JP3330614B2 - 発電所における発電機を不活性化する方法 - Google Patents

発電所における発電機を不活性化する方法

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JP3330614B2 JP51312398A JP51312398A JP3330614B2 JP 3330614 B2 JP3330614 B2 JP 3330614B2 JP 51312398 A JP51312398 A JP 51312398A JP 51312398 A JP51312398 A JP 51312398A JP 3330614 B2 JP3330614 B2 JP 3330614B2
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    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02KDYNAMO-ELECTRIC MACHINES
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  • Engine Equipment That Uses Special Cycles (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は発電所における発電機、特に水素冷却発電機
を不活性化する方法に関する。
発電機は通常ある出力クラス以上では運転中にガス状
冷却材で冷却される。このために一般に水素(H2)が利
用される。これは水素が空気に比べて密度が小さく、熱
伝導率が良く、比熱が大きいからである。更に水素の熱
容量は空気に比較してガス圧を高めることによって高め
られ、この場合でも発電機内におけるガス摩擦損失は不
利な値にならない。従ってそのガス圧は一般に3〜6バ
ールの値に保たれる。水素は発電機の密閉冷却回路の内
部において例えば多段軸流送風機によって循環される。
折にふれて必要な発電機の点検作業のためあるいは故
障が生じた際、発電機の洗浄ないしは排気およびそれに
続く新たな封入が必要である。この交換過程の際に高爆
発性の水素・空気混合気の発生を防止するため、発電機
を中間ガスないしは不活性ガスで洗浄することが強制的
に義務づけらている(DIN(ドイツ工業規格)VDE 053
0、パート3)。この目的のために実際には従来におい
て、このVDE規格と同じようにドイツ発電所協会(VDE
W)の作業委員会誌、1989年第1版に掲載の「水素冷却
形発電機のH2安全性向上の薦め」から推察できるよう
に、不活性ガスとして炭酸ガス(CO2)が採用されてい
る。
水素冷却発電機の封入およびそれに先行するCO2によ
る洗浄も同様にドイツ実用新案登録第29519578号明細
書、1943年12月7日付のドイツ公告公報DE−S 3644
VIII d/21d1およびドイツ特許出願公開第1488079号明
細書に記載されている。
CO2はボンベ内に液体で蓄えられているので、これを
気体相に変えるためにCO2蒸発器が必要である。これは
追加的な場所を必要とし、場合によっては更に、必要な
蒸発熱を供給するための電気式加熱器の電気接続部並び
に非常給電装置を設けねばならない。圧力は温度に大き
く左右され、また温度に左右される液相および気相の時
間差も存在するので、例えば圧力によって封入レベルを
簡単にうまく言い当てられないので、安全上重要なCO2
の実際封入レベルの監視は、CO2ボンベの経費のかかる
重量測定によってしか実現できない。
不活性化後に点検目的で発電機を巡視する必要が生じ
たとき、中毒事故の危険を防止するためにCO2封入物を
空気によって排除しなければならない。この場合上述の
不活性化過程の場合と同様に、水素中の不活性ガス濃度
ないしは空気中の不活性ガス濃度が通常CO2/H2濃度測定
装置によって監視される。
本発明の課題は、危険な状況でも補助エネルギなしに
採用できるような発電所における発電機を単純に迅速に
且つエネルギ的に良好に不活性化する方法を提供するこ
とにある。
この課題は請求の範囲の請求項1に記載の特徴事項に
よって解決される。本発明の有利な実施態様あるいは発
展形態は従属請求項に記載されている。
