JP3348318B2 - ディジタル画像信号処理装置および処理方法 - Google Patents

ディジタル画像信号処理装置および処理方法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、空間的および/
または時間的に近傍に存在する複数の画素を使用して注
目画素の値を作成することを必要とするディジタル画像
信号処理装置、例えばサブサンプリング信号を受け取っ
て、間引き画素を補間するディジタル画像信号処理装置
および処理方法に関する。
【0002】
【従来の技術】ディジタル画像信号を記録したり、伝送
する際の帯域圧縮あるいは情報量削減のための一つの方
法として、画素をサブサンプリングによって間引くこと
によって、伝送データ量を減少させるものがある。その
一例は、MUSE方式における多重サブナイキストサン
プリングエンコーディング方式である。このシステムで
は、受信側で間引かれ、非伝送の画素を補間する必要が
ある。また、入力される標準精細度のビデオ信号を高精
細度のビデオへ変換するアップコンバージョンも提案さ
れている。この場合には、不足している画素を標準精細
度の信号から作成する必要がある。さらに、画像を電子
的に拡大する時には、不足する画素の値の補間を必要と
する。これらのものに限らず、シーンチェンジ検出、D
PCM等では、周辺の画素の値から注目画素の予測値を
作成する技術が適用可能である。
【0003】サブサンプリングの一例としてオフセット
サブサンプリングが知られている。2次元のオフセット
サブサンプリングの一例を図7に示す。水平方向(x方
向)と垂直方向(y方向)とのサンプリング間隔(T
x,Ty)を原信号における画素間隔(Hx,Hy)の
2倍に設定し、1画素おきに間引く(間引き画素を×で
示す)とともに、垂直方向に隣合う伝送画素(○で示
す)をサンプリング間隔の半分(Tx/2)だけオフセ
ットするものである。このようなオフセットサブサンプ
リングを行うことによる伝送帯域は、図8に示すよう
に、斜め方向の空間周波数に対して水平あるいは垂直方
向の空間周波数成分を広帯域化することができる。
【0004】また、オフセットサブサンプリングされた
画像信号をモニタに表示したり、プリントアウトする場
合には、図9に示すように、間引き画素を隣接画素から
補間する必要がある。この補間処理は、図8に示す斜線
領域の周波数成分を通過させるとともに、折返し点Aを
含む領域の周波数成分の通過を阻止する空間フィルタと
して機能するものであり、この補間処理は、サンプリン
グ理論上では後置フィルタとして位置付けられる。
【0005】ところで、上述のようなオフセットサブサ
ンプリングは、サンプリングの前の前置フィルタが正し
くフィルタリング処理を行っている場合には、非常に有
効な方法であるが、例えばハードウエア上の制約によっ
て前置フィルタを充分にかけられない場合や、伝送帯域
の広帯域化をはかるために前置フィルタを充分にかけな
い場合等では、折返し歪の発生による画質劣化という問
題が生じる。
【0006】上述の折返し歪の発生を軽減するために、
適応補間方法が提案されている。これは、サブサンプリ
ング時に最適な補間方法の判定を予め行っておき、その
判定結果を補助情報として伝送あるいは記録する方法で
ある。例えば、水平方向の1/2平均値補間と垂直方向
の1/2平均値補間の何れの方が真値により近いかをサ
ブサンプリング時に検出しておき、1画素当り1ビット
の補助情報として伝送し、補間時には、この補助情報に
従って補間処理を行うものである。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上述の補助情報を使用
する適応型補間方法においては、伝送画素に加えて補助
情報を伝送する必要があり、データ量の圧縮率が低下す
る問題を生じる。また、伝送、あるいは記録再生の過程
において、補助情報にエラーが生じた場合には、誤った
補間がなされるために、再生画像の劣化が生じやすい欠
点があった。
【0008】この問題を解決する一つの方法として、本
願出願人の提案による特開昭63−48088号公報に
は、注目画素の値をその周辺の画素と係数の線形1次結
