JP3349436B2 - スクリーンパネル - Google Patents

スクリーンパネル

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JP3349436B2
JP3349436B2 JP16760298A JP16760298A JP3349436B2 JP 3349436 B2 JP3349436 B2 JP 3349436B2 JP 16760298 A JP16760298 A JP 16760298A JP 16760298 A JP16760298 A JP 16760298A JP 3349436 B2 JP3349436 B2 JP 3349436B2
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洋治 中道
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Kokuyo Co Ltd
Yamada Industry Co Ltd
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Kokuyo Co Ltd
Yamada Industry Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、オフィス等の室内
空間において、間仕切り等に好適に用いられるスクリー
ンパネルに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、オフィス等の室内空間で用いられ
る間仕切りパネル等のようなものにあっては、面板が枠
材に直接取付けられ、枠材とともに一体的に構成されて
いるものが供せられることが多い。また、このようなも
のの他にも、ロールスクリーンやアコーディオンスクリ
ーン等が用いられることもある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上述のよう
に、面板が枠材と一体的に構成されているようなパネル
である場合、パネルの重量が非常に重いものになるとと
もに、梱包する際にも、面板の厚み方向を除いては非常
に大きく嵩張るものとなるため、大きな梱包スペースを
必要とし、輸送や収納時に多大な労力、時間、費用を要
するという問題が生じている。
【0004】一方、ロールスクリーンやアコーディオン
スクリーンなどのようなものの場合には、スクリーンを
それらの支持部材と一体的にコンパクトに収納できるた
め、収納時の嵩張りについては比較的改善することが可
能であるが、それらを使用する際には、スクリーンを構
成する生地をフレームに合わせているだけで、強く張設
していないために、パネル面のように硬い質感を得るこ
とができないという不具合がある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の問題点や不具合を
同時に解決するために、本発明は、容易に組み立て及び
分解が可能であり、重量を軽量化し、コンパクトに収納
できるとともに、使用する際にはパネル面により近い質
感を実現可能にする、新たな構造のスクリーンパネルを
提供しようとするものである。
【0006】
【発明の実施の形態】すなわち、本発明は、この種のス
クリーンパネルとしての一般的構成を備えてなるものに
おいて、一対の対向する枠材と、該枠材の端間及び
端間にそれぞれ着脱可能に保持される一対の及び下
と、該及び下桟上下両端を保持される可撓性の
ある面部材とを具備し、前記上桟を、固定部と該固定部
の内側にあって前記面部材を保持する可動部とを具備す
る二重構造を有するものとする一方、前記面部材の張具
合を前記及び下桟の対向方向に調節可能にするとと
もに枠材の上端部で回動可能な調節ねじを有する張力調
節機構を設け、前記調節ねじを回動することにより前記
可動部が上下方向に駆動するように構成するとともに、
面部材の側縁を、各枠材にそれぞれ内向きに突出させた
一対の遮光片間に形成される開口部内に位置づけている
ことを特徴とする。
【0007】このように構成すれば、枠材と上下の桟と
を容易に着脱できるので、多大な労力と時間を要するこ
となく組み立てたり収納したりすることができる。ま
た、面部材を可撓性を有する素材で構成し、しかもその
面部材を前記桟に保持させているので、桟を枠材から取
り外せば、面部材を桟に巻付けておくことができ、嵩張
ることなく収納することができる。さらに、面部材の張
具合を調節することができる張力調節機構を備えている
ので、面部材を強く張設してパネル面のような質感を出
