JP3344054B2 - 非水電解液二次電池 - Google Patents

非水電解液二次電池

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JP3344054B2
JP3344054B2 JP35538093A JP35538093A JP3344054B2 JP 3344054 B2 JP3344054 B2 JP 3344054B2 JP 35538093 A JP35538093 A JP 35538093A JP 35538093 A JP35538093 A JP 35538093A JP 3344054 B2 JP3344054 B2 JP 3344054B2
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    • H01M10/42Methods or arrangements for servicing or maintenance of secondary cells or secondary half-cells
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P70/00Climate change mitigation technologies in the production process for final industrial or consumer products
    • Y02P70/50Manufacturing or production processes characterised by the final manufactured product

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、非水電解液二次電池に
関し、特にその形状及びサイズの改善に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】近年の電子技術のめざましい進歩は、電
子機器の小型・軽量化を次々と実現させている。それに
伴い、移動用電源としての電池に対しても益々小型・軽
量且つ高エネルギー密度であることが求められるように
なっている。
【0003】従来、一般用途の二次電池としては、鉛電
池、ニッケル・カドミウム電池等の水溶液系二次電池が
主流である。しかし、これらの水溶液系二次電池は、サ
イクル特性には優れるものの、電池重量やエネルギー密
度の点で十分に満足できるものとは言えない。
【0004】そこで、最近、リチウムやリチウム合金さ
らには炭素材料のようなリチウムイオンをドープ且つ脱
ドープが可能な物質を負極として使用し、また、正極に
リチウムコバルト複合酸化物等のリチウム複合酸化物を
使用する非水電解液二次電池の研究・開発が盛んに行わ
れている。この電池は、電池電圧が高く、高エネルギー
密度を有し、サイクル特性に優れた電池である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述のリチ
ウムイオンを用いた非水電解液二次電池においては、そ
の電極は、負極集電体に負極活性物質を塗布してなる負
極と、正極集電体に正極活性物質を塗布してなる正極と
により構成され、これらの電極がセパレータを介して巻
回あるいは複数組重ね合わされて積層電極体が構成され
る。このとき、電池容器内におけるこの積層電極体の型
くずれを防止するために、テープを用いてこの積層電極
体を巻回して保持し、テープ止めした状態で上記積層電
極体を上記電池容器に挿入して収容する。
【0006】また、上記非水電解液二次電池では、電池
内において正負電極の短絡等により生じる過放電や、そ
の他の何らかの原因により過電圧、過電流等の異常が発
生した際に電池内における電気的接続を遮断するための
制御回路部が設けられている。従来の非水電解液二次電
池おいては、この制御回路部が、正負電極等の発電要素
が収容されている上記電池容器とともにこの電池容器と
は別の容器に収容され、更にこれらの容器が大型の電池
ケースに収容されて構成されている。
【0007】しかしながら、このように発電要素が収容
された電池容器と上記制御回路部が収容された付属容器
とを大型の電池ケースに収容する場合では、必然的に電
