JP3334329B2 - インバ−タ装置及びエレベ−タの制御装置 - Google Patents
インバ−タ装置及びエレベ−タの制御装置Info
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Description
圧を平滑する平滑コンデンサを予備充電するインバ−タ
装置及びエレベ−タのかごを昇降する交流電動機を駆動
するインバ−タ装置に設けられたコンバ−タの出力電圧
を平滑する平滑コンデンサを予備充電するエレベ−タ制
御装置に関するものである。
公報に示された従来のエレベータの制御装置に用いられ
たインバ−タ装置を示す構成図である。図において、
R、S、Tは三相交流電源、1は交流電源R、S、Tに
接続された配線用遮断器、2はダイオ−ドによる三相全
波整流回路からなりコンタクタの接点18a〜18cを
介して遮断器1に接続されたコンバ−タ、3はコンバ−
タ2の直流側に接続され直流出力を平滑にする平滑コン
デンサ、4は平滑コンデンサ3を予備充電する充電回
路、5は交流側がコンタクタの接点18a〜18cの入
力側に接続され直流側の一線がインピ−ダンス6を介し
て平滑コンデンサ3の一端に接続され、他の一線が平滑
コンデンサ3の他端に接続された充電用の整流器、7は
平滑コンデンサ3の両端に接続され直流電圧を可変電
圧、可変周波数の三相交流電力に変換するインバ−タ、
8はインバ−タ7に接続されたエレベ−タ駆動用の誘導
電動機、9は誘導電動機8が駆動する巻上機、10はか
ご11と釣り合い重り12を接続するロ−プである。1
3、14はそれぞれインピ−ダンス6の両端に接続され
た電圧検出用抵抗、15は抵抗13の両端に接続され、
整流器5の出力をピ−クホ−ルドするコンデンサ、16
はそれぞれ抵抗13、14の電圧降下を利用した整流器
5の出力電圧を検出する電圧VD と平滑コンデンサ3の
出力電圧を検出する電圧VDC(以後、これらを電圧V
D 、電圧VDCと称す)を比較する比較回路、17は比較
回路16の出力を受けてコンタクタの接点18a〜18
cの開閉を制御する開閉制御手段である。尚、100は
エレベ−タ制御装置に設けられたインバ−タ装置であ
る。
す構成図である。図において、19はマイクロコンピュ
−タであり、CPU19A、メモリ19B、入力回路1
9C、出力回路19Dを有している。20は主回路との
絶縁を行う絶縁回路、21はエレベ−タの各安全をチエ
ックする安全チエック回路、22はマイクロコンピュ−
タ19の出力によりコンタクタの接点18a〜18cを
閉成する駆動回路である。
タ装置の動作を図10により説明する。図10は、遮断
器1が投入されてから起動までのマイクロコンピュ−タ
19が行う処理を示すフロ−チャ−トである。図におい
て、遮断器1が投入されると、整流器5とインピ−ダン
ス6を介してコンデンサ15及び平滑コンデンサ3はそ
れぞれ充電される。しかし、コンデンサ15の静電容量
は平滑コンデンサ3のそれより十分小さい値に選定され
ているので、電圧VD は電圧VDCよりも十分早く立ち上
がる。電圧VDCと電圧VD の差が所定値以上ある間、即
ち、充電中は比較回路16の出力は負となり、かご11
の起動指令が発生してもステップS3によってコンタク
タの接点18a〜18cは閉成されず、平滑コンデンサ
3への突入電流は阻止される。電圧VDCと電圧VD の差
が所定値未満となると、比較回路16の出力は正とな
り、かご11の起動指令が発生し、安全チエックがOK
ならば、ステップS4においてコンタクタの接点18a
〜18cの閉成信号を出力し、駆動回路22によって、
コンタクタの接点18a〜18cは閉成される。しか
し、このとき平滑コンデンサ3の両端電圧は、交流電源
R、S、Tの電圧に近接しているので、突入電流が流入
することなく、インバ−タ7によって変換された可変電
圧、可変周波数の三相交流電力が誘導電動機8に供給さ
れて、巻上機9を駆動し、かご11は走行する。
は以上のように構成されているので、平滑コンデンサ3
の予備充電中に交流電源R、S、Tの電圧が一時的に降
下すると、電圧VD は交流電源R、S、Tの電圧の変動
に伴い同じく変動するので、電圧VDCと電圧VDの差が
所定値よりも一時的に小さくなって、比較回路16の出
力は正となる。比較回路16の動作直後に起動指令が発
生し、交流電源R、S、Tの電圧が回復した場合、交流
電源R、S、Tの電圧と平滑コンデンサ3の電圧差は大
きい状態でコンタクタの接点18a〜18cは閉成され
るので、この電圧差による突入電流が流れることにな
る。特にエレベ−タ装置では併設されたエレベ−タ装置
の起動停止により電圧が変動するので上述の問題が発生
する機会が多く、経年的にコンタクタの接点18a〜1
8cやコンバ−タ2のダイオ−ドを劣化させるという問
題があった。この問題を解決するために、平滑コンデン
サ3と整流器5の電圧が等しくなった時に比較回路16
が動作するように設定すると、起動までにかなりの時間
が必要とし、場合によってはいつまで経っても起動でき
ない恐れがある。また、整流器5の入力側に昇圧トラン
スを挿入することも考えられるが、充電回路が大型化
し、且つ高価になるという問題があった。上述の問題は
従来のインバ−タ装置をエレベ−タの制御装置に用いた
例を基に説明したが、交流電源R、S、Tの電圧が変動
する他の用途においても同様の問題を生ずるものであ
る。
ためになされたもので、第1の目的は、信頼性の高い平
滑コンデンサの充電検出を行い、インバ−タ装置の起動
時の突入電流を低減したインバ−タ装置を安価に提供す
ること。
な充電時間で平滑コンデンサの充電検出を行い、エレベ
−タのかごの起動待ち時間を短縮できるエレベ−タの制
御装置を安価に提供することにある。
タ装置は、エレベ−タのかごを昇降する電動機を駆動す
るインバ−タ装置において、交流電力を直流電力に変換
するコンバ−タと、該コンバ−タの出力電圧を平滑する
平滑コンデンサと、上記交流電力の電源から上記コンバ
−タへの電力供給路を開閉する第1の開閉手段と、該第
1の開閉手段と上記コンバ−タの間の電力供給路を開閉
する第2の開閉手段と、該第2の開閉手段と上記第1の
開閉手段の間の電力供給路に接続され、上記平滑コンデ
ンサをインピ−ダンスを介して予備充電する予備充電回
路と、上記平滑コンデンサの充電電圧を可変電圧及び可
変周波数の交流電力に変換して出力するインバ−タと、
上記第1の開閉手段が閉成後に、上記平滑コンデンサの
充電電圧と上記予備充電回路の出力電圧の差が第1の所
定値以下となると信号を出力する第1の比較回路と、該
第1の比較回路が信号を出力してから所定時間以上経過
するまでは上記かごの起動指令が発生しても上記第2の
開閉手段の閉成を禁止し、上記第1の比較回路が信号を
出力してから所定時間経過後であって、且つ、上記かご
の起動指令が出力されている場合に、上記第2の開閉手
段を閉成する開閉制御手段を備えるようにしたものであ
る。
置は、交流電力を直流電力に変換するコンバ−タと、該
コンバ−タの出力電圧を平滑する平滑コンデンサと、上
記交流電力の電源から上記コンバ−タへの電力供給路を
開閉する第1の開閉手段と、該第1の開閉手段と上記コ
ンバ−タの間の電力供給路を開閉する第2の開閉手段
と、該第2の開閉手段と上記第1の開閉手段の間の電力
供給路に接続され、上記平滑コンデンサをインピ−ダン
スを介して予備充電する予備充電回路と、上記平滑コン
デンサの充電電圧を可変電圧及び可変周波数の交流電力
に変換して出力し、エレベ−タのかごを昇降する電動機
を駆動するインバ−タと、上記第1の開閉手段が閉成後
に、上記平滑コンデンサの充電電圧と上記予備充電回路
の出力電圧の差が第1の所定値以下となると信号を出力
する第1の比較回路と、該第1の比較回路が信号を出力
してから所定時間以上経過するまでは上記かごの起動指
令が発生しても上記第2の開閉手段の閉成を禁止し、上
記第1の比較回路が信号を出力してから所定時間経過後
であって、且つ、上記かごの起動指令が出力されている
場合に、上記第2の開閉手段を閉成する開閉制御手段を
備えるようにしたものである。
置は、開閉制御手段が、第1の開閉手段が閉成してから
第1の比較回路が信号を出力するまでの時間を測定し、
該時間から第1の比較回路が信号出力後に平滑コンデン
サがほぼ充電完了するまでの充電時間を演算し、上記第
1の比較回路が信号を出力してから上記充電時間以上経
過した後であって、且つ、上記かごの起動指令が出力さ
れている場合に、第2の開閉手段を閉成するようにした
ものである。
置は、交流電力を直流電力に変換するコンバ−タと、該
コンバ−タの出力電圧を平滑する平滑コンデンサと、上
記交流電力の電源から上記コンバ−タへの電力供給路を
開閉する第1の開閉手段と、該第1の開閉手段と上記コ
ンバ−タの間の電力供給路を開閉する第2の開閉手段
と、該第2の開閉手段と上記第1の開閉手段の間の電力
供給路に接続され、上記平滑コンデンサをインピ−ダン
スを介して予備充電する予備充電回路と、上記平滑コン
デンサの充電電圧を可変電圧及び可変周波数の交流電力
に変換して出力し、エレベ−タのかごを昇降する電動機
を駆動するインバ−タと、上記第1の開閉手段が閉成後
に、上記平滑コンデンサの充電電圧と上記予備充電回路
の出力電圧の差が第1の所定値以下となると信号を出力
する第1の比較回路と、上記第1の開閉手段が閉成後
に、上記平滑コンデンサの充電電圧と上記予備充電回路
の出力電圧の差が第1の所定値より小さい第2の所定値
となると信号を出力する第2の比較回路と、第1の比較
回路が信号を出力するまでの時間と上記第2の比較回路
が信号を出力するまでの時間を測定し、上記2つの時間
から上記第2の比較回路が信号を出力後に平滑コンデン
サがほぼ充電完了するまでの充電時間を演算し、上記第
2の比較回路が信号を出力してから充電時間以上経過す
るまでは上記かごの起動指令が発生しても上記第2の開
閉手段の閉成を禁止し、上記第2の比較回路が信号を出
力してから上記充電時間以上経過した後であって、且
つ、上記かごの起動指令が出力されている場合に、第2
の開閉手段を閉成する開閉制御手段を備えるようにした
ものである。
閉手段が閉成後に、平滑コンデンサの充電電圧と予備充
電回路の出力電圧の差が第1の所定値以下となると、第
1の比較回路は信号を出力し、第1の比較回路が信号を
出力してから所定時間以上経過するまではかごの起動指
令が発生しても第2の開閉手段の閉成を禁止し、第1の
比較回路が信号を出力してから所定時間経過後であっ
て、且つ、上記かごの起動指令が出力されている場合
に、開閉制御手段が第2の開閉手段を閉成して、コンバ
−タに三相交流電源電圧を印加するようにしたので、平
滑コンデンサの充電電圧が、第1の比較回路が信号を出
力した時より更に昇圧した状態で三相交流電源電圧をコ
ンバ−タに印加する。
装置は、第1の開閉手段が閉成後に、平滑コンデンサの
充電電圧と予備充電回路の出力電圧の差が第1の所定値
以下となると、第1の比較回路が信号を出力し、第1の
比較回路が信号を出力してから所定時間以上経過するま
ではかごの起動指令が発生しても第2の開閉手段の閉成
を禁止し、第1の比較回路が信号を出力してから所定時
間経過後であって、且つ、エレベ−タのかごの起動指令
が出力されている場合に、開閉制御手段が第2の開閉手
段を閉成して、コンバ−タに三相交流電源電圧を印加す
るようにしたので、平滑コンデンサの充電電圧が、第1
の比較回路が信号を出力した時より更に昇圧した状態
で、三相交流電源電圧をコンバ−タに印加する。
装置は、開閉制御手段が、第1の開閉手段が閉成してか
ら第1の比較回路が信号を出力するまでの時間を測定
し、この時間から第1の比較回路が信号出力後に平滑コ
ンデンサがほぼ充電完了するまでの充電時間を演算し、
第1の比較回路が信号を出力してから所定時間以上経過
するまではかごの起動指令が発生しても第2の開閉手段
の閉成を禁止し、第1の比較回路が信号を出力してから
充電時間以上経過した後であって、且つ、エレベ−タの
かごの起動指令が出力されている場合に、第2の開閉手
段を閉成するようにしたので、第1の比較回路が信号を
出力してから、より的確な充電時間を設定でき、平滑コ
ンデンサがほぼ充電完了した状態で、三相交流電源電圧
をコンバ−タに印加する。
装置は、第1の開閉手段が閉成後に、平滑コンデンサの
充電電圧と予備充電回路の出力電圧の差が第1の所定値
以下となると信号を出力する第1の比較回路と、第1の
開閉手段が閉成後に、平滑コンデンサの充電電圧と予備
充電回路の出力電圧の差が第1の所定値より小さい第2
の所定値となると信号を出力する第2の比較回路と、第
1の比較回路が信号を出力するまでの時間と上記第2の
比較回路が信号を出力するまでの時間を測定し、上記2
つの時間から上記第2の比較回路が信号を出力後に平滑
コンデンサがほぼ充電完了するまでの充電時間を演算
し、第2の比較回路が信号を出力してから充電時間以上
経過するまではかごの起動指令が発生しても第2の開閉
手段の閉成を禁止し、上記第2の比較回路が信号を出力
してから上記充電時間以上経過した後であって、且つ、
エレベ−タのかごの起動指令が出力されている場合に、
第2の開閉手段を閉成するようにしたので、上記の2つ
の比較回路が信号を出力する時間から、より的確な充電
時間を設定でき、平滑コンデンサがほぼ充電完了した状
態で、三相交流電源電圧をコンバ−タに印加する。
する。この発明のインバ−タ装置の構成は図8、図9に
示したエレベ−タ装置に用いられたインバ−タ装置の構
成と同様の構成である。
明する。図1は充電時間と共に変化する電圧VDCと電圧
VD の関係を示す説明図であり、平滑コンデンサ3の充
電電圧に係る電圧VDCは回路の時定数により定まる曲線
で上昇することが示されている。図2は遮断器1が投入
されてからエレベ−タのかご11が起動するまでのマイ
クロコンピュ−タ19が行う処理を示すフロ−チャ−ト
である。図において、遮断器1が投入されると平滑コン
デンサ3は整流器5とインピ−ダンス6を介して徐々に
充電される。また、電圧VD は遮断器1の投入と同時に
立ち上がる。電圧VDCと電圧VD の差が所定値以上ある
間は比較回路16の出力は負となり、ステップS5にお
いて次のステップに進めない。電圧VDCと電圧VD の差
が所定値未満になると、比較回路16の出力は正とな
り、ステップS6において時間tが測定開始され、ステ
ップS7において図2に示す所定時間T以上経過するま
では、かご11の起動指令が発生してもコンタクタの接
点18a〜18cの閉成は禁止され、突入電流は阻止さ
れる。所定時間T以上経過後にステップS8においてか
ごの起動指令が発生されると、ステップS9において安
全チエックがOKならばステップS10においてコンタ
クタの接点18a〜18cの閉成信号を出力し、駆動回
路22によってコンタクタの接点18a〜18cは閉成
される。このとき平滑コンデンサ3の両端電圧は、交流
電源R、S、Tの電圧に十分接近しているので、突入電
流が流入することなく、インバ−タ7によって変換され
た可変電圧、可変周波数の三相交流電力が誘導電動機8
に供給されて、巻上機9を駆動し、かご11は走行す
る。尚、通常比較回路16が判定する電圧VDCと電圧V
D の差は、正規電圧変動に対する誤動作を避けるため、
正規電圧の変動の幅より小さくできない。
圧VDCと電圧VD を比較し、この差が所定値以下になっ
てかご11の起動指令が発生すると即座に起動できるよ
うに制御していたので、比較回路16の動作直後に起動
指令が発生した場合、交流電源R、S、Tと平滑コンデ
ンサ3の電圧差による突入電流が流れ、経年的にコンタ
クタの接点18a〜18cやコンバ−タ2のダイオ−ド
を劣化させるという問題があったが、この点を上述の簡
単な構成で解決することができる。尚、この実施例では
インバ−タ装置100をエレベ−タの制御装置に用いた
例について説明したが、交流電源R、S、Tが変動する
他の用途に適用しても同様な効果を奏するものである。
置の他の態様の実施例について説明する。この発明のイ
ンバ−タ装置の構成は図8、図9に示したエレベ−タ装
置に用いられたインバ−タ装置の構成と同様の構成であ
る。図3はこの発明のインバ−タ装置の一実施例の充電
時間と共に変化する電圧VDCと電圧VD の関係を示す説
明図であり、図4はは遮断器1が投入されてからエレベ
−タのかご11が起動するまでのマイクロコンピュ−タ
19が行う処理を示すフロ−チャ−トである。
3、図4に基づいて説明する。図において遮断器1が投
入されるとステップS11において図3に示す時間t1
の測定が開始され、ステップS12、S13において電
圧VDCと電圧VD の差が所定値未満になって比較回路1
6の出力が正となるまで時間t1 は計測される。 次
に、ステップS14において時間t1 を基に、平滑コン
デンサ3がほぼ充電完了するまでの、図3に示す充電完
了時間Tが演算される。ステップS15、S16におい
て充電完了時間T以上経過するまではかご11の起動は
禁止され、突入電流は阻止される。ステップS17にお
いて起動指令が発生されると、ステップS18において
安全チエックOKならば、S19においてコンタクタの
接点18a〜18cの閉成信号を出力し、駆動回路22
によってコンタクタの接点18a〜18cは閉成され
る。このとき平滑コンデンサ3の両端電圧は、交流電源
R、S、Tの電圧に十分接近しているので、突入電流が
流入することなく、インバ−タ7によって変換された可
変電圧、可変周波数の三相交流電力が誘導電動機8に供
給され、巻上機9を駆動し、かご11は走行する。
16の出力が正となるまでの時間t1 を計測し、この時
間t1 を基に、平滑コンデンサ3がほぼ充電完了するま
での充電完了時間Tを演算してコンタクタの接点18a
〜18cを開閉制御し、的確な充電時間でかご11を起
動するので、エレベ−タの制御装置は遮断機1の投入か
ら起動までの時間を短縮できる。
置の他の態様の実施例について説明する。図5はこの発
明のインバ−タ装置の構成を示す構成図であり、同一符
号は同一又は相当部分を示すので説明を省略する。図6
は充電時間と共に変化する電圧VDCと電圧VD の関係を
示す説明図である。図において、16aは電圧VDCと電
圧VD の差が図6に示す第1の所定値以下となると動作
する比較回路、16bは上記電圧差が第1の所定値より
小さく、図6に示す第2の所定値以下になると動作する
第2の比較回路、17Aは遮断器1が投入されてから第
1の比較回路が動作するまでの時間t2 と第2の比較回
路が動作するまでの時間t3 を計測し、平滑コンデンサ
3がほぼ充電完了するまでの、図6に示す充電完了時間
Tを演算してコンタクタの接点18a〜18cの開閉を
制御する開閉制御手段である。
7に基づいて説明する。図7はは遮断器1が投入されて
からエレベ−タのかご11が起動するまでのマイクロコ
ンピュ−タ19が行う処理を示すフロ−チャ−トであ
る。図において遮断器1が投入されるとステップS2
0、S21、S22において図6に示す第1の比較回路
16aが動作するまでの時間t2 が測定され、さらにス
テップS23、S24、S25において第2の比較回路
16bが動作するまでの時間t3 が計測される。次に、
ステップS26において上記時間t2 、t3 を基に平滑
コンデンサ3の充電がほぼ完了するまでの充電完了時間
Tが演算され、ステップS27、S28において充電完
了時間T以上経過するまでかご11の起動は禁止され、
突入電流は阻止される。ステップS29において起動指
令が発生されると、ステップS30において安全チエッ
クOKならば、S31において開閉制御手段17Aはコ
ンタクタの接点18a〜18cの閉成信号を出力し、駆
動回路22によってコンタクタの接点18a〜18cは
閉成される。このとき平滑コンデンサ3の両端電圧は、
交流電源R、S、Tの電圧に十分接近しているので、突
入電流が流入することなく、インバ−タ7によって変換
された可変電圧、可変周波数の三相交流電力が誘導電動
機8に供給されて、巻上機9を駆動し、かご11は走行
する。
較回路16a及び第2の比較回路16bの出力が正とな
るまでの時間t2 、t3 を計測し、この時間t2 、t3
をもとに、平滑コンデンサ3がほぼ充電完了するまでの
充電完了時間Tを演算してコンタクタの接点18a〜1
8cを開閉制御し、より的確な充電時間でかご11を起
動するので、エレベ−タの制御装置は遮断機1の投入か
ら起動までの時間を短縮できる。
バ−タ装置を、エレベ−タのかごを昇降する電動機を駆
動するインバ−タ装置にであって、第1の開閉手段が閉
成後に、平滑コンデンサの充電電圧と予備充電回路の出
力電圧の差が第1の所定値以下となると、第1の比較回
路は信号を出力し、第1の比較回路が信号を出力してか
ら所定時間以上経過するまではかごの起動指令が発生し
ても開閉制御手段が第2の開閉手段の閉成を禁止し、第
1の比較回路が信号を出力してから所定時間経過であっ
て、且つ、かごの起動指令が出力されている場合に、開
閉制御手段が第2の開閉手段を閉成して、コンバ−タに
三相交流電源電圧を印加するように構成すると、平滑コ
ンデンサの充電電圧が、第1の比較回路が信号を出力し
た時より更に昇圧した状態で三相交流電源電圧がコンバ
−タに印加されるので、高い信頼性で平滑コンデンサへ
の突入電流は抑制され、接点及びダイオ−ド等の劣化を
抑制したインバ−タ装置を簡単な構成で実現でき、しか
も安価に提供できる効果がある。
御装置を、第1の開閉手段が閉成後に、平滑コンデンサ
の充電電圧と予備充電回路の出力電圧の差が第1の所定
値以下となると、第1の比較回路が信号を出力し、第1
の比較回路が信号を出力してから所定時間以上経過する
まではかごの起動指令が発生しても第2の開閉手段の閉
成を禁止し、第1の比較回路が信号を出力してから所定
時間経過後であって、且つ、エレベ−タのかごの起動指
令が出力されている場合に、開閉制御手段が第2の開閉
手段を閉成して、コンバ−タに三相交流電源電圧を印加
するように構成すると、平滑コンデンサの充電電圧が、
第1の比較回路が信号を出力した時より更に昇圧した状
態で三相交流電源電圧がコンバ−タに印加されるので、
エレベ−タのかごが起動しても高い信頼性で平滑コンデ
ンサへの突入電流は抑制され、接点及びダイオ−ド等の
劣化を抑制し、所定時間経過後に確実にかごを起動でき
るエレベ−タの制御装置を簡単な構成で実現でき、しか
も安価に提供できる効果がある。
御装置を、開閉制御手段が、第1の開閉手段が閉成して
から第1の比較回路が信号を出力するまでの時間を測定
し、この時間から第1の比較回路が信号出力後に平滑コ
ンデンサがほぼ充電完了するまでの充電時間を演算し、
第1の比較回路が信号を出力してから所定時間以上経過
するまではかごの起動指令が発生しても第2の開閉手段
の閉成を禁止し、第1の比較回路が信号を出力してから
充電時間以上経過した後であって、且つ、エレベ−タの
かごの起動指令が出力されている場合に、第2の開閉手
段を閉成するように構成すると、第1の比較回路が信号
を出力してから、より的確な充電時間を設定でき、平滑
コンデンサがほぼ充電完了した状態で、三相交流電源電
圧がコンバ−タに印加されるので、エレベ−タのかごが
起動しても高い信頼性で平滑コンデンサへの突入電流は
抑制され、接点及びダイオ−ド等の劣化を抑制し、第1
の開閉手段が閉成してから起動までの時間を短縮できる
エレベ−タの制御装置を簡単な構成で実現でき、しかも
安価に提供できる効果がある。
御装置を、第1の開閉手段が閉成後に、平滑コンデンサ
の充電電圧と予備充電回路の出力電圧の差が第1の所定
値以下となると信号を出力する第1の比較回路と、第1
の開閉手段が閉成後に、平滑コンデンサの充電電圧と予
備充電回路の出力電圧の差が第1の所定値より小さい第
2の所定値となると信号を出力する第2の比較回路を備
え、開閉制御手段が、第1の比較回路が信号を出力する
までの時間と上記第2の比較回路が信号を出力するまで
の時間を測定し、上記2つの時間から上記第2の比較回
路が信号を出力後に平滑コンデンサがほぼ充電完了する
までの充電時間を演算し、第2の比較回路が信号を出力
してから充電時間以上経過するまではかごの起動指令が
発生しても第2の開閉手段の閉成を禁止し、上記第2の
比較回路が信号を出力してから充電時間以上経過した後
であって、且つ、エレベ−タのかごの起動指令が出力さ
れている場合に、第2の開閉手段を閉成するように構成
すると、上記の2つの比較回路が信号を出力する時間か
ら、より的確な充電時間を設定でき、平滑コンデンサが
ほぼ充電完了した状態で、三相交流電源電圧がコンバ−
タに印加されるので、エレベ−タのかごが起動しても高
い信頼性で平滑コンデンサへの突入電流は抑制され、接
点及びダイオ−ド等の劣化を抑制し、第1の開閉手段が
閉成してから起動までの時間を短縮できるエレベ−タの
制御装置を簡単な構成で実現でき、しかも安価に提供で
きる効果がある。
用いられたインバ−タ装置の平滑コンデンサの充電時間
と充電電圧の関係を示す説明図である。
用いられたインバ−タ装置の動作を示すフロ−チャ−ト
である。
用いられたインバ−タ装置の平滑コンデンサの充電時間
と充電電圧の関係を示す説明図である。
用いられたインバ−タ装置の動作を示すフロ−チャ−ト
である。
用いられたインバ−タ装置の構成を示す構成図である。
用いられたインバ−タ装置の平滑コンデンサの充電時間
と充電電圧の関係を示す説明図である。
用いられたインバ−タ装置の動作を示すフロ−チャ−ト
である。
御装置に用いられたインバ−タ装置の構成を示す構成図
である。
御装置に用いられたインバ−タ装置の開閉制御手段の構
成を示す構成図である。
ンバ−タ装置の動作を示すフロ−チャ−トである。
Claims (4)
- 【請求項1】 エレベ−タのかごを昇降する電動機を駆
動するインバ−タ装置において、交流電力を直流電力に
変換するコンバ−タと、該コンバ−タの出力電圧を平滑
する平滑コンデンサと、上記交流電力の電源から上記コ
ンバ−タへの電力供給路を開閉する第1の開閉手段と、
該第1の開閉手段と上記コンバ−タの間の電力供給路を
開閉する第2の開閉手段と、該第2の開閉手段と上記第
1の開閉手段の間の電力供給路に接続され、上記平滑コ
ンデンサをインピ−ダンスを介して予備充電する予備充
電回路と、上記平滑コンデンサの充電電圧を可変電圧及
び可変周波数の交流電力に変換して出力するインバ−タ
と、上記第1の開閉手段が閉成後に、上記平滑コンデン
サの充電電圧と上記予備充電回路の出力電圧の差が第1
の所定値以下となると信号を出力する第1の比較回路
と、該第1の比較回路が信号を出力してから所定時間以
上経過するまでは上記かごの起動指令が発生しても上記
第2の開閉手段の閉成を禁止し、上記第1の比較回路が
信号を出力してから所定時間経過後に、上記第2の開閉
手段を閉成する開閉制御手段を備えたことを特徴とする
インバ−タ装置。 - 【請求項2】 交流電力を直流電力に変換するコンバ−
タと、該コンバ−タの出力電圧を平滑する平滑コンデン
サと、上記交流電力の電源から上記コンバ−タへの電力
供給路を開閉する第1の開閉手段と、該第1の開閉手段
と上記コンバ−タの間の電力供給路を開閉する第2の開
閉手段と、該第2の開閉手段と上記第1の開閉手段の間
の電力供給路に接続され、上記平滑コンデンサをインピ
−ダンスを介して予備充電する予備充電回路と、上記平
滑コンデンサの充電電圧を可変電圧及び可変周波数の交
流電力に変換して出力し、エレベ−タのかごを昇降する
電動機を駆動するインバ−タと、上記第1の開閉手段が
閉成後に、上記平滑コンデンサの充電電圧と上記予備充
電回路の出力電圧の差が第1の所定値以下となると信号
を出力する第1の比較回路と、該第1の比較回路が信号
を出力してから所定時間以上経過するまでは上記かごの
起動指令が発生しても上記第2の開閉手段の閉成を禁止
し、上記第1の比較回路が信号を出力してから所定時間
経過後であって、且つ、上記かごの起動指令が出力され
ている場合に、上記第2の開閉手段を閉成する開閉制御
手段を備えたことを特徴とするエレベ−タの制御装置。 - 【請求項3】 開閉制御手段は、第1の開閉手段が閉成
してから第1の比較回路が信号を出力するまでの時間を
測定し、該時間から第1の比較回路が信号出力後に平滑
コンデンサがほぼ充電完了するまでの充電時間を演算
し、上記第1の比較回路が信号を出力してから上記充電
時間以上経過した後であって、且つ、上記かごの起動指
令が出力されている場合に、第2の開閉手段を閉成する
ものであることを特徴とする請求項第2項に記載のエレ
ベ−タの制御装置。 - 【請求項4】 交流電力を直流電力に変換するコンバ−
タと、該コンバ−タの出力電圧を平滑する平滑コンデン
サと、上記交流電力の電源から上記コンバ−タへの電力
供給路を開閉する第1の開閉手段と、該第1の開閉手段
と上記コンバ−タの間の電力供給路を開閉する第2の開
閉手段と、該第2の開閉手段と上記第1の開閉手段の間
の電力供給路に接続され、上記平滑コンデンサをインピ
−ダンスを介して予備充電する予備充電回路と、上記平
滑コンデンサの充電電圧を可変電圧及び可変周波数の交
流電力に変換して出力し、エレベ−タのかごを昇降する
電動機を駆動するインバ−タと、上記第1の開閉手段が
閉成後に、上記平滑コンデンサの充電電圧と上記予備充
電回路の出力電圧の差が第1の所定値以下となると信号
を出力する第1の比較回路と、上記第1の開閉手段が閉
成後に、上記平滑コンデンサの充電電圧と上記予備充電
回路の出力電圧の差が第1の所定値より小さい第2の所
定値となると信号を出力する第2の比較回路と、第1の
比較回路が信号を出力するまでの時間と上記第2の比較
回路が信号を出力するまでの時間を測定し、上記2つの
時間から上記第2の比較回路が信号を出力後に平滑コン
デンサがほぼ充電完了するまでの充電時間を演算し、上
記第2の比較回路が信号を出力してから充電時間以上経
過するまでは上記かごの起動指令が発生しても上記第2
の開閉手段の閉成を禁止し、上記第2の比較回路が信号
を出力してから上記充電時間以上経過した後であって、
且つ、上記かごの起動指令が出力されている場合に、第
2の開閉手段を閉成する開閉制御手段を備えたことを特
徴とするエレベ−タの制御装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10137494A JP3334329B2 (ja) | 1994-05-16 | 1994-05-16 | インバ−タ装置及びエレベ−タの制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10137494A JP3334329B2 (ja) | 1994-05-16 | 1994-05-16 | インバ−タ装置及びエレベ−タの制御装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07312876A JPH07312876A (ja) | 1995-11-28 |
JP3334329B2 true JP3334329B2 (ja) | 2002-10-15 |
Family
ID=14299042
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10137494A Expired - Fee Related JP3334329B2 (ja) | 1994-05-16 | 1994-05-16 | インバ−タ装置及びエレベ−タの制御装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3334329B2 (ja) |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6654262B2 (en) | 2000-11-30 | 2003-11-25 | Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha | Inverter with pre-charging capacitor to reduce inrush current |
EP1338084B1 (en) * | 2000-11-30 | 2006-04-12 | Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha | Power conversion device |
CN2779703Y (zh) * | 2004-10-26 | 2006-05-10 | 李伟光 | 可充电逆变电源 |
-
1994
- 1994-05-16 JP JP10137494A patent/JP3334329B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Publication date |
---|---|
JPH07312876A (ja) | 1995-11-28 |
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