したり、緩く張設してカーテンのような柔らかい質感を
出したりすることが自在に可能である。特に、桟の自重
が作用する方向と面部材に張力が作用する方向とを一致
するように、桟が対向する方向が上下方向であり、面部
材の張具合が前記張力調節機構によって上下方向に調節
されることから、面部材の張り具合が良好に調節される
ことになる。また、面部材が軽い素材であるので、仕切
り空間のレイアウトの変更も容易である。さらに上桟
を、固定部と、固定部の内側にあって面部材を保持する
可動部とを具備する二重構造を有するように構成し、可
動部を、張力調節機構によって桟が対向する方向に駆動
するように構成することで、面部材の張具合を簡単に調
節することも可能となる。さらにまた、張力調節機構に
は調節ねじが設けてあり、この調節ねじを枠材の上端部
で回動することで可動部を上下に駆動するように構成し
ているため、面部材の張り具合の調節が容易であり、し
かもその面部材の側縁は、各枠材に設けた一対の遮光片
間に形成される開口部内にあるため、面部材の側縁と枠
材との間に生じる可能性のある隙間をなくし、光が漏れ
るのを有効に防止することができる。
【0008】さらに簡単な構成で面部材の張具合を調節
するためには、調節ねじを、各枠材の上端部における定
位置で水平回動可能なものとして、可動部を該調節ねじ
に螺合させて、その調節ねじを水平回動することによっ
て可動部をねじ送り可能に構成していることが有効であ
る。
【0009】この場合、部品点数を削減して、桟を枠材
に安定して保持すると同時に、それを利用して張力調節
機構を有効に作用させるためには、前記可動部を、前記
固定部よりも長尺に設定し、固定部の両端から可動部の
両端を延出するとともに、前記枠材の一端に該可動部の
延出端を挿入し得る開口を設け、その開口に該延出端を
挿入した位置で前記調節ねじを螺合していることが好ま
しい。
【0010】また、面部材を特段の取付け具を用いるこ
となく確実に桟に保持させるためには、面部材の縁部を
袋状にし、その中に前記桟を挿通していることが有効で
ある。さらにスクリーンパネルをより有用なものとする
構成としては、張力調節機構に、枠材の上端部に載置さ
れるコーナーキャップをさらに設け、このコーナーキャ
ップの一部に載置した位置で調節ねじを水平回動可能と
した構成や、遮光片を枠材の長手方向に沿って連続的に
形成した構成が挙げられる。
【0011】
【実施例】以下、本発明の一実施例を、図面を参照して
説明する。このスクリーンパネル1は、図1に示すよう
に、2本の枠材2、2を相対向するように立設する一
方、この枠材2、2と直交する方向に相対向して面部材
4を保持している桟31、32を枠材2の上端2aどう
し及び下端2bどうしの間に取付けて構成しているもの
である。そして、この組み立てたスクリーンパネル1を
床Fに立設することにより、室内空間等を間仕切ること
ができるようにしている。
【0012】ただし、本実施例のスクリーンパネルは、
左右方向の両端が対称な構成及び形状を有しているの
で、以下、一端側のみについて説明するが、他端側につ
いても同様である。枠材2は、図2、5、6及び7に示
すように、アルミ押出し成形によって概略パイプ状に形
成したもので、その断面形状は、図5に示すように、前
壁21と後壁22が平行に対向し、その外方には略半円
弧状の膨出部23を有し、内方には開口部24を有する
ものであり、さらにその開口部24を狭める方向に開口
部24の両側から遮光片25を突出させている。また、
枠材2の内部2cは、前壁21及び後壁22と直交する
方向に外隔壁26、内隔壁27の2枚の隔壁によって三
つの空間に仕切られている。特に、内隔壁27と、それ
よりも内方側に位置する前壁21及び後壁22は、他の
部分よりもやや上方に延出しており、その内隔壁27の
延出している上端部27aには、後述するように枠材2
と上桟31とをねじ締めにより固定するための挿通孔2
7bを設けている。また、前壁21及び後壁22には、
外隔壁26を挟んでその内側と外側の所定距離だけ離間
した位置に、突条28、29を枠材2の内部に向かって
外隔壁26と平行に設けている。さらに、前記膨出部2
3の略中央には、外方に向かって突出する係合突起23
bと係合凹部23cとからなる係合部2dを形成してお
り、後述するように、複数のスクリーンパネル1をこの
係合部2dで係合して連設し得るようにしている。すな
わち、枠材2は、これら各部を、上述のようにアルミ押
出し形成によって一体に形成したものである。
【0013】本実施例では、桟は、図1に示すように、
相対向する上桟31及び下桟32とからなり、スクリー
ンパネル1の枠材2とともに、全体として枠体を構成し
