JP3347110B2 - 携帯電話機 - Google Patents

携帯電話機

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JP3347110B2
JP3347110B2 JP32813599A JP32813599A JP3347110B2 JP 3347110 B2 JP3347110 B2 JP 3347110B2 JP 32813599 A JP32813599 A JP 32813599A JP 32813599 A JP32813599 A JP 32813599A JP 3347110 B2 JP3347110 B2 JP 3347110B2
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英次 横田
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、携帯電話機に関
し、特に、送信出力を制御する機能を有する携帯電話機
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、基地局を介して通信を行う携
帯電話機においては、基地局にて指定される送信出力レ
ベルに対応した送信出力が予め決められており、基地局
にて送信出力レベルが指定されると、指定された送信出
力レベルに対応する送信出力で送信動作が行われる。
【0003】基地局にて指定される送信出力レベルは、
0.8W、0.8W−4dB、0.8W−8dB、0.
8W−12dB、・・・というように、0.8Wから4
dB刻みで複数設定されており、携帯電話機においてそ
れぞれの送信出力レベルに対応して1つずつの送信出力
が予め決められている。
【0004】なお、上述した送信出力レベルには、それ
ぞれ規格範囲が設定されており、0.8Wについては、
0.8Wの−50%〜+20%の範囲、すなわち、0.
4W〜0.96Wの範囲の規格範囲が設定され、また、
0.8W以外については、それぞれ−4dB〜+2dB
の規格範囲が設定されている。
【0005】携帯電話機においては、基地局にて指定さ
れた送信出力レベルの規格範囲内の送信出力で送信動作
を行わなければならないため、携帯電話機における送信
出力はこれらの送信出力レベルの規格範囲内にて1つず
つ予め設定されている。
【0006】送信出力レベルとして0.8Wが指定され
た場合は、0.8Wの−50%〜+20%の範囲、すな
わち、0.4W〜0.96Wの範囲内で予め決められた
1つの送信出力で携帯電話機における送信動作が行わ
れ、また、送信出力レベルとして0.8W以外が指定さ
れた場合は、それぞれ−4dB〜+2dBの範囲内で予
め決められた1つの送信出力で携帯電話機における送信
動作が行われる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上述したような従来の
携帯電話機においては、その送信出力が基地局にて指定
される送信出力レベルのみに基づいて決められているた
め、送信出力レベルが低いレベルに指定されている場合
に基地局における受信状態が劣化すると、携帯電話機に
おける送信出力が不十分になり、通話切れが生じてしま
う虞れがある。また、基地局における受信状態が良好で
あるにもかかわらず送信出力レベルが高いレベルに指定
されてしまうと携帯電話機における送信出力が過大とな
り、消費電力を浪費してしまうという問題点がある。
【0008】本発明は、上述したような従来の技術が有
する問題点に鑑みてなされたものであって、通話切れの
発生や消費電力の浪費を抑制することができる携帯電話
機を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明は、無線を介して基地局と接続され、該基地局
にて指定される送信出力レベルに基づく送信出力で送信
動作を行う携帯電話機において、前記基地局における受
信電界強度と予め決められた判定値とを比較し、該比較
結果に基づいた判定信号を出力する判定部と、前記基地
局にて指定された送信出力レベル毎に該送信出力レベル
の規格範囲内にて設定された互いに異なる複数の基準電
圧情報が格納された第1の記憶部と、前記基地局にて指
定された送信出力レベルと前記判定部から出力された判
定信号とに基づいた基準電圧情報を前記第1の記憶部か
