JP3331708B2 - パーソナルコンピュータ内蔵テレビ - Google Patents

パーソナルコンピュータ内蔵テレビ

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JP3331708B2
JP3331708B2 JP30428993A JP30428993A JP3331708B2 JP 3331708 B2 JP3331708 B2 JP 3331708B2 JP 30428993 A JP30428993 A JP 30428993A JP 30428993 A JP30428993 A JP 30428993A JP 3331708 B2 JP3331708 B2 JP 3331708B2
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修一 若林
嘉政 近藤
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、表示装置としてテレビ
(例えば、液晶ディスプレイ・プラズマディスプレイ・
ブラウン管など)を用い、着脱可能なカード型パーソナ
ルコンピュータを接続し、テレビ画面にパーソナルコン
ピュータの表示を行うとともに、パーソナルコンピュー
タを使用しながらノイズの少ない画面でテレビを視聴で
きるシステムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】現在、情報機器の家電化が進む中、テレ
ビと情報機器を組み合わせた製品が出ている。例えば家
庭用ゲーム機は、表示装置として、テレビを使用する。
また車載用の情報機器においても表示装置として、液晶
テレビを利用したものがある。これらのものはすべて、
情報機器本体とテレビは別筐体であり、情報機器装置を
使用中はテレビとして使用できない。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】情報機器とテレビを一
体型にした場合、筐体が大きくなるのはもちろんだが、
テレビの進歩に比べ情報機器の進歩は速く、テレビの使
用年数が7〜8年であるのに対し、情報機器は3年程度
であるため、情報機器部分のみが陳腐化してしまう。
【0004】また情報機器を使用している際には、テレ
ビとしての使用は不可能である。これは、テレビ装置
が、空中の放送電波(電磁波)をアンテナで受信し、T
Vチューナで復調を行うことで動作するため、電磁波ノ
イズに極めて弱く、高周波の高調波ノイズを大量に発生
する情報機器との同時使用は極めて困難であるためであ
る。このことは、情報機器単体としての製品でも、国内
外の電磁波ノイズ規制から、電磁波ノイズを低減するた
めに、かなりの投資と努力を要していることからもわか
る。
【0005】更に、テレビメーカーにとって、情報機器
とテレビを一体型にすることは、情報機器用のハードウ
ェア/ソフトウェアも扱わなければならなくなり、開発
環境の確立やノウハウの蓄積等、非常に大きな負担がか
かる。
【0006】TVチューナを備えたテレビと、テレビを
表示装置とするパーソナルコンピュータで構成されるパ
ーソナルコンピュータ内蔵テレビにおいて、TVチュー
ナからの映像信号と前記パーソナルコンピュータからの
映像信号とをセレクトまたは合成して表示装置に出力す
る映像コントロール回路と、パーソナルコンピュータの
動作を一時的に停止させるサスペンド/リジューム回路
とを備え、サスペンド/リジューム回路は、テレビの帰
線期間中にパーソナルコンピュータをサスペンド/リジ
ュームさせる手段とを備えるものである。
【0007】
【0008】
【0009】
【0010】
【0011】
【0012】
【0013】
【0014】
【0015】
【実施例】以下、添付図面の図1から図9を用いて、本
発明の一実施例を説明する。図1は本発明一実施例に係
るパーソナルコンピュータ内蔵テレビの全体構成を示し
ている。
【0016】図1において、パーソナルコンピュータ内
蔵テレビ本体1−21内部の映像コントロール回路1−
