JP3334316B2 - 画像照合方法および装置 - Google Patents
画像照合方法および装置Info
- Publication number
- JP3334316B2 JP3334316B2 JP2745794A JP2745794A JP3334316B2 JP 3334316 B2 JP3334316 B2 JP 3334316B2 JP 2745794 A JP2745794 A JP 2745794A JP 2745794 A JP2745794 A JP 2745794A JP 3334316 B2 JP3334316 B2 JP 3334316B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- block
- data
- value
- inspection
- pixel data
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Landscapes
- Compression Or Coding Systems Of Tv Signals (AREA)
- Image Analysis (AREA)
Description
ディジタル画像の部分的照合をとるための方法および装
置、より具体的には、ブロックマッチング法により画像
の動きの方向および量を表す動きベクトルを検出する場
合に適用可能な画像照合方法および装置に関する。
ジタル画像データの予測符号化における動き補償であ
る。一例として、動画の高能率符号化の国際的標準方式
である、MPEG(Moving Picture Coding Experts Gro
up) 方式が提案されている。このMPEG方式は、DC
T(Discrete Cosine Transform) と動き補償予測符号化
とを組み合わせたものである。
を示す。図11において、入力端子61からのディジタ
ルビデオデータが動きベクトル検出回路62および減算
回路63に供給される。動きベクトル検出回路62で
は、現フレームと参照フレーム(例えば時間的に前フレ
ーム)との間の動きベクトルが検出される。この動きベ
クトルが動き補償回路64に供給される。
が動き補償回路64において動きベクトルに基づいて動
き補償された後に、減算回路63および加算回路66に
供給される。減算回路63では、現フレームのビデオデ
ータと動き補償回路64からの前フレームの復号ビデオ
データとが画素毎に減算される。減算回路63からの差
分データがDCT回路67においてDCT変換される。
DCT回路67からの係数データが量子化回路68によ
り再量子化される。量子化回路68の出力データが出力
端子69に取り出されるとともに、逆量子化回路70に
供給される。
CT回路71とは、DCT回路67および量子化回路6
8と反対の処理を行うためのローカル復号回路を構成す
る。逆DCT回路71からの復号差分データが加算回路
66に供給される。加算回路66の出力データがフレー
ムメモリ65を介して動き補償回路64に供給される。
動き補償回路64からの前フレームの復号データが加算
回路66に供給されることで、復号データが形成され、
この復号データがフレームメモリ65に蓄えられる。
マッチング法により動きベクトルが検出される。これ
は、参照フレームの検査ブロックを所定の探索範囲内で
移動し、現フレームの基準ブロックと最も合致している
ブロックを検出することにより動きベクトルを求めるも
のである。従って、動きベクトルは、ブロック毎に求め
られる。なお、画面全体あるいは1画面を1/4に分割
した領域のような比較的大きい領域の動きベクトルを求
める場合もある(例えば特開昭61−105178号公
報参照)。
すように、1枚の画像、例えば水平H画素、垂直Vライ
ンの1フレームの画像が図12Bに示すように、P画素
×Qラインのブロックに細分化される。図12Bの例で
は、P=5、Q=5の例である。cがブロックの中心画
素位置である。
クとc´を中心とする検査ブロックの位置関係を示して
いる。cを中心画素とする基準ブロックは、現フレーム
の注目しているある基準ブロックであり、その画像と一
致する参照フレームの検査ブロックが参照フレームにお
いてc´を中心とするブロックの位置にあるものとして
いる。ブロックマッチング法では、探索範囲内におい
て、基準ブロックと最も合致する検査ブロックを見出す
ことによって、動きベクトルを検出する。
素、垂直方向に−1ライン、すなわち、(−1,−1)
の動きベクトルが検出される。図13Bでは、(−3,
−3)の動きベクトルが検出され、図13Cでは、(−
2,+1)の動きベクトルが検出される。動きベクトル
は、現フレームの基準ブロック毎に求められる。動きベ
クトルの極性は、テレビジョンのラスター走査の方向と
一致する方向を+としている。
±S画素、垂直方向で±Tラインとすると、基準ブロッ
クは、その中心cに対して、水平に±S、垂直に±Tず
れたところに中心c´を有する検査ブロックと比較され
る必要がある。図14は、現フレームのある基準ブロッ
クの中心cの位置をRとする時に、比較すべき参照フレ
ームの(2S+1)×(2T+1)個の検査ブロックと
