JP3349720B2 - ディジタル画像形成装置 - Google Patents

ディジタル画像形成装置

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JP3349720B2
JP3349720B2 JP13712992A JP13712992A JP3349720B2 JP 3349720 B2 JP3349720 B2 JP 3349720B2 JP 13712992 A JP13712992 A JP 13712992A JP 13712992 A JP13712992 A JP 13712992A JP 3349720 B2 JP3349720 B2 JP 3349720B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は簡易編集機能を備えたデ
ィジタル画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】ディジタル画像形成装置では、各種の編
集機能を備えたものが提案されている。この場合、編集
方法には数通りあり、一つは本体の操作部を使用する方
法であり、この方法では座標(x1、x2、y1、y
2)、作像モードを入力するが、座標入力は寸法精度を
高精度で入力する必要があり、時間がかかると共に誤差
を生じ易く、指定エリア数も一ヶ所と限定されるものが
多い。また、原稿に直接マーカーペンを使用してエリア
を指定する方法があり、この方法ではマーカーペンで指
定したマーカー信号を読み取つてエリアを指定してい
る。この方法は、原稿をマーカーペンで汚すために重要
な原稿には直接使用できず、複写原稿を使用すると操作
が煩雑になると共に、画像劣化が生じることがあり、さ
らにハーフトーン原稿やカラー写真原稿には使用できな
い。これらを踏まえて、一般的にはエディターボードを
使用して編集条件を入力する方法が採用されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】エディターボードを使
用する方法の問題点は、エディターボードの設置場所で
あり、スキャナー上に置けばすっきりするが、ADF
(原稿自動送り機)を取り付けることができなくなる。
現在白黒複写機では、ADFを装着することが多く、A
DFが取り付けられないと不便であり、テーブルを設け
てエディターボードを設置こともできるが、このように
すると設置スペースが問題になる。
【0004】さらに、カラー原稿は写真など重要な原稿
が多く、ペンでエリア指定をすると凹み傷が生じるの
で、複写原稿を作成しなくてはならず、エリア指定も対
角指定、多角形指定、一部自由指定があるが、指定には
限定があるため複雑な指定方法になればなるほど指定エ
リアが不明になるという問題がある。
【0005】
【0006】
【0007】本発明の第1の目的は、記憶手段の記憶
量の過不足を判定させ、エリア数を少なく限定させずに
原稿により最大エリア数を増すことで、より複雑な編集
合成を行えるディジタル画像形成装置を提供することに
ある。
【0008】本発明の第2の目的は、記憶容量からどこ
識別表示までメモリ可能か判断し、容量が不足した場
合でも再編集を容易に行えるディジタル画像形成装置を
提供することにある。
【0009】本発明の第3の目的は、エリアを指定する
場合、原稿領域指定用紙と合成領域指定用紙に領域を指
定する場合、全く同一形状を設定するのは不可能となる
が(特に自由領域指定方法)、領域形状が異なることで
編集合成が不可となったり、領域を指定するに同一な形
状にする過度な努力等を防止するディジタル画像形成装
置を提供することにある。
【0010】本発明の第4の目的は、エリアを指定する
場合、原稿領域指定用紙と合成領域指定用紙に領域を指
定する場合、全く同一形状を設定するのは不可能だし、
逆に意図的にずらす場合、また、時間をかけて丁寧に領
域指定する必要のない画像の場合、自由領域指定で指定
すると(例えばフリーハンドで囲む)、原稿がどこに画
像形成されるか分からないと狙いの画像が得られないと
何回かやりなおすこととなる場合等に、原稿の原稿基準
点を決めると編集合成される画像形成位置を決めてやる
ことで短時間で狙いの編集合成を行えるディジタル画像
形成装置を提供することにある。
【0011】本発明の第5の目的は、編集合成時に、こ
の表をこの位置にこの大きさで入れたいという時に、基
準点と変倍指示点との距離の変率を自動的に計算し、
画像形成を行わせることで間違いのない簡単な編集合成
を可能とせるディジタル画像形成装置を提供すること
にある。
【0012】本発明の第の目的は、合成領域の指定を
繰り返し行えることにより、好ましいレイアウトが、原
稿読み取りの手間が不要で短時間で得ることができるデ
ィジタル画像形成装置を提供することにある。
【0013】本発明の第7の目的は、合成領域指定用紙
に読み取りで検知しない色(予め定められた色)で罫線
や説明文を記入することで編集の精度が向上し、編集レ
イアウトが容易となり、また、説明文が記入することが
きることで複数枚原稿があってもどの原稿を使うか明
確になることで間違いが生じなくなり、また、記入条件
等の説明文を入れることもできることで入力ミスによる
間違いコピーの発生が防止でき、また、予め定めた色で
行った指定が読み出され、これらの指定用紙に別色でメ
モや説明を記入して、適切且つ正確な編集合成を行うこ
とが可能になるディジタル画像形成装置を提供すること
にある。
【0014】
【課題を解決するための手段】前記第1の目的を達成す
るために、請求項1に記載の発明は、原稿領域指定用紙
で指定された領域及び識別表示を読み取り記憶する原稿
領域読取り手段と、前記原稿領域指定用紙で指定された
領域の原稿を読み取り記憶する領域原稿読取り手段と、
合成領域指定用紙で指定された領域及び識別表示を読み
取り記憶する合成領域読取り手段と、前記合成領域指定
用紙で指定された領域に前記指定された領域の原稿を、
指定された作像条件で画像形成する合成手段と、前記原
稿領域読取り手段が複数の原稿領域指定用紙を読み取り
記憶し、前記領域原稿読取り手段が複数の原稿領域指定
用紙で指定された領域の原稿を読み取り記憶する記憶手
段を有するディジタル画像形成装置において、前記領域
原稿読取り手段の原稿読み取り時の前記記憶手段の記憶
容量の過不足を判定する判定手段を有する構成にしてあ
る。
【0015】
【0016】
【0017】前記第2の目的を達成するために、請求項
2に記載の発明は、請求項1に記載の発明に加えて、記
