JP3344734B2 - 温熱治療用アプリケ−タ - Google Patents

温熱治療用アプリケ−タ

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JP3344734B2
JP3344734B2 JP3753092A JP3753092A JP3344734B2 JP 3344734 B2 JP3344734 B2 JP 3344734B2 JP 3753092 A JP3753092 A JP 3753092A JP 3753092 A JP3753092 A JP 3753092A JP 3344734 B2 JP3344734 B2 JP 3344734B2
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秀俊 齋藤
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、生体に発生した癌等
の悪性腫瘍を加温して治療する温熱治療用アプリケータ
に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、生体に発生した癌を43℃に加温
することで癌を治療し得ることが知られている。例えば
特開昭63−294852号公報には、可撓性を有する
中空チューブの先端に加温部を備え、加温部には温度調
節機能を備えた温熱治療装置が開示されている。この温
熱治療装置は、温度調節を行うため、中空チューブに温
度センサを埋設し生体の温度を測定している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、特開昭
63−294852号公報に開示されたような温熱治療
装置では、中空チューブを曲げると埋設されている温度
センサが中空チューブの曲がりに応じて応力を受け、断
線することが少なくない。特に経皮的に瘻孔より胆管に
挿入する際は、中空チーブを屈曲させる必要があるた
め、挿入中に温度センサが断線する確率が大きい。場合
によっては、断線した温度センサが中空チューブを突き
破り、生体に機械的或いは電気的損傷を与えることも有
り得る。
【0004】この発明は前記事情に着目してなされたも
ので、その目的とするところは、曲げても断線しにく
く、かつ、患者に機械的・電気的損傷を与えることがな
い安全性の高い温熱治療用アプリケータを提供すること
にある。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明は、前記目的を
達成するために、長尺で柔軟性があり目的部位を加温す
る加温手段と、前記加温手段を挿通して被覆する長尺な
被覆手段と、挿通路が形成されるとともに前記被覆手段
に挿通された前記加温手段の可撓性方向を規制する長尺
なチューブ状の規制手段と 前記規制手段の挿通路に挿
通され前記加温手段により加温される付近の温度を検出
する温度検出手段と 前記規制手段の挿通路に挿通され
た前記温度検出手段に接続され前記温度検出手段からの
温度検出信号を伝達する温度検出信号伝達手段とからな
温熱治療用アプリケータにある。
【0006】
【作用】加温手段であるアンテナと 温度センサと、温
度センサに接続される信号線からなり、信号線部を被覆
するとともに さらにアンテナ及び温度センサ部を被覆
して二重の被覆構造になっているため、湾曲操作に伴い
信号線が断線することを防止することができる。
【0007】
【実施例】以下、この発明の各実施例を図面に基づいて
説明する。
【0008】図1〜図5は第1の実施例を示す。図5は
本装置のシステム構成であり、内視鏡1は操作部2と挿
入部3とからなり、操作部2には鉗子口4が設けられて
いる。
【0009】温熱治療用アプリケータ5は、前記鉗子口
4から内視鏡1に挿入可能で、経内視鏡的に生体の体腔
内に挿入できるようになっている。このアプリケータ5
の基端部には同軸ケーブル6と補償導線7が接続され、
これらは温熱治療装置本体8に接続されている。この本