ら抽出し、出力する送信出力指定部と、前記送信出力指
定部から出力された基準電圧情報に基づいて基準電圧を
発生させる基準電圧発生部と、送信信号を増幅して出力
する電力増幅部と、前記基準電圧発生部にて発生した基
準電圧に基づいて前記電力増幅部における増幅率を制御
する電力増幅制御部とを有し、前記判定値は、前記基地
局にて指定された送信出力レベル毎に設定されている
とを特徴とする。
【0010】また、前記判定値が格納された第2の記憶
部を有することを特徴とする。
【0011】また、無線を介して基地局と接続され、該
基地局にて指定される送信出力レベルに基づく送信出力
で送信動作を行う携帯電話機において、前記基地局にお
ける受信電界強度と予め決められた判定値とを比較し、
該比較結果に基づいた判定信号を出力する判定部と、前
記基地局にて指定された送信出力レベル毎に該送信出力
レベルの規格範囲内にて設定された互いに異なる複数の
基準電圧情報が格納された第1の記憶部と、前記基地局
にて指定された送信出力レベルと前記判定部から出力さ
れた判定信号とに基づいた基準電圧情報を前記第1の記
憶部から抽出し、出力する送信出力指定部と、前記送信
出力指定部から出力された基準電圧情報に基づいて基準
電圧を発生させる基準電圧発生部と、送信信号を増幅し
て出力する電力増幅部と、前記基準電圧発生部にて発生
した基準電圧に基づいて前記電力増幅部における増幅率
を制御する電力増幅制御部とを有し、前記基地局にて指
定された送信出力レベルの規格範囲内にて設定された互
いに異なる複数の基準電圧情報のうち少なくとも1つは
当該規格範囲の中央から予め決められた範囲内に設定さ
れ、複数の基準電圧情報のうち少なくとも1つは前記規
格範囲の中央から予め決められた範囲内に設定されるも
のよりも大きく設定され、複数の基準電圧情報のうち少
なくとも1つは前記規格範囲の中央から予め決められた
範囲内に設定されるものよりも小さく設定されている
とを特徴とする。
【0012】また、前記判定値は、前記基地局にて指定
された送信出力レベル毎にそれぞれ大小2つの値が設定
されており、前記判定部は、前記基地局における受信電
界強度が前記2つの判定値よりも大きな場合に当該携帯
電話機における送信出力を下げるための判定信号を出力
し、前記基地局における受信電界強度が前記2つの判定
値の間のレベルである場合に当該携帯電話機における送
信出力を現状のままとするための判定信号を出力し、前
記基地局における受信電界強度が前記2つの判定値より
も小さな場合に当該携帯電話機における送信出力を上げ
るための判定信号を出力することを特徴とする。
【0013】また、前記基地局にて指定された送信出力
レベルの規格範囲内にて設定された互いに異なる複数の
基準電圧情報のうち少なくとも1つは当該規格範囲の中
央から予め決められた範囲内に設定され、複数の基準電
圧情報のうち少なくとも1つは前記規格範囲の中央から
予め決められた範囲内に設定されるものよりも大きく設
定され、複数の基準電圧情報のうち少なくとも1つは前
記規格範囲の中央から予め決められた範囲内に設定され
るものよりも小さく設定されていることを特徴とする。
【0014】また、前記判定部は、初期状態にて、当該
携帯電話機における送信出力を現状のままとするための
判定信号を出力することを特徴とする。
【0015】また、前記送信出力指定部は、初期状態に
て、前記基地局にて指定された送信出力レベルの規格範
囲内にて設定された互いに異なる複数の基準電圧情報の
うち、前記送信出力レベルの規格範囲の中央から予め決
められた範囲内に設定された基準電圧情報を前記第1の
記憶部から抽出することを特徴とする。
【0016】(作用)上記のように構成された本発明に
おいては、基地局にて指定される送信出力レベルの規格
範囲内に携帯電話機の送信出力を制御するための基準電
圧情報が複数設定されており、基地局における受信電界
強度のレベルが判定され、この判定結果に基づいて複数
の基準電圧情報のうち1つの基準電圧情報が選択され
る。基地局における受信電界強度の判定には予め決めら
れた大小2つの判定値が用いられ、基地局における受信
電界強度がこの2つの判定値よりも大きな場合は、複数
の基準電圧情報のうち携帯電話機の送信出力を下げるた
めの基準電圧情報が選択され、基地局における受信電界
強度がこの2つの判定値の間のレベルである場合は、複