の比較が必要なことを示している。すなわち、この図1
4のます目の位置にc´が存在する検査ブロックの全て
が比較対象である。図14は、S=4,T=3とした例
である。
わち、フレーム差の絶対値和、このフレーム差の二乗
和、あるいはフレーム差の絶対値のn乗和)の中で、最
小値を検出することによって、動きベクトルが検出され
る。図14の探索範囲は、検査ブロックの中心が位置す
る領域であり、検査ブロックの全体が含まれる探索範囲
の大きさは、(2S+P)×(2T+Q)となる。
一例の構成を示す。図15において、81が現フレーム
の画像データの入力端子であり、この画像データが現フ
レームメモリ83に蓄えられる。82が参照フレームの
画像データの入力端子であり、この画像データが参照フ
レームメモリ84に蓄えられる。
メモリ84の読出し/書込みは、コントローラ85によ
って制御される。現フレームメモリ83からは、現フレ
ームの基準ブロックの画素データが読出され、参照フレ
ームメモリ84からは、参照フレームの検査ブロックの
画素データが読出される。参照フレームメモリ84と関
連してアドレス移動回路86が設けられる。コントロー
ラ85がアドレス移動回路86を制御する結果、検査ブ
ロックの中心位置が1画素ステップで、探索範囲内を移
動される。
ムメモリ84の出力とが差分検出回路87に供給され、
1画素毎の差分が検出される。差分検出回路87の出力
が絶対値化回路88で絶対値に変換され、この絶対値が
累算回路89に供給される。累算回路89が1ブロック
で発生した絶対値差分を累算し、その出力が評価値とし
て判断回路90に供給される。判断回路90は、探索範
囲内で検査ブロックを移動させた時にそれぞれ発生する
差分の絶対値和から動きベクトルを検出する。すなわ
ち、最小の差分の絶対値和を発生する検査ブロックの位
置を動きベクトルとして検出する。
準ブロックと検査ブロックとの間でフレーム差分の絶対
値和を求める処理を探索範囲内で行う必要がある。上述
の図12、図13、図14の例では、(P×Q)回の絶
対値差分の累算を全ての探索点、すなわち,(2S+
1)×(2T+1)回行う必要がある。この関係から、
演算量は、(P×Q)×(2S+1)×(2T+1)で
表される。従って、上述のブロックマッチング法は、ハ
ードウエアの規模が大きく、演算量が膨大であるという
問題点があった。
に、P=16,Q=16、S=2,T=2の例を考え
る。このSおよびTの数値は、説明および図示の簡単の
ために、非常に小さな値としており、実際には、より大
きな探索範囲が設定される。図16では、基準ブロック
と(+2,+2)の移動量の検査ブロックとが描かれて
いる。この具体例では、探索範囲を水平および垂直方向
に±2としており、探索点が(5×5=25)である。
量について考えると、(16×16)回の画素間の差分
を求める減算と、その絶対値を得る減算と、全ての差分
の絶対値を加算する演算とを一つの探索点について必要
とする。さらに、この演算を25個の全ての探索点につ
いて行う必要がある。従って、ブロックマッチング法に
おける演算量は、照合画素数×探索点に依存すると考え
ることができ、この演算量が膨大となる。従来におい
て、基準ブロック内の画素を一つの代表点画素とし、代
表点データと検査ブロック内のデータとの差分を演算す
るものが提案されている(例えば特開昭62−2558
7号公報差分)。この方式は、ハードウエアの簡略化あ
るいは処理時間の短縮化をある程度達成することができ
るが、演算量の大幅な減少を達成することができない。
法と、照合方式を簡略化する手法が提案されている。探
索を簡略化する方法としては、探索範囲で検査ブロック
を移動する時に、最初のステップとして、数画素の間隔
で検査ブロックを移動させることによって、大まかな動
きベクトルを検出し、次のステップで、検出された位置
の付近で、1画素間隔で検査ブロックを移動させること
によって、最終的に動きベクトルを求める方法(2ステ
ップ法)が知られている。ステップ数を3とした3ステ
ップ法も考えられる。この方法によれば、フルサーチで
必要とされた、全ての探索点において必要とされた演算
を各ステップで検出された動きベクトルの周辺の探索点
と対応する回数へ減少させることができる。
簡略化する方法として、ブロック内の画素数を間引き
(サブサンプリング)により減少させるものである。例
えば図17に示すように、(16×16)画素のブロッ
クを水平および垂直方向に1/4の間引きを行ない、ブ
ロック内の画素数を1/16に減少させる。また、探索
点は、4画素毎に存在する。これによって、照合画素数
および探索点を少なくできる。
る他の方法として、階層構造を採用するものが提案され
ている。一例として、原画像(第1階層と称する)と、
第1階層からローパスフィルタおよび/またはサブサン
プリングによって、水平および垂直方向で画素数が1/
2に間引かれた第2階層と、さらに、第2階層をローパ
スフィルタおよび/またはサブサンプリングによって、
水平および垂直方向で1/2に間引いた第3階層とから
なる階層構造を規定する。
ングを行ない、検出された最小値の位置に原点を移動し
て第2階層に関してブロックマッチングを行ない、検出
