JP3346092B2 - 光偏向器の速度制御装置 - Google Patents
光偏向器の速度制御装置Info
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- JP3346092B2 JP3346092B2 JP10524995A JP10524995A JP3346092B2 JP 3346092 B2 JP3346092 B2 JP 3346092B2 JP 10524995 A JP10524995 A JP 10524995A JP 10524995 A JP10524995 A JP 10524995A JP 3346092 B2 JP3346092 B2 JP 3346092B2
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- pulse width
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Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、光偏向器の速度制御装
置に関するものである。
置に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】図５は光偏向器の速度制御装置の従来例
を示す回路ブロック図である。図において、１は多面
鏡、２はモータを示し、モータ２の一端に多面鏡１が取
り付けられて光偏向器が構成されている。３は回転位置
センサを示し、回転位置センサ３は、モータ２の回転位
置を検出するとともに、これに基づく信号を速度信号４
に取り入れてモータ２の速度信号とする。さらに、目標
回転数を出力する基準信号５と速度信号４とを比較する
速度及び位相比較器６が設けられている。速度及び位相
比較器６は、図６に示すように基準信号と速度信号の周
期差ΔＴ（Ｔｒ−Ｔｋ）を速度誤差とし、位相差φ0を
位相誤差として、それぞれの誤差量を合わせて出力して
いる。
を示す回路ブロック図である。図において、１は多面
鏡、２はモータを示し、モータ２の一端に多面鏡１が取
り付けられて光偏向器が構成されている。３は回転位置
センサを示し、回転位置センサ３は、モータ２の回転位
置を検出するとともに、これに基づく信号を速度信号４
に取り入れてモータ２の速度信号とする。さらに、目標
回転数を出力する基準信号５と速度信号４とを比較する
速度及び位相比較器６が設けられている。速度及び位相
比較器６は、図６に示すように基準信号と速度信号の周
期差ΔＴ（Ｔｒ−Ｔｋ）を速度誤差とし、位相差φ0を
位相誤差として、それぞれの誤差量を合わせて出力して
いる。
【０００３】速度及び位相比較器６から得られた出力を
増幅する増幅器１１を介して、パルス幅出力器９に入力
される。パルス幅出力器９では、入力量に対応した周期
一定のパルス幅制御を行なっている。電圧変換器１０に
てパルス幅に対応した電圧を出力し、モータの回転制御
を行なっている。
増幅する増幅器１１を介して、パルス幅出力器９に入力
される。パルス幅出力器９では、入力量に対応した周期
一定のパルス幅制御を行なっている。電圧変換器１０に
てパルス幅に対応した電圧を出力し、モータの回転制御
を行なっている。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】上記した従来技術は、
速度及び位相比較器６から出力される誤差量が特定の値
にならなければ一定の回転を維持することができない。
ある特定の回転数で誤差量が最小となるように通常増幅
器１１を設定し、回転精度を保持していたが、広い回転
数範囲で速度制御を行なうため、回転数を高くしたり低
くしたりすると、回転を維持するための誤差量が変化し
たり、指令回転数の変化にともなって、指令回転数へス
ムーズに移行できず、発振を生じ、安定な回転を維持で
きなくなったりして、回転精度の低下を招いていた。そ
こで、増幅部に積分機能や微分機能を設け、制御の安定
性や精度の確保を行うが、演算処理に時間がかかり、高
速回転時にパルスの周期が数ｍｓと短くなると、演算処
理の速いマイコンや演算プロセッサを使用することにな
り、高価になってしまっていた。
速度及び位相比較器６から出力される誤差量が特定の値
にならなければ一定の回転を維持することができない。
ある特定の回転数で誤差量が最小となるように通常増幅
器１１を設定し、回転精度を保持していたが、広い回転
数範囲で速度制御を行なうため、回転数を高くしたり低
くしたりすると、回転を維持するための誤差量が変化し
たり、指令回転数の変化にともなって、指令回転数へス
ムーズに移行できず、発振を生じ、安定な回転を維持で
きなくなったりして、回転精度の低下を招いていた。そ
こで、増幅部に積分機能や微分機能を設け、制御の安定
性や精度の確保を行うが、演算処理に時間がかかり、高
速回転時にパルスの周期が数ｍｓと短くなると、演算処
理の速いマイコンや演算プロセッサを使用することにな
り、高価になってしまっていた。
【０００５】本発明の目的は、光偏向器のモータを広範
囲な速度領域で、安定で高精度な一定速度の制御を可能
とする速度制御装置を提供することにある。
囲な速度領域で、安定で高精度な一定速度の制御を可能
とする速度制御装置を提供することにある。
【０００６】