1、PCMCIA用バッファ1−7、ハードディスクド
ライブ(以下HDDと略す)用バッファ1−11、各種
入出力装置インターフェース1−8は、カード型パーソ
ナルコンピュータ(以下カードPCと略す)バス1−1
8を通り、236ピンのカードPCコネクタ1−5を介
して着脱可能なカードPC3−1に接続される。このカ
ードPC3−1を装着しない状態では、普通のテレビと
して動作し、カードPC3−1を装着すれば、パーソナ
ルコンピュータ内蔵テレビとして動作する。
【0017】PCMCIA用バッファ1−7は、68ピ
ンのPCMCIA用コネクタ1−6を介してPCMCI
Aカード1−20に接続され、PCMCIAカード1−
20の活線挿抜を可能にしている。HDD用バッファ1
−11は、HDD1−10に接続される。各種入出力装
置インターフェース1−8は、キーボード、マウス、デ
ジタイザ、タブレット、ペン入力装置、プリンタ、モデ
ム、CRT、フロッピディスクドライブ(FDD)とい
った入出力装置のインターフェース部である。
【0018】TVチューナ1−2は、付属アンテナ1−
17または、外部アンテナ入力端子1−19からの入力
信号を用いて、スイッチ部1−9から外部回路コントロ
ール信号バス4−9を介して送られる信号から、セレク
ト周波数を決定し、入力信号をNTSCコンポジット映
像信号であるチューナ映像信号2−14とチューナ音声
信号2−13に変換し映像コントロール回路1−1に出
力している。
【0019】サスペンド/リジューム回路1−3は、ス
イッチ部1−9でセレクトされたモードで、サスペンド
/リジュームのコントロールを行い、サスペンド/リジ
ューム信号4−17を映像コントロール回路1−1に出
力する。このサスペンド/リジューム信号4−17はカ
ードPCバス1−18を通って、カードPCコネクタ1
−5を介してカードPC3−1にも出力されている。
【0020】外部入力端子1−15,1−16は本体外
部からのNTSCコンポジット映像信号1−15と音声
信号1−16から構成され、映像コントロール回路1−
1へ接続されている。外部出力端子1−12,1−13
は本体外部へのNTSCコンポジット映像信号1−12
と音声信号1−13から構成され、映像コントロール回
路1−1から出力される。内蔵スピーカ1−14は、映
像コントロール回路1−1からの音声信号を音として出
力する。フラットパネルモニタ1−4は、映像コントロ
ール回路1−1からフラットパネルモニタ出力バス2−
20を介して出力される映像信号を用いて表示を行う。
【0021】図2は、本発明一実施例に係るパーソナル
コンピュータ内蔵テレビの外観を示している。
【0022】テレビ本体1−21は、付属アンテナ1−
17を用いて、テレビ放送を受信し、フラットパネルモ
ニタ1−4に表示する。また、カードPC3−1をテレ
ビ本体1−21に接続することにより、パーソナルコン
ピュータとしての機能を有する様になる。このパーソナ
ルコンピュータの画面もフラットパネルモニタ1−4に
表示される。また、必要に応じてPCMCIAカード1
−20を接続し、利用することもできる。
【0023】図3は、映像コントロール回路1−1の内
部構造を示したものである。
【0024】図3において、ビデオ入力セレクタ2−3
はTVチューナ1−2からのNTSCコンポジット映像
信号2−13、音声信号2−14と外部入力端子の映像
信号1−15、音声信号1−16とを外部入力検出回路
2−16からのコントロール信号でセレクトし、ビデオ
出力セレクタ2−4には、映像信号・音声信号を、映像
信号デコーダ2−5には映像信号を出力する。外部入力
検出回路2−16は、外部入力端子の映像信号1−15
と音声信号1−16の信号レベルを監視し、信号が存在
すれば自動的に外部入力に切り替えるようなコントロー
ル信号をビデオ入力セレクタ2−3に送る。
【0025】映像信号デコーダ2−5は、ビデオ入力セ
レクタ2−3より出力されるNTSCコンポジット映像
信号からアナログRGB輝度信号と水平同期信号2―1
7、垂直同期信号2―18とを抽出する。A/Dコンバ
ータ2−6は、映像信号デコーダ2−5から出力される
アナログRGB輝度信号をデバイスコントローラ2−1
から供給されるクロック周期で量子化し、各色4ビット
のデジタルRGB輝度信号に変換後、映像セレクトコン
トローラ2−7に出力する。映像セレクトコントローラ
2−7は、A/Dコンバータ2−6からのデジタルRG
B輝度信号(各色4ビット)とRGB変換回路2−9か
らのデジタルRGB輝度信号(各4ビット)との切り替
えをデバイスコントローラ2−1からコントロール信号
バス2−19を通って来るコントロール信号で行い、フ
ラットパネルモニタ変換回路2−8に出力する。つま
り、パーソナルコンピュータ(以下PCと略す)の画面
を表示する時は、RGB変換回路2−9からのRGB輝
度信号をセレクトし、TV画面を表示する時は、A/D
コンバータ2−6からのRGB輝度信号をセレクトす
る。また、必要に応じて、TVの画面とPCの画面を合
成することも可能である。
【0026】フラットパネルモニタ変換回路2−8は、
デバイスコントローラ2−1からのコントロール信号バ
ス2−19に含まれる同期信号、フラットパネルモニタ
動作クロック等を用いて、映像セレクトコントローラ2
−7からのデジタルRGB輝度信号(各色4ビット)
を、使用するフラットパネルモニタに合わせた信号に変
換後、フラットパネルモニタ出力バス2−10を介して
フラットパネルモニタ1−4に出力する。
【0027】カードPC3−1からカードPCコネクタ
1−5を介して、カードPCバス1−18を通ってきた
デジタルRGB信号(RGBI各色1ビット、及び垂直
同期信号、水平同期信号)は、RGB変換回路2−9及
び簡易D/Aコンバータ2−10に入力される。RGB
変換回路2−9は、カードPC3−1からの各1ビット
のRGBI信号にガンマ補正をかけ、A/Dコンバータ
2−6の出力と同じ様に各色4ビットのデジタルRGB
信号へ変換する。簡易D/Aコンバータ2−10は、電
流合成回路でD/Aコンバータを実現し、カードPC3
−1からのデジタルRGB信号(水平・垂直同期信号を
含む)をNTSCコンポジット映像信号に変換してビデ
オ出力セレクタ2−4に出力している。また、デバイス
コントローラ2−1からのコントロール信号でその動作
を停止することもできる。
【0028】カードPC3−1からのデジタル音声信号
2−21はCR回路2−12で疑似的にアナログ信号に
変換された後、ビデオ出力セレクタ2−4に入る。ビデ
オ出力セレクタ2−4は、ビデオ入力セレクタ2−3か
らの信号(映像、音声信号)と簡易D/Aコンバータ2
−10からの映像信号・CR回路2−12からの音声信
号との切り替えをデバイスコントローラ2−1のセレク
トコントロール信号で行い、映像信号は、映像出力1−
12に出力し、音声信号は、音声出力1−13及びアン
プ2−11に出力される。アンプ2−11に出力された
音声信号は、アンプ2−11内部で増幅され、内部スピ
ーカ1−14に出力される。このセレクトも、映像セレ
クトコントローラ2−7と同じ様に行われる。つまり、
フラットパネルモニタがPC画面を表示している時、簡
易D/Aコンバータ2−10からの映像信号とCR回路
2−12からの音声信号がセレクトされ、TV画面を表
示している時は、ビデオ入力セレクタ2−3からの映像
・音声信号がセレクトされる。
【0029】クロックジェネレータ2−2は、このシス
テムに必要なクロックを生成しデバイスコントローラ2
−1に供給している。このクロックは、デバイスコント
ローラ2−1から各デバイスに供給される。外部回路コ
ントロールバス4―9は、スイッチ部1―9からの制御
信号で構成され、デバイスコントローラ2―1の制御を
行う。バックアップ電池2−15は、このパーソナルコ
ンピュータ内臓テレビの電源を切った時、デバイスコン
トローラ2−1の内部のバックアップメモリ(TVの各
種設定を記憶している)のデータ保存と、カードPC3
−1内部のバックアップメモリ(PCの各設定を記憶し
ている)のデータ保存に用いられ、更にカードPC3−
