JP3346840B2 - 電動機 - Google Patents

電動機

Info

Publication number
JP3346840B2
JP3346840B2 JP18241393A JP18241393A JP3346840B2 JP 3346840 B2 JP3346840 B2 JP 3346840B2 JP 18241393 A JP18241393 A JP 18241393A JP 18241393 A JP18241393 A JP 18241393A JP 3346840 B2 JP3346840 B2 JP 3346840B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
winding
pole
windings
magnetic
motor
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP18241393A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0739122A (ja
Inventor
眞一郎 入江
Original Assignee
日本電産シバウラ株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 日本電産シバウラ株式会社 filed Critical 日本電産シバウラ株式会社
Priority to JP18241393A priority Critical patent/JP3346840B2/ja
Publication of JPH0739122A publication Critical patent/JPH0739122A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3346840B2 publication Critical patent/JP3346840B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Iron Core Of Rotating Electric Machines (AREA)
  • Insulation, Fastening Of Motor, Generator Windings (AREA)
  • Synchronous Machinery (AREA)
  • Induction Machinery (AREA)
  • Brushless Motors (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、6極と4極コンデンサ
ー形の電動機と8極DCブラシレス形の電動機を構成す
ることができる構造の電動機に関する。
【0002】
【従来の技術と発明が解決しようとする課題】定速で回
転させる電動機は、設計的に巻線の構成が簡単になり、
容易に製造できるものである。しかしながら、変速が求
められる電動機は、変速を可能にするため、種々の構造
に形成しなければならなかった。従来最も多く採用され
ている変速の方式は、巻線に複数の変速用の巻線を設
け、電源の接続を切り換える方式であった。この場合、
巻線に変速用の巻線を形成することだけでよいため、故
障の心配が少なく製造上の都合もよく従来から変速の主
流となっていた。
【0003】しかし、変速巻線の数に制限される有段変
速となるため、無段変速が求められる場合は、電源に双
方向性サイリスタなどの素子を設けて電源電圧を変化さ
せ無段変速したり、あるいはこの方法では、効率が悪く
なるため、DCブラシレス形の電動機を構成するなどの
方法が講じられた。
【0004】この様な定速と変速の仕様が様々求められ
る電動機の製造は、種類が増加し、機械化が困難にな
り、産業上大きな問題でもあった。特に、異なる巻線構
造を有する電動機を製造するには、巻線装置の種類や切
り換えが増加するため、電動機の出力の大きさが異なる
ことも含めると多種類になり、容易に対応できるもので
はなかった。
【0005】本発明は、この様な事情に鑑みてなされた
ものであり、6極と4極コンデンサー形の電動機と8極
DCブラシレス形の電動機を構成することができる構造
の電動機を提供するものであり、変速などの各種仕様に
容易に対応できるものである。
【0006】
【課題を解決する手段】本発明は、ドーナツ状の継鉄部
の内周側にΨ字状の磁極を6個設け、この磁極の継鉄部
側の磁路を第一巻線部とし、隣接する磁極の腕部間を第
二巻線部とし、これらの第一巻線部および第二巻線部に
それぞれ巻線を巻装し、この巻線のそれぞれ対向する位
置の巻線相互を直列接続して一対の極巻線とし、この極
巻線を第一巻線部の極巻線とこれに90°周方向に異な
る位置の第二巻線部の極巻線とを直列に接続した巻線配
置を形成すると共にスター形結線を構成することによっ
て課題を解決している。
【0007】
【作用】第一に第一巻線部の極巻線と第二巻線部の極巻
線とによって4極の極配置を構成することができ、これ
らをスター結線してコンデンサーを接続することで4極
コンデンサー形の電動機を構成でき、さらに、コンデン
サーの接続位置と電源の接続位置とを切り換えることに
より、正転と逆転とが切り換えられると共に、それぞれ
の方向に対して極巻線の配置と磁極の構成が同一構造の
ため、それぞれ同一特性が得られる。
【0008】第二に第一巻線部に構成される極巻線と第
二巻線部に構成される極巻線とを異なる巻線方向になる
ように接続を変えてスター結線することにより8極を構
成することができ、永久磁石からなる回転子を内装すれ
ばDCブラシレス形の電動機を構成することができ、無
段変速が可能になる。
【0009】
【実施例】本発明を図面に示された一実施例に基づいて
説明すると、図1は、本発明の電動機の巻線配置を示す
要部の平面図であり、図2は、4極コンデンサ形の電動
機を構成する場合の巻線の接続方法を示す要部の図であ
り、図3は、DCブラシレス形の電動機を構成する場合
