JP3352097B2 - 光電変換素子の信号出力装置 - Google Patents

光電変換素子の信号出力装置

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JP3352097B2
JP3352097B2 JP12828791A JP12828791A JP3352097B2 JP 3352097 B2 JP3352097 B2 JP 3352097B2 JP 12828791 A JP12828791 A JP 12828791A JP 12828791 A JP12828791 A JP 12828791A JP 3352097 B2 JP3352097 B2 JP 3352097B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は光電変換素子の信号出力
装置に係り、特にカメラのAF(オートフォーカス)等
に使用する光電変換素子の出力をA/D変換器の変換フ
ルレンジに対して、適正なレベル、ゲインに補正する為
に好適に用いられる光電変換素子の信号出力装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、カメラのAF等に使用するCCD
(Charge Coupled Device )の出力は、被写体のコント
ラストに依存して測距能力が大きく左右される問題があ
った。それを解決する為に、特開昭63−206727
号公報や特開昭64−85480号公報等が提案されて
いる。
【0003】特開昭63−206727号公報のカメラ
の焦点検出装置は、CCDの信号を1度全部マイコンに
読み出し、像信号の最大値、最小値を求め、次回に再度
光電変換蓄積後CCDを読み出すときに前回の最大値、
最小値に基づいて、A/D変換に適正なレベルゲインで
読み出すことで、被写体のコントラストに関係なく正確
な焦点検出を行なうものである。
【0004】また、特開昭64−85480号公報のイ
メージセンサーの出力装置は、光電変換の各画素ごとに
モニター用のフローティングゲートを設け、それらの出
力の最大値、最小値を使って蓄積時間の制御と、読み出
しのレベルゲイン調整を行なうものである。
【0005】
【発明が解決しようとしている課題】しかしながら、特
開昭63−206727公報のカメラの焦点検出装置で
は、前回と次回との読み出しの時刻が異なり、像信号
(被写体)が異なるという本質的な問題や、2回蓄積し
なければならない為に、測距スピードが遅くなるといっ
た問題があった。
【0006】また、特開昭64−85480号公報のイ
メージセンサーの出力装置では、各画素ごとにフローテ
ィングゲートを設けている為に、暗電流ムラが発生し、
像信号が乱れて正しい測距ができないことや、回路構成
が複雑になるといった問題があった。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の光電変換素子の
信号出力装置は、光電変換素子からの信号を転送する第
1の電荷転送素子と、この第1の電荷転送素子の読み出
し方向に設けられ、該第1の電荷転送素子からの出力信
号をモニタするためのフローティングゲートを有する第
2の電荷転送素子と、この第2の電荷転送素子の読み出
し方向に設けられ、該第2の電荷転送素子からの出力信
号を遅延させる第3の電荷転送素子と、該フローティン
グゲートからのモニタ信号のボトムをホールドするボト
ムホールド回路と、該モニタ信号のピークをホールドす
るピークホールド回路と、該第3の電荷転送素子からの
信号と該ボトムホールド回路の出力とが入力される差動
増幅器と、該ボトムホールド回路の出力と該ピークホー
ルド回路の出力との差に基づいて、該差動増幅器からの
信号のゲインを調整する増幅器と、を備え、前記増幅器
からの出力信号中の最大値、最小値を、前記増幅器から
の出力信号が入力されるA/D変換器のフルレンジに合
わせ込むように、前記差動増幅器により前記増幅器から
の出力信号のレベル制御及び前記増幅器により前記増幅
器からの出力信号のゲイン制御を行うことを特徴とす
る。
【0008】また、本発明の光電変換素子の信号出力装
置は、光電変換素子からの信号を転送する第1の電荷転
送素子と、この第1の電荷転送素子の読み出し方向に設
けられ、該第1の電荷転送素子からの出力信号をモニタ
するためのフローティングゲートを有する第2の電荷転
送素子と、この第2の電荷転送素子からの出力を循環さ
せて該第1の電荷転送素子又は該第2の電荷転送素子に
入力する第3の電荷転送素子と、該第3の電荷転送素子
によって循環される前の該フローティングゲートからの
第1のモニタ信号のボトムをホールドするボトムホール
ド回路と、該第1のモニタ信号のピークをホールドする
ピークホールド回路と、該第3の電荷転送素子によって
循環された後の該フローティングゲートからの第2のモ
ニタ信号と該ボトムホールド回路の出力とが入力される
差動増幅器と、該ボトムホールド回路の出力と該ピーク
ホールド回路の出力との差に基づいて、該差動増幅器か
らの信号のゲインを調整する増幅器と、を備え、前記増
幅器からの出力信号中の最大値、最小値を、前記増幅器
からの出力信号が入力されるA/D変換器のフルレンジ
に合わせ込むように、前記差動増幅器により前記増幅器
からの出力信号のレベル制御及び前記増幅器により前記
増幅器からの出力信号のゲイン制御を行うことを特徴と
する。
【0009】
【作 用】SLRカメラ等のAFでは、いわゆるズレ方
式として異なる光路を通過した光をCCD等の光電変換
素子に光電変換蓄積して読み出し、2像の位置相関でも
って合焦点を検出する。ところが、被写体のコントラス
トが低いとき、例えば白と灰色の被写体のような場合、
図6に示すように、その像信号VSは黒レベルに対して
全体的にレベルがオフセットしており、被写体の最も暗
いところ(灰色)でもVB になり、被写体の最も明るい
ところ(白色)でもVP になる。
【0010】この信号をマイコンのA/D変換器で読み
取っても、A/Dレンジに対してVB とVP があまり大
きな偏差をもてない為、A/D変換器の分解能によって
S/N比が高くとれない。従って、図7に示すように、
CCD素子及びその処理回路に工夫をこらして、VP
B をA/D変換器のフルレンジVRH、VRLにスッ
ポリはまるようにすることで、高感度のAFシステムが
構築できる。
【0011】このようなAFシステムを構築する場合
に、本発明を用いれば、光電変換素子の出力信号が通過
するCCD(ここでは電荷転送素子としてCCDを取り
上げる)の一つ(第2の電荷転送素子)に、信号電荷を
破壊せずに、その電荷量がモニターできるフローティン
グゲートを設け、そのフローティングゲートより、読み
出した全画素の像信号の最大値、最小値を検出し、そし
てその間の信号電荷を保持しておく(遅らせる)為のラ
インバッファとしてのCCD(第3の電荷転送素子)を
設け、その出力を前記最大値、最小値の信号によって、
レベルゲイン補正することによって、被写体のコントラ
ストによる測距能力の影響を少なくすることができる。
【0012】また上記AFシステムを構築する場合に、
本発明を用いれば、光電変換素子の出力信号が通過する
CCDの一つ(第2の電荷転送素子)に、信号電荷を破
壊せずに、その電荷量がモニターするとともに、出力信
号を出力することのできるフローティングゲートを設
け、まず、そのフローティングゲートより、読み出した
信号の最大値、最小値を検出し、そしてその間の信号電
荷を保持しておく(遅らせる)為に、第2のCCD(第
2の電荷転送素子)からの出力を循環させて第1のCC
D(第1の電荷転送素子)又は第2のCCD(第2の電
荷転送素子)に入力する為のバッファとしてのCCD
(第3の電荷転送素子)を設け、この第3のCCDから
の出力を前記フローティングゲートから読み出して、そ
の出力を前記最大値、最小値の信号によって、レベルゲ
イン補正することによって、被写体のコントラストによ
る測距能力の影響を少なくすることができる。
【0013】本発明においては、1回の信号読み出しで
最大値、最小値を検出できるため、特開昭63−206
727公報のカメラの焦点検出装置のように、2回の読
み出しのために生ずる、時刻差のある像信号(被写体)
を検知することになる、測距スピードが遅くなるといっ
た問題は生じない。また、本発明においては、光電変換
素子の出力信号が通過するCCDの一つ(第2の電荷転
送素子)に、フローティングゲートを設けるため、特開
昭64−85480号公報のイメージセンサーの出力装
置のように、各画素ごとにフローティングゲートを設け
ている為に生ずる、暗電流ムラの発生、回路構成の複雑
化等の問題は生じない。
【0014】
【実施例】以下、本発明の実施例について図面を用いて
詳細に説明する。
【0015】図1は本発明を用いたカメラ装置の第1実
