搭載され、この中に収容されたカメ
ラの姿勢が自在に変えられるようになっている。
【0003】例えば図9に示すように、台座1の上には
雲台本体2が水平方向に回転自在に取り付けられ、雲台
本体2にはハウジング3が雲台本体2に対して垂直方向
に回転自在に取り付けられている。ハウジング3の中に
はカメラ4が搭載され、ハウジング3の前面に設けられ
た透明窓5を通して撮影できるようになっている。透明
窓5には、塵埃による汚れや雨雪による水滴等を払拭す
るための図示しないワイパ装置が装備され、アームの往
復回動運動により透明窓上の塵埃や雨雪等が払拭される
ようになっている。また、台座1には電源や制御信号を
伝送するためのケーブル6が接続され、カメラ4はケー
ブル6を通して遠隔制御されるようになっている。
【0004】また、図10に示すようにハウジング3は
回転軸7に結合され、回転軸7の大歯車部7aはウォー
ム8とカップリング9を介してモータ10に結合されて
いる。回転軸7の小歯車部7bには歯車11を介して回
転角検出装置12が設けられ、回転軸7の回転角が検出
されるようになっている。また、回転軸7の中心は中空
部7cとされ、電源や制御信号を伝送するためのケーブ
ル13が挿通されている。このように、回転角検出装置
12は回転軸7の外側に設置され、回転軸7と回転角検
出装置12との間は歯車11で結合されている。なお、
歯車11の代りにベルトが使用される場合もある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上述した
ワイパを備えた従来例では、アームの一方端を中心にし
てアームが回動するため、ワイパの払拭面積は回動中心
から遠い方で十分であっても、回転中心に近い方では十
分でないという問題がある。また、回動中心に近い方で
十分大きくするためには、回動ストロークを大きくしな
ければならず、そのためにはハウジングを大型にする
か、クランク機構を設けて別のアームを余分に設けなけ
ればならず、機構が複雑になると共にコストが上がると
いう問題がある。
【0006】本発明の目的は、上述した問題点を解消し
て、限られた回動ストロークで払拭面積を最大限に拡大
できるワイパ装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
めの本発明に係るワイパ装置は、アームの一方の端側を
中心として往復回動運動し、他端側に透明窓に付着する
水滴を除去するためのブレードを設けたワイパ装置にお
いて、前記ブレードは前記アームに対し所定角度に弾性
的に維持するために付勢部材を介して前記アームに取り
付け、前記アームが第1の所定の位置まで回動したとき
に前記アームに対する前記ブレードの角度が前記付勢部
材の付勢力に抗して前記所定角度から変位を始め、前記
アームが第2の所定位置に達し反転すると反転角度に応
じて前記ブレードが前記付勢力により前記所定角度に向
かって復帰する機構を設けたことを特徴とする。
【0008】
【作用】上述の構成を有する本発明に係るワイパ装置
は、アームに付勢部材を介して取り付けたブレードの姿
勢を変位することにより払拭面積を拡大する機構を設
け、回動ストローク端でブレードの姿勢を変えて払拭面
積を拡大する。
【0009】
【実施例】図1は実施例の斜視図であり、ハウジング2
1の前面にはガラス等から成る透明窓22が設けられ、
ハウジング21の上部中央にはワイパの電動機23が設
けられている。電動機23にはアーム24の一方端が取
り付けられ、アーム24の他方端にはブレード保持部2
5が取り付けられている。ブレード保持部25の回動ス
トローク端、つまり透明窓22の両側には、ブレード保
持部25の姿勢を変えるための規制片26、27が取り
付けられている。
【0010】また、図2に示すようにブレード保持部2
5にはゴム等の弾性体から成るブレード28が取り付け
られている。ブレード保持部25は回転軸29、連結板
30、回転軸31を介してアーム24に連結されてい
る。アーム24には支柱32が固定され、連結板30に
は支柱33が固定され、常時は回転軸31と支柱32、
33は一直線上に配置されている。回転軸31には、図
3に示すような2つの支持板34、35とばね36が取
り付けされ、ばね36は支持板34、35の間に挟まれ
るようになっている。ばね36のばね足36a、36b
は上下の支持板34、35でそれぞれ支持され、支持板
