JP3340085B2 - 材料試験機 - Google Patents

材料試験機

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JP3340085B2
JP3340085B2 JP10571899A JP10571899A JP3340085B2 JP 3340085 B2 JP3340085 B2 JP 3340085B2 JP 10571899 A JP10571899 A JP 10571899A JP 10571899 A JP10571899 A JP 10571899A JP 3340085 B2 JP3340085 B2 JP 3340085B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、油圧シリンダを介
して試験片に負荷を加えて圧縮・伸張・疲労等の試験を
行う材料試験機に係り、特に上記油圧シリンダを駆動す
る油圧回路の制御性を高めると共にその構成の簡素化を
図った材料試験機に関する。
【0002】
【関連する背景技術】油圧シリンダを用いて試験片に負
荷を加え、上記試験片に加わる荷重と変位との関係から
該試験片の圧縮特性や伸張特性、更には疲労破壊強度等
を試験する材料試験機においては、油圧シリンダを精度
良く制御することが重要である。油圧シリンダの駆動
は、油圧源から供給される圧力油を油圧サーボ弁を介し
て該油圧シリンダに与えることによって行われ、上記油
圧サーボ弁の作動(弁開度)を制御することでその油圧
(駆動圧力)、ひいては油圧シリンダの負荷圧が調整さ
れる。尚、油圧サーボ弁の制御は、専ら、フィードバッ
ク制御系をなして設けられたサーボアンプにより電気的
に行われる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、例えば実公
平7−52608号公報には油圧源(油圧ポンプ)と油
圧サーボ弁とを結ぶ1次側管路にリリーフ弁を設け、こ
のリリーフ弁を油圧サーボ弁の前後の油圧差に応じて駆
動することで該油圧サーボ弁の前後の油圧差を予め設定
した値以下に保つ技術が開示される。このような油圧回
路によれば油圧サーボ弁の前後の油圧差を一定に保つこ
とができるので、油圧サーボ弁での弁圧力降下を小さく
し、熱エネルギへの変換を少なくすることができる。
【0004】しかしながら一般的に210kgf/cm2程度
の高い油圧を発生する油圧源(油圧ポンプ)に接続され
た油圧サーボ弁の1次側の圧力がリリーフ弁によって直
接制御されるので、リリーフ弁における負荷が大きい。
しかもリリーフ弁の作動が油圧サーボ弁に影響を及ぼし
易いので、油圧サーボ弁の安定した動作が妨げられる虞
がある。
【0005】本発明はこのような事情を考慮してなされ
たもので、その目的は、油圧シリンダの作動圧力(負荷
圧)に拘わることなく該油圧シリンダを簡易にして高精
度に制御することのできる油圧回路を備えた材料試験機
を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上述した目的を達成する
べく本発明に係る材料試験機は、試験片に加える負荷に
応じて油圧シリンダを駆動する油圧サーボ弁とその油圧
源との間に、該油圧サーボ弁の前後の油圧差に応じて作
動して該油圧サーボ弁に供給する油圧を調整する負荷感
応型減圧弁を設けてシリンダ駆動回路を構成し、更にこ
のシリンダ駆動回路における上記負荷感応型減圧弁の出
力側の油圧に応じて前記油圧源から該負荷感応型減圧弁
の入力側に供給する油圧を調整するリリーフ弁を設けた
ことを特徴としている。
【0007】即ち、本発明は油圧サーボ弁とその油圧源