池全体としての体積が増大してコスト高となるととも
に、単位体積当りの電池エネルギーが著しく低下するこ
とになる。
【0008】また、リチウムイオンを用いた非水電解液
二次電池は、平均電圧が3.6Vと比較的高い値である
ことから、今後の動向として普及する可能性の高い平均
電圧3V系のICに対して単電池としての対応が期待さ
れてはいるが、現在のところそのサイズが上述のように
大きなものであるために、IC用の単電池として用いる
ことは非常に困難であるというのが現状である。
【0009】本発明は、上述の課題に鑑みてなされたも
のであり、その目的とするところは、最小のサイズに
て、電池の過放電や過充電、過電流等を抑える制御回路
部を有する非水電解液二次電池を実現し、しかも歩溜り
を向上させて製造コストの低減を図ることを可能とする
非水電解液二次電池を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、発電要素と、
この発電要素を収容する電池容器と、電池電流及び電圧
を制御する制御回路部と、この制御回路部を収容する付
属容器とを備え、前記付属容器を前記電池容器の外壁の
一部に固着接合し、この付属容器内にて電池電極端子と
上記制御回路部とを電気的に接続して構成する。
【0011】この場合、電池容器及び付属容器の各接合
面の断面形状を略々同一形状に形成し構成する。
【0012】また、本発明は、リチウムイオンをドープ
且つ脱ドープが可能な物質を負極とし、リチウム複合酸
化物を正極とするリチウムイオン二次電池であることを
特徴とする。
【0013】
【作用】本発明に係る非水電解液二次電池においては、
電池電流及び電圧を制御する制御回路部を収容する付属
容器が電池容器の外壁の一部に固着接合され、この付属
容器内で電極端子と上記制御回路部とが電気的に接続さ
れているので、発電要素とその制御回路とが別個の容器
に収容される構成を有する電池として最小サイズで構成
されることとなる。しかも電池作製時において、電池容
器と制御回路部とを固着接合する作業及び電気的に接続
する作業は非常に容易且つ確実に行うことができるの
で、製品の信頼性は極めて高いものとなる。
【0014】この場合、電池容器及び付属容器の各接合
面の断面形状が略々同一形状のものとして構成されてい
るので、電池全体としての形状が非常に簡素なものとな
り、電池の小型化がさらに促進されることになる。
【0015】また、本発明においては、リチウムイオン
をドープ且つ脱ドープが可能な物質を負極とし、リチウ
ム複合酸化物を正極とするリチウムイオン二次電池とし
て構成されているので、電池電圧が増大し、高エネルギ
ー密度化が達成されてサイクル特性が向上する。
【0016】
【実施例】以下、本発明に係る非水電解液二次電池の具
体的な実施例を図面を参照しながら説明する。
【0017】上記実施例に係る非水電解液二次電池は、
図1に示すように、発電要素である電極積層体1と、電
池上蓋部2、電極積層体1を収容する電池容器3、制御
回路部31、及びこの制御回路部31を収容する付属容
器41とにより構成されている。
【0018】電極積層体1は、リチウムのドープ・脱ド
ープが可能な炭素材料(例えばKHカーボン)よりなる
負極と、リチウムと遷移金属の複合酸化物であるLiC
oO2 よりなる正極とで構成される電極部が、セパレー
タを介して複数組配置され、その上面及び下面でステン
レス板と銅板とで挟持され、さらに膨潤テープで固定さ
れて構成されている。ここで、電極積層体1の上面では
この電極積層体1の全正極の端部が接合されて集電され
た集電部21がカソードサブリード22と接合され、電
極積層体1の下面ではこの電極積層体1の全負極の端部
が接合されて集電された集電部23が上記銅板と接合さ
れている。
【0019】電池上蓋部2は、上記集電部21と一端面
を接触されて配設された絶縁プレート24aと、上記カ
ソードサブリード22及び集電部21の上部に配設され
た絶縁プレート24b、この絶縁プレート24bと並列
してキャッププレート27にガスケット28により固定
されている正極サブ端子25、絶縁プレート24bの上
面部に形成され電池使用中に電池内の圧力が上昇して所
定の許容範囲を越えたときに開裂する開裂部26aを有
する安全弁26、及び電解質を非水溶媒に溶解してなる
非水電解液が注入されて鋼球により閉塞された開口部
