JP3330880B2 - ガスホルダー内壁の付着物除去装置 - Google Patents

ガスホルダー内壁の付着物除去装置

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JP3330880B2 JP30118498A JP30118498A JP3330880B2 JP 3330880 B2 JP3330880 B2 JP 3330880B2 JP 30118498 A JP30118498 A JP 30118498A JP 30118498 A JP30118498 A JP 30118498A JP 3330880 B2 JP3330880 B2 JP 3330880B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、鉄鋼業や化学工業
等の分野において、発電所や加熱炉等の設備でエネルギ
ーとして消費される燃料ガスを貯蔵・配給するガスホル
ダーの内壁の付着物を除去する装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ガスホルダー内壁の付着物の除去
は、ガスホルダーを停止し、該ガスホルダー内壁に工事
用足場を設置して人手によりスクレーパや高圧洗浄で行
われている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の付着物の除去方法では、高さ数十メートルから百メ
ートル程度あるガスホルダーの内壁の付着物を除去する
には該除去作業に長時間を要するので、ガスホルダーの
停止時間が長くなり、また、大がかりな工事用足場をガ
スホルダーの内壁全周に沿って設置しなければならず、
更には、足場上でスクレーパや高圧洗浄を行うために多
数の人手を必要とするという不都合がある。
【0004】本発明はかかる不都合を解消するためにな
されたものであり、ガスホルダーの運転中に内壁の付着
物を人手を要せず自動的に効率良く除去することができ
るガスホルダー内壁の付着物除去装置を提供することを
目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
めに、本発明に係るガスホルダー内壁の付着物除去装置
は、上下動するピストンデッキを内部に有し、該ピスト
ンデッキの上下動により内部容積を変化させるようにし
たガスホルダーの内壁の付着物を除去する装置におい
て、前記ピストンデッキに設けられたガイド部材に沿っ
て該ピストンデッキの周方向に走行可能に配設された台
車と、ガスホルダーの内壁を上下方向に沿って転動可能
に配置されたローラ及び該ローラと同軸に配置されて前
記ローラに連動してガスホルダーの内壁を上下方向に沿
って転動する回転ブラシを具備して前記台車に回転可能
に支持された回転部材と、前記回転部材の回転を前記台
車の車輪軸に伝達する動力伝達機構とを備えたことを特
徴とする。
【0006】前記動力伝達機構としては、歯車を用いた
ものが好ましい。即ち、好ましくは、上下動するピスト
ンデッキを内部に有し、該ピストンデッキの上下動によ
り内部容積を変化させるようにしたガスホルダーの内壁
の付着物を除去する装置において、前記ピストンデッキ
に設けられたガイド部材に沿って該ピストンデッキの周
方向に走行可能に配設され、車輪軸に歯車が取り付けら
れた台車と、ガスホルダーの内壁を上下方向に沿って転
動可能に配置されて歯車が同軸に取り付けられたローラ
及び該ローラと同軸に配置されて前記ローラに連動して
ガスホルダーの内壁を上下方向に沿って転動する回転ブ
ラシを具備して前記台車に回転可能に支持された回転部
材と、前記ローラに取り付けられた歯車と前記台車の車
輪軸に取り付けられた歯車との間に介在されて前記回転
部材の回転を前記車輪軸に伝達する歯車機構とを備えた
ことを特徴とする。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図を
参照して説明する。図1は本発明の実施の形態の一例で
あるガスホルダー内壁の付着物除去装置の要部断面図、
図2は図1のII−II線断面図、図3はガスホルダー
の全体概略図、図4はピストンデッキ上での台車の移動
軌跡を示す図である。なお、この実施の形態では、動力
伝達機構として、歯車を用いた例を説明するが、回転部
材20の回転を車輪軸14に伝達するものであれば、い
かなるものでもかまわない。
【0008】まず、図3を参照して、ガスホルダー1
は、正多角形状の側壁2内部に該側壁2と同じ多角の正
多角形をなすピストンデッキ3が上下動可能に配設され
ている。ピストンデッキ3は側壁2内のガス貯蔵量の変
化によって上下動するようになっており、該ピストンデ
ッキ3と側壁2内面(内壁)との間は気密装置4によっ
てシールされている。ピストンデッキ3の外周縁には側
壁2内面に付着したごみやダスト等を除去する除去装置
10が取り付けられている。なお、ガスホルダー1の外
部には、保守点検用の階段、外部エレベータなどが配置
されていてもよく、ガスホルダー1の内部には、保守点
検用の内部エレベータ、ピストンデッキ、気密装置の補
強用トラス及び補強材などがあってもよい。
【0009】除去装置10は、図1及び図2に示すよう
に、ピストンデッキ3上の外周縁に周方向全周に設けら
れた二本のガイドレール11に沿って周方向に走行する
