JP3331974B2 - 内燃機関 - Google Patents

内燃機関

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    • F02MSUPPLYING COMBUSTION ENGINES IN GENERAL WITH COMBUSTIBLE MIXTURES OR CONSTITUENTS THEREOF
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    • F02M26/46Sensors specially adapted for EGR systems for determining the characteristics of gases, e.g. composition

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は内燃機関に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より内燃機関、例えばディーゼル機
関においてはNOX の発生を抑制するために機関排気通
路と機関吸気通路とを排気ガス再循環(以下、EGRと
称す)通路により連結し、このEGR通路を介して排気
ガス、即ちEGRガスを機関吸気通路内に再循環させる
ようにしている。この場合、EGRガスは比較的比熱が
高く、従って多量の熱を吸収することができるので、E
GRガス量を増大するほど、即ちEGR率(EGRガス
量/(EGRガス量+吸入空気量))を増大するほど燃
焼室内における燃焼温度が低下する。燃焼温度が低下す
るとNOX の発生量が低下し、従ってEGR率を増大す
ればするほどNOX の発生量は低下することになる。
【0003】このように従来よりEGR率を増大すれば
NOX の発生量を低下しうることはわかっている。しか
しながらEGR率を増大させていくとEGR率が或る限
度を越えたときに煤の発生量、即ちスモークが急激に増
大し始める。この点に関し従来より、それ以上EGR率
を増大すればスモークが限りなく増大していくものと考
えられており、従ってスモークが急激に増大し始めるE
GR率がEGR率の最大許容限界であると考えられてい
る。
【0004】従って従来よりEGR率はこの最大許容限
界を越えない範囲内に定められている。このEGR率の
最大許容限界は機関の形式や燃料によってかなり異なる
がおおよそ30パーセントから50パーセントである。
従って従来のディーゼル機関ではEGR率は最大でも3
0パーセントから50パーセント程度に抑えられてい
る。
【0005】このように従来ではEGR率に対して最大
許容限界が存在すると考えられていたので従来よりEG
R率はこの最大許容限界を越えない範囲内においてNO
X およびスモークの発生量ができるだけ少なくなるよう
に定められていた。しかしながらこのようにしてEGR
率をNOX およびスモークの発生量ができるだけ少なく
なるように定めてもNOX およびスモークの発生量の低
下には限度があり、実際には依然としてかなりの量のN
X およびスモークが発生してしまうのが現状である。
【0006】ところがディーゼル機関の燃焼の研究の過
程においてEGR率を最大許容限界よりも大きくすれば
上述の如くスモークが急激に増大するがこのスモークの
発生量にはピークが存在し、このピークを越えてEGR
率を更に大きくすると今度はスモークが急激に減少しは
じめ、アイドリング運転時においてEGR率を70パー
セント以上にすると、またEGRガスを強力に冷却した
場合にはEGR率をほぼ55パーセント以上にするとス
モークがほとんど零になる、即ち煤がほとんど発生しな
いことが見い出されたのである。また、このときにはN
X の発生量が極めて少量となることも判明している。
この後この知見に基づいて煤が発生しない理由について
検討が進められ、その結果これまでにない煤およびNO
X の同時低減が可能な新たな燃焼システムが構築される
に至ったのである。この新たな燃焼システムについては
後に詳細に説明するが簡単に言うと炭化水素が煤に成長
するまでの途中の段階において炭化水素の成長を停止さ
せることを基本としている。
【0007】即ち、実験研究を重ねた結果判明したこと
は燃焼室内における燃焼時の燃料およびその周囲のガス
温度が或る温度以下のときには炭化水素の成長が煤に至
る前の途中の段階で停止し、燃料およびその周囲のガス
温度が或る温度以上になると炭化水素は一気に煤まで成
長してしまうということである。この場合、燃料および
その周囲のガス温度は燃料が燃焼した際の燃料周りのガ
スの吸熱作用が大きく影響しており、燃料燃焼時の発熱
量に応じて燃料周りのガスの吸熱量を調整することによ
って燃料およびその周囲のガス温度を制御することがで
きる。
【0008】従って、燃焼室内における燃焼時の燃料お
よびその周囲のガス温度を炭化水素の成長が途中で停止
する温度以下に抑制すれば煤が発生しなくなり、燃焼室
内における燃焼時の燃料およびその周囲のガス温度を炭
化水素の成長が途中で停止する温度以下に抑制すること
は燃料周りのガスの吸熱量を調整することによって可能
となる。一方、煤に至る前に成長が途中で停止した炭化
水素は酸化触媒等を用いた後処理によって容易に浄化す
ることができる。これが新たな燃焼システムの基本的な
考え方である。この新たな燃焼システムを採用した内燃
機関については本出願人により既に出願されている(特
願平9−305850号)。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】ところでこの新たな燃
焼システムではEGR率をほぼ55パーセント以上にす
る必要がある。しかしながらEGR率をほぼ55パーセ
ント以上にすることが可能なのは吸入空気量が比較的少
ないとき、即ち機関負荷が比較的低いときであり、吸入
空気量が一定限度を越えるとEGR率を低下させない限
り吸入空気量を増大させることができなくなる。従って
吸入空気量が一定限度を越えたときには従来より行われ
ている燃焼に切換える必要がある。
【0010】ところが新たな燃焼と従来より行われてい
る燃焼とでは燃焼の形態が異なっており、その結果これ
らの燃焼の間では機関の発生トルクに影響を与える制御
因子が異なっている。即ち、従来より行われている燃焼