数の基準電圧情報のうち携帯電話機の送信出力を現状の
ままとする基準電圧情報が選択され、基地局における受
信電界強度がこの2つの判定値よりも小さな場合は、複
数の基準電圧情報のうち携帯電話機の送信出力を上げる
ための基準電圧情報が選択される。この選択された基準
電圧情報に基づいた増幅率で送信信号が増幅され、基地
局に対して送信される。
【0017】このように、携帯電話機における送信出力
が、基地局にて指定される送信出力レベルの範囲内にお
いて基地局における受信電界強度のレベルに基づいてさ
らに制御されるので、携帯電話機における送信出力の不
足による通話切れの発生や携帯電話機における送信出力
の過大による消費電力の浪費が抑制される。
【0018】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施の形態につ
いて図面を参照して説明する。
【0019】図1は、本発明の携帯電話機が用いられた
通信システムの一例を示す図である。
【0020】本例は図1に示すように、複数の携帯電話
機10a,10bと、サービスエリア20Aを有し、サ
ービスエリア20A内に存在する携帯電話機10aと無
線を介して接続される基地局30Aと、サービスエリア
20Bを有し、サービスエリア20B内に存在する携帯
電話機10bと無線を介して接続される基地局30B
と、基地局30A,30Bの交換制御を行う交換局40
とから構成されている。
【0021】上記のように構成された通信システムにお
いては、携帯電話機10aと携帯電話機10bとの通信
が、基地局30A、交換局40及び基地局30Bを介し
て行われるが、携帯電話機10a,10bにおける送信
出力は、基地局30A,30Bにてそれぞれ指定される
送信出力レベルと基地局30A,30Bにおける受信電
界強度とに基づいて決定する。なお、基地局30A,3
0Bにおける受信電界強度においては、携帯電話機10
a,10bが通話状態になると、基地局30A,30B
から携帯電話機10a,10bに対して情報として送信
され、携帯電話機10a,10bにおいては、この受信
電界強度によって、携帯電話機10a,10bから送信
された信号が基地局30A,30Bにて受信されている
かどうかを判断することができる。
【0022】ここで、基地局30A,30Bにて指定さ
れる送信出力レベルとそれに対応する携帯電話機10
a,10bにおける送信出力との関係について説明す
る。
【0023】図2は、図1に示した基地局30A,30
Bにて指定される送信出力レベルとそれに対応する携帯
電話機10a,10bにおける送信出力との関係を説明
するための図である。
【0024】図2に示すように基地局30A,30Bに
て指定される送信出力レベルにおいては、0.8W=2
9dBm、0.8W−4dB=25dBm、0.8W−
8dB=21dBm、0.8W−12dB=17dB
m、0.8W−16dB=13dBm、0.8W−20
dB=9dBmというように、0.8Wから4dB刻み
で6つのレベルが設定されており、また、それらの送信
出力レベルにはそれぞれ規格範囲が設定されている。
0.8Wについては、0.8Wの−50%〜+20%の
範囲、すなわち、0.4W=26dBm〜0.96W=
29.8dBmの範囲の規格範囲が設定され、また、
0.8W以外については、それぞれ−4dB〜+2dB
の範囲、すなわち、25dBmについては21dBm〜
27dBmの範囲、21dBmについては17dBm〜
23dBmの範囲、17dBmについては13dBm〜
19dBmの範囲、13dBmについては9dBm〜1
5dBmの範囲、9dBmについては5dBm〜11d
Bmの範囲の規格範囲がそれぞれ設定されている。
【0025】携帯電話機10a,10bにおいては、基
地局30A,30Bにて送信出力レベルが指定される
と、その送信出力レベルの規格範囲内の送信出力で送信
動作を行う必要がある。
【0026】図3は、図1に示した携帯電話機10a内
の送信出力を制御する部分の構成を示す図である。な
お、携帯電話機10bの構成においても、携帯電話機1
0aの構成と同一のものとする。
【0027】本形態は図3に示すように、基地局30A
における受信電界強度と基地局30Aにて指定された送
信出力レベル内にて予め決められた判定値とを比較し、