1ではリアル・タイム・クロック(RTC)3−4のバ
ックアップ電源としても使用している。
【0030】図4は、着脱可能なカードPC3−1の全
体構成を示している。
【0031】図4において、読み出す専用メモリ(以下
ROMと略す)3−4、主記憶メモリ3−5、ビデオコ
ントローラ3−7、PCMCIAコントローラ3−9、
周辺デバイスコントローラ3−10、リアル・タイム・
クロック(以下RTCと略す)3−11、バックアップ
用不揮発性メモリ(以下SRAMと略す)3−12、は
システムバス3−13を介して中央処理装置(以下CP
Uと略す)3−3からアクセスされる。またシステムバ
ス3−13の一部の信号はそのままカードPCインター
フェース3−2に接続されている。
【0032】クロックジェネレータ3−6は、カードP
C3−1内で必要なクロックを発生させ、各デバイスに
供給している。またサスペンド時など、必要に応じて発
振の停止も可能である。ビデオコントローラ3−7は、
CPU3−3から指示に従いビデオ用メモリ(VRA
M)3−8をアクセスし、CPU3−3からの指示とは
別にVRAMの内容を自動的にデジタルRGB信号に変
換してシステムバス3−13を通してカードPCインタ
ーフェース3−2に出力する。このカードPC3−1
は、PCMCIAカードと同サイズであり、全体を金属
で覆い、TVに装着した時にカードPC3−1全体をア
ースすることでEMIノイズを押さえこみ、TVの画質
を向上させている。
【0033】なお、本実施例では、映像コントロール手
段として、映像コントロール回路を用いているが、ソフ
トウェアで構成することも可能である。
【0034】図5は、図1のスイッチ部1−9及びサス
ペンド/リジューム回路1−3の詳細を示したものであ
る。
【0035】スイッチパネル4−1は、信号ケーブル4
−3を介してスイッチインターフェース回路4−2に接
続される。スイッチパネル4−1には、TVチャンネル
セレクトスイッチ、TVチャンネルスキャンスイッチ、
TVチャンネルメモリ/クリアスイッチ、音声ボリュー
ムスイッチ、フラットパネルモニタコントラストスイッ
チ、フラットパネルモニタブライトネススイッチ、TV
/PCセレクトスイッチ、サスペンド/リジュームスイ
ッチ、サスペンド/リジュームモードセレクトスイッ
チ、フレーム/ブランキングセレクトスイッチ、TV電
源スイッチ、カードPC電源スイッチ等が取り付けられ
ている。
【0036】スイッチインターフェース回路4−2は、
スイッチパネル4−1から送られる信号のチャタリング
を取り除き、信号を適当な極性に変換する。つまり、T
V/PCセレクトスイッチからの信号はTV/PCセレ
クト信号4−5に、サスペンド/リジュームスイッチか
らの信号はサスペンド/リジューム信号4−6に、サス
ペンド/リジュームモードセレクトスイッチからの信号
はモードセレクト信号1(4−7)とモードセレクト信
号2(4−8)に、フレーム/ブランキングセレクトス
イッチからの信号はフレーム/ブランキング信号4−4
に、その他のスイッチからの信号は外部回路コントロー
ル信号バス4−9にそれぞれ変換される。スイッチイン
ターフェース回路4−2から、フレーム/ブランキング
セレクト信号4−4、TV/PCセレクト信号4−5、
サスペンド/リジュームスイッチ信号4−6、モードセ
レクト信号1(4−7)、モードセレクト信号2(4−
8)、外部回路コントロール信号バス4−9を出力され
る。
【0037】外部回路コントロール信号バス4−9は、
TVチューナ1−2、映像コントロール回路1−1と接
続している。
【0038】フレーム/ブランキングセレクト信号4−
4は、サスペンド/リジュームソースセレクタ4−10
のセレクト端子に接続され、ブランキングサスペンド/
リジューム信号4−12、フレームサスペンド/リジュ
ーム信号4−13のどちらかをセレクトし、サスペンド
/リジュームソース信号4−16に出力する。
【0039】水平同期信号2―17は、垂直帰線期間検
出回路4―14で垂直同期信号2―18を利用して垂直
ブランキングサスペンド/リジューム信号4―12に変
換される。垂直同期信号2―18は、分周回路4―15
でフレームサスペンド/リジューム信号4―13に変換
される。サスペンド/リジュームソース信号4−16、
フレーム/ブランキングセレクト信号4−4、TVセレ
クト信号4−5、サスペンド/リジュームスイッチ信号
4−6、モードセレクト信号1(4−7)、モードセレ
クト信号2(4−8)は、サスペンド/リジューム信号
生成回路4−11に接続される。サスペンド/リジュー
ム信号生成回路4−11は、サスペンド/リジュームロ
ジック1−3に対して、サスペンド/リジュームモード
セレクトスイッチで設定されたモードのサスペンド/リ
ジューム信号4−17を生成する。
【0040】図6に、垂直帰線期間検出回路4−14と
分周回路4−15の動作を簡単に示した。
【0041】垂直同期信号2−18と水平同期信号2−
17の関係は、入力映像信号がノンインターレースの場
合は図6の通りであるが、入力映像信号が2:1インタ
ーレースの場合、奇数フレームと偶数フレームで異る。
しかしここでは説明を簡単にするため1つの例で表して
いる。
【0042】垂直帰線検出回路4−14では、垂直同期
信号2−18と水平同期信号2−17からブランキング
サスペンド/リジューム信号4−12を生成する。描画
期間中の水平同期信号4−17をカウントし、垂直帰線
期間に入った時、ブランキングサスペンド/リジューム
信号4−12を立ち下げる。
【0043】また、垂直同期信号4−18が立ち上がっ
てからの水平同期信号をカウントし、垂直帰線期間が終
わる前(図6では2回前に立ち上げる例を示してある)
にブランキングサスペンド/リジューム信号4−12を
立ちあげる。この立ち上げのタイミングは、PCのソフ
トウェアで自動的に設定され、1度設定すればバックア
ップ電池2−15でバックアップされる。TVの画質を
劣化させないためには、TVが描画期間に入る前にPC
がサスペンドしていることが必要であるが、サスペンド
動作には多少の時間がかかるのでその遅延時間分早くブ
ランキングサスペンド/リジューム信号4−12を立ち
上げている。分周回路4−15は、垂直同期信号4−1
8の立ち下がりエッジで2分周回路を動作させ、1フレ
ーム毎に反転するフレームサスペンド/リジューム信号
4−13を生成する。
【0044】次に、図7を用いてサスペンド/リジュー
ム信号生成回路4−11の動作及び、PCの動作状態を
説明する。ただし、表中の”L”はローレベルを表
し、”H”はハイレベルを、”X”はどちらのレベルで
も良いことを表している。
【0045】サスペンド/リジュームモードは、スイッ
チパネル4−1に取り付けてあるサスペンド/リジュー
ムモードスイッチで設定でき、その設定されたモードは
モードセレクト信号1(4−7)、2(4−8)に出力
される。また画面表示セレクトは、スイッチパネル4−
1に取り付けてあるTV/PCセレクトスイッチでセレ
クトでき、TV/PCセレクト信号4−5として出力さ
れる。この信号がハイレベルの時、TV表示画面(場合
によっては外部入力の映像画面)になり、ローレベルの
時PCの画面を表示する。
【0046】まず動作モード1の場合は、画面セレクト
には関係なくPCは常に動作している。このモードはT
Vの画質よりPCの動作をかなり優先したものであり、
TVを見ている間にPCで処理を継続させることができ
る。ただし、必要に応じてスイッチパネル4−1に取り
付けてあるサスペンド/リジュームスイッチでPCをサ
スペンド/リジュームすることも可能である。
【0047】動作モード2では、画面がTVの時、PC
はサスペンドしており、画面をPCに切り替えるとPC
はリジュームし動作を再開する。このモードは、TVの
画質を最優先するモードで、本実施例ではデフォルトで
設定されている。
【0048】動作モード3では、画面がTVの時PC
は、時分割動作モードセレクトスイッチの状態によって
変化するフレーム/ブランキングセレクト信号で次の2
種類の時分割動作を選べる様に設計されている。図8に
