JP3351359B2 - 内燃機関の排気浄化装置 - Google Patents

内燃機関の排気浄化装置

Info

Publication number
JP3351359B2
JP3351359B2 JP30558898A JP30558898A JP3351359B2 JP 3351359 B2 JP3351359 B2 JP 3351359B2 JP 30558898 A JP30558898 A JP 30558898A JP 30558898 A JP30558898 A JP 30558898A JP 3351359 B2 JP3351359 B2 JP 3351359B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
catalyst
exhaust gas
temperature
exhaust
bank
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP30558898A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2000130155A (ja
Inventor
均一 岩知道
修 中山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Motors Corp
Original Assignee
Mitsubishi Motors Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Motors Corp filed Critical Mitsubishi Motors Corp
Priority to JP30558898A priority Critical patent/JP3351359B2/ja
Publication of JP2000130155A publication Critical patent/JP2000130155A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3351359B2 publication Critical patent/JP3351359B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02TCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
    • Y02T10/00Road transport of goods or passengers
    • Y02T10/10Internal combustion engine [ICE] based vehicles
    • Y02T10/40Engine management systems

Landscapes

  • Electrical Control Of Ignition Timing (AREA)
  • Exhaust Gas After Treatment (AREA)
  • Electrical Control Of Air Or Fuel Supplied To Internal-Combustion Engine (AREA)
  • Combined Controls Of Internal Combustion Engines (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、内燃機関の排気浄
化装置に係り、詳しくは、排ガスを複数の気筒群毎に独
立に接続された排気通路に流した後集合通路で合流させ
るよう構成された排気系の触媒昇温技術に関する。
【0002】
【関連する背景技術】内燃機関の排気通路に設けられた
床下触媒(後段触媒)上流の排気マニホールド近傍にフ
ロント触媒(前段触媒)を配置し、該フロント触媒を排
出直後の高温の排ガスで昇温させ、且つ、このフロント
触媒の触媒反応熱により排ガスをさらに昇温させ、特に
冷態始動時における床下触媒の早期活性化を図り、排ガ
ス特性を向上する排気浄化装置が実用化されている。
【0003】ところが、V型多気筒エンジンのようにフ
ロントバンク側とリヤバンク側とからそれぞれ独立に排
気マニホールドが延びているような内燃機関では、フロ
ント触媒を極力上流側の排気通路に設けようとすると、
フロント触媒を各排気マニホールド毎にそれぞれ設けな
ければならず、エンジンルーム内の他の部品の配設性を
悪化させ、コスト高を招くという問題がある。
【0004】そこで、フロント触媒を片側バンク側(例
えば、フロントバンク側)にのみ設けるようにした構成
の排気浄化装置が特開平7−27000号公報等に開示
されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記公報に
開示された装置では、フロント触媒や床下触媒が活性化
するまでの間は、空燃比を両バンク側共にリーン空燃比
に制御しており、これにより、フロント触媒を設けた片
側バンク側からの未燃燃料成分(HC(炭化水素)等)
のみならずフロント触媒を設けない他方のバンク側(例
えば、リヤバンク側)からの未燃燃料成分の排出量を低
減し、当該未燃燃料成分がフロント触媒及び床下触媒を
