JP3340693B2 - カバー、手帳カバー及び手帳 - Google Patents

カバー、手帳カバー及び手帳

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、本等の冊子類を覆
うカバー、手帳カバー及び手帳に関する。
【0002】
【従来の技術】本等の冊子類の表紙部を覆う従来のカバ
ーには、帯状の本体の左右の端部の何れか一方に、本の
表紙部を挿入する表紙挿入部を設け、他方の端部を本の
表紙部の裏側に折込む構成のものがある。この場合、前
記表紙挿入部は、表紙部を挿入する作用のみに着目して
構成されており、メモ類等を入れるポケットとしては、
構成されていない。
【0003】手帳には、手帳カバーと手帳本体が一体と
なって、切離すことができない旧来型のもの、手帳カバ
ーと手帳本体とが別体となっており、切離すことができ
る、いわゆるシステム手帳型のものがある。システム手
帳型には、手帳本体を着脱自在に取付けるバインダーを
手帳カバーに備えたもの、手帳カバーの裏面に手帳本体
の表紙部を挿入する左右の表紙挿入部を備えたものがあ
る。
【0004】これらの手帳及び手帳カバーには、ポケッ
トを設け、そのポケットにメモ類、チケット類、各種プ
リペイドカード類等(以下、まとめてメモ類という)を
収容できるようにしている構造のものが多い。例えば、
手帳カバーについて従来例を説明すると、図9に示した
ように、カバー100の背当101と平行にポケット口
102を設けたものがある。また、図10に示したよう
に、カバー100の裏面に傾斜状のポケット口103〜
105を設けたものがある。さらに、図11に示したよ
うに、カバー100の裏面の隅部に、舌状のポケット1
06を設けたものがある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、図9に示した
構造の手帳カバーでは、メモ類Mをポケットに入れる場
合や取出す場合には、ポケット口102をこじ開けるよ
うにしなければならない。また、メモ類Mがポケット内
に入り込んで、手帳を開いた段階ではメモ類Mを確認で
きない場合がある。ポケットが透明であっても、重ねて
メモ類Mを入れている場合には、同様の不具合がある。
また、図10に示した構造の手帳カバーでは、メモ類M
を確認できるものの、メモ類Mがポケット口103等か
らポケット内に抜落ちるおそれがある。さらに、図11
の構造の手帳カバーでは、メモ類Mがポケット106か
ら脱落し、メモ類Mを紛失するおそれがある。
【0006】そこで、本願発明は、簡単な構造により、
メモ類の出入れを容易に行うことができ、メモ類の抜落
ちを防ぐことができるカバー、手帳カバー及び手帳を提
供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、冊子類の表紙部を覆うカバーにおいて、少なくとも
左右の何れか一方の表紙部を挿入する表紙挿入部を裏面
に設けると共に、前記表紙挿入部の挿入口部が、カバー
の背当に近接する両端部から切欠かれ、所定の曲率によ
り円弧状になっており、その円弧の頂点が前記表紙挿入
部の略中央に位置し、且つ、その最大切欠幅を前記表紙
部幅の略2/3に形成したことを特徴とするカバー(請
求項1に記載の発明)とした。
【0008】ここで冊子類は、本、小切手帳、通帳等
ように、紙等を綴じたものをいう。この発明によれば、
表紙挿入部の挿入口部は、カバーの背当に近接する両端
部から切欠かれ、且つ、その最大切欠幅は、表紙部幅の
略2/3に形成されているので、挿入口部をこじあける
必要がなく、チケット類の出入れが容易である。また、
小さいチケット類は、表紙挿入部の側縁、下縁及び下端
部により、一方、大きいチケット類は、表紙挿入部の側
縁、上下縁及び上下端部により保持されているので、チ
ケット類の抜落ちを防ぐことができる。
【0009】上記目的を達成するため、手帳本体の表紙
部が挿入される左右の表紙挿入部を裏面に備えた手帳カ
バーにおいて、手帳カバーの背当側に向けて、それぞれ
設けられている前記表紙挿入部の挿入口部の少なくとも
いずれか一方は、前記背当に近接する両端部から切欠か
れ、所定の曲率により円弧状になっており、その円弧の
頂点が前記表紙挿入部の略中央に位置し、且つ、その最
大切欠幅は、手帳カバーの表紙部幅の略2/3に形成さ
れていることを特徴とする手帳カバー(請求項2に記載
の発明)とした。
【0010】この発明によれば、手帳カバーの表紙挿入
部が上記発明に係るカバーの表紙挿入部と同様な機能を
発揮できる手帳カバーとなっている。よって、上記発明
と同様な作用効果を奏する。
【0011】上記目的を達成するため、手帳本体の表紙
部が挿入される左右の表紙挿入部を裏面に備えると共
に、それらの表紙挿入部の外側に、それぞれポケットを
形成した手帳カバーにおいて、前記ポケットの口部は、
それぞれ手帳カバーの背当側に向けて設けられていると
共に、少なくとも何れか一方の口部は、前記背当に近接
する両端部から切欠かれ、所定の曲率により円弧状にな
っており、その円弧の頂点がポケットの略中央に位置
、且つ、その最大切欠幅は、手帳カバーの表紙部幅の
略2/3に形成されていることを特徴とする手帳カバー
(請求項3に記載の発明)とした。
【0012】この発明によれば、手帳カバーの表紙挿入
部の外側に設けられたポケットが、上記発明に係るカバ
ーの表紙挿入部と同様な機能を発揮できる手帳カバーと
なっている。よって、上記発明と同様な作用効果を奏す
る。
【0013】上記目的を達成するため、左右の少なくと
もいずれか一方の裏面に、ポケットを形成した手帳カバ
ーにおいて、前記ポケットの口部は、手帳カバーの背当
側に向けて設けられていると共に、その口部は、前記背
当に近接する両端部から切欠かれ、所定の曲率により円
弧状になっており、その円弧の頂点がポケットの略中央
に位置し、且つ、その最大切欠幅は、手帳カバーの表紙
部幅の略2/3に形成されていることを特徴とする手帳
カバー(請求項4に記載の発明)とした。
【0014】この発明は、カバーの背当てにバインダー
機構を取付けた手帳カバーに本願発明を適用したもの
で、この発明においても、ポケットが上記各発明のポケ
ット等と同様な作用効果を奏する。
【0015】上記目的を達成するため、表紙部の左右の
少なくともいずれか一方の裏面に、ポケットを形成した
手帳において、前記ポケットの口部は、表紙部の背当側
に向けて設けられていると共に、その口部は、前記背当
に近接する両端部から切欠かれ、所定の曲率により円弧
状になっており、その円弧の頂点がポケットの略中央に
位置し、且つ、その最大切欠幅は、表紙部幅の略2/3
に形成されていることを特徴とする手帳(請求項5に記
載の発明)とした。
【0016】この発明は、旧来型の手帳のポケットに本
願発明を適用したもので、この発明においても、上記各
発明のポケットと同様な作用効果を奏する。
【0017】
【発明の実施の形態】上記本願発明のカバーについて、
その実施形態(以下、第1実施形態という)を図1乃至
図3に基づいて説明する。図1は、第1実施形態に係る
カバーの正面図、図2は、同カバーに冊子類としての本
をセットした場合の斜視図、図3は、同カバーの変形例
である。なお、図1乃至図3及び以下に説明する各図に
おいて、共通する構成要素には同一の符号を付して、重
複する説明を省略する。
【0018】図1及び図2に示したように、カバー1
は、本2の左右の表紙部20L,20Rを覆うもので、
右表紙部20Rを挿入する表紙挿入部10Rを設けてい
る。そして、前記表紙挿入部10Rの挿入口部10a
を、カバーの背当13に近接する上下端部10b,10
cから、所定の曲率により切欠かき、且つ、その最大切
欠幅を前記右表紙部20Rの幅Wの略2/3に形成して
いる。
【0019】前記上端部10b及び下端部10cは、そ
れぞれ前記右表紙部20Rの幅Wの略5/6程度の位置
に設けられている。この位置は、本2等を確実にカバー
できるように、カバー1の背当13に近接する範囲で決
定される。
【0020】前記上端部10b及び下端部10cの各縁
部10d,10eは、表紙挿入部10Rによってポケッ
トを形成できるように定着されているが、各縁部10
d,10eを始端として起立する起立部10f,10g
は、定着されずに開放されている。これらの起立部10
f,10gの高さ幅は、その表紙挿入部10Rに収容す
るメモ類が脱落しないように、メモ類に当接する領域を
形成するもので、本2を閉じた場合は、無論のこと、開
いた場合でも、メモ類が、脱落し難くなっている。
【0021】前記起立部10f,10gの終端から始ま
る前記挿入口部10aの切欠きは、所定の曲率により円
弧状となっており、その円弧の頂点が、表紙挿入部10
Rの略中央で、且つ、前記右表紙部20Rの幅Wの略1
/3に位置している。
【0022】上記のように構成されたカバー1は、合成
皮革、合成樹脂、天然皮革の何れかの材料を用いて、或
いはこれらの材料を組合わせ、各材料に応じて、それぞ
れ縫製加工、熱融着加工、接着加工により接合する。こ
の場合、前記表紙挿入部10Rを透明体或いは半透明体
により構成してもよい。
【0023】以上のカバー1によれば、第1に、前記挿
入口部10aは、所定の曲率により切欠かれ、且つ、上
下端部10b、10cの各起立部10f、10gは、接
合されていないので、その口部10aを良く撓ませるこ
とができ、メモ類Mの出入れが容易となる。第2に、前
記挿入口部10aが良く撓むので、従来例に比べて、比
較的多くのメモ類Mを収容できる。第3に、前記挿入口
部10aが円弧状であるので、その口部10aに作用す
る引張力を口部10aの縁部分に分散させることがで
き、口部10aが毀損し難くなっている。第4に、収容
されたメモ類Mは、少なくとも下端部10cの起立部1
0g、表紙挿入部10Rの側縁10h及び下縁10eの
3点で押さえられるので、メモ類Mが、表紙挿入部10
Rから脱落し難いようになっている。第5に、前記口部
10aの最大切欠幅は、表紙部20R幅Wの略2/3で
あるから、メモ類Mの一部が露出され、本2等を開いた
時点で、メモ類Mを確認できる。第6に、メモ類Mを複
数枚重ねて収容しても、口部10aから露出しているメ
モ類Mは、表紙挿入部10Rに妨げられずに、撓ませる
ことができ、メモ類Mの確認は容易である。
【0024】なお、上記カバー1では、前記上端部10
b及び下端部10cは、それぞれ前記表紙部20Rの幅
Wの略5/6程度の位置に設けられているが、例えば、
前記上端部10b及び下端部10cを、より背当13に
略隣接させて設けてもよい。また、上端部10bを表紙
部20Rの幅Wの略5/6程度とし、下端部10cを背
当13に略隣接させて設けてもよいし、その逆でもよ
い。これによれば、本2等を確実にカバーする前記上端
部10b及び下端部10cの機能と、メモ類の出入れの
容易性との兼ね合いを図ることができる。
【0025】また、上記カバー1の前記起立部10f,
10gの高さ幅は、ほぼ同一となっているが、前記起立
部10fに対し起立部10gの高さ幅を、大きくとって
もよい。このように、起立部分10gの高さ幅を大きく
形成すれば、メモ類Mに接する面積を広くすることがで
きるので、小さなメモ類の抜落ちをより確実に防ぐこと
ができる。
【0026】また、前記口部10aを備えた表紙挿入部
を右側に設けたが、カバー1の左端に設けてもよいし、
左右両端に設けてもよい。
【0027】また、表紙挿入部10Rの挿入口部10a
を円弧状に形成したが、図3に示したように、略三角形
状の口部10iを形成してもよく、このカバー1Aは、
上記カバー1と同一の作用効果を奏する。
【0028】次に、図4及び図5に基づいて、本願発明
の手帳カバーの実施形態(以下、第2実施形態という)
に係る手帳カバー1Bを説明する。この手帳カバー1B
は、図5に示したような手帳本体2Aの表紙部20L,
20Rが挿入される左右の表紙挿入部10L,10Rを
裏面に備えている。そして、それぞれ背当13側に向け
られている前記表紙挿入部10L,10Rの各挿入口部
10aの最大切欠幅を、それぞれ左右の手帳カバーの表
紙部幅の略2/3に形成し、前記第1実施形態のカバー
1の挿入口部10aと略同一に構成している。
【0029】その他の構成も、第1実施形態のカバー
1,1Aと同一であるので、第2実施形態の手帳カバー
1Bは、第1実施形態のカバー1等と同様の作用効果を
奏する。
【0030】なお、この第2実施形態においては、左右
の表紙挿入部10L,10Rにそれぞれ、挿入口部10
aを設けているが、左右何れか一方の表紙挿入部にの
み、前記挿入口部10aを設けてもよい。
【0031】次に、図6に基づいて、本願発明の手帳カ
バーの別の実施形態(以下、第3実施形態という)を説
明する。この手帳カバー1Cは、左右の表紙挿入部10
L,10Rの外側に左右のポケット11L,11Rを形
成し、それらの口部11a,11aを前記挿入口部10
aと同様な構成にしている。また、第2実施形態の手帳
カバー1Bの表紙挿入部10L,10Rのそれぞれの上
端部10b、下端部10c、上縁部10d、下縁部10
e、起立部10f,10g及び側縁10hが、この第3
実施形態の手帳カバー1Cのポケット11L、11Rの
それぞれの上端部11b、下端部11c、上縁部11
d、下縁部11e、起立部11f、11g及び側縁11
hに対応している。よって、この第3実施形態において
も、第2実施形態の手帳カバー1Bと同一の作用効果を
奏する。なお、図6中の「10j」は、手帳本体2A用
の、表紙挿入部10L,10Rに設けられた挿入口部で
ある。
【0032】次に、図7に基づいて、バインダー方式の
手帳に、本願発明の構成を取入れた手帳カバーの実施形
態(以下、第4の実施形態という)を説明する。この手
帳カバー1Dでは、第2、第3実施形態のように表紙挿
入部を設ける必要はないので、手帳カバー1Dの裏面
に、直接左右のポケット11L、11Rを設け、それら
の各口部11a,11aを第3実施形態の手帳カバー1
Cの口部11a,11aと同様に形成している。また、
バインダー構成を除き、その他の構成は第3実施形態と
同様であるので、同実施形態と同一の作用効果を奏す
る。
【0033】次に、図8に基づいて、旧来型の手帳に本
願発明の構成を取入れた手帳の実施形態(以下、第5実
施形態という)を説明する。この手帳3は、合成樹脂製
の手帳カバー1Eに手帳本体2Aの表紙部20L、20
Rを接着剤で定着させている。そのカバー裏面に対し、
左右のポケット11L、11Rの上下縁11d、11e
及び側縁11hを接着剤等で接合すると共に、各口部1
1a,11aの最大切欠幅を、表紙部幅の略2/3に形
成して構成されている。その他の構成は、第3実施形態
と同様であるので、同一の作用効果を奏する。
【0034】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、表紙挿入部の
挿入口部は、カバーの背当に近接する両端部から切欠か
れ、所定の曲率により円弧状になっており、その円弧の
頂点が前記表紙挿入部の略中央に位置し、且つ、その最
大切欠幅は、表紙部幅の略2/3に形成されているの
で、挿入口部をこじあける必要がなく、チケット類の出
入れが容易である。また、小さいチケット類は、表紙挿
入部の側縁、下縁及び下端部により、一方、大きいチケ
ット類は、表紙挿入部の側縁、上下縁及び上下端部によ
り保持されているので、チケット類の抜落ちを防ぐこと
ができる。
【0035】請求項2に記載の発明によれば、手帳カバ
ーの表紙挿入部が上記発明に係るカバーの表紙挿入部と
同様な機能を発揮できる手帳カバーとなっている。よっ
て、上記発明と同様な作用効果を奏する。
【0036】請求項3に記載の発明によれば、手帳カバ
ーの表紙挿入部の外側に設けられたポケットが、上記発
明に係るカバーの表紙挿入部と同様な機能を発揮できる
手帳カバーとなっている。よって、上記発明と同様な作
用効果を奏する。
【0037】請求項4に記載の発明によれば、カバーの
背当てにバインダー機構を取付けた手帳カバーに本願発
明を適用したもので、この発明においても、ポケットが
上記発明のポケットと同様な作用効果を奏する。
【0038】請求項5に記載の発明によれば、旧来型の
手帳のポケットに本願発明を適用したもので、この発明
においても、上記各発明のポケットと同様な作用効果を
奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 第1実施形態に係るカバーの正面図、
【図2】 同斜視図、
【図3】 同変形例の正面図、
【図4】 第2実施形態に係る手帳カバーの斜視図、
【図5】 同カバーに用いられる手帳本体の斜視図、
【図6】 第3実施形態に係る手帳カバーの斜視図、
【図7】 第4実施形態に係る手帳カバーの斜視図、
【図8】 第5実施形態に係る手帳の斜視図、
【図9】 従来例の正面図、
【図10】 従来例の正面図、
【図11】 従来例の正面図。
【符号の説明】
1 カバー 1A 1B 1C 1D 1E 手帳カバー 10L,10R 左右表紙挿入部 10a 10i 挿入口部 10b 上端部 10c 下端部 10d 上縁部 10e 下縁部 10f 10g 起立部 10h 側縁 11L、11R 左右ポケット 11a 口部 11b 上端部 11c 下端部 11d 上縁部 11e 下縁部 11h 側縁 11f 11g 起立部 13 背当 2 本 2A 手帳本体 20L、20R 左右表紙部 3 手帳
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B42D 3/00 - 3/18 B42D 15/00 301 B42F 7/00

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 冊子類の表紙部を覆うカバーにおいて、 少なくとも左右の何れか一方の表紙部を挿入する表紙挿
    入部を裏面に設けると共に、 前記表紙挿入部の挿入口部が、カバーの背当に近接する
    両端部から切欠かれ、所定の曲率により円弧状になって
    おり、その円弧の頂点が表紙挿入部の略中央に位置し
    且つ、その最大切欠幅を前記表紙部幅の略2/3に形成
    したことを特徴とするカバー。
  2. 【請求項2】 手帳本体の表紙部が挿入される左右の表
    紙挿入部を裏面に備えた手帳カバーにおいて、 手帳カバーの背当側に向けて、それぞれ設けられている
    前記表紙挿入部の挿入口部の少なくともいずれか一方
    は、前記背当に近接する両端部から切欠かれ、所定の曲
    率により円弧状になっており、その円弧の頂点が表紙挿
    入部の略中央に位置し、且つ、その最大切欠幅は、手帳
    カバーの表紙部幅の略2/3に形成されていることを特
    徴とする手帳カバー。
  3. 【請求項3】 手帳本体の表紙部が挿入される左右の表
    紙挿入部を裏面に備えると共に、それらの表紙挿入部の
    外側に、それぞれポケットを形成した手帳カバーにおい
    て、 前記ポケットの口部は、それぞれ手帳カバーの背当側に
    向けて設けられていると共に、少なくとも何れか一方の
    口部は、前記背当に近接する両端部から切欠かれ、所定
    の曲率により円弧状になっており、その円弧の頂点がポ
    ケットの略中央に位置し、且つ、その最大切欠幅は、手
    帳カバーの表紙部幅の略2/3に形成されていることを
    特徴とする手帳カバー。
  4. 【請求項4】 左右の少なくともいずれか一方の裏面
    に、ポケットを形成した手帳カバーにおいて、 前記ポケットの口部は、手帳カバーの背当側に向けて設
    けられていると共に、その口部は、前記背当に近接する
    両端部から切欠かれ、所定の曲率により円弧状になって
    おり、その円弧の頂点がポケットの略中央に位置し、且
    つ、その最大切欠幅は、手帳カバーの表紙部幅の略2/
    3に形成されていることを特徴とする手帳カバー。
  5. 【請求項5】 表紙部の左右の少なくともいずれか一方
    の裏面に、ポケットを形成した手帳において、 前記ポケットの口部は、表紙部の背当側に向けて設けら
    れていると共に、その口部は、前記背当に近接する両端
    部から切欠かれ、所定の曲率により円弧状になってお
    り、その円弧の頂点がポケットの略中央に位置し、且
    つ、その最大切欠幅は、表紙部幅の略2/3に形成され
    ていることを特徴とする手帳。
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