【課題を解決するための手段】上記目的は、多面鏡を駆
動させるモータと、前記モータの回転位置を検出する回
転位置センサと、前記回転位置センサの出力に基づき生
成される速度信号と、予め設定された基準信号との速度
及び位相を比較する速度及び位相比較手段と、前記速度
及び位相比較手段の出力に応じてパルスを出力するパル
ス幅出力手段と、前記パルス幅出力手段から出力された
パルスの幅に対応した電圧をモータに印加する電圧変換
手段とを備えた光偏向器の速度制御装置において、前記
モータの目標回転数として複数の目標回転数を設定し、
各目標回転数に対応する複数のパルス幅を記憶した記憶
手段を含む基準パルス幅設定手段と、前記速度及び位相
比較手段から出力されたパルス幅と、前記基準パルス幅
設定手段からのパルス幅とを比較し、その誤差量に基づ
き前記速度及び位相比較手段から出力されるパルス幅を
補正する手段とを備えることにより達成される。
動させるモータと、前記モータの回転位置を検出する回
転位置センサと、前記回転位置センサの出力に基づき生
成される速度信号と、予め設定された基準信号との速度
及び位相を比較する速度及び位相比較手段と、前記速度
及び位相比較手段の出力に応じてパルスを出力するパル
ス幅出力手段と、前記パルス幅出力手段から出力された
パルスの幅に対応した電圧をモータに印加する電圧変換
手段とを備えた光偏向器の速度制御装置において、前記
モータの目標回転数として複数の目標回転数を設定し、
各目標回転数に対応する複数のパルス幅を記憶した記憶
手段を含む基準パルス幅設定手段と、前記速度及び位相
比較手段から出力されたパルス幅と、前記基準パルス幅
設定手段からのパルス幅とを比較し、その誤差量に基づ
き前記速度及び位相比較手段から出力されるパルス幅を
補正する手段とを備えることにより達成される。
【０００７】
【作用】上記構成によれば、予めモータの回転数とパル
ス幅との関係を記憶装置としてのＲＡＭやＲＯＭ等に設
定し、モータの回転数が設定されればその設定値に対し
てパルス幅を決め、パルス幅設定に対する速度の誤差量
は速度及び位相比較値によってパルス幅が細かく制御さ
れる。これによって、安価で、高精度な速度制御を行な
うことができるようになる。
ス幅との関係を記憶装置としてのＲＡＭやＲＯＭ等に設
定し、モータの回転数が設定されればその設定値に対し
てパルス幅を決め、パルス幅設定に対する速度の誤差量
は速度及び位相比較値によってパルス幅が細かく制御さ
れる。これによって、安価で、高精度な速度制御を行な
うことができるようになる。
【０００８】
【実施例】図１は本発明の光偏向器の速度制御装置の一
例を示す回路ブロック図を示す。なお、図５と同符号は
同等の機能を示すので説明は省略する。基準信号５から
得られた目標回転数指令値に対して、ある特定のパルス
幅となるように出力される基準パルス設定器７が、速度
及び位相比較器６より得られる出力値と合成された信号
として、合成器８より出力される。
例を示す回路ブロック図を示す。なお、図５と同符号は
同等の機能を示すので説明は省略する。基準信号５から
得られた目標回転数指令値に対して、ある特定のパルス
幅となるように出力される基準パルス設定器７が、速度
及び位相比較器６より得られる出力値と合成された信号
として、合成器８より出力される。
【０００９】基準パルス幅設定器７においては、例えば
図３に示すように目標回転数がＮ１やＮ２となっていれ
ば、パルス幅をＴ１やＴ２に設定するように、ＲＡＭ及
びＲＯＭ上に固定化されている。ここで、もしモータの
バラツキや負荷の変動がなければ速度及び位相比較器６
より出力される誤差量がないので、パルス幅設定器９よ
り出力されるパルス幅は、図２に示すようにパルス幅は
Ｔ１、Ｔ２に固定される。また、モータのバラツキや負
荷変動が生じた場合には、速度及び位相比較器６より出
力される誤差量でパルス幅を補正する。
図３に示すように目標回転数がＮ１やＮ２となっていれ
ば、パルス幅をＴ１やＴ２に設定するように、ＲＡＭ及
びＲＯＭ上に固定化されている。ここで、もしモータの
バラツキや負荷の変動がなければ速度及び位相比較器６
より出力される誤差量がないので、パルス幅設定器９よ
り出力されるパルス幅は、図２に示すようにパルス幅は
Ｔ１、Ｔ２に固定される。また、モータのバラツキや負
荷変動が生じた場合には、速度及び位相比較器６より出
力される誤差量でパルス幅を補正する。
【００１０】上記構成により、設定されたパルス幅に対
して、その誤差量だけを補正するだけでよいので、構成
が簡単で、安定で高精度な回転数を得ることができる。
して、その誤差量だけを補正するだけでよいので、構成
が簡単で、安定で高精度な回転数を得ることができる。
【００１１】また、設定されたパルス幅において、パル
ス幅の回転数に対する変化量は、回転数が上昇するにつ
れて、風損、銅損、鉄損等の増大により、リニアに増加
してこない。そこで、図４に示すようにパルス幅Ｔと目
標回転数Ｎの関係を予めＴ＝ａＮ2＋ｂＮ＋ｃ等のよう
に多高次近似して、目標回転数Ｎに対するパルス幅をあ
らかじめ設定しておく。これによって、パルス幅の誤差
を小さくすることができる。
ス幅の回転数に対する変化量は、回転数が上昇するにつ
れて、風損、銅損、鉄損等の増大により、リニアに増加
してこない。そこで、図４に示すようにパルス幅Ｔと目