本発明に基づいて、過圧状態のガス状冷却材で冷却さ
れる発電機を不活性化するために、まず冷却材が放出に
よって膨張させられ、続いて洗浄過程が、気相で蓄えら
れこの状態で発電機に相転移なしに直接導入される不活
性ガスによって冷却材を排除しながら実行される。
この本発明に基づく方法の場合、蒸発器によって液体
相から気体相へ以前には通常に行われていた不活性ガス
の相転移が不要となるという利点がある。従ってそれに
関する設備費および維持費およびこのために普通用意す
べき構造容積が要らない。更に蒸発器の加熱に必要な電
気接続部および非常給電装置の費用が省かれ、そのよう
な電気接続部は故障を引き起こすことがあるので、これ
によって同時にプロセス安全性が高められる。蒸発器加
熱用のエネルギ費が節約され、これは特に非常給電装置
において非常電気回路をかなり負荷軽減する。もう一つ
の安全上重要な利点は、相転移の省略によって短くされ
た時間内に、発電機に例えば故障が生じた際に遅れなし
に不活性ガスを供給することができることである。
特に有利な実施態様において不活性ガスとしてアルゴ
ン(Ar)が使用される。この希ガスは工業的に多量にガ
ス状に自由に使用でき、従来使用されていたCO2と同じ
熱伝導度及び同じ密度を有している。従って熱伝導原理
に基づくガス濃度測定装置を有利に使用することができ
る。
また不活性化する際に冷却材と不活性ガスとの密度差
に基づいてガス層を形成する原理も依然として利用でき
る。更にまた存在するガス容積を圧力から十分な精度で
推論することができるので、圧力測定変換器によって不
活性ガス貯蔵器の封入レベルを的確に監視することがで
きる。また例えばCO2の場合に必要であるような経費の
かかるガス貯蔵器の重量測定が不要である。更にアルゴ
ンは全体として環境に優しいと考えられる。これはもと
もと大気の約1容積%を形成し、無毒であり、空気中の
高まった濃度でも人体に無害であり、一方空気中で自然
に約0.03容積%までになる高濃度のCO2は人の生命に危
険を及ぼす。
冷却ガス供給装置並びに不活性ガス供給装置が発電機
に付属したガス供給設備の一部であると有利である。こ
れらは制御可能な電磁弁として形成できる多数の止め弁
を有している。
冷却ガス供給装置は例えば供給管および洗浄管によっ
て発電機に接続され、供給管を介して発電機に封入のた
めに必要な冷却ガス容積を導き、運転中に主に流出によ
って引き起こされる冷却ガス漏洩量を補充する。運転中
に発電機内の冷却ガス容積は密閉冷却回路内を循環す
る。
このような配管および止め弁の配置に対して有利に
は、不活性化するためにまず冷却ガスを供給管を介して
放出管の中に膨張させることによって冷却ガスの過圧が
減少され、その場合洗浄管が閉じられているようにされ
ている。その場合続いて不活性ガスが少なくとも一つの
電磁弁を介して洗浄管に、その不活性ガスが発電機に鉛
直方向に見て下側の個所から封入されるように供給され
る。
本発明の他の有利な実施態様において、不活性化方法
は中央プロセス制御装置によって自動化されている。こ
の場合、点検作業の際には手動でおよび故障の際には補
助的に自動的に発生された指令信号に関係して、必要な
すべてのガス流は予めプログラムされた電磁弁の開放な
いしは閉鎖によって制御される。
中央プロセス制御装置は手動的あるいは自動的に発生
される指令信号によって自動封入あるいは自動排気する
ための部分制御が活動されるようにされていることが有
利である。この目的のために、発電機のガス供給設備の
冷却ガス供給装置と圧縮空気供給装置と不活性ガス供給
装置とに付属した弁装置は制御可能な電気作動式の電磁
弁あるいは調整弁として形成されている。両部分制御の
一方の活動後に、弁装置の相応した制御によって予めプ
ログラムされた自動的な順序で、発電機内に実際に存在
するガスが不活性ガス供給装置からの不活性ガスによっ
て排除され、この不活性ガスは部分制御「封入」の場合
には冷却ガスによる洗浄によって、ないしは部分制御
「排気」の場合には圧縮空気供給装置からの空気による
洗浄によって排除される。
論理条件に関連づけられた自動的な順序によって手動
の誤操作が防止されるので、有利に高いプロセス安全性
が得られる。同時にこの本発明に基づく方法は、発電所