該比較結果に基づいた判定信号を出力する判定部12
と、その判定値が格納された第2の記憶部11と、携帯
電話機10aの送信出力を制御するための複数の基準電
圧情報が格納された第1の記憶部17と、基地局30A
にて指定された送信出力レベルと判定部12から出力さ
れた判定信号とに基づいた基準電圧情報を記憶部17か
ら抽出し、出力する送信出力指定部13と、送信出力指
定部13から出力された基準電圧情報に基づいて基準電
圧を発生させる基準電圧発生部14と、指定された増幅
率で送信信号を増幅して出力する電力増幅部16と、基
準電圧発生部14にて発生した基準電圧に基づいて電力
増幅部16における増幅率を制御する電力増幅制御部1
5とから構成されている。
【0028】ここで、記憶部11に格納された判定値及
び判定部12から出力される判定信号について説明す
る。
【0029】図4は、図3に示した記憶部11に格納さ
れた判定値及び判定部12から出力される判定信号につ
いて説明するための図である。
【0030】図4に示すように記憶部11には、互いに
異なる受信電界強度を有する判定値が2つ設定されてお
り、これら2つの判定値が基地局30Aにて指定される
送信出力レベル毎に設定され、格納されている。
【0031】判定部12においては、基地局30Aにお
ける受信電界強度とこれら2つの判定値とが比較され、
基地局30Aにおける受信電界強度が2つの判定値より
も大きな場合は送信出力を下げるための判定信号が出力
され、また、基地局30Aにおける受信電界強度が2つ
の判定値の間のレベルの場合は送信出力を現状のままに
するための判定信号が出力され、また、基地局30Aに
おける受信電界強度が2つの判定値よりも小さな場合は
送信出力を上げるための判定信号が出力される。
【0032】このように、判定部12においては、基地
局30Aにおける受信電界強度に基づいて3つの異なる
判定信号が出力される。
【0033】次に、記憶部17に格納された基準電圧情
報について説明する。
【0034】図5は、図3に示した記憶部17に格納さ
れた基準電圧情報について説明するための図である。
【0035】図5に示すように記憶部17には、携帯電
話機10aにおける送信出力を制御するための3つの基
準電圧情報が設定されており、これら3つの基準電圧情
報が基地局30Aにて指定される送信出力レベル毎に設
定され、格納されている。この3つの基準電圧情報は、
対応する送信出力レベルの規格範囲内において、送信出
力を規格範囲の最大付近に設定するためのものと、送信
出力を規格範囲の中央付近に設定するためのものと、送
信出力を規格範囲の最小付近に設定するものである。な
お、これら3つの送信出力においては、規格範囲の中央
付近に設定されるものにおいては、規格範囲の中央から
予め決められた範囲内に設定され、規格範囲の最大付近
に設定されるものにおいては、少なくとも規格範囲の中
央付近に設定されるものよりも大きく設定され、規格範
囲の最小付近に設定されるものにおいては、少なくとも
規格範囲の中央付近に設定されるものよりも小さく設定
される。
【0036】以下に、上記のように構成された携帯電話
機における送信出力制御動作について説明する。
【0037】まず、判定部12において、基地局30A
にて指定された送信出力レベル(例えば0.8W)に対
応する2つの判定値が記憶部11から読み出され、該判
定値と基地局30Aにおける受信電界強度とが比較され
る。この比較結果において、基地局30Aにおける受信
電界強度が2つの判定値よりも大きな場合は送信出力を
下げるための判定信号が判定部12から出力され、ま
た、基地局30Aにおける受信電界強度が2つの判定値
の間のレベルの場合は送信出力を現状のままとするため
の判定信号が判定部12から出力され、また、基地局3
0Aにおける受信電界強度が2つの判定値よりも小さな
場合は送信出力を上げるための判定信号が判定部12か
ら出力される。ここで、携帯電話機10aが待受状態か
ら通話状態に移行した当初においては、基地局30Aに
おける受信電界強度が得られていないため、送信出力を
現状のままとする判定信号が初期状態の判定信号として
判定部12から出力される。
【0038】次に、送信出力指定部13において、基地
局30Aにて指定された送信出力レベルと判定部12か
ら出力された判定信号とに基づいた基準電圧情報が記憶
部17から抽出される。