憶容量の不足を生じた時に、前記識別表示に応じて優先
度が設けられ、記憶の可否の前記識別表示を表示する表
示手段を有する構成にしてある。
【0018】前記第3の目的を達成するために、請求項
3に記載の発明は、原稿領域指定用紙で指定された領域
及び識別表示を読み取り記憶する原稿領域読取り手段
と、前記原稿領域指定用紙で指定された領域の原稿を読
み取り記憶する領域原稿読取り手段と、合成領域指定用
紙で指定された領域及び識別表示を読み取り記憶する合
成領域読取り手段と、前記合成領域指定用紙で指定され
た領域に前記指定された領域の原稿を、指定された作像
条件で画像形成する合成手段とを有するディジタル画像
形成装置において、前記原稿領域指定用紙と前記合成領
域指定用紙で指定される領域の形状が異なる場合、前記
合成領域指定用紙で指定された領域に前記原稿領域指定
用紙で指定された領域の原稿画像を前記合成領域指定用
紙で指定された領域の形状に合わせて変形させて画像
成させる前記合成手段を有する構成にしてある。
【0019】前記第4の目的を達成するために、請求項
4に記載の発明は、原稿領域指定用紙で指定された領域
及び識別表示を読み取り記憶する原稿領域読取り手段
と、前記原稿領域指定用紙で指定された領域の原稿を読
み取り記憶する領域原稿読取り手段と、合成領域指定用
紙で指定された領域及び識別表示を読み取り記憶する合
成領域読取り手段と、前記合成領域指定用紙で指定され
た領域に前記指定された領域の原稿を、指定された作像
条件で画像形成する合成手段とを有するディジタル画像
形成装置において、前記原稿領域指定用紙並びに合成領
域指定用紙で指定された領域内に記入された原稿基準点
並びに合成基準点を読み取り記憶する基準点読取り手段
と、前記合成領域指定用紙で指定される領域に前記指定
された領域の原稿を、前記原稿基準点を指定された合成
基準点と合わせ、指定された作像条件で画像形成する手
段とを有する構成にしてある。
【0020】前記第5の目的を達成するために、請求項
5に記載の発明は、原稿領域指定用紙で指定された領域
及び識別表示を読み取り記憶する原稿領域読取り手段
と、前記原稿領域指定用紙で指定された領域の原稿を読
み取り記憶する領域原稿読取り手段と、合成領域指定用
紙で指定された領域及び識別表示を読み取り記憶する合
成領域読取り手段と、前記合成領域指定用紙で指定され
た領域に前記指定された領域の原稿を、指定された作像
条件で画像形成する合成手段とを有するディジタル画像
形成装置において、前記原稿領域指定用紙並びに合成領
域指定用紙で指定された領域内に記入された原稿基準点
並びに合成基準点を読み取り、原稿基準点と変倍指示点
間の座標間距離x1を求め、合成基準点と変倍指示点を
読み取り、合成基準点と変倍指示点間の座標間距離x2
を求める第1の演算手段と、前記原稿領域指定用紙と前
記合成領域指定用紙の座標間距離x1、x2から変倍率
/x1)×100を演算する第2の演算手段と
を備え、前記合成領域指定用紙で指定された領域に前記
指定された領域の原稿を前記座標間距離から演算した変
倍率で画像形成するようにした構成にしてある。
【0021】前記第6の目的を達成するために、請求項
6に記載の発明は、請求項3または請求項4または請求
項5に記載の発明に加えて、前記合成領域指定用紙にお
いて指定する領域と作像条件の指定が繰り返しが可能で
ある構成してある。前記第6の目的を達成するために、
原稿領域指定用紙で指定された領域及び識別表示を読み
取り記憶する原稿領域読取り手段と、前記原稿領域指定
用紙で指定された領域の原稿を読み取り記憶する領域原
稿読取り手段と、合成領域指定用紙で指定された領域及
び識別表示を読み取り記憶する合成領域読取り手段と、
前記合成領域指定用紙で指定された領域に前記指定され
領域の原稿を、指定された作像条件で画像形成する合
成手段とを有し、前記原稿領域読取り手段が複数の原稿
領域指定用紙を読み取り記憶し、前記領域原稿読取り手
段が複数の原稿領域指定用紙で指定された領域の原稿を
読み取り記憶するようにしたディジタル画像形成装置に
おいて、前記合成領域指定用紙において指定する領域と
作像条件の指定が繰り返しが可能である構成してある。
【0022】前記第7の目的を達成するために、請求項
8に記載の発明は、原稿領域指定用紙で指定された領域
及び識別表示を読み取り記憶する原稿領域読取り手段
と、前記原稿領域指定用紙で指定された領域の原稿を読
み取り記憶する領域原稿読取り手段と、合成領域指定用
紙で指定された領域及び識別表示を読み取り記憶する合
成領域読取り手段と、前記合成領域指定用紙で指定され
た領域に前記指定された領域の原稿を、指定された作像
条件で画像形成する合成手段とを有するディジタル画像
形成装置において、前記原稿領域指定用紙及び合成領域
指定用紙上の予め定められた色を有する領域及び識別表
示を読み取るようにしてある制御手段を有する構成にし
てある。
【0023】
【0024】
【0025】
【作用】請求項1に記載の発明では、原稿領域読取り手
段で、複数の原稿領域指定用紙を読み取り記憶し、領域
原稿読取り手段で、複数の原稿領域指定用紙で指定した
領域の原稿を読み取り記憶し、判定手段で領域原稿読取
り手段の原稿読み取り時の記憶容量の過不足を判定さ
せ、エリア数を少なく限定させずに原稿により最大エリ
ア数を増すことで、より複雑な編集合成を行える。
【0026】請求項2に記載の発明では、原稿領域読取
り手段で、複数の原稿領域指定用紙を読み取り記憶し、
領域原稿読取り手段で、複数の原稿領域指定用紙で指定
した領域の原稿を読み取り記憶し、判定手段で領域原稿
読取り手段の原稿読み取り時の記憶容量の過不足を判定
し、記憶容量の不足時には表示手段で、識別表示に応じ
た優先度に基づいて、記憶の可否の識別表示を表示し、
記憶容量が不足した場合でも再編集を容易に行える。
【0027】請求項に記載の発明では、原稿領域読取
り手段で、原稿領域指定用紙で指定した領域及び識別表
示を読み取り記憶し、領域原稿読取り手段で、前記原稿
領域指定用紙で指定した領域の原稿を読み取り記憶し、
合成領域読取り手段で、合成領域指定用紙で指定した領
域及び識別表示を読み取り記憶し、原稿領域指定用紙と
合成領域指定用紙で指定される領域の形状が異なる場合
には、合成領域指定用紙で指定された領域に画像を形成
するように選択し、合成手段で、合成領域指定用紙で指
定した領域の原稿を指定した作像条件で画像形成する。
【0028】請求項4に記載の発明では、エリアを指定
する場合、原稿領域指定用紙と合成領域指定用紙に領域
を指定する場合、全く同一形状を設定するのは不可能だ
し、逆に意図的にずらす場合、また、時間をかけて丁寧
に領域指定する必要のない画像の場合、自由領域指定で
指定すると(例えばフリーハンドで囲む)、原稿がどこ
に画像形成されるか分からないと狙いの画像が得られな
いと何回かやりなおすこととなる場合等に、原稿の基準
点を決めると編集合成される画像形成位置を決めてやる
ことで、合成領域指定用紙で指定された領域をはみださ
ずに作像できて短時間で狙いの編集合成を行える。
【0029】請求項5に記載の発明では、編集合成時
に、この表をこの位置にこの大きさで入れたいという時
に、基準点と変倍指示点との距離の変率を自動的に計
算し、画像形成を行わせることで間違いのない簡単な編
集合成を可能とさせる。
【0030】請求項6、7に記載の発明は、原稿領域読
取り手段で、原稿領域指定用紙で指定した領域及び識別
表示を読み取り記憶し、領域原稿読取り手段で、前記原
稿領域指定用紙で指定した領域の原稿を読み取り記憶
し、領域指定及び作像条件指定を繰り返して行い、合成
領域指定用紙で指定した領域の原稿を指定した作像条件
で画像形成する。
【0031】請求項8に記載の発明では、原稿領域読取
り手段で、原稿領域指定用紙で指定した予め設定した色
での領域及び識別表示を読み取り記憶し、領域原稿読取
り手段で、前記原稿領域指定用紙で指定した領域の原稿
を読み取り記憶し、合成領域読取り手段で、合成領域指
定用紙で指定した予め定められたを有する領域及び識
別表示を読み取り記憶し、合成手段で、合成領域指定用
紙で指定した領域の原稿を指定した作像条件で画像形成
する。
【0032】
【実施例】本発明の実施例の説明に先立って、実施例の
基礎となるディジタル画像形成装置について説明する。
【0033】図8はディジタル画像形成装置の構成を示
す説明図であり、この画像形成装置の機構部はイメージ
スキャナとプリンタで構成されている。先ず、イメージ
スキャナを説明すると、原稿1はプラテン(コンタクト
ガラス)2の上に置かれ、原稿照明用蛍光灯3a、3b
により照明され、その反射光が移動可能な第1ミラー4
a、第2ミラー4b及び第3ミラー4cで反射され、結
像レンズ5を経てダイクロイックプリズム6に入り、こ
こで3つの波長の光、レッド(R)、グリーン(G)及
びブルー(B)に分光される。分光された光は、固体撮
像素子であるCCD7r、7g、7bにそれぞれ入射す
る。即ち、レッド光はCCD7rに、グリーン光はCC
D7gに、また、ブルー光はCCD7bにそれぞれ入射
する。
【0034】蛍光灯3a、3bと第1ミラー4aが第1
キャリッジ8に搭載され、第2ミラー4bと第3ミラー
4cが第2キャリッジ9に搭載され、第2キャリッジ9
が第1キャリッジ8の1/2の速度で移動することによ
って、原稿1からCCDまでの光路長が一定に保たれ、
原画像読み取り時には第1及び第2キャリッジが右から
左に走査される。キャリッジ駆動モータ10の軸に固着
されたキャリッジ駆動プーリ11に巻き付けられたキャ
リッジ駆動ワイヤー12に第1キャリッジ8が結合さ
れ、第2キャリッジ9上の図示しない動滑車にワイヤ1
2が巻き付けられている。これによりモータ10の正逆
転により、第1キャリッジ8と第2キャリッジ9が往動
(原画像読み取り走査)、復動(リターン)し、第2キ
ャリッジ9が第1キャリッジ8の1/2の速度で移動す
る。
【0035】第1キャリッジ8が図8に示すホームポジ
ションにある時、第1キャリッジ8が反射形のフォトセ
ンサであるホームポジションセンサ39で検出される。
第1キャリッジ8が露光走査で右方に駆動されてホーム
ポジションから外れると、センサ39は非受光(キャリ
ッジ非検出)となり、第1キャリッジ8がリターンでホ
ームポジションに戻ると、センサ39は受光で(キャリ
ッジ検出)となり、非受光から受光に変わった時にキャ
リッジ8が停止される。
【0036】イメージスキャナのCCD7r、7g、7
bが出力するR、G、及びB色の画像信号は、画像処理
ユニット100に印加されて各種処理を施され、C(シ
アン)、M(マゼンタ)、Y(イエロー)、BK(ブラ
ック)の記録用画像信号に変換され、モード切換回路4
10を介してレーザ書込ユニット420に印加される。
【0037】レーザ書込ユニット420には、レーザド
ライバと、BK、Y、M及びCの各色記録系に設けられ
た半導体レーザ43bk、43y、43m及び43cが
備わっている。各レーザから出射されたレーザ光は、そ
れぞれ回転多面鏡13bk、13y、13m及び13c
で反射され、f−θレンズ14bk、14y、14m及
び14cを経て、第4ミラー15bk、14y、15m
及び15cと第5ミラー16bk、16y、16m及び
16cで反射され、多面鏡面倒れ補正シリンドリカルレ
ンズ17bk、17y、17m及び17cを経て、感光
体ドラム18bk、18y、18m及び18cに結像照
射する。
【0038】回転多面鏡13bk、13y、13m及び
13cは、多面鏡駆動モータ41bk、41y、41m
及び41cの回転軸に固着されており、各モータは一定
速度で回転し、多面鏡を一定速度で回転駆動する。多面
鏡の回転により、前述のレーザ光は、回転ドラムの回転
方向(時計方向)と垂直な方向、即ちドラム軸に沿う方
向に走査される。
【0039】図9はディジタル画像形成装置のシアン色
記録装置のレーザ走査系の斜視図であり、43cは半導
体レーザであり、感光体ドラム18cの軸に沿う方向の
レーザ走査(2点鎖線)の一端部において、レーザ光を
受光する関係に光電変換素子であるセンサ44cが配設
されており、このセンサ44cがレーザ光を検出し、検
出から非検出に変化した時点をもって1ライン走査の始
点を検出している。即ち、センサ44cのレーザ光検出
信号(パルス)が、レーザ走査のライン同期パルスとし
て処理される。マゼンタ記録装置、イェロー記録装置及
びブラック記録装置の構成も図9に示すシアン記録装置
の構成と全く同じである。
【0040】また、図8を参照すると、感光体ドラムの
表面は、図示しない負電圧の高圧発生装置に接続された
チャージスコロトロン19bk、19y、19m及び1
9cにより一様に帯電させられる。記録信号によって変
調されたレーザ光が、一様に帯電された感光体表面に照
射されると、光導電現象で感光体表面の電荷がドラム本
体の機器アースに流れて消滅する。ここで原稿濃度の濃
い部分は、レーザを点灯させないようにし、原稿濃度の
薄い部分はレーザを点灯させる。これにより、感光体ド
ラム18bk、18y、18m及び18cの表面の原稿
