JP3339188B2 - 筆記具、塗布具の軸体の製造方法 - Google Patents

筆記具、塗布具の軸体の製造方法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、筆記具、塗布具の軸体
の製造方法に関するものである。詳細には、筆記具、塗
布具の軸体の把持部に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、前記した筆記具などの軸体は、把
持して使用するため、把持部に滑り止め機能を有するロ
−レット加工を施したり、滑りにくい特性を有する樹脂
層を塗装により形成したり、印刷により凹凸を有する樹
脂層のパタ−ン等を形成していた。特に、塗装や印刷に
より滑り難い特性を有する樹脂層を把持部に設ける方法
は、外観意匠性を同時に向上できることから有効な方法
である。更に、軸体の把持部に、樹脂層に無機微粒子や
樹脂微粒子や発泡剤などを複合させることによって、把
持感触や、滑り止め機能を更に向上させるようにした
り、又、例えば皮などの微粒子を複合させた塗料を用い
ることによって、把持した際に汗などを吸着するような
した軸体なども知られている。
【0003】把持部に滑りにくい特性を有する樹脂層を
塗装により形成するには、塗装する部分以外の部分を粘
着剤の付いた樹脂フィルムや紙テ−プでマスキングし、
塗装後マスキング材を除去する方法が一般に行われてい
る。又、把持部に印刷により凹凸を有する樹脂層のパタ
−ンを形成するには、一般にスクリ−ン印刷法が採用さ
れている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】把持部に滑りにくい特
性を有する樹脂層を形成するには、前記したように、粘
着剤の付いた樹脂フィルムや紙テ−プでマスキングし、
塗装後マスキング材を除去するため、マスキング材を除
去した軸体に粘着剤が付着し、見栄えの低下を招いた
り、生産性が悪いという問題があった。
【0005】
【課題を解決するための手段】そこで本発明は、前記せ
る問題に鑑み、把持部に、見栄えが良く、且つ、生産性
が良好でしかも鮮明な樹脂層を形成することができる筆
記具、塗布具の軸体の製造方法を提供することを目的と
するものであって、軸体表面の把持部に、凹凸部を形成
し、該凹凸部以外の軸体部分を、端面外周を傾斜状とな
した筒状のマスキング治具に挿入し、マスキング治具の
端部が軸体の凹凸部の端部近傍に位置するようなし、そ
の後凹凸部に吹き付け塗装、静電塗装により樹脂層を形
成した筆記具、塗布具の軸体の製造方法を第1の要旨と
し、軸体表面の把持部に、長手方向に長く、且つ、円周
状の凹み部を形成し、該凹み部以外の軸体部分を、端面
外周を傾斜状となした筒状のマスキング治具に挿入し、
マスキング治具の端部が軸体の凹み部の端部近傍に配置
するようなし、その後凹み部に吹き付け塗装、静電塗装
により樹脂層を形成した筆記具、塗布具の軸体の製造方
法を第2の要旨とするものである。
【0006】尚、本発明でいう筆記具としては、シャ−
プペンシル、万年筆、鉛筆、ボ−ルペン、修正ペン、フ
ェルトペン、サインペン、筆、クレヨン、チョ−ク、消
しゴムホルダ−などが例示でき、塗布具としては、化粧
品などが例示できる。
【0007】以下、詳述する。本発明で用いる軸体の材
質としては、ABS樹脂、AS樹脂、ポリエステル樹
脂、ポリカ−ボネ−ト樹脂、ポリアセタ−ル樹脂、ポリ
アクリル樹脂、ナイロン樹脂、ポリエチレン樹脂、ポリ
プロピレン樹脂、PET樹脂、塩化ビニル樹脂、PBT
樹脂などの熱可塑性樹脂、エポキシ樹脂、エボナイト、
フェノ−ル樹脂、尿素樹脂、ユリア樹脂などの熱硬化性
樹脂、アルミニウム、真鍮、鉄、銅、亜鉛或いはこれら
金属の合金、アルミナ、ジルコニア等のセラミクス、木
などの天然素材などが用いられ、これらの表面には、塗
装、転写印刷、スクリ−ン印刷、めっき等の表面処理を
施してもよい。又、軸体の形状としては、断面外形が円
状、角状など種々のものが使用でき、又、長手方向の形
状としては、同形状のもの、先に行くにしたがいテ−パ
−状のもの、先に行くにしたがい逆テ−パ−状のもの等
種々使用できる。
【0008】本発明で軸体表面に形成する樹脂層の材質
としては、付加重合型樹脂、ラジカル重合型樹脂、酸硬
化型樹脂、紫外線硬化型樹脂、電子線硬化型樹脂の何れ
かが好ましく、具体的には、付加重合型樹脂としてはア
クリル樹脂、ウレタン樹脂、ポリエステル樹脂、シリコ
ン樹脂、エポキシ樹脂などであり、その硬化剤としてイ
ソシアネ−ト、アミン、ポリアマイド等が用いられる。
ラジカル重合型樹脂としてはポリエステル樹脂、アクリ
ル樹脂が主であり、その硬化剤として過酸化物が用いら
れる。酸硬化型樹脂としては、アミノアルキッド樹脂が
主であり、紫外線硬化型樹脂としてはポリエステル樹
脂、アクリル樹脂、ウレタンアクリレ−ト樹脂、エポキ
シアクリレ−ト樹脂、シリコンアクリル樹脂などが用い
られ、その増感剤としてはベンゾイン、ベンジルケタ−
ル、ベンゾフェノン、トリクロロアセトフェノン等が用
いられ、電子線硬化型樹脂としてはポリエステル樹脂、
アクリル樹脂、ウレタンアクリレ−ト樹脂、エポキシア
クリレ−ト樹脂、シリコンアクリル樹脂などが用いられ
る。
【0009】本発明の樹脂層中に抗菌性物質を含ませる
ことは、有用である。即ち、一般に把持する部分には使
用により汗や皮膚の老廃物が吸着する。この汗や皮膚の
老廃物の吸着は、前記したロ−レット加工したもの、樹
脂層を塗装により形成したもの、塗膜に無機微粒子や樹
脂微粒子を複合させ、塗膜表面に微細な凹凸を形成した
もの、スクリ−ン印刷法により凹凸を有するパタ−ン等
を形成したもののように滑り止め性を付与したものの場
合、より顕著なものとなる。
【0010】汗や皮膚の老廃物が吸着した場合には、こ
れらの栄養源を含んだ部分は微生物の生息場所となり、
使用後の保管状態や使用環境によってはかびが発生(か
びの繁殖条件は、その種類によって多少異なるが、常温
で、ある程度の湿度と養分が存在すれば、24時間後に
は10倍以上に繁殖するものもある。)し、特に、例え
ば皮等の微粒子を複合させた塗膜では、塗膜中にタンパ
ク質の栄養素が含まれており、汗を吸着することでかび
の発生がより促進され、衛生的でないという問題が発生
する。
【0011】このようなかびの発生は、軸を把持した手
でそのまま菓子などを食べたり、或いは幼児などが筆記
具を口に入れ舐めたりすることを考慮すると衛生上極め
て好ましくなく、その清潔性の向上が要望される。この
ような問題は、院内感染などが問題になっている病院内
での使用においても重要な問題となる。以上のような理
由によって、樹脂層中に抗菌性物質を含ませることは、
有用である。
【0012】このような抗菌性物質としては、銀、銅、
亜鉛、マグネシウム、ホウ酸、硫黄、酸化銀、スルホン
酸ナトリウム、イミダゾ−ル系化合物、ベンツイミダゾ
−ル系化合物、チアゾリン系化合物、デヒドロ酢酸系化
合物、ハイドキシアパタイ銀、チオスルファト銀錯塩、
酸化銅、硫化銅、亜酸化銅、或いは有機銅錯塩、ヘキサ
メチレンチオカルバミン酸金属塩などよりなる微粒子も
しくは溶液が挙げられ、更に、これら抗菌性を示す材料
がアルミナ、シリカ、アルミナ−シリカ、シリカゲル、
リン酸カルシウム、セラミック、ゼオライト等の無機微
粒子に吸着固定されてあったり、無機微粒子、樹脂微粒
子表面に化学的、或いはメカノケミカル的に固定された
ものであってもよい。
【0013】尚、市販されている抗菌剤としては、
(株)サンギ製の「アパタイザ−A」、大日精化工業
(株)製の「ダイキラ−」、新東工業(株)製の「抗菌
セラミックス」、喜務良工業(株)製の「抗菌王」、松
下電器産業(株)製の「アメニトップ」、大和化学工業
(株)製の「アモルデンSK802」、「アモルデンT
S305」、品川燃料(株)製の「ゼオミック」、
(株)日鉱製の「ホロンキラ−ビ−ズセラCC37−1
05W」、「ホロンキラ−ビ−ズセラ37−135」、
「ホロンキラ−ビ−ズセラT19−033W」、「ホロ
ンキラ−ビ−ズセラT37−035W」等が挙げられ
る。これらの抗菌性物質を樹脂層中に含める場合には、
樹脂層に対し重量割合で0.05%乃至5%程度の微量
含ませればよい。又、抗菌性物質を微粒子として用いる
場合、その粒子径は0.1乃至50μm程度が好まし
い。
【0014】更に、本発明の樹脂層中には、把持した際
の滑り止め機能を更に向上させるため、或いは手触り感
を向上させるために、アルミナ、シリカ、ガラス、酸化
チタン、酸化ジルコニア等の無機微粒子、ナイロン樹
脂、アクリル樹脂、ポリエチレン樹脂、ポリプロピレン
樹脂、ポリスチレン樹脂、ポリウレタン樹脂などの樹脂
微粒子、皮微粒子、綿繊維などの天然素材が含まれてい
てもよい。これらの微粒子の形状は無定型、中空状、球
状、リン片状、繊維状の何れの形状であってもよく、そ
の粒子径は1乃至200μm程度であって、樹脂層に対
し重量割合で0.1%乃至60%程度含ませればよいも
のである。尚、塩化ビニリデン共重合物を殻壁として低
沸点炭化水素を内包する発泡剤などの発泡剤を樹脂層に
対し重量割合で0.5乃至10%程度添加することも滑
り止め機能の向上、手触り感の向上において有用であ
る。
【0015】樹脂層と軸体表面との組み合わせ形状、並
びに樹脂層の形成方法について以下に説明する。第1
は、図1に示すように、軸体1表面の把持部に、凹凸部
1aを形成し、該凹凸部1a以外の軸体1部分を筒状の
マスキング治具に挿入し、その後凹凸部1aに吹き付け
塗装、静電塗装により樹脂層2を形成するものである。
ここにおいて、特に重要な点は、マスキング治具の構造
とその配置にある。即ち、図2に示すように、マスキン
グ治具Mは、端面M1外周を傾斜状になすと共に、軸体
1を挿入した際、マスキング治具Mの端面M1を軸体1
の凹凸部1aの端部近傍に配置するようなすことが肝要
である。即ち、これらの条件を満足することによって、
凹凸部1a以外を確実にマスキングし、又、凹凸部1a
塗装時に凹凸部1aの端部においても十分に塗料が供給
され、均一な樹脂層を形成することができることとな
る。尚、塗装時は、マスキング治具を回転させもしくは
回転させずに、軸体を塗装する。又、軸体の中間部に樹
脂層を形成しようとする場合には、2個のマスキング治
具を使用すればよい。
【0016】第2は、図3に示すように、軸体1の表面
に長手方向に長く、且つ、円周状の凹み部1bを形成
し、該凹み部1b以外の軸体1部分を筒状のマスキング
治具に挿入し、その後凹み部1bに吹き付け塗装、静電
塗装により樹脂層2を形成するものである。本例におい
ても、第1の例と同様マスキング治具は、端面外周を傾
斜状になすと共に、軸体を挿入した際、マスキング治具
の端面を軸体の凹み部の端部近傍に配置するようなすこ
とが肝要である。
【0017】
【作用】本発明は、軸体の把持部に樹脂層を形成するに
当たって、特殊なマスキング治具を軸体に対し特定の位
置に配置、もしくは特定の軸体にスクリ−ン印刷法によ
り樹脂層を形成したので、把持部に、見栄えが良く、且
つ、生産性が良好でしかも鮮明な樹脂層を形成すること
ができる。
【0018】
【実施例】〈実施例1〉 (軸体) ABSを用い、把持部にV溝(溝の深さは0.1mmで
溝の幅が0.15mm)が1.0mm間隔で形成され、
且つ、V溝の形成された把持部が軸端部より25mmの
長さに形成された筆記具の軸体(外形が8mmで長さが
100mm)を射出成形により形成した。 (マスキング治具) 材質としてアルミニウムを用い、内径が8.1mmで外
形が10mmになるように切削加工により加工し、筆記
具の軸体をマスキング治具に挿入した場合、マスキング
治具の端部が筆記具の軸体の端部から長手方向の25m
mの部分の最終のV溝の中央部に位置できるように内面
に環状の突起を設けた。又、端面外周を傾斜状となし
た。 (塗料) 松下電気産業(株)製の抗菌剤「アメニトップ」を粒子
径5μm皮微粒子が含まれたポリエステル変性ウレタン
塗料(大日精化工業(株)製、ダイプラコ−トソフト−
SO)に樹脂固形分に対して1.0重量%添加し、専用
硬化剤を添加し、粘度をイワタカップで20秒になるよ
うに専用シンナ−で調整した。 (工程) マスキング治具に筆記具の軸体を挿入し、その後筆記具
の軸体を挿入したマスキング治具を回転させながら、抗
菌剤と皮微粒子を含むポリエステル変性ウレタン塗料を
スプレ−にて軸体のV溝上に塗布し、80℃で30分乾
燥することによりV溝が形成された筆記具の軸体の把持
部表面に30μmの抗菌剤を含む樹脂層を形成した筆記
具軸体を得た。(図1の例に相当)
【0019】〈実施例2〉 (軸体) 真鍮材をプレス加工により外形が8.0mmで内径が
7.7mm、長さ100mmのパイプを作成した。その
後機械加工により円周状の凹み部をパイプ端部から長手
方向に対して20mmに形成した。凹み部の幅は0.2
mmで深さは0.1mmであった。その後電気めっきに
より光沢ニッケルめっき層を形成し、その上に金めっき
層を形成した。 (マスキング治具) 実施例1と同様 (塗料) アクリル系熱硬化型塗料(大橋化学(株)製、ユニパ−
ル)を用い、これに(株)サンギ製「アパタイザ−A」
の抗菌剤を樹脂固形分に対して2重量%添加し、更に樹
脂粉体としてナイロン樹脂粉体(東レ(株)製、粒子径
10μm)を樹脂固形分に対して20重量%添加した。
抗菌剤と樹脂粉体を含む塗料を専用シンナ−で2倍重量
に希釈した。 (工程) 実施例1と同様のマスキング治具に真鍮パイプを挿入
し、真鍮パイプが挿入されたマスキング治具を回転させ
ながらスプレ−塗装法により凹み部に塗膜を形成し、1
60℃、30分乾燥することにより25μmの表面が艶
消し状の抗菌剤を含む樹脂層を形成したパイプを得た。
(図3の例に相当)
【0020】〈実施例3〉 実施例2におけるナイロン樹脂粉体の代わりに発泡剤
(マツモトマイクロスクェアー−F−30(松本油脂製
薬(株)製))を樹脂固形分に対して2重量%添加した
以外は実施例3と同様とすることにより80μmの厚さ
の抗菌剤を含む樹脂層を形成したパイプを得た。(図3
の例に相当)
【0021】以上の実施例で得られた筆記具の軸体は、
把持部に、見栄えが良く、且つ、鮮明な樹脂層を形成す
ることができ、しかも生産性も良好なものであった。
【0022】尚、得られた筆記具軸体の抗菌性の評価を
参考のため実施した。抗菌性の評価はEscheric
hia coli IFO 3972(大腸菌)を使用
し、菌液0.2mlを抗菌剤を含む樹脂層上に滴下し、
37℃、湿度97%のデシケ−タ−中に18時間放置
後、0.1mlの菌液を採取し、生存菌数をコロニ−計
数法により算出した。尚、菌液の調整はSCD培地中に
1白金耳の菌体を接種し、37℃、18時間培養後、
0.1モルのリン酸緩衝液(pH7.2)で菌濃度を5
×104cells/mlに調整した。又、実施例と比
較例で作成した軸体でボ−ルペンを作成し、1カ月間使
用(1日平均2時間)し、その後各種軸体にAsper
gillus niger van Tighem F
ERM−S1を含む混合懸濁液を把持部に設けた樹脂層
表面に付着させ、28℃、95%湿度のデシケ−タ−中
に15日間放置し、その後かびの発生状況を目視により
評価した。これらの結果を表1に示す。
【0023】
【表1】
【0024】
【発明の効果】本発明は、軸体の把持部に樹脂層を形成
するに当たって、特殊なマスキング治具を軸体に対し特
定の位置に配置、もしくは特定の軸体にスクリ−ン印刷
法により樹脂層を形成したので、把持部に、見栄えが良
く、且つ、生産性が良好でしかも鮮明な樹脂層を形成す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の軸体の要部断面図。
【図2】マスキング治具と軸体との関係を示す図。
【図3】本発明の軸体の他の実施例を示す要部断面図。
【符号の説明】
1 軸体 1a 凹凸部 1b 凹み部 2 樹脂層 M マスキング治具 M1 マスキング治具の端面
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B43K 3/00 B43K 19/00 B43K 23/00

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 軸体表面の把持部に、凹凸部を形成し、
    該凹凸部以外の軸体部分を、端面外周を傾斜状となした
    筒状のマスキング治具に挿入し、マスキング治具の端部
    が軸体の凹凸部の端部近傍に位置するようなし、その後
    凹凸部に吹き付け塗装、静電塗装により樹脂層を形成し
    た筆記具、塗布具の軸体の製造方法。
  2. 【請求項2】 軸体表面の把持部に、長手方向に長く、
    且つ、円周状の凹み部を形成し、該凹み部以外の軸体部
    分を、端面外周を傾斜状となした筒状のマスキング治具
    に挿入し、マスキング治具の端部が軸体の凹み部の端部
    近傍に配置するようなし、その後凹み部に吹き付け塗
    装、静電塗装により樹脂層を形成した筆記具、塗布具の
    軸体の製造方法。
  3. 【請求項3】 樹脂層に抗菌性物質を含めた請求項1又
    は2に記載の筆記具、塗布具の軸体の製造方法。
  4. 【請求項4】 樹脂層に天然繊維、皮微粒子、無機微粒
    子、樹脂微粒子の少なくとも1種を含めた請求項1又は
    2に記載の筆記具、塗布具の軸体の製造方法。
  5. 【請求項5】 樹脂層に発泡剤を含めた請求項1又は2
    に記載の筆記具、塗布具の軸体の製造方法。
  6. 【請求項6】 樹脂層が付加重合型樹脂、ラジカル重合
    型樹脂、酸硬化型樹脂、紫外線硬化型樹脂の何れかより
    なる請求項1乃至4の何れかに記載の筆記具、塗布具の
    軸体の製造方法。
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