JP3330831B2 - 歪検出センサ - Google Patents

歪検出センサ

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、化学プラントや発
電所などで流量や圧力を検出する差圧伝送器、圧力伝送
器や、自動車などの移動体における加速度、衝撃を検出
する加速度センサ、クラッシュセンサ等の歪検出センサ
に関する。
【0002】
【従来の技術】歪検出センサの一例として、差圧センサ
に用いられてきた従来の技術を図11に示す。図11に
おいて、差圧を検出するために、センサ基板1のシリコ
ンダイアフラム2上に4個の感歪素子(ピエゾ抵抗素
子)3a、3b、3c、3dが形成され、これら感歪素
子3a〜3dは、二酸化珪素(SiO2)などの絶縁膜
で覆われている。さらに、各ピエゾ抵抗素子の抵抗値の
安定化を図るため、各感歪抵抗素子3a〜3dは、アル
ミニュウムなどからなる導電性のシールド膜6a、6
b、6c、6dで保護されている。
【0003】また、静圧を検出するために、シリコンダ
イアフラム2の外周部側のシリコン基板1上に4個のゲ
ージ抵抗素子4a、4b、4c、4dが形成され、これ
らゲージ抵抗素子4a〜4dも、抵抗素子3a〜3dと
同様に、二酸化珪素(SiO2)などの絶縁膜で覆われ
ている。さらに、各ゲージ抵抗素子4a〜4dの抵抗値
の安定化を図るため、アルミニュウムなどからなる導電
性のシールド膜7a、7b、7c、7dで保護されてい
る。
【0004】また、温度を検出するために、シリコンダ
イアフラム2の外周部側のシリコン基板1上に温度ゲー
ジ素子5が形成され、この温度ゲージ素子5も、二酸化
珪素(SiO2)などの絶縁膜で覆われ、アルミニュウ
ムなどからなる導電性のシールド膜8で保護されてい
る。14は配線であり、15a〜15d、16a〜16
d、17〜19はボンディングパッドである。
【0005】また、上述した各々のシールド膜と、基板
とを絶縁膜を介して電気的にコンタクトさせるものもあ
った。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の技術にあっては、各々のピエゾ抵抗素子を、個別に
アルミ薄膜でシールドしていたため、その周辺の酸化膜
表面電位によってシールド部の電位が変化してしまい、
これに伴ってシールドの電位が変化する。この現象は抵
抗値の経時変化(ドリフト)を引き起こす要因となって
いた。
【0007】つまり、従来は、上述したように、個々の
ゲージ抵抗に純アルミニュウムあるいはアルミニュウム
−シリコン(1〜2%)などから成るシールド膜6a〜
6d、7a〜7d、8を設け、これで絶縁膜の上から覆
っていた。この方法により、かなりドリフト現象は抑制
されるが、実際には完全になくなるわけではない。
【0008】その理由は、各ゲージ抵抗の上の絶縁膜上
の電位は一瞬にして安定するが、チップ全体を見ると各
部分で帯電量が異なる。また、絶縁膜の抵抗はきわめて
大きいため、非常に長時間をかけて、各シールド膜の電
位を一定にするように電荷の移動が起こり、これによっ
てわずかなドリフトが発生してしまう。このため、圧力
等の検出精度の向上化が困難となっていた。
【0009】また、各シールド部を基板電位にコンタク
トさせるように工夫したものがあるが、このコンタクト
部分は、段差が形成されるため、例えば、スパッタリン
グによりシールド膜を形成する際に、この段差部分で他
の部分よりも薄くなってしまうことが多く、熱応力や酸
化により断線あるいは導通不良を引き起こし易い状態と
なっていた。
【0010】あるシールド部におけるシールド膜が断線
あるいは導通不良を生じていたりすると、上述と同様に
ドリフト現象を起こすという問題があった。
【0011】本発明の目的は、ピエゾ抵抗素子などの感
歪素子から構成されるセンサにおいて、経時変化のない
安定した出力が得ることができ、圧力等の検出精度の向
上化が可能な歪検出センサを実現することである。
【0012】
【課題を解決するための手段】
(1)上記目的を達成するために、本発明は次のように
構成される。すなわち、一つの基板上に複数の感歪素子
が形成され、これら感歪素子のそれぞれの上面に絶縁膜
が形成され、かつ、それぞれの絶縁膜の上面に導電性の
薄膜が形成された歪検出センサにおいて、上記複数の感