濃度の濃い部分に対応する部分は−800Vの電位に、
原稿濃度の薄い部分に対応する部分は、−100V程度
となり、原稿の濃度に対応して静電潜像が形成される。
【0041】この静電潜像をそれぞれブラック現像ユニ
ット20bk、イェロー現像ユニット20y、マゼンタ
現像ユニット20m及びシアン現像ユニット20cによ
って現像し、感光体ドラム18bk、18y、18m及
び18cの表面に、それぞれブラック、イェロー、マゼ
ンタ及びシアントナー画像を形成する。
【0042】尚、現像ユニット内のトナーは撹拌によ
り、正に帯電される。現像ユニットは、現像バイアス源
により−200V程度にバイアスされ、感光体の表面電
位が現像バイアス以上の場所にトナーが付着し、原稿に
対応したトナー像が形成される。
【0043】また、各感光体ドラム18bk、18y、
18m及び18c周囲のチャージスコロトロンと現像ユ
ニットとの間には、それぞれ表面電位計51、52、5
3及び54が感光体ドラムの表面に対向して設けられて
いる。これらの表面電位計は、各々の感光体ドラムの帯
電電位を測定する。具体的には、感光体ドラムの帯電電
位を一定にするために、各表面電位計の検出電位が所定
の範囲内に納まるまで、各々のチャージスコロトロンに
印加する電圧を調整し、その後で画像の形成を行うよう
にしている。
【0044】一方、転写紙カセット22に収納された記
録紙267が送り出しローラ23の給紙動作により送り
出されて、レジストローラ24で所定のタイミングで転
写ベルト25に送られる。転写ベルト25に載せられた
記録紙は、転写ベルト25の移動により、感光体ドラム
18bk、18y、18m及び18cの下部を順次通過
し、各感光体ドラム18bk、18y、18m及び18
cを通過する間、転写ベルトの下部で、転写用コロトロ
ンの作用により、ブラック、イェロー、マゼンタ及びシ
アンの各トナー像が記録紙上に順次転写される。転写さ
れた記録紙は、次に、熱定着ユニット36に送られ、そ
こでトナーが記録紙に固着され記録紙はトレイに37に
排出される。
【0045】なお、転写後の感光体面の残留トナーは、
クリーナーユニット21bk、21y、21m及び21
cで除去される。転写ベルト25は、ベルト除電チャー
ジャ435によって除電される。ブラックトナーを収集
するクリーナユニット21bkとブラック現像ユニット
20bkはトナー回収パイプ42で結ばれ、クリーナユ
ニット21bkで収集したブラックトナーを現像ユニッ
ト20bkに回収するようにしている。尚、感光体ドラ
ム18yには転写時に記録紙よりブラックトナーが逆転
写するなどにより、クリーナユニット21y、21m及
び21cで収集したイェロー、マゼンタ及びシアントナ
ーには、それらのユニットの前段の異色現像器のトナー
が入り混っているので、再使用のための回収はしない。
【0046】なお、各現像ユニットは、それぞれトナー
濃度センサ45bk、45m及び45cを備えており、
各現像ユニットのトナー濃度に応じた信号が、図示しな
いトナー濃度制御ユニットに出力される。トナー濃度制
御ユニットは、トナー画像形成のために消費されたトナ
ーを補給し、各現像ユニットのトナー濃度を一定に保つ
ために、各トナー濃度センサの出力に応じて各現像ユッ
トに設けられた図示しないトナー補給モータを駆動する
ためのトナー補給信号をそれぞれ独立に出力する。各ト
ナー補給モータの回転軸には、トナー補給ローラ46b
k、46y、46m及び46cがそれぞれ固着されてお
り、トナー補給信号に応じて各トナー補給ローラがそれ
ぞれ従動して現像ユニットにトナーが補給される。
【0047】記録紙を感光体ドラム18bkから18c
の方向に送る転写ベルト25は、アイドルローラ26、
駆動ローラ27、アイドルローラ28及びアイドルロー
ラ30に張架されており、駆動ローラ27で反時計方向
に回転駆動される。駆動ローラ27は、軸32に枢着さ
れたレバー31の左端に枢着されている。レバー31の
右端には図示しない黒モード設定ソレノイドのプランジ
ャ35が枢着されている。プランジャ35と軸32の間
に圧縮コイルスプリング34が配設されており、このコ
イルスプリング34がレバー31に時計方向の回転力を
与えている。
【0048】記録紙を載せる転写ベルト25は、感光体
ドラム44bk、44y、44m及び44cに接触して
いる。従って、転写ベルト25に記録紙を載せて全ドラ
ムにトナー像を形成すると、記録紙の移動に伴って記録
紙上に各色のトナー像が順番に転写し重なってカラー画
像を再現する。
【0049】図1は本発明の第1の実施例の構成を示す
ブロック図である。
【0050】図1に示すように、プリンタ装置にはCP
U、ROM、RAM、I/O、A/D変換器を含むマイ
クロコンピュータを主体とする制御装置400が備わっ
ている。この制御装置400には、操作ボード300、
ベルト除電高圧電源430、各種センサ440、表面電
位計51、52、53、54、帯電高圧電源450、転
写高圧電源460、現像バイアス高圧電源470、補給
バイアス高圧電源480、ドライバ490、510、ラ
ンプ制御ユニット520、ヒータ制御ユニット530及
びモード切換回路400が接続されている。
【0051】帯電高圧電源450は、4つの互いに独立
した出力端子を備えており、それらの各々がチャージス
コロトロン19bk、19y、19m、19cと接続さ
れている。各々の出力端子の電圧は、各々独立に制御装
置400からの指令で調整可能に構成されている。操作
ボード300には、一般の複写機と同様に多数のキーが
設けられており、その中にはカラーモードを指定するキ
ーも含まれている。カラーモードとしては、フルカラー
モード、ブラックモード、シアンモード、マゼンタモー
ド、イローモード、レッドモード、グリーンモード及
びブルーモードの8種類が備わっており、オペレータの
操作ボード300からの指示で任意に選択可能になって
いる。
【0052】選択されたカラーモードに応じて、モード
切換回路410に4ビットの制御信号が印加される。モ
ード切換回路410は、ゲート回路で構成されており、
図1に示すようにC、M、Y、BKの各色の記録用画像
信号の通過の許可/禁止が、制御装置400からの信号
で切り換わるように構成されている。即ち、各モードに
おけるC、M、Y、BKの各色画像信号の通過の許可/
禁止の組合せは、図10の通りになる。
【0053】画像信号の通過が許可された色の記録系で
は、原稿画像に応じた付勢信号がレーザ書込ユニット4
20に印加されて半導体レーザが感光体ドラムにレーザ
光の書込、即ち静電潜像の形成を行うので、感光体ドラ