ている。上桟31は、図2、4、5、6及び9に示すよ
うに、下面33aにチャンネル状の開口33bを有する
角パイプ状のアルミ押出し成形材である固定部33と、
その固定部33の内部33cに上下動可能に配設され、
前記開口33bよりも大きくスチール材で形成した角パ
イプ状の可動部34とで構成されるものであり、可動部
34が固定部33よりも若干長尺になるように設定し、
固定部33の長手方向の一端33dから可動部34の一
端34aを延出させている。固定部33の内部33cの
上方には、下向きに開口し、一端35aにめねじを設け
た円筒部35を配設している。一方、下桟32は、図
2、4、7及び9に示すように、上面36aにチャンネ
ル状の開口36bを有する角パイプ状のアルミ押出し成
形材である外枠36と、その外枠36の内部36cに上
下動可能に配設され、前記開口36bよりも幅広のアル
ミ材で形成した板材37とで構成されるものである。さ
らに外枠36の内部36cには、下向きに開口した円筒
部38と、上向きに開口した円筒部39とを設けてあ
り、これら2つの円筒部38、39の一端38a、39
aにはともに、前記円筒部35と同様に、めねじを配設
している。
【0014】一方、前記上桟31及び下桟32に保持さ
れる面部材4は、可撓性のある例えばシート状の布材
で、図4、6、7及び9に示すように、その上縁41及
び下縁42を袋状にしているものである。そして、上縁
41の袋43内には上桟31の可動部34を挿通すると
ともに、下縁42の袋44内には下桟32の板材37を
挿通し、面部材4が上桟31又は下桟32から上下方向
に抜け落ちることがないようにしている。
【0015】以上のような構成の桟31、32は、本実
施例においては、以下のようにして枠材2に取付けるこ
とができるようにしている。すなわち、図2、3、5及
び6に示すように、上桟31の可動部34の延出端34
aを枠材2の内部2cに挿入し得るように、内隔壁27
及び外隔壁26に矩形の挿通窓27e、26aを開口す
るとともに、固定部33の一端33dを枠材2の開口部
24側から内隔壁27に当接し、かつ固定部33の下面
33aを前記遮光片25の上端25aに当接したとき
に、円筒部35が露出し得る程度に遮光片25の上端2
5aの位置を設定している。同時に、図2、3、5及び
7に示すように、下桟32の一端32aを枠材2の開口
部24側から内隔壁27に当接し、かつ外枠36の上面
36aを前記遮光片25の下端25bに当接したとき
に、枠材2の下端2bと外枠36の下端36dとが一致
するように遮光片25の下端25bの位置を設定してい
る。このとき、内隔壁27の上端27aに設けた挿通孔
27bと、上桟31の円筒部35とが一致するようにし
ており、さらに、下桟32の円筒部38及び39にそれ
ぞれ対応する内隔壁27の位置にも挿通孔27c及び2
7dを配設している。そして、長ねじ51、52、53
を、枠材2の外方側からこれら各貫通孔27b、27
c、27dに挿通するとともに、対応する前記円筒部3
5、38、39に設けためねじに螺入して桟31、32
を枠材2に締着している。また、長ねじ52、53を外
方から取付けるために、枠材2の下端2b近傍の膨出部
23には、切欠23aを設けている。
【0016】このようにして組み立てられたスクリーン
パネル1において、面部材4の側縁45は、枠材2の長
手方向と平行しているが、これらの間には若干の隙間が
できることが予想され、そのような場合、その隙間を通
して光が漏れたり向こう側が見えたりする恐れがある。
そこで、前記遮光片25の間にある開口部24に面部材
4の側縁5を案内させて、このような隙間をなくすよう
にしている。
【0017】さらに、本実施例のスクリーンパネル1
は、面部材4を強く張設し、可撓性のある素材を用いな
がらパネル面のような質感を醸し出したり、上述のよう
な隙間を出来にくくしたりするために、面部材4の張り
具合を調節することができる張力調節機構6を具備して
いる。この張力調節機構6は、図6に示すように、枠材
2の上端2aの上に載置されるコーナーキャップ61
と、上桟31の可動部34を上下方向に駆動させる調節
ねじ62と、可動部34の両端34aの上壁34b及び
底壁34cに対向するように設けたねじ孔34d、34
eとから構成されるものである。
【0018】コーナーキャップ61は、合成樹脂で一体
成形したもので、キャップ本体63とこのキャップ本体
63の上面63bから内方に向かって上方に突出する突
起部64とからなる。キャップ本体63は、断面が枠材
2の断面と略一致し、底面63aを枠材2の上端2aに
係合して長ねじ51を隠蔽するように構成しており、ま