通過することを防止している。
【0006】しかしながら、上記公報(特開平7−27
000号公報)に開示された技術では、触媒を昇温させ
るときにリーン運転を実施する結果、フロント触媒、床
下触媒共に、触媒活性化までに時間がかかり好ましいこ
とではない。そこで、フロント触媒や床下触媒を早期に
昇温、活性化させるために、空燃比を極力ストイキオ
(理論空燃比)寄りのリーン空燃比として燃焼熱を多く
発生させることが考えられ、また、一層早期に昇温させ
活性化させるために、排気昇温制御、即ち点火時期リタ
ードや特開平10−122015号公報に開示されるよ
うな複数回噴射(2段噴射等)による膨張行程噴射を行
い、排気通路内で積極的に未燃燃料成分を燃焼させて排
気昇温させることが考えられている。
【0007】ところが、フロント触媒をV型多気筒エン
ジンの片側バンク側にのみ設けた上記構成の排気浄化装
置において、点火時期リタードや複数回噴射による排気
昇温制御をV型多気筒エンジンの両バンク側で同時に行
うと、冷態始動時にあっては、床下触媒が活性化してい
ないため、特にフロント触媒が設けられていないバンク
側からの未燃燃料成分が浄化されずにそのまま排出され
てしまうという問題がある。
【0008】従って、フロント触媒を片側バンク側にの
み有した内燃機関の排気浄化装置の触媒昇温過程におい
て、未燃燃料成分の排出を抑えながら如何に効率よく早
期にフロント触媒及び床下触媒を昇温させ活性化させる
かが課題となる。本発明はこのような問題点を解決する
ためになされたもので、その目的とするところは、気筒
群毎に独立に接続され集合排気通路に合流する2本の排
気通路のうちの1本にのみフロント触媒が配設された内
燃機関の排気浄化装置において、未燃燃料成分の排出を
抑えながら効率よく早期にフロント触媒及び床下触媒を
昇温させることの可能な内燃機関の排気浄化装置を提供
することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記した目的を達成する
ために、請求項1の発明では、排気浄化装置は、第1気
筒群及び第2気筒群に第1排気通路及び第2排気通路が
それぞれ独立に接続され、これら第1排気通路と第2排
気通路とは合流して集合排気通路として延びており、第
1排気通路のみに前段触媒が配設されるとともに集合排
気通路に後段触媒が配設されて構成されている。そして
さらに、内燃機関の始動後、前段触媒及び後段触媒の昇
温を行うときに、先ず第1気筒群を第2気筒群よりも排
気昇温度合の高い運転状態とする昇温制御手段を備えて
いる。
【0010】従って、冷態始動時のように、前段触媒や
後段触媒の昇温が必要なときには、先ず第1気筒群が第
2気筒群よりも排気昇温度合の高い運転状態、つまり点
火時期リタード量の大きい或いは複数回噴射における膨
張行程噴射の燃料量の多い運転状態で運転されることで
第1排気通路の前段触媒が該第1排気通路内における未
燃燃料成分(HC等)の燃焼による排気昇温によって良
好に昇温し早期に活性化する。そして、このように前段
触媒が昇温すると、前段触媒では触媒反応が加速し、排
ガス自体の熱とその反応熱とで集合排気通路の後段触媒
も効率よく昇温させられる。
【0011】一方、このとき、前段触媒の無い第2気筒
群では排気昇温度合の低い或いは排気昇温しない運転状
態とされるため、未燃燃料成分の増大は少なく、故に、
未だ活性化されていない後段触媒を未燃燃料成分が不用
意に通過してしまうことがない。また、請求項2の発明
では、昇温制御手段は、第1気筒群を第2気筒群よりも
排気昇温度合の高い運転状態とした後、第2気筒群を第
1気筒群よりも排気昇温度合の高い運転状態とすること
を特徴としている。 従って、第1気筒群を第2気筒群よ
りも排気昇温度合の高い運転状態とした後、例えば前段
触媒が活性化し且つ後段触媒がある程度まで昇温する
と、内燃機関は暖機され始め、後段触媒は次第に未燃燃
料成分(HC等)を浄化可能となるため、この際第2気
筒群が第1気筒群よりも上記排気昇温度合の高い運転状
態とされることで、未燃燃料成分が第2排気通路や集合
排気通路内で燃焼し或いは後段触媒上で反応することに
なり、これら第2排気通路及び集合排気通路内における
排気昇温と触媒上の反応熱とによって後段触媒が効率よ
く急速に昇温し早期に活性化する。
【0012】このとき、前段触媒を有する第1気筒群で
は排気昇温度合の低い或いは排気昇温しない運転状態と
されるため、前段触媒の過昇温による劣化が併せて防止
される。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を添付図
面に基づき説明する。図1を参照すると、車両に搭載さ
れた本発明に係る内燃機関の排気浄化装置の概略構成図
が示されており、以下同図に基づいて本発明に係る内燃
機関の排気浄化装置の構成を説明する。
【0014】機関本体(以下、単にエンジンという)1
は、例えば、燃料噴射モード(運転モード)を切換える
ことで吸気行程での燃料噴射(吸気行程噴射モード)ま
たは圧縮行程での燃料噴射(圧縮行程噴射モード)を実
施可能な筒内噴射型火花点火式V型6気筒ガソリンエン
ジンとされている。そして、この筒内噴射型のエンジン
1は、容易にして理論空燃比(ストイキオ)での運転や
リッチ空燃比での運転(リッチ空燃比運転)の他、リー