(図示は省略する。)とにより構成されている。この電
池上蓋部2は、絶縁プレート24bに固定され上記開裂
部26aと一体形成されているキャッププレート27の
端部27aにおいて上記電池容器3と固定されている。
【0020】ここで、カソードサブリード22は、カソ
ードリード21を介して正極サブ端子25と電気的に接
続され、この正極サブ端子25が上記制御回路部31の
正極端子32aと接続されて電気的に導通している。
【0021】電池容器3は、略々矩形形状の薄い筐体形
状をなし、その内部に電極積層体1が電解質を非水溶媒
に溶解してなる非水電解液に浸漬されて配されている。
この電池容器3は、その上部にて上述のように電池上蓋
部2のキャッププレート27の端部27aにおいてこの
電池上蓋部2と固定され、さらに、その下部にて絶縁プ
レート24cを介して固定された上記アノードリード2
3と上記銅板を介して溶接されて電気的に導通されてい
る。
【0022】制御回路部31は、図2及び図3に示すよ
うに、多層プリント基板37上に、正極端子32a,3
2b及び負極端子33a,33bと、正極端子32aと
負極端子33a間の電圧値を検出する電圧検出器34、
FET(電界効果トランジスタ)35、及び電圧制御を
行うコントロールIC36とがマウントされて構成され
ている。上記正極端子32aはリード線38aにより正
極サブ端子25と電気的に接続され、上記正極端子32
bはリード線38bにより後述の電池正極端子42と、
負極端子33a及び33bはリード線38c及び38d
により上記付属容器41と接続されている。
【0023】ここで、制御回路部31においては、上記
正極端子32aと負極端子33a間の電圧値が電圧検出
器34にて検出される。このとき、この電圧値が所定範
囲を越えた過電圧値であるかまたは所定範囲より低下し
た過放電電圧値であるとコントロールIC36で判断さ
れると、このコントロールIC36からの指示を受けて
FET35により電池電流が遮断される。
【0024】また、FET35を流れる電流は、このF
ET35の導体抵抗により電圧値として変換され、この
電圧値がコントロールIC36に入力される。このと
き、この電圧についてその値が所定範囲を越えたもので
あるとコントロールIC36において判断されると、F
ET35を流れる電流は電池内で生じた過電流であると
されて、コントロールIC36からの指示を受けてFE
T35により電池電流が遮断される。
【0025】付属容器41は、下方側が開放された筐体
形状に形成された金属製の外筺部43と、この外筺部4
3の上面部にガスケット43で固定されている電池正極
端子42とにより構成されている。この付属容器41内
には、上記図3に示すように、上記制御回路部31が収
容されており、電池正極端子42はリード線38bによ
り上記正極端子32bと電気的に接続され、さらにこの
付属容器41と負極端子33a及び33bとがリード線
38c及び38dにより接続されている。
【0026】そして、上記電池容器3と上記付属容器4
1とが、各々の接合面3a及び41aにおいてレーザ溶
接にて接合され固定されている。このとき、上記各接合
面3a及び41aの断面形状は同一形状とされている。
すなわち、上記実施例に係る非水電解液二次電池は、そ
の電池容器3の横断面と同一の横断面形状を有する付属
容器41とが接合固定されてなるものであり、その外観
形状が電池容器3のみのそれとほぼ同様なものとされて
いるため、非常に簡易且つコンパクトな形状として電池
容器3と付属容器41とが一体化された電池となされて
いる。
【0027】ここで、上記実施例に係る非水電解液二次
電池の製造方法の一例について説明する。先ず電極積層
体1については、図4に示すように、その負極51を、
銅を材料として薄い矩形形状に形成され、その一端部に
形成された端部51aを除いて活物質であるリチウムの
ドープ・脱ドープが可能な炭素材料のKHカーボンが両
面に塗布して形成する。そして、図5に示すように、正
極52を、アルミニウムを材料として薄い矩形形状に形
成され、その一端部に形成された端部52aを除いて活
物質であるリチウムと遷移金属の複合酸化物であるLi
CoO2 が両面に塗布して形成する。この正極52を、
図6に示すように、ポリエチレンまたはポリプロピレン
を材料として同様に薄い矩形形状を有するセパレータの