た、上面63bから底面63aに貫通して調節ねじ62
を挿通させる貫通孔65を有している。また、突起部6
4は、キャップ本体63の上面63bから内方及び上方
に向かって突出するもので、上桟31の上端31cに係
合して枠材2と上桟31との係合を補助する係合部64
aと、調節ねじ62の操作グリップ66に沿った湾曲面
64bとを有している。
【0019】調節ねじ62は、合成樹脂製で略円柱形の
操作グリップ66と、この操作グリップ66に基端部6
7aを埋設し、先端部67b側からねじ山を設けた軸部
67とから構成されるもので、軸部67をコーナーキャ
ップ61の挿通孔65に挿通するとともに、先端部67
bを前記可動部34のねじ孔34d、34eに螺入し、
その位置で水平回動可能に配接している。そして、操作
グリップ66の回動動作に連動して可動部34がねじ送
りされて上下動し、これによって、面部材4の張り具合
が調節され得ることになる。この張り具合の調節範囲を
規定するため、内隔壁27及び外隔壁26に設けた挿通
窓27e、26aの高さを設定し、この高さの範囲内で
のみ可動部34が上下動し得るようにしている。
【0020】このような構成に加えて、本実施例は、図
7及び8に示すように、枠材2に脚7を取付け、スクリ
ーンパネル1を立設可能にしている。すなわち脚7は、
2枚の略対称な形状をした脚本体71、72からなり、
これらの互いの基端部71a、72aで重合し得るよう
に一方の脚本体71の基端部71aを隆起させており、
重合するとスクリーンパネル1の内側に開いた略V字形
になるものである。しかして、両基端部71a、72a
には、それぞれ起立片73、74を上方に向けて配設
し、これら起立片73、74を、枠材2の下端2b側か
ら外隔壁26を挟むように外隔壁26とその内側の突条
28の間、外隔壁26とその外側の突条29の間にそれ
ぞれ挿入している。その挿入位置で、起立片73の上下
方向2箇所にねじ穴73a、73aを設けておき、両ね
じ穴73aに対応する外隔壁26及び起立片74の位置
に、それぞれ挿通穴26b、74aを設けるとともに、
これらに枠材2の下端2bに設けた切欠23a側から短
ねじ54、54を挿通して、起立片73、74と外隔壁
26とを共締めし、脚7を枠材2に固定している。ま
た、脚本体71、72の先端部71b、72bの底面7
1c、72cにはともに、ゴム等の弾力性のある接地板
75を取付けており、この接地板75を床面Fに接地さ
せることによって、スクリーンパネル1を立設してい
る。
【0021】以上のような構成からなる本実施例のスク
リーンパネル1は、枠材2に上桟31及び下桟32をね
じ止めにより取付けているだけなので、極めて容易に組
み立てたり分解したりすることができる。しかも、面部
材4に可撓性のある素材を用い、その上縁41及び下縁
42を袋状にして、その袋43、44に上桟31の可動
部34及び下桟32の板材37をそれぞれ挿通している
ので、面部材4の重量を軽くすることができるととも
に、収納する際には、面部材4を上桟31若しくは下桟
32に巻付けて、嵩低くすることができる。したがっ
て、収納時に2本の枠材2と、図9に示すように面部材
4を巻付けた桟31、32を平行に束ねることによっ
て、束ねたこれら各部材の最大寸法を、枠材2若しくは
桟31、32の長手寸法とし、幅寸法を、束ねたときの
各部材の断面の寸法の合計に納めることができるので、
従来のパネル類と比べて、梱包や収納スペースを格段に
小さくできるとともに、輸送にかかる労力、時間、費用
を削減することが可能である。また、スクリーンパネル
1を移動して、仕切り空間のレイアウトを簡単に変更す
ることも可能である。また、面部材4はその両面を化粧
面とすることができるので、どちら側から見ても良好な
外観を与えるとともに、部材を減らすこともできる。
【0022】また、このスクリーンパネル1は、調節ね
じ62をキャップ本体63の上面63aの位置で水平回
動することによって、二重構造になった上桟31の内側
に配設した可動部34をねじ送りして上下動可能にする
張力調節機構6を備えているので、面部材4の張り具合
を簡単に調節することができる。すなわち、面部材4を
パネル面のように硬い質感にしたい時には、可動部34
が上動する方向に調節ねじ62の操作グリップ66を回
動し、面部材4をカーテンのように柔らかい質感にした
いときには、可動部34が下動する方向に調節ねじ62
の操作グリップ66を回動すればよい。このとき、面部
材4の下縁42は、内包している板材37とともに上方
に引っ張られつつ外枠36の開口36bに引っかかって
いるので、上方に抜け出ることはない。同時に、桟3