のもとでは、云い換えると空気過剰のもとで燃焼が行わ
れている場合には燃料の周りに十分な空気が存在するた
めに空気量を増大しても機関の発生トルクは増大せず、
機関の発生トルクを増大させるためには燃料噴射量を増
大させる必要がある。これに対して新たな燃焼のもとで
は若干状況が異なる。即ち、新たな燃焼はEGR率が高
い状態で行われており、燃料周りの空気量が少ない状態
で燃焼が行われている。この場合には燃料噴射量を増量
しても増量した燃料を燃焼させるのに十分な空気が存在
しないために機関の発生トルクは増大しない。しかしな
がらこの場合、空気量を増大すると燃料周りの空気量が
増大するために燃焼が活発となり、斯くして機関の発生
トルクが増大する。
【0011】このように新たな燃焼のもとでは機関の発
生トルクは空気量の変化に対し敏感であって燃料噴射量
の変化に対し鈍感であり、従来より行われている燃焼の
もとでは機関の発生トルクは燃料噴射量の変化に対し敏
感であって空気量の変化に対し鈍感である。従ってこれ
らのことを考慮して新たな燃焼に対する燃料噴射制御と
従来より行われている燃焼に対する燃料噴射制御を行う
必要がある。
【0012】
【課題を解決するための手段】従って1番目の発明で
は、燃焼室内の不活性ガス量を増大していくと煤の発生
量が次第に増大してピークに達し、燃焼室内の不活性ガ
ス量を更に増大していくと燃焼室内における燃焼時の燃
料およびその周囲のガス温が煤の生成温度よりも低くな
って煤がほとんど発生しなくなる内燃機関において、煤
の発生量がピークとなる不活性ガス量よりも燃焼室内の
不活性ガス量が多く煤がほとんど発生しない第1の燃焼
と、煤の発生量がピークとなる不活性ガス量よりも燃焼
室内の不活性ガス量が少ない第2の燃焼とを選択的に切
換える切換手段を具備し、機関の運転状態に応じた燃料
噴射時間又は燃料噴射量を記憶しているマップを具備
し、このマップが第1の燃焼用マップと、第1の燃焼用
マップとは異なる第2の燃焼用マップからなる。即ち、
第1の燃焼と第2の燃焼では燃焼の形態が異なっている
ので夫々の燃焼に適した燃料噴射時間又は燃料噴射量の
マップが設けられている。
【0013】2番目の発明では1番目の発明において、
第1の燃焼用マップ上において燃料噴射時間を表す各格
子点の間隔を第2の燃焼用マップ上において燃料噴射時
間を表す各格子点の間隔よりも小さくしている。3番目
の発明では1番目の発明において、第1の燃焼用マップ
上において燃料噴射量を表す各格子点の間隔を第2の燃
焼用マップ上において燃料噴射量を表す各格子点の間隔
よりも小さくしている。
【0014】4番目の発明では1番目の発明において、
燃焼室から排出された排気ガスを機関吸気通路内に再循
環させる再循環装置を具備し、上記不活性ガスが再循環
排気ガスからなる。5番目の発明では4番目の発明にお
いて、第1の燃焼状態における排気ガス再循環率がほぼ
55パーセント以上である。
【0015】6番目の発明では1番目の発明において、
機関排気通路内に酸化機能を有する触媒を配置してい
る。7番目の発明では6番目の発明において、触媒が酸
化触媒、三元触媒又はNO X 吸収剤の少くとも一つから
なる。8番目の発明では1番目の発明において、機関の
運転領域を低負荷側の第1の運転領域と高負荷側の第2
の運転領域に分割し、第1の運転領域では第1の燃焼を
行い、第2の運転領域では第2の燃焼を行うようにして
いる。
【0016】
【発明の実施の形態】図1は本発明を4ストローク圧縮
着火式内燃機関に適用した場合を示している。図1を参
照すると、1は機関本体、2はシリンダブロック、3は
シリンダヘッド、4はピストン、5は燃焼室、6は電気
制御式燃料噴射弁、7は吸気弁、8は吸気ポート、9は
排気弁、10は排気ポートを夫々示す。吸気ポート8は
対応する吸気枝管11を介してサージタンク12に連結
され、サージタンク12は吸気ダクト13およびインタ
ークーラ14を介して過給機、例えば排気ターボチャー
ジャ15のコンプレッサ16の出口部に連結される。コ
ンプレッサ16の入口部は空気吸込管17を介してエア
クリーナ18に連結され、空気吸込管17内にはステッ
プモータ19により駆動されるスロットル弁20が配置
される。
【0017】一方、排気ポート10は排気マニホルド2
1および排気管22を介して排気ターボチャージャ15
の排気タービン23の入口部に連結され、排気タービン
23の出口部は排気管24を介して酸化機能を有する触
媒25を内蔵した触媒コンバータ26に連結される。排
気マニホルド21内には空燃比センサ27が配置され
る。
【0018】触媒コンバータ26の出口部に連結された
排気管28とスロットル弁20下流の空気吸込管17と
は排気ガス再循環(以下、EGRと称す)通路29を介
して互いに連結され、EGR通路29内にはステップモ
ータ30により駆動されるEGR制御弁31が配置され
る。また、EGR通路29内にはEGR通路29内を流
れるEGRガスを冷却するためのインタークーラ32が
配置される。図1に示される実施例では機関冷却水がイ
ンタークーラ32内に導びかれ、機関冷却水によってE
GRガスが冷却される。
【0019】一方、燃料噴射弁6は燃料供給管33を介
して燃料リザーバ、いわゆるコモンレール34に連結さ
れる。このコモンレール34内へは電気制御式の吐出量
可変な燃料ポンプ35から燃料が供給され、コモンレー
ル34内に供給された燃料は各燃料供給管33を介して
燃料噴射弁6に供給される。コモンレール34にはコモ
ンレール34内の燃料圧を検出するための燃料圧センサ
36が取付けられ、燃料圧センサ36の出力信号に基づ
いてコモンレール34内の燃料圧が目標燃料圧となるよ
うに燃料ポンプ35の吐出量が制御される。
【0020】電子制御ユニット40はデジタルコンピュ
ータからなり、双方向性バス41によって互いに接続さ
れたROM(リードオンリメモリ)42、RAM(ラン
ダムアクセスメモリ)43、CPU(マイクロプロセッ
サ)44、入力ポート45および出力ポート46を具備
する。空燃比センサ27の出力信号は対応するAD変換
器47を介して入力ポート45に入力され、燃料圧セン
サ36の出力信号も対応するAD変換器47を介して入
力ポート45に入力される。アクセルペダル50にはア
クセルペダル50の踏込み量Lに比例した出力電圧を発
生する負荷センサ51が接続され、負荷センサ51の出
力電圧は対応するAD変換器47を介して入力ポート4
5に入力される。また、入力ポート45にはクランクシ
ャフトが例えば30°回転する毎に出力パルスを発生す
るクランク角センサ52が接続される。一方、出力ポー
ト46は対応する駆動回路48を介して燃料噴射弁6、
スロットル弁制御用ステップモータ19、EGR制御弁
制御用ステップモータ30および燃料ポンプ35に接続
される。
【0021】図2は機関低負荷運転時にスロットル弁2
0の開度およびEGR率を変化させることにより空燃比
A/F(図2の横軸)を変化させたときの出力トルクの
変化、およびスモーク、HC,CO,NOX の排出量の
変化を示す実験例を表している。図2からわかるように
この実施例では空燃比A/Fが小さくなるほどEGR率
が大きくなり、理論空燃比(≒14.6)以下のときに
はEGR率は65パーセント以上となっている。
【0022】図2に示されるようにEGR率を増大する
ことにより空燃比A/Fを小さくしていくとEGR率が
40パーセント付近となり空燃比A/Fが30程度にな
ったときにスモークの発生量が増大を開始する。次い
で、更にEGR率を高め、空燃比A/Fを小さくすると
スモークの発生量が急激に増大してピークに達する。次
いで更にEGR率を高め、空燃比A/Fを小さくすると
今度はスモークが急激に低下し、EGR率を65パーセ
ント以上とし、空燃比A/Fが15.0付近になるとス
モークがほぼ零となる。即ち、煤がほとんど発生しなく
なる。このとき機関の出力トルクは若干低下し、またN
X の発生量がかなり低くなる。一方、このときHC,
COの発生量は増大し始める。
【0023】図3(A)は空燃比A/Fが18付近でス
モークの発生量が最も多いときの燃焼室5内の燃焼圧変
化を示しており、図3(B)は空燃比A/Fが13付近
でスモークの発生量がほぼ零のときの燃焼室5内の燃焼
圧の変化を示している。図3(A)と図3(B)とを比
較すればわかるようにスモークの発生量がほぼ零である
図3(B)に示す場合はスモークの発生量が多い図3
(A)に示す場合に比べて燃焼圧が低いことがわかる。
【0024】図2および図3に示される実験結果から次
のことが言える。即ち、まず第1に空燃比A/Fが1
5.0以下でスモークの発生量がほぼ零のときには図2
に示されるようにNOX の発生量がかなり低下する。N
X の発生量が低下したということは燃焼室5内の燃焼
温度が低下していることを意味しており、従って煤がほ
とんど発生しないときには燃焼室5内の燃焼温度が低く
なっていると言える。同じことが図3からも言える。即
ち、煤がほとんど発生していない図3(B)に示す状態
では燃焼圧が低くなっており、従ってこのとき燃焼室5
内の燃焼温度は低くなっていることになる。
【0025】第2のスモークの発生量、即ち煤の発生量
がほぼ零になると図2に示されるようにHCおよびCO
の排出量が増大する。このことは炭化水素が煤まで成長
せずに排出されることを意味している。即ち、燃料中に
含まれる図4に示されるような直鎖状炭化水素や芳香族
炭化水素は酸素不足の状態で温度上昇せしめられると熱
分解して煤の前駆体が形成され、次いで主に炭素原子が
集合した固体からなる煤が生成される。この場合、実際
の煤の生成過程は複雑であり、煤の前駆体がどのような
形態をとるかは明確ではないがいずれにしても図4に示
されるような炭化水素は煤の前駆体を経て煤まで成長す
ることになる。従って、上述したように煤の発生量がほ
ぼ零になると図2に示される如くHCおよびCOの排出
量が増大するがこのときのHCは煤の前駆体又はその前
の状態の炭化水素である。
【0026】図2および図3に示される実験結果に基づ
くこれらの考案をまとめると燃焼室5内の燃焼温度が低
いときには煤の発生量がほぼ零になり、このとき煤の前
駆体又はその前の状態の炭化水素が燃焼室5から排出さ
れることになる。このことについて更に詳細に実験研究
を重ねた結果、燃焼室5内における燃料およびその周囲
のガス温度が或る温度以下である場合には煤の成長過程
が途中で停止してしまい、即ち煤が全く発生せず、燃焼
室5内における燃料およびその周囲の温度が或る温度以
上となると煤が生成されることが判明したのである。
【0027】ところで煤の前駆体の状態で炭化水素の生
成過程停止するときの燃料およびその周囲の温度、即
ち上述の或る温度は燃料の種類や空燃比や圧縮比等の種
々の要因によって変化するので何度であるかということ
は言えないがこの或る温度はNOX の発生量と深い関係
を有しており、従ってこの或る温度はNOX の発生量か
ら或る程度規定することができる。即ち、EGR率が増
大するほど燃焼時の燃料およびその周囲のガス温度は低
下し、NOX の発生量が低下する。このときNOX の発
生量が10p.p.m 前後又はそれ以下になったときに煤が
ほとんど発生しなくなる。従って上述の或る温度はNO
X の発生量が10p.p.m 前後又はそれ以下になったとき
の温度にほぼ一致する。
【0028】一旦、煤が生成されるとこの煤は酸化機能
を有する触媒を用いた後処理でもって浄化することはで
きない。これに対して煤の前駆体又はその前の状態の炭
化水素は酸化機能を有する触媒を用いた後処理でもって
容易に浄化することができる。このように酸化機能を有
する触媒による後処理を考えると炭化水素を煤の前駆体
又はその前の状態で燃焼室5から排出させるか、或いは
煤の形で燃焼室5から排出させるかについては極めて大
きな差がある。本発明において採用されている新たな燃
焼システムは燃焼室5内において煤を生成させることな
く炭化水素を煤の前駆体又はその前の状態の形でもって
燃焼室5から排出させ、この炭化水素を酸化機能を有す
る触媒により酸化せしめることを核としている。
【0029】さて、煤が生成される前の状態で炭化水素
の成長を停止させるには燃焼室5内における燃焼時の燃
料およびその周囲のガス温度を煤が生成される温度より
も低い温度に抑制する必要がある。この場合、燃料およ
びその周囲のガス温度を抑制するには燃料が燃焼した際
の燃料周りのガスの吸熱作用が極めて大きく影響するこ
とが判明している。
【0030】即ち、燃料周りに空気しか存在しないと蒸
発した燃料はただちに空気中の酸素と反応して燃焼す
る。この場合、燃料から離れている空気の温度はさほど