ン空燃比での運転(リーン空燃比運転)が実現可能とさ
れており、特に圧縮行程噴射モードでは、超リーン空燃
比での運転が可能とされている。
【0015】同図に示すように、エンジン1のフロント
バンク部(第1気筒群であって、以下、Fバンクと略
す)1a及びリヤバンク部(第2気筒群であって、以
下、Rバンクと略す)1bの各シリンダヘッド2には、
各気筒毎に点火プラグ4とともに電磁式の燃料噴射弁6
が取り付けられており、これにより、燃焼室8内に燃料
を直接噴射可能とされている。なお、点火プラグ4には
それぞれ点火コイル5が接続されている。
【0016】燃料噴射弁6には、燃料パイプを介して燃
料タンクを擁した燃料供給装置(共に図示せず)が接続
されている。より詳しくは、燃料供給装置には、低圧燃
料ポンプと高圧燃料ポンプとが設けられており、これに
より、燃料タンク内の燃料を燃料噴射弁6に対し低燃圧
或いは高燃圧で供給し、該燃料を燃料噴射弁6から燃焼
室内に向けて所望の燃圧で噴射可能とされている。この
際、燃料噴射量は高圧燃料ポンプの燃料吐出圧と燃料噴
射弁6の開弁時間、即ち燃料噴射時間とから決定され
る。
【0017】それぞれのシリンダヘッド2には、各気筒
毎に略直立方向に吸気ポートが形成されており、各吸気
ポートと連通するようにして吸気マニホールド10の一
端がそれぞれ接続されている。そして、吸気マニホール
ド10の他端には電磁式、即ちソレノイド部13により
開閉作動するドライブバイワイヤ式のスロットルバルブ
11が接続されており、該スロットルバルブ11にはス
ロットル開度θthを検出するスロットルポジションセン
サ(TPS)12が設けられている。詳しくは、TPS
12からのTPS出力(電圧値)に基づいてスロットル
開度θthが検出される。
【0018】吸気マニホールド10には、さらにFバン
ク1a側及びRバンク1b側に供給する空気量を個別に
調節する開閉バルブ14,15が設けられており、これ
ら開閉バルブ14,15はそれぞれソレノイド部16,
17により開閉作動させられる。また、各シリンダヘッ
ド2には、各気筒毎に略水平方向に排気ポートが形成さ
れており、各排気ポートと連通するようにしてフロント
排気マニホールド(第1排気通路)18及びリヤ排気マ
ニホールド(第2排気通路)19の一端がそれぞれ接続
されている。
【0019】図中符号20は、クランク角を検出するク
ランク角センサであり、該クランク角センサ20はエン
ジン回転速度Neを検出可能とされている。また、符号
22は、エンジン1の冷却水温度WTを検出する水温セ
ンサであり、該水温センサ22によりエンジン1が冷態
状態にあるか暖機状態にあるかが判定可能とされてい
る。
【0020】なお、当該筒内噴射型のエンジン1は既に
公知のものであり、その構成の詳細についてはここでは
説明を省略する。同図に示すように、フロント排気マニ
ホールド18には小型の近接三元触媒(前段触媒)24
を介して排気管(集合排気通路)26が接続されてい
る。一方、リヤ排気マニホールド19には直接に排気管
26が接続されている。つまり、Fバンク1a側にのみ
近接三元触媒24が配設されている。そして排気管26
には排気浄化触媒装置(後段触媒)30を介してマフラ
ー(図示せず)が接続されている。
【0021】排気浄化触媒装置30は、NOx触媒30
aと三元触媒30bとの2つの触媒を備えて構成されて
おり、三元触媒30bの方がNOx触媒30aよりも下
流側に配設されている。NOx触媒30aとしては、こ
こでは吸蔵型NOx触媒が採用されている。吸蔵型NOx
触媒は、酸素過剰状態である酸化雰囲気で排ガス中のN
Oxを吸蔵する機能を有した触媒であり、公知のもので
ある。三元触媒30bは通常使用される三元触媒であ
る。
【0022】近接三元触媒24は、エンジン1が冷態状
態にあるような場合であっても急速に活性化するようフ
ロント排気マニホールド18に近接して設けられてお
り、これによりエンジン1の冷態始動直後からHC(炭
化水素)やCO(一酸化炭素)を良好に浄化可能とされ
ている。また、当該近接三元触媒24は、その触媒反応
により発生する反応熱によって下流の排気浄化触媒装置
30を早期に昇温させる機能をも有している。
【0023】また、排気管26の排気浄化触媒装置30
直上流部には排気温度を検出する高温センサ32が設け
られている。さらに、入出力装置、記憶装置(ROM、
RAM、不揮発性RAM等)、中央処理装置(CP
U)、タイマカウンタ等を備えたECU(電子コントロ
ールユニット)40が設置されており、このECU40
により、エンジン1を含めた本発明に係る内燃機関の排
気浄化装置の総合的な制御が行われる。ECU40の入
力側には、上述したTPS12、クランク角センサ2
0、水温センサ22、高温センサ32等の各種センサ類
が接続されており、これらセンサ類からの検出情報が入
力する。
【0024】一方、ECU40の出力側には、上述した
点火コイル5、燃料噴射弁6、スロットルバルブ11の
ソレノイド部13、開閉バルブ14,15のソレノイド
部16,17等が接続されており、各種センサ類からの
検出情報に基づいて演算された情報が出力される。例え
ば、点火コイル5、燃料噴射弁6等には、各種センサ類
からの検出情報に基づき演算された燃料噴射量や点火時