袋53に封袋する。
【0028】そして、図7及び図8に示すように、上記
負極51と重ね合わせ、その上部及び下部にステンレス
板54及び銅板55を配して2箇所でテープ56でテー
プ止めした後、上記非水電解液に浸漬することで膨潤す
る膨潤テープ57にて固定する。上記ステンレス板54
はその一端部に、銅板55は両端部に各々電池容器3と
の接合部54a,55a及び55bを有している。
【0029】そして、図9及び図10に示すように、負
極51の端部51aを集めて抵抗溶接により接合して集
電部23とし、同様に正極52の端部52aを集めて超
音波溶接により集電部21として、集電部21は略々矩
形形状に形成されたカソードサブリード22と、集電部
23は上記銅板55と接合して集電する。その後、図1
1及び図12に示すように、接合され一体化された集電
部23及びカソードサブリード22と、集電部21及び
銅板55の集電部21と接合された部分とに所要の折込
を加えて、上記電極積層体1が完成する。
【0030】次に、図13に示すように、この電極積層
体1を、金属(例えば鉄)を材料として略々矩形形状の
薄い筐体形状に形成された電池容器3内に挿入し、上記
接合部54a,55a及び55bにてステンレス板54
及び銅板55をこの電池容器3に抵抗溶接して固定して
集電部21と一端面を接触されて絶縁プレート24aを
挿入する。
【0031】そして、絶縁プレート24bや、正極サブ
端子25、安全弁26、及びキャッププレート27が配
された電池上蓋部2を別工程により作製し、図14に示
すように、カソードサブリード22と正極サブ端子25
とをレーザ溶接により接合固定して電気的に導通状態と
した後、図15に示すように、絶縁プレート24bに固
定され上記開裂部26aと一体形成されているキャップ
プレート27をその端部27aにおいて電池容器3とレ
ーザ溶接により接合固定して電池上蓋部2と電池容器3
とを固定する。
【0032】その後、この電池上蓋部2に形成されてい
る開口部(図示は省略する。)から非水溶媒に電解質を
溶解してなる非水電解液を注ぎ込み、鋼球により閉塞す
る。
【0033】次いで、上記図3に示すように、多層プリ
ント基板37上に、正極端子32a,32b及び負極端
子33a,33bと、電圧検出器34、FET35、コ
ントロールIC36とをマウントして制御回路部31を
作製し、上記正極端子32aと上記正極サブ端子25と
をリード線38aにより接続する。
【0034】その後、下方側が開放された筐体形状に形
成された金属製の外筺部43と、この外筺部43の上面
部にガスケット43で固定されている電池正極端子42
とで構成される付属容器41を別工程により作製し、上
記電池容器3と上記付属容器41とを、各々の接合面3
a及び41aにおいてレーザ溶接にて接合し固定するこ
とで、上記非水電解液二次電池が完成する。
【0035】なお、この非水電解液二次電池を、その上
部及び下部を除き、シュリンクチューブ等を用いて被覆
してもよい。
【0036】本実施例に係る非水電解液二次電池におい
ては、電池電流及び電圧を制御する制御回路部31を収
容する付属容器41がその接合面41aにて電池容器3
の外壁の一部である接合面3aに固着接合され、この付
属容器41内で発電要素である電極積層体1の正負極と
上記制御回路部31とが電気的に接続されているので、
電極積層体とその制御回路とが別個の容器に収容される
構成を有する電池として最小サイズで構成されることと
なる。しかも電池作製時において、電池容器3と制御回
路部31とを固着接合する作業及び電気的に接続する作
業は非常に容易且つ確実に行うことができるので、製品
の信頼性は極めて高いものとなる。
【0037】この場合、電池容器3及び付属容器41の
各接合面3a及び41aの断面形状が略々同一形状のも
のとして構成されているので、電池全体としての形状が
非常に簡素なものとなり、電池の小型化がさらに促進さ
れることになる。
【0038】また、本実施例においては、リチウムイオ
ンをドープ且つ脱ドープが可能な物質を負極51とし、
リチウム複合酸化物を正極52とするリチウムイオン二
次電池として構成されているので、電池電圧が増大し、
高エネルギー密度化が達成されてサイクル特性が向上す
る。
【0039】このように、上記実施例においては、最小