ム上にトナー画像が形成される。そして、画像信号の通
過が禁止された色の記録系では、レーザ書込ユニット4
20に印加される信号のレベルが、非記録レベルに固定
されるので、感光体ドラム上に静電潜像が形成されず、
従ってトナー画像も形成されることはない。
【0054】また、トナー画像を形成しない記録系につ
いても、通常の記録プロセスの制御を行い、感光体ドラ
ムを一定の電位に帯電させると共に、現像ユニットにバ
イアス電圧を印加し、感光体表面の電位と現像ユニット
の電位との関係を、感光体表面にトナーが付着しない条
件に常時設定することによって、フルカラーモード以外
において画像形成を行わない記録系の感光体ドラムにト
ナーが付着しないように制御している。
【0055】制御装置400にメモリー310、領域判
別手段320、識別表示判別手段330が接続してあ
る。この領域判別手段320はさらにイメージスキャナ
200に接続してある。また、メモリー310は領域判
別手段320に接続してある。また、識別表示判別手段
330はさらにイメージスキャナ200に接続してあ
る。
【0056】第1の実施例のその他の部分の構成は、す
でに説明した本発明の基礎となるディジタル画像形成装
置と同一である。
【0057】図2は第1の実施例における原稿領域指定
用紙と合成領域指定用紙での指定の説明図であり、
(a)では原稿領域指定用紙DPに矩形の原稿領域(エ
リアNO1)と円形の原稿領域(エリアNO2)が指定
してあり、(b)では原稿領域指定用紙DPに矩形の原
稿領域(エリアNO3)と三角形の原稿領域(エリアN
O4)が指定してある。また、(c)では合成領域指定
用紙CPに、原稿領域指定用紙DPで指定したエリアN
(識別表示)に対応するレイアウト、作像モード及び
倍率が指定してある。例えば三角形の原稿領域(エリア
NO4)で説明すると、4/3/100と指定してある
が、ここで4はエリアNO4を示し、3は作像モードを
示し、100は倍率が100であることを示している。
ここで、作像モード1〜4はそれぞれ、フルカラーコピ
ー、シングルBKコピー、シングルMコピー、シングル
Yコピー、シングルCコピーを示している。原稿領域指
定用紙及び合成領域指定用紙は、透明な用紙を使用し原
稿に重ねて使用できるようにしてある。
【0058】次に、第1の実施例の動作を図5(a)の
フローチャートを参照して説明する。ここで、図5
(a)は第1の実施例の動作を示すフローチャートであ
る。
【0059】操作ボードより合成モードが選択されると
(ステップS1)、先ず、「原稿は何枚ですか」と表示
され(ステップS2)、原稿の枚数が指定されると(ス
テップS3)、「原稿領域を指定して下さい」と表示が
される(ステップS4)。領域を線分で指定しエリアN
等の識別表示を記入した原稿領域指定用紙を、スキャ
ナーのコンタクトガラス上に載せてプリントスイッチを
操作する(ステップS5)。すると、スキャナーが作動
して、用紙に記入された領域及び識別表示を読み取り文
字認識に命令内容等を記憶する(ステップS6)。これ
を指定された原稿枚数繰り返し原稿領域指定用紙の内容
を全て読み込みが終了すると(ステップS7)、「原稿
を置いて下さい」と表示される(ステップS8)。原稿
領域指定用紙で指定された順に原稿をコンタクトガラス
上に置きプリントスイッチを操作すると(ステップS
9)、スキャナーが作動して指定された領域の原稿を読
み取り記憶する(ステップS10)。これを同様に指定
された枚数だけ繰り返し、原稿枚数の読み取り記憶が終
了すると(ステップS11)、次に上記した指定した原
稿を要求するレイアウトと作像モードを指定する「合成
領域を指定して下さい」と表示される(ステップS1
2)。同様にコンタクトガラス上にエリアNO、作像モ
ード及び倍率を指定した合成領域指定用紙を置いてプリ
ントスイッチを操作すると(ステップS13)、スキャ
ナーが作動し、合成領域指定用紙で指定した領域及び識
別表示が読み取り記憶される(ステップS14、S1
5)。このようにして合成作業は終了し(ステップS1
6)、プリントスイッチを操作すると、合成コピーが得
られる。
【0060】以上に説明したように前記第1の実施例で
は、領域及び識別表示を読み取り、そこで指定された領
域の原稿を読み取り、その原稿を指定されたエリアに画
像形成させることで、エディターなど特別な装置が不要
で編集が可能になり、コスト、レイアウト上、有効であ
り、編集条件が目視確認できるため複雑な形状の編集合
成を容易に間違いなく行えるディジタル画像形成装置を
提供できる。
【0061】また、エディターなど特別な装置が不要で
安価に複数の原稿用紙から必要な領域の原稿を選択し合
成画像を作成するディジタル画像形成装置を提供でき
る。
【0062】第2の実施例は、前記第1の実施例に対し
て制御装置400に、判定手段と可否の表示手段とをさ
らに設けた構成としてある。この判定手段は、領域原稿
読取り手段の領域原稿読み取り時の記憶容量の過不足を
判定する機能を有し、可否の表示手段は、記憶容量の不
足時に識別表示に応じた優先度に基づいて、識別表示
とに記憶の可否を表示する機能を有するものである。こ
の第2の実施例のその他の部分の構成は、すでに説明し
た第1の実施例と同一である。
【0063】図5(b)は第2の実施例の要部の動作を
示すフローチャートであり、このフローチャートを参照
して第2の実施例の動作を説明する。
【0064】第2の実施例では、動作開始後は第1の実
施例と同一の動作が、図5(a)のフローチャートのス
テップS1からステップS7まで行われる。そして、ス
テップS7から(b)のステップS21に進んで、「原
稿を置いて下さい」と表示される(ステップS21)。
原稿をコンタクトガラス上に置いてプリントスイッチを
操作する(ステップS22)と、原稿を読み取り(ステ
ップS23)、記憶容量が計算され記憶容量(メモリ容
量)の過不足が判定され(ステップS24、S25)、
メモリ量がオーバーすると「メモリがオーバーです」と
表示され、置数キーにより、オーバーするエリアNO
(識別表示)がフラッシング表示される(ステップS2
6)。オペレータは再度指定をやり直す。この第2の実
施例では、ステップS27で読み込みが終了すると、図
5(a)のステップS12に進み、その後は第1の実施
例と同様にステップS12〜ステップS16の処理が行
われる。
【0065】通常1枚分のコピーには1枚分のフレーム
メモリ容量を確保すればよいが、合成コピーを複数のレ
イアウトで得ようとすれば、複数枚のメモリ容量が必要
になる。