示される様に、時分割動作モード1(フレーム/ブラン
キングセレクト信号がローレベル)では、TVの画質に
関係のない垂直帰線期間中のみPCは動作し、その他の
期間中はサスペンドすることによりTVの画質とPCの
動作を両立している。時分割動作モード2(フレーム/
ブランキングセレクト信号がハイレベル)では、TV画
面1フレーム毎に動作とサスペンドを繰り返し、PCの
動作中はTV表示を行わないことで画面のノイズを低減
している。すなわち、PC動作中は直前のフレームの画
像を残像効果で表示するため、PCによるノイズの影響
は無い。このモードでは、PCの動作に重点を置きつ
つ、TVの画質との両立を目指したものである。どちら
のモードでも画面がPCの時は通常動作する。
【0049】使用者は、上記の条件から自分の用途に見
合ったモードを選択できる。
【0050】図9に、前記のサスペンド/リジューム動
作モード2がセレクトされた時の、動作状態を示してあ
る。TV/PCセレクトスイッチが押されると、ローレ
ベルのパルス信号が発生し、スイッチインターフェース
回路4−2で、TV/PCセレクト信号4−5に変換さ
れる。このTV/PCセレクト信号4−5は、サスペン
ド/リジューム信号生成回路4−11と外部回路コント
ロール信号バス4−9を介して、デバイスコントローラ
2−1に送られ、更にコントロール信号バス2−19を
介して、各デバイスに送られ、映像セレクトコントロー
ラ2−7やビデオ出力セレクタ2−4でTVとPCの映
像信号/音声信号の切り替えを行う。
【0051】なお、以上の説明では、表示装置はフラッ
トパネルモニタであったが、ブラウン管等のディスプレ
イや、液晶プロジェクタといった表示装置でも可能であ
る。
【0052】また、入力装置としてペン入力やタッチパ
ネルを使用し、TV画面の表面に接続すれば、キーボー
ド・マウスといった家電製品に不向きなものは必要無く
なり、小型軽量、ユーザーインターフェースの向上等が
期待できる。
【0053】
【発明の効果】本発明にかかるパーソナルコンピュータ
内蔵テレビであれば、PCの表示をテレビに表示でき、
PCを使用しながら、テレビ画面を見ることもでき、更
に各種PCMCIAカードによりCD−ROM、ネット
ワーク等にも簡単に対応できるので、これからの小型情
報機器のマルチメディア化に大いに貢献する。また、カ
ードPCは着脱可能であるため、カードPC非装着モデ
ルから上位カードPCモデル等まで幅広くアップグレー
ドでき、携帯型・車載型テレビの付加価値を高めること
ができる。更にカードPCはIBM社のPC−AT/X
T互換に設計されているため、そのソフト資産も多く、
開発ツールも数多く存在し、ソフト開発も容易になる。
【0054】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の全体構成図である。
【図2】本発明の一実施例の外観図である。
【図3】本発明の一実施例の映像コントロール回路の内
部構成図である。
【図4】本発明の一実施例のカード型パーソナルコンピ
ュータの全体構成図である。
【図5】本発明の一実施例のスイッチ部及びサスペンド
/リジューム回路の内部構成図である。
【図6】本発明の一実施例の垂直帰線期間検出回路及び
分周回路の動作タイミング図である。
【図7】本発明の一実施例のサスペンド/リジューム動
作モード別の対応図である。
【図8】本発明の一実施例の時分割動作モード1、2の
動作タイミング図である。
【図9】本発明の一実施例のサスペンド/リジューム動
作モード1の時の動作タイミング図である。
【符号の説明】
1− 1・・・映像コントロール回路 1− 2・・・テレビチューナ 1− 3・・・サスペンド/リジューム回路 1− 4・・・フラットパネルモニタ 1− 5・・・カード型パーソナルコンピュータ(カー
ドPC)コネクタ 1− 6・・・PCMCIAカードコネクタ 1− 7・・・PCMCIAカード用バッファ 1− 8・・・各種入出力装置インターフェース 1− 9・・・スイッチ部 1−10・・・ハードディスクドライブ(HDD) 1−11・・・HDD用バッファ 1−12・・・外部映像出力 1−13・・・外部音声出力 1−14・・・内部スピーカ 1−15・・・外部映像入力 1−16・・・外部音声入力 1−17・・・付属アンテナ 1−18・・・カードPCバス 1−19・・・外部アンテナ入力端子 1−20・・・PCMCIAカード 1−21・・・パーソナルコンピュータ内蔵テレビ 1−22・・・TVチューナコントロールバス 2− 1・・・デバイスコントローラ 2− 2・・・クロックジェネレータ 2− 3・・・ビデオ入力セレクタ 2− 4・・・ビデオ出力セレクタ 2− 5・・・映像信号デコーダ 2− 6・・・A/Dコンバータ 2− 7・・・映像セレクトコントローラ 2− 8・・・フラットパネルモニタ変換回路 2− 9・・・RGB変換回路 2−10・・・簡易D/Aコンバータ 2−11・・・アンプ 2−12・・・CR回路 2−13・・・チューナ映像信号 2−14・・・チューナ音声信号 2−15・・・バックアップ用電池 2−16・・・外部入力検出回路 2−17・・・水平同期信号 2−18・・・垂直同期信号 2−19・・・コントロール信号バス 2−20・・・フラットパネルモニタ出力バス 2−21・・・デジタル音声信号 3− 1・・・カード型パーソナルコンピュータ(カー
ドPC) 3− 2・・・カードPCインターフェース 3− 3・・・中央処理装置(CPU) 3− 4・・・読み出し専用メモリ(ROM) 3− 5・・・主記憶メモリ 3− 6・・・クロックジェネレータ 3− 7・・・ビデオコントローラ 3− 8・・・VRAM 3− 9・・・PCMCIAコントローラ 3−10・・・周辺デバイスコントローラ 3−11・・・リアル・タイム・クロック(RTC) 3−12・・・バックアップ用不揮発メモリ(SRA
M) 3−13・・・システムバス 4− 1・・・スイッチパネル 4− 2・・・スイッチインターフェース回路 4− 3・・・信号ケーブル 4− 4・・・フレーム/ブランキングセレクト信号 4− 5・・・TV/PCセレクト信号 4− 6・・・サスペンド/リジュームスイッチ信号 4− 7・・・モードセレクト1信号 4− 8・・・モードセレクト2信号 4− 9・・・外部回路コントロール信号バス 4−10・・・サスペンド/リジュームソースセレクタ 4−11・・・サスペンド/リジューム信号生成回路 4−12・・・ブランキングサスペンド/リジューム信
号 4−13・・・フレームサスペンドリジューム信号 4−14・・・垂直帰線期間検出回路 4−15・・・分周回路 4−16・・・サスペンド/リジュームソース信号 4−17・・・サスペンド/リジューム信号
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平3−163616(JP,A) 特開 昭62−219881(JP,A) 実開 平1−135874(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04N 5/44 G06F 1/26 - 1/32

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】TVチューナを備えたテレビと、テレビを
    表示装置とするパーソナルコンピュータで構成されるパ
    ーソナルコンピュータ内蔵テレビにおいて、前記TVチ
    ューナからの映像信号と前記パーソナルコンピュータか
    らの映像信号とをセレクトまたは合成して前記表示装置
    に出力する映像コントロール回路と、前記パーソナルコ
    ンピュータの動作を一時的に停止させるサスペンド/リ
    ジューム回路とを備え、前記サスペンド/リジューム回
    路は、前記テレビの帰線期間中に前記パーソナルコンピ
    ュータをサスペンド/リジュームさせる手段とを備える
    ことを特徴とするパーソナルコンピュータ内蔵テレビ。
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