【0039】図5に示すように記憶部17には、基地局
30Aにて指定された送信出力レベルに対応してそれぞ
れ3つの基準電圧情報が格納されているが、初期状態と
して、携帯電話機10aの送信出力が基地局30Aにて
指定された送信出力レベルの規格範囲の中央付近となる
ような基準電圧情報が抽出され、基準電圧発生部14に
対して出力される。
【0040】基準電圧発生部14においては、送信出力
指定部13から出力された基準電圧情情報に基づいて基
準電圧が発生する。この基準電圧は、携帯電話機10a
の送信出力を基地局30Aにて指定された送信出力レベ
ルの規格範囲の中央付近とするためのものである。
【0041】基準電圧発生部14にて発生した基準電圧
は電力増幅制御部15に入力され、電力増幅制御部15
において、入力された基準電圧に基づいて電力増幅部1
6における増幅率が制御され、電力増幅部16におい
て、電力増幅制御部15にて制御される増幅率で送信信
号が増幅され、基地局30Aに対して送信される。
【0042】その後、再び判定部12において、基地局
30Aにて指定された送信出力レベルに対応する2つの
判定値が記憶部11から読み出され、該判定値と基地局
30Aにおける受信電界強度とが比較される。ここで、
基地局30Aにおける受信電界強度が2つの判定値より
も小さいとすると、送信出力を上げるための判定信号が
判定部12から出力される。
【0043】すると、送信出力指定部13において、基
地局30Aにて指定された送信出力レベルに対応して記
憶部17内に格納された基準電圧情報の中から、現在抽
出されている基準電圧情報よりも1段階高い基準電圧を
発生させるための基準電圧情報が抽出される。現在抽出
されている基準電圧情報が携帯電話機10aにおける送
信出力を送信出力レベルの規格範囲の中央付近とするも
のであるため、それよりも1段階高い、すなわち、携帯
電話機10aにおける送信出力を送信出力レベルの規格
範囲の最大付近とするための基準電圧情報が抽出され、
基準電圧発生部14に対して出力される。
【0044】基準電圧発生部14においては、送信出力
指定部13から出力された基準電圧情情報に基づいて基
準電圧が発生する。この基準電圧は、携帯電話機10a
の送信出力を基地局30Aにて指定された送信出力レベ
ルの規格範囲の最大付近とするためのものである。
【0045】基準電圧発生部14にて発生した基準電圧
は電力増幅制御部15に入力され、電力増幅制御部15
において、入力された基準電圧に基づいて電力増幅部1
6における増幅率が制御され、電力増幅部16におい
て、電力増幅制御部15にて制御される増幅率で送信信
号が増幅され、基地局30Aに対して送信される。
【0046】その後、再び判定部12において、基地局
30Aにて指定された送信出力レベルに対応する2つの
判定値が記憶部11から読み出され、該判定値と基地局
30Aにおける受信電界強度とが比較される。ここで、
携帯電話機10aにおける送信出力を基地局30Aにて
指定された送信出力レベルの規格範囲の最大付近とした
ことにより、基地局30Aにおける受信電界強度が2つ
の判定値の間のレベルとなったとすると、送信出力を現
状のままにするための判定信号が判定部12から出力さ
れる。
【0047】すると、送信出力指定部13において、基
地局30Aにて指定された送信出力レベルに対応して記
憶部17内に格納された基準電圧情報の中から、現在抽
出されている基準電圧情報である、携帯電話機10aに
おける送信出力を送信出力レベルの規格範囲の最大付近
とするための基準電圧情報が抽出され、基準電圧発生部
14に対して出力される。
【0048】基準電圧発生部14においては、送信出力
指定部13から出力された基準電圧情情報に基づいて基
準電圧が発生する。この基準電圧は、携帯電話機10a
の送信出力を基地局30Aにて指定された送信出力レベ
ルの規格範囲の最大付近とするためのものである。
【0049】基準電圧発生部14にて発生した基準電圧
は電力増幅制御部15に入力され、電力増幅制御部15
において、入力された基準電圧に基づいて電力増幅部1
6における増幅率が制御され、電力増幅部16におい
て、電力増幅制御部15にて制御される増幅率で送信信
号が増幅され、基地局30Aに対して送信される。
【0050】その後、再び判定部12において、基地局
30Aにて指定された送信出力レベルに対応する2つの