上昇せず、燃料周りの温度のみが局所的に極めて高くな
る。即ち、このときには燃料から離れている空気は燃料
の燃焼熱の吸熱作用をほとんど行わない。この場合には
燃焼温度が局所的に極めて高くなるために、この燃焼熱
を受けた未燃炭化水素は煤を生成することになる。
【0031】一方、多量の不活性ガスと少量の空気の混
合ガス中に燃料が存在する場合には若干状況が異なる。
この場合には蒸発燃料は周囲に拡散して不活性ガス中に
混在する酸素と反応し、燃焼することになる。この場合
には燃焼熱は周りの不活性ガスに吸収されるために燃焼
温度はさほど上昇しなくなる。即ち、燃焼温度を低く抑
えることができることになる。即ち、燃焼温度を抑制す
るには不活性ガスの存在が重要な役割を果しており、不
活性ガスの吸熱作用によって燃焼温度を低く抑えること
ができることになる。
【0032】この場合、燃料およびその周囲のガス温度
を煤が生成される温度よりも低い温度に抑制するにはそ
うするのに十分な熱量を吸収しうるだけの不活性ガス量
が必要となる。従って燃料量が増大すれば必要となる不
活性ガス量はそれに伴なって増大することになる。な
お、この場合、不活性ガスの比熱が大きいほど吸熱作用
は強力となり、従って不活性ガスは比熱の大きなガスが
好ましいことになる。この点、CO2 やEGRガスは比
較的比熱が大きいので不活性ガスとしてEGRガスを用
いることは好ましいと言える。
【0033】図5は不活性ガスとしてEGRガスを用
い、EGRガスの冷却度合を変えたときのEGR率とス
モークとの関係を示している。即ち、図5において曲線
AはEGRガスを強力に冷却してEGRガス温をほぼ9
0℃に維持した場合を示しており、曲線Bは小型の冷却
装置でEGRガスを冷却した場合を示しており、曲線C
はEGRガスを強制的に冷却していない場合を示してい
る。
【0034】図5の曲線Aで示されるようにEGRガス
を強力に冷却した場合にはEGR率が50パーセントよ
りも少し低いところで煤の発生量がピークとなり、この
場合にはEGR率をほぼ55パーセント以上にすれば煤
がほとんど発生しなくなる。一方、図5の曲線Bで示さ
れるようにEGRガスを少し冷却した場合にはEGR率
が50パーセントよりも少し高いところで煤の発生量が
ピークとなり、この場合にはEGR率をほぼ65パーセ
ント以上にすれば煤がほとんど発生しなくなる。
【0035】また、図5の曲線Cで示されるようにEG
Rガスを強制的に冷却していない場合にはEGR率が5
5パーセントの付近で煤の発生量がピークとなり、この
場合にはEGR率をほぼ70パーセント以上にすれば煤
がほとんど発生しなくなる。なお、図5は機関負荷が比
較的高いときのスモークの発生量を示しており、機関負
荷が小さくなると煤の発生量がピークとなるEGR率は
若干低下し、煤がほとんど発生しなくなるEGR率の下
限も若干低下する。このように煤がほとんど発生しなく
なるEGR率の下限はEGRガスの冷却度合や機関負荷
に応じて変化する。
【0036】図6は不活性ガスとしてEGRガスを用い
た場合において燃焼時の燃料およびその周囲のガス温度
を煤が生成される温度よりも低い温度にするために必要
なEGRガスと空気の混合ガス量、およびこの混合ガス
量中の空気の割合、およびこの混合ガス中のEGRガス
の割合を示している。なお、図6において縦軸は燃焼室
5内に吸入される全吸入ガス量を示しており、鎖線Yは
過給が行われないときに燃焼室5内に吸入しうる全吸入
ガス量を示している。また、横軸は要求負荷を示してい
る。
【0037】図6を参照すると空気の割合、即ち混合ガ
ス中の空気量は噴射された燃料を完全に燃焼せしめるの
に必要な空気量を示している。即ち、図6に示される場
合では空気量と噴射燃焼量との比は理論空燃比となって
いる。一方、図6においてEGRガスの割合、即ち混合
ガス中のEGRガス量は噴射燃料が燃焼せしめられたと
きに燃焼およびその周囲のガス温度を煤が形成される温
度よりも低い温度にするのに必要最低限のEGRガス量
を示している。このEGRガス量はEGR率で表すとほ
ぼ55パーセント以上であり、図6に示す実施例では7
0パーセント以上である。即ち、燃焼室5内に吸入され
た全吸入ガス量を図6において実線Xとし、この全吸入
ガス量Xのうちの空気量とEGRガス量との割合を図6
に示すような割合にすると燃料およびその周囲のガス温
度は煤が生成される温度よりも低い温度となり、斯くし
て煤が全く発生しなくなる。また、このときのNOX
生量は10p.p.m 前後、又はそれ以下であり、従ってN
X の発生量は極めて少量となる。
【0038】燃料噴射量が増大すれば燃料が燃焼した際
の発熱量が増大するので燃料およびその周囲のガス温度
を煤が生成される温度よりも低い温度に維持するために
はEGRガスによる熱の吸収量を増大しなければならな
い。従って図6に示されるようにEGRガス量は噴射燃
料量が増大するにつれて増大せしめなければならない。
即ち、EGRガス量は要求負荷が高くなるにつれて増大
する必要がある。
【0039】ところで過給が行われていない場合には燃
焼室5内に吸入される全吸入ガス量Xの上限はYであ
り、従って図6において要求負荷がL0 よりも大きい領
域では要求負荷が大きくなるにつれてEGRガス割合を
低下させない限り空燃比を理論空燃比に維持することが
できない。云い換えると過給が行われていない場合に要
求負荷がL0 よりも大きい領域において空燃比を理論空
燃比に維持しようとした場合には要求負荷が高くなるに
つれてEGR率が低下し、斯くして要求負荷がL 0 より
も大きい領域では燃料およびその周囲のガス温度を煤が
生成される温度よりも低い温度に維持しえなくなる。
【0040】ところが図1に示されるようにEGR通路
29を介して過給機の入口側即ち排気ターボチャージャ
15の空気吸込管17内にEGRガスを再循環させると
要求負荷がL0 よりも大きい領域においてEGR率を5
5パーセント以上、例えば70パーセントに維持するこ
とができ、斯くして燃料およびその周囲のガス温度を煤
が生成される温度よりも低い温度に維持することができ
る。即ち、空気吸込管17内におけるEGR率が例えば
70パーセントになるようにEGRガスを再循環させれ
ば排気ターボチャージャ15のコンプレッサ16により
昇圧された吸入ガスのEGR率も70パーセントとな
り、斯くしてコンプレッサ16により昇圧しうる限度ま
で燃料およびその周囲のガス温度を煤が生成される温度
よりも低い温度に維持することができる。従って、低温
燃焼を生じさせることのできる機関の運転領域を拡大す
ることができることになる。
【0041】なお、この場合、要求負荷がL0 よりも大
きい領域でEGR率を55パーセント以上にする際には
EGR制御弁31が全開せしめられ、スロットル弁20
が若干閉弁せしめられる。前述したように図6は燃料を
理論空燃比のもとで燃焼させる場合を示しているが空気
量を図6に示される空気量よりも少くしても、即ち空燃
比をリッチにしても煤の発生を阻止しつつNOX の発生
量を10p.p.m 前後又はそれ以下にすることができ、ま
た空気量を図6に示される空気量よりも多くしても、即
ち空燃比の平均値を17から18のリーンにしても煤の
発生を阻止しつつNOX の発生量を10p.p.m 前後又は
それ以下にすることができる。
【0042】即ち、空燃比がリッチにされると燃料が過
剰となるが燃焼温度が低い温度に抑制されているために
過剰な燃料は煤まで成長せず、斯くして煤が生成される
ことがない。また、このときNOX も極めて少量しか発
生しない。一方、平均空燃比がリーンのとき、或いは空
燃比が理論空燃比のときでも燃焼温度が高くなれば少量
の煤が生成されるが本発明では燃焼温度が低い温度に抑
制されているので煤は全く生成されない。更に、NOX
も極めて少量しか発生しない。
【0043】このように、低温燃焼が行われているとき
には空燃比にかかわらずに、即ち空燃比がリッチであろ
うと、理論空燃比であろうと、或いは平均空燃比がリー
ンであろうと煤が発生されず、NOX の発生量が極めて
少量となる。従って燃料消費率の向上を考えるとこのと
き平均空燃比をリーンにすることが好ましいと言える。
【0044】ところで燃焼室内における燃焼時の燃料お
よびその周囲のガス温度を炭化水素の成長が途中で停止
する温度以下に抑制しうるのは燃焼による発熱量が比較
的少ない機関中低負荷運転時に限られる。従って本発明
による実施例では機関中低負荷運転時には燃焼時の燃料
およびその周囲のガス温度を炭化水素の成長が途中で停
止する温度以下に抑制して第1の燃焼、即ち低温燃焼を
行うようにし、機関高負荷運転時には第2の燃焼、即ち
従来より普通に行われている燃焼を行うようにしてい
る。なお、ここで第1の燃焼、即ち低温燃焼とはこれま
での説明から明らかなように煤の発生量がピークとなる
不活性ガス量よりも燃焼室内の不活性ガス量が多く煤が
ほとんど発生しない燃焼のことを言い、第2の燃焼、即
ち従来より普通に行われている燃焼とは煤の発生量がピ
ークとなる不活性ガス量よりも燃焼室内の不活性ガス量
が少い燃焼のことを言う。
【0045】図7は第1の燃焼、即ち低温燃焼が行われ
る第1の運転領域Iと、第2の燃焼、即ち従来の燃焼方
法による燃焼が行われる第2の運転領域IIとを示してい
る。なお、図7において縦軸Lはアクセルペダル50の
踏込み量、即ち要求負荷を示しており、横軸Nは機関回
転数を示している。また、図7においてX(N)は第1
の運転領域Iと第2の運転領域IIとの第1の境界を示し
ており、Y(N)は第1の運転領域Iと第2の運転領域
IIとの第2の境界を示している。第1の運転領域Iから
第2の運転領域IIへの運転領域の変化判断は第1の境界
X(N)に基づいて行われ、第2の運転領域IIから第1
の運転領域Iへの運転領域の変化判断は第2の境界Y
(N)に基づいて行われる。
【0046】即ち、機関の運転状態が第1の運転領域I
にあって低温燃焼が行われているときに要求負荷Lが機
関回転数Nの関数である第1の境界X(N)を越えると
運転領域が第2の運転領域IIに移ったと判断され、従来
の燃焼方法による燃焼が行われる。次いで要求負荷Lが
機関回転数Nの関数である第2の境界Y(N)よりも低
くなると運転領域が第1の運転領域Iに移ったと判断さ
れ、再び低温燃焼が行われる。
【0047】このように第1の境界X(N)と第1の境
界X(N)よりも低負荷側の第2の境界Y(N)との二
つの境界を設けたのは次の二つの理由による。第1の理
由は、第2の運転領域IIの高負荷側では比較的燃焼温度
が高く、このとき要求負荷Lが第1の境界X(N)より
低くなったとしてもただちに低温燃焼を行えないからで
ある。即ち、要求負荷Lがかなり低くなったとき、即ち
第2の境界Y(N)よりも低くなったときでなければた
だちに低温燃焼が開始されないからである。第2の理由
は第1の運転領域Iと第2の運転領域II間の運転領域の
変化に対してヒステリシスを設けるためである。
【0048】ところで機関の運転状態が第1の運転領域
Iにあって低温燃焼が行われているときには煤はほとん
ど発生せず、その代り未燃炭化水素が煤の前駆体又はそ
の前の状態の形でもって燃焼室5から排出される。この
とき燃焼室5から排出された未燃炭化水素は酸化機能を
有する触媒25により良好に酸化せしめられる。触媒2
5としては酸化触媒、三元触媒、又はNOX 吸収剤を用
いることができる。NOX 吸収剤は燃焼室5内における
平均空燃比がリーンのときにNOX を吸収し、燃焼室5
内における平均空燃比がリッチになるとNOX を放出す
る機能を有する。
【0049】このNOX 吸収剤は例えばアルミナを担体
とし、この担体上に例えばカリウムK、ナトリウムN
a、リチウムLi、セシウムCsのようなアルカリ金
属、バリウムBa、カルシウムCaのようなアルカリ土
類、ランタンLa、イットリウムYのような希土類から
選ばれた少くとも一つと、白金Ptのような貴金属とが
担持されている。
【0050】酸化触媒はもとより、三元触媒およびNO
X 吸収剤も酸化機能を有しており、従って上述した如く
三元触媒およびNOX 吸収剤を触媒25として用いるこ
とができる。図8は空燃比センサ27の出力を示してい
る。図8に示されるように空燃比センサ27の出力電流
Iは空燃比A/Fに応じて変化する。従って空燃比セン
サ27の出力電流Iから空燃比を知ることができる。
【0051】次に図9を参照しつつ第1の運転領域Iお
よび第2の運転領域IIにおける運転制御について概略的
に説明する。図9は要求負荷Lに対するスロットル弁2
0の開度、EGR制御弁31の開度、EGR率、空燃
比、噴射時期および噴射量を示している。図9に示され
るように要求負荷Lの低い第1の運転領域Iではスロッ
トル弁20の開度は要求負荷Lが高くなるにつれて全閉
近くから2/3開度程度まで徐々に増大せしめられ、E
GR制御弁31の開度は要求負荷Lが高くなるにつれて
全閉近くから全開まで徐々に増大せしめられる。また、
図9に示される例では第1の運転領域IではEGR率が
ほぼ70パーセントとされており、空燃比はわずかばか
りリーンなリーン空燃比とされている。言い換えると第
1の運転領域IではEGR率がほぼ70パーセントとな
り、空燃比がわずかばかりリーンなリーン空燃比となる
ようにスロットル弁20の開度およびEGR制御弁31
の開度が制御される。なお、このとき空燃比は例えば空
燃比センサ27の出力信号に基づいてEGR制御弁31
の開度を補正することによって目標リーン空燃比に制御
される。また、第1の運転領域Iでは圧縮上死点TDC
前に燃料噴射が行われる。この場合、噴射開始時期θS
は要求負荷Lが高くなるにつれて遅くなり、噴射完了時
期θEも噴射開始時期θSが遅くなるにつれて遅くな
る。
【0052】なお、アイドリング運転時にはスロットル
弁20は全閉近くまで閉弁され、このときEGR制御弁
31も全閉近くまで閉弁せしめられる。スロットル弁2
0を全閉近くまで閉弁すると圧縮始めの燃焼室5内の圧
力が低くなるために圧縮圧力が小さくなる。圧縮圧力が
小さくなるとピストン4による圧縮仕事が小さくなるた
めに機関本体1の振動が小さくなる。即ち、アイドリン
グ運転時には機関本体1の振動を抑制するためにスロッ
トル弁20が全閉近くまで閉弁せしめられる。
【0053】一方、機関の運転領域が第1の運転領域I
から第2の運転領域IIに変わるとスロットル弁20の開
度が2/3開度程度から全開方向へステップ状に増大せ
しめられる。このとき図9に示す例ではEGR率がほぼ
70パーセントから40パーセント以下までステップ状
に減少せしめられ、空燃比がステップ状に大きくされ
る。即ち、EGR率が多量のスモークを発生するEGR
率範囲(図5)を飛び越えるので機関の運転領域が第1
の運転領域Iから第2の運転領域IIに変わるときに多量
のスモークが発生することがない。
【0054】第2の運転領域IIでは第2の燃焼、即ち従
来から行われている燃焼が行われる。この燃焼方法では
煤およびNOX が若干発生するが低温燃焼に比べて熱効
率は高く、従って機関の運転領域が第1の運転領域Iか
ら第2の運転領域IIに変わると図9に示されるように噴
射量がステップ状に低減せしめられる。第2の運転領域
IIでは従来から行われている燃焼が行われる。この第2
の運転領域IIではスロットル弁20は一部を除いて全開
状態に保持され、EGR制御弁31の開度は要求負荷L
が高くなると次第に小さくされる。また、この運転領域
IIではEGR率は要求負荷Lが高くなるほど低くなり、
空燃比は要求負荷Lが高くなるほど小さくなる。ただ
し、空燃比は要求負荷Lが高くなってもリーン空燃比と
される。また、第2の運転領域IIでは噴射開始時間θS
は圧縮上死点TDC付近とされる。
【0055】図10は第1の運転領域Iにおける空燃比
A/Fを示している。図10において、A/F=15.
5,A/F=16,A/F=17,A/F=18で示さ
れる各曲線は夫々空燃比が15.5,16,17,18
であるときを示しており、各曲線間の空燃比は比例配分
により定められる。図10に示されるように第1の運転
領域Iでは空燃比がリーンとなっており、更に第1の運
転領域Iでは要求負荷Lが低くなるほど空燃比A/Fが
リーンとされる。
【0056】即ち、要求負荷Lが低くなるほど燃焼によ
る発熱量が少くなる。従って要求負荷Lが低くなるほど
EGR率を低下させても低温燃焼を行うことができる。
EGR率を低下させると空燃比は大きくなり、従って図
10に示されるように要求負荷Lが低くなるにつれて空
燃比A/Fが大きくされる。空燃比A/Fが大きくなる
ほど燃料消費率は向上し、従ってできる限り空燃比をリ
ーンにするために本発明による実施例では要求負荷Lが
低くなるにつれて空燃比A/Fが大きくされる。
【0057】なお、空燃比を図10に示す目標空燃比と
するのに必要なスロットル弁20の目標開度STが図1
1(A)に示されるように要求負荷Lおよび機関回転数
Nの関数としてマップの形で予めROM42内に記憶さ
れており、空燃比を図10に示す目標空燃比とするのに
必要なEGR制御弁31の目標開度SEが図11(B)
に示されるように要求負荷Lおよび機関回転数Nの関数
としてマップの形で予めROM42内に記憶されてい
る。
【0058】図12は第2の燃焼、即ち従来の燃焼方法
による普通の燃焼が行われるときの目標空燃比を示して
いる。なお、図12においてA/F=24,A/F=3
5,A/F=45,A/F=60で示される各曲線は夫
々目標空燃比24,35,45,60を示している。空
燃比をこの目標空燃比とするのに必要なスロットル弁2
0の目標開度STが図13(A)に示されるように要求
負荷Lおよび機関回転数Nの関数としてマップの形で予
めROM42内に記憶されており、空燃比をこの目標空
燃比とするのに必要なEGR制御弁31の目標開度SE
が図13(B)に示されるように要求負荷Lおよび機関
回転数Nの関数としてマップの形で予めROM42内に
記憶されている。
【0059】図9に示されるように噴射量は要求負荷L
が高くなるにつれて増大する。しかしながらこの噴射量
は機関回転数によっても変化する。即ち、噴射量は要求
負荷Lと機関回転数の関数である。本発明による実施例
では第1の運転領域Iにおける第1の燃焼に対する噴射
量と、第2の運転領域IIにおける噴射量とが異なるマッ
プ上に記憶されている。
【0060】即ち、第1の燃焼に対する噴射量Qは図1
4(A)に示されるように要求負荷Lおよび機関回転数
Nの関数としてマップの形予めROM42内に記憶さ
れており、同様に第2の燃焼に対する噴射量Qも図14
(B)に示されるように要求負荷Lおよび機関回転数N
の関数としてマップの形予めROM42内に記憶され
ている。
【0061】なお、図14(A)および図14(B)に
おいて黒丸で示される各格子点は夫々噴射量Qが設定さ
れている点を示しており、各格子点間については補間に
より噴射量Qが算出される。図14(A)と14(B)
とを比較すればわかるように図14(A)に示されるマ
ップ上の各格子点間の間隔は図14(B)に示されるマ
ップ上の各格子点間の間隔と等しくなっている。
【0062】一方、本発明による実施例では図14
(A)および図14(B)に示される噴射量Qとコモン
レール34内の燃料圧Pcから燃料噴射弁6からの燃料
噴射時間TAUが決定され、この燃料噴射時間TAUに
ついても第1の運転領域Iにおける第1の燃焼に対する
燃料噴射時間TAUと第2の運転領域IIにおける燃料噴
射時間TAUとが異なるマップ上に記憶されている。
【0063】即ち、第1の燃焼に対する燃料噴射時間T
AUは図15(A)に示されるように噴射量Qおよびコ
モンレール34内の燃料圧Pcの関数としてマップの形
の予めROM42内に記憶されており、同様に第2の燃
焼に対する燃料噴射時間TAUも図15(B)に示され
るように噴射量Qおよびコモンレール34内の燃料圧P
cの関数としてマップの形の予めROM42内に記憶さ
れている。
【0064】なお、図15(A)および図15(B)に
おいて黒丸で示される各格子点は夫々燃料噴射時間TA
Uが設定されている点を示しており、各格子点間につい
ては補間により燃料噴射時間TAUが算出される。図1
5(A)と15(B)とを比較すればわかるように図1
5(A)に示されるマップ上の各格子点間の間隔は図1
5(B)に示されるマップ上の各格子点間の間隔よりも
大きくなっている。従って第1の燃焼が行われていると
きに図15(A)に示すマップから補間により算出され
た燃料噴射時間TAUの精度は第2の燃焼が行われてい
るときに図15(B)に示すマップから補間により算出
された燃料噴射時間TAUの精度よりも悪くなってい
る。
【0065】即ち、前述したように第1燃焼のもとでは
機関の発生トルクは空気量の変化に対し敏感であって噴
射量Qの変化に対し鈍感であり、第2の燃焼のもとでは
機関の発生トルクは噴射量Qの変化に対し敏感であって
空気量の変化に対し鈍感である。従って第1の燃焼が行
われているときにマップから算出された燃料噴射時間T
AUの精度が多少悪くても機関の発生トルクにはほとん
ど影響を与えない。云い換えると図15(A)に示され
るようにマップ上の格子点の間隔を大きくしても応答性
の良い良好な機関の運転を確保することができる。
【0066】一方、マップ上における格子点の間隔を大
きくすると記憶すべきデータ量が少なくなる。従ってこ
の場合、データを記憶すべきメモリの容量を小さくする
ことができるという利点がある。次に図16を参照しつ
つ運転制御について説明する。図16を参照すると、ま
ず初めにステップ100において機関の運転状態が第1
の運転領域Iであることを示すフラグIがセットされて
いるか否かが判別される。フラグIがセットされている
とき、即ち機関の運転状態が第1の運転領域Iであると
きにはステップ101に進んで要求負荷Lが第1の境界
X1(N)よりも大きくなったか否かが判別される。L
≦X1(N)のときにはスッテップ103に進んで低温
燃焼が行われる。
【0067】即ち、ステップ103では図11(A)に
示すマップからスロットル弁20の目標開度STが算出
され、スロットル弁20の開度がこの目標開度STとさ
れる。次いでステップ104では図11(B)に示すマ
ップからEGR制御弁31の目標開度SEが算出され、
EGR制御弁31の開度がこの目標開度SEとされる。
【0068】次いでステップ105では燃料圧センサ3
6により検出されたコモンレール34内の燃料圧Pcが
読込まれる。次いでステップ106では図14(A)に
示すマップから噴射量Qが補間により算出される。次い
でステップ107では図15(A)に示すマップから燃
料噴射時間TAUが補間により算出される。このとき図
10に示されるリーン空燃比のもとで第1の燃焼が行わ
れる。
【0069】一方、ステップ101においてL>X
(N)となったと判別されたときにはステップ102に
進んでフラグIがリセットされ、次いでステップ110
に進んで第2の燃焼が行われる。即ち、ステップ110
では図13(A)に示すマップからスロットル弁20の
目標開度STが算出され、スロットル弁20の開度がこ
の目標開度STとされる。次いでステップ111では図
13(B)に示すマップからEGR制御弁31の目標開
度SEが算出され、EGR制御弁31の開度がこの目標
開度SEとされる。
【0070】次いでステップ112では燃料圧センサ3
6により検出されたコモンレール34内の燃料圧Pcが
読込まれる。次いでステップ113では図14(B)に
示すマップから噴射量Qが補間により算出される。次い
でステップ114では図15(B)に示すマップから燃
料噴射時間TAUが補間により算出される。このとき図
12に示されるリーン空燃比のもとで第2の燃焼が行わ
れる。
【0071】フラグIがリセットされると次の処理サイ
クルではステップ100からステップ108に進んで要
求負荷Lが第2の境界Y(N)よりも低くなったか否か
が判別される。L≧Y(N)のときにはステップ110
に進み、リーン空燃比のもとで第2の燃焼が行われる。
一方、ステップ108においてL<Y(N)になったと
判別されたときにはステップ109に進んでフラグIが
セットされ、次いでステップ103に進んで第1の燃焼
が行われる。
【0072】図17および図18に別の実施例を示す。
この実施例でも第1の燃焼に対する噴射量Qは図17
(A)に示されるように要求負荷Lおよび機関回転数N
の関数としてマップの形の予めROM42内に記憶され
ており、同様に第2の燃焼に対する噴射量Qも図17
(B)に示されるように要求負荷Lおよび機関回転数N
の関数としてマップの形の予めROM42内に記憶され
ている。しかしながらこの実施例では図14(A)およ
び図14(B)に示される実施例と異なって図17
(A)に示されるマップ上の各格子点間の間隔は図17
(B)に示されるマップ上の各格子点間の間隔よりも小
さくなっている。
【0073】また、この実施例においても第1の燃焼に
対する燃料噴射時間TAUは図18(A)に示されるよ
うに噴射量Qおよびコモンレール34内の燃料圧Pcの
関数としてマップの形の予めROM42内に記憶されて
おり、同様に第2の燃焼に対する燃料噴射時間TAUも
図18(B)に示されるように噴射量Qおよびコモンレ
ール34内の燃料圧Pcの関数としてマップの形の予め