1、32の自重が作用する方向と、面部材4の張力が作
用する方向がともに上下方向で一致しているので、面部
材4の張り具合は、良好なものとなっている。また、面
部材4は、枠材2の内方に配設された遮光板25の内側
に案内されているので、面部材4と枠材2の隙間から光
が漏れたり、向こうが見えたりすることを防ぐことがで
きる。
【0023】さらに、枠材2の下端2b側から脚の起立
片73、74を挿入してねじ止めしていることにより、
このように簡単な構成で、本実施例のスクリーンパネル
1を安定に立設することが可能である。スクリーンパネ
ル1を複数連設してより広い空間の仕切りとしたい場合
には、隣接するスクリーンパネル1の枠材に設けた係合
部2dにおいて、互いの係合突起23bと係合凹部23
cを係合すれば、スクリーンパネル1間に隙間を生じる
ことなく連設することが可能である。
【0024】なお、各部の具体的構成は、上記実施例に
限定されるものではない。例えば、面部材4の素材は、
布材に限らず、その他のクロス材や、適度の透光制を有
する素材であってもよく、また、このようなものに取り
替えることも容易にでき、作業環境に変化を持たせるこ
とができる。また、面部材4以外の各部を構成する素材
についても、他の素材を用いるものであってもよい。
【0025】枠材2を上下方向に対向させ、それに伴い
桟を左右方向に対向させて面部材4を左右に保持し、そ
の方向に張り具合を調節するようにスクリーンパネル1
を構成したものであってもよい。また、張力調節機構6
について、可動部34の両端34aに設けたねじ孔34
d、34eの代わりに貫通孔を設け、その間にナットを
装着して、張設ねじ62の回動動作に連動するように構
成しても、上記実施例と同様の効果を得ることができ
る。
【0026】その他、面部材4の桟31、32への取付
け方法など、各部の具体的な構成についても、本発明に
趣旨を逸脱しない範囲で種々変形が可能である。
【0027】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明は、一対の
対向する枠材と、該枠材の端間及び端間にそれぞれ
着脱可能に保持される上下一対の桟と、これら上下の
に両端を保持される可撓性のある面部材とを具備するス
クリーンパネルにおいて、特に上桟を、固定部と該固定
部の内側にあって前記面部材を保持する可動部とを具備
する二重構造を有するものとして、前記面部材の張具合
この面部材の自重が作用する方向と一致する上下の
の対向方向に調節可能にするとともに枠材の上端部で回
動可能な調節ねじを有する張力調節機構を設け、調節ね
じを回動することにより前記可動部が上下方向に駆動す
るように構成し、さらに面部材の側縁を、各枠材にそれ
ぞれ内向きに突出させた一対の遮光片間に形成される開
口部内に位置づけたことを特徴とするものであり、以下
に記載されるような効果を奏する。
【0028】すなわち、枠材と桟とをこのように構成す
ることにより、これらを容易に着脱することができるの
で、多大な労力と時間を要することなく組み立てたり分
解、収納したりすることができる。特に、面部材を可撓
性を有する素材で構成し、しかも、その面部材を前記桟
に保持させているので、桟を枠材から取り外せば、面部
材を桟に巻付けておくことができ、嵩張ることなく収納
することができる。したがって、桟を枠材から取り外
し、面部材を桟に巻付け、枠材とともに平行に束ねるこ
とで、束ねたこれら各部材の各寸法は、枠材又は桟の長
手寸法がその最大寸法に、枠材及び桟の断面寸法の合計
がその幅寸法にそれぞれ納まるので、このスクリーンパ
ネルは細長くコンパクトに収納することができ、重量を
軽量化でき、梱包スペースを小さくすることができる。
また、それにより、輸送時や収納時の労力、時間、費用
などを有効に削減することが可能となり、使用時におい
ても、仕切り空間のレイアウトを容易に変更することも
可能となる。さらに、このスクリーンパネルは、面部材
の張力調節機構を備えているので、面部材を強く張設し
てパネル面のような質感を出したり、緩く張設してカー
テンのような柔らかい質感を出したりすることが自在に
可能である。また、このようなスクリーンパネルの構成
によれば、製造コストや部品点数を低減することも可能
である。
【0029】特に、張力調節機構のうち調節ねじを各枠
材の上端部における定位置で水平回動可能なものとし
、前記可動部を前記調節ねじに螺合させて、その調節
ねじを水平回動することによって可動部をねじ送り可能
に構成しているものである場合には、より簡単な構成で
面部材の張具合を調節することが可能である。
【0030】この場合、前記可動部を、前記固定部より