判定値が記憶部11から読み出され、該判定値と基地局
30Aにおける受信電界強度とが比較される。ここで、
環境の改善等により、基地局30Aにおける受信電界強
度が2つの判定値よりも大きくなったとすると、送信出
力を下げるための判定信号が判定部12から出力され
る。
【0051】すると、送信出力指定部13において、基
地局30Aにて指定された送信出力レベルに対応して記
憶部17内に格納された基準電圧情報の中から、現在抽
出されている基準電圧情報よりも1段階低い基準電圧を
発生させるための基準電圧情報が抽出される。現在抽出
されている基準電圧情報が携帯電話機10aにおける送
信出力を送信出力レベルの規格範囲の最大付近とするも
のであるため、それよりも1段階低い、すなわち、携帯
電話機10aにおける送信出力を送信出力レベルの規格
範囲の中央付近とするための基準電圧情報が抽出され、
基準電圧発生部14に対して出力される。
【0052】基準電圧発生部14においては、送信出力
指定部13から出力された基準電圧情情報に基づいて基
準電圧が発生する。この基準電圧は、携帯電話機10a
の送信出力を基地局30Aにて指定された送信出力レベ
ルの規格範囲の中央付近とするためのものである。
【0053】基準電圧発生部14にて発生した基準電圧
は電力増幅制御部15に入力され、電力増幅制御部15
において、入力された基準電圧に基づいて電力増幅部1
6における増幅率が制御され、電力増幅部16におい
て、電力増幅制御部15にて制御される増幅率で送信信
号が増幅され、基地局30Aに対して送信される。
【0054】この状態において、基地局30Aにて指定
される送信出力レベルが変更されると(例えば0.8W
から0.8W−4dBに)、初期状態として送信出力を
現状のままとする判定信号が判定部12から出力され、
また、送信出力指定部13においては、初期状態とし
て、携帯電話機10aの送信出力が基地局30Aにて指
定された送信出力レベルの規格範囲の中央付近となるよ
うな基準電圧情報が抽出され、基準電圧発生部14に対
して出力される。
【0055】基準電圧発生部14においては、送信出力
指定部13から出力された基準電圧情情報に基づいて基
準電圧が発生する。この基準電圧は、携帯電話機10a
の送信出力を基地局30Aにて指定された送信出力レベ
ルの規格範囲の中央付近とするためのものである。
【0056】基準電圧発生部14にて発生した基準電圧
は電力増幅制御部15に入力され、電力増幅制御部15
において、入力された基準電圧に基づいて電力増幅部1
6における増幅率が制御され、電力増幅部16におい
て、電力増幅制御部15にて制御される増幅率で送信信
号が増幅され、基地局30Aに対して送信される。
【0057】(他の実施の形態)上述した実施の形態に
おいては、記憶部11に格納されている判定値を基地局
にて指定される送信出力レベル毎に2つずつとしたが、
判定値を基地局にて指定される送信出力レベル毎に1つ
ずつとすれば制御の簡略化を図ることができる。
【0058】その場合、判定部12から出力される判定
信号は2種類となり、基地局における受信電界強度が判
定値よりも小さな場合は、携帯電話機における送信出力
を基地局にて指定された送信出力レベルの規格範囲の最
大付近とするための判定信号が出力され、また、基地局
における受信電界強度が判定値以上の場合は、携帯電話
機における送信出力を基地局にて指定された送信出力レ
ベルの規格範囲の最小付近とするための判定信号が出力
される。
【0059】送信出力指定部13においては、判定部1
2から出力された判定信号に基づいて、携帯電話機にお
ける送信出力を基地局にて指定された送信出力レベルの
規格範囲の最大付近とするための基準電圧情報と、携帯
電話機における送信出力を基地局にて指定された送信出
力レベルの規格範囲の最小付近とするための基準電圧情
報とのいずれかが記憶部17から抽出される。
【0060】また、上述した実施の形態においては、記
憶部17に格納されている基準電圧情報を基地局にて指
定される送信出力レベル毎に3つずつとしたが、基地局
にて指定される送信出力レベル毎の基準電圧情報の数を
増やせば、携帯電話機における送信出力をさらに精細に
制御することができる。
【0061】その場合、初期状態における動作の後、携
帯電話機10aにおける送信出力を現在の送信出力より