期等の最適値がそれぞれ出力される。これにより、燃料
噴射弁6から適正量の燃料が適正なタイミングで噴射さ
れ、点火プラグ4によって適正なタイミングで点火が実
施される。
【0025】ところで、ECU40では、TPS12か
らのスロットル開度情報θthとクランク角センサ20か
らのエンジン回転速度情報Neとに基づいてエンジン負
荷に対応する目標筒内圧、即ち目標平均有効圧Peを求
めるようにされており、さらに、当該目標平均有効圧P
eとエンジン回転速度情報Neとに応じて燃料噴射モード
設定マップ(図示せず)より燃料噴射モードを設定する
ようにされている。例えば、目標平均有効圧Peとエン
ジン回転速度Neとが共に小さいときには、燃料噴射モ
ードは圧縮行程噴射モードとされ、燃料は圧縮行程で噴
射され、一方、目標平均有効圧Peが大きくなり或いは
エンジン回転速度Neが大きくなると燃料噴射モードは
吸気行程噴射モードとされ、燃料は吸気行程で噴射され
る。吸気行程噴射モードには、リーン空燃比とされる吸
気リーンモード、理論空燃比にフィードバック制御され
るストイキオフィードバックモード(ストイキオF/B
モード)、及び、リッチ空燃比とされるオープンループ
モード(O/Lモード)とがある。
【0026】そして、目標平均有効圧Peとエンジン回
転速度Neとから制御目標となる目標空燃比(目標A/
F)が設定され、上記適正量の燃料噴射量は該目標A/
Fに基づいて決定される。また、上記高温センサ32に
より検出された排気温度情報からは排気浄化触媒装置3
0(主としてNOx触媒30a)の温度、即ち触媒温度
Tcatが推定される。詳しくは、高温センサ32をNOx
触媒30aに直接設置できないことに起因して発生する
誤差を補正するために、目標平均有効圧Peとエンジン
回転速度情報Neとに応じて予め実験等により温度差マ
ップ(図示せず)が設定されており、触媒温度Tcat
は、目標平均有効圧Peとエンジン回転速度情報Neとが
決まると一義に推定されるようにされている。
【0027】以下、このように構成された本発明に係る
内燃機関の排気浄化装置の作用、即ち、エンジン1の冷
態始動時における近接三元触媒24及び排気浄化触媒装
置30の昇温方法について説明する。図2を参照する
と、ECU40が実行する昇温制御のフローチャートが
示されており、以下当該フローチャートに沿って説明す
る。
【0028】先ず、ステップS10では、エンジン1が
始動されたか否かを判別する。ここでは、例えばエンジ
ン回転速度Neが所定値を超えたか否かで判別する。判
別結果が真(Yes)となったら、次にステップS12
に進む。ステップS12では、エンジン1が冷態状態に
あるか否かを冷却水温度WTが所定温度WT0より低い
か否かで判別する。判別結果が偽(No)でエンジン1
が既に暖機状態にあるような場合には、昇温制御はもは
や必要なく、この場合には、ステップS32に進み、通
常制御を行う。つまり、上記燃料噴射モード設定マップ
に基づいて燃料噴射モードを設定し、これに基づいて燃
料噴射制御、点火時期制御等を実施する。一方、判別結
果が真(Yes)で、エンジン1が冷態状態、即ち冷態
始動状態にあると判定された場合には、次にステップS
14に進む。
【0029】以降、近接三元触媒24及び排気浄化触媒
装置30を昇温させるべく、排気昇温制御を行う。詳し
くは、本発明では、先ず近接三元触媒24を早期に昇温
させるべくFバンク1a側についてのみ独立に排気昇温
制御を行い、その後、近接三元触媒24が十分昇温し排
気浄化触媒装置30もある程度昇温したら、排気浄化触
媒装置30を早期に昇温させるべくRバンク1b側につ
いて独立に積極的に排気昇温制御を行うような制御を行
う(昇温制御手段)。
【0030】以下順に説明すると、ステップS14で
は、Fバンク1a側の排気昇温制御を開始するに当た
り、タイマTFをセットし計時を行う。そして、ステッ
プS16において、Fバンク1a側について独立に排気
昇温制御を開始する。ここでは、排気昇温制御として2
段噴射(複数回噴射)を行う。つまり、吸気行程或いは
圧縮行程で主噴射を行う以外に膨張行程(特に膨張行程
中期またはそれ以降)で副噴射を行い、未燃燃料成分
(HC等)を燃焼室8内またはフロント排気マニホール
ド18内で燃焼させて排気昇温を行う。実際には、近接
三元触媒24がある程度加熱されると未燃燃料成分は近
接三元触媒24上でも燃焼する。従って、近接三元触媒
24は急速に昇温することとなる。
【0031】なお、触媒の昇温制御中、2段噴射時の全
体としての目標A/Fは排気昇温効果の高い値16程度
のリーン空燃比とされる。つまり、スロットルバルブ1
1の他、Fバンク1a側の燃料噴射弁6と開閉バルブ1
4とが目標A/F(値16程度)に応じてRバンク1b
側と独立に制御される。一方、Rバンク1b側では、主
噴射による燃焼によって極力HC、COを発生しないよ
う、目標A/Fは値18〜20程度のリーン空燃比とさ
れる。即ち、Rバンク1b側の燃料噴射弁6と開閉バル
ブ15とがFバンク1a側とは独立に制御される。
【0032】このようにしてFバンク1a側の排気昇温
制御が開始されたら、ステップS18において、タイマ
TFによる計時時間が所定時間TF0(例えば、5sec)を
経過した(TF>TF0)か否かを判別する。近接三元触