台車12を備える。台車12は四輪とされており、一方
の車輪軸14は側壁2側の車輪13より該側壁2側に突
出して該突出端にウォーム(歯車)15が取り付けられ
ている。
【0010】また、台車12の若干上方位置には回転部
材20が配設されており、該回転部材20は軸受部材
(図示せず。)等を介して台車12に回転可能に支持さ
れている。回転部材20は側壁2内面に接触して該側壁
2内面を上下方向に沿って転動するローラ21を備えて
おり、ローラ21には歯先円直径が該ローラ21の直径
より小径の平歯車22が同軸に固着され、該平歯車22
にはローラ21に連動して側壁2内面を上下方向に沿っ
て転動する回転ブラシ23が同軸に固着されている。
【0011】回転部材20の平歯車22と台車12の車
輪軸14に取り付けられたウォーム15との間には、回
転部材20の回転を車輪軸14に伝達する歯車機構30
が介在されている。歯車機構30は平歯車22に噛合す
る平歯車31と該平歯車31と同軸配置されてウォーム
15に噛合するウォームホイール32とを備えており、
平歯車31及びウォームホイール32の共通のギヤ軸3
3は軸受部材(図示せず。)等を介して台車12に回転
可能に支持されている。
【0012】そして、ガスホルダー1内にガスを供給す
ると、ピストンデッキ3が上昇して回転部材20は側壁
2内面に接触するローラ21及び回転ブラシ23が上方
に転動して図1において矢印A方向に回転し、この回転
力は平歯車22、平歯車31、ウォームホイール32及
びウォーム15を介して車輪軸14に伝達されて車輪1
3が回転し、台車12がガイドレール11に沿って周方
向に走行する(図4参照)。これにより、回転部材20
の回転ブラシ23が側壁2内面を上方に転動しつつ周方
向に移動し、側壁2内面に付着したごみやダストが除去
される。
【0013】一方、ガスホルダー1内のガスが発電所や
加熱炉等の設備に配給されると、ピストンデッキ3が下
降して回転部材20は側壁2内面に接触するローラ21
及び回転ブラシ23が下方に転動して図1において矢印
B方向に回転し、この回転力は平歯車22、平歯車3
1、ウォームホイール32及びウォーム15を介して車
輪軸14に伝達されて車輪13が回転し、台車12がガ
イドレール11に沿って周方向に逆走行する(図4参
照)。これにより、回転部材20の回転ブラシ23が側
壁2内面を下方に転動しつつ周方向に逆走し、側壁2内
面に付着したごみやダストが除去される。
【0014】なお、この実施の形態では、ガイドレール
11上に除去装置を一台のみ配置した場合を例に採った
が、実際にはガイドレール11上に複数台の除去装置が
配置され、しかも、回転ブラシ23やローラ21の直
径、回転部材20の上下方向の位置、及び歯車機構30
のギヤ比等についても、複数台の除去装置が互いに干渉
しないように、且つ、側壁2内面全域を回転ブラシ23
が辿るように適宜調整してある。
【0015】
【発明の効果】上記の説明から明らかなように、本発明
によれば、ガスホルダーの運転中に内壁の付着物を人手
を要せず自動的に効率良く除去することができるという
効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の一例であるガスホルダー
内壁の付着物除去装置の要部断面図である。
【図2】図1のII−II線断面図である。
【図3】ガスホルダーの全体概略図である。
【図4】ピストンデッキ上での台車の移動軌跡を示す図
である。
【符号の説明】
1…ガスホルダー 2…側壁 3…ピストンデッキ 4…気密装置 10…除去装置 11…ガイドレール(ガイド部材) 12…台車 13…車輪 14…車輪軸 15…ウォーム(歯車) 20…回転部材 21…ローラ 22…平歯車 23…回転ブラシ 30…歯車機構 31…平歯車 32…ウォームホイール 33…ギヤ軸
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B65D 88/00 - 90/66 F17B 1/02 - 1/14 B08B 9/087

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上下動するピストンデッキを内部に有
    し、該ピストンデッキの上下動により内部容積を変化さ
    せるようにしたガスホルダーの内壁の付着物を除去する
    装置において、 前記ピストンデッキに設けられたガイド部材に沿って該
    ピストンデッキの周方向に走行可能に配設された台車
    と、 ガスホルダーの内壁を上下方向に沿って転動可能に配置
    されたローラ及び該ローラと同軸に配置されて前記ロー
    ラに連動してガスホルダーの内壁を上下方向に沿って転
    動する回転ブラシを具備して前記台車に回転可能に支持
    された回転部材と、 前記回転部材の回転を前記台車の車輪軸に伝達する動力
    伝達機構とを備えたことを特徴とするガスホルダー内壁
    の付着物除去装置。
JP30118498A 1998-10-22 1998-10-22 ガスホルダー内壁の付着物除去装置 Expired - Fee Related JP3330880B2 (ja)

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