との間に該油圧サーボ弁の前後の油圧差に応じて作動す
る負荷感応型減圧弁を設けることで油圧サーボ弁と油圧
源との干渉を防ぎ、更にこの負荷感応型減圧弁と油圧源
との間に該負荷感応型減圧弁の出力側の油圧に応じて作
動するリリーフ弁を設けることで、簡易にして効果的に
油圧サーボ弁の安定した作動を確保するようにしたこと
を特徴としている。
【0008】また本発明は、複数の油圧シリンダをそれ
ぞれ駆動する複数のシリンダ駆動回路に対して、共通の
油圧源から油圧をそれぞれ供給するように構成すると共
に、複数のシリンダ駆動回路における各負荷感応型減圧
弁の出力側の油圧に従って、油圧源に設けらたれリリー
フ回路を駆動して各負荷感応型減圧弁の入力側に供給す
る油圧を調整するように構成することを特徴としてい
る。
【0009】好ましくは各負荷感応型減圧弁の出力側の
油圧を逆止弁を介してそれぞれ導入してリリーフ弁を駆
動するようにすることで、各負荷感応型減圧弁の出力側
の最も高い油圧に応じてリリーフ弁を作動させて、油圧
源から前記各負荷感応型減圧弁の入力側にそれぞれ供給
する油圧を調整することを特徴としている。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施形態に係る材料試験機における油圧回路について説明
する。図1はこの実施形態に係る材料試験機における油
圧回路の概略的な構成図で、1は油圧を受けて駆動され
て試験片(図示せず)に所定の負荷を加える油圧シリン
ダである。この油圧シリンダ1の作動によって上記試験
片に荷重または変位からなる負荷が加えられ、そのとき
の荷重値と変位値との関係から圧縮や引っ張り強度、更
には曲げ強度等の試験が行われる。
【0011】さて上記油圧シリンダ1の駆動は、基本的
にはオイルタンク2から油圧ポンプ3、更にフィルタ4
を介して供給される所定圧力の圧力油を、油圧サーボ弁
5を介して流量調整して上記油圧シリンダ1に供給する
ことによって行われる。特に油圧サーボ弁5の弁開度の
制御による圧力油の流量調整(圧力制御)は、コントロ
ーラ6の制御の下で電気的に実行されるようになってい
る。尚、コントローラ6は、例えば制御目標値と前記油
圧シリンダ1に組み込まれた圧力センサ(図示せず)に
よって求められる負荷(作動圧力)との誤差に基づき、
その誤差を零とするように油圧サーボ弁5の作動をフィ
ードバック制御する。
【0012】さてこの油圧回路が特徴とするところは、
油圧サーボ弁5の1次側(入力側)とその油圧源である
油圧ポンプ3との間に負荷感応型減圧弁7を備えている
点にある。この負荷感応型減圧弁7は油圧ポンプ3から
供給される、例えば210kgf/cm2程度の圧力油を減圧
して油圧サーボ弁5の1次側に供給する役割を担うもの
で、特に前記油圧シリンダ1の負荷圧である油圧サーボ
弁5の2次側圧力P2に応じて、該油圧サーボ弁5の1
次側圧力P1を、上記2次側圧力P2によりも常に一定圧
力だけ高い圧力に設定する役割を担う。そして負荷感応
型減圧弁7は、油圧サーボ弁5と共に油圧シリンダ1を
高精度に、且つ安定に駆動するためのシリンダ駆動回路
を構成する。
【0013】即ち、負荷感応型減圧弁7は、油圧シリン
ダ1の負荷圧P2に拘わらず、また油圧ポンプ3から供
給される圧力油の圧力に拘わることなく、油圧サーボ弁
5の1次側と2次側との圧力差ΔP(=P1−P2)を、
例えば5〜10kgf/cm2程度に常に一定に保つように機
能する。具体的には負荷感応型減圧弁7は、油圧サーボ
弁5の1次側圧力P1に応じて弁開度が調整され、その
出力側の圧力である油圧サーボ弁5の2次側圧力P2が
上記1次側圧力P1に対して所定の圧力差ΔPとなった