媒24は所定時間TF0(例えば、5sec)程度の短時間
でも急速に昇温するため、即ち、ここでは、近接三元触
媒24が適度に昇温し活性化したか否かを時間に基づき
判別する。
【0033】ステップS18の判別結果が真(Yes)
となり、タイマTFによる計時時間が所定時間TF0を超
えたと判定されたら、次にステップS20に進み、今度
はRバンク1b側の排気昇温制御を開始するに当たり、
タイマTRをセットし計時を行う。そして、ステップS
22において、Fバンク1a側に遅れてRバンク1b側
の排気昇温制御を開始する。つまり、Rバンク1bにお
いても、全体A/Fが値18〜20程度となるようFバ
ンク1a側よりも未燃燃料成分を抑えた状態としながら
2段噴射を行うようにし、未燃燃料成分(HC等)をリ
ヤ排気マニホールド19内或いは排気管26内で燃焼さ
せて排気昇温を行う。
【0034】この時点では、近接三元触媒24は昇温し
活性化されており、Fバンク1a側の未燃燃料成分は良
好に浄化される。故に、該近接三元触媒24上での触媒
反応による反応熱と排ガス自体の熱とで排気浄化触媒装
置30はある程度まで昇温している。従って、Rバンク
1bを2段噴射しても、当該2段噴射の副噴射でリヤ排
気マニホールド19に排出される未燃燃料成分は、排気
浄化触媒装置30上において良好に燃焼することにな
る。これにより、排ガス特性を悪化させないようにしな
がら、排気浄化触媒装置30の早期活性化を図ることが
できる。
【0035】即ち、近接三元触媒24が適度に活性化さ
れ排気浄化触媒装置30がある程度昇温し、浄化能力が
上がった後であれば、このように近接三元触媒のないR
バンク1b側の排気昇温制御を開始しても、目標A/F
が全体として値18〜20程度のリーン空燃比である限
り、未燃燃料成分が排気浄化触媒装置30を通って不用
意に大気中に排出されてしまうことはないのである。
【0036】このようにしてRバンク1b側の排気昇温
制御が開始されたら、ステップS24において、上記タ
イマTFによる計時時間が所定時間TF1(例えば、15s
ec)を経過した(TF>TF1)か否かを判別する。近接
三元触媒24は所定時間TF1(例えば、15sec)も経
過すれば十分に活性化するため、つまり、ここでは、近
接三元触媒24が十分活性化したか否かを時間に基づい
て判別する。なお、所定時間TF1は近接三元触媒24の
耐熱温度等に応じて設定すればよい。
【0037】ステップS24の判別結果が真(Yes)
となり、タイマTFによる計時時間が所定時間TF1を超
えたと判定されたら、次にステップS26に進み、Rバ
ンク1b側の排気昇温制御を継続したまま、Fバンク1
a側の2段噴射、即ち排気昇温制御を終了する。これに
より、2段噴射の過度の継続による燃費の悪化が防止さ
れるとともに、近接三元触媒24の過昇温による劣化が
併せて防止される。
【0038】そして、所定時間TF1も経過すれば、Rバ
ンク1bは十分に暖機したとみなすことができ、Rバン
ク1bから排出される排ガス温度は十分高いと考えられ
る。従って、Fバンク1a側の2段噴射終了後、Rバン
ク1b側の排気昇温は一気に加速されることになる。そ
して、ステップS28において、上記タイマTRによる
計時時間が所定時間TR1(実験に基づく最適時間)を経
過した(TR>TR1)か否かを判別する。排気浄化触媒
装置30についても所定時間TR1も経過すれば十分に活
性化するとみなせるため、つまり、ここでは、排気浄化
触媒装置30が十分活性化したか否かを時間に基づいて
判別する。なお、所定時間TR1は燃費や浄化能力等を考
慮して設定すればよい。
【0039】ステップS28の判別結果が真(Yes)
となり、タイマTRによる計時時間が所定時間TR1を超
えたと判定されたら、次にステップS30に進み、Rバ
ンク1b側の排気昇温制御についても2段噴射、即ち排
気昇温制御を終了する。これにより、やはり2段噴射の
過度の継続による燃費の悪化が防止されるとともに、排
気浄化触媒装置30の過昇温による劣化が防止される。
【0040】ここで、図3を参照すると、図1の構成に
おいて、上記昇温制御を実施した場合の大気中へのHC
排出量(a)と燃費(b)に関する実験結果が比較して
示されており、以下同図に基づき本発明の効果について
説明する。図中、棒グラフ(網掛線)が「2段噴射を、
Fバンク側−有(15sec)、Rバンク側−最適化」と
した場合、即ち上記図2の昇温制御を実施した場合の実
施結果を示しており、棒グラフ(白抜き)が「2段噴射
を、Fバンク側−有(15sec)、Rバンク側−有(1
5sec)」とした場合、即ち2段噴射をFバンク1a側
とRバンク1b側と同時に開始し、且つ全体としての目
標A/Fを同一(例えば、値16)とした場合の結果を
示している。
【0041】つまり、同図に示すように、上記本発明に
係る昇温制御を実施し、Fバンク1a側とRバンク1b
側の2段噴射の実施タイミングと継続時間、及び、この
ときの全体としての目標A/Fを適切な値にすることに
より(網掛線)、Fバンク1a側とRバンク1b側につ
いて共に同内容で漫然と2段噴射を行う場合(白抜き)
に対し、大気中へのHC排出量を低減でき、且つ燃費の
悪化を抑えることができる。
【0042】また、同図中には、「2段噴射を、Fバン
ク側−無、Rバンク側−無」とした場合、即ち昇温制御