された最小値の位置に原点を移動して、第1階層に関し
てブロックマッチングを行い、最終的に1画素ステップ
のブロックマッチングで動きベクトルを検出する。
るさらに他の方法として、基準ブロックおよび検査ブロ
ックを水平方向および垂直方向のそれぞれの方向で小ブ
ロックに更に分割し、小ブロック毎に特徴量を抽出する
ものが提案されている。すなわち、基準ブロックおよび
検査ブロックの間で、水平方向小ブロックの特徴量と垂
直方向小ブロック特徴量とを別個に比較し、比較結果の
絶対値をそれぞれ累算し、累算結果を加重平均したもの
をブロック間の比較結果として用いる。小ブロックの特
徴量は、例えばその小ブロック内の画素データの累算結
果である。この方法は、1ブロック内の全画素数に関し
て必要とされた演算を水平および垂直方向の小ブロック
の数に減少することができる。
上述したような種々の改良は、演算量を減少させること
はできるが、誤検出が生じる欠点を有している。これ
は、簡略化の結果として、原画像の有する情報量の欠落
が生じるからである。
数(照合画素数)を減らすようにした照合方式の簡略化
においては、ブロックの画像データのディテイルが失わ
れ、その結果、誤検出が生じる。図18に示すように、
基準ブロックと検査ブロック(簡単のため、各ブロック
が1次元ブロックとする)を照合する場合を考える。基
準ブロックデータを4画素毎に平均化したものは、検査
ブロックデータと同じ波形となり、元の二つのデータ
は、異なる波形であるにもかかわらず、比較の結果、両
者が合致するものと判定され、誤検出が生じる。
提案している(特願平5−248813号参照)。この
方法は、基準ブロックと検査ブロックとを比較する時
に、定常成分と過渡成分とをそれぞれ各ブロックから抽
出し、定常成分同士、過渡成分同士を比較することによ
って、誤検出を防止しようとするものである。図18の
例において、過渡成分の一例として、平均値に対する差
分の絶対値を求めると、基準ブロックデータと検査ブロ
ックデータとが大きく異なったものとなる。従って、過
渡成分を参照することによって、誤検出を防止すること
ができる。
略化する方法では、大まかな動きベクトルを検出する時
に、精度が粗いために、誤検出のおそれが生じる。照合
方式および探索方式の簡略化を行う方法では、やはり、
間引かれた画像あるいはローパスフィルタを通した画像
に基づいて動きベクトルの検出する時に、誤検出のおそ
れがある。
点の位相と画像の動きとの間に位相ずれが生じる。これ
を図19を参照して説明する。図19は、1次元ブロッ
クについて4画素毎の探索点を設定した場合であり、原
信号の波形を水平に、1画素、2画素、3画素および4
画素移動した波形がそれぞれ示されている。基準ブロッ
クと検査ブロックの切り出しが同一位相の場合では、静
止と4画素の倍数の動きにおいて、両ブロックが合致
し、これを検出できる。しかしながら、それ以外の動き
は、検出することができない。
動きが3画素以下であっても、原点から4画素離れた探
索点における差分の絶対値の累算値が非常に大きな値と
なるおそれがある。若し、他の探索点における差分の絶
対値の累算値がこれより小さな時には、検出される動き
が真のものとかけ離れたものとなる。
でき、ハードウエアが簡単な特徴を備え、また、誤検出
を防止でき、さらに、位相ずれを補償することができる
画像照合方法および装置を提供することにある。
は、第1の画像データを複数の基準ブロックへ分割する
ステップと、第2の画像データを複数の検査ブロックへ
分割するステップと、基準ブロックから代表画素データ
を抽出するステップと、代表画素データと対応する画素
データを含む検査ブロックの画素の値が存在する範囲を
示す特徴量データを抽出するステップと、特徴量データ
によって示される検査ブロックの画素の値が存在する範
囲に対する代表画素データの存在位置を判別することに
よって、基準ブロックと検査ブロックの部分的照合を行
う照合ステップとからなる画像照合方法である。
タを複数の基準ブロックへ分割するための手段と、第2
の画像データを複数の検査ブロックへ分割するための手
段と、基準ブロックから代表画素データを抽出するため
の手段と、代表画素データと対応する画素データを含む
検査ブロックの画素の値が存在する範囲を示す特徴量デ
ータを抽出するための手段と、特徴量データによって示
される検査ブロックの画素の値が存在する範囲に対する
代表画素データの存在位置を判別することによって、基
準ブロックと検査ブロックの部分的照合を行う照合手段
とからなる画像照合装置である。
タを複数の基準ブロックへ分割するステップと、第2の
画像データを複数の検査ブロックへ分割するステップ
と、基準ブロックから代表画素データを抽出するステッ
プと、代表画素データと対応する画素データを含む検査
ブロックの画素の値が存在する範囲を示す特徴量データ
を抽出するステップと、特徴量データによって示される
検査ブロックの画素の値が存在する範囲に対する代表画
素データの存在位置から基準ブロックと検査ブロックの
合致度を示す評価値を生成するステップと、所定の探索
範囲内で検査ブロックを移動することで生成された評価
値に基づいて、基準ブロックと最も合致する検査ブロッ