【0066】変倍処理を合成領域指定用紙で指定する
と、等倍データをメモリする必要があり、複数のフレー
ムメモリが必要になる。例えば3つの領域を指定したと
すると、maxA3サイズが3枚の大きさになってしま
う。
【0067】例えば、5つの原稿を合成する場合に、第
1の合成に3つの原稿を使用し、第2の合成に4つの原
稿を使用し、残りの合成に5つの原稿を使用するという
使い方をすると、メモリ容量が多く必要になる。原稿は
種々のためエリア数を少なく限定するよりは、実際のメ
モリからエリア数を規定した方が便利である。
【0068】以上に説明したように前記第2の実施例で
は、エリア内の画像を読み取り記憶するのはメモリ容量
内である必要があり、記憶できるエリア数は画像によっ
て異なるが、メモリ容量の過不足を判定させ、エリア数
を少なく限定させずに原稿により最大エリア数を増すこ
とで、より複雑な編集合成を行えるディジタル画像形成
装置を提供できる。
【0069】また、メモリ容量からどこのエリアNoま
でメモリ可能か判断し、容量が不足した場合でも再編集
を容易に行えるディジタル画像形成装置を提供できる。
【0070】第3の実施例では、基準点読取り手段、設
定記憶手段、位置設定手段、第1の演算手段、第2の演
算手段とをさらに設けた構成としてある。この基準点読
取り手段は原稿領域指定用紙で指定した領域内に記入さ
れた基準点を読み取り記憶する機能を有し、設定記憶手
段は、原稿領域指定用紙で指定した領域の原稿に前記基
準点と一致する原稿基準点を設定し記憶する機能を有
し、位置設定手段は、合成領域指定用紙で指定される領
域の原稿の原稿基準点を前記基準点に一致させる機能を
有し、第1の演算手段は、原稿領域指定用紙と合成領域
指定用紙の基準点と変倍指示点をそれぞれ読み取り、両
者間の座標距離を演算する機能を有し、第2の演算手
段は、原稿領域指定用紙と合成領域指定用紙の座標間距
離から変倍率を演算する機能を有するものである。
【0071】第3の実施例のその他の部分の構成は、す
でに説明した第1の実施例と同一である。
【0072】図3は第3の実施例による画像合成の説明
図であり、同図(a)、(b)は合成される2枚の原稿
であり、(d)、(e)はそれぞれ(a)、(b)の原
稿領域指定用紙である。この原稿領域指定用紙には、原
稿基準点a0と変倍指示点bが設定されており、この原
稿基準点a0は自由に設定することができるが、図3で
は左後端部に設定してある。また、同図(f)は合成領
域指定用紙であり、合成基準点a0、変倍指示点b、エ
リアNO、作像モードが指定してある。変倍指示点と基
準点a0とでX座標間距離比率が設定される。すなわ
ち、原稿基準点a0と変倍指示点b間の座標間距離をx
1、合成基準点a0と変倍指示点b間の座標間距離x2
とすると、例えば同図(d)エリアNO1はx2/x
×100がエリアの倍率(X座標間距離比率)で
ある。なお、座標間距離は周知の用紙サイズ検知などと
同様に、副走査方向、あるいは主走査方向での距離を求
めればよい。
【0073】第3の実施例では、図3(d)(e)に示
すように領域をフリーハンドでラフに指定しても、
(f)で原稿基準点a0と変倍指示点bを指定すること
でエリア内の原稿位置が正確に設定される。
【0074】以上に説明したように前記第3の実施例で
は、エリアを指定する場合、原稿領域指定用紙と合成
指定用紙に領域を指定する場合、全く同一形状を設定
するのは不可能となるが(特に自由領域指定方法)、合
領域指定用紙で指定された領域に原稿領域指定用紙で
指定された原稿を形成させることで、領域形状が異なる
ことで編集合成が不可となったり、領域を指定するに同
一な形状にする過度な努力等を防止するディジタル画像
形成装置を提供できる。
【0075】また、エリアを指定する場合、原稿領域
定用紙と合成領域指定用紙に領域を指定する場合、全く
同一形状を設定するのは不可能だし、逆に意図的にずら
すこともある(例えば写真の一部をハート型にした
い)。また、時間をかけて丁寧に領域指定する必要のな
い画像には時間が無駄となる。自由領域指定で指定する
と(例えばフリーハンドで囲む)、原稿がどこに画像形
成されるか分からないと狙いの画像が得られないと何回
かやりなおすこととなる。そこで、原稿の基準点を決め
ると編集合成される画像形成位置を決めてやることで
合成領域指定用紙で指定された領域をはみださずに作像
できて短時間で狙いの編集合成を行えるディジタル画像
形成装置を提供できる。
【0076】また、編集合成時に、この表をこの位置に
この大きさで入れたいという時に、基準点と変倍指示点
との距離の変率を自動的に計算し、画像形成を行わせ
ることで間違いのない簡単な編集合成を可能とせるデ
ィジタル画像形成装置を提供できる。
【0077】第4の実施例は、合成領域指定用紙におい
て指定する領域作像条件の指定が繰り返し可能な構成
にしてある。第4の実施例のその他の部分の構成は、す
でに説明した第1の実施例と同一である。
【0078】第4の実施例では、動作開始後は第1の実
施例と同一の動作が、図5(a)のフローチャートのス
テップS1からステップS11まで行われ、図6のステ
ップS31に進んで「合成領域を指定して下さい」と表
示されるので、合成領域と識別表示を指定した合成領域
指定用紙をコンタクトガラス上に置いてプリントスイッ
チを操作すると(ステップS32)、スキャナーが作動
して合成領域と識別表示を読み取り(ステップS33、
S34)、指示に従ってコピー処理が連続して行われる
(ステップS35)。このルーチンはモードクリアキー
を操作することにより、解除することができる。
【0079】以上に説明したように前記第4の実施例で
は、合成領域の指定を繰り返し行えることにより、好ま
しいレイアウトが、原稿読み取りの手間が不要で短時間
で得ることができるディジタル画像形成装置を提供でき
る。
【0080】第5の実施例では、原稿領域指定用紙及び
合成領域指定用紙の予め定められたを有する領域及び
識別表示を読み取るように構成してある。第5の実施例
のその他の部分の構成は、すでに説明した第1の実施例
と同一である。
【0081】図4は第5の実施例の合成領域指定の例を
示すもので、使用する合成領域指定用紙は、原稿に重ね
て使用可能に透明な45k紙で作成してあり、また、原
稿に重ねて見る時の邪魔にならないように黄色で罫線が
引かれている。この罫線は1,2,或いは5mm等目的
に応じて決めればよい。また、用紙の左下には記入方法
の説明文をうすい赤で記述してある。ここでは単純にエ
リアNOとエリア内の作像モードを数字入力するがその