も下げるための判定信号が出力されると、携帯電話機1
0aにおける送信出力が基地局にて指定された送信出力
レベルの規定範囲の最小付近と中央付近との間となり、
また、携帯電話機10aにおける送信出力を現在の送信
出力よりも上げるための判定信号が判定部12から出力
されると、携帯電話機10aにおける送信出力が基地局
にて指定された送信出力レベルの規定範囲の最大付近と
中央付近との間となる。
【0062】
【発明の効果】以上説明したように本発明においては、
基地局にて指定される送信出力レベルの規格範囲内に携
帯電話機の送信出力を制御するための基準電圧情報が複
数設定されており、基地局における受信電界強度のレベ
ルが判定され、この判定結果に基づいて複数の基準電圧
情報のうち1つの基準電圧情報が選択され、選択された
基準電圧情報に基づいた増幅率で送信信号が増幅され、
基地局に対して送信される。
【0063】このように、携帯電話機における送信出力
が、基地局にて指定される送信出力レベルの範囲内にお
いて基地局における受信電界強度のレベルに基づいてさ
らに制御されるため、携帯電話機における送信出力の不
足による通話切れの発生や携帯電話機における送信出力
の過大による消費電力の浪費を抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の携帯電話機が用いられた通信システム
の一例を示す図である。
【図2】図1に示した基地局にて指定される送信出力レ
ベルとそれに対応する携帯電話機における送信出力との
関係を説明するための図である。
【図3】図1に示した携帯電話機内の送信出力を制御す
る部分の構成を示す図である。
【図4】図3に示した記憶部に格納された判定値及び判
定部から出力される判定信号について説明するための図
である。
【図5】図3に示した記憶部に格納された基準電圧情報
について説明するための図である。
【符号の説明】
10a,10b 携帯電話機 11,17 記憶部 12 判定部 13 送信出力指定部 14 基準電圧発生部 15 電力増幅制御部 16 電力増幅部 20A,20B サービスエリア 30A,30B 基地局 40 交換局

Claims (9)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 無線を介して基地局と接続され、該基地
    局にて指定される送信出力レベルに基づく送信出力で送
    信動作を行う携帯電話機において、 前記基地局における受信電界強度と予め決められた判定
    値とを比較し、該比較結果に基づいた判定信号を出力す
    る判定部と、 前記基地局にて指定された送信出力レベル毎に該送信出
    力レベルの規格範囲内にて設定された互いに異なる複数
    の基準電圧情報が格納された第1の記憶部と、 前記基地局にて指定された送信出力レベルと前記判定部
    から出力された判定信号とに基づいた基準電圧情報を前
    記第1の記憶部から抽出し、出力する送信出力指定部
    と、 前記送信出力指定部から出力された基準電圧情報に基づ
    いて基準電圧を発生させる基準電圧発生部と、 送信信号を増幅して出力する電力増幅部と、 前記基準電圧発生部にて発生した基準電圧に基づいて前
    記電力増幅部における増幅率を制御する電力増幅制御部
    とを有し、 前記判定値は、前記基地局にて指定された送信出力レベ
    ル毎に設定されている ことを特徴とする携帯電話機。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の携帯電話機において、 前記判定値が格納された第2の記憶部を有することを特
    徴とする携帯電話機。
  3. 【請求項3】 請求項1または請求項2に記載の携帯電
    話機において、前記判定値は、前記基地局にて指定された送信出力レベ
    ル毎にそれぞれ大小2つの値が設定されており、 前記判定部は、前記基地局における受信電界強度が前記
    2つの判定値よりも大きな場合に当該携帯電話機におけ
    る送信出力を下げるための判定信号を出力し、前記基地
    局における受信電界強度が前記2つの判定値の間のレベ
    ルである場合に当該携帯電話機における送信出力を現状
    のままとするための判定信号を出力し、前記基地局にお
