JP3343681B2 - 構造用スリット装置 - Google Patents
構造用スリット装置Info
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Description
造物の柱際の壁に設置するスリット装置に関する。
に、発泡合成樹脂により適宜大きさの矩形板状に形成し
たボードと、そのボードの両側面に設けた目地材と、ボ
ードの片側に当接する当て板、及び、その当て板を支
持、固定する支持腕により構成されている。その取り付
け方法は、型枠工事の際、まず、目地材を外壁型枠の内
側に釘止めにより固定し、その目地材に、予め、当て板
を取り付けたスリットの一側辺を装着する。次に、壁型
枠の適宜位置に固定させたセパレータに、一対の支持腕
の一方を掛止させると共に、他方には当て板を掛止させ
ることにより支持、固定する。さらに、スリットの他側
辺に取付ける目地材を内側に釘止めした内壁型枠を、そ
れらスリット材と目地材が装着できるようにして建て込
んだ後、コンクリートを柱側から打設し、次に壁側に打
設していた。また、特開平08−93266号に示すよ
うに、発泡合成樹脂製ボードに補強層を設けて、ボード
自体を強化すると共に、そのボードの両側に取付け可能
な、壁型枠に固定する目地材とにより、補強用の当て
板、それを支持する支持腕を使用としないスリット装置
も開示されている。
コンクリート打設時にボードがその側圧に耐え得るよう
に、当て板や、それを支持する支持腕を補強材として使
用しなければならず、また、それらの取り付けの際に
は、支持腕を固定するセパレータの取り付け位置の考慮
などが必要となり、作業手間とコストが掛っていた。コ
ンクリートの打設においても、まず、補強方向となる柱
側から打設し、次に壁側を打設するという順序で作業を
行う必要があり、非常に手間であった。
板等の補強材は必要なくなり、コンクリートの打設手順
の手間もなくなるが、コンクリート表面の仕上げ方法に
よっては使用できない場合がある。スリットの設置方法
は、構造上の設計により、コンクリート壁を完全に欠損
する場合や、部分的に欠損させる場合がある。また、意
匠上の設計により、スリットを埋設する部分のコンクリ
ート表面の仕上げ、例えば、凹溝状、または、平坦の目
地を形成する場合、あるいは、壁の内側(部屋側)な
ど、目地を必要としない場合もある。上記発明のスリッ
トは、合成発泡樹脂製ボードを使用し、その表面に張力
に抗する補強層を、紙や合成発泡樹脂により設けている
ことで強化し、両側面に目地材を取付けることで、コン
クリートの側圧に耐え得る構造としているが、ボードが
合成発泡樹脂製のために、せん断方向に対する強度や打
ち込んだ釘の保持力が弱く、ボードを直接、型枠に釘止
めにより固定することができない。すなわち、コンクリ
ート表面に目地を必要としない場合では、ボードを型枠
に直接固定することができないので、使用できないなど
の問題が発生するのである。
題に鑑みなされたもので、その目的は、当て板など、コ
ンクリートの側圧に対する補強材を必要としないと共
に、コンクリート表面の仕上げ方法に限定されることな
く、様々な方法に対応できる、作業性のよいスリット装
置を提供することにある。
し、加熱処理してカール状にした廃磁気テ−プにバイン
ダーを加えた後、加圧成型した矩形板状ボードの少なく
とも一側面の長手方向に沿って、外側面を凹溝状、ある
いは、平坦状に形成した目地材を内側の長手方向に一体
に形成した装着部により嵌合して設けたスリット装置で
あり、並行する一方の型枠の内側に該目地材を釘止め
し、該ボードの一方を取付けて、他方から釘を打ち込ん
で貫通状態で固定したことを特徴とする。
し、加熱処理してカール状にした廃磁気テ−プにバイン
ダーを加えた後、加圧成型した矩形板状ボードを使用す
るので、当て板など、コンクリートの側圧に対する補強
材を必要としない。発泡合成樹脂製のボードと比較し
て、せん断方向に対する強度や打ち込んだ釘の保持力が
強いので、釘止めが可能になり、コンクリート表面の仕
上げ方法に限定されることなく、様々な方法に対応でき
るなど、上記従来の課題を解消することができる。
る。図1は、本発明の実施例を示す斜視図、図2は、本
発明の実施例を示す平面図である。1はボードであり、
ビデオテープ、カセットテープ等廃磁気テ−プを適当な
大きさに切断、あるいは、粉砕し、100℃を超え20
0℃以下で加熱処理してカール状に収縮させた後、これ
にバインダーを加え、加圧成型した後、適宜大きさの矩
形板状に切断する。ボードとしては、「EMパネル」
(商品名 フジ化成工業株式会社製)を使用することが
できる。この「EMパネル」は、従来の発泡合成樹脂製
のボードと比較して、圧縮強度、曲げ強度などに優れる
と共に、軽量であるが密度が高いので、せん断方向に対
する強度や打ち込んだ釘の保持力に優れる性質を持つも
のである。表1に「EMパネル」の物性を示す。
溝状の目地部3を形成すると共に、内側には、ボードの
厚さ方向に嵌合できる間隔で並設した突出片4、4から
なる装着部5であり、それぞれ長手方向に沿って、合成
樹脂により一体的に形成する。また、目地部3の表面に
は、コンクリート壁面の仕上げ用の吹き付け材が付着し
やすいように、連続する小さな凹凸を長手方向に沿って
一体的に形成する。
に形成したものであり、コンクリート表面の仕上げ方に
より、凹溝状の目地材と使い分けることができる。目地
部13の表面には、凹溝状の目地材と同様に凹凸を形成
している。
てもよい。上記に示した目地材を、コンクリート表面の
仕上げに応じて、適宜組み合わせて使用することができ
る。
る。図4は、発明の実施例の使用状態を示す工程説明図
である。外壁型枠Aの内側の所定に位置に、目地材2を
釘止めにより固定して、その目地材2の装着部5に、ボ
ード1の一側面を嵌合して取付ける。内壁型枠Bを建て
込んだ後、その外側から、型枠Bを介してボード1に釘
Cを打ち込んで固定して、設置作業が完了する。
造用スリット装置によれば、当て板など、コンクリート
の側圧に対する補強材を必要としないので、設置作業が
容易になり、作業性が向上する。ボードのせん断方向に
対する強度や打ち込んだ釘の保持力が強いので、釘止め
が可能になり、コンクリート表面の仕上げ方法に限定さ
れることなく、様々な設置方法に対応できるために、汎
用性に富み、経済的にも有利になるなど、実用上有効な
構造用スリット装置を得ることができる。
Claims (1)
- 【請求項1】 切断、あるいは、粉砕し、加熱処理して
カール状にした廃磁気テ−プにバインダーを加えた後、
加圧成型した矩形板状ボードの少なくとも一側面の長手
方向に沿って、外側面を凹溝状、あるいは、平坦状に形
成した目地材を内側の長手方向に一体に形成した装着部
により嵌合して設けたスリット装置であり、並行する一
方の型枠の内側に該目地材を釘止めし、該ボードの一方
を取付けて、他方から釘を打ち込んで貫通状態で固定し
たことを特徴とする構造用スリット装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19818799A JP3343681B2 (ja) | 1999-07-12 | 1999-07-12 | 構造用スリット装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19818799A JP3343681B2 (ja) | 1999-07-12 | 1999-07-12 | 構造用スリット装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001020519A JP2001020519A (ja) | 2001-01-23 |
JP3343681B2 true JP3343681B2 (ja) | 2002-11-11 |
Family
ID=16386931
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP19818799A Expired - Lifetime JP3343681B2 (ja) | 1999-07-12 | 1999-07-12 | 構造用スリット装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3343681B2 (ja) |
-
1999
- 1999-07-12 JP JP19818799A patent/JP3343681B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2001020519A (ja) | 2001-01-23 |
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Legal Events
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