クの位置と対応する動きベクトルを検出するステップと
からなることを特徴とする動きベクトル検出方法であ
る。
タを複数の基準ブロックへ分割するための手段と、第2
の画像データを複数の検査ブロックへ分割するための手
段と、基準ブロックから代表画素データを抽出するため
の手段と、代表画素データと対応する画素データを含む
検査ブロックの画素の値が存在する範囲を示す特徴量デ
ータを抽出するための手段と、特徴量データによって示
される検査ブロックの画素の値が存在する範囲に対する
代表画素データの存在位置から基準ブロックと検査ブロ
ックの合致度を示す評価値を生成するための手段と、所
定の探索範囲内で検査ブロックを移動することで生成さ
れた評価値に基づいて、基準ブロックと最も合致する検
査ブロックの位置と対応する動きベクトルを検出するた
めの手段とからなることを特徴とする動きベクトル検出
装置である。
代表画素データとして抽出し、代表画素データと検査ブ
ロックの特徴量とを比較する。検査ブロックの例えば最
大値MAXおよび最小値MINが検出され、MAXおよ
びMINの範囲に代表画素データの値が含まれるかどう
かの比較がなされる。この比較結果に基づいて評価値が
生成される。このように、演算量が低減でき、また、位
相ずれの問題を解決することができる。
して適用した一実施例について図面を参照して説明す
る。図1は、一実施例のブロック図であり、図1におい
て、1が現フレームの画像データの入力端子、2が参照
フレームの画像データの入力端子、3が現フレームの画
像データを蓄える現フレームメモリ、4が参照フレーム
の画像データを蓄える参照フレームメモリである。現フ
レームメモリ3および参照フレームの書込み/読出し動
作がコントローラ5により制御される。さらに、参照フ
レームメモリ4と関連して設けられたアドレス移動回路
6がコントローラ5によって制御され、これによって、
参照フレーム内で検査ブロックが移動される。
5の制御によって、基準ブロックのデータが出力され、
この出力が代表値抽出回路7に供給される。代表値抽出
回路7は、基準ブロック毎に代表値を抽出する。代表値
は、代表画素の値を意味し、例えば図2に示すように、
(3×3)の基準ブロックの中央位置の画素の値xであ
る。これ以外に、基準ブロックの異なる位置の画素の
値、または基準ブロックの最大値、最小値、極値を代表
値として使用することができる。
ラ5の制御によって、検査ブロックのデータが出力され
る。検査ブロックは、基準ブロックと同様に、図2に示
す(3×3)の2次元領域である。検査ブロック内の9
個の画素の値をa,b,c,・・・,iと表す。この出
力が最大値、最小値(MAX,MIN)検出回路8に供
給される。MAX,MIN検出回路8は、検査ブロック
の特徴量としての最大値MAXおよび最小値MINを検
出する。特徴量としては、MAX,MINおよびダイナ
ミックレンジDR(=MAX−MIN)の内の二つの値
を使用することができる。さらに、検査ブロックの平均
値Avおよび標準偏差σを計算し、Av+σとAv−σ
とを特徴量として使用しても良い。
のような現フレームと参照フレーム(現フレームに対し
て時間的に前あるいは後のフレーム)に限られない。例
えば2枚の静止画像間で動きベクトルを検出する場合、
または解像度が異なる画像同士の間で動きベクトルを検
出する場合に対しても、この発明を適用することができ
る。さらに、動きベクトルの検出に限らず、二つの静止
画像間で照合をとる場合、例えば集合写真に相当する静
止画像を参照画像とし、特定の人物の写真を注目画像と
し、注目画像が参照画像中のどの位置に存在しているか
を検出するような画像照合に対しても適用できる。この
例では、参照画像の全体が探索範囲となる。
示す。入力端子21からは、参照フレームメモリ4から
読出された検査ブロックの画素データが供給される。こ
の入力データがタイミング生成回路22、選択回路23
および24にそれぞれ供給される。タイミング生成回路
22は、画素データと同期したサンプルクロックおよび
検査ブロックの区切りを示すブロックタイミング信号を
発生する。
より大きな値の画素データを選択的に出力し、選択回路
24は、二つの画素データの内のより小さな値の画素デ
ータを選択的に出力する。選択回路23の出力データが
ラッチ25およびレジスタ27に供給され、選択回路2
4の出力データがラッチ26およびレジスタ28に供給
される。レジスタ27および28の出力が選択回路23
および24に入力される。ラッチ25から出力端子29
に最大値MAXが取り出され、ラッチ26から出力端子
30に最小値MINが取り出される。
ータが入力される前の初期状態では、ゼロにクリアされ
ている。そして、選択回路23の出力がレジスタ27に
取り込まれ、レジスタ27の出力およびと入力画素デー
タの内のより大きな値が選択回路23によって選択され
るので、次の画素データが到来する時には、以前の画素
データの最大値がレジスタ27に保持されている。そし
て、一つの検査ブロックの9個の画素データa〜iが入
力された時に、選択回路23がその検査ブロックの最大
値MAXを出力する。このMAXがラッチ25に取り込
まれる。最小値MINの検出も同様になされ、出力端子