施例を示すブロック図である。図2は第1実施例及び後
述する第2実施例のカメラ装置の動作を説明するための
波形図である。なお、本実施例では電荷転送素子として
CCDを取り上げるが、BBD等の他の素子にも本発明
を用いることができる。
【0016】図1において、11は光電変換蓄積を行な
うセンサーアレイSPC(1)であり、ここで発生した
信号電荷は各画素に対応した第1の電荷転送素子となる
CCDアレイCCDA 14にシフトゲートSFG13を
通してシフトされる。φSFはシフトゲートSFG13を
動作させるクロックである。12はインテグレーション
クリアゲートICGであり、SPC(1)11に蓄積を
スタートさせるときに1度たまった電荷を全てクリアす
る為にパルスφRIでパルス駆動される。
【0017】SPC(1)11の蓄積の終了はSPC
(1)11に隣接するモニターセンサーSPC(2)2
6で光電変換された信号を出力VSPC2に接続された不図
示の蓄積制御回路に送り、この蓄積制御回路によってパ
ルスφSFを発生させることによって行なわれる。
【0018】CCDA 14にはその転送方向(読み出し
方向)に第2の電荷転送素子となるモニター用CCDM
15と第3の電荷転送素子となるラインバッファー用C
CDB 16があり、フローティングディフュージョンア
ンプ17によって信号VM ′が読み出される。これらC
CDA 14、CCDM 15、CCDB 16は常時転送ク
ロックφ1 ,φ2 によって駆動されている。CCDM
5+CCDB 16の素子の個数はCCDA14の素子の
個数以上である。図2での波形の例では5画素、すなわ
ちSPC(1)11とCCDA 14とCCDB 16は5
個、CCDM 15は1個の条件で示されている。
【0019】CCDM 15はモニタ用のCCDであり、
信号電荷量を非破壊でモニターする為のフローティング
ゲートが設けられている。フローティングゲートと接続
されるフローティングゲートアンプ18はフローティン
グディフュージョンアンプ17と感度が同一になるよう
にゲイン調整され、VMなる出力を出す。
【0020】19はサンプルホールド(SH)回路で、
パルスφSH1 がHighレベルのときにサンプルし、パ
ルスφSH1 がLowレベルのときにホールドし、VS
る出力を出す。20はボトムホールド(BH)回路で、
パルスφR2がHighレベルのときにイニシャライズさ
れ、パルスφSH2 がHighレベルのときに入力VM
ボトムサンプルし、パルスφSH2 がLowレベルのとき
にホールドし、VB なる出力を出す。21はピークホー
ルド(PH)回路で、パルスφR2がHighレベルのと
きにイニシャライズされ、パルスφSH2 がHighレベ
ルのときに入力VM をピークサンプルし、パルスφSH2
がLowレベルのときにホールドし、VP なる出力を出
す。
【0021】これらSH回路19、BH回路20,PH
回路21についてさらに詳しく図3〜図5の構成図を用
いて説明する。
【0022】図3はSH回路19を示す構成図である。
同図において、31はバッファーアンプ、34はMOS
トップアンプ、32はMOSスイッチ、33はホールド
キャパシタである。入力信号はバッファーアンプ31で
インピーダンス変換され、パルスφSH1 がHighレベ
ルのときにはMOSスイッチ32がオン状態となり、ホ
ールドキャパシタ33に電圧が伝わるとともにMOSア
ンプ34でバッファーされてVS なる出力を出す。パル
スφSH1 がLowレベルのときにはMOSスイッチ32
はオフ状態となり、その直前の電圧がキャパシタ33で
ホールドされ、MOSトップアンプ34でバッファさ
れ、出力VS には直前の信号がホールド出力される。
【0023】SH回路19の動作を図2を用いて説明す
ると、SH回路19の入力VM ′にはモニター信号VM
のT3 〜T7 における信号が6サイクル遅れて(CCD
M 及びCCDB 16通過のため)T9 〜T13のタイミン
グで入力され、これをパルスφSH1 でサンプルホールド
するので、図2のVS に示す様にCCDのリセットレベ
ルを無視して、信号のみをトレースできる。
【0024】図4はBH回路20を示す構成図である。
同図において、35はMOSトップアンプ、36はダイ
オードで、ダイオードのカソードが出力となっており、
37はMOSスイッチである。カソードからの出力はM
OSトップアンプ35の負入力に帰還されている。38