の監視所から比較的短時間で僅かな人員で実行できる。
有利な実施態様において、ガス供給設備に付属した濃
度測定装置はプロセス制御装置によってその測定範囲が
切り換えられ、従って実際に進行する洗浄過程に合わせ
て作動される。この場合、プロセス制御装置に記憶され
た予め定められた濃度値に到達したことに関係して洗浄
過程が終了し、新たな洗浄過程が開始される。
プロセス安全性を一層高めるために、起こり得る故障
運転を知らせる複数の基準の少なくとも一つが呈示され
た際に、発電機の自動的な排気が開始されると有利であ
る。
本発明の他の利点は以下図を参照して詳述する実施例
の説明から明らかとなる。
図1および図2はそれぞれ発電所(図示せず)の発電
機を概略的に示している。
図1において発電機1には、特に冷却材供給装置2、
ガス乾燥器3および洗浄ガスないしは不活性ガス供給装
置4を有するガス供給設備が付属している。
冷却材としてボンベ5内に蓄えられた水素(H2)が利
用され、この水素は封入する際に供給管6を介して発電
機1の鉛直方向に見て上側の分配管7に導入される。そ
の場合下側の分配管8は洗浄管9およびいま開かれてい
る止め弁19を介して放出管27に接続され、この放出管27
は排除されたアルゴンを開かれた止め弁26を通して大気
に放出する。その止め弁26に対して並列して濃度測定装
置33が存在し、これはその都度進行するガス交換が何時
終了したかを検出する。ガス乾燥器3は送風機、加熱器
およびガス乾燥器容器を有する周知の構造をしており、
従って詳述しない。
不活性ガスとしてボンベ10で形成された不活性ガス貯
蔵器11内にガス状で蓄えられたアルゴンが使用される。
まだ存在する貯蔵量はボンベ10の容積に関連して圧力計
34によって容易に検出される。この不活性ガスは不活性
ガス管12を介して後述する様式で発電機1に導入され
る。冷却材はボンベ5から圧力計13および止め弁14を有
する冷却ガス管15を介して供給管6に供給される。この
供給管6と洗浄管9との間に止め弁17で制御される接続
管18が配置されている。止め弁17と分配管8との間で洗
浄管9の系統に止め弁19が設けられている。不活性ガス
管12は洗浄管9および分配管8に接続され、止め弁24お
よび放出ノズル25付きの過圧弁16を有している。
止め弁26によって制御される放出管27が止め弁17ない
しは19を介して接続管18ないしは洗浄管9に接続されて
いる。ガス供給設備の他の構成要素として、供給管6の
中に圧縮空気をエアフィルタ・水分離器28および止め弁
29を有する圧縮空気管30を介して供給する装置が存在し
ている。上述のすべての止め弁14、17、19、20、24、2
6、29は手動操作できるが、有利な実施態様において中
央プロセス制御装置31によって制御線32を介して制御で
きる電磁弁として形成されている。通常運転中即ち負荷
運転中に、発電機1はH2が加圧状態で封入され、止め弁
17、24、26、29が閉じられ、止め弁19が開かれているの
で、常に少量のガスが濃度測定装置33を通過して流れ
る。冷却ガスの損失は冷却ガス供給装置2によって補充
される。不活性化方法を開始するためにプロセス制御装
置31に手動で発生された指令信号M及び/又は自動で発
生された指令信号Aが供給される。予めプログラムされ
た順序でまず止め弁17、19、26が開かれるので、冷却ガ
スは膨張して放出管27を通って大気に流出する。冷却ガ
スの放出後に止め弁19が閉じられる。続いて止め弁24が
開かれ、これによって加圧状態にあるアルゴンが不活性
ガス貯蔵器11から不活性ガス管12および洗浄管9を通っ
て下側分配管8に冷却ガスを排除しながら到達する。
上述の工程は迅速にエネルギ的に有利に遂行される。
例えば事故、例えば火災の発生によって指令信号Aが火
災報知器によって発生されたとき、この工程が遂行され
ることによって迅速に直ちに不活性ガスの相転移なしに
H2封入物が押し出される。これによって場合によっては
大きな損傷が防止される。発電機1を点検のために巡視
可能にしたい場合、圧縮空気管30および供給管6を介し
て圧縮空気配管系から圧縮空気を取り入れることによっ
て不活性ガス封入物が排除され、この不活性ガスは洗浄
管9、止め弁19、放出管27および止め弁26を介して放出