を一切行わない通常の運転(例えば、主噴射のみのリッ
チ空燃比運転)時の結果を棒グラフ(破線)で参考に示
してあるが、上記本発明に係る昇温制御を実施すると、
当該通常の運転時に対し、大気中へのHC排出量を約半
分にまで低減できることがわかる。
【0043】また、同図中、棒グラフ(斜線)は「2段
噴射を、Fバンク側−有(15sec)、Rバンク側−
無」とした場合、即ち他の実施形態として昇温制御をF
バンク1a側のみ行い、Rバンク1b側は通常の運転
(例えば、主噴射のみのリッチ空燃比運転)とした場合
の結果を示しているが、当該他の実施形態のように、R
バンク1b側については2段噴射を実施しなくてもよ
く、このようにしても上記同様の良好な結果が得られる
ことになる。但し、この場合には、Rバンク1b側につ
いては昇温作用が弱いことになるので、近接三元触媒2
4の早期昇温によって排気管26内の排ガスは比較的早
期に昇温させられるものの、上記実施形態の場合よりも
排気浄化触媒装置30の活性化にはやや時間がかかると
いう欠点がある。
【0044】なお、上記実施形態では、エンジン1をF
バンク1aとRバンク1bを有する筒内噴射型火花点火
式V型6気筒ガソリンエンジンとしたが、気筒群毎に独
立に接続され集合排気通路に合流する複数(例えば、2
本)の排気通路のうちの一部(例えば、1本)にのみフ
ロント触媒が配設された構成のものであれば、エンジン
1は如何なる形態のものであってもよく、直列型であっ
ても本発明を良好に適用可能である。
【0045】また、上記実施形態では、Rバンク1b側
の排気昇温制御の開始時期と継続期間とをタイマTF及
びタイマTRによる計時時間に基づいて判定するように
したが、当該判定を排気浄化触媒装置30の温度、即ち
高温センサ32による触媒温度情報Tcatに基づいて行
うようにしてもよい。また、上記実施形態では、Fバン
ク1a側の排気昇温制御の開始から所定時間TF0(例え
ば、5sec)経過後にRバンク1b側の排気昇温制御を
開始するようにしたが、全体としての目標A/Fを例え
ば値20程度の希薄なリーン空燃比として2段噴射を実
施するようにすれば、Fバンク1a側とRバンク1b側
の排気昇温制御を同時に開始してもよい。
【0046】また、上記実施形態では、Fバンク1a側
の排気昇温制御を終了した後(ステップS26)、Rバ
ンク1b側の排気昇温制御の全体の目標A/Fを値18
〜20程度のリーン空燃比に保持するようにしたが、F
バンク1a側の排気昇温制御が終了したときには、Rバ
ンク1bは暖機しRバンク1b側からの排ガス温度は十
分高いとみなし、Rバンク1b側の全体の目標A/Fを
ややリッチ空燃比寄り(例えば、値16程度)に変更す
るようにしてもよい。また、全体の目標A/Fを触媒温
度情報Tcatに応じて可変させるようにしてもよい。
【0047】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明の請
求項1の内燃機関の排気浄化装置によれば、第1気筒群
及び第2気筒群のそれぞれに独立に接続され集合排気通
路に合流する第1排気通路及び第2排気通路のうちの第
1排気通路にのみフロント触媒が配設された内燃機関の
排気浄化装置において、内燃機関の始動後、前段触媒及
び後段触媒の昇温を行うとき、先ず第1気筒群を第2気
筒群よりも排気昇温度合の高い運転状態とするようにし
たので、未燃燃料成分が不用意に後段触媒を通過して大
気中に排出されないようにしながら、前段触媒と後段触
媒とを燃費の悪化なく効率よく早期に昇温させることが
できる。また、請求項2の内燃機関の排気浄化装置によ
れば、その後、第2気筒群を第1気筒群よりも排気昇温
度合の高い運転状態とするようにしたので、前段触媒の
過昇温による劣化を防止しながら、後段触媒をさらに効
率よく急速に昇温させて早期活性化を図ることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る内燃機関の排気浄化装置を示す概
略構成図である。
【図2】本発明に係る内燃機関の排気浄化装置の昇温制
御手順を示すフローチャートである。
【図3】本発明に係る昇温制御の実施結果を示す図であ
って、本発明の効果を説明する図である。
【符号の説明】
1 エンジン(内燃機関) 1a フロントバンク(第1気筒群) 1b リヤバンク(第2気筒群) 4 点火プラグ 6 燃料噴射弁 18 フロント排気マニホールド(第1排気通路) 19 リヤ排気マニホールド(第2排気通路) 24 近接三元触媒(前段触媒) 26 排気管(集合排気通路) 30 排気浄化触媒装置(後段触媒) 32 高温センサ 40 電子コントロールユニット(ECU)
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI F02D 41/06 335 F02D 41/06 335S 45/00 301 45/00 301C (56)参考文献 特開 平7−27000(JP,A) 特開 平8−284786(JP,A) 実開 昭63−130614(JP,U) 特表 平11−511227(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F01N 3/24 F02D 41/00 - 45/00