体8は、内部にマイクロ波発振器9、温度計10および
コントローラ11を有している。
【0010】アプリケータ5は図1〜図3に示すように
構成されている。すなわち、12はマイクロ波電流を放
射する同軸ケーブルからなる加温部としてのアンテナ、
13は内側に温度検出部としての熱電対であり、この熱
電対13は信号線14に接続されている。
【0011】この信号線14は規制部材としてのセンサ
被覆チューブ15によって覆われ、このセンサ被覆チュ
ーブ15はアプリケータ5の可撓性方向を規制するため
にアプリケータ5の一側部にその長手方向に亘って添設
され、アプリケータ5とセンサ被覆チューブ15はまと
めて外被チューブ16で被覆されている。したがって、
外被チューブ16によって被覆されたアプリケータ横断
面形状は、図2に示すごとく非円形である。
【0012】前記アンテナ12は同軸ケーブルの先端側
の外部導体12aの一部に1mm程度の円周状のスリッ
トが設けられ、このスリットに絶縁体12bが嵌合され
ている。アンテナ12の内部導体12cは、外部導体1
2aよりも先端側に突出している。そして、アンテナ1
2に添設されたセンサ被覆チューブ15は、先端が絶縁
体12bの近くに保持され、センサ被覆チューブ15の
中の熱電対13の感温点13aは絶縁体12bの近くに
固定されている。
【0013】このように構成されたアプリケータ5にお
いて、マイクロ波を放射する範囲は絶縁体12bを中心
として前後20mm程度である。外被チューブ16の先
端にはマーキング17a,17b,17cが表示され、
マーキング17bは絶縁体12bの外側に相当するよう
表示し、マーキング17a、17cはそれぞれマーキン
グ17bの前後約20mmに表示している。
【0014】これらマーキング17a,17b,17c
はアプリケータ5の円周方向に表示するとともに軸方向
にも表示し、軸方向のマーキングは、アンテナ12を挟
んで熱電対13の反対側に表示している。
【0015】また、前記アプリケータ5の同軸ケーブル
6は本体8に設けた同軸コネクタ18を介してマイクロ
波発振器9に接続される。補償導線7は、本体8に設け
た熱電対コネクタ19を介して温度計10に接続され
る。さらに、温度計10とマイクロ波発振器9はコント
ローラ11に接続され、温度計10に入力される温度情
報により、コントローラ11にてマイクロ波発振器9の
出力を制御可能である。
【0016】次に、前述のように構成された温熱治療用
アプリケータの作用について説明する。図5に示すよう
に、内視鏡1を生体20の体腔内に挿入し、挿入部3の
先端部を体腔内に発生した癌等の患部21の近傍まで挿
入する。
【0017】アプリケータ5の同軸ケーブル6を本体8
の同軸コネクタ18を介してマイクロ波発振器9に接続
し、補償導線7を本体8に設けた熱電対コネクタ19を
介して温度計10に接続する。
【0018】内視鏡1の鉗子口4からアプリケータ5を
挿入し、挿入部3の先端部からアプリケータ5の先端部
を突出し、図4に示すように内視鏡下においてマーキン
グ17a,17b,17cを確認する。そして、患部2
1とマーキング17a〜17cの範囲を一致させ、本体
8を駆動してアンテナ12からマイクロ波電流を放射
し、患部21の加温を開始する。
【0019】このようにアプリケータ5を経内視鏡的に
体腔内に挿入する際に、アプリケータ5は内視鏡1の挿
入部3の湾曲方向に湾曲されるが、アプリケータ5の横
断面形状が非円形であるため曲りにくい方向ができる。
つまり、図2に示すように、アプリケータ5の上部に熱
電対13が設けられているため、上下方向は曲りにくく
なり、その曲りにくい方向に熱電対13、信号線14を
設けたので、アプリケータ5が曲がっても熱電対13、
信号線14は断線しにくい。
【0020】また、熱電対13の外径に比べてセンサ被
覆チューブ15の内径が十分大きいので、アプリケータ
5が曲がっても熱電対13をセンサ被覆チューブ15が
押さえつけることがなく、熱電対13、信号線14が断
線しにくい。
【0021】仮に、治療中に熱電対13、信号線14が