合で表し、誤差の二乗和が最小となるように、注目画素
の実際の値を使用して最小二乗法によりこの係数の値を
決定するものが提案されている。ここでは、線形1次結
合の係数を予め学習によって決定し、決定係数がメモリ
に格納されている。さらに、注目画素を補間する時に、
周辺の参照画素の平均値を計算し、平均値と各画素の値
との大小関係に応じて、各画素を1ビットで表現し、
(参照画素数×1ビット)のパターンに応じたクラス分
けを行い、注目画素を含む画像の局所的特徴を反映した
補間値を形成している。
【0009】しかしながら、この方法は、参照画素数が
少ないと、局所的特徴を反映することが不充分となり、
逆に参照画素数が多いと、クラス数が多くなり、メモリ
等の発生の規模が大きくなる問題がある。
【0010】従って、この発明の目的は、比較的少ない
クラス数でもって、クラス分類を高精度に行うことがで
きるディジタル画像信号処理装置および処理方法を提供
することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、注目画素の値を注目画素の空間的および/または時
間的に近傍に存在する複数の画素の値を使用して作成す
ることを必要とするディジタル画像信号処理装置におい
て、入力ディジタル画像信号中に含まれ、注目画素の空
間的および/または時間的に近傍の複数の参照画素を使
用して注目画素のクラスを決定するクラス分類手段と、
入力ディジタル画像信号中に含まれ、注目画素の空間的
および/または時間的に近傍の複数の画素の値と係数と
の演算によって、注目画素の値を作成した時に、作成さ
れた値と注目画素の真値との誤差を最小とするような、
係数をクラス毎に発生する係数発生手段を有し、クラス
分類手段は、複数の方向の参照画素間のレベル差を検出
し、検出されたレベル差をソートした時の順序を、注目
画素のクラスとして決定することを特徴とするディジタ
ル画像信号処理装置である。
【0012】請求項2に記載の発明は、注目画素の値を
注目画素の空間的および/または時間的に近傍に存在す
る複数の画素の値を使用して作成することを必要とする
ディジタル画像信号処理装置において、入力ディジタル
画像信号中に含まれ、注目画素の空間的および/または
時間的に近傍の複数の参照画素を使用して注目画素のク
ラスを決定するクラス分類手段と、入力ディジタル画像
信号中に含まれ、注目画素の空間的および/または時間
的に近傍の複数の画素の値と係数との演算によって、注
目画素の値を作成した時に、作成された値と注目画素の
真値との誤差を最小とするような、係数をクラス毎に発
生する係数発生手段を有し、クラス分類手段は、複数の
方向の参照画素間のレベル差を検出し、検出されたレベ
ル差を非線形量子化した値で規定されるレベル分布のパ
ターンを、注目画素のクラスとして決定することを特徴
とするディジタル画像信号処理装置である。
【0013】
【作用】注目画素の空間的および/または時間的に近傍
の複数の画素の値同士の差分値が求められる。この差分
値は、二つの画素の位置を結ぶ方向の相関の程度を表し
ている。複数の方向に関して、差分値が求められ、この
差分値がソートされる。ソートされた結果の順序をクラ
ス情報とする。また、差分値を非線形量子化によって圧
縮した値で規定されるレベル分布のパターンをクラス情
報とする。これらのクラス情報は、比較的少ないクラス
数で、且つ良好に注目画素を含む部分的画像の特徴を表
現することができ、予測精度を向上できる。
【0014】
【実施例】以下、この発明をサブサンプリング信号補間
装置に対して適用した一実施例について説明する。この
発明は、標準解像度の画像信号を高精細度の画像信号に
変換する信号変換装置等に適用できる。図1において、
1は、オフセットサブサンプリングされたディジタル画
像信号の入力端子である。具体的には、放送などによる
伝送、VTR等からの再生信号が入力端子1に供給され
る。2は、入力信号をブロック構造の信号に変換するた
めのブロック化回路である。
【0015】ブロック化回路2の出力信号が差分演算回
路5および補間値生成回路7に供給される。補間値生成
回路7には、後述のように予め学習により獲得された予