のサイズで、電池の過放電や過充電、過電流等を抑える
制御回路部31を有する非水電解液二次電池が実現さ
れ、しかも歩溜りを向上させて製造コストの低減を図る
ことが可能となる。
【0040】次に、本実施例に係る非水電解液二次電池
の変形例について説明する。なお、上記実施例に示した
部材と対応するものについては同符号を記す。
【0041】この変形例に係る非水電解液二次電池は、
上記実施例のそれとほぼ同様の構成を有するが、制御回
路部及びこの制御回路部を収容する付属容器の形状が異
なる点で相違する。
【0042】この非水電解液二次電池は、図16に示す
ように、発電要素である電極積層体1が収容されている
電池容器81の上面部から一側面部に架けて、制御回路
部61が収容されている付属容器71が接合固定されて
構成されている。
【0043】すなわち、制御回路部61において、上記
実施例と同様の部材(コントロールIC等)がマウント
された多層プリント基板62が、その一端部及び屈曲部
にて平板形状及び平板L字形状のタブ64a及び64b
により絶縁テープ63を介して上記電池容器81の上面
部から一側面部に架けて接合固定されている。
【0044】そして、付属容器71は、略々L字形状の
薄肉筐体形状に形成され、その内側L字形状の面が開放
されている外筺部72と、この外筺部72の上面部にガ
スケット74により固定されている電池正極端子73と
により構成されている。この電池正極端子73はフラッ
トケーブル75を通じて多層プリント基板62の略々中
央部に設けられている正極端子65aと電気的に接続さ
れ、さらに、略々L字形状のフラットケーブル76がそ
の一端部76aにて多層プリント基板62の一端部に設
けられている正極端子65bと、その他端部76bにて
電池容器81の一側面部に設けられている正極サブ端子
82と接続されている。また外筺部72の内側には、上
記実施例と同様に、制御回路部61の負極端子がリード
線(どちらも図示は省略する。)により電気的に接続さ
れている。
【0045】このとき、この変形例においても、上記実
施例と同様に、電池容器81及び付属容器71の各接合
面の断面形状は同一形状とされている。
【0046】上記変形例に係る非水電解液二次電池にお
いては、上記実施例と同様に、電池電流及び電圧を制御
する制御回路部61を収容する付属容器71がその接合
面にて電池容器81の外壁の一部である接合面に固着接
合され、この付属容器61内で発電要素である電極積層
体1の正負極と上記制御回路部31とが電気的に接続さ
れているので、電極積層体とその制御回路とが別個の容
器に収容される構成を有する電池として最小サイズで構
成されることとなる。しかも電池作製時において、電池
容器81と制御回路部61とを固着接合する作業及び電
気的に接続する作業は非常に容易且つ確実に行うことが
できるので、製品の信頼性は極めて高いものとなる。
【0047】この場合、電池容器81及び付属容器71
の各接合面の断面形状が略々同一形状のものとして構成
されているので、電池全体としての形状が非常に簡素な
ものとなり、電池の小型化がさらに促進されることにな
る。
【0048】また、上記変形例においては、リチウムイ
オンをドープ且つ脱ドープが可能な物質を負極51と
し、リチウム複合酸化物を正極52とするリチウムイオ
ン二次電池として構成されているので、電池電圧が増大
し、高エネルギー密度化が達成されてサイクル特性が向
上する。
【0049】このように、上記変形例においては、上記
実施例と同様に、最小のサイズで、電池の過放電や過充
電、過電流等を抑える制御回路部61を有する非水電解
液二次電池が実現され、しかも歩溜りを向上させて製造
コストの低減を図ることが可能となる。
【0050】なお、本発明は、上記実施例及びその変形
例に限定されるものではなく、例えば、電池容器内に複
数の電極積層体を有する非水電解液二次電池に適用する
ことも可能である。
【0051】
【発明の効果】本発明に係る非水電解液二次電池によれ
ば、発電要素と、この発電要素を収容する電池容器と、
電池電流及び電圧を制御する制御回路部と、この制御回
路部を収容する付属容器とを備え、前記付属容器を前記
電池容器の外壁の一部に固着接合し、この付属容器内で
電池電極端子と上記制御回路部とを電気的に接続して構
成したので、最小のサイズにて、電池の過放電や過充