断線しても、センサ被覆チューブ15と外被チューブ1
6により覆われているため断線した熱電対13、信号線
14が生体に損傷を与えることはなく安全性が高い。図
6および図7は第2の実施例を示す。この実施例は、第
1の実施例と異なる部分はアプリケ−タのみであり、ア
プリケータのみに付いて説明する。
【0022】アプリケータ22は、図6に示すごとく、
内部に同軸ケーブルからなるアンテナ12と内側に熱電
対(図示せず)を挿通し、アンテナ12と略同径のセン
サ被覆チューブ23およびアンテナ12側に添設したチ
ャンネルチューブ24、センサ被覆チューブ23に添設
した送気チューブ25を備えている。センサ被覆チュー
ブ23の内径は、熱電対の外径に比べ、十分大きいもの
である。
【0023】外被チューブ26はアンテナ12、センサ
被覆チューブ23、チャンネルチューブ24、送気チュ
ーブ25をまとめて被覆し、外被チューブ26の先端側
にキャップ26aを設けてアンテナ12、チャンネルチ
ューブ24、送気チューブ25を固定している。アプリ
ケータ22の横断面形状は、図7に示すごとく非円形で
ある。
【0024】アンテナ12は第1の実施例と同様に同軸
ケ−ブルの先端側の外部導体12aの一部に1mm程度
の円周状のスリットを設け、このスリットに絶縁体12
bが嵌合されている。アンテナ12の内部導体12c
は、外部導体12aよりも先端側に突出している。
【0025】アンテナ12に添設されたセンサ被覆チュ
ーブ23は、先端が絶縁体12b近くに保持され、セン
サ被覆チューブ23の中の熱電対は感温点を絶縁体12
bの近くに固定されている。
【0026】キャップ26aの外周にはバルーン27が
設けられ、このバルーン27の内側と送気チューブ25
とは連通され、送気チューブ25の手元側に設けた送気
口金(図示せず)より、流体をバルーン27に供給して
拡張することができる。
【0027】また、チャンネルチューブ24はキャップ
26aを貫通するキャップ孔28に固定されている。こ
れにより、チャンネルチューブ24はキャップ孔28か
ら手元側のチャンネルチューブ24の末端(図示せず)
までが連通し、内部にガイドワイヤー等を挿入可能であ
る。
【0028】したがって、内視鏡1の挿入部3の先端部
を患部21の近傍まで挿入し、内視鏡1の鉗子口4を介
してガイドワイヤーを挿入して留置し、内視鏡1のみ引
き抜く。次に、第1の実施例と同様に、アプリケータ2
2を本体8に接続する一方、ガイドワイヤーにアプリケ
ータ22のチャンネルチューブ24を通し、アプリケー
タ22の先端部を患部21に導き、マイクロ波放射範囲
を患部21に合わせる。
【0029】さらに、送気チューブ25を介してバルー
ン27に流体を供給し、バルーン27を拡張して生体に
固定する。アプリケータ22の先端部を生体に固定した
後、ガイドワイヤーを引き抜き、本体8を駆動し、アン
テナ12からマイクロ波電流を放射して患部21を加温
する。
【0030】加温が終了した後、アプリケータ22のチ
ャンネルチューブ24にガイドワイヤーを挿入し、アプ
リケータ22のみ引き抜く。また、ガイドワイヤーに内
視鏡1の鉗子口4を通して患部21の近傍の治療状態を
観察することができる。
【0031】このように、バルーン27によりアプリケ
ータ22を生体に固定できるので、治療中にアプリケー
タ22が患部21からずれることがなく、目的部位を確
実に加温して治療でき治療効果が向上する。
【0032】また、チャンネルチューブ24を設けたこ
とにより、アプリケータ22の挿入・引き抜きが容易と
なり、患者の苦痛が軽減される。さらに、チャンネルチ
ューブ24により、ガイドワイヤーを留置できるので、
治療後、直ちに内視鏡1で患部21を観察でき、治療効
果の確認や異常時の対応を素早くできる。また、ガイド
ワイヤーにより、必要に応じてドレナージチューブ等を
簡単に挿入・留置できるという効果もある。図8および
図9は第3の実施例を示す。第1、第2の実施例と異な
る部分はアプリケータのみであり、アプリケータのみで
付いて説明する。
【0033】アプリケータ31は、内部に同軸ケーブル
からなるアンテナ12と内側に熱電対(図示せず)を挿
通したセンサ被覆チューブ32、チャンネルチューブ3
3、冷却チューブ34を備えている。センサ被覆チュー
ブ32の内径は、熱電対の外径に比べ、十分大きいもの
である。外被チューブ35はアンテナ12、センサ被覆
チューブ32、チャンネルチューブ33、冷却チューブ
34をまとめて被覆し、外被チューブ35の先端側にキ
ャップ36を設けてアンテナ12、チャンネルチューブ
33を固定している。アプリケータ31の横断面は、図
9に示すごとく非円形である。
【0034】アンテナ12は第1の実施例と同様に、同
軸ケーブルの先端側の外部導体12aの一部に1mm程
度の円周状のスリットを設け、このスリットに絶縁体1
2bが嵌合されている。アンテナ12の内部導体12c
は、外部導体12aよりも先端側に突出している。
【0035】センサ被覆チューブ32はアンテナ12に
添設され、先端を絶縁体12b近くに保持され、センサ
被覆チューブ32の中の熱電対の感温点は絶縁体12b
の近くに固定されている。
【0036】冷却チューブ34は、外被チューブ35と
チャンネルチューブ33の間の隙間37と連通し、冷却
チューブ34の手元側に設けた口金(図示せず)より、
流体を隙間37に供給して接触する患部21を冷却する
ことができるようになっている。
【0037】また、チャンネルチューブ33はキャップ
36を貫通するキャップ孔38に固定されている。これ
により、チャンネルチューブ33はキャップ孔38から
手元側のチャンネルチューブ33の末端(図示せず)ま
でが連通し、内部にガイドワイヤー等を挿入可能であ
る。
【0038】内視鏡1の挿入部3を生体20の患部21
の近傍まで挿入し、内視鏡1の鉗子口4を介してガイド
ワイヤーを留置し、内視鏡1のみ引き抜く。次に、第1
の実施例と同様に、アプリケータ31を本体8に接続す
る一方、ガイドワイヤーにアプリケータ31のチャンネ
ルチューブ33を通す。アプリケータ31の先端部を患
部21に導き、マイクロ波放射範囲を患部21に合わせ
る。
【0039】ガイドワイヤーを引き抜き、本体8を駆動
し、アンテナ12からマイクロ波電流を放射して患部2
1を加温する。同時に、冷却チューブ34を介して隙間
37に流体を供給し、加温し過ぎないよう生体を冷却す
る。
【0040】加温が終了した後、アプリケータ31のチ
ャンネルチューブ33にガイドワイヤーを挿入し、アプ
リケータ31のみ引き抜く。ガイドワイヤーに内視鏡1
の鉗子口4を通し、患部21の近傍の治療状態を観察す
ることができる。このように、隙間37に流体を供給
し、生体を冷却できるので、患部21を必要以上に加温
することがなく、安全に治療でき、治療効果が向上す
る。
【0041】また、チャンネルチューブ33を設けたこ
とにより、アプリケータ31の挿入・引き抜きが容易と
なり、患者の苦痛が軽減される。さらに、チャンネルチ
ューブ33により、ガイドワイヤーを留置できるので、
治療後直ちに内視鏡1で患部21を観察でき、治療効果
の確認や異常時の対応を素早くできる。また、ガイドワ
イヤーにより、必要に応じてドレナージチューブ等を簡
単に挿入・留置できるという効果もある。
【0042】図10は、温熱治療装置本体の内部回路の
ブロック図である。アプリケータ101には、熱電対1
02とインピーダンス検出部103とマイクロ波アンテ
ナ104が組み込まれている。熱電対102は測温部1
05から温度制御部106に入力される。インピーダン
ス検出部103の出力信号はインピーダンス測定部10
7、プローブ認識部108から温度制御部106に入力
される。
【0043】マイクロ波は発振器109から供給され、
発振器制御部110により制御される。温度制御部10
6には入力部111と目標温度設定部112からの信号
が入力される。121はコネクタ等の端子である。
【0044】図11は、プローブ認識部108の内部構
成を示す。演算部113と比較部114と目標温度判断
部115とパラメータ入力部116とプローブ径設定部
117からなる。
【0045】図12は、アプリケータ101の先端部を
示し、図13はアプリケータ101の横断面図である。
アプリケータ101は、シースA118とシースB11
9とシースC120の三重構造になっている。熱電対1
02とインピーダンス検出部103はシースB119と
シースC120の間に入っている。
【0046】図14は、コネクタ部121の横断面図で
ある。中心にマイクロ波伝送ケーブル104Tと絶縁部
122と熱電対端子102Tとインピーダンス検出用端
子103Tからなる。このコネクタ部121は、ねじ込
み方式、差し込み方式等により、各種端子が本体の端子
と接続される。絶縁部122は、マイクロ波のノイズの
影響を他の端子から保護するために設けられている。
【0047】インピーダンス検出部103は、図12お
よび図13に示すようにアプリケータ101の直径方向
で反対側に2つの電極が位置している。この間のインピ
ーダンスをインピーダンス測定部107で検出する。こ
の電極はシースB119とシースC120の間にあり、
この間は導電率の分かっている導電体で満たされてい
る。図15に示すように、この導電体の単位長さ当たり
に抵抗値をR0 とし、2つの電極の周方向の長さ(半
周)をL、アプリケータの半径rとすると、 L=πr、L=R/R0 の2式が成り立つ。この2式より、半径:r=(1/π
0 )・Rとなる。1/πR0 は既知定数であるのでR
を測定すれば、半径rが求まる。
【0048】1/πR0 は、パラメータ入力部116で
入力しておき、インピーダンス測定部107で測定した
Rとを演算部113で掛け合わせて、半径rの値を出力
する。アプリケータの太さが20Frと12Frのもの
があったとする。プローブ径設定部117にその中間の
値、16Frつまりr=2.5を入力しておくと、比較
部114によって、どちらの径のプローブなのか判断で
きる。
【0049】また逆に、20F、12Frの半径rをプ
ローブ径設定部117に入力しておき、比較部114で
どのプローブなのか判断することも可能である。20F
rのアプリケータが冷却できるタイプ、12Frができ
ないタイプとすると、目標温度の設定に差がでてくる。
つまり、目標温度はアプリケータの表面の熱電対102
であるため、冷却タイプでは、冷却しない場合より目標
温度を低く設定する必要がある。
【0050】例えば、冷却しないタイプでは、目標温度
がそのまま最高温度になるので、43℃に加温したい場
合は、43℃に設定すればよい。冷却タイプでは、目標
温度を39℃に設定すると最高温度(内部)42〜43
℃になる。これを目標温度43℃に設定すると最高温度
が50℃程度まで上昇する。更に、加温中、目標温度の
設定が変化する事故があった場合にも、その検知ができ
ることになる。
【0051】目標温度判断部115では、比較部114
の出力(アプリケータの種類)に相当した目標温度の推
奨設定値を設定しておき、目標温度設定部112の設定
値がその範囲にあるか判断する。その範囲を越えている
場合、温度制御部106に信号を送り、警報部123で
表示・ブザーの告知を行う。発振器制御部110を介し
て、マイクロ波の出力を止めることも可能である。冷却
水はシーズA118とシースB119との間からシース
A118の内側に流れ、シースB119とシース120
の間が流れない。なお、インピーダンス検出部103の
位置は、アプリケータ101の先端付近である必要はな
い。コネクタ近くの手元部でも何等問題はない。
【0052】このように、アプリケータの種類を自動的
に判断できる。さらに、目標温度の設定間違いや、設定
値の変化とう不慮の事故に対しても検出し、警報・停止
等を行うなど、安全性が向上する。
【0053】図16図〜図18は、図10に示すインピ
ーダンス検出部107を、インピーダンス検出部A12
3とインピーダンス検出部B124、R演算部125か
ら構成したものである。
【0054】図17は、インピーダンス測定を2点行う
ようにしたものである。つまり、絶縁部126と127
を界に長さL1 、抵抗値R1 の部分と長さL2 、抵抗値
2に分かれており、抵抗値R1 はインピーダンス検出
部A123で抵抗値R2 はインピーダンス検出部B12
4で検出する。原理は、第4実施例と同じ。抵抗値R1
から求めたアプリケータの半径をr1 、抵抗値R2 から
求めたものをr2 とすると、 r1 =(1/πR0 )・R1 、r2 =(1/πR0 )・R2 となる。本来、同じアプリケータであるので、r1 =r
2 となるはずである。
【0055】R1 ≠R2 の場合、R演算部125でR=
(R1 +R2 )/2の演算を行いプローブ認識部108
に入力され以下、第4実施例と同様の処理を行い、安全
性を向上させる。アプリケータの半径rをより正確に求
めることで、アプリケータの種類を的確に判断できるよ
うになり、安全性を更に向上する。
【0056】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれば、
加温手段であるアンテナと、温度センサと、温度センサ
に接続される信号線からなり、信号線部を被覆するとと
もに、さらにアンテナ及び温度センサ部を被覆して二重
の被覆構造になっているため、湾曲操作に伴い信号線が
断線することを防止することができる。従って、患者に
機械的、電気的損傷を与えることがなく、安全性が高い
とともに、アンテナの可撓性方向を規制する長尺なチュ
ーブ状の規制手段により、内視鏡挿入時に曲がりにくい
方向ができ 信号線の断線を防止できるという効果があ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1の実施例に係わる温熱治療用ア
プリケータの先端部を示す縦断側面図。
【図2】図1のA−A線に沿う断面図。
【図3】同実施例の温熱治療用アプリケータの先端部を
示す側面図。
【図4】同実施例の温熱治療用アプリケータの先端部の
内視鏡像を示す説明図。
【図5】同実施例の温熱治療用アプリケータの全体構成
を示す概略的構成図。
【図6】この発明の第2の実施例に係わる温熱治療用ア
プリケータの先端部を示す縦断側面図。
【図7】図6のB−B線に沿う断面図。
【図8】この発明の第3の実施例に係わる温熱治療用ア
プリケータの先端部を示す縦断側面図。
【図9】図8のC−C線に沿う断面図。
【図10】温熱治療装置本体の内部回路のブロック図。
【図11】同温熱治療装置本体のプローブ認識部のブロ
ック図。
【図12】温熱治療用アプリケータの先端部を示す縦断
側面図。
【図13】図12のD−D線に沿う断面図。
【図14】コネクタ部の断面図。
【図15】インピーダンス測定の説明図。
【図16】温熱治療装置本体の内部回路のブロック図。
【図17】温熱治療用アプリケータの先端部を示す横断
面図。
【図18】コネクタ部の断面図。
【符号の説明】
5…アプリケータ、12…アンテナ(加温部)、13…
熱電対(温度検出部)、14…信号線。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A61F 7/00 300 A61F 7/12 A61N 1/06 A61N 1/40 A61N 5/02

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 長尺で柔軟性があり目的部位を加温する
    加温手段と、 前記加温手段を挿通して被覆する長尺な被覆手段と、 挿通路が形成されるとともに前記被覆手段に挿通された
    前記加温手段の可撓性方向を規制する長尺なチューブ状
    の規制手段と 前記規制手段の挿通路に挿通され前記加温手段により加
    温される付近の温度を検出する温度検出手段と 前記規制手段の挿通路に挿通された前記温度検出手段に
    接続され 前記温度検出手段からの温度検出信号を伝達す
    る温度検出信号伝達手段とからなる、 温熱治療用アプリケータ。
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