JP3338731B2 - 給紙装置 - Google Patents

給紙装置

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、給紙装置本体内に抜き
差し自在に設けた給紙トレイから画像形成部へ用紙を給
紙する給紙装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、複写機等の画像形成装置において
は設置スペースの省スペース化が要求されており、この
ため、特開平4−350032号公報や特開平4−72
239号公報等に開示されているように、給紙トレイを
傾斜状態に収納し、給紙トレイの投影低面積の減少を図
るようにした給紙装置を採用しているものがある。
【0003】一方、給紙装置の構造としては、その外観
をすっきりさせると共に給紙ローラ部への塵や埃の付着
を防止するという観点から、給紙装置本体内の給紙位置
へセットした給紙トレイを開閉自在なカバーで覆うよう
にしたものが普及している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記公報に開
示された給紙装置や給紙トレイを略水平状態にセットす
る一般的な給紙装置においては、給紙トレイへ用紙を補
給する際には、給紙トレイを覆うカバーを開放し、つい
で、給紙トレイを引き出しているため、用紙補給の作業
に手間がかかっている。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
画像形成部へ給紙する用紙を収納すると共に給紙装置本
体内の給紙位置と前記給紙装置本体外へ引き出した引出
位置とへスライド自在な給紙トレイを有する給紙装置に
おいて、前記給紙トレイを引き出し方向の先端側が下向
きとなる傾斜状態に設け、前記給紙トレイの引き出し方
向の先端側を開閉自在に覆うカバーとこのカバーの開閉
状態を検出するカバー開閉検出手段と給紙位置に位置す
る前記給紙トレイをロック状態と非ロック状態とに切替
自在である第一ロック機構とを前記給紙装置本体に設
け、前記カバーが開放されたことを検出した前記カバー
開閉検出手段からの検出結果に基づいて前記第一ロック
機構をロック状態から非ロック状態に切り替える第一ロ
ック状態切替手段を設けた。
【0006】請求項2記載の発明は、請求項1記載の発
明において、給紙トレイにラックを設け、このラックと
噛み合うピニオンを給紙装置本体に設け、前記給紙トレ
イが引出位置へ向けてスライドする際における前記ピニ
オンの回転トルクを前記給紙トレイが給紙位置へ向けて
スライドする際における回転トルクより大きくする一方
向回転緩衝体を設けた。
【0007】請求項3記載の発明は、請求項1記載の発
明において、給紙トレイから画像形成部へ向けて用紙が
搬送される搬送経路内における用紙の有無を検出する用
紙有無検出手段を設け、用紙が有ることを検出した前記
用紙有無検出手段からの検出結果に基づいて第一ロック
機構をロック状態に維持するロック状態維持手段を設け
た。
【0008】請求項4記載の発明は、請求項1記載の発
明において、閉止状態のカバーをロック状態と非ロック
状態とに切替自在である第二ロック機構を設け、給紙ト
レイからの給紙中において前記第二ロック機構を非ロッ
ク状態からロック状態に切り替える第二ロック状態切替
手段を設けた。
【0009】
【作用】請求項1記載の発明では、給紙カセット内への
用紙の補給を行なうためにカバーを開放すると、カバー
が開放されたことをカバー開閉検出手段が検出し、カバ
ーが開放されたことを検出したカバー開閉検出手段から
の検出結果に基づいて作動する第一ロック状態切替手段
により第一ロック機構がロック状態から非ロック状態に
切り替えられ、ロック状態を解除された給紙トレイが傾
斜に沿って自重により自動的に引出位置へスライドす
る。
【0010】請求項2記載の発明では、給紙トレイのス
ライド時には給紙トレイに設けたラックと噛み合ってい
るピニオンが回転するが、給紙トレイが引出位置へスラ
イドする際には一方向回転緩衝体の働きによってピニオ
ンの回転トルクが大きくなる。従って、給紙トレイが引
出位置へスライドする際にはピニオンが緩やかに回転す
ると共に給紙トレイが緩やかにスライドする。
【0011】請求項3記載の発明では、搬送経路内に用
紙が有ることを用紙有無検出手段が検出した場合には、
その検出結果に基づいて作動するロック状態維持手段に
より第一ロック機構がロック状態に維持される。従っ
て、搬送経路内での用紙のジャム処理のためにカバーを
開放しても、第一ロック機構がロック状態に維持される
ことによって給紙トレイが引出位置へスライドするとい
うことが起こらず、ジャム処理を円滑に行なえる。
【0012】請求項4記載の発明では、給紙トレイから
の給紙中においては第二ロック状態切替手段の作動によ
り第二ロック機構が非ロック状態からロック状態へ切り
替えられ、カバーが閉止状態に維持される。従って、給
紙中にカバーを開放するという誤操作が確実に防止され
る。
【0013】
【実施例】本発明の一実施例を図面に基づいて説明す
る。まず、図2は本発明に係る給紙装置を採用したデジ
タル方式の複写機を示すもので、画像読取部1と画像形
成部2との間には給紙装置本体3が設けられており、こ
の給紙装置本体3内には用紙4を収納する給紙トレイで
ある第一給紙トレイ5と第二給紙トレイ6とが上下二段
に設けられ、前記画像読取部1の上方にはソーターユニ
ット7が設けられている。
【0014】つぎに、前記給紙トレイ5,6は、収納し
た用紙4を前記画像形成部2へ給紙する給紙位置と前記
給紙装置本体3外へ引き出した引出位置とへスライド自
在に設けられており、かつ、引き出し方向が複写機の正
面側とされると共に引き出し方向の先端側が下向きとな
る傾斜状態に設けられている。また、前記給紙装置本体
3には、前記第一給紙トレイ5の引き出し方向の先端側
を覆うカバーである第一カバー8と前記第二給紙トレイ
6の引き出し方向の先端側を覆うカバーである第二カバ
ー9とが開閉自在に設けられている。さらに、前記給紙
装置本体3には、前記カバー8,9の開閉状態を検出す
るカバー開閉検出手段である透過型フォトセンサ10が
前記カバー8,9に対応して二個設けられている。
【0015】ここで、給紙位置に位置する前記第一給紙
トレイ5をロック状態と非ロック状態とに切替自在であ
ると共に前記第一カバー8が開放されたことを検出した
前記透過型フォトセンサ10からの検出結果に基づいて
ロック状態から非ロック状態に切り替えられる第一ロッ
ク機構11が設けられており、この第一ロック機構11
は、図4に示すように、前記第一給紙トレイ5に固定さ
れた係止部12と、前記給紙装置本体3に支軸13の回
りに回動自在に取り付けられた係止爪14と、係止爪1
4を回動させるソレノイド15及びスプリング16とに
よって形成されている。なお、前記第一ロック機構11
の切替動作は、各部の動作を制御する図示しないマイク
ロコンピュータにより制御される。また、前記第二給紙
トレイ6側にも、同様の構造をした第一ロック機構11
が別個に設けられている。
【0016】前記第一給紙トレイ5には、図3及び図6
に示すように、この第一給紙トレイ5のスライド方向に
沿ってラック17が形成されており、このラック17と
噛み合うピニオン18が前記給紙装置本体3に回転自在
に取り付けられている。また、前記ピニオン18には、
前記第一給紙トレイ5が引出位置へ向けてスライドする
際におけるピニオン18の回転トルクをこの第一給紙ト
レイ5が給紙位置へ向けてスライドする際における回転
トルクより大きくする一方向回転緩衝体である一方向オ
イルダンパ19が取り付けられている。なお、前記第二
給紙トレイ6側にも、同様の構造をしたラック17、ピ
ニオン18、一方向オイルダンパ19が設けられてい
る。
【0017】つぎに、閉止状態の前記第一カバー8をロ
ック状態と非ロック状態とに切替自在であると共に前記
第一給紙トレイ5からの給紙中において非ロック状態か
らロック状態へ切り替えられる第二ロック機構20が設
けられており、この第二ロック機構20は、図7に示す
ように、前記第一カバー8に固定された係止部21と、
前記給紙装置本体3に支軸22の回りに回動自在に取り
付けられた係止爪23と、係止爪23を回動させるソレ
ノイド24及びスプリング25とによって形成されてい
る。なお、前記第二ロック機構20の切替動作は、上述
したマイクロコンピュータにより制御される。また、前
記第二カバー9側にも、同様の構造をした第二ロック機
構20が別個に設けられている。
【0018】つぎに、給紙位置に位置する前記給紙トレ
イ5,6と閉止状態の前記カバー8,9との間には、給
紙トレイ5,6内の用紙4を前記画像形成部2へ向けて
搬送する搬送経路26が形成されている。そして、この
搬送経路26内における用紙4の有無を検出する用紙有
無検出手段であるフィラーナ透過型フォトセンサ27が
設けられており、このフィラーナ透過型フォトセンサ2
7が用紙4を検出した場合には前記第一ロック機構11
を前記マイクロコンピュータの制御によりロック状態に
維持する構造となっている。
【0019】このような構成において、給紙トレイ5,
6内へ用紙4を補給する場合における一連の制御動作を
図8のフローチャートに基づいて説明する。なお、以下
に説明する各処理は、前述したマイクロコンピュータに
より実行される。まず、第一給紙トレイ5又は第二給紙
トレイ6から給紙中であるか否かが判断され(S1)、
給紙中である場合には第二ロック機構20のソレノイド
24が“オン”されることにより第一カバー8と第二カ
バー9とが閉止状態でロックされる(S2)。一方、給
紙中でない場合には、第一カバー8が開放されているか
否かが判断され(S3)、開放されている場合には搬送
経路26中における用紙4の有無が判断される(S
4)。なお、搬送経路26中に用紙4が有るということ
は、搬送経路26中でジャムが生じている場合であり、
この場合にはリターンする。
【0020】搬送経路26中に用紙4が無い場合には、
第一給紙トレイ5側に設けられている第一ロック機構1
1のソレノイド15が“オン”されることにより、係止
爪14が係止部12から外れて第一給紙トレイ5が非ロ
ック状態になる(S5)。これにより、給紙位置に位置
する第一給紙トレイ5が引出位置へ向けて自重により自
動的にスライドする。ついで、ソレノイド15の“オ
ン”状態が所定時間継続したか否かが判断され(S
6)、所定時間継続した後にソレノイド15が“オフ”
になり(S7)、その後、第一カバー8が閉じられたか
否かが判断され(S8)、第一カバー8が閉じられた後
にリターンする。なお、第一カバー8の閉止操作は、通
常は用紙4を補給した第一給紙トレイ5を給紙位置へス
ライドさせて第一ロック機構11によりロックした後に
行なう。
【0021】つぎに、上記ステップ3において第一カバ
ー8が開放されていないと判断された場合には、第二カ
バー9が開放されているか否かが判断される(S9)。
そして、第二カバー9も開放されていない場合には、用
紙4の補給を行なう態勢になっていない場合であり、そ
のままリターンする。
【0022】一方、第二カバー9が開放されている場合
には、上記ステップ4と同様に搬送経路26中における
用紙4の有無が判断される(S10)。そして、用紙4
が有った場合にはリターンし、用紙4が無かった場合に
は、第二給紙トレイ6側に設けられている第一ロック機
構11のソレノイド15が“オン”されることにより、
係止爪14が係止部12から外れて第二給紙トレイ6が
非ロック状態になる(S11)。これにより、給紙位置
に位置する第二給紙トレイ6が引出位置へ向けて自重に
より自動的にスライドする。ついで、ソレノイド15の
“オン”状態が所定時間継続したか否かが判断され(S
12)、所定時間継続した後にソレノイド15が“オ
フ”になり(S13)、その後、第二カバー9が閉じら
れたか否かが判断され(S14)、第二カバー9が閉じ
られた後にリターンする。
【0023】ここで、第一給紙トレイ5へ用紙4を補給
するために第一カバー8を開放した場合には、図5にお
いて二点鎖線で示すように第一カバー8に設けた突起部
28が透過型フォトセンサ10の検出光を遮光する位置
へ移動し、第一カバー8を開放したことがこの透過型フ
ォトセンサ10によって検出される。そして、図8のフ
ローチャートにおけるステップ3及びステップ5に示す
ように、第一ロック状態切替手段により第一ロック機構
11が非ロック状態に切り替えられ、第一給紙トレイ5
が自重により自動的に引出位置へスライドする。従っ
て、用紙4を補給するために第一カバー8を開放するこ
とに伴って第一給紙トレイ5が自動的に引出位置へスラ
イドするため、用紙4の補給作業を手間をかけずに容易
に行なえる。なお、第二給紙トレイ6へ用紙4を補給す
るために第二カバー9を開放した場合も同様であり、ス
テップ9及びステップ11に示すように第一ロック状態
切替手段により第一ロック機構11が非ロック状態に切
り替えられ、第二給紙トレイ6が自重により自動的に引
出位置へスライドする。
【0024】つぎに、第一給紙トレイ5又は第二給紙ト
レイ6がスライドする際には、ラック17と噛み合って
いるピニオン18が回転するが、このピニオン18には
一方向オイルダンパ19が取り付けられているため、給
紙トレイ5,6が引出位置へ向けてスライドする際のピ
ニオン18の回転トルクが大きくなる。従って、給紙ト
レイ5,6が引出位置へスライドする際にはピニオン1
8が緩やかに回転すると共に給紙トレイ5,6が緩やか
にスライドし、引出位置へ自動的にスライドする給紙ト
レイ5,6が人や物に激しくぶつかるということが防止
される。
【0025】また、第一カバー8又は第二カバー9を開
放した場合において、第一ロック機構11を非ロック状
態へ切り替える前に搬送経路26中における用紙4の有
無を判断し、用紙4が有った場合にはステップ4又はス
テップ10に示すようにロック状態維持手段によって第
一ロック機構11がロック状態に維持される。従って、
搬送経路26中でのジャム処理のために第一カバー8や
第二カバー9を開放した場合には、給紙トレイ5,6は
給紙位置に維持されて引出位置へはスライドせず、搬送
経路26中でのジャム処理を円滑に行なえる。
【0026】つぎに、第一給紙トレイ5からの給紙中は
ステップ1及びステップ2に示すように第二ロック状態
切替手段によって第二ロック機構20が非ロック状態か
らロック状態に切り替えられ、第一カバー8と第二カバ
ー9とが閉止状態でロックされる。従って、給紙中に誤
ってカバー8,9を開放するということが防止され、給
紙中におけるカバー8,9の開放が原因となる用紙4の
搬送不良やジャムの発生が防止される。
【0027】なお、本実施例においては、二個の給紙ト
レイ5,6を設けた場合を例に挙げて説明したが、三個
以上の給紙トレイを設けたものであってもよい。
【0028】また、本実施例においては、いずれか一方
の給紙トレイ5,6からの給紙中には全てのカバー8,
9を閉止状態でロックする場合を例に挙げて説明した
が、第一給紙トレイ5からの給紙中は両方のカバー8,
9を閉止状態でロックし、第二給紙トレイ6からの給紙
中は第二カバー9のみを閉止状態でロックすると共に第
一カバー8を非ロック状態としてもよい。これは、第二
給紙トレイ6からの給紙中に第一カバー8を開放しても
搬送経路26中での用紙4の搬送に関して悪影響がない
ことと、第二給紙トレイ6からの給紙中に第一給紙トレ
イ5への用紙4の補給を行なえるようにすれば作業効率
を向上させることができるためである。
【0029】
【発明の効果】請求項1記載の発明は上述のように、画
像形成部へ給紙する用紙を収納すると共に給紙装置本体
内の給紙位置と前記給紙装置本体外へ引き出した引出位
置とへスライド自在な給紙トレイを有する給紙装置にお
いて、前記給紙トレイを引き出し方向の先端側が下向き
となる傾斜状態に設け、前記給紙トレイの引き出し方向
の先端側を開閉自在に覆うカバーとこのカバーの開閉状
態を検出するカバー開閉検出手段と給紙位置に位置する
前記給紙トレイをロック状態と非ロック状態とに切替自
在である第一ロック機構とを前記給紙装置本体に設け、
前記カバーが開放されたことを検出した前記カバー開閉
検出手段からの検出結果に基づいて前記第一ロック機構
をロック状態から非ロック状態に切り替える第一ロック
状態切替手段を設けたので、給紙カセット内への用紙の
補給を行なうためにカバーを開放することにより、用紙
を補給しようとする給紙トレイをロックしている第一ロ
ック機構を非ロック状態に切り替えると共にその給紙ト
レイを自重により自動的に引出位置へスライドさせるこ
とができ、従って、給紙トレイ内へ用紙を補給する作業
を容易に行なうことができる等の効果を有する。
【0030】請求項2記載の発明は上述のように、請求
項1記載の発明において、給紙トレイにラックを設け、
このラックと噛み合うピニオンを給紙装置本体に設け、
前記給紙トレイが引出位置へ向けてスライドする際にお
ける前記ピニオンの回転トルクを前記給紙トレイが給紙
位置へ向けてスライドする際における回転トルクより大
きくする一方向回転緩衝体を設けたので、給紙トレイが
引出位置へスライドする際において、一方向回転緩衝体
の働きによってピニオンが緩やかに回転することにな
り、従って、給紙トレイの引出位置へのスライドを緩や
かに行なわせることができ、引出位置へスライドする給
紙トレイが人や物に激しくぶつかるということを防止し
て安全性を向上させることができる等の効果を有する。
【0031】請求項3記載の発明は上述のように、請求
項1記載の発明において、給紙トレイから画像形成部へ
向けて用紙が搬送される搬送経路内における用紙の有無
を検出する用紙有無検出手段を設け、用紙が有ることを
検出した前記用紙有無検出手段からの検出結果に基づい
て第一ロック機構をロック状態に維持するロック状態維
持手段を設けたので、搬送経路内での用紙のジャム処理
のためにカバーを開放した場合には第一ロック機構をロ
ック状態に維持することができると共に給紙トレイが引
出位置へスライドすることを防止することができ、従っ
て、ジャム処理を円滑に行なうことができる等の効果を
有する。
【0032】請求項4記載の発明は上述のように、請求
項1記載の発明において、閉止状態のカバーをロック状
態と非ロック状態とに切替自在である第二ロック機構を
設け、給紙トレイからの給紙中において前記第二ロック
機構を非ロック状態からロック状態に切り替える第二ロ
ック状態切替手段を設けたので、給紙トレイからの給紙
中においては第二ロック機構によりカバーを閉止状態で
ロックすることができ、従って、給紙中にカバーを開放
するという誤操作を確実に防止することができ、給紙中
にカバーを開放したことが原因となる用紙の搬送不良や
ジャムの発生を防止することができる等の効果を有す
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す縦断側面図である。
【図2】本発明に係る給紙装置を有する複写機の全体構
造を示す縦断側面図である。
【図3】給紙トレイやカバー等の構造を示す分解斜視図
である。
【図4】第一ロック機構を拡大して示す側面図である。
【図5】カバーと透過型フォトセンサとの配置関係を示
す側面図である。
【図6】ラックとピニオンとを拡大して示す側面図であ
る。
【図7】第二ロック機構を拡大して示す側面図である。
【図8】給紙トレイ内へ用紙を補給する場合における一
連の制御動作を説明するフローチャートである。
【符号の説明】
2 画像形成部 3 給紙装置本体 4 用紙 5,6 給紙トレイ 8,9 カバー 10 カバー開閉検出手段 11 第一ロック機構 17 ラック 18 ピニオン 19 一方向回転緩衝体 20 第二ロック機構 26 搬送経路 27 用紙有無検出手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 柏原 裕 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株 式会社リコー内 (56)参考文献 特開 平3−79520(JP,A) 特開 平2−144337(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B65H 1/00 - 3/68

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像形成部へ給紙する用紙を収納すると
    共に給紙装置本体内の給紙位置と前記給紙装置本体外へ
    引き出した引出位置とへスライド自在な給紙トレイを有
    する給紙装置において、前記給紙トレイを引き出し方向
    の先端側が下向きとなる傾斜状態に設け、前記給紙トレ
    イの引き出し方向の先端側を開閉自在に覆うカバーとこ
    のカバーの開閉状態を検出するカバー開閉検出手段と給
    紙位置に位置する前記給紙トレイをロック状態と非ロッ
    ク状態とに切替自在である第一ロック機構とを前記給紙
    装置本体に設け、前記カバーが開放されたことを検出し
    た前記カバー開閉検出手段からの検出結果に基づいて前
    記第一ロック機構をロック状態から非ロック状態に切り
    替える第一ロック状態切替手段を設けたことを特徴とす
    る給紙装置。
  2. 【請求項2】 給紙トレイにラックを設け、このラック
    と噛み合うピニオンを給紙装置本体に設け、前記給紙ト
    レイが引出位置へ向けてスライドする際における前記ピ
    ニオンの回転トルクを前記給紙トレイが給紙位置へ向け
    てスライドする際における回転トルクより大きくする一
    方向回転緩衝体を設けたことを特徴とする請求項1記載
    の給紙装置。
  3. 【請求項3】 給紙トレイから画像形成部へ向けて用紙
    が搬送される搬送経路内における用紙の有無を検出する
    用紙有無検出手段を設け、用紙が有ることを検出した前
    記用紙有無検出手段からの検出結果に基づいて第一ロッ
    ク機構をロック状態に維持するロック状態維持手段を設
    けたことを特徴とする請求項1記載の給紙装置。
  4. 【請求項4】 閉止状態のカバーをロック状態と非ロッ
    ク状態とに切替自在である第二ロック機構を設け、給紙
    トレイからの給紙中において前記第二ロック機構を非ロ
    ック状態からロック状態に切り替える第二ロック状態切
    替手段を設けたことを特徴とする請求項1記載の給紙装
    置。
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