コードの説明のみ記入している。
【0082】この用紙は印刷してもよく、或いは画像形
成装置にパターンを記憶させておきコピーで作成できる
ようにしてもよい。図4では、黒の鉛筆で4角形で領域
指定がされ、領域内は識別表示を同じく黒鉛筆で記入し
ている。エリアNOと作像モードを記入してある。そし
て、編集条件がどうなっているか判り易くするためメモ
として赤字で余白部に説明を記入する。例えば、エリア
1はレッドにコピーし、エリア2はフルカラーでコピー
を行うなど判り易くしている。また、これはどの原稿に
ついて行ったのか説明してもよい。
【0083】図7は第5の実施例の動作を示すフローチ
ャートであり、ステップS41で編集モードが設定され
ると、「領域及び識別を指定して下さい」との表示が行
われる(ステップS42)ので、領域及び識別を所定の
色(黒色)で指定した指定用紙をコンタクトガラス上に
載せてプリントスイッチを操作すると(ステップS4
3)、エリアの読み込み及び識別表示の読み込みが行わ
れ(ステップS44、S45)、エリア内の設定が終了
すると(ステップS46)エリア外設定があればその終
了後(ステップS47、S48)にコピースタンバイの
状態となり(ステップS49)、コンタクトガラス上に
原稿を載せプリントスイッチを操作すると、指定された
条件に従ったコピーが作成される。
【0084】以上に説明したように前記第5の実施例で
は、合成領域指定用紙に読み取りで検知しない色(予め
定められた色)で罫線や説明文を記入することで編集の
精度が向上し、編集レイアウトが容易となる。また、説
明文が記入することがきることで複数枚原稿があって
もどの原稿を使うか明確になることで間違いが生じなく
なる。また、記入条件等の説明文を入れることもできる
ことで入力ミスによる間違いコピーの発生が防止でき
る。このように予め定めた色で行った指定が読み出さ
れ、これらの指定用紙に別色でメモや説明を記入して、
適切且つ正確な編集合成を行うことが可能になるディジ
タル画像形成装置を提供できる。
【0085】また、黒(特に鉛筆)で記入したものを読
み取ることで記入のミスを修正したり、作像条件を変え
てコピーしたい時でも容易に消しゴムで消すことができ
再記入により用紙の無駄の発生を防止し短時間で希望の
コピーが得られる。
【0086】
【0087】
【0088】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、記憶容量
の過不足を判定させ、エリア数を少なく限定させずに原
稿により最大エリア数を増すことで、より複雑な編集合
成を行えるディジタル画像形成装置を提供することにあ
る。
【0089】請求項2記載の発明によれば、記憶容量か
らどこの識別表示までメモリ可能か判断し、記憶容量が
不足した場合でも再編集を容易に行えるディジタル画像
形成装置を提供することにある。
【0090】請求項3記載の発明によれば、エリアを指
定する場合、原稿領域指定用紙と合成領域指定用紙に領
域を指定する場合、全く同一形状を設定するのは不可能
となるが(特に自由領域指定方法)、領域形状が異なる
ことで編集合成が不可となったり、領域を指定するに同
一な形状にする過度な努力等を防止するディジタル画像
形成装置を提供することにある。
【0091】請求項4記載の発明によれば、エリアを指
定する場合、原稿領域指定用紙と合成領域指定用紙に領
域を指定する場合、全く同一形状を設定するのは不可能
だし、逆に意図的にずらす場合、また、時間をかけて丁
寧に領域指定する必要のない画像の場合、自由領域指定
で指定すると(例えばフリーハンドで囲む)、原稿がど
こに画像形成されるか分からないと狙いの画像が得られ
ないと何回かやりなおすこととなる場合等に、原稿の基
準点を決めると編集合成される画像形成位置を決めてや
ることで、合成領域指定用紙で指定された領域をはみだ
さずに作像できて短時間で狙いの編集合成を行えるディ
ジタル画像形成装置を提供することにある。
【0092】請求項5記載の発明によれば、編集合成時
に、この表をこの位置にこの大きさで入れたいという時
に、基準点と変倍指示点との距離の変率を自動的に計
算し、画像形成を行わせることで間違いのない簡単な編
集合成を可能とさせるディジタル画像形成装置を提供す
ることにある。
【0093】請求項6、7記載の発明によれば、合成領
域指定用紙において指定する領域と作像条件の指定を繰
り返し行えることにより、好ましいレイアウトが、原稿
読み取りの手間が不要で短時間で得ることができるディ
ジタル画像形成装置を提供することにある。
【0094】請求項8記載の発明によれば、合成領域指
定用紙に読み取りで検知しない色(予め定められた色)
で罫線や説明文を記入することで編集の精度が向上し、
編集レイアウトが容易となり、また、説明文が記入する
ことがきることで複数枚原稿があってもどの原稿を使
うか明確になることで間違いが生じなくなり、また、記
入条件等の説明文を入れることもできることで入力ミス
による間違いコピーの発生が防止でき、また、予め定め
た色で行った指定が読み出され、これらの指定用紙に別
色でメモや説明を記入して、適切且つ正確な編集合成を
行うことが可能になるディジタル画像形成装置を提供す
ることにある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例の構成を示すブロック図
である。
【図2】本発明の第1の実施例での原稿領域指定用紙及
び合成領域指定用紙での指定例を示す説明図である。
【図3】本発明の第3の実施例での編集合成の説明図で
ある。
【図4】本発明の第5の実施例での領域指定と識別表示
の説明図である。
【図5】本発明の第1の実施例及び第2の実施例の動作
を示すフローチャートである。
【図6】本発明の第4の実施例の要部の動作を示すフロ
ーチャートである。
【図7】本発明の第5の実施例の動作を示すフローチャ
ートである。
【図8】本発明の基礎となるディジタル画像形成装置の
構成を示す説明図である。
【図9】本発明の基礎となるディジタル画像形成装置の
シアン色記録装置のレーザ走査系の斜視図である。
【図10】本発明の基礎となるディジタル画像形成装置
のカラーモードの動作を示す説明図である。
【符号の説明】
200 イメージスキャナー 300 操作ボード 310 メモリー 320 領域判別手段 330 識別表示判別手段 400 制御装置

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 原稿領域指定用紙で指定された領域及び