測係数が格納されているメモリ6が接続されている。こ
の代表値は、間引き画素の補間値を正確に予測するため
の値である。
【0016】差分演算回路3は、補間画素に対して空間
的に近接する複数の参照画素を使用して、二つの画素間
の値の差分を演算する。図2を参照して説明すると、中
央位置の×の画素が補間対象の画素とする。a〜lの値
が付された12個の画素は、参照画素として使用される
周辺の伝送画素である。差分演算回路3は、下記の減算
により差分値α1 〜α6 を生成する。
【0017】 α1 =a−c α2 =b−d α3 =e−i α4 =f−j α5 =g−k α6 =h−l
【0018】図2から分かるように、上述の減算は、注
目画素を中心として、水平方向、垂直方向、4個の斜め
方向からなる6個の方向に関して、差分値を演算するも
のである。差分値は、注目画素を中心とするブロック内
の部分的画像の相関の方向を表している。すなわち、差
分値が小である方向が相関が強い方向である。
【0019】ブロックの画像の相関が強い方向を検出す
るための減算は、上述のものに限定されない。例えば水
平方向の相関の程度を調べるのに、注目画素を通らな
い、gおよびlの差分値、並びにhおよびkの差分値を
使用し、垂直方向に関して、eおよびjの差分値、並び
にfおよびiの差分値を使用することができる。
【0020】差分演算回路3の出力信号がソーティング
回路4に供給される。ソーティング回路4は、差分値α
1 〜α6 をその大きさに従って順序付ける。差分値は、
極性付きの値および絶対値の何れでも良い。ソーティン
グ回路4に対して、クラスコード発生回路5が接続さ
れ、これよりクラスコードが発生する。クラスコード
は、ソーティング回路4でなされたソートの結果の順序
と対応するクラスコードを発生する。クラスコードは、
そのブロックの複数の方向の相関の程度をソートした時
の順序と対応するクラスを指示する。
【0021】ソーティング回路4のソートの処理につい
て、図3のフローチャートを参照して説明する。ここで
は、差分値を大きい順に並べる。また、図3において、
Tは、判断の結果が肯定を意味し、Fは、これが否定を
意味する。まず、最初のステップ11において、データ
の個数nが読み込まれる(上述の例では、n=6)。次
に、ステップ12において、データαi (差分値)が読
み込まれる。最初は、データα1 と他のデータとの大き
さが調べられる。
【0022】ステップ13では、i≦n−1かどうかが
決定される。若し、そうならば、制御がステップ14に
移り、そうでないならば、制御がステップ17に移る。
ステップ13に続いて、ステップ14において、j≦n
かどうかが決定され、若し、そうならば、制御がステッ
プ15に移る。ステップ15の後に、入れ替えのステッ
プ16が続く。ステップ15の条件が満足されない場
合、並びにステップ16の後でステップ14へ処理が戻
る。
【0023】ステップ13からステップ16によって、
データ中の最大値を選択して、選択された最大値を以前
に選択された最大値と入れ替える処理がなされる。最初
は、データα1 より大きい値をα2 〜αn から捜し、そ
れをα1 と入れ替える。α1の代わりに最大値が先頭順
位となる。次に、α2 より大きい値をα3 〜αn から捜
し、それをα2 と入れ替える。この処理を繰り返すこと
によって、大きい順序に並び替えられたデータが得られ
る。この発明では、小さい順に並び替える処理を使用し
ても良い。
【0024】6個の差分値を用いる時には、720通り
の順序がある。ソーティング回路4では、上述のソート
処理の際に、データの並び替えた結果の順序の情報を出
力する。クラスコード発生回路5は、ソーティング回路
5からのこの情報を受けて、720通りのクラスを表す
10ビットのクラスコードを発生する。ソーティング回
路4におけるソートの際に、差分値に対して予め重み係
数を乗じて、重み付けられた値をソートすることもでき
る。また、空間内の差分値のみならず、時間方向の差分
値を求めても良い。
【0025】クラスコードがメモリ6にアドレスとして
供給され、そのクラスと対応する予測係数がメモリ6か
ら読出される。補間値生成回路7は、予測係数と周辺画