はMOSスイッチ、39はホールドキャパシタ、40は
MOSトップバッファである。
【0025】BH回路20の動作を図2を用いて説明す
ると、入力VM は、MOSトップアンプ35,ダイオー
ド36,MOSスイッチ37からなるボトムトレース回
路によって、連続する信号のボトムを常にトレースす
る。そして、T3 のタイミングで発生するイニシャライ
ズパルスφR2によってキャパシタ39は低電位にリセッ
トされ、それ以後はサンプリングパルスφSH2 の間だけ
入力信号VM をモニターしながら、順次ボトムサンプリ
ングを繰り返す。このため、図2のVB で示す様な出力
(図中破線で図示)が得られる。
【0026】図5はPH回路21を示す構成図である。
この動作原理は図4に示すBH回路20と同じである
が、ダイオード42の向きとキャパシタ45の終端電位
が逆になっている。41はMOSトップアンプ、43は
MOSスイッチ、44はMOSスイッチ、46はMOS
トップバッファである。
【0027】PH回路21の動作を図2を用いて説明す
ると、図2のVPで示す様に入力VM をモニターしなが
ら順次ピークサンプリングを繰り返す(図中実線で図
示)。図2に示すように、T8 の時刻以後は、パルスφ
R2,φSH2 ともにLowレベルのままの為、VB 、VP
とも各々一連の像信号の最小値と最大値を保持しつづけ
る。
【0028】図1において、差動アンプDIF(2)2
2でVP とVB の入力の差(VP −VB )を出力し、次
段のコンパレータCMP23でゲインセレクト信号G
SEL を可変ゲインアンプAMPG 25に出力する。差動
アンプDIF(1)24でVSとVB の差(VS −V
B )を出力し、可変ゲインアンプAMPG 25によって
ゲインG倍され、出力VOUT が出力される。VOUT を入
力とする不図示のA/D変換器のAD変換レンジの上限
をVRH、下限をVRLとすると、
【0029】
【数1】 と表わせる。一般に、A/D変換器の下限はVRL=0
Vなので、アンプAMPG 25では、 VOUT =G×(VS −VB ) ・・・・・・ なる演算をする。
【0030】そしてコンパレータCMP23で上記式
に基づいて演算されたゲインGでもって上記式の演算
をする為のゲインセレクト信号がGSELである。
【0031】例えば、図6、図7において、VRH=5
V、VRL=0V、VB =3.5V、VP =3.0Vと
すると、全てのVSは、VP ≦VS ≦VB であるので、
上式〜によればG=−10であり、 VS =3.5VのときVOUT =0V VS =3.4VのときVOUT =1V VS =3.3VのときVOUT =2V VS =3.2VのときVOUT =3V VS =3.1VのときVOUT =4V VS =3.0VのときVOUT =5V となり、図6のVS が図7のVOUT に対応する様に回路
処理される。
【0032】以上の様にすると、被写体のコントラスト
に応じて、像信号中の最大値、最小値をA/D変換器の
フルレンジに合わせ込むようにすることができ、従って
被写体のコントラストに余り影響されずにA/D変換器
の分解能によるS/N比低下を防止でき、高性能のAF
システムが構築できる。
【0033】本実施例では、図1のAMPG 25は結果
として可変ゲインの反転アンプになっているが、これは
一般的なCCDの出力信号が明るさに対して反転した出
力を出している為に、反転アンプにしただけで、VB
RHに、VP がVRLに対応する様にしてもよい。また、
より現実的には、上式〜のようにゲインGをぴった
り決定しなくても、コンパレータCMP23によって上
式の演算結果Gよりも絶対値において小さいレベルの
いくつかのレンジに分けて、レベルゲイン補正処理を行
った方が回路的にも簡単となり、有効性はさほど損なわ
ない。
【0034】図8は本発明を用いたカメラ装置の第2実
施例を示すブロック図である。
【0035】本実施例は、読み出しもモニタと同じフロ
ーティングゲートアンプを使用することで、読み出し信
号とモニタ信号との両信号に差異をなくし、後処理を容
易にしたものである。
【0036】なお、本実施例のカメラ装置の構成及び動
作は、以下に説明する構成部を除き前述した第1実施例
の構成部と同一なので、同一構成部材の構成及び動作に
ついての説明は同一符号を付して省略するものとする。
【0037】図8に示すように、本実施例では、第1の
電荷転送素子となるCCDA14の転送方向(読み出し