される。この両洗浄過程において冷却ガス中の不活性ガ
ス濃度および空気中の不活性ガス濃度が、連続作動しプ
ロセス制御装置31と共働する濃度測定装置33によって検
査される。従って圧縮空気の供給制御も同様に止め弁29
および上述した他の止め弁の制御によって自動的に行わ
れる。巡視して点検を完了した後発電機を再び通常運転
させたい場合、上述した工程ステップが逆の順序で行わ
れる。即ちまず爆発性の水素・空気混合気が生ずること
を防止するために、空気がアルゴンによる洗浄によって
排除され、続いてアルゴンがH2によって洗い落とされ
る。そのためにまずアルゴンが洗浄管9を介して空気を
排除するために導入され、その空気は供給管6および放
出管27を介して放出される。それから発電機に冷却ガス
を封入するための最初に述べたステップが実施される。
図2には、冷却ガスとして水素(H2)を供給する冷却
ガス供給装置2、圧縮空気供給装置3および不活性ガス
としてアルゴンあるいは炭酸ガス(CO2)を供給する不
活性ガス供給装置4を有しているガス供給設備を備えた
発電所における水素冷却発電機1が示されている。
ガス供給設備は更に制御可能な電磁弁としてあるいは
同様の調整弁として形成されている後述する多数の弁装
置を有している。発電機1の運転は監視所(図示せず)
によって行われるか監視される。この監視所には中央プ
ロセス制御装置41が付属している。この中央プロセス制
御装置41において手動で発生される指令信号Mあるいは
自動的に発生される指令信号Aに応じて部分制御「封
入」あるいは部分制御「排気」が活動される。プロセス
制御装置41は信号線42を介して弁装置に接続されてい
る。
まず部分制御「封入」について説明する。その場合、
停止している発電機1が例えば点検目的で巡視できるよ
うにするために大気が封入されていることから出発す
る。手動指令信号Mの発生後に、不活性ガス供給装置4
に配置された調整弁43がプロセス制御装置41によって自
動的に開放操作され、その下流で供給管9(洗浄管)に
ある電磁弁19が開かれる。不活性ガス供給装置4に付属
したボンベ束供給装置から調整弁43を介してガス状のア
ルゴンが供給されるか、あるいは液状のCO2が取り出さ
れた蒸発器70によって膨張される。その許容容量を超過
しないようにするために、調整弁43は質量流量計51の信
号を重ね合わせて制御される。供給管9は発電機1の下
側分配管8に開口し、接続管72を介して空気を排除す
る。この接続管72と上側分配管7との間に配置された上
側電磁弁73bは開かれ、また放出管74に配置された別の
電磁弁75も開かれている。この放出管には、排除された
空気の少量部分が接続管72と放出管74との間に並列配置
された二つの濃度測定装置76にも流れるようにさせる絞
り71が配置されている。これらの濃度測定装置76は信号
線77を介して三つの測定範囲の1つに切り換えることが
でき、この洗浄過程では空気中のアルゴン濃度あるいは
CO2濃度を検出し、第1の実際濃度値KW1を信号線78を介
してプロセス制御装置41に伝える。このプロセス制御装
置41には予め定められた第1の設定濃度値KWS1が記憶さ
れ、この設定濃度値KWS1に到達した場合に濃度測定装置
76はH2中のアルゴンないしはCO2を測定するための第2
の測定範囲に切り換えられる。上述の洗浄過程は弁43、
19の閉鎖によって終了し、電磁弁64と冷却ガス用供給管
61の二つの調整弁65の一つとが開かれることによりH2
よってアルゴンないしはCO2を排除する別の洗浄過程が
開始される。
中央貯蔵器から取り出され上側分配管7を介して供給
される水素が不活性ガスを排除し、その場合上述した方
式で第2の実際濃度値KW2が検出され、第2の予め定め
られた設定濃度値KWS2に到達した際にこの洗浄過程が終
了する。
続いて濃度測定装置76が空気中のH2を測定するための
第3の測定範囲に切り換えられ、電磁弁73b、75の閉鎖
後に発電機1に約3〜6バールの定格圧力までH2が過圧
で封入される。開かれた下側電磁弁73aを通って少量の
冷却ガスが永続的に濃度測定装置76を貫流する。予め定
められた圧力値の維持は圧力センサ63あるいは62を介し
てプロセス制御装置41によって永続的に監視される。ま
た実際に流れるガス量を管理するための他の流量計51、