素の値との線形1次結合によって、補間値を生成する。
補間値生成回路7から出力端子8に間引き画素の補間値
が出力される。一例として、クラス分類に使用した12
個の周辺画素の値a〜lとメモリ6からの予測係数w1
〜w12とを使用して下記の線形1次結合によって、注目
画素の補間値y´が生成される。
【0026】 y´=a・w1 +b・w2 +c・w3 +d・w4 +e・w5 +f・w6 +g・ w7 +h・w8 +i・w9 +j・w10+k・w11+l・w12 (1)
【0027】ここでは、クラス分類のために参照される
画素と補間演算に使用する画素とが同一とされている
が、必ずしもその必要はない。
【0028】メモリ6に蓄えられている予測係数w1
12は、予め学習により決定された値である。図4は、
学習をソフトウェア処理で行う時のその動作を示すフロ
ーチャートである。ステップ21から学習処理の制御が
開始され、ステップ22の学習データ形成では、既知の
画像に対応した学習データが形成される。具体的には、
上述したように、図2の配列の複数の画素を使用でき
る。ステップ23のデータ終了では、入力された全デー
タ例えば1フレームのデータの処理が終了していれば、
ステップ26の予測係数決定へ、終了していなければ、
ステップ24のクラス決定へ制御が移る。
【0029】ステップ24のクラス決定は、上述のよう
に、注目画素の周辺画素に関して差分値を求め、差分値
をソートした結果の順序と対応してクラスを決定するス
テップである。次のステップ25の正規方程式生成で
は、後述する正規方程式が作成される。
【0030】ステップ23のデータ終了から全データの
処理が終了後、制御がステップ26に移り、ステップ2
6の予測係数決定では、後述する式(9)を行列解法を
用いて解いて、係数を決める。ステップ27の予測係数
ストアで、予測係数をメモリにストアし、ステップ28
で学習処理の制御が終了する。
【0031】図4中のステップ25(正規方程式生成)
およびステップ26(予測係数決定)の処理をより詳細
に説明する。学習時には、注目画素の真値yが既知であ
る。注目画素の予測値をy´、その周囲の画素の値をx
1 〜xn としたとき、クラス毎に係数w1 〜wn による
nタップの線形1次結合 y´=w11 +w22 +‥‥+wn n (2) を設定する。学習前はwi が未定係数である。
【0032】上述のように、学習はクラス毎になされ、
データ数がmの場合、式(2)に従って、 yj ´=w1j1+w2j2+‥‥+wn jn (3) (但し、j=1,2,‥‥m)
【0033】m>nの場合、w1 〜wn は一意には決ま
らないので、誤差ベクトルEの要素を ej =yj −(w1j1+w2j2+‥‥+wn jn) (4) (但し、j=1,2,‥‥m)と定義して、次の式
(5)を最小にする係数を求める。
【0034】
【数1】
【0035】いわゆる最小自乗法による解法である。こ
こで式(5)のwi による偏微分係数を求める。
【0036】
【数2】
【0037】式(6)を0にするように各wi を決めれ
ばよいから、
【0038】
【数3】
【0039】として、行列を用いると
【0040】
【数4】
【0041】となる。この方程式は一般に正規方程式と
呼ばれている。この方程式を掃き出し法等の一般的な行
列解法を用いて、wi について解けば、予測係数wi
求まり、ソートの順序を示すクラスコードをアドレスと
して、この予測係数wi をメモリに格納しておく。
【0042】図4は、学習のためのソフトウェア構成を
示しているが、ハードウエアの構成によって、学習を行
うこともできる。また、補間値を形成するのに、予測係
数による線形1次結合に限らず、データの値そのものを
学習によって予め作成し、この値を補間値としても良
い。
【0043】図5は、この発明の他の実施例を示す。上
述の一実施例と同様に、間引き画素を補間する時に、注
目画素の周辺の参照画素を用いてクラス分類を行うが、
ソーティング回路4の代わりに非線形量子化回路9が設
けられている。上述のように、周辺画素の値同士の差分
値が求められ、この差分値が非線形量子化回路9に供給
される。