電、過電流等を抑える制御回路部を有する非水電解液二
次電池が実現され、しかも歩溜りを向上させて製造コス
トの低減を図ることが可能なる。
【0052】また、本発明によれば、電池容器及び付属
容器の各接合面の断面形状を略々同一形状に形成し構成
したので、電池形状が非常に簡易なものとなり、最小の
サイズにて、電池の過放電や過充電、過電流等を抑える
制御回路部を有する非水電解液二次電池が実現され、し
かも歩溜りを向上させて製造コストの低減を図ることが
可能なる。
【0053】またさらに、リチウムイオンをドープ且つ
脱ドープが可能な物質を負極とし、リチウム複合酸化物
を正極とするリチウムイオン二次電池として構成したの
で、電池電圧の増大や、高エネルギー密度化の達成、及
びサイクル特性の向上等の実現が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係る非水電解液二次電池を一
部破断して示す正面図である。
【図2】本実施例に係る非水電解液二次電池の制御回路
部を模式的に示すブロック図である。
【図3】本実施例に係る非水電解液二次電池の付属容器
及びこの付属容器内の制御回路部を模式的に示す要部断
面図である。
【図4】本実施例に係る非水電解液二次電池の発電要素
である電極積層体を構成する1枚の負極を模式的に示す
平面図である。
【図5】本実施例に係る非水電解液二次電池の発電要素
である電極積層体を構成する1枚の正極を模式的に示す
平面図である。
【図6】本実施例に係る非水電解液二次電池の発電要素
である電極積層体を構成する1枚の正極がセパレータの
袋に封袋された様子を模式的に示す平面図である。
【図7】複数の正極及び負極が金属板とともに重ね合わ
された様子を模式的に示す平面図である。
【図8】複数の正極及び負極が金属板とともに重ね合わ
された様子を模式的に示す一部破断された側面図であ
る。
【図9】複数の正極及び負極が金属板とともに重ね合わ
され、その両端部の所定の加工施された様子を模式的に
示す平面図である。
【図10】複数の正極及び負極が金属板とともに重ね合
わされ、その両端部の所定の加工が施された様子を模式
的に示す一部破断された側面図である。
【図11】複数の正極及び負極が金属板とともに重ね合
わされ、その両端部が折曲げられた様子を模式的に示す
平面図である。
【図12】複数の正極及び負極が金属板とともに重ね合
わされ、その両端部が折曲げられた様子を模式的に示す
一部破断された側面図である。
【図13】電極積層体が電池容器内に挿入され固定され
た様子を模式的に示す断面図である。
【図14】電極積層体と電池上蓋部の正極サブ端子とが
電気的に接続された様子を模式的に示す断面図である。
【図15】電極積層体と電池上蓋部とが接続固定された
様子を模式的に示す断面図である。
【図16】本発明の実施例に係る非水電解液二次電池変
形例を一部破断して示す正面図である。
【符号の説明】
1 ・・・積層電極体 2 ・・・電池上蓋部 3,81 ・・・電池容器 31,61・・・制御回路部 41,71・・・付属容器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01M 10/40 H01M 2/34 H01M 2/10 H01M 10/48

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 発電要素と、この発電要素を収容する電
    池容器と、電池電流及び電圧を制御する制御回路部と、
    この制御回路部を収容する付属容器とを備え、 前記付属容器が前記電池容器の外壁の一部に固着接合さ
    れ、この付属容器内にて電池電極端子と上記制御回路部
    とが電気的に接続されてなることを特徴とする非水電解
    液二次電池。
  2. 【請求項2】 電池容器及び付属容器の各接合面の断面
    形状が略々同一形状であることを特徴とする請求項1記
    載の非水電解液二次電池。
  3. 【請求項3】 リチウムイオンをドープ且つ脱ドープが
    可能な物質を負極とし、リチウム複合酸化物を正極とす
    るリチウムイオン二次電池であることを特徴とする請求
    項1又は2記載の非水電解液二次電池。
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