52、53も存在し、これらはプロセス制御装置41に信号線
50を介して接続されている。
続いて発電機1が出力運転し発電している間、濃度測
定によって必要な容積並びに発電機1の密封油槽から流
出する冷却ガス容積を補充するために、H2中央貯蔵器か
ら連続的に決められた容積流が供給管61を通して発電機
1に圧送される。
部分制御「排気」は次のように進行する。手動指令信
号Mあるいは自動指令信号Aを介してプロセス制御装置
41の部分制御「排気」が活動される。その信号Aは、冷
却ガスと密封油との圧力差が予め定められた限界値を下
回ったとき、あるいはプロセス制御装置41に記憶された
事前設定できる時間帯中に発電機1の定格圧力が決めら
れた一定の大きさだけ低下したとき、あるいは発電機1
内におけるH2中の空気濃度が予め定められた限界値を超
過したとき、あるいは例えば火災報知器として設計され
た発電所の故障検出器67が火災を報知したときに発生さ
れる。
自動的あるいは手動的な信号発生に無関係に、まず発
電出力が質問され、発電機1が消磁された状態で定格圧
力が放出管74を介して放出される。続いて二回の洗浄過
程が部分制御「封入」の場合と逆の順序で行われる。即
ち弁64、65の遮断後に弁43、19を介して不活性ガスが冷
却ガスを排除しながら供給され、その場合濃度値KW3、K
W4を検出し、これらを予め定められた設定濃度値KWS3、
KWS4と比較することによって、この洗浄過程が監視され
終了する。それから圧縮空気供給装置44から空気を取り
入れることによって不活性ガスの洗浄が行われ、その場
合圧縮空気管46における電磁弁45が開かれる。その発電
機1への圧縮空気の導入は、発電機1内におけるH2が決
められた濃度値を下回ったときだけ、プロセス制御装置
41によって作動される連動装置(図示せず)によって可
能にされる。
両部分制御のために洗浄過程の時間的経過の曲線経過
がプロセス制御装置41のファイル68に格納されている。
これらは実際に検出されたデータと連続的に対比され
る。そして予め定められた偏差値に到達したときあるい
はそれが超過されたとき、警報装置69が作動されるかそ
の都度の洗浄過程が中断される。
不活性ガスとしてCO2の代わりにアルゴンを使用する
場合、図2における縁取り域内に示されているように、
蒸発器70の費用は節約され、アルゴンは相転移なしにボ
ンベ束供給装置から直接配管47を介して取り出すことが
できる。
要約すれば、不活性化を伴う封入過程および排気過程
は問題なしに自動的に実施できる。封入の際、不活性化
は不活性ガスによる空気の排除によって行われ、その場
合上側電磁弁73bおよび放出管における電磁弁75が開か
れ、下側電磁弁73aが閉じられ、電磁弁64、45が閉じら
れ、電磁弁9が開かれる。続いてH2ガスによる不活性ガ
スの排除を伴う封入は、下側電磁弁73aおよび放出管に
おける電磁弁75が開かれ、上側電磁弁73bが閉じられ、
電磁弁45、19が閉じられ、電磁弁64が開かれることによ
って行われる。
発電機1の通常運転中に下側電磁弁73aは開かれ、放
出管における電磁弁75および上側電磁弁73bが閉じら
れ、電磁弁45、19が閉じられ、電磁弁64が開かれる。
排気の際、不活性ガスによってH2を排除する不活性化
中に上側電磁弁73bおよび放出管における電磁弁75が開
かれ、下側電磁弁73aが閉じられ、電磁弁64、45が閉じ
られ、電磁弁19が開かれる。続いて空気で洗浄され、空
気による不活性ガスの排除中に下側電磁弁73aおよび放
出管における電磁弁75が開かれ、上側電磁弁73bが閉じ
られ、電磁弁19、64が閉じられ、電磁弁45が開かれる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ウェラー、クラウス ドイツ連邦共和国 デー―46562 フェ ルデ シュマーラー ヴェーク 23 審査官 牧 初 (56)参考文献 特開 昭54−105706(JP,A) 特開 平1−99452(JP,A) 特開 昭56−147012(JP,A) 特開 昭56−110460(JP,A) 特開 昭63−171136(JP,A) 特開 昭55−111643(JP,A) 特開 昭59−198850(JP,A) 特開 昭57−22351(JP,A) 実開 昭61−49569(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H02K 9/00 - 9/28