【0044】非線形量子化回路9の量子化特性の一例を
図6に示す。差分値のレベルに対して、0,1,2,3
の量子化値が形成されるが、0付近のレベルがそれ以外
のものと比して、より細かく量子化される。もともと、
画像信号が空間的相関を有しているので、差分値が小さ
い値となるのが普通である。従って、均等に量子化する
線形量子化よりも、0付近のレベルを細かく量子化する
方が好ましい。
【0045】非線形量子化回路9の出力信号は、各差分
値に関して2ビットのデータである。クラスコード発生
回路5は、差分値が6個の場合、6×2=12ビットの
クラスコードを発生する。メモリ6には、非線形量子化
を使用したクラス分類を使用して予め学習により獲得さ
れたように係数が蓄えられている。メモリ6からの予測
係数と周辺画素の値との線形1次結合により、間引き画
素の補間値が生成される。
【0046】
【発明の効果】この発明は、クラス分けとして、ソーテ
ィングした結果の順序を利用しているので、少ないクラ
ス数、言い換えると、小さいハードウエア規模でもっ
て、クラス分けを行うことができる。例えば参照画素が
12個の場合、各画素を1ビットに圧縮しても、12ビ
ットのクラスコードとなり、212のクラス数となるの
が、720個のクラス数へ減少できる。クラス分けは、
局所的画像の複数の方向に関してそれぞれ求めた相関の
程度の順序に基づいているので、クラス分けを良好に行
うことができ、補間精度が低下することはない。
【0047】また、非線形量子化を使用する場合には、
2ビット×6=12ビットのクラスコードとなる。クラ
ス数は、減少しないが、各画素に対して1ビットを割り
当てるのと比較して、差分値を求め、各差分値に2ビッ
トを割り当てるために、クラス分けの精度がより高い利
点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明をサブサンプリング信号補間装置に対
して適用した一実施例のブロック図である。
【図2】クラス分けのために参照する画素の位置を示す
ための略線図である。
【図3】クラス分けのためのソートの処理を示すフロー
チャートである。
【図4】予測係数を求めるための学習をソフトウェア処
理で行う時のフローチャートである。
【図5】この発明の他の実施例のブロック図である。
【図6】この発明の他の実施例を説明するための略線図
である。
【図7】2次元のオフセットサブサンプリングの構造を
示す略線図である。
【図8】2次元オフセットサブサンプリングにより伝送
可能な帯域の空間周波数スペクトルを示す略線図であ
る。
【図9】補間処理を示す略線図である。
【符号の説明】
3 差分演算回路 4 ソーティング回路 6 予測係数が格納されたメモリ 7 補間値生成回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭61−263382(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04N 5/14 - 5/217 H04N 7/00 - 7/088 H04N 7/24 - 7/68

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 注目画素の値を上記注目画素の空間的お
    よび/または時間的に近傍に存在する複数の画素の値を
    使用して作成することを必要とするディジタル画像信号
    処理装置において、 入力ディジタル画像信号中に含まれ、上記注目画素の空
    間的および/または時間的に近傍の複数の参照画素を使
    用して上記注目画素のクラスを決定するクラス分類手段
    と、 上記入力ディジタル画像信号中に含まれ、上記注目画素
    の空間的および/または時間的に近傍の複数の画素の値
    と係数との演算によって、上記注目画素の値を作成した
    時に、作成された値と上記注目画素の真値との誤差を最
    小とするような、係数を上記クラス毎に発生する係数発
    生手段を有し、 上記クラス分類手段は、複数の方向の上記参照画素間の
    レベル差を検出し、検出された上記レベル差をソートし
    た時の順序を、上記注目画素のクラスとして決定するこ