ROM42内に記憶されている。しかしながらこの実施
例では図15(A)および15(B)に示される実施例
と異なって図18(A)に示されるマップ上の各格子点
間の間隔は図18(B)に示されるマップ上の各格子点
間の間隔と等しくなっている。
【0074】この実施例では第1の燃焼が行われている
ときに図17(A)に示すマップから補間により算出さ
れた噴射量Qの精度は第2の燃焼が行われているときに
図17(B)に示すマップから補間により算出された噴
射量Qの精度よりも悪くなっている。従ってこの実施例
でも第1の燃焼が行われているときに算出された燃料噴
射時間TAUの精度は第2の燃焼が行われているときに
算出された燃料噴射時間TAUの精度よりも悪くなって
いる。
【0075】しかしながら前述したように第1の燃焼が
行われているのときに算出された燃料噴射時間TAUの
精度が多少悪くても機関の発生トルクにはほとんど影響
を与えない。云い換えると図17(A)に示されるマッ
プ上の格子点の間隔を大きくしても応答性の良い良好な
機関の運転を確保することができる。なお、噴射量Qの
マップとして図17(A)および図17(B)に示すマ
ップを用い、燃料噴射時間TAUのマップとして図15
(A)および図15(B)に示すマップを用いることも
できる。この場合にはーデータを記憶すべきメモリの容
量を更に小さくすることができる。
【0076】
【発明の効果】第1の燃焼および第2の燃焼に夫々適し
た燃料噴射制御を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】圧縮着火式内燃機関の全体図である。
【図2】スモークおよびNOX の発生量等を示す図であ
る。
【図3】燃焼圧を示す図である。
【図4】燃料分子を示す図である。
【図5】スモークの発生量とEGR率との関係を示す図
である。
【図6】噴射燃料量と混合ガス量との関係を示す図であ
る。
【図7】第1の運転領域Iおよび第2の運転領域IIを示
す図である。
【図8】空燃比センサの出力を示す図である。
【図9】スロットル弁の開度等を示す図である。
【図10】第1の運転領域Iにおける空燃比を示す図で
ある。
【図11】スロットル弁等の目標開度のマップを示す図
である。
【図12】第2の燃焼における空燃比を示す図である。
【図13】スロットル弁等の目標開度のマップを示す図
である。
【図14】噴射量のマップを示す図である。
【図15】燃料噴射時間のマップを示す図である。
【図16】機関の運転を制御するためのフローチャート
である。
【図17】噴射量のマップを示す図である。
【図18】燃料噴射時間のマップを示す図である。
【符号の説明】
6…燃料噴射弁 15…排気ターボチャージャ 20…スロットル弁 29…EGR通路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI F02D 43/00 301 F02D 43/00 301H 301N F02M 25/07 570 F02M 25/07 570D 570J (72)発明者 村田 宏樹 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自 動車株式会社内 審査官 村上 哲 (56)参考文献 特開 平7−4287(JP,A) 特開 平8−86251(JP,A) 特開 平8−177651(JP,A) 特開 平9−287527(JP,A) 特開 平9−287528(JP,A) 特開 昭59−10748(JP,A) 特開 平2−275048(JP,A) 特開 平4−12153(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F02D 41/00 - 45/00 F02M 25/07

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 燃焼室内の不活性ガス量を増大していく
    と煤の発生量が次第に増大してピークに達し、燃焼室内
    の不活性ガス量を更に増大していくと燃焼室内における
    燃焼時の燃料およびその周囲のガス温が煤の生成温度よ
    りも低くなって煤がほとんど発生しなくなる内燃機関に
    おいて、煤の発生量がピークとなる不活性ガス量よりも
    燃焼室内の不活性ガス量が多く煤がほとんど発生しない
    第1の燃焼と、煤の発生量がピークとなる不活性ガス量
    よりも燃焼室内の不活性ガス量が少ない第2の燃焼とを
    選択的に切換える切換手段を具備し、機関の運転状態に
    応じた燃料噴射時間又は燃料噴射量を記憶しているマッ
    プを具備し、該マップが第1の燃焼用マップと、第1の
    燃焼用マップとは異なる第2の燃焼用マップからなる内
    燃機関。
  2. 【請求項2】 第1の燃焼用マップ上において燃料噴射
    時間を表す各格子点の間隔を第2の燃焼用マップ上にお
    いて燃料噴射時間を表す各格子点の間隔よりも小さくし
    た請求項1に記載の内燃機関。
  3. 【請求項3】 第1の燃焼用マップ上において燃料噴射
    量を表す各格子点の間隔を第2の燃焼用マップ上におい
    て燃料噴射量を表す各格子点の間隔よりも小さくした請
    求項1に記載の内燃機関。
  4. 【請求項4】 燃焼室から排出された排気ガスを機関吸
    気通路内に再循環させる再循環装置を具備し、上記不活
    性ガスが再循環排気ガスからなる請求項1に記載の内燃
    機関。
  5. 【請求項5】 上記第1の燃焼状態における排気ガス再
    循環率がほぼ55パーセント以上である請求項4に記載
    の内燃機関。
  6. 【請求項6】 機関排気通路内に酸化機能を有する触媒
    を配置した請求項1に記載の内燃機関。
  7. 【請求項7】 該触媒が酸化触媒、三元触媒又はNOX
    吸収剤の少くとも一つからなる請求項6に記載の内燃機
    関。
  8. 【請求項8】 機関の運転領域を低負荷側の第1の運転
    領域と高負荷側の第2の運転領域に分割し、第1の運転
    領域では第1の燃焼を行い、第2の運転領域では第2の
    燃焼を行うようにした請求項1に記載の内燃機関。
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