Claims (16)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】発電機(1)が通常運転中に加圧状態のガ
    ス状冷却材で冷却される発電所における発電機(1)を
    不活性化する方法において、冷却材が膨張させられて放
    出され、ガス状で蓄えられ発電機(1)に直接導入され
    る不活性ガスによって冷却材を排除しながら発電機
    (1)が洗浄され、発電機(1)の不活性化がプロセス
    制御装置(41)によって自動的に実施され、プロセス制
    御装置(41)には封入及び/又は排気過程の時間特性
    (68)が記憶されており、これが実際の封入過程あるい
    は排気過程と比較され、事前設定できる大きさの偏差が
    生じた際に警報装置(69)が作動されるか、このときに
    作動していた弁装置が閉じられることを特徴とする発電
    所における発電機を不活性化する方法。
  2. 【請求項2】不活性ガスとしてアルゴンが使用されるこ
    とを特徴とする請求項1記載の方法。
  3. 【請求項3】不活性ガス貯蔵器(11)と発電機(1)と
    の間に少なくとも一つの止め弁(24、43)が配置されて
    いることを特徴とする請求項1又は2記載の方法。
  4. 【請求項4】止め弁(24、43)が冷却材を膨張させて放
    出するために閉じられ、発電機(1)に直接導入される
    不活性ガスによって冷却材を排除しながら発電機(1)
    を洗浄するために開かれることを特徴とする請求項3記
    載の方法。
  5. 【請求項5】不活性ガスが不活性ガス貯蔵器(11)内に
    加圧状態で蓄えられ、止め弁(24、43)の作動によって
    発電機(1)に供給されることを特徴とする請求項4記
    載の方法。
  6. 【請求項6】発電機(1)に付設された供給管(6)と
    冷却材用洗浄管(9)との間に止め弁(17)が配置さ
    れ、供給管(6)と洗浄管(9)が選択的に個々にある
    いは同時に放出管(27)に接続できるようにするため
    に、洗浄管(9)に発電機側に止め弁(19)が存在して
    いることを特徴とする請求項5記載の方法。
  7. 【請求項7】−通常運転中に供給管(6)と洗浄管
    (9)との間の止め弁(17)が閉じられ、止め弁(19)
    が開かれ、 −冷却材を膨張させて放出する際、洗浄管(9)に接続
    された放出管(27)に配置された別の止め弁(26)およ
    び前記止め弁(17と19)が開かれ、これによって冷却材
    が供給管(6)および洗浄管(9)を通って放出管(2
    7)を介して膨張し −発電機(1)に直接導入される不活性ガスによって冷
    却材を排除しながら発電機(1)を洗浄する際、洗浄管
    (9)に配置された止め弁(19)を閉鎖し且つ洗浄管
    (9)に接続されている不活性ガス管(12)を介して不
    活性ガスを供給することによって発電機(1)が洗浄さ
    れ、その場合冷却材が同様に放出管(27)に接続された
    供給管(6)を介して排除される、 ことを特徴とする請求項6記載の方法。
  8. 【請求項8】少なくとも一つの止め弁(14、17、19、2
    4、26、29、43、64)が電磁スイッチを介して制御され
    ることを特徴とする請求項1ないし7のいずれか1つに
    記載の方法。
  9. 【請求項9】プロセス制御装置(31、41)が発電機
    (1)を自動的に不活性化するために手動的及び/又は
    自動的に発生される指令信号(M、A)を受信し、予め
    プログラムされた順序で電磁弁を開放位置ないしは閉鎖
    位置に作動することを特徴とする請求項8記載の方法。
  10. 【請求項10】発電機(1)に付設され少なくとも冷却
    ガス供給装置(2)、圧縮空気供給装置(3)、不活性
    ガス供給装置(4)並びにこれらに付設された弁装置
    (19、43、64)を有するガス供給設備によって発電機
    (1)を封入あるいは排気する間に、プロセス制御装置
    (31、41)の第1の部分制御「封入」ないしは部分制御
    「排気」が活動され、電磁弁あるいは調整弁として形成
    されている弁装置の自動制御がプロセス制御装置(31、
    41)によって行われることによって、不活性化が実施さ
    れ、その都度活動する部分制御に応じて、弁装置(13
    a、13b、19、43、64)が予めプログラムされた順序で作
    動されて、発電機(1)に予め含まれている冷却ガスが
    不活性ガス供給装置(4)から入れられた不活性ガスに
    よって排除され、この不活性ガスが続いて圧縮空気供給
    装置からの空気ないしは冷却ガス供給装置(2)からの
    冷却ガスによって排除され、活動していた部分制御が予
    めプログラムされた順序の経過後に終了することを特徴
    とする請求項8記載の方法。
  11. 【請求項11】部分制御「封入」の活動後に不活性ガス
    供給装置(4)の電気式調整弁(43)を介して発電機
    (1)が不活性ガスで洗浄され、発電機(1)に付設さ
    れた濃度測定装置(76)によってその第1の測定範囲で
    発電機(1)の空気中の不活性ガス濃度が測定されて、
    プロセス制御装置(41)に導かれ、このプロセス制御装
    置(41)が第1の予め定められた設定濃度値(KWS1)に
    達した際に洗浄過程を終了することを特徴とする請求項
    10記載の方法。
  12. 【請求項12】プロセス制御装置(41)が第1の設定濃
    度値(KWS1)の到達後に濃度測定装置(76)を冷却ガス
    中の不活性ガス濃度を測定するための第2の測定範囲に
    切り換え、封入過程が別の電気式調整弁(65)を介して
    冷却ガスで不活性ガスを洗浄しながら、第2の予め定め
    られた設定濃度値(KWS2)の到達後にこの洗浄過程が終
    了されるまで継続されることを特徴とする請求項11記載
    の方法。
  13. 【請求項13】部分制御「排気」の活動後に不活性ガス
    供給装置(4)の電気式調整弁(43)を介して発電機
    (1)が不活性ガスで洗浄され、発電機(1)に付設さ
    れた濃度測定装置(76)によって第1の測定範囲で冷却
    ガス中の不活性ガス濃度が測定されて、プロセス制御装
    置(41)に導かれ、このプロセス制御装置(41)が第1
    の予め定められた設定濃度値(KWS3)に達した際にこの
    洗浄過程を終了することを特徴とする請求項10記載の方
    法。
  14. 【請求項14】プロセス制御装置(41)が設定濃度値
    (KWS3)の到達後に濃度測定装置(76)を不活性ガス中
    の空気濃度を測定するための第2の測定範囲に切り換
    え、排気過程が別の電磁弁(45)を介して空気で不活性
    ガスを洗浄しながら、予め定められた設定濃度値(KWS
    4)の到達後にこの洗浄過程が終了するまで継続される
    ことを特徴とする請求項13記載の方法。
  15. 【請求項15】排気するための自動指令信号(A)が、 I)発電機(1)の冷却ガスと密封油との圧力差が予め
    定められた限界値を下回っている、 II)事前設定できる時間帯内に発電機(1)の定格圧力
    が予め定められた値だけ低下する、 III)発電機(1)内における空気中の冷却ガス濃度が
    大気中での冷却ガスの天然濃度を下回っている、 IV)発電所に付設された火災報知器(69)が故障信号を
    報知している、 の少なくとも一つの基準が満たされたときに発生される
    ことを特徴とする請求項10記載の方法。
  16. 【請求項16】プロセス制御装置(41)に信号線(50)
    を介して流量計(51;52;53)及び/又は圧力センサ(6
    2;63)の測定値が導入され、故障を認識し報知するため
    にその時間的経過が設定値と比較されることを特徴とす
    る請求項10乃至15の1つに記載の方法。
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