30に検査ブロックのMINが取り出される。
は、比較回路9および評価値計算回路10にそれぞれ供
給される。比較回路9および評価値計算回路10の処理
をソフトウェア処理で行う時のフローチャートが図4に
示される。比較処理が開始されると、ステップ31にお
いて、x>MAXが調べられる。若し、この関係が成立
する(Y)時には、ステップ32へ処理が移り、評価値
Δ=x−MAXが生成される。
は、ステップ33において、x<MINの関係が成立す
るかどうかが調べられる。これが成立する時には、Δ=
MIN−xが生成される。ステップ33における関係が
成立しない時、すなわち、MIN≦x≦MAXの時に
は、Δ=0(ステップ35)とされる。このように生成
された評価値Δが出力される(ステップ36)。
10をハードウエアで構成した時のブロック図である。
比較回路9には、代表値x、MAXおよびMINが供給
され、2ビットの比較出力が発生する。この比較出力が
選択回路41を制御する。選択回路41の入力端子aに
は、減算回路42からのx−MAXが供給される。その
入力端子bには、ゼロデータが供給される。その入力端
子cには、減算回路43からのMIN−xが供給され
る。
X、x<MIN、MIN≦x≦MAXの3つの関係を指
示するものであって、各関係に応じて入力端子a、b、
cが選択され、上述と同様の評価値Δが生成される。評
価値計算回路10で生成された評価値Δが評価値メモリ
11に格納される。
xが検査ブロックのMINおよびMAXの間の範囲に含
まれる時に、0であり、MINより小さい時およびMA
Xより大きい時には、次第に大きくなる値である。実際
には、ノイズが存在するので、ノイズマージンを設定
し、図6Aにおける破線のような変化を呈する評価値Δ
を形成しても良い。なお、図5の構成は、一例であっ
て、ゲート回路あるいは2入力の選択回路の組合せ等に
よって、種々の構成が可能である。また、評価値として
は、差分の絶対値、差分のn乗値等を使用しても良い。
素と対応する位置の周辺の検査ブロックについてそれぞ
れ計算される。探索範囲の大きさは、基準ブロックおよ
び検査ブロックを縦横にそれぞれ例えば3個並べたもの
であり、(9×9)画素である。この例では、図6Bに
示すように、Δ1〜Δ9の9個の評価値が求まり、これ
が評価値メモリ11に格納される。基準ブロックの位置
は、この探索範囲の中央位置(評価値Δ5の位置)であ
る。
1への評価値の格納は、コントローラ5により制御され
る。そして、9個の評価値Δ1〜Δ9の中の最小値が最
小値検出回路12において検出される。最小値の存在す
る位置がその基準ブロックの動きベクトルである。
する。図7は、他の実施例の構成を示し、上述の一実施
例の構成(図1のブロック図)と対応する部分には、同
一符号を付して示す。図1の構成に対して、現フレーム
メモリ3および参照フレームメモリ4に対してそれぞれ
小ブロック化回路14および15が接続され、また、評
価値計算回路10に対して累算回路16が接続される点
が相違している。
×3)画素の領域を小ブロックとして扱い、小ブロック
を縦横に3個ずつ並べた(9×9)画素の領域を基準ブ
ロックおよび検査ブロックとして扱う。図8では、基準
ブロックについては、各小ブロックの中央位置の代表画
素のみが示されている。そして、基準ブロックの小ブロ
ックの代表値が検査ブロックの小ブロックのMAX,M
INと比較され、上述の一実施例と同様に評価値Δが小
ブロック毎に計算される。
の比較および評価値の計算の結果、Δ1〜Δ9の評価値
が得られる。この評価値が累算回路16において累算さ
れる。すなわち、ΣΔ=Δ1+Δ2+・・・・+Δ9の
累算がなされる。検査ブロックが探索範囲内で移動さ
れ、各探索点において、評価値の累算値が求められる。
この累算評価値の中の最小値が最小値検出回路12によ
り検出され、その最小値を生じさせる検査ブロックの位
置と対応する動きベクトルが出力端子13に取り出され
る。
で示す)の一部を示す。基準ブロックの右下の頂点を基
準として考え、3画素毎に目盛られた座標軸(x,y)
が描かれている。なお、基準の点は、より好ましくは、
ブロック内のより中心に近い点に設定される。例えば図
9に示すような(+5,+5)の位置の検査ブロックが
最小の累算評価値を生じさせる時には、(+15(=5
×3),+15(=5×3))の動きベクトルが出力さ
れる。
代表画素と検査ブロック(領域)間の照合をとるもの
で、検査ブロックのa〜iの全てを代表する量として、
例えば最大値MAXおよび最小値MINを求めている。
代表画素の値xがこの間に存在しない場合には、代表画
素(x)と9画素(a〜i)の照合の可能性はない。従
来では、探索点を減少させる簡略化を行うと、位相ずれ
によって誤検出が生じる問題があった。この発明は、探
索点を例えば3画素毎に減少させても、フルサーチと等
価な処理、すなわち、位相ずれを生じない照合を行うこ
とができる。
ことを説明するものである。簡単のために、a、b、c
の値をそれぞれ有する3画素からなる1次元ブロックを
考える。破線は、3画素毎に描かれている。この1次元
ブロックを基準ブロックとして考え、その中央位置の画
素の値bが代表値である。図10では、基準ブロックが
静止、+1画素の動き、−1画素の動き、+2画素の動
き、+3画素の動き、+4画素の動きがそれぞれ示され
ている。
動きの場合でも、代表値bが3画素の区切りの中に存在
している。従って、±1画素の動きの場合でも、検査ブ
ロックとの照合がとれ、評価値Δが0となる。+2画
素、+3画素、+4画素の動きは、次の参照ブロックと
の照合によって、検出することができる。従って、参照
ブロック(小ブロック)の区切りをオーバーラップさせ
る必要がない。従来の探索点の簡略化では、静止並びに
探索点の間隔の倍数の動きしか正確に検出することがで
きなかった。この発明は、かかる位相ずれを補償するこ
とができる。
および他の実施例の構成以外に種々のものが可能であ
る。例えば過渡成分を考慮して簡略化による誤検出を防
止する方式を併用しても良い。また、動きベクトルを求
める時に、動きベクトルの精度を1画素ではなく、ハー
フペル精度とするようにしても良い。
様に、演算量および比較回数を大幅に減少することがで
きる。これと共に、位相ずれによる誤検出を防止するこ
とができる。
ある。
示す略線図である。
出回路の一例のブロック図である。
び評価値生成の処理を示すフローチャートである。
び評価値生成回路の一例のブロック図である。
に用いる略線図である。
検査ブロックおよび評価値の説明のための略線図であ
る。
略線図である。
線図である。
測符号化装置の一例を示すブロック図である。
トル検出方法の説明のための略線図である。
トル検出方法の説明のための略線図である。
トル検出方法における探索範囲の説明のための略線図で
ある。
トル検出装置の一例のブロック図である。
トル検出をより具体的に説明するための略線図である。
説明のための略線図である。
説明のための略線図である。
の問題点を説明するための略線図である。
Claims (10)
- 【請求項1】 第1の画像データを複数の基準ブロック
へ分割するステップと、 第2の画像データを複数の検査ブロックへ分割するステ
ップと、 上記基準ブロックから代表画素データを抽出するステッ
プと、 上記代表画素データと対応する画素データを含む上記検
査ブロックの画素の値が存在する範囲を示す特徴量デー
タを抽出するステップと、 上記特徴量データによって示される上記検査ブロックの
画素の値が存在する範囲に対する上記代表画素データの
存在位置を判別することによって、上記基準ブロックと
上記検査ブロックの部分的照合を行う照合ステップとか
らなる画像照合方法。 - 【請求項2】 第1の画像データを複数の基準ブロック
へ分割するための手段と、 第2の画像データを複数の検査ブロックへ分割するため
の手段と、 上記基準ブロックから代表画素データを抽出するための
手段と、 上記代表画素データと対応する画素データを含む上記検
査ブロックの画素の値が存在する範囲を示す特徴量デー
タを抽出するための手段と、 上記特徴量データによって示される上記検査ブロックの
画素の値が存在する範囲に対する上記代表画素データの
存在位置を判別することによって、上記基準ブロックと
上記検査ブロックの部分的照合を行う照合手段とからな
る画像照合装置。 - 【請求項3】 第1の画像データを複数の基準ブロック
へ分割するステップと、 第2の画像データを複数の検査ブロックへ分割するステ
ップと、 上記基準ブロックから代表画素データを抽出するステッ
プと、 上記代表画素データと対応する画素データを含む上記検
査ブロックの画素の値が存在する範囲を示す特徴量デー
タを抽出するステップと、 上記特徴量データによって示される上記検査ブロックの
画素の値が存在する範囲に対する上記代表画素データの
存在位置から上記基準ブロックと上記検査ブロックの合
致度を示す評価値を生成するステップと、 所定の探索範囲内で上記検査ブロックを移動することで
生成された上記評価値に基づいて、上記基準ブロックと
最も合致する上記検査ブロックの位置と対応する動きベ
クトルを検出するステップとからなることを特徴とする
動きベクトル検出方法。 - 【請求項4】 第1の画像データを複数の基準ブロック
へ分割するための手段と、 第2の画像データを複数の検査ブロックへ分割するため
の手段と、 上記基準ブロックから代表画素データを抽出するための
手段と、 上記代表画素データと対応する画素データを含む上記検
査ブロックの画素の値が存在する範囲を示す特徴量デー
タを抽出するための手段と、 上記特徴量データによって示される上記検査ブロックの
画素の値が存在する範囲に対する上記代表画素データの
存在位置から上記基準ブロックと上記検査ブロックの合
致度を示す評価値を生成するための手段と、 所定の探索範囲内で上記検査ブロックを移動することで
生成された上記評価値に基づいて、上記基準ブロックと
最も合致する上記検査ブロックの位置と対応する動きベ
クトルを検出するための手段とからなることを特徴とす
る動きベクトル検出装置。 - 【請求項5】 請求項1または3に記載の方法におい
て、 上記代表画素データが上記基準ブロックの略中央位置の
画素のデータであることを特徴とする方法。 - 【請求項6】 請求項1または3に記載の方法におい
て、 上記特徴量データが上記検査ブロック内の複数画素の最