方向)に、第2の電荷転送素子となるモニター用CCD
M15と第3の電荷転送素子となる循環したバッファー
用CCDB16とが設けられており、まず、モニター用
CCDM15に入力した信号は、モニター用CCDM15
に設けられたフローティングゲート及びこのフローティ
ングゲートに接続されたフローティングゲートアンプ1
8で信号電荷量がモニターされ、その後バッファー用C
CDB16に入力した信号は循環した後(遅延され
て)、再度CCDM15からフローティングゲート及び
フローティングゲートアンプ18によって読み出され
る。すなわち、図2を用いて説明すると、前半時刻(T
3〜T7)で信号電荷量をモニタしてBH回路20及びP
H回路21にモニタ信号を入力し、循環した後の後半時
刻(T9〜T13)で光電変換信号を読み出してSH回路
19に信号を入力することとなり、前述した第1実施例
と同様な信号処理を行なうことができる。
【0038】なお、本実施例では、読み出した信号をバ
ッファ用CCDB16で循環させ、モニター用CCDM
15に再度注入しているので、モニター用CCDM 15
にはCCDA 14からの信号とCCDB 16からの信号
とが混ざる可能性があるが、それを防ぐ為にリセットゲ
ート27とリセットゲート28を設け各々クロック
φR3、クロックφR4で駆動して信号の混入を防いでい
る。すなわち、図2に示すように、前半時刻T3 〜T7
においては、CCDA 14からの信号をモニターする為
に、パルスφR4に示す様にリセットゲート28をオンす
ることで、CCDB 16からの信号のまわり込みをゼロ
にしている。また、後半時刻T9 〜T13においては、C
CDB 16からの信号を出力する為に、パルスφR3に示
す様にリセットゲート27をオンすることで、CCDA
14からの信号の混入をゼロにしている。
【0039】本実施例のCCDB 16の循環部の構成に
ついては図9に示す様にCCDA 14に循環させてもよ
い。この場合はパルスφ5 により制御されるリセットゲ
ート29を設けることで、CCDA 14からの信号とC
CDB 16からの信号との混合を防いでいる。また、図
10の様にCCDA 14の途中に循環させることもでき
る。かかる構成ではCCDB 16のピクセル数を減らす
こともできる。この場合はパルスφ6 により制御される
リセットゲート30を設けることで、CCDA14から
の信号とCCDB 16からの信号との混合を防いでい
る。
【0040】以上説明した実施例では、CCDA 14と
CCDB 16の信号が混じらないようにパルスφR3〜φ
R6などのリセット信号を使用しているが、両CCDアレ
イが合流する直前のCCD転送クロックを他の転送クロ
ックと別にし、混合したくないときは転送クロックが発
生しない様にすることで同じ効果を持たせることもでき
る。
【0041】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の光電変換
素子の信号出力装置によれば、光電変換素子からの信号
が通過する第2のCCDに信号電荷を破壊せずに、その
電荷量がモニターできるフローティングゲートを設け、
このフローティングゲートからのモニタ信号に基づい
て、第3のCCDからの出力信号のレベル又は/及びゲ
インを制御することで、光信号源のコントラストによる
測距能力の低下を防止するとともに、回路上もシンプル
で、余計なS/N低下や、大巾な処理時間の増大を招く
ことなく、高精度で高速なAFシステムを構築できる。
【0042】また、本発明の光電変換素子の信号出力装
置によれば、光電変換素子からの信号が通過する第2の
CCDに読み出し信号をモニタするためのフローティン
グゲートを設け、このフローティングゲートによってモ
ニタしたモニタ信号に基づいて、第3のCCDによって
循環させた後に第1のCCD又は前記第2のCCDに入
力させて前記フローティングゲートから出力させた出力
信号のレベル又は/及びゲインを制御することで、上記
効果に加えて、読み出し信号とモニタ信号との両信号に
差異をなくし、信号の後処理を容易にすることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を用いたカメラ装置の第1実施例を示す
ブロック図である。
【図2】第1実施例及び第2実施例及のカメラ装置の動
作を説明するための波形図である。
【図3】SH回路を示す構成図である。
【図4】BH回路を示す構成図である。