    とを特徴とするディジタル画像信号処理装置。
  2. 【請求項2】 注目画素の値を上記注目画素の空間的お
    よび/または時間的に近傍に存在する複数の画素の値を
    使用して作成することを必要とするディジタル画像信号
    処理装置において、 入力ディジタル画像信号中に含まれ、上記注目画素の空
    間的および/または時間的に近傍の複数の参照画素を使
    用して上記注目画素のクラスを決定するクラス分類手段
    と、 上記入力ディジタル画像信号中に含まれ、上記注目画素
    の空間的および/または時間的に近傍の複数の画素の値
    と係数との演算によって、上記注目画素の値を作成した
    時に、作成された値と上記注目画素の真値との誤差を最
    小とするような、係数を上記クラス毎に発生する係数発
    生手段を有し、 上記クラス分類手段は、複数の方向の上記参照画素間の
    レベル差を検出し、検出されたレベル差を非線形量子化
    した値で規定されるレベル分布のパターンを、上記注目
    画素のクラスとして決定することを特徴とするディジタ
    ル画像信号処理装置。
  3. 【請求項3】 請求項1または請求項2に記載のディジ
    タル画像信号処理装置において、 注目画素がサブサンプリングにより間引かれた画素であ
    り、係数発生手段からの係数と上記注目画素の空間的お
    よび/または時間的に近傍の複数の画素の値との演算
    よって、上記間引かれた画素の補間値を生成するための
    補間値生成手段をさらに有することを特徴とするディジ
    タル画像信号処理装置。
  4. 【請求項4】 注目画素の値を上記注目画素の空間的お
    よび/または時間的に近傍に存在する複数の画素の値を
    使用して作成することを必要とするディジタル画像信号
    処理方法において、 入力ディジタル画像信号中に含まれ、上記注目画素の空
    間的および/または時間的に近傍の複数の参照画素を使
    用して上記注目画素のクラスを決定するクラス分類ステ
    ップと、 上記入力ディジタル画像信号中に含まれ、上記注目画素
    の空間的および/または時間的に近傍の複数の画素の値
    と係数との演算によって、上記注目画素の値を作成した
    時に、作成された値と上記注目画素の真値との誤差を最
    小とするような、係数を上記クラス毎に発生するステッ
    プを有し、 上記クラス分類ステップは、複数の方向の上記参照画素
    間のレベル差を検出し、検出された上記レベル差をソー
    トした時の順序を、上記注目画素のクラスとして決定す
    ることを特徴とするディジタル画像信号処理方法。
  5. 【請求項5】 注目画素の値を上記注目画素の空間的お
    よび/または時間的に近傍に存在する複数の画素の値を
    使用して作成することを必要とするディジタル画像信号
    処理方法において、 入力ディジタル画像信号中に含まれ、上記注目画素の空
    間的および/または時間的に近傍の複数の参照画素を使
    用して上記注目画素のクラスを決定するクラス分類ステ
    ップと、 上記入力ディジタル画像信号中に含まれ、上記注目画素
    の空間的および/または時間的に近傍の複数の画素の値
    と係数との演算によって、上記注目画素の値を作成した
    時に、作成された値と上記注目画素の真値との誤差を最
    小とするような、係数を上記クラス毎に発生するステッ
    プを有し、 上記クラス分類ステップは、複数の方向の上記参照画素
    間のレベル差を検出し 、検出されたレベル差を非線形量
    子化した値で規定されるレベル分布のパターンを、上記
    注目画素のクラスとして決定することを特徴とするディ
    ジタル画像信号処理方法。
JP31902993A 1993-11-25 1993-11-25 ディジタル画像信号処理装置および処理方法 Expired - Lifetime JP3348318B2 (ja)

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