歪素子のそれぞれの上面に形成された導電性薄膜は、導
電性の薄膜であるシールドネットワークにより互いに連
結されている。
【0013】(2)好ましくは、上記(1)において、
上記複数の感歪素子のそれぞれの上面に形成された導電
性薄膜及びシールドネットワークは、上記基板に対して
所定の電位に固定される。
【0014】(3)また、好ましくは、上記(1)又は
(2)において、上記シールドネットワークは、上記複
数の感歪素子のそれぞれの上面に形成された導電性薄膜
と同一の材料から成る。
【0015】(4)また、好ましくは、上記(1)、
(2)又は(3)において、上記基板は、そのほぼ中心
部分に薄肉部からなるダイアフラムと、このダイアフラ
ムの外周側に形成され、上記感歪素子のそれぞれの出力
を取り出す配線とを有し、上記シールドネットワーク
は、上記ダイアフラムの外周側であって、かつ、上記配
線に接触しない上記基板上の領域に形成される。
【0016】(5)また、好ましくは、上記(4)にお
いて、上記シールドネットワークは上記ダイアフラムの
外周に円環状に形成される。
【0017】(6)また、好ましくは、上記(1)、
(2)、(3)又は(4)において、上記シールドネッ
トワークは、アルミニュウムを主成分とする材質からな
る。
【0018】ピエゾ抵抗などの複数の感歪素子のそれぞ
れの上面に形成された絶縁膜に導電性の薄膜が形成さ
れ、これら導電性の薄膜を導電体からなるシールドネッ
トワークで連結して、全ての感歪素子上の表面電位を等
しくしたものである。
【0019】通常、歪検出型のセンサは4個のピエゾ抵
抗素子をブリッジに組んで、歪による抵抗変化を差動的
にとらえる。一方、ピエゾ抵抗などの拡散抵抗はその上
に形成された絶縁膜の表面電位によって、数百ppmの
オーダーでその値が変化してしまう。もし、全てのピエ
ゾ抵抗素子が同じように変化してくれるならば、センサ
出力にその影響は現れない(ドリフトしない)が、一般
的には各素子は離れた場所に配置されているため、表面
電位の変化も場所によって異なり、ドリフトを生じる。
【0020】ここで、全てのピエゾ抵抗素子上に形成さ
れた導電性薄膜をシールドネットワークにより電気的に
接続することにより、表面電位を同一にすることができ
る。その結果、ドリフトを抑制することができる。
【0021】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の第1の実施形態
である差圧・圧力センサの上面図であり、図2は、図1
のA−O−B線に沿った断面図である。図1及び図2に
おいて、単結晶シリコンなどからなる基板1の中心部に
ダイアフラム2が形成され、差圧を検出するための差圧
センサとして、このダイアフラム2上にピエゾ抵抗素子
(ゲージ抵抗)などからなる感歪素子3a〜3dが形成
されている。
【0022】基板1の、ダイアフラム2の外周側には、
小さなダイアフラム12が設けられ、このダイアフラム
12上に差圧センサと同様、ゲージ抵抗素子4a〜4d
が形成されている。小さなダイアフラム12は、ホウ珪
酸ガラス(パイレックスガラス)からなる固定台101
によって封止されているので、内部の圧力はほぼ一定と
なる。すなわち、ゲージ抵抗素子4a〜4dは、圧力セ
ンサとして機能する。
【0023】さらに、厚肉部(基板1と同じ厚さを有す
る部分)には、応力に感応しない方向に温度ゲージ5が
形成される。従って、ここに示したセンサは差圧、圧
力、温度を1チップで検出する複合センサである。
【0024】各感歪抵抗素子3a〜3d、ゲージ抵抗素
子4a〜4d、温度抵抗素子5のそれぞれには、その上
面に絶縁膜が形成され、その絶縁膜を介して、純アルミ
ニュウム又はアルミニュウム−シリコン(1〜2%)か
らなるシールド膜6a〜6d、シールド膜7a〜7d、
シールド膜8で保護されている。
【0025】そして、これらシールド膜6a〜6d、7
a〜7d、8は、これらシールド膜と同等の材質からな
る導電性の薄膜であるシールドネットワーク9により、
基板1上で電気的に接続されている。このシールドネッ
トワーク9は、8角形のダイアフラム2の外周側であっ
て、感歪素子3a〜3dの出力を取り出す配線14の内
周側で、この配線14に接触しない領域に8角形状形成
され、シールド膜6a〜6dを電気的に接続している。
また、シールド膜6aと7a、6bと7b、6cと7
c、6dと7dが、シールドネットワーク9により、そ
れぞれ互いに接続されている。さらに、シールド膜8と
シールド膜7bとがシールドネットワーク9により接続
されている。
【0026】また、シールドネットワーク9は、2つの
シールドネットワーク用パッド10a及び10bに接続
されている。これらシールドネットワーク用パッド10
a及び10bは、シールドネットワーク9が、電気的に
導通しているか否かをチェックするためのパッドであ
る。
【0027】ゲージ抵抗部の拡大上面図を図3に示し、
図3の断面図を図4に示す。図3及び図4において、ダ
イアフラム2の薄肉部2上にゲージ抵抗3bが拡散形成
され、不純物濃度の高い低抵抗層30bによって固定
部、つまり、ダイアフラム2の外周部まで引き出され
る。さらに、低抵抗層30bは、アルミニュウム等から
なる配線14によって、ワイヤボンディングパッド(図
1の15a〜15d、16a〜16d、17〜19)に
導かれる。
【0028】さて、ここに示したゲージ抵抗3bは、通
常、パッシベーションのためSiO2やPSG(リンガ
ラス)などの絶縁膜によって覆われているが、その表面
電位の安定性は十分ではなく、経時変化(ドリフト)す
る事が知られている。その原因は、絶縁膜13上に帯電
してくることの影響でゲージ抵抗3bの最表面のキャリ
ア密度が変化するからである。具体的には、p型のゲー
ジ抵抗に対し、絶縁膜上が+に帯電すると抵抗値が上昇
し、−に帯電すると抵抗値が下がる。n型ゲージ抵抗の
場合は、この逆である。
【0029】このため、シールドネットワーク9によ
り、各シールド膜6a〜6d等を接続しない場合には、
各ゲージ抵抗間で僅かなドリフトが発生してしまう。
【0030】この様子を図5、図6によって説明する。
図5は、差圧ゲージ抵抗素子3a〜3dをシールド膜6
a〜6dで覆い、さらにシールドネットワーク9を設け
た状態を模式的に表したものである。102は電源であ
る。ここで、センサ出力eは、ボンディングパッド15
a、15bの電位V1と、ボンディングパッド15c、
15dの電位V2との差である。全く、シールド膜のな
い場合は、個々のゲージ抵抗上の電位が安定するまでの
ドリフトと、ゲージ間の電位が安定するまでのドリフト
とが合成され、図6の201に示す曲線の様にかなり長
い間、大きなドリフトが発生する。この曲線201の場
合、例えば、ドリフトが無い場合と比較して、ドリフト
が発生し始めてから5時間程で、約1%程度のドリフト
が発生する。
【0031】また、ゲージ部だけにシールド膜を施した
従来例の場合には、個々のゲージ上の電位は瞬時に安定
してしまうため短期的なドリフトはなくなる。ただし、
各ゲージ間の長期的なドリフトが徐々に現れてくる。図
6の曲線202は、従来例におけるドリフトを示してお
り、ドリフトが無い場合と比較して、0.1〜0.2%
程度のドリフトが発生する。通常、圧力センサ等に用い
られる計器の精度は約0.1%程度であるので、0.1
〜0.2%程度のドリフトが発生したのでは、高精度の
測定は困難である。
【0032】これらに対し、本発明のシールドネットワ
ーク9を施した構成では、すべてのシールド膜の電位が
一瞬にして安定化できるため、図6の203に示すよう
に出力のドリフトがなくなる。
【0033】ただし、シールド膜は通常、金属膜から成
るが、基板1との膨張率の違いから、温度サイクルによ
って応力が発生し、金属膜にクリープ現象を生じ、温度
ヒステリシスを引き起こす。このため、(電気的に導通
がとれる範囲で)シールド膜はなるべく薄いものがよ
い。さらに、温度ヒステリシスは金属膜厚/シリコン厚
に、ほぼ比例するので、シールドネットワーク9をダイ
アフラム2よりも外側すなわち厚肉部にレイアウトし、
シールド膜のクリープ現象による影響を小さく抑える必
要がある。このため、上述したように、シールドネット
ワーク9はダイアフラム2よりも外周側に配置されてい
る。
【0034】以上のように、本発明の第1の実施形態に
よれば、複数の歪検出素子3a〜3d、4a〜4d、5
を、それぞれ、絶縁膜を介してシールドする複数のシー
ルド膜6a〜6d、7a〜7d、8を、シールドネット
ワーク9により、基板1上で電気的に接続する構成とな
っている。また、シールドネットワーク9は、段差のな
い平坦部で形成されているので、断線等が発生しにくい
構成となっている。したがって、経時変化のない安定し
た出力が得ることができ、圧力等の検出精度の向上化が
可能な歪検出センサを実現することができる。
【0035】図7は、本発明の第2の実施形態である差
圧・圧力センサの上面図であり、図8は、図7の要部断
面図である。この図7の例と図1の例との異なるところ
は、図7の例は、基板1と同じ不純物型の高濃度層20
が基板1に形成され、この高濃度層20がシールドネッ
トワーク9に接続されているところである。その他の構
成においては、図1の例と図7の例とは同等となってい
る。
【0036】上述した高濃度層20は、シールド膜の電
位を強制的に、基板1の電位に固定してしまうものであ
る。つまり、シールドネットワーク9の一部を引き出し
ておき、基板1と同じ不純物型の高濃度層20をあらか
じめ形成しておいて、これにシールドネットワーク9の
一部をコンタクトさせるものである。または、シルドネ
ットワーク9用の導通チェック用パッド10a、10b
をワイヤボンディングし、この端子に、一定の電位を与
える方法も考えられる。以上説明した本発明の第2の実
施形態においても、第1の実施形態と同様な効果を得る
ことができる。
【0037】図9は本発明の第3の実施形態を示す上面
図であり、図10は図9のA−A線に沿った断面図であ
る。そして、この第3の実施形態は、本発明をピエゾ抵
抗式の加速度センサに適用した場合の例である。
【0038】図9及び図10において、カンチレバー2
1によって基板1の間隔22を有して質量部23が支持
されており、この質量部23は、加速度Gによって、紙
面表方向と裏方向とに移動する。
【0039】そして、カンチレバー21の一方には、ピ
エゾ抵抗素子3a、3bが形成され、これらピエゾ抵抗
素子3a、3bは絶縁層を介してシールド膜6bが形成
されている。また、カンチレバー21の他方には、ピエ
ゾ抵抗素子3c、3dが形成され、これらピエゾ抵抗素
子3c、3dは絶縁層を介してシールド膜6cが形成さ
れている。15a〜15d、18はボンディング用パッ
ドである。そして、シールド膜6bと6cとがシールド
ネットワーク9により電気的に接続されている。
【0040】上述したように、カンチレバー21が2つ
設けられ、それぞれに2つのピエゾ抵抗素子を形成する
とき、この加速度センサにおいても、圧力センサと同様
の問題が発生する。すなわち、これらの抵抗素子を2個
ずつ、別個にシールド膜6b、6cによりシールドして
も、カンチレバー21間の絶縁膜の電位が安定するまで
ドリフトが発生してしまう。
【0041】そこで、この第3の実施形態のように、連
結部(ネットワーク部)9を設けることによって、この
ドリフトは解消される。以上説明した第3の実施形態に
おいても、第1の実施形態と同様に、経時変化のない安
定した出力が得ることができ、加速度の検出精度の向上
化が可能な歪検出センサを実現することができる。
【0042】なお、上述した例においては、シールドネ
ットワーク9は、シールド膜6a等と同等の材質を用い
て形成するようにしたが、導電性を有する材質であれ
ば、シールド膜6a等とは異なる材質のものを用いても
よい。
【0043】また、上述した例においては、シールドネ
ットワーク9は、シールド膜6a〜6dを接続する部分
においては、8角形を有する形状となっているが、ダイ
アフラム2の外周部であって、配線14に接触しない領
域であれば、8角形状では無く、円環形状等の他の形状
により、シールド膜6a〜6dを接続するように構成し
てもよい。
【0044】また、上述した例は、本発明を差圧・圧力
センサ及び加速度センサに適用した例であるが、これら
のセンサのみならず、歪検出素子を用いた歪検出セン
サ、例えばロードセンサ等にも適用可能である。したが
って、歪検出センサとは、差圧・圧力センサ、加速度セ
ンサ、ロードセンサ等を含むものである。
【0045】
【発明の効果】本発明は、以上説明したように構成され
ているため、次のような効果がある。歪検出センサにお
いて、複数の感歪素子のそれぞれの上面に形成された導
電性薄膜は、導電性の薄膜であるシールドネットワーク
により互いに連結されているので、経時変化のない安定
した出力が得ることができ、圧力等の検出精度の向上化
が可能な歪検出センサを実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態である差圧・圧力セン
サの上面図である。
【図2】図1のA−O−B線に沿った断面図である。
【図3】ゲージ抵抗部の拡大上面図である。
【図4】図3に示したゲージ抵抗部の断面図である。
【図5】差圧ゲージ抵抗素子3a〜3dをシールド膜6
a〜6dで覆い、さらにシールドネットワーク9を設け
た状態の模式図である。
【図6】本発明のシールドネットワークの効果を従来例
と比較して示すグラフである。
【図7】本発明の第2の実施形態である差圧・圧力セン
サの上面図である。
【図8】図7の要部断面図である。
【図9】本発明の第3の実施形態を示す上面図である。
【図10】図9のA−A線に沿った断面図である。
【図11】従来技術における差圧・圧力センサの上面図
である。
【符号の説明】
1 センサ基板 2 差圧検出用ダイアフラム 3a〜3d、4a〜4d、5 感歪抵抗(ゲージ抵抗) 6a〜6d、7a〜7d、8 ゲージ抵抗のシールド膜 9 シールドネットワーク 10a、10b シールドネットワーク用パッド 13 絶縁膜 14 配線 15a〜15d、16a〜16b、17〜19 ボンデ
ィングパッド 20 基板と同じ不純物型の低抵抗層 21 カンチレバー 22 間隙部 23 加速度センサ質量部 30a〜30d 低抵抗層 101 固定台 102 電源 201、202、203 センサ出力の時間変化
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI H01L 29/84 G01B 7/18 G (56)参考文献 特開 平7−103837(JP,A) 特開 昭58−197780(JP,A) 特開 昭62−9247(JP,A) 実開 平7−27168(JP,U) 実開 昭61−182050(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G01L 9/04 101 G01B 7/16 G01L 1/18 G01L 1/22 G01P 15/12 H01L 29/84

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】一つの基板上に複数の感歪素子が形成さ
    れ、これら感歪素子のそれぞれの上面に絶縁膜が形成さ
    れ、かつ、それぞれの絶縁膜の上面に導電性の薄膜が形
    成された歪検出センサにおいて、上記複数の感歪素子の
    それぞれの上面に形成された導電性薄膜は、導電性の薄
    膜であるシールドネットワークにより互いに連結されて
    いることを特徴とする歪検出センサ。
  2. 【請求項2】請求項1記載の歪検出センサにおいて、上
    記複数の感歪素子のそれぞれの上面に形成された導電性
    薄膜及びシールドネットワークは、上記基板に対して所
    定の電位に固定されることを特徴とする歪検出センサ。
  3. 【請求項3】請求項1又は2記載の歪検出センサにおい
    て、上記シールドネットワークは、上記複数の感歪素子
    のそれぞれの上面に形成された導電性薄膜と同一の材料
    から成ることを特徴とする歪センサ。
  4. 【請求項4】請求項1、2又は3記載の歪検出センサに
    おいて、上記基板は、そのほぼ中心部分に薄肉部からな
    るダイアフラムと、このダイアフラムの外周側に形成さ
    れ、上記感歪素子のそれぞれの出力を取り出す配線とを
    有し、上記シールドネットワークは、上記ダイアフラム
    の外周側であって、かつ、上記配線に接触しない上記基
    板上の領域に形成されることを特徴とする歪検出セン
    サ。
  5. 【請求項5】請求項4記載の歪検出センサにおいて、上
    記シールドネットワークは上記ダイアフラムの外周に円
    環状に形成されることを特徴とする歪検出センサ。
  6. 【請求項6】請求項1、2、3又は4記載の歪検出セン
    サにおいて、上記シールドネットワークは、アルミニュ
    ウムを主成分とする材質からなることを特徴とする歪検
    出センサ。
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