【図5】PH回路を示す構成図である。
【図6】AF動作を説明するための信号波形図である。
【図7】AF動作を説明するための信号波形図である。
【図8】本発明を用いたカメラ装置の第2実施例を示す
ブロック図である。
【図9】CCDB 16の循環部の他の構成を示すブロッ
ク図である。
【図10】CCDB 16の循環部の他の構成を示すブロ
ック図である。
【符号の説明】
11 センサーアレイSPC(1)、 12 インテグ
レーションクリアゲートICG、 13 シフトゲート
SFG、 14 CCDアレイCCDA 、15 モニタ
ー用CCDM 、 16 ラインバッファー用CCDB
17フローティングディフュージョンアンプ、 18
フローティングゲートアンプ、 19 サンプルホー
ルド(SH)回路、 20 ボトムホールド(BH)回
路、 21 ピークホールド(PH)回路、 22 差
動アンプDIF(2)、23 コンパレータCMP、
24 差動アンプDIF(1)、 25 可変ゲインア
ンプAMPG 、 26 モニターセンサーSPC
(2)、 27 リセットゲート、 28 リセットゲ
ート、 29 リセットゲート、 30 リセットゲー
ト。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04N 5/232 G02B 7/28 H04N 5/335

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光電変換素子からの信号を転送する第1
    の電荷転送素子と、この第1の電荷転送素子の読み出し
    方向に設けられ、該第1の電荷転送素子からの出力信号
    をモニタするためのフローティングゲートを有する第2
    の電荷転送素子と、この第2の電荷転送素子の読み出し
    方向に設けられ、該第2の電荷転送素子からの出力信号
    を遅延させる第3の電荷転送素子と、該フローティング
    ゲートからのモニタ信号のボトムをホールドするボトム
    ホールド回路と、該モニタ信号のピークをホールドする
    ピークホールド回路と、該第3の電荷転送素子からの信
    号と該ボトムホールド回路の出力とが入力される差動増
    幅器と、該ボトムホールド回路の出力と該ピークホール
    ド回路の出力との差に基づいて、該差動増幅器からの信
    号のゲインを調整する増幅器と、を備え、 前記増幅器からの出力信号中の最大値、最小値を、前記
    増幅器からの出力信号が入力されるA/D変換器のフル
    レンジに合わせ込むように、前記差動増幅器により前記
    増幅器からの出力信号のレベル制御及び前記増幅器によ
    り前記増幅器からの出力信号のゲイン制御を行うことを
    特徴とする光電変換素子の信号出力装置。
  2. 【請求項2】 光電変換素子からの信号を転送する第1
    の電荷転送素子と、この第1の電荷転送素子の読み出し
    方向に設けられ、該第1の電荷転送素子からの出力信号
    をモニタするためのフローティングゲートを有する第2
    の電荷転送素子と、この第2の電荷転送素子からの出力
    を循環させて該第1の電荷転送素子又は該第2の電荷転
    送素子に入力する第3の電荷転送素子と、該第3の電荷
    転送素子によって循環される前の該フローティングゲー
    トからの第1のモニタ信号のボトムをホールドするボト
    ムホールド回路と、該第1のモニタ信号のピークをホー
    ルドするピークホールド回路と、該第3の電荷転送素子
    によって循環された後の該フローティングゲートからの
    第2のモニタ信号と該ボトムホールド回路の出力とが入
    力される差動増幅器と、該ボトムホールド回路の出力と
    該ピークホールド回路の出力との差に基づいて、該差動
    増幅器からの信号のゲインを調整する増幅器と、を備
    え、 前記増幅器からの出力信号中の最大値、最小値を、前記
    増幅器からの出力信号が入力されるA/D変換器のフル
    レンジに合わせ込むように、前記差動増幅器により前記
    増幅器からの出力信号のレベル制御及び前記増幅器によ
    り前記増幅器からの出力信号のゲイン制御を行うことを
    特徴とする光電変換素子の信号出力装置。
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