の巻線の接続方法を示す要部の図であり、図4は、完成
された電動機の縦断面図である。
【0010】図1において、電動機は、ドーナツ状の継
鉄部13の内周に6個のΨ字状の磁極14が形成されて
おり、磁極14には、継鉄部13側に形成される第一巻
線部15と隣接する腕部間に形成される第二巻線部16
とが形成されており、隣接する磁極14の間には補極1
7が形成され、第二巻線部16は、磁極14の補極17
を介して腕部18間に形成されている。そして、第一巻
線部15に巻線19が、隣接する磁極14との間に補極
17を介して第二巻線部16に巻線20が巻装されてい
る。さらに、6個の磁極14の内対向する位置に形成さ
れる磁極14に巻装された巻線とが直列に接続されて極
巻線を形成している。この極巻線は、6個形成されてお
り、それぞれの端部1〜12が引き出されている。ま
た、6個の磁極14の間には、それぞれ補極17が設け
られており、内装される回転子に対して継鉄部13から
磁束を通すように構成されている。
【0011】図2において、電動機は、巻線の端部1〜
12が極巻線を形成すると共にスター結線されており、
端部5と端部9との間にコンデンサーCが設けられてお
り、4極のコンデンサー形の電動機を構成している。そ
して、他の端部1と端部9との間、あるいは端部1と端
部5との間に電源Aまたは電源Bが接続されるように構
成されている。この電源A、Bは、それぞれ一般のAC
100V等の商用電源であり、いずれか一方が接続され
ればよいものであり、いずれかが接続されることにより
正転、あるいは逆転が行えるように構成されている。
【0012】図3において、電動機は、極巻線を構成す
る一対の巻線のいずれか一方が磁束の流れが反対方向に
なるように反対に接続されており、8極の極巻線になる
ように構成されている。そして、図示されない永久磁石
からなる回転子が内装されるように構成されている。
【0013】図4において、電動機は、継鉄部13の内
側に巻線19、20が巻装されており、回転子21を内
装しており、巻線19、20がプリント基板22によっ
て収束されている。そして、プリント基板22には、端
子23が取り付けられ外部の図示されない電源に接続さ
れるように構成されている。さらに、プリミックスなど
の部材で外側がモールドされてフレーム24を形成して
いる。
【0014】この様な構成において、電動機は、ドーナ
ツ状の継鉄部13とΨ字状に形成される磁極14とを形
成するように鋼板を打ち抜き積層して鉄心を形成する。
そして、最初に第一巻線部15に巻線を巻装し、6個の
第一巻線部15の内、対向する位置に形成される第一巻
線部15に連続して巻線を巻装して極巻線を形成する。
図2に示される巻線の結線方法では、対向する位置に巻
装される巻線と直列に接続される一対の巻線で同相の電
流が流れることにより、同相の磁束が流れるように構成
され4極の巻線は位置を構成することになる。そして、
これらが図2に示されるようにスター結線されることに
より、コンデンサーCを接続してコンデンサー形の電動
機を構成することができるものである。この様な4極の
コンデンサー形の電動機は、電源周波数が50ヘルツで
あれば、1500回転/毎分程度の回転数が得られるこ
とになり、籠型回転子を内装することにより、スベリを
含めておよそ1400回転/毎分程度の回転数になるの
が普通である。
【0015】また、図3に示されるように極巻線を構成
するの一方巻線を磁束の流れが反対になるように反対に
巻装すると、あるいは接続を反対にし、図3に示される
ようにスター結線すると共に永久磁石からなる回転子を
内装して端部1、5、9に三相電源を接続することによ
り、8極のDCブラシレス形の電動機を構成することが
できる。この場合、三相電源の周波数を任意にすること
により、回転数を任意にすることができ、回転子の位置
を検出するために図示されないホール素子などの位置検
出器を設ければ無段変速の電動機を構成することができ
る。この様なホール素子は、プリント基板22に取り付
けてもよく、フレーム24をモールドする際に所定の位
置に埋設しても備えることができる。
【0016】また、巻線19、20は、それぞれ単独に
所定の位置に巻装して後、それぞれの端部1〜12をプ
リント基板22によって収束すれば容易に結線できるこ
とになるが、この時、巻線19、20を個別にプリント
基板22によって収束し、極巻線の接続を図2あるいは
図3に示されるように結線することが可能となり、プリ
ント基板22上で4極あるいは8極が切り換えられるよ
うに構成することもできる。
【0017】もちろん、巻線機で巻線を巻装する際、極
巻線の一方の巻き方向を反対にすれば図2あるいは図3
の巻線接続を構成することができ、極巻線としては2個
の端部ができるだけになり、巻線19、20の端部を最
小にすることができ、製造が容易になる。この様な巻線
機は、近年プログラム的に動作するものがあり、所定の
位置に任意の方向と巻き数を設定できるため何等困難な
ことはなく、プリント基板22によって収束するか、あ
るいは巻線機に巻き方向を反対にさせるかいずれかの選
択的なこととなる。
【0018】
【発明の効果】本発明によれば、同じ鉄心を利用して6
極と4極のコンデンサー形の電動機と8極のDCブラシ
レス形の電動機のいずれかを構成することができ、変速
などのためにまったく異なる鉄心と巻線の製造を強いら
れることがなく、仕様の多様な電動機の製造に対する効
果は極めて大きいものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の電動機の巻線配置を示す要部の平面図
である。
【図2】4極コンデンサ形の電動機を構成する場合の巻
線の接続方法を示す要部の図である。
【図3】DCブラシレス形の電動機を構成する場合の巻
線の接続方法を示す要部の図である。
【図4】完成された電動機の縦断面図である。
【符号の説明】
13……継鉄部 14……磁極 15……第一巻線部 16……第二巻線部 17……補極 18……腕部 19、20……巻線 22……プリント基板