大値、最小値およびダイナミックレンジの内の二つのデ
ータであることを特徴とする方法。 - 【請求項7】 請求項1または3に記載の方法におい
て、 上記特徴量データが上記検査ブロック内の複数画素の平
均値と標準偏差であることを特徴とする方法。 - 【請求項8】 請求項1または3に記載の方法におい
て、 上記特徴量データが上記検査ブロック内の複数画素の最
大値、最小値およびダイナミックレンジの内の二つのデ
ータであり、 上記評価値の生成手段は、上記代表画素データの値が上
記最大値および上記最小値の間の範囲に含まれる時に
は、略0を評価値として出力し、そうでない時は、上記
代表画素データと上記最小値および上記最小値との差分
を上記評価値として出力することを特徴とする方法。 - 【請求項9】 請求項1または3に記載の方法におい
て、 上記特徴量データが上記検査ブロックの平均値と標準偏
差であり、 上記評価値の生成手段は、上記平均値および上記標準偏
差の和および差の間の範囲に上記代表画素データが含ま
れる時には、略0を評価値として出力し、そうでない時
は、上記代表画素データと上記和および上記差との差分
を上記評価値として出力することを特徴とする方法。 - 【請求項10】 請求項1または3に記載の方法におい
て、 上記基準ブロックおよび上記検査ブロックは、複数の小
ブロックデータからなり、上記代表画素データおよび上
記特徴量が上記小ブロック毎に抽出され、 上記評価値が上記小ブロック毎に生成され、生成された
上記評価値が累算され、累算値に基づいて上記基準ブロ
ックと上記検査ブロックの部分的照合を行うことを特徴
とする方法。
Priority Applications (11)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2745794A JP3334316B2 (ja) | 1994-01-31 | 1994-01-31 | 画像照合方法および装置 |
KR1019950001876A KR100366141B1 (ko) | 1994-01-31 | 1995-01-28 | 화상대조방법및장치 |
DE69531706T DE69531706T2 (de) | 1994-01-31 | 1995-01-30 | Verfahren und Vorrichtung zum Bildvergleich |
EP95300570A EP0665692B1 (en) | 1994-01-31 | 1995-01-30 | Image collating method and apparatus |
EP98203069A EP0895426B1 (en) | 1994-01-31 | 1995-01-30 | Image collating method and apparatus |
US08/380,392 US5612751A (en) | 1994-01-31 | 1995-01-30 | Image collating method and apparatus |
DE69531364T DE69531364T2 (de) | 1994-01-31 | 1995-01-30 | Verfahren und Vorrichtung zum Bildvergleich |
EP98203070A EP0895423B1 (en) | 1994-01-31 | 1995-01-30 | Image collating method and apparatus |
DE69515535T DE69515535T2 (de) | 1994-01-31 | 1995-01-30 | Verfahren und Vorrichtung zum Bildvergleich |
EP98203071A EP0893924B1 (en) | 1994-01-31 | 1995-01-30 | Method and apparatus for motion estimation using block matching |
DE69531510T DE69531510T2 (de) | 1994-01-31 | 1995-01-30 | Verfahren und Vorrichtung zur Bewegungsschätzung mittels Blockübereinstimmung |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2745794A JP3334316B2 (ja) | 1994-01-31 | 1994-01-31 | 画像照合方法および装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07222171A JPH07222171A (ja) | 1995-08-18 |
JP3334316B2 true JP3334316B2 (ja) | 2002-10-15 |
Family
ID=12221652
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2745794A Expired - Lifetime JP3334316B2 (ja) | 1994-01-31 | 1994-01-31 | 画像照合方法および装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3334316B2 (ja) |