標回転数Ｎの関係を予めＴ＝ａＮ2＋ｂＮ＋ｃ等のよう
に多高次近似して、目標回転数Ｎに対するパルス幅をあ
らかじめ設定しておく。これによって、パルス幅の誤差
を小さくすることができる。
【００１２】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば、目標回転数に対して、回転の制御を行なうパ
ルス幅をあらかじめ設定して、そのずれ量をフィードバ
ックした速度より補正しているので、どの回転数でも安
定で高精度な速度制御を行なうことができる。また、演
算処理が少ないので高速回転で制御が可能となり、演算
処理の速い部品を使用する必要がないので安価にするこ
とができる。
によれば、目標回転数に対して、回転の制御を行なうパ
ルス幅をあらかじめ設定して、そのずれ量をフィードバ
ックした速度より補正しているので、どの回転数でも安
定で高精度な速度制御を行なうことができる。また、演
算処理が少ないので高速回転で制御が可能となり、演算
処理の速い部品を使用する必要がないので安価にするこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の光偏向器の速度制御装置の一例を示す
回路ブロック図である。
回路ブロック図である。
【図２】パルス幅設定器より出力される波形を示す説明
図である。
図である。
【図３】目標回転数とパルス幅の関係を設定したテーブ
ルを示す説明図である。
ルを示す説明図である。
【図４】実回転数とパルス幅の関係を示すグラフであ
る。
る。
【図５】従来の光偏向器の速度制御装置の一例を示す回
路ブロック図である。
路ブロック図である。
【図６】速度及び位相比較器の動作波形を示す説明図で
ある。
ある。
１は多面鏡、２はモータ、３は回転位置センサ、４は速
度信号、５は基準信号、６は速度及び位相比較器、７は
基準パルス幅設定器、８は合成器、９はパルス幅出力
器、１０は電圧変換器である。
度信号、５は基準信号、６は速度及び位相比較器、７は
基準パルス幅設定器、８は合成器、９はパルス幅出力
器、１０は電圧変換器である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7，ＤＢ名) H02P 5/00 G02B 26/10
Claims (2)
- 【請求項１】 多面鏡を駆動させるモータと、前記モー
タの回転位置を検出する回転位置センサと、前記回転位
置センサの出力に基づき生成される速度信号と、予め設
定された基準信号との速度及び位相を比較する速度及び
位相比較手段と、前記速度及び位相比較手段の出力に応
じてパルスを出力するパルス幅出力手段と、前記パルス
幅出力手段から出力されたパルスの幅に対応した電圧を
モータに印加する電圧変換手段とを備えた光偏向器の速
度制御装置において、前記モータの目標回転数として複数の目標回転数を設定
し、各目標回転数に対応する複数のパルス幅を記憶した
記憶手段を含む基準パルス幅設定手段と、前記速度及び
位相比較手段から出力されたパルス幅と、前記基準パル
ス幅設定手段からのパルス幅とを比較し、その誤差量に
基づき前記速度及び位相比較手段から出力されるパルス
幅を補正する手段と を備えたことを特徴とする光偏向器
の速度制御装置。 - 【請求項２】 前記基準パルス幅設定手段において、前
記目標回転数の増加に対する前記パルス幅の増加を多高
次関数で変化させるように、目標回転数に対応したパル
ス幅が設定されていることを特徴とする請求項１記載の
光偏向器の速度制御装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10524995A JP3346092B2 (ja) | 1995-04-28 | 1995-04-28 | 光偏向器の速度制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10524995A JP3346092B2 (ja) | 1995-04-28 | 1995-04-28 | 光偏向器の速度制御装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08308281A JPH08308281A (ja) | 1996-11-22 |
| JP3346092B2 true JP3346092B2 (ja) | 2002-11-18 |
Family
ID=14402387
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP10524995A Expired - Fee Related JP3346092B2 (ja) | 1995-04-28 | 1995-04-28 | 光偏向器の速度制御装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3346092B2 (ja) |
-
1995
- 1995-04-28 JP JP10524995A patent/JP3346092B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH08308281A (ja) | 1996-11-22 |
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