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ドーナツ状の継鉄部の内周側にΨ字状の磁
    極を6個設け、この磁極の継鉄部側の磁路を第一巻線部
    とし、隣接する磁極の腕部間を第二巻線部とし、これら
    の第一巻線部および第二巻線部にそれぞれ巻線を巻装
    し、この巻線のそれぞれ対向する位置の巻線相互を直列
    接続して一対の極巻線とし、この極巻線を第一巻線部の
    極巻線とこれに90°周方向に異なる位置の第二巻線部
    の極巻線とを直列に接続した巻線配置を形成すると共に
    スター形結線を構成し、このスター形結線の2端子間に
    コンデンサーを接続し他端に電源を接続することを特徴
    とする電動機。
  2. 【請求項2】ドーナツ状の継鉄部の内周側にΨ字状の磁
    極を6個設け、この磁極の継鉄部側の磁路を第一巻線部
    とし、隣接する磁極の腕部間を第二巻線部とし、これら
    の第一巻線部および第二巻線部にそれぞれ巻線を巻装
    し、この巻線のそれぞれ対向する位置の巻線相互を直列
    接続して一対の極巻線とし、この極巻線を第一巻線部の
    極巻線とこれに90°周方向に異なる位置の第二巻線部
    の極巻線とを直列に接続した巻線配置を形成すると共に
    スター形結線を構成する電動機において、一対の巻線で
    構成される極巻線の一つの接続方向を反転して8極の巻
    線配置を形成すると共に永久磁石からなる回転子を内装
    したことを特徴とする電動機。
JP18241393A 1993-07-23 1993-07-23 電動機 Expired - Fee Related JP3346840B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP18241393A JP3346840B2 (ja) 1993-07-23 1993-07-23 電動機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP18241393A JP3346840B2 (ja) 1993-07-23 1993-07-23 電動機

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0739122A JPH0739122A (ja) 1995-02-07
JP3346840B2 true JP3346840B2 (ja) 2002-11-18

Family

ID=16117860

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP18241393A Expired - Fee Related JP3346840B2 (ja) 1993-07-23 1993-07-23 電動機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3346840B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6965183B2 (en) 2003-05-27 2005-11-15 Pratt & Whitney Canada Corp. Architecture for electric machine
KR100841803B1 (ko) * 2006-09-21 2008-06-26 김채곤 증기를 이용한 보일러장치

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0739122A (ja) 1995-02-07

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5281879A (en) Synchronous motor with two permanent magnet rotor portions
US5254894A (en) Dual-stator induction synchronous motor
US6255755B1 (en) Single phase three speed motor with shared windings
CN101253668B (zh) 包含带有倾斜齿的扁平定子的电机
JPH0622486A (ja) 回転電機用電機子
EP0735652B1 (en) Improvements in switched reluctance machines
WO2004021549A1 (en) Psc motor having a 4/6-pole common winding and having an additional 4-pole winding
US6323569B1 (en) Stepping motor
JP3346840B2 (ja) 電動機
KR100454556B1 (ko) 세그먼트형 스테이터 코어를 이용한 비엘디씨 모터용스테이터 및 그의 제조방법과 비엘디씨 모터
JP3857846B2 (ja) コンデンサ電動機
KR101079050B1 (ko) 분할 스큐 코어 구조의 스테이터, 이를 이용한 bldc 모터 및 배터리 쿨링장치
JPS63124750A (ja) ブラシレスdcモ−タ
KR970077905A (ko) 일체형 스테이터와 그의 제조방법 및 이를 이용한 더블 로터 단일 스테이터 방식의 코어레스형 비엘디씨 모터
KR200284488Y1 (ko) 세그먼트형 스테이터 코어를 이용한 비엘디씨 모터용스테이터 및 이를 이용한 비엘디씨 모터
KR100365918B1 (ko) 스위치드 릴럭턴스 모터 및 그 제조방법
CN217335233U (zh) 马达
JPH0731087A (ja) 永久磁石界磁型の回転電機の回転子
KR20090102517A (ko) 12슬롯 10극 bldc 모터
JPH06311711A (ja) 複数固定子誘導電動機
KR100643082B1 (ko) 스위치드 리럭턴스 모터
JPH10295065A (ja) 単相誘導電動機
JPH0837770A (ja) 二相モータ
JPH0644301Y2 (ja) 極数変換誘導電動機
SU95012A1 (ru) Обмотка многоскоростного асинхронного электродвигател

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080906

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090906

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Year of fee payment: 8

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100906

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Year of fee payment: 9

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110906

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Year of fee payment: 10

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120906

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees