JP3330869B2 - レストバーによる圧延機出側に取付けたエッジャーガイドロール - Google Patents
レストバーによる圧延機出側に取付けたエッジャーガイドロールInfo
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- JP3330869B2 JP3330869B2 JP09213398A JP9213398A JP3330869B2 JP 3330869 B2 JP3330869 B2 JP 3330869B2 JP 09213398 A JP09213398 A JP 09213398A JP 9213398 A JP9213398 A JP 9213398A JP 3330869 B2 JP3330869 B2 JP 3330869B2
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Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、平鋼の圧延時に側
面の膨らみを軽減させ、後の側面施削加工代を減少させ
て歩留の向上を図るレストバーによる圧延機出側に取付
けたエッジャーガイドロールに関するものである。
面の膨らみを軽減させ、後の側面施削加工代を減少させ
て歩留の向上を図るレストバーによる圧延機出側に取付
けたエッジャーガイドロールに関するものである。
【０００２】
【従来の技術】従来、大形平鋼の圧延については、図１
に示すような圧延工程の全体レイアウトに従って圧延が
行われている。すなわち、図１は大形平鋼圧延工程の全
体レイアウトであって、加熱炉１において鋼塊を加熱後
分塊圧延機２で角状に粗圧延を行った後、ホットスカー
ファー３を経て先行端部をホットシャー４にて切断後、
３ロール可逆式圧延スタンドの大形圧延機３列スタンド
５に搬送され、この大形圧延機３列スタンド５におい
て、往パスの場合には空通しした後に復パスで圧下をか
け、その後、大形圧延機仕上げスタンド６にて目標の製
品寸法に仕上げているのが実状である。
に示すような圧延工程の全体レイアウトに従って圧延が
行われている。すなわち、図１は大形平鋼圧延工程の全
体レイアウトであって、加熱炉１において鋼塊を加熱後
分塊圧延機２で角状に粗圧延を行った後、ホットスカー
ファー３を経て先行端部をホットシャー４にて切断後、
３ロール可逆式圧延スタンドの大形圧延機３列スタンド
５に搬送され、この大形圧延機３列スタンド５におい
て、往パスの場合には空通しした後に復パスで圧下をか
け、その後、大形圧延機仕上げスタンド６にて目標の製
品寸法に仕上げているのが実状である。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】この場合に分塊圧延後
の大形圧延機３列スタンドの上、中間ロールで圧延され
た材料は平面圧下の関係から平鋼の側面に膨らみが生
じ、圧延後施削加工により多くの施削代を余儀なくされ
るという問題がある。そのために、大形圧延機３列スタ
ンドの後に重量および容積の大きいエッジャーロールを
配設して、このエッジャーロールによって側面方向の圧
下をかける必要がある。しかし、この重量および容積の
大きなエッジャーロールを配設することは、大きな面積
と大きな費用を要するという問題がある。
の大形圧延機３列スタンドの上、中間ロールで圧延され
た材料は平面圧下の関係から平鋼の側面に膨らみが生
じ、圧延後施削加工により多くの施削代を余儀なくされ
るという問題がある。そのために、大形圧延機３列スタ
ンドの後に重量および容積の大きいエッジャーロールを
配設して、このエッジャーロールによって側面方向の圧
下をかける必要がある。しかし、この重量および容積の
大きなエッジャーロールを配設することは、大きな面積
と大きな費用を要するという問題がある。
【０００４】
【課題を解決するための手段】上述したような問題を解
消するために、発明者らは鋭意開発を進めた結果、大形
圧延機本体を利用したレストバーによって圧延機出側に
配設したエッジャーガイドロールによって平鋼の側面を
圧下することで、安価な設備で、しかも分塊圧延後の大
形圧延機での圧下による側面の膨らみを押さえ歩留りを
向上させることが可能な設備を提供することにある。
消するために、発明者らは鋭意開発を進めた結果、大形
圧延機本体を利用したレストバーによって圧延機出側に
配設したエッジャーガイドロールによって平鋼の側面を
圧下することで、安価な設備で、しかも分塊圧延後の大
形圧延機での圧下による側面の膨らみを押さえ歩留りを
向上させることが可能な設備を提供することにある。
【０００５】その発明の要旨とするところは、平鋼の圧
延に際し、圧延スタンド出側に側面を圧下する垂直ロー
ルを持つエッジャーガイドロールにおいて、圧延機スタ
ンドとスタンドキャップの嵌合部にプレートを配置する
と共に、該プレートにＬ型レストバーを固定させ、該Ｌ
型レストバーによりエッジャーガイドロールを圧延機の
出側に配設したことを特徴とするレストバーによる圧延
機出側に取付けたエッジャーガイドロールにある。
延に際し、圧延スタンド出側に側面を圧下する垂直ロー
ルを持つエッジャーガイドロールにおいて、圧延機スタ
ンドとスタンドキャップの嵌合部にプレートを配置する
と共に、該プレートにＬ型レストバーを固定させ、該Ｌ
型レストバーによりエッジャーガイドロールを圧延機の
出側に配設したことを特徴とするレストバーによる圧延
機出側に取付けたエッジャーガイドロールにある。
【０００６】
【発明の実施の形態】以下、本発明について、図面に従
って詳細に説明する。図１は前述したように、大形平鋼
圧延工程の全体レイアウトを示す図である。この図１の
大形圧延機の出側にエッジャーガイドロール７を配設す
るものである。図２は本発明に係るＬ型レストバーを配
設した詳細図である。この図２に示すように、圧延機ハ
ウジング８とスタンドギャップ９の嵌合部にプレート１
０を挿入しボルト１１で固定する。一方、プレート１０
の端部とＬ型レストバーの上部のボルト穴１３を加工し
ておき、ボルト１４により圧延機本体とＬ型レストバー
１２を固定する。また、Ｌ型レストバー下部は従来のレ
ストバーの固定用ボルト穴１５をそのまま用いてボルト
固定する。
って詳細に説明する。図１は前述したように、大形平鋼
圧延工程の全体レイアウトを示す図である。この図１の
大形圧延機の出側にエッジャーガイドロール７を配設す
るものである。図２は本発明に係るＬ型レストバーを配
設した詳細図である。この図２に示すように、圧延機ハ
ウジング８とスタンドギャップ９の嵌合部にプレート１
０を挿入しボルト１１で固定する。一方、プレート１０
の端部とＬ型レストバーの上部のボルト穴１３を加工し
ておき、ボルト１４により圧延機本体とＬ型レストバー
１２を固定する。また、Ｌ型レストバー下部は従来のレ
ストバーの固定用ボルト穴１５をそのまま用いてボルト
固定する。
【０００７】図３は本発明に係わるＬ型レストバー上に
エッジャーガイドロールを配設した断面図であり、図３
（ａ）は側面断面図、図３（ｂ）は正面断面図である。
この図３に示すように、Ｌ型レストバー１２の上にエッ
ジャーガイドロール７を配設した後、圧延機本体とＬ型
レストバー１２を固定する。すなわち、圧延機ハウジン
グ８とスタンドギャップ９の嵌合部にプレート１０を介
してＬ型レストバー１２を固定させ、Ｌ型レストバー１
２によりエッジャーガイドロール７を圧延材出側に配設
することにより、Ｌ型レストバー１２上に配設されたエ
ッジャーガイドロール７の荷重を圧延機ハウジング８と
スタンドギャップ９の嵌合部にプレート１０を挿入し、
プレート１０および圧延機本体とＬ型レストバー１２を
ボルト固定することで、重量物のエッジャーガイドロー
ルを効果的に固定することが可能となる。しかも、大規
模な圧延機の改造によるエッジャーロールの増設を必要
とせず、極めて安価な費用で大形圧延機による圧延後の
平鋼の側面圧下が可能となり側面の膨らみを防止し、仕
上げ圧延後の側面の膨らみを最小限に抑えられ歩留向上
を図ることができるものである。
エッジャーガイドロールを配設した断面図であり、図３
（ａ）は側面断面図、図３（ｂ）は正面断面図である。
この図３に示すように、Ｌ型レストバー１２の上にエッ
ジャーガイドロール７を配設した後、圧延機本体とＬ型
レストバー１２を固定する。すなわち、圧延機ハウジン
グ８とスタンドギャップ９の嵌合部にプレート１０を介
してＬ型レストバー１２を固定させ、Ｌ型レストバー１
２によりエッジャーガイドロール７を圧延材出側に配設
することにより、Ｌ型レストバー１２上に配設されたエ
ッジャーガイドロール７の荷重を圧延機ハウジング８と
スタンドギャップ９の嵌合部にプレート１０を挿入し、
プレート１０および圧延機本体とＬ型レストバー１２を
ボルト固定することで、重量物のエッジャーガイドロー
ルを効果的に固定することが可能となる。しかも、大規
模な圧延機の改造によるエッジャーロールの増設を必要
とせず、極めて安価な費用で大形圧延機による圧延後の
平鋼の側面圧下が可能となり側面の膨らみを防止し、仕
上げ圧延後の側面の膨らみを最小限に抑えられ歩留向上
を図ることができるものである。
【０００８】
【発明の効果】以上述べたように、本発明により大型か
つ大容積のエッジャーガイドロールが圧延機ハウジング
とスタンドギャップの嵌合部にプレートを介してＬ型レ
ストバーを固定させてＬ型レストバーによりエッジャー
ガイドロールを圧延材出側に容易にボルト固定による着
脱配設することが可能となり、しかも、従来において平
鋼の圧延に際し側面に発生していた膨らみを最小限に抑
えられ、これによって歩留り向上を図ることができる極
めて優れた効果を奏するものである。
つ大容積のエッジャーガイドロールが圧延機ハウジング
とスタンドギャップの嵌合部にプレートを介してＬ型レ
ストバーを固定させてＬ型レストバーによりエッジャー
ガイドロールを圧延材出側に容易にボルト固定による着