-
1994
- 1994-01-31 JP JP2745794A patent/JP3334316B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH07222171A (ja) | 1995-08-18 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP3277418B2 (ja) | 動きベクトル検出装置および方法 | |
US4777530A (en) | Apparatus for detecting a motion of a picture of a television signal | |
JP4004653B2 (ja) | 動きベクトル検出方法および装置、記録媒体 | |
US5610658A (en) | Motion vector detection using hierarchical calculation | |
US8254677B2 (en) | Detection apparatus, detection method, and computer program | |
KR101135454B1 (ko) | 특정 이미지의 특정 픽셀 값 결정 방법, 픽셀 값 결정 유닛, 이미지 처리 장치 및 컴퓨터 판독 가능한 저장 매체 | |
EP0893924B1 (en) | Method and apparatus for motion estimation using block matching | |
EP0679034A2 (en) | Apparatus and method for detecting motion vectors | |
US6266371B1 (en) | Motion vector detecting apparatus and method | |
JP4213035B2 (ja) | オクルージョン領域を検出するオクルージョン検出器および方法 | |
JP2005505841A (ja) | 動き推定のための装置及び方法 | |
JP3277419B2 (ja) | 動きベクトル検出装置および方法 | |
JP3334316B2 (ja) | 画像照合方法および装置 | |
JP3334317B2 (ja) | 画像照合方法および装置 | |
JP3598526B2 (ja) | 動きベクトル検出方法及び画像データの符号化方法 | |
JP3473528B2 (ja) | 動き検出装置及び動き検出方法 | |
JP3908793B2 (ja) | 画像照合方法および装置 | |
JPH09182077A (ja) | 画像符号化方法および画像符号化装置 | |
JPH07222161A (ja) | 空間情報を用いた動き検出回路及びその方法 | |
JP3908792B2 (ja) | 画像照合方法および装置 | |
JP3277417B2 (ja) | 動きベクトル検出装置および方法 | |
JP3237815B2 (ja) | 動きベクトル探索方法および装置 | |
JP2743763B2 (ja) | 動画像の動き推定方法 | |
JPS63169888A (ja) | 画像の動き情報抽出装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080802 Year of fee payment: 6 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090802 Year of fee payment: 7 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100802 Year of fee payment: 8 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110802 Year of fee payment: 9 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110802 Year of fee payment: 9 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120802 Year of fee payment: 10 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120802 Year of fee payment: 10 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130802 Year of fee payment: 11 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
EXPY | Cancellation because of completion of term |