34、35は支柱32、33に当接されている。
【0011】このような構成により、アーム24はばね
足36aで付勢され、ブレード保持部25はばね足36
bで付勢されているため、アーム24とブレード保持部
25は外力が加えられない限り同方向に向けられてい
る。また、アーム24とブレード保持部25は回転軸2
9、31を介して連結されているため、ブレード保持部
25は回転軸29を中心に上下に回転し、かつ回転軸3
1を中心に左右に回転して、透明窓22に常に密着して
いる。
【0012】一方、ブレード保持部25が規制片26に
接触すると、図4(a) に示すように回転軸31を中心に
ブレード保持部25の内側が外方に振られ、同時に支柱
33も振られてばね足36a、36bの間隔が広げられ
る。この状態でブレード保持部25が規制片26から離
れると、ブレード保持部25にばね36bによる復元力
が作用し、アーム24とブレード保持部25が図4(b)
に示すように同方向に向けられる。更に、ブレード保持
部25が反対側の規制片27に接触すると、図4(c) に
示すようにブレード保持部25の内側が外方に振られ、
図4(a) と同様な作用が得られる。
【0013】このように、アーム24が規制片26に接
触してブレード保持部25の方向が変化すると、図5に
示すようにブレード保持部25は回転軸31を中心に形
Aから形Bに変化し、斜線で示した領域Cの分だけ払拭
面積が拡大される。反対側の規制片27でも同様に払拭
面積が拡大されることになる。
【0014】また、ブレード保持部25が規制片26か
ら離れる際には、図6に示すようにブレード保持部25
の方向がばね36による復元力でアーム24と同方向の
形Aに戻されるため、ブレード保持部25が形Bのまま
移動することがなくなり、払拭面積は常に最大限に維持
される。
【0015】なお、電動機23を設ける位置は、透明窓
22を十分に払拭できる位置にあればよい。また、ブレ
ード保持部25の方向を変えるために規制片26、27
を設けているが、透明窓22の縁を規制片26、27と
して利用してもよい。
【0016】図7は雲台回転部の断面図、図8は正面図
であり、雲台本体41とハウジング42の間には、中空
部43を有する回転軸44、支持板45、取付板46が
配設されている。回転軸44はベアリング47を介して
雲台本体41に回転自在に取り付けられている。支持板
45はボルト48により回転軸44に固定され、取付板
46はハウジング42に図示しないボルトにより固定さ
れている。支持板45と取付板46はボルト49により
着脱自在に固定され、ハウジング42は雲台本体41に
着脱自在とされている。
【0017】回転軸44には、雲台本体41内に設けら
れた駆動歯車50が固定され、この駆動歯車50が図示
しない電動機で駆動されることにより、ハウジング42
が回転されるようになっている。中空孔43にはケーブ
ル51が挿通され、このケーブル51により雲台本体4
1からハウジング42内にカメラや各種センサを制御す
る信号が送られるようになっている。
【0018】一方、中空部43の雲台本体41側には、
回転軸44の回転角を検出するためのポテンショメータ
52が設けられている。このポテンショメータ52は入
力軸52aと本体52bとから構成され、駆動歯車50
にボルト53により固定された支持板54に支持されて
いる。入力軸52aの中心は駆動歯車50の回転中心と
同心とされ、本体52bが駆動歯車50に同期して回転
するようになっている。入力軸52aにはピン支持金具
55が固定され、ピン支持金具55にはピン56が取り
付けられている。ピン56は雲台本体41にボルト57
により固定されたピンガイド板58と、このピンガイド
板58に付設された板ばね59とにより両側から押さえ
られている。
【0019】このような構成により、駆動歯車50が回
転すると本体51bは駆動歯車50に同期して回転する
が、入力軸52aが回転しないため、本体51bと入力
軸52aの間に相対的な回転運動が発生し、雲台本体4
1の回転角が検出される。また、入力軸52aと同期し
て回転するピン56が板ばね59とピンガイド板57の
間に微動可能に挟持されているため、入力軸52aの中
心が駆動歯車50の回動中心から位置ずれして組み立て
られても、その位置ずれが吸収されて回転角は正常に検
出される。
【0020】