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1気筒群及び第2気筒群にそれぞれ独
    立に接続された第1排気通路及び第2排気通路と、 前記第1排気通路と前記第2排気通路とが合流して延び
    る集合排気通路と、 前記第1排気通路に配設され、排ガス中の有害成分を浄
    化する前段触媒と、 前記集合排気通路に配設され、排ガス中の有害成分を浄
    化する後段触媒と、内燃機関の始動後、前記前段触媒及び 前記後段触媒の昇
    温を行うとき、前記第1気筒群を前記第2気筒群よりも
    排気昇温度合の高い運転状態とする昇温制御手段と、 を備えたことを特徴とする内燃機関の排気浄化装置。
  2. 【請求項2】 前記昇温制御手段は、前記第1気筒群を
    前記第2気筒群よりも排気昇温度合の高い運転状態とし
    た後、前記第2気筒群を前記第1気筒群よりも排気昇温
    度合の高い運転状態とすることを特徴とする、請求項1
    記載の内燃機関の排気浄化装置。
JP30558898A 1998-10-27 1998-10-27 内燃機関の排気浄化装置 Expired - Fee Related JP3351359B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP30558898A JP3351359B2 (ja) 1998-10-27 1998-10-27 内燃機関の排気浄化装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP30558898A JP3351359B2 (ja) 1998-10-27 1998-10-27 内燃機関の排気浄化装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2000130155A JP2000130155A (ja) 2000-05-09
JP3351359B2 true JP3351359B2 (ja) 2002-11-25

