JP3334119B2 - 医療材料のための包装体 - Google Patents

医療材料のための包装体

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JP3334119B2 JP32684195A JP32684195A JP3334119B2 JP 3334119 B2 JP3334119 B2 JP 3334119B2 JP 32684195 A JP32684195 A JP 32684195A JP 32684195 A JP32684195 A JP 32684195A JP 3334119 B2 JP3334119 B2 JP 3334119B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、医療材料のための
包装体に関する。詳しく述べると輸液回路や血液回路の
医療用器具を主とした医療材料のための包装体に関す
る。
【0002】
【従来の技術】輸液回路や血液回路の医療用器具が使用
されるときは、プライミングの操作を必要とする。この
際、プライミングによる排出液を受理する容器が別に用
意されねばならない。この容器は輸液回路や血液回路の
装置に吊り下げられていたり、床に置かれていたりする
ものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】いずれにしてもこの容
器を準備することは費用がかかる他に面倒でもある。本
発明は医療用材料のための包装体をプライミングによる
排出液を受理できる容器として利用できないか、検討し
た結果生まれたものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、医療用器具が
包装されるための室と医療用器具から出る排出液を受け
るための室の2室を一体にしたものであって、前者はプ
ラスチックフィルムと紙との間でできた室となし、後者
はプラスチックフィルムのみでできた室にするために、
表面はプラスチックフィルムと滅菌時の蒸気や気体が通
過できる紙質の紙とからなる袋であり、これらフィルム
と紙の間にもう一枚のプラスチックフィルムを挿入する
ことによって、袋内部に2室を形成し、排出液を受ける
室にはチューブからなるポートを設けておくことを特徴
とする医療材料のための包装体を要旨とする。
【0005】本発明においてプラスチック材料としては
ポリエステル・ポリプロピレン・ナイロン等にポリエチ
レンがラミネートされている複合材料のフィルムが好ま
しい。その様なフィルムを使用すれば製袋のときポリエ
チレン部分が融着して接着できるから便利である。プラ
スチック材料の形状はフィルムだけに限定されず、包装
体の形を保つために薄い板状であってもよい。
【0006】本発明包装体の使用にあたっては、先ずあ
らかじめ包装されていた医療用器具が、包装体のプラス
チックフィルムと紙との間でできた室から取り出され、
その医療用器具が装置に付けられる。次に医療用器具か
らのプライミングによる排出液を受けるために、上記包
装体のプラスチックフィルムのみでできた室のポート部
を輸液回路や血液回路の医療用器具の末端チューブに接
続し、この包装体は床に置くか装置に吊り下げる。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態の例を図
面に基づき説明する。図1乃至図4は本発明の実施形態
の一例を示し、包装体の側面から見た断面図である。
【0008】図1は、医療用器具8が包装体1で包装さ
れた状態を示している。包装体1はプラスチックフィル
ム2と紙4で密封された袋をなし、内部にプラスチック
フィルム3で仕切られてある。プラスチックフィルム3
と紙4との間でできた室には医療用器具8が包装され、
プラスチックフィルム2とプラスチックフィルム3でで
きた室は排出液室6となるもので、ポート5が設けられ
てある。図2は、医療用器具8が包装体1で取り出さ
れ、排出液室6が排出液で満杯になった状態を示してい
る。
【0009】包装体1を作製するには、プラスチックフ
ィルム2、3と紙4を重ね合わせ、それらシートの周辺
を接着剤の使用や溶融等の方法で接着させて2室となっ
た包装体とする。プラスチックフィルム3と紙4の接着
において、その接着面はポート5の位置から離れてある
のが生産性の点で好ましい。
【0010】ポート5はチューブでありプラスチック製
が好ましい。チューブの一端は排出液室6に向けて開口
し、他端の開口部はキャップを付してもよく、輸液回路
や血液回路の末端にあるチューブと接続するコネクター
を付けておいてもよい。
【0011】紙4は、包装体1の外部から滅菌すること