時点で平衡する圧力調整弁を備えて構成される。
【0014】一方、負荷感応型減圧弁7と、その油圧源
である油圧ポンプ3とを結ぶ管路にはリリーフ弁8が設
けられている。このリリーフ弁8は基本的には負荷感応
型減圧弁7の前後の油圧差に応じて作動し、特に負荷感
応型減圧弁7の出力側での油圧、つまり油圧サーボ弁5
に供給する1次側圧力P1に応じて作動して油圧ポンプ
3が吐出する圧力油をリリーフし、油圧ポンプ3から負
荷感応型減圧弁7に対して供給される油圧Poを調整す
る。具体的には上記油圧Poが負荷感応型減圧弁7の作
動に必要な所定の圧力差ΔQ(=Po−P1)を持ち、ま
た負荷感応型減圧弁7にとって不必要な(過剰な)油圧
となることのないように制御する。
【0015】尚、このリリーフ弁8は、油圧ポンプ3か
ら吐出される圧力油の圧力(1次圧力)を、例えば21
0kgf/cm2程度に制限することでその最大負荷圧を保持
し、油圧回路全体の安全弁としても機能する。更にこの
リリーフ弁8は、リリーフにより低下する油圧を5〜1
7kgf/cm2程度に制限することで、油圧シリンダ1が無
負荷状態の場合であっても負荷感応型減圧弁7の作動に
必要な最小限の1次側圧力を確保する役割をも担う。
【0016】かくしてこのような負荷感応型減圧弁7を
油圧サーボ弁5の1次側に備えたシリンダ駆動回路をな
し、更に該シリンダ駆動回路(負荷感応型減圧弁7)の
前段にリリーフ弁8を備えた油圧回路によれば、油圧ポ
ンプ3から供給される圧力油の圧力が、油圧シリンダ1
に加えるべき圧力に比較して非常に大きい場合であって
も、負荷感応型減圧弁7によりその圧力が減圧された上
で油圧サーボ弁5の1次側に与えられる。従って油圧サ
ーボ弁5の前後における弁圧力降下、即ち、その1次側
圧力P1と2次側圧力P2との圧力差ΔPが過大化するこ
とがない。しかも負荷感応型減圧弁7によって、上記1
次側圧力P1が油圧シリンダ1の負荷圧(油圧サーボ弁
5の2次側圧力)P2に対して常に一定の圧力差ΔPを
有するように制御される。従ってコントローラ6の制御
の下で油圧サーボ弁5の開度を調整する場合であって
も、上述した如くサーボ弁前後の圧力差ΔPが常に一定
に保たれるので、油圧サーボ弁5を介する圧力油の流量
を、その弁開度に応じて高精度に制御することが可能と
なり、高精度な油圧サーボ制御が可能となる。
【0017】特に油圧シリンダ1の負荷圧、即ち、油圧
サーボ弁5の2次側圧力P2に応じて負荷感応型減圧弁
7の弁開度を調整するだけでよいので、その制御系がシ
ンプルであり、簡易にして効果的に油圧サーボ弁5の前
後圧(圧力差ΔP)を一定に保つことができる。換言す
れば油圧サーボ弁5の前後圧(圧力差ΔP)を監視する
ことなく、簡単に上記油圧サーボ弁5の前後圧(圧力差
ΔP)を一定に保つことができる。
【0018】また油圧サーボ弁5の前後の圧力差ΔPを
一定に保った条件の下で該油圧サーボ弁5の作動を制御
するに際して、仮に油圧ポンプ3側の作動状態が何らか
の要因により変化し、これによって油圧ポンプ3から供
給される圧力油の圧力が変動しても、その圧力変動が負
荷感応型減圧弁7によって遮られるので、油圧サーボ弁
5に悪影響が及ぶことがない。従って油圧サーボ弁5を
油圧源からアイソレートし、該油圧サーボ弁5を独立さ
せて高精度に制御することが可能となる。
【0019】更にはシリンダ駆動回路の前段に設けられ
たリリーフ弁8が、負荷感応型減圧弁7の動作状態に応
じて作動して油圧ポンプ3から負荷感応型減圧弁7に加
える圧力油の圧力Poを制御するので、負荷感応型減圧
弁7に加わる圧力が過大となり、負荷感応型減圧弁7で
の負荷が不本意に増大することがない。しかも油圧シリ
ンダ1の無負荷時や油圧サーボ弁5の非作動時、或いは
負荷感応型減圧弁7の2次側油圧(油圧サーボ弁5の1
次側油圧)が低いときには、これに応じてリリーフ弁8
が作動して負荷感応型減圧弁7に加える圧力が低く抑え
られる。従って油圧シリンダ1が無負荷状態であるよう
な場合、負荷感応型減圧弁7の1次側に供給される圧力
油の圧力が上記低圧リリーフ弁13により規定されて低
圧に保持されるので、負荷感応型減圧弁7の安定した作
動が可能となる。
【0020】即ち、負荷感応型減圧弁7の動作状態(出
力側の油圧P1)に応じてリリーフ弁8が作動してその
1次側に供給される油圧ポンプ3からの圧力油の圧力が
調整されるので、負荷感応型減圧弁7を安定に作動させ
ることができる。この結果、負荷感応型減圧弁7による
油圧サーボ弁5の安定した作動と、その高精度なサーボ
制御を確保しながら、リリーフ弁8による上記負荷感応
型減圧弁7の安定した動作を確保することができる。そ
して油圧サーボ弁5の前後の油圧差、および負荷感応型
減圧弁7の前後圧(圧力差)をそれぞれ小さく押さえる
ことができ、その弁圧力降下に起因する熱エネルギ変換
による圧力油の発熱を効果的に防止することができる。
この結果、油圧回路の全体的な発熱を押さえ、オイルク
ーラを組み込む等の煩わしさを回避することが可能とな
る。
【0021】特に油圧シリンダ1が無負荷状態であると
きにもリリーフ弁8の作動により油圧回路全体の油圧を
低くすることができ、その待機時における1次側圧力を
低く押さえて油圧ポンプ3の負荷を大幅に軽減すること
ができるので、所謂省エネルギ・モードを効果的に設定
することができる等の効果が奏せられる。ところで上述
した如く構成されたシリンダ駆動回路を用いることで、
1つの油圧源を共有して複数の油圧シリンダを並列駆動
することもできる。
【0022】図2に示す第2の実施形態は2つの油圧シ
リンダ1a,1bを備えた2軸型の材料試験機、或いは
2台の材料試験機からなり、各油圧シリンダ1a,1b
毎に油圧サーボ弁5a,5bとそのコントローラ6a,6
b、および負荷感応型減圧弁7a,7bからなるシリン
ダ駆動回路A,Bが設けられる。そして各シリンダ駆動
回路A,Bにおける負荷感応型減圧弁7a,7bは、先の
実施形態と同様に油圧サーボ弁5a,5bにおける1次
側油圧Pa1,Pb1と2次側油圧Pa2,Pb2との圧力差
ΔPa(=Pa2−Pa1),ΔPb(=Pb2−Pb1)
がそれぞれ一定となる如く作動する。
【0023】一方、上記2つのシリンダ駆動回路A,B
の各負荷感応型減圧弁7a,7bの入力側と、これらの
シリンダ駆動回路A,Bに対して共通な油圧源である油
圧ポンプ3とを結ぶ管路には、リリーフ弁8を主体とす
るリリーフ回路Cが設けられている。このリリーフ回路
Cは、前記シリンダ駆動回路A,Bにおける負荷感応型
減圧弁7a,7bの出力側の油圧(油圧サーボ弁5a,5
bにおける1次側油圧Pa1,Pb1)を逆止弁(チェッ
ク弁)9a,9bを介してそれぞれ導入し、その油圧を
統合してリリーフ弁8を駆動する如く構成される。従っ
てリリーフ弁8は逆止弁9a,9bの作用により、各負
荷感応型減圧弁7a,7bの出力側から導入された油圧
Pa1,Pb1の高い方の油圧を受けて駆動されることに
なる。尚、リリーフ弁8の駆動部には流量調整弁(ドレ
イン弁)10が接続されており、リリーフ弁8に加えら
れる油圧が各逆止弁9a,9bを介して導入された油圧
Pa1,Pb1の高い方の油圧に保たれるようになってい
る。尚、逆止弁9a,9bを介して導入された油圧Pa
1,Pb1の高い方を、リリーフ弁8自体における漏れを
利用して保つように構成することも可能である。この場
合には流量調整弁10が不要となるので、その構成の簡
素化とコストの低減を図ることが可能となる。
【0024】かくしてこのように構成された油圧回路に
よれば、仮にシリンダ駆動回路Aにおける負荷感応型減
圧弁7aの出力側の油圧Pa1が、シリンダ駆動回路B
における負荷感応型減圧弁7bの出力側の油圧Pb1よ
りも高い場合、シリンダ駆動回路Aからの逆止弁9aを
介する油圧Pa1の導入により、逆止弁9bが閉じられ
る。そして上記油圧Pa1がリリーフ弁8に加えられて
シリンダ駆動回路A,Bの各負荷感応型減圧弁7a,7b
にそれぞれ供給される油圧がPao(=Pa1+ΔQ)に
設定される。この際、シリンダ駆動回路Bにおける負荷
感応型減圧弁7bには、その出力側の油圧Pb1を基準
とする油圧Pbo(=Pb1+ΔQ)よりも高い油圧Pa
o(=Pa1+ΔQ)が供給されることになるが、該負荷
感応型減圧弁7bでの弁圧力降下が増大するだけであ
り、その油圧サーボ弁5bの作動に影響が及ぶことがな
い。
【0025】また逆にシリンダ駆動回路Bにおける負荷
感応型減圧弁7bの出力側の油圧Pa1が高い場合に
は、シリンダ駆動回路Bからの逆止弁9bを介する油圧
Pb1の導入により、逆止弁9aが閉じられる。そして
上記油圧Pb1がリリーフ弁8に加えられてシリンダ駆
動回路A,Bの各負荷感応型減圧弁7a,7bにそれぞれ
供給される油圧がPbo(=Pb1+ΔQ)に設定され
る。つまり逆止弁9a,9bを介して導入される油圧P
a1,Pb1の内の高い方の油圧によりリリーフ弁8の作
動が制御され、負荷感応型減圧弁7a,7bにそれぞれ
供給される油圧が設定される。従ってシリンダ駆動回路
A,Bにおける各負荷感応型減圧弁7a,7bには、油圧
サーボ弁5a,5bの前後圧(油圧差ΔP)を一定に確
保しながら、油圧シリンダ1a,1bの負荷状態に応じ
て定まる必要な最小限の油圧が供給されることになり、
各負荷感応型減圧弁7a,7bをそれぞれ安定に動作さ
せることが可能となる。
【0026】更には上述した如く構成の油圧回路を採用
した場合、油圧源(油圧ポンプ3)の必要容量(吐出能
力)を低く抑えることができる。即ち、2軸型の材料試
験機にあっては2つの油圧シリンダ1a,1bを同時に
作動させることは希であり、例えば剪断試験を実行する
場合には、一方の油圧シリンダ1aを作動させて試験片
を保持した後、その状態を維持しながら他方の油圧シリ
ンダ1bを作動させて剪断応力を加えることが行われ
る。従ってこのような場合には、一方の油圧シリンダ1
aを駆動したシリンダ駆動回路の状態を保ったまま、他
方の油圧シリンダ1aにおけるシリンダ駆動回路を駆動
すればよく、その動作も静的なので、例えば各油圧シリ
ンダ1a,1bを個々に駆動するに要するポンプ能力を
若干上回る程度のポンプ能力の油圧ポンプ3を用いるだ
けで十分である。従って油圧源の低コスト化とそのコン
パクト化を図ることができる等の二次的な効果が奏せら
れる。またリリーフ回路Cを含む油圧源をシリンダ駆動
回路A,Bから独立させて1本化することができるの
で、そのメインテナンスの簡易化を図り得る等の効果も
奏せられる。
【0027】尚、本発明は上述した実施形態に限定され
るものではない。例えば油圧サーボ弁5の前後圧(圧力
差ΔP)については油圧回路の仕様に応じて定めれば良
く、またその仕様に応じて負荷感応型減圧弁7の作動圧
(減圧度)等を設定するようにすれば良い。またリリー
フ弁8によるリリーフ圧力についても、負荷感応型減圧
弁7や油圧ポンプ3の仕様等に応じて定めれば良い。更
には3つ以上のシリンダ駆動回路を並列駆動することも
可能である。その他、本発明はその要旨を逸脱しない範
囲で種々変形して実施することができる。
【0028】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、油
圧サーボ弁の1次側に負荷感応型減圧弁を設けて該油圧
サーボ弁の前後圧を常に一定に保ちながら、リリーフ弁
により油圧源から負荷感応型減圧弁に供給する油圧を制
御するので、油圧シリンダに対する高精度の制御が可能
となる。従って油圧サーボ弁における弁圧力効果に伴う
熱エネルギの発生を抑えることができ、また負荷感応型
減圧弁に余分な負担を掛けることなく、効率的な油圧制
御を可能となる等の実用上多大なる効果が奏せられる。
【0029】また油圧シリンダが無負荷状態にあるとき
や、油圧サーボの1次側油圧が低いときには油圧源から
供給される圧力油を低圧に押さえるので、油圧源の負荷
を大幅に軽減して省エネルギ化を図ることができる等の
効果が奏せられる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態に係る材料試験機にお
ける油圧回路の概略的な構成を示す図。
【図2】本発明の第2の実施形態に係る材料試験機にお
ける油圧回路の概略的な構成を示す図。
【符号の説明】
1,1a,1b 油圧シリンダ 3 油圧ポンプ 5,5a,5b 油圧サーボ弁 6,6a,6b コントローラ 7,7a,7b 負荷感応型減圧弁 8 リリーフ弁 9a,9b 逆止弁 10 流量調整弁 A,B シリンダ駆動回路 C リリーフ回路
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G01N 3/08 F15B 11/00 F15B 11/028

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 油圧源から供給される油圧を調整して試
    験片に負荷を与える油圧シリンダを駆動する油圧サーボ
    弁、およびこの油圧サーボ弁と前記油圧源との間に設け
    られて該油圧サーボ弁の出力側の油圧に応じて該油圧サ
    ーボ弁に供給する油圧を減圧して該油圧サーボ弁の前後
    における油圧差を一定にする負荷感応型減圧弁を備えた
    シリンダ駆動回路と、 このシリンダ駆動回路における前記負荷感応型減圧弁の
    出力側の油圧に応じて前記油圧源から該負荷感応型減圧
    弁の入力側に供給する油圧を調整するリリーフ弁とを具
    備したことを特徴とする材料試験機。
  2. 【請求項2】 油圧源から供給される油圧を調整して試
    験片に負荷を与える油圧シリンダを駆動する油圧サーボ
    弁、およびこの油圧サーボ弁と前記油圧源との間に設け
    られて該油圧サーボ弁の出力側の油圧に応じて該油圧サ
    ーボ弁に供給する油圧を減圧して該油圧サーボ弁の前後
    における油圧差を一定にする負荷感応型減圧弁を備えた
    複数のシリンダ駆動回路と、前記油圧源側に設けられて
    前記複数のシリンダ駆動回路における前記各負荷感応型
    減圧弁の出力側の油圧に従って前記油圧源から前記各負
    荷感応型減圧弁の入力側に供給する油圧を調整するリリ
    ーフ弁を備えたリリーフ回路とを具備したことを特徴と
    する材料試験機。
  3. 【請求項3】 前記リリーフ回路は、複数のシリンダ駆
    動回路における前記各負荷感応型減圧弁の出力側の油圧
    をそれぞれ導入して前記リリーフ弁を駆動する複数の逆
    止弁を備えることを特徴とする請求項2に記載の材料試
    験機。
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