も長尺に設定し、固定部の両端から可動部の両端を延出
するとともに、前記枠材の一端に該可動部の延出端を挿
入し得る開口を設け、その開口に該延出端を挿入した位
置で前記調節ねじを螺合していれば、部品点数を削減し
て、桟を枠材に安定して保持すると同時に、それを利用
して張力調節機構を有効に作用させことができる。
【0031】また、面部材の縁部を袋状にし、その中に
上下の桟を挿通するように構成している場合には、面部
材を特段の取付け具を用いることなく確実に桟に保持さ
せることが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るスクリーンパネルの一実施例を示
す全体斜視図。
【図2】同実施例において、一部を省略した正面図。
【図3】図2において、コーナーキャップを始め一部を
省略したA−A線端面図。
【図4】図2におけるB−B線端面図。
【図5】図2におけるC−C線階段断面図。
【図6】同実施例において、特に上端部の構造を示す部
分分解斜視図。
【図7】同実施例において、特に下端部の構造を示す部
分分解斜視図。
【図8】図2におけるD−D線端面図。
【図9】同実施例において、特に面部材と桟との関係を
示す斜視図。
【符号の説明】
1…スクリーンパネル 2…枠材 4…面部材 6…張力調節機構 26a…開口(挿通窓) 27e…開口(挿通窓) 31…桟(上桟) 32…桟(下桟) 33…固定部 34…可動部 34a…延出端 62…調節ねじ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 伊藤 和夫 名古屋市中村区竹橋町9番9号 山田工 業株式会社内 (56)参考文献 特開 平9−201263(JP,A) 特開 平9−287224(JP,A) 実開 昭53−100732(JP,U) 実公 平8−8685(JP,Y2) 実公 昭49−27296(JP,Y1) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E04B 2/74 - 2/82 A47G 5/00 - 5/02

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】一対の対向する枠材と、該枠材の端間及
    端間にそれぞれ着脱可能に保持される一対の
    び下桟と、該及び下桟上下両端を保持される可撓
    性のある面部材とを具備してなるものにおいて、前記上
    桟を、固定部と該固定部の内側にあって前記面部材を保
    持する可動部とを具備する二重構造を有するものとする
    一方、前記面部材の張具合を前記及び下桟の対向方
    向に調節可能にするとともに枠材の上端部で回動可能な
    調節ねじを有する張力調節機構を設け、前記調節ねじを
    回動することにより前記可動部が上下方向に駆動するよ
    うに構成するとともに、面部材の側縁を、各枠材にそれ
    ぞれ内向きに突出させた一対の遮光片間に形成される開
    口部内に位置づけていることを特徴とするスクリーンパ
    ネル。
  2. 【請求項2】前記調節ねじが、各枠材の上端部における
    定位置で水平回動可能なものであり、前記可動部を該調
    節ねじに螺合させて、その調節ねじを水平回動すること
    によって可動部をねじ送り可能に構成していることを特
    徴とする請求項1記載のスクリーンパネル。
  3. 【請求項3】前記可動部を、前記固定部よりも長尺に設
    定し、固定部の両端から可動部の両端を延出するととも
    に、前記枠材の一端に該可動部の延出端を挿入し得る開
    口を設け、その開口に該延出端を挿入した位置で前記調
    節ねじを螺合していることを特徴とする請求項2記載の
    スクリーンパネル。
  4. 【請求項4】面部材の縁部を袋状にし、その中に前記上
    桟及び下桟を挿通していることを特徴とする請求項1、
    2又は3記載のスクリーンパネル。
  5. 【請求項5】張力調節機構が、枠材の上端部に載置され
    るコーナーキャップをさらに具備し、該コーナーキャッ
    プの一部に載置した位置で前記調節ねじを水平回動可能
    していることを特徴とする請求項1、2、3又は4記
    載のスクリーンパネル。
  6. 【請求項6】前記遮光片を、枠材の長手方向に沿って連
    続的に形成していることを特徴とする請求項1、2、
    3、4又は5記載のスクリーンパネル。
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