ができる紙であること、すなわち、滅菌紙であることが
要求される。しかし全面が滅菌紙からなることを必ずし
も要求されない。例えば、ペイル(pale)紋章のよ
うに縦帯状に滅菌紙を複合させたプラスチックフィルム
でもよく、フェス(fess)紋章のように横帯状に滅
菌紙を複合させたプラスチックフィルムでもよく、ラウ
ンドル(roundel)紋章のように日の丸状に滅菌
紙を複合させたプラスチックフィルムでもよい。特殊な
例として、紙4を全てプラスチックフィルムで代替する
こともある。但しそのときはその部分がプラスチックフ
ィルム3から離れるように一直線状に噛み合わされるチ
ャックを設けて、医療用器具8を滅菌できるようにして
おく必要がある。
【0012】本発明の包装体1で排出液を受けるとき
は、ポート5を上にして床に置くか、輸液回路や血液回
路の装置に吊り下げて用いる。従ってポート近辺に吊り
下げるための穴(図示されていない)を設けるとよい。
この穴はポートの両側に設けてもよい。
【0013】図3乃至図4は本発明の実施形態の別の例
を示し、包装体の側面から見た断面図である。図3乃至
図4の包装体1は、プラスチックフィルム3と紙4で形
成された室があり、これは医療用器具を入れるための室
である。そしてプラスチックフィルム2とプラスチック
フィルム3でできた室は排出液室6となるもので、ポー
ト5が設けられてある。
【0014】図3乃至図4に示す包装体1を作製するに
は、図1の場合と同じくプラスチックフィルム2、3と
紙4を重ね合わせそれらシートの周辺を接着剤の使用や
溶融等の方法で接着させて2室を設ける。図3ではポー
ト5の位置が開封部7よりも上にあり、図4ではポート
5の位置が開封部7よりも下にある。いずれの開封部
7,7’も開封しやすいように紙4の縁は接着されてい
ない。図4では開封部が上下に存在するが、一般に医療
用器具8を全て取り出すときは、開封部の位置はいずれ
に存在してもよいが、医療用器具8の一部だけ包装体に
残すときは、開封部7の位置は上部にあるのが好まし
い。
【0015】図1乃至図4の排出液室6の容量は限定す
ることはないが、約2リットルである。排出量が分かる
ように排出液室6のプラスチックフィルムは透明又は半
透明がよい。また、プラスチックフィルム2に容量を示
す目盛りを印字しておくと便利である。
【0016】
【発明の効果】本発明は上記のごとき構成であるので、
本発明の包装体を用いるときは医療用材料使用時のプラ
イミングによる排出液を受けることもできるのであっ
て、プライミングの排出液を受ける容器をわざわざ準備
する必要もなく、経済的である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明包装体の実施形態の一例を示す側面から
見た断面図。
【図2】本発明包装体の実施形態の一例を示す側面から
見た断面図。
【図3】本発明包装体の実施形態の一例を示す側面から
見た断面図。
【図4】本発明包装体の実施形態の一例を示す側面から
見た断面図。
【符号の説明】
1 包装体 2 プラスチックフィルム 3 プラスチックフィルム 4 紙 5 ポート 6 排出液室 7 開封部 8 医療用器具
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平9−10284(JP,A) 特開 平1−199878(JP,A) 特開 昭62−286463(JP,A) 実開 平8−158(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A61J 1/00 A61J 1/05 A61J 1/10 B65D 81/24 B65D 30/00 B65D 33/00

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 医療用器具が包装されるための室と医
    療用器具から出る排出液を受けるための室の2室を一体
    にしたものであって、前者はプラスチックフィルムと紙
    との間でできた室となし、後者はプラスチックフィルム
    のみでできた室にするために、表面はプラスチックフィ
    ルムと滅菌時の蒸気や気体が通過できる紙質の紙とから
    なる袋であり、これらフィルムと紙の間にもう一枚のプ
    ラスチックフィルムを挿入することによって、袋内部に
    2室を形成し、排出液を受ける室にはチューブからなる
    ポートを設けておくことを特徴とする医療材料のための
    包装体。
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