脱配設することが可能となり、しかも、従来において平
鋼の圧延に際し側面に発生していた膨らみを最小限に抑
えられ、これによって歩留り向上を図ることができる極
めて優れた効果を奏するものである。
【図１】大形平鋼圧延工程の全体レイアウトを示す図で
ある。
ある。
【図２】本発明に係るＬ型レストバーを配設した詳細図
である。
である。
【図３】本発明に係わるＬ型レストバー上にエッジャー
ガイドロールを配設した断面図である。
ガイドロールを配設した断面図である。
１ 加熱炉 ２ 分塊圧延機 ３ ホットスカーファー ４ ホットシャー ５ 大形圧延機３列スタンド ６ 仕上げスタンド ７ エッジャーガイドロール ８ 圧延機ハウジング ９ スタンドギャップ １０ プレート １１、１４ ボルト １２ Ｌ型レストバー １３、１５ ボルト穴
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 大山 学 兵庫県姫路市広畑区鶴町２−１ 太平工 業株式会社広畑支店内 審査官 金 公彦 (56)参考文献 特開 昭63−268501（ＪＰ，Ａ) 特開 平５−76919（ＪＰ，Ａ) 特開 平６−15332（ＪＰ，Ａ) 実開 平１−105012（ＪＰ，Ｕ) 実開 昭60−89902（ＪＰ，Ｕ) 実開 平６−48908（ＪＰ，Ｕ) 実開 昭62−123308（ＪＰ，Ｕ) (58)調査した分野(Int.Cl.7，ＤＢ名) B21B 13/06 B21B 13/04 B21B 13/12 B21B 39/14
Claims (1)
- 【請求項１】 平鋼の圧延に際し、圧延スタンド出側に
側面を圧下する垂直ロールを持つエッジャーガイドロー
ルにおいて、圧延機スタンドとスタンドキャップの嵌合
部にプレートを配置すると共に、該プレートにＬ型レス
トバーを固定させ、該Ｌ型レストバーによりエッジャー
ガイドロールを圧延機の出側に配設したことを特徴とす
るレストバーによる圧延機出側に取付けたエッジャーガ
イドロール。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP09213398A JP3330869B2 (ja) | 1998-04-06 | 1998-04-06 | レストバーによる圧延機出側に取付けたエッジャーガイドロール |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP09213398A JP3330869B2 (ja) | 1998-04-06 | 1998-04-06 | レストバーによる圧延機出側に取付けたエッジャーガイドロール |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11285706A JPH11285706A (ja) | 1999-10-19 |
| JP3330869B2 true JP3330869B2 (ja) | 2002-09-30 |
Family
ID=14045945
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP09213398A Expired - Fee Related JP3330869B2 (ja) | 1998-04-06 | 1998-04-06 | レストバーによる圧延機出側に取付けたエッジャーガイドロール |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3330869B2 (ja) |
-
1998
- 1998-04-06 JP JP09213398A patent/JP3330869B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH11285706A (ja) | 1999-10-19 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20020709 |
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| R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
| S111 | Request for change of ownership or part of ownership |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313117 |
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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
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| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |