JP3330177B2 - 欠陥検出方法および装置 - Google Patents
欠陥検出方法および装置Info
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- Machines For Manufacturing Corrugated Board In Mechanical Paper-Making Processes (AREA)
Description
の欠陥を検出する欠陥検出方法および装置に関するもの
である。
号公報に記載されている従来の片面段ボールの欠陥検出
装置の配置を示す説明図であり、図13は構成を示すブ
ロック図である。図において、1は片面段ボールで、等
間隔の同形状に成形された中芯紙2がライナ紙3に貼り
合わされている。4は片面段ボール1の山部、5は片面
段ボールの谷部、6はロールで、ライナ紙3と接触して
片面段ボール1が張られた状態で矢印の方向に流れてい
る。7は片面段ボール1の幅方向にロール4の軸線上に
所定の間隔で複数個配置した変位センサで、中芯紙2の
山部4および谷部5との距離を測定する。8は変位セン
サ7の出力信号と基準値Yとを比較する比較器、9は基
準値Yの設定器である。
によりロール6上を矢印方向に流れている片面段ボール
1の山部4の距離を測定し、変位センサ7から出力され
るこの距離の出力信号を比較器8に入力する。比較器8
には、設定器9により基準値Yが設定されているので、
この基準値Yと比較器8に入力された距離をそれぞれ比
較演算し、その結果が一定以上の値となった場合、比較
器8から不良信号を出力して不良箇所を検出する。例え
ば、図14に示すように片面段ボール1の中芯紙2とラ
イナ紙3の貼り合わせの不良により、中芯紙2がライナ
紙3から浮き上がった場合、変位センサ7と山部4との
距離L1は正常な片面段ボール1の距離に比べて小さく
なる。比較器8に正常な片面段ボール1の場合の変位セ
ンサ7と山部4の距離を基準値Yとして設定しておけ
ば、前記比較演算により片面段ボール1の不良箇所を検
出することができる。
以上のように構成されているので、例えば中芯紙2の山
部4がつぶれたような不良を区別するのが困難であると
いう問題点があった。
ためになされたもので、片面段ボールや歯車のように表
面形状や厚さが周期的に繰り返される物や、同形のもの
が等間隔で製造ラインを流れている状態での欠陥検出方
法および欠陥検出装置を提供することを目的とする。
1の欠陥検出方法は、等間隔で移動している被測定物の
高さが一定管理値内にあるかどうかを検出する欠陥検出
方法において、被測定物の高さをセンサで検出し、この
値が下限値以下となってから次に下限値を超えてからま
た下限値以下となるまでの時間(tn)を順次計測し、
現時点の時間を前回の時間計測値(tn−1)で割算
(tn/tn−1)し、この値があらかじめ設定された
判定値より大きくなった場合、被測定物の欠陥として検
出する。請求項2は、被測定物の上下に配置した変位セ
ンサで第1の欠陥検出方法により被測定物の厚みを測定
し、被測定物の欠陥を検出する。請求項3は、中芯紙と
ライナ紙とを貼り合わせた片面段ボールを所定の速度で
移動し、中芯紙の高さが一定管理値内にあるかどうかを
検出する欠陥検出方法において、中芯紙の高さをセンサ
で検出し、この値が下限値以下となってから次に下限値
を超えてからまた下限値以下となるまでの時間(tn)
を順次計測し、現時点の時間を前回の時間計測値(tn
−1)で割算(tn/tn−1)し、この値があらかじ
め設定された判定値より大きくなった場合、片面段ボー
ルの欠陥として検出する。
わせた片面段ボールを所定の速度で移動し、中芯紙の高
さが一定管理値内にあるかどうかを検出する欠陥検出方
法において、中芯紙の高さをセンサで検出し、この値が
下限値以下となってから次に下限値より大きい上限値を
超えてからまた下限値以下となるまでの時間(tn)を
順次計測し、現時点の時間を前回の時間計測値(tn−
1)で割算(tn/tn−1)し、この値があらかじめ
設定された判定値より大きくなった場合、片面段ボール
の欠陥として検出する。請求項5は、中芯紙とライナ紙
とを貼り合わせた片面段ボールを所定の速度で移動さ
せ、中芯紙の高さが一定管理値内にあるかどうかを検出
する欠陥検出装置において、中芯紙の高さを検出するセ
ンサと、上記中芯紙の高さの下限値を設定する下限値設
定手段と、下限値より大きい上限値を設定する上限値設
定手段と、センサの出力値が下限値以下となって次に上
限値を超えてからまた下限値以下となるまでの時間(t
n)を順次計測する計測手段と、この計測手段で計測し
た時間を順次記憶する記憶手段と、記憶手段に記憶され
た第1の時間の計測の後に計測手段で計測した第2の時
間を第1の時間で割算する除算手段と、この除算手段の
出力値が所定の値になったとき警報信号を出力する判定
手段とを備えている。
面形状や厚さが周期的に繰返される物の変位変化や厚み
変化を変位センサで測定し、その測定データが下限値以
下となってから次に下限値を超えてからまた下限値以下
となるまでの時間(tn)を順次計測し、現時点の時間
を前回の時間計測値(tn−1)で割算(tn/tn−
1)し、この値があらかじめ設定された判定値より大き
くなった場合、被測定物の欠陥として速度変化の影響を
受けずに被測定物の不良を検出する。
する。図1は、この発明に係る片面段ボールの欠陥検出
装置の構成を示すブロック図である。図において、1〜
5は従来と同称である。10は片面段ボール1の厚みを
測定する厚み計で、片面段ボール1を狭んで上下に2個
のレーザ式変位センサ10a、10aを配置している。
11は片面段ボール1の厚みの下限値を設定する下限値
設定手段、12は下限値より大きい上限値を設定する上
限値設定手段、13は厚み計10の出力値が下限値以下
になって、次に上限値を超えてから、また下限値以下と
なるまでの時間tnを順次計測する計測手段、14は計
測手段13で計測した時間を順次記憶する記憶手段、1
5は記憶手段14に記憶した第1の時間tn−1の計測
の後に計測手段13で計測した第2の時間tnを第1の
時間で割算する除算手段、16は除算手段15の出力値
があらかじめ設定された判定値より大きくなったときに
警報信号を出力する判定手段、17は判定値を設定する
ための判定値設定手段で、判定値を判定手段16へ出力
する。
1が厚み計10のレーザ式変位センサ10a間を矢印方
向に流れた場合、厚み計10の出力は、図2のように周
期的に厚みが変化する波形となる。片面段ボール1が正
常に製造されている場合は、この波形の厚みの最大ピー
ク値つまり山部4の部分の厚みはほぼ同様の値となる。
例えば、片面段ボール1の製造不良等により山部4がつ
ぶれた場合、図3に示すように山部4のつぶれた箇所で
の厚みの最大ピーク値における厚み計10の出力が、正
常な山部4での最大ピーク値における厚み計10の出力
より小さくなる。また、片面段ボール1の中芯紙2とラ
イナ紙3の貼り合わせの不良により、中芯紙2がライナ
紙3から浮き上がった場合、厚み計10の出力は図4に
示すように貼り合わせの不良の箇所での厚みの最大ピー
ク値における厚み計10の出力が、正常な山部4の最大
ピーク値における厚み計10の出力より大きくなる。計
測手段13は、以上のような厚み計10の値を入力し、
図5に示すように計測手段13に下限値設定手段11に
よりあらかじめ設定された下限値以下となってから、次
に計測手段13に上限値設定手段12によりあらかじめ
設定された上限値を超えて、また下限値以下となるまで
の第2の時間tnを順次計測して出力する。つまり、計
測手段13に入力される値が下限値以下となった時点か
らの経過時間txを出力し、この時間計測が次に上限値
を超えて、また下限値以下となるまで継続されることに
なる。記憶手段14は、計測手段13から出力される計
測値のうち第1の時間つまり前回の計測値tn−1を記
憶する。この記憶値は、計測手段13に入力される値が
下限値以下となった時点で更新される。
れる計測値tnを記憶手段14に記憶されている前回の
計測値tn−1で割算して結果を出力する。例えば、計
測手段13が下限値以下となってからの経過時間txを
計測している時の出力は、経過時間txを前回の時間計
測値tn−1で割算(tx/tn−1)し、結果を出力
することになる。図6に示すように、片面段ボール1が
正常な場合、除算手段15の出力の最大値がほぼ等しい
三角波となり、この最大値は1である。これは、片面段
ボール1が正常な場合は、tn=tn−1となるためで
ある。片面段ボール1の山部4のつぶれや中芯紙2がラ
イナ紙3から浮き上がる不良の場合は、正常な場合に比
べて三角波の最大値が大きくなる。例えば、片面段ボー
ル1の山部4がつぶれている場合、除算手段15からの
割算結果(tn/tn−1)の最大値は、図7に示すよ
うに、山部4が正常な場合の値を1とすると、2倍の2
の値になる。また、中芯紙2がライナ紙3から浮き上が
る不良の場合も図8に示すように、除算手段15からの
割算結果(tn/tn−1)の最大値は、山部4が正常
な場合の値に比べて大きくなる。
結果を入力し、判定手段16に判定値設定手段17によ
りあらかじめ設定してある判定値と比較して、入力値が
この判定値より大きくなった場合、片面段ボール1の不
良として警報信号を出力する。この判定手段16に設定
される判定値は、検出したい片面段ボール1の不良の個
数に応じて値を設定すればよい。例えば、片面段ボール
1の山部4のつぶれが2個連続したときに片面段ボール
1の不良として警報信号を得たい場合、片面段ボール1
の山部4のつぶれが2個連続したときの除算手段15の
出力の最大値は、山部4が正常な場合の値を1とすると
3倍の3の値になる。したがって、判定手段16に設定
する判定値は、2.5の値に設定しておけばよい。次に
計測手段13に設定する上限値、下限値の設定について
である。下限値は、検出したい片面段ボール1の山部4
のつぶれ量に応じて値を決めればよい。上限値は例え
ば、片面段ボール1の中芯紙2の表面が荒れている場
合、図9に示すように厚み計10の出力が下限値付近で
振動するようなことがあるため、この厚み振動より大き
な値に設定し、片面段ボール1の不良を誤検出しないよ
うにする。例えば、上限値と下限値が同じ値であると図
10に示すように、片面段ボール1の山部4につぶれ等
の不良が無いのに除算手段15の出力が片面段ボール1
の山部4が正常な場合に比べて大きくなり、結果とし
て、判定手段16より警報信号が出力される。上限値を
この厚み振動より大きな値に設定すれば、図11に示す
ように、厚み計10の出力が下限値付近で振動したとし
ても、上限値を超えないため計測手段13の時間計測が
継続され、片面段ボール1の不良の誤検出は発生しな
い。
良の検出は、除算手段15による時間の割算により行な
われているので、片面段ボール1のライン速度の変化の
影響を受けにくいという効果がある。例えば、片面段ボ
ール1のライン速度の変動が±10%あったとしても、
例えば片面段ボール1の山部4が1山つぶれた場合の除
算手段15の結果の最大値は正常な場合の2倍であり、
この値に対して±10%の影響しか与えないため、片面
段ボール1の不良を十分検出できる。また、ライン速度
が山部4のピッチの間に10%づつ加速(または減速)
していったとしても上記ライン速度の変動と同様に片面
段ボール1の不良を十分検出できる。なお、この実施例
では、片面段ボール1の厚みを厚み計10で計測する方
法について述べているが、片面段ボール1をロールなど
の基準面で受け、その上面から一つの変位センサを使用
して片面段ボール1の中芯紙2の山部4までの距離を測
定しても同様の効果が得られる。また、この実施例では
1つの厚み計10を使用した場合について示している
が、片面段ボール1の幅方向に複数の厚み計や変位セン
サを配置してもよい。
定物の高さをセンサで検出し、この値が下限値以下とな
ってから次に上記下限値を超えてからまた上記下限値以
下となるまでの時間tnを順次計測し、現時点の時間を
前回の時間計測値tn−1で割算tn/tn−1し、こ
の値があらかじめ設定された判定値より大きくなった場
合、被測定物の欠陥として検出するようにしたので、速
度変化の影響を受けずに被測定物の不良を検出すること
ができる。
を示すブロック図である。
示す説明図である。
の波形を示す説明図である。
ボールを検出した厚み計の波形を示す説明図である。
手段の出力信号を示す説明図である。
っているときの除算手段の出力信号を示す説明図であ
る。
の上限値と下限値の設定方法を示す説明図である。
示す説明図である。
きの上限値と下限値の設定と除算手段の出力信号とを示
す説明図である。
示す構成図である。
ク図である。
す説明図である。
Claims (5)
- 【請求項1】 等間隔で移動している被測定物の高さが
一定管理値内にあるかどうかを検出する欠陥検出方法に
おいて、上記被測定物の高さをセンサで検出し、この値
が下限値以下となってから次に上記下限値を超えてから
また上記下限値以下となるまでの時間(tn)を順次計
測し、現時点の時間を前回の時間計測値(tn−1)で
割算(tn/tn−1)し、この値があらかじめ設定さ
れた判定値より大きくなった場合、被測定物の欠陥とし
て検出することを特徴とする欠陥検出方法。 - 【請求項2】 センサは、被測定物の上下に配置した変
位センサで、上記被測定物の厚みを測定することを特徴
とする請求項1の欠陥検出方法。 - 【請求項3】 中芯紙とライナ紙とを貼り合わせた片面
段ボールを所定の速度で移動し、上記中芯紙の高さが一
定管理値内にあるかどうかを検出する欠陥検出方法にお
いて、上記中芯紙の高さをセンサで検出した値が下限値
以下となってから次に上記下限値を超えてからまた上記
下限値以下となるまでの時間(tn)を順次計測し、現
時点の時間を前回の時間計測値(tn−1)で割算(t
n/tn−1)し、この値があらかじめ設定された判定
値より大きくなった場合、片面段ボールの欠陥として検
出することを特徴とする欠陥検出方法。 - 【請求項4】 中芯紙とライナ紙とを貼り合わせた片面
段ボールを所定の速度で移動し、上記中芯紙の高さが一
定管理値内にあるかどうかを検出する欠陥検出方法にお
いて、上記中芯紙の高さをセンサで検出した値が下限値
以下となってから次に上記下限値より大きい上限値を超
えてからまた上記下限値以下となるまでの時間(tn)
を順次計測し、現時点の時間を前回の時間計測値(tn
−1)で割算(tn/tn−1)し、この値があらかじ
め設定された判定値より大きくなった場合、片面段ボー
ルの欠陥として検出することを特徴とする欠陥検出方
法。 - 【請求項5】 中芯紙とライナ紙とを貼り合わせた片面
段ボールを所定の速度で移動させ、上記中芯紙の高さが
一定管理値内にあるかどうかを検出する欠陥検出装置に
おいて、上記中芯紙の高さを検出するセンサと、上記中
芯紙の高さの下限値を設定する下限値設定手段と、上記
下限値より大きい上限値を設定する上限値設定手段と、
上記センサの出力値が上記下限値以下となって次に上記
上限値を超えてからまた上記下限値以下となるまでの時
間(tn)を順次計測する計測手段と、この計測手段で
計測した時間を順次記憶する記憶手段と、上記記憶手段
に記憶された第1の時間の計測の後に上記計測手段で計
測した第2の時間を上記第1の時間で割算する除算手段
と、この除算手段の出力値が所定の値になったとき警報
信号を出力する判定手段とを備えた欠陥検出装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP03289993A JP3330177B2 (ja) | 1993-02-23 | 1993-02-23 | 欠陥検出方法および装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP03289993A JP3330177B2 (ja) | 1993-02-23 | 1993-02-23 | 欠陥検出方法および装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JPH06238782A JPH06238782A (ja) | 1994-08-30 |
JP3330177B2 true JP3330177B2 (ja) | 2002-09-30 |
Family
ID=12371749
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP03289993A Expired - Fee Related JP3330177B2 (ja) | 1993-02-23 | 1993-02-23 | 欠陥検出方法および装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP3887988B2 (ja) * | 1999-03-30 | 2007-02-28 | 王子製紙株式会社 | 段ボールシートの製造方法およびコルゲータ |
JP4996173B2 (ja) * | 2006-08-28 | 2012-08-08 | 株式会社トーモク | コルゲータの不良管理装置 |
JP6227024B2 (ja) * | 2016-01-29 | 2017-11-08 | 三菱重工印刷紙工機械株式会社 | 段ボールシートの不良検出装置及び段ボールシートの不良除去装置並びに段ボールシートの製造装置 |
JP6273594B1 (ja) * | 2017-05-12 | 2018-02-07 | 三菱重工機械システム株式会社 | 段ボールシートの不良検出装置及び段ボールシートの不良除去装置並びに段ボールシートの製造装置 |
JP6273593B1 (ja) * | 2017-05-12 | 2018-02-07 | 三菱重工機械システム株式会社 | 段ボールシートの不良検出装置及び段ボールシートの不良除去装置並びに段ボールシートの製造装置 |
JP7413170B2 (ja) * | 2020-07-15 | 2024-01-15 | 三菱重工機械システム株式会社 | 段ボールシートの不良検出装置および方法並びに段ボールシートの不良除去装置、段ボールシートの製造装置 |
-
1993
- 1993-02-23 JP JP03289993A patent/JP3330177B2/ja not_active Expired - Fee Related
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