JP3337141B2 - 微細繊維状物の含水率の測定方法とその装置 - Google Patents
微細繊維状物の含水率の測定方法とその装置Info
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- JP3337141B2 JP3337141B2 JP2000050365A JP2000050365A JP3337141B2 JP 3337141 B2 JP3337141 B2 JP 3337141B2 JP 2000050365 A JP2000050365 A JP 2000050365A JP 2000050365 A JP2000050365 A JP 2000050365A JP 3337141 B2 JP3337141 B2 JP 3337141B2
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Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】微細繊維状物の含水率の測定
方法およびその装置に関するものであり、詳しくは、微
生物の発酵分解作用を利用した生ゴミ処理機等における
内容物の含水率の測定方法およびその装置に関するもの
である。
方法およびその装置に関するものであり、詳しくは、微
生物の発酵分解作用を利用した生ゴミ処理機等における
内容物の含水率の測定方法およびその装置に関するもの
である。
【０００２】
【従来の技術】従来、この種の測定装置としては、被測
定物の電気伝導度が含水率により変化することを利用し
た電気抵抗式水分計が知られている。
定物の電気伝導度が含水率により変化することを利用し
た電気抵抗式水分計が知られている。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】しかし、現実には被測
定物の密度のばらつきにより抵抗値が大きく影響され、
また水分に含まれる塩分等のイオン濃度にも影響を受け
るため求められた値は非常に大きくばらついているた
め、抵抗値から直接含水率を求めることは困難であると
いう問題があった。
定物の密度のばらつきにより抵抗値が大きく影響され、
また水分に含まれる塩分等のイオン濃度にも影響を受け
るため求められた値は非常に大きくばらついているた
め、抵抗値から直接含水率を求めることは困難であると
いう問題があった。
【０００４】そこで被測定物の密度やイオン濃度による
誤差が出にくく、抵抗値から直接含水率を求める方法や
熱源からの熱による温度上昇度を測定する方法等より正
確な含水率の測定方法およびその装置を提供することを
目的とする。
誤差が出にくく、抵抗値から直接含水率を求める方法や
熱源からの熱による温度上昇度を測定する方法等より正
確な含水率の測定方法およびその装置を提供することを
目的とする。
【０００５】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、被測定物を直接または間接的に加熱するヒーターを
設け、被測定物内に配置した一対の電極の内少なくとも
一つをそのヒーターの熱で被測定物が乾燥する領域内に
配置し、その電極間において被測定物が初期状態から、
前記ヒーターで加熱されて乾燥し電極間の抵抗値が設定
値を超えるまでの時間から被測定物の含水率を算出す
る。
め、被測定物を直接または間接的に加熱するヒーターを
設け、被測定物内に配置した一対の電極の内少なくとも
一つをそのヒーターの熱で被測定物が乾燥する領域内に
配置し、その電極間において被測定物が初期状態から、
前記ヒーターで加熱されて乾燥し電極間の抵抗値が設定
値を超えるまでの時間から被測定物の含水率を算出す
る。
【０００６】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を図面を参照
して説明する。図１は、本発明の一つの実施形態を示し
たものであり、隔壁Ｗは、生ゴミ処理機の処理槽の絶縁
性壁面の一部を示したものである。その処理槽内部には
微細繊維状の被測定物Ａが収容されている。ヒーターＨ
１は隔壁Ｗを介して乾燥領域Ａ１内の被測定物Ａを加熱
し乾燥させることができる。隔壁Ｗを貫通して前記乾燥
領域Ａ１内にその一部を露出した一対の電極Ｎ１、Ｎ２
間の抵抗値を求めるために、抵抗値と相関関係のある電
圧を測定する。そのために電極Ｎ１、Ｎ２に交流電源１
０を接続し、電圧計２０で前記電極間の電圧を計測す
る。その時間的変位を図３以下に示している。
して説明する。図１は、本発明の一つの実施形態を示し
たものであり、隔壁Ｗは、生ゴミ処理機の処理槽の絶縁
性壁面の一部を示したものである。その処理槽内部には
微細繊維状の被測定物Ａが収容されている。ヒーターＨ
１は隔壁Ｗを介して乾燥領域Ａ１内の被測定物Ａを加熱
し乾燥させることができる。隔壁Ｗを貫通して前記乾燥
領域Ａ１内にその一部を露出した一対の電極Ｎ１、Ｎ２
間の抵抗値を求めるために、抵抗値と相関関係のある電
圧を測定する。そのために電極Ｎ１、Ｎ２に交流電源１
０を接続し、電圧計２０で前記電極間の電圧を計測す
る。その時間的変位を図３以下に示している。
【０００７】図２は、本発明の他の実施形態を示したも
のであり、筒状体に形成された電極Ｎ３は、その内部に
ヒーターＨ２を絶縁状態で内蔵している。ヒーターＨ２
は電極Ｎ３を介して乾燥領域Ａ２内の被測定物Ａを加熱
し乾燥させることができる。一方の電極Ｎ４は一般的な
形状とし、この一対の電極Ｎ３、Ｎ４は隔壁Ｗを貫通し
てその一部を被測定物Ａ内に露出した状態で設けられて
いる。電極Ｎ４は必ずしも前記乾燥領域Ａ２内に配置す
る必要は無い。
のであり、筒状体に形成された電極Ｎ３は、その内部に
ヒーターＨ２を絶縁状態で内蔵している。ヒーターＨ２
は電極Ｎ３を介して乾燥領域Ａ２内の被測定物Ａを加熱
し乾燥させることができる。一方の電極Ｎ４は一般的な
形状とし、この一対の電極Ｎ３、Ｎ４は隔壁Ｗを貫通し
てその一部を被測定物Ａ内に露出した状態で設けられて
いる。電極Ｎ４は必ずしも前記乾燥領域Ａ２内に配置す
る必要は無い。
【０００８】次に測定の手順について説明する。処理槽
内の被測定物Ａを２時間ごとに撹拌しながら、前記電極
間の電圧を測定して抵抗値を求める。図３は、横軸に時
間Ｈ、縦軸に電圧Ｖをとって、その測定データの全体を
示したグラフであり、急激な電圧の上昇および下降して
いるところが撹拌時点である。これは被測定物Ａが撹拌
されるとき一時的に電極との接触部に空間ができるため
電圧が急激に上がり、その後湿った状態の被測定物Ａが
接触するので電圧が急激に下がるのである。
内の被測定物Ａを２時間ごとに撹拌しながら、前記電極
間の電圧を測定して抵抗値を求める。図３は、横軸に時
間Ｈ、縦軸に電圧Ｖをとって、その測定データの全体を
示したグラフであり、急激な電圧の上昇および下降して
いるところが撹拌時点である。これは被測定物Ａが撹拌
されるとき一時的に電極との接触部に空間ができるため
電圧が急激に上がり、その後湿った状態の被測定物Ａが
接触するので電圧が急激に下がるのである。
【０００９】図４、図５、図６は、それぞれ前記図３の
ｈ１、ｈ２、ｈ３時点の状態を拡大して示したものであ
る。図４は、電圧の設定値Ｖ１に達しておらず計測範囲
外である。図５は、撹拌後の被測定物Ａが初期状態から
設定値Ｖ１を超えるまでの時間がＴ１である。図６は、
撹拌後の被測定物Ａが初期状態から設定値Ｖ１を超える
までの時間がＴ２である。Ｔ１＞Ｔ２である。以上のこ
とからｈ１時の含水率はｈ２時の含水率より大きく、ｈ
２時の含水率はｈ３時の含水率より大きいことがわか
る。
ｈ１、ｈ２、ｈ３時点の状態を拡大して示したものであ
る。図４は、電圧の設定値Ｖ１に達しておらず計測範囲
外である。図５は、撹拌後の被測定物Ａが初期状態から
設定値Ｖ１を超えるまでの時間がＴ１である。図６は、
撹拌後の被測定物Ａが初期状態から設定値Ｖ１を超える
までの時間がＴ２である。Ｔ１＞Ｔ２である。以上のこ
とからｈ１時の含水率はｈ２時の含水率より大きく、ｈ
２時の含水率はｈ３時の含水率より大きいことがわか
る。
【００１０】事前に被測定物Ａが初期の状態から、設定
値を超えるまでの時間Ｔと被測定物Ａの含水率との相関
関係を明らかにしておき、時間Ｔ１、Ｔ２からそのとき
の含水率を算出する。なお電圧は周囲温度の影響を受け
るため、被測定物Ａの温度を測定し、補正を行なえば計
測制度はさらに向上する。
値を超えるまでの時間Ｔと被測定物Ａの含水率との相関
関係を明らかにしておき、時間Ｔ１、Ｔ２からそのとき
の含水率を算出する。なお電圧は周囲温度の影響を受け
るため、被測定物Ａの温度を測定し、補正を行なえば計
測制度はさらに向上する。
【００１１】
【発明の効果】簡単な構成でありながら、被測定物Ａが
撹拌されて初期状態に戻った時点からヒーターで加熱さ
れて乾燥し電極間の電圧が設定値を超える時点までの時
間から被測定物Ａの含水率を算出するため、イオン濃度
による誤差や密度による誤差が表れにくい。また熱源か
らの熱による温度上昇を確認する方法等に比べて正確な
含水率を算出することが出来る。
撹拌されて初期状態に戻った時点からヒーターで加熱さ
れて乾燥し電極間の電圧が設定値を超える時点までの時
間から被測定物Ａの含水率を算出するため、イオン濃度
による誤差や密度による誤差が表れにくい。また熱源か
らの熱による温度上昇を確認する方法等に比べて正確な
含水率を算出することが出来る。
【図１】本発明の実施形態を示した断面図
【図２】本発明の他の実施形態を示した断面図
【図３】測定データの全体を示したグラフ
【図４】図３におけるｈ１時点を拡大して示したグラフ
【図５】図３におけるｈ２時点を拡大して示したグラフ
【図６】図３におけるｈ３時点を拡大して示したグラフ
Ａ…被測定物 Ａ１…乾燥領域 Ｗ…隔壁 Ｈ１、Ｈ２…ヒーター Ｎ１〜Ｎ４…電極 １０…交流電源 ２０…電圧計
Claims (3)
- 【請求項１】微細繊維状の被測定物を直接または間接的
に加熱するヒーターを設け、被測定物内に配置した一対
の電極の内少なくとも一つをそのヒーターの熱で被測定
物が乾燥する領域内に配置し、その電極間において被測
定物が初期状態から、前記ヒーターで加熱されて乾燥し
電極間の抵抗値が設定値を超えるまでの時間から被測定
物の含水率を算出する微細繊維状物の含水率の測定方
法。 - 【請求項２】微細繊維状の被測定物を直接または間接的
に加熱するヒーターを設け、電源に接続し被測定物内に
配置した一対の電極の内少なくとも一つをそのヒーター
の熱で被測定物が乾燥する領域内に配置し、その電極間
の電圧を計測する電圧計を備えたことを特徴とする微細
繊維状物の含水率の測定装置。 - 【請求項３】一対の電極の内少なくとも一つの電極の内
部に、その電極とは絶縁状態でヒーターを内蔵したこと
を特徴とする請求項２記載の微細物の含水率の測定装
置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2000050365A JP3337141B2 (ja) | 2000-02-28 | 2000-02-28 | 微細繊維状物の含水率の測定方法とその装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2000050365A JP3337141B2 (ja) | 2000-02-28 | 2000-02-28 | 微細繊維状物の含水率の測定方法とその装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2001242111A JP2001242111A (ja) | 2001-09-07 |
| JP3337141B2 true JP3337141B2 (ja) | 2002-10-21 |
Family
ID=18572154
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2000050365A Expired - Fee Related JP3337141B2 (ja) | 2000-02-28 | 2000-02-28 | 微細繊維状物の含水率の測定方法とその装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3337141B2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN108956719A (zh) * | 2018-04-10 | 2018-12-07 | 北京七芯中创科技有限公司 | 一种重量含水率测量方法及装置 |
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| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP6973434B2 (ja) * | 2019-03-13 | 2021-11-24 | Ｊｆｅスチール株式会社 | 空隙検査装置及び空隙検査方法 |
-
2000
- 2000-02-28 JP JP2000050365A patent/JP3337141B2/ja not_active Expired - Fee Related
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| CN108956719A (zh) * | 2018-04-10 | 2018-12-07 | 北京七芯中创科技有限公司 | 一种重量含水率测量方法及装置 |
| CN108956719B (zh) * | 2018-04-10 | 2021-05-25 | 北京七芯中创科技有限公司 | 一种重量含水率测量方法及装置 |
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| JP2001242111A (ja) | 2001-09-07 |
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|---|---|---|---|
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