    識別表示を読み取り記憶する原稿領域読取り手段と、前
    記原稿領域指定用紙で指定された領域の原稿を読み取り
    記憶する領域原稿読取り手段と、合成領域指定用紙で指
    定された領域及び識別表示を読み取り記憶する合成領域
    読取り手段と、前記合成領域指定用紙で指定された領域
    前記指定された領域の原稿を、指定された作像条件で
    画像形成する合成手段と、前記原稿領域読取り手段が複
    数の原稿領域指定用紙を読み取り記憶し、前記領域原稿
    読取り手段が複数の原稿領域指定用紙で指定された領域
    の原稿を読み取り記憶する記憶手段を有するディジタル
    画像形成装置において、 前記領域原稿読取り手段の原稿読み取り時の前記記憶手
    段の記憶容量の過不足を判定する判定手段を有すること
    を特徴とするディジタル画像形成装置。
  2. 【請求項2】 記憶容量の不足を生じた時に、前記識別
    表示に応じて優先度が設けられ、記憶の可否の前記識別
    表示を表示する表示手段を有することを特徴とする請求
    項1記載のディジタル画像形成装置。
  3. 【請求項3】 原稿領域指定用紙で指定された領域及び
    識別表示を読み取り記憶する原稿領域読取り手段と、前
    記原稿領域指定用紙で指定された領域の原稿を読み取り
    記憶する領域原稿読取り手段と、合成領域指定用紙で指
    定された領域及び識別表示を読み取り記憶する合成領域
    読取り手段と、前記合成領域指定用紙で指定された領域
    前記指定された領域の原稿を、指定された作像条件で
    画像形成する合成手段とを有するディジタル画像形成装
    置において、 前記原稿領域指定用紙と前記合成領域指定用紙で指定さ
    れる領域の形状が異なる場合、前記合成領域指定用紙で
    指定された領域に前記原稿領域指定用紙で指定された領
    域の原稿画像を前記合成領域指定用紙で指定された領域
    の形状に合わせて変形させて画像形成させる前記合成手
    段を有することを特徴とするディジタル画像形成装置。
  4. 【請求項4】 原稿領域指定用紙で指定された領域及び
    識別表示を読み取り記憶する原稿領域読取り手段と、前
    記原稿領域指定用紙で指定された領域の原稿を読み取り
    記憶する領域原稿読取り手段と、合成領域指定用紙で指
    定された領域及び識別表示を読み取り記憶する合成領域
    読取り手段と、前記合成領域指定用紙で指定された領域
    前記指定された領域の原稿を、指定された作像条件で
    画像形成する合成手段とを有するディジタル画像形成装
    置において、 前記原稿領域指定用紙並びに合成領域指定用紙で指定さ
    れた領域内に記入された原稿基準点並びに合成基準点を
    読み取り記憶する基準点読取り手段と、 前記合成領域指定用紙で指定される領域に前記指定され
    領域の原稿を、前記原稿基準点を指定された合成基準
    点と合わせ、指定された作像条件で画像形成する手段と
    を有することを特徴とするディジタル画像形成装置。
  5. 【請求項5】 原稿領域指定用紙で指定された領域及び
    識別表示を読み取り記憶する原稿領域読取り手段と、前
    記原稿領域指定用紙で指定された領域の原稿を読み取り
    記憶する領域原稿読取り手段と、合成領域指定用紙で指
    定された領域及び識別表示を読み取り記憶する合成領域
    読取り手段と、前記合成領域指定用紙で指定された領域
    前記指定された領域の原稿を、指定された作像条件で
    画像形成する合成手段とを有するディジタル画像形成装
    置において、前記原稿領域指定用紙並びに合成領域指定用紙で指定さ
    れた領域内に記入された原稿基準点並びに合成基準点を
    読み取り 、原稿基準点と変倍指示点間の座標間距離x1
    を求め、合成基準点と変倍指示点を読み取り、合成基準
    点と変倍指示点間の座標間距離x2を求める第1の演算
    手段と、 前記原稿領域指定用紙と前記合成領域指定用紙の座標間
    距離x1、x2から変倍率=/x1)×100を
    演算する第2の演算手段とを備え、 前記合成領域指定用紙で指定された領域に前記指定され
    領域の原稿を前記座標間距離から演算した変倍率で画
    像形成するようにしたことを特徴とするディジタル画像
    形成装置。
  6. 【請求項6】 前記合成領域指定用紙において指定する
    領域と作像条件の指定が繰り返しが可能であることを特
    徴とする請求項3または請求項4または請求項5記載の
    ディジタル画像形成装置。
  7. 【請求項7】 原稿領域指定用紙で指定された領域及び
    識別表示を読み取り記憶する原稿領域読取り手段と、前
    記原稿領域指定用紙で指定された領域の原稿を読み取り
    記憶する領域原稿読取り手段と、合成領域指定用紙で指
    定された領域及び識別表示を読み取り記憶する合成領域
    読取り手段と、前記合成領域指定用紙で指定された領域
    前記指定された領域の原稿を、指定された作像条件で
    画像形成する合成手段とを有し、前記原稿領域読取り手
    段が複数の原稿領域指定用紙を読み取り記憶し、前記領
    域原稿読取り手段が複数の原稿領域指定用紙で指定され
    た領域の原稿を読み取り記憶するようにしたディジタル
    画像形成装置において、 前記合成領域指定用紙において指定する領域と作像条件
    の指定が繰り返しが可能であることを特徴とするディジ
    タル画像形成装置。
  8. 【請求項8】 原稿領域指定用紙で指定された領域及び
    識別表示を読み取り記憶する原稿領域読取り手段と、前
    記原稿領域指定用紙で指定された領域の原稿を読み取り
    記憶する領域原稿読取り手段と、合成領域指定用紙で指
    定された領域及び識別表示を読み取り記憶する合成領域
    読取り手段と、前記合成領域指定用紙で指定された領域
    前記指定された領域の原稿を、指定された作像条件で
    画像形成する合成手段とを有するディジタル画像形成装
    置において、 前記原稿領域指定用紙及び合成領域指定用紙上の予め定
    められた色を有する領域及び識別表示を読み取るように
    してある制御手段を有することを特徴とするディジタル
    画像形成装置。
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