    ける受信電界強度が前記2つの判定値よりも小さな場合
    に当該携帯電話機における送信出力を上げるための判定
    信号を出力することを特徴とする携帯電話機。
  4. 【請求項4】 無線を介して基地局と接続され、該基地
    局にて指定される送信出力レベルに基づく送信出力で送
    信動作を行う携帯電話機において、 前記基地局における受信電界強度と予め決められた判定
    値とを比較し、該比較結果に基づいた判定信号を出力す
    る判定部と、 前記基地局にて指定された送信出力レベル毎に該送信出
    力レベルの規格範囲内にて設定された互いに異なる複数
    の基準電圧情報が格納された第1の記憶部と、 前記基地局にて指定された送信出力レベルと前記判定部
    から出力された判定信号とに基づいた基準電圧情報を前
    記第1の記憶部から抽出し、出力する送信出力指定部
    と、 前記送信出力指定部から出力された基準電圧情報に基づ
    いて基準電圧を発生させる基準電圧発生部と、 送信信号を増幅して出力する電力増幅部と、 前記基準電圧発生部にて発生した基準電圧に基づいて前
    記電力増幅部における増幅率を制御する電力増幅制御部
    とを有し、 前記基地局にて指定された送信出力レベルの規格範囲内
    にて設定された互いに異なる複数の基準電圧情報のうち
    少なくとも1つは当該規格範囲の中央から予め決められ
    た範囲内に設定され、複数の基準電圧情報のうち少なく
    とも1つは前記規格範囲の中央から予め決められた範囲
    内に設定されるものよりも大きく設定され、複数の基準
    電圧情報のうち少なくとも1つは前記規格範囲の中央か
    ら予め決められた範囲内に設定されるものよりも小さく
    設定されていることを特徴とする携帯電話機。
  5. 【請求項5】 請求項4に記載の携帯電話機において、 前記判定値が格納された第2の記憶部を有することを特
    徴とする携帯電話機。
  6. 【請求項6】 請求項2に記載の携帯電話機において、 前記基地局にて指定された送信出力レベルの規格範囲内
    にて設定された互いに異なる複数の基準電圧情報のうち
    少なくとも1つは当該規格範囲の中央から予め決められ
    た範囲内に設定され、複数の基準電圧情報のうち少なく
    とも1つは前記規格範囲の中央から予め決められた範囲
    内に設定されるものよりも大きく設定され、複数の基準
    電圧情報のうち少なくとも1つは前記規格範囲の中央か
    ら予め決 められた範囲内に設定されるものよりも小さく
    設定されていることを特徴とする携帯電話機。
  7. 【請求項7】 請求項6に記載の携帯電話機において、 前記判定値は、前記基地局にて指定された送信出力レベ
    ル毎にそれぞれ大小2つの値が設定されており、 前記判定部は、前記基地局における受信電界強度が前記
    2つの判定値よりも大きな場合に当該携帯電話機におけ
    る送信出力を下げるための判定信号を出力し、前記基地
    局における受信電界強度が前記2つの判定値の間のレベ
    ルである場合に当該携帯電話機における送信出力を現状
    のままとするための判定信号を出力し、前記基地局にお
    ける受信電界強度が前記2つの判定値よりも小さな場合
    に当該携帯電話機における送信出力を上げるための判定
    信号を出力することを特徴とする携帯電話機。
  8. 【請求項8】 請求項3乃至7のいずれか1項に記載の
    携帯電話機において、 前記判定部は、初期状態にて、当該携帯電話機における
    送信出力を現状のままとするための判定信号を出力する
    ことを特徴とする携帯電話機。
  9. 【請求項9】 請求項4乃至7のいずれか1項に記載の
    携帯電話機において、 前記送信出力指定部は、初期状態にて、前記基地局にて
    指定された送信出力レベルの規格範囲内にて設定された
    互いに異なる複数の基準電圧情報のうち、前記送信出力
    レベルの規格範囲の中央から予め決められた範囲内に設
    定された基準電圧情報を前記第1の記憶部から抽出する
    ことを特徴とする携帯電話機。
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