【発明の効果】以上説明したように本発明に係るワイパ
装置は、回動ストローク端でワイパの端部に設けたブレ
ードの姿勢を変化させ、回動ストローク端以外ではアー
ムとブレードの方向を同じ向きに保つようにしたため、
限られた回動ストロークの中で、払拭面積を最大限に確
保することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例の斜視図である。
【図2】ワイパの分解斜視図である。
【図3】部品の斜視図である。
【図4】ワイパの作動説明図である。
【図5】ワイパの作動説明図である。
【図6】ワイパの作動説明図である。
【図7】雲台回転部の断面図である。
【図8】雲台回転部の正面図である。
【図9】従来例の雲台の斜視図である。
【図10】従来例の回転軸の斜視図である。
【符号の説明】
21、42 ハウジング 22 透明窓 24 アーム 25 ブレード保持部 26、27 規制片 30 連結板 32、33 支柱 34、35 支持板 36 ばね 41 雲台本体
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04N 5/225 F16M 11/04 H04N 5/222

Claims (10)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 アームの一方の端側を中心として往復回
    動運動し、他端側に透明窓に付着する水滴を除去するた
    めのブレードを設けたワイパ装置において、前記ブレー
    ドは前記アームに対し所定角度に弾性的に維持するため
    に付勢部材を介して前記アームに取り付け、前記アーム
    が第1の所定の位置まで回動したときに前記アームに対
    する前記ブレードの角度が前記付勢部材の付勢力に抗し
    て前記所定角度から変位を始め、前記アームが第2の所
    定位置に達し反転すると反転角度に応じて前記ブレード
    が前記付勢力により前記所定角度に向かって復帰する機
    構を設けたことを特徴とするワイパ装置
  2. 【請求項2】 前記第1の所定の位置には前記ワイパの
    回動限界を規制するための規制部材を設けたことを特徴
    とする請求項1に記載のワイパ装置。
  3. 【請求項3】 前記ブレードはブレード保持部材により
    保持することを特徴とする請求項1又は2に記載のワイ
    パ装置。
  4. 【請求項4】 前記アームの他端に設けた回転軸を介し
    て回転可能に設けた連結部材に、前記ブレード保持部材
    を前記回転軸と異なる方向に回転可能に設けたことを特
    徴とする請求項3に記載のワイパ装置。
  5. 【請求項5】 前記付勢部材は前記アームと前記連結部
    材の角度を前記所定角度に維持するために前記回転軸に
    設けたばね部材としたことを特徴とする請求項4に記載
    のワイパ装置。
  6. 【請求項6】 前記ブレード保持部材に外部からの力が
    前記回転軸を中心にした回転力として加わると、前記ブ
    レード保持部材と前記アームの角度は前記回転軸を中心
    に変位し、前記外部からの力が除去されると、前記ばね
    部材の復元力により前記所定角度に復帰することを特徴
    とする請求項5に記載のワイパ装置。
  7. 【請求項7】 前記アームと前記ブレードの成す角度は
    略0度であることを特徴とする請求項1〜6の何れか1
    つの請求項に記載のワイパ装置。
  8. 【請求項8】 請求項1〜7のワイパ装置を有すること
    を特徴とするハウジ ング装置。
  9. 【請求項9】 内部にカメラを有することを特徴とする
    請求項8に記載のハウジング装置。
  10. 【請求項10】 請求項8又は9のハウジング装置を設
    けたことを特徴とする雲台装置。
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JP6432908B2 (ja) * 2015-06-04 2018-12-05 株式会社トーショー 散薬供給装置
JP6666040B2 (ja) * 2016-03-09 2020-03-13 キヤノン株式会社 ハウジング装置

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