Family

ID=17946957

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP30558898A Expired - Fee Related JP3351359B2 (ja) 1998-10-27 1998-10-27 内燃機関の排気浄化装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3351359B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7293958B2 (ja) * 2019-08-06 2023-06-20 スズキ株式会社 エンジン及び車両

Also Published As

Publication number Publication date
JP2000130155A (ja) 2000-05-09

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3052856B2 (ja) 排気昇温装置
JP3257423B2 (ja) 排気昇温装置
US6438943B1 (en) In-cylinder injection type internal combustion engine
US20060201137A1 (en) Engine control equipment
US7805927B2 (en) Diesel engine displacement on demand
WO2007141646A2 (en) Exhaust gas control apparatus of an internal combustion engine
US6170260B1 (en) Exhaust emission control apparatus for combustion engine
JP4378829B2 (ja) 内燃機関の制御装置
JP2000145511A (ja) 排気昇温装置
JP3257420B2 (ja) 筒内噴射型内燃機関
JP3552609B2 (ja) 火花点火式直噴エンジンの制御装置
JP4253984B2 (ja) ディーゼルエンジンの制御装置
JP3351359B2 (ja) 内燃機関の排気浄化装置
JP2002295287A (ja) ターボ過給機付火花点火式直噴エンジン
JP3149822B2 (ja) 筒内噴射型内燃機関の排気昇温装置
JP3956107B2 (ja) 多気筒内燃機関の排気浄化装置
JP4134395B2 (ja) 筒内噴射型内燃機関
JP2002030979A (ja) ディーゼルエンジンの制御装置
JP4058897B2 (ja) 内燃機関の排気浄化装置
JP4371227B2 (ja) 多気筒エンジンの排気浄化装置
JP2002357145A (ja) ディーゼルエンジンの燃料噴射装置
JP2000161046A (ja) 内燃機関の排気浄化装置
JP4560979B2 (ja) ディーゼルエンジンの燃料噴射装置
JP2000179329A (ja) 多気筒内燃機関の排気浄化装置
JPH1047042A (ja) 排ガス浄化システム

Legal Events

Date Code Title Description
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20020820

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080920

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090920

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090920

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100920

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100920

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110920

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110920

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130920

Year of fee payment: 11

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130920

Year of fee payment: 11

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140920

Year of fee payment: 12

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees