JP3327836B2 - 配電線用相切替装置 - Google Patents

配電線用相切替装置

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JP3327836B2
JP3327836B2 JP07961498A JP7961498A JP3327836B2 JP 3327836 B2 JP3327836 B2 JP 3327836B2 JP 07961498 A JP07961498 A JP 07961498A JP 7961498 A JP7961498 A JP 7961498A JP 3327836 B2 JP3327836 B2 JP 3327836B2
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徳男 大島
立美 市岡
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  • Supply And Distribution Of Alternating Current (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は三相配電線の任意の二相
間に単相負荷が接続された状態において、無停電で所定
の二相間に単相負荷を切り替えるときに使用する配電線
用相切替装置に関する。
【0002】
【従来の技術】三相配電線に対する単相負荷の接続は、
三相中の任意の二相に対して行われるが、実際の電力系
統においては単相負荷が特定の二相に集中して接続され
ることが多い。このような場合には、三相負荷電流の不
平衡状態を招き、電力設備の利用率が悪くなったり、三
相誘導モータ等の負荷にも悪影響を及ぼしたりする。例
えば、図3に示すように、U相、V相、W相からなる三
相配電線のU相およびV相間に負荷aを接続し、U相お
よびW相間に負荷bと負荷cとを接続した状態において
は、電流の流れがU相に偏っているため、三相負荷電流
の不平衡状態となる。このような不平衡状態になると、
設備利用率が低下したり、負荷配分のロスを発生させた
り、あるいは逆相電圧を発生させたりするというような
不具合を生じる。
【0003】そこで、このような場合、負荷cをU相側
からV相側に移動させる相切り替えを行えば不平衡が解
消されるようになるが、相切替を行おうとすると長時間
の停電を伴う工事が必要となる。このような停電を伴う
工事は、深夜でしかも短時間で行わなければならないと
ともに、照明設備が必要になるため、簡単に行うことが
困難で面倒な作業となる。また、深夜作業は労務上嫌わ
れることが多いため、作業者を確保することも大変であ
る。さらには、停電のための期日を告知したり、需要家
の了解を求めなければならないため、手間を要するとと
もに面倒になるという問題も生じる。
【0004】このような背景にあって、相切替を無停電
で行える相切替装置が特開平6−78461号公報にて
提案された。この特開平6−78461号公報にて提案
された相切替装置は、図4に示すように、高圧三相配電
線のa,b,c相の三相のうちのa−b間に接続されて
いる単相負荷Lを、a−c間に接続されるように相切替
を行うものである。切断される相(b相)の切断点Xと
並列に無接点開閉器1と開状態の有接点開閉器2の第1
並列回路を取り付けるとともに、b相の切断点Xより負
荷側とc相との間に無接点開閉器3と開状態の有接点開
閉器4の第2並列回路を取り付けた後、有接点開閉器2
を閉状態にしてb相の切断点Xを切断する。
【0005】ついで、無接点開閉器1をオン動作させた
後、有接点開閉器2を開状態にすると、b相の電流は無
接点開閉器1を通して流れるようになる。この後、無接
点開閉器1をオフ状態にしてb相から単相負荷Lへの送
電を停止させる後、無接点開閉器3を高速でオン状態に
する。この間、約5msだけ単相負荷Lは停電状態にな
るが、1サイクルよりも短い停電であるためほとんど悪
影響を及ぼさない。ついで、無接点開閉器3のオン動作
に引き続き、有接点開閉器4を閉状態にした後、無接点
開閉器3をオフ動作させる。これにより、c相の電流が
有接点開閉器4を通して単相負荷Lへ流れるようにな
る。最後に、有接点開閉器4と並列にb相とc相とを接
続(図4の点線Y参照)することにより、相切替が完了
することとなる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た特開平6−78461号公報にて提案された相切替装
置にあっては、切断される相(b相)の切断点Xと並列
に無接点開閉器1と開状態の有接点開閉器2の第1並列
回路を取り付けるとともに、b相の切断点Xより負荷側
のc相との間に無接点開閉器3と開状態の有接点開閉器
4の第2並列回路を取り付けるようにしている。このた
め、この相切替装置を高圧三相配電線のb相およびc相
に接続した時点で、各無接点開閉器1および無接点開閉
器3のサイリスタ素子には充電電流が流れるようにな
る。
【0007】各無接点開閉器1および無接点開閉器3の
サイリスタ素子に充電電流が流れるようになると、この
相切替装置に設けられたb相およびc相に工事用高圧ケ
ーブルを接続するための端子に高電圧が印加されるよう
になるので、これらの端子に火花が発生するというよう
な不具合が生じるとともに、その接続作業も面倒で、複
雑になるという問題を生じた。
【0008】
【課題を解決するための手段およびその作用・効果】本
発明は、上記課題を解決するためになされたものであっ
て、相切替装置を配電線に接続しても無接点開閉器のサ
イリスタに充電電流が流れなくして安全性を高めた相切
替装置を得られるようにすることをその目的とするもの
である。
【0009】この目的を達成するため 本発明は 三相配
電線の任意の二相間に単相負荷が接続された状態で所定
の二相間に負荷を切り替えることができる配電線用切替
装置であって、前記単相負荷に接続されるとともに相切
り替え時に切断される一相に接続する第1電源側端子
と、前記単相負荷に接続された二相以外の一相に接続す
る第2電源側端子と、前記単相負荷が接続されるととも
相切り替え時に切断される一相の負荷側に接続する負
荷側端子とを備え、前記第1電源側端子と前記負荷側端
子の間に順逆並列サイリスタからなる第1無接点開閉器
と、この第1無接点開閉器に並列接続された第1ガス開
閉器とからなる第1並列回路を接続配置し、前記第2電
源側端子と前記負荷側端子の間に順逆並列サイリスタか
らなる第1無接点開閉器と、この第2無接点開閉器に並
列接続された第2ガス開閉器とからなる第2並列回路を
接続配置し、前記第1並列回路の前記第1無接点開閉器
第1ヒューズを着脱自在に装着した第1ブッシングに
より構成した第1断路部を直列に設けるとともに、前記
第2並列回路の前記第2無接点開閉器に導体片を着脱自
在に装着した第2ブッシングにより構成した第2断路部
と第2ヒューズを直列に設けたことを特徴とする配電線
用相切替装置を提供するものである。
【0010】上記のように、第1無接点開閉器に直列に
第1断路部を備えるとともに、第2無接点開閉器に直列
に第2断路部を備えるようにすると、第1電源側端子を
単相負荷に接続された相切替する一相に接続し、第2電
源側端子を単相負荷に接続されれていない一相に接続
し、負荷側端子を単相負荷が接続されるとともに相切り
替え時に切断される一相の負荷側に接続しても、三相配
電線と各順逆並列サイリスタとは各断路部で切断状態と
なっているため、配電線用相切替装置をセッティングし
ても各順逆並列サイリスタに充電電流が流れることが防
止できるようになる。
【0011】また、第1断路部は第1ブッシングから構
成されこの第1ブッシングに第1ヒューズを着脱自在に
装着するとともに、第2断路部は第2ブッシングから構
成されこの第2ブッシングに導体片を着脱自在に装着す
るようにすると、各電源側端子および負荷側端子を三相
配電線の所定の相に接続しても、第1ヒューズを第1ブ
ッシングに装着し、導体片を第2ブッシングに装着する
までは、三相配電線と各順逆並列サイリスタとは各ブッ
シングで切断状態となっているため、各順逆並列サイリ
スタに充電電流が流れることはない。このため、配電線
用相切替装置をセッティングしても各電源側端子に火花
が発生することが防止でき、この種の配電線用相切替装
置の安全性が向上する。
【0012】
【0013】
【発明の実施の形態】以下、図に基づいて本発明の一実
施の形態を説明する。なお、図1は本発明の配電線用相
切替装置の概略構成を示す図であり、図2はこの配電線
用相切替装置の動作を表すタイムチャートである。本発
明の配電線用相切替装置は、図1に示すように、主とし
て開閉器機能を備えた高圧装置10と、この高圧装置1
0を制御するとともに、操作・動作状態の確認および表
示を行う制御装置20と、これらの高圧装置10および
制御装置20に直流電圧を供給する図示しない電源装置
から構成される。なお、本実施形態においては、U相、
V相、W相からなる三相配電線のV相のA点とW相のB
点から負荷40に電力を供給している状態から、W相の
C点を切断してU相のD点に相切り替えするものとす
る。
【0014】高圧装置10は、単相負荷40に接続され
るとともに後に切断(C点)されるW相(同相)に接続
する第1電源側端子10aと、単相負荷40に接続され
たV相、W相以外のU相(異相)に接続する第2電源側
端子10bと、単相負荷40が接続されるとともに後に
切断(C点)されるW相の負荷側(G点)に接続する負
荷側端子10cとをそれぞれ高圧装置10の一側壁に設
けられている。これらの各端子10a,10b,10c
は高圧ケーブルをワンタッチで接続できるワンタッチブ
ッシングから形成されている。
【0015】そして、第1電源側端子10aと負荷側端
子10cとの間には第1並列回路が接続されている。こ
の第1並列回路は第1ガス開閉器(GS1)11と、こ
の第1ガス開閉器(GS1)11に並列接続された第1
無接点開閉器12と第1断路部となる第1ブッシング1
3aとの直列回路からなる。第1ガス開閉器(GS1)
11は接点のアークに絶縁ガス(SF6)を吹き付ける
ことにアークを消弧する遮断器からなる。また、第1無
接点開閉器12は順逆並列接続されたサイリスタ(SC
R1)からなる。この場合、第1ブッシング(第1FC
ブッシング)13aの内部に着脱自在の第1ヒューズ1
3が装着されることにより、この第1断路部は導通状態
となる。なお、第1ヒューズ13の容量は30Aであ
る。
【0016】一方、第2電源側端子10bと負荷側端子
10cとの間には第2並列回路が接続されている。この
第2並列回路は第2ガス開閉器(GS2)14と、この
第2ガス開閉器(GS2)14に並列接続された第2無
接点開閉器15と第2ヒューズ16と第2断路部となる
第2ブッシング(第2FCブッシング)17aとの直列
回路からなる。第2ガス開閉器(GS2)14は第1ガ
ス開閉器(GS1)11と同様な、接点のアークに絶縁
ガス(SF6)を吹き付けることにアークを消弧する遮
断器からなる。また、第2無接点開閉器15は第1無接
点開閉器12と同様な、順逆並列接続されたサイリスタ
(SCR2)からなる。
【0017】さらに、第2ヒューズ16は第1ヒューズ
13より高容量のヒューズであり、例えば、その容量は
60Aであって、高圧装置10の所定の位置に固定され
ている。また、第2ブッシング17aの内部に着脱自在
の導電辺17が装着されることにより、この第2断路部
は導通状態となる。
【0018】ここで、相切替容量を向上させようとした
場合、ヒューズを大容量化する必要があるが、着脱自在
のブッシング内に装着されるヒューズを大容量化するこ
とが困難であるため、何れか一方の電源側端子に接続さ
れるヒューズを大容量の内蔵型ヒューズとする方法を採
用すればよい。この場合、単に電流が流れるようにすれ
ばよいので、着脱自在のブッシング内には導体片を装着
するようにすればよい。このような観点から、本発明に
おいては、第1FCブッシング13a内に30Aの容量
の第1のヒューズ13を装着し、内蔵型のヒューズとし
て60Aの容量の第2ヒューズ16を用い、第2FCブ
ッシング17a内に導通のための導体片17を装着する
ようにしている。
【0019】制御装置20は主として、周知のマイクロ
コンピュータと入出力回路とから構成され、予めプログ
ラムされたシーケンスに従って高圧装置10の無接点開
閉器12,15の各サイリスタをオン・オフするための
制御信号を送出をして各サイリスタをオン・オフ制御
し、各ガス開閉器11,14の開・閉を制御するととも
に、図示しない検電・検相回路からの信号に基づいて検
電・検相が正常か否かの判定も行う。この制御装置20
と高圧装置10とは4本の制御線で接続されている。
【0020】なお、図示しないが、制御装置20の表面
パネルには、制御装置20に電源を投入するための電源
スイッチと、第1ガス開閉器(GS1)11の接点を閉
成(投入)するための第1ガススイッチと、第2ガス開
閉器(GS2)14の接点を開放するための第2ガスス
イッチと、相切替動作を開始させるための相切替スイッ
チ等の各種スイッチ、および検電確認ランプ、検相確認
ランプ等の各種の表示ランプが設けられている。
【0021】ついで、本発明の相切替装置を使用して相
切替を行う手順を説明する。ここで、図1に示すよう
に、U相、V相、W相からなる三相配電線のV相のA点
とW相のB点から負荷40に電力を供給している状態か
ら、W相のC点を切断してU相のD点に相切替する場合
の例について説明する。
【0022】まず、工事用高圧ケーブル31の端子31
aを高圧装置10の第1電源側端子10aに挿入して、
W相のE点と第1電源側端子10aとを接続するととも
に、W相のE点にこの工事用高圧ケーブル31を接続す
る。また、工事用高圧ケーブル33の端子33aを高圧
装置10の負荷側端子10cに挿入して、W相のG点と
負荷側端子10cとを接続するとともに、W相のG点
(なお、このG点は切断予定のC点よりは負荷側とな
る)にこの工事用高圧ケーブル33を接続する。さら
に、工事用高圧ケーブル32の端子32aを高圧装置1
0の第2電源側端子10bに挿入して、U相のF点と第
2電源側端子10bとを接続するとともに、U相のF点
にこの工事用高圧ケーブル32を接続する。
【0023】この状態にあっては、第1断路部の第1F
Cブッシング13aには第1ヒューズ13が挿入されて
いないので、第1無接点開閉器12のSCR1には充電
電流が流れない。また、第2断路部の第2FCブッシン
グ17aには導体片17が挿入されていないので、第2
無接点開閉器15のSCR2にも充電電流が流れない。
【0024】ついで、第1断路部の第1FCブッシング
13aに第1ヒューズ13を挿入して、この第1断路部
を導通させるとともに、第2断路部の第2FCブッシン
グ17aに導体片17を挿入して、この第2断路部を導
通させる。これにより、高圧装置10のセッティングが
完了するので、作業者は制御装置20の電源を投入して
制御装置20を作動させる。
【0025】すると、制御装置20は図示しない検電・
検相回路からの信号に基づいて検電・検相が正常か否か
の判定を行い、検電・検相が正常であると判定すると、
制御装置20の表面パネルに設けられた検電確認ランプ
および検相確認ランプを点灯させる。これらのランプの
点灯を作業者が確認すると、作業者は、制御装置20の
表面パネルに設けられた第1ガススイッチを押圧して、
第1ガス開閉器(GS1)11の接点を投入させる。こ
れにより、配電線のW相にバイパス回路が形成されるよ
うになるので、作業者はW相のC点を切断する。
【0026】作業者が相切り替えすべき相(W相)の切
断点(C点)を切断した後、作業者は相切替スイッチを
押圧して、制御装置20に相切替処理動作のプログラム
を実行させる。これにより、制御装置20は予め設定さ
れた相切替のプログラム処理動作を開始する。なお、こ
の相切替処理動作は、図2のタイムチャートに基づいて
説明する。なお、この相切替処理動作の開始時には第1
ガス開閉器(GS1)11の接点は閉(オン)状態にな
っている。
【0027】制御装置20が時刻t0において相切替処
理動作を開始すると、制御装置20は第1無接点開閉器
12のSCR1の各ゲートにゲート信号を送出して、S
CR1をターンオンさせる。これにより時刻t1におい
てSCR1は導通し、第1無接点開閉器12は閉状態に
なる。SCR1の各ゲートにゲート信号を送出した後、
制御装置20は第1ガス開閉器(GS1)11に開信号
を送出してGS1を開動作させる。これにより時刻t2
においてGS1の接点は開放される。
【0028】ついで、制御装置20は時刻t3において
第1無接点開閉器12のSCR1の各ゲートのゲート信
号をなくして、SCR1をターンオフさせた後、時刻t
4において第2無接点開閉器15のSCR2の各ゲート
にゲート信号を送出して、SCR2をターンオンさせ
る。これにより、時刻t4においてSCR2は導通する
が、時刻t3から時刻t4までのX時間(このX時間は5
ms以内となる)の間は瞬間的に停電することとなる。
しかしながら、このような極めて短時間(5ms以内)
の停電は負荷40に対してほとんど悪影響を与えること
はない。
【0029】制御装置20が第2無接点開閉器15のS
CR2の各ゲートにゲート信号を送出した後、制御装置
20は第2ガス開閉器(GS2)14に閉信号を送出し
てGS2を閉動作させる。これにより時刻t5において
GS2の接点は閉成される。ついで、制御装置20は時
刻t6において第2無接点開閉器15のSCR2の各ゲ
ートのゲート信号をなくして、SCR1をターンオフさ
せる。これにより、配電線のU相にバイパス回路が形成
されるようになる。これにより、作業者は、先に切断し
た負荷側のC点(切断点)と三相配電線のU相のD点と
を活線工事により電線34を接続した後、第2ガススイ
ッチを押圧して第2ガス開閉器(GS2)14の接点を
開放させることにより、時刻t7において相切替が完了
することとなる。
【0030】上述したように、本発明においては、第1
無接点開閉器12に直列に第1断路部の第1FCブッシ
ング13aを備えるとともに、第2無接点開閉器15に
直列に第2断路部の第2FCブッシング17aを備える
ようにしているので、第1電源側端子10aを相切替す
るW相のE点に接続し、第2電源側端子10bを単相負
荷40に接続されないU相に接続し、負荷側端子10c
を単相負荷40に接続されて相切替するW相の切断点の
C点より負荷側のG点に接続しても、各無接点開閉器1
2,15の順逆並列サイリスタは各FCブッシング13
a,17aで切断状態となっているため、配電線用相切
替装置をセッティングしても各順逆並列サイリスタに充
電電流が流れることが防止できる。
【0031】そして、第1FCブッシング13aに着脱
自在の第1ヒューズ13を装着するようにし、第2FC
ブッシング17aに導体片17を装着すると、各電源側
端子10a,10bおよび負荷側端子10cを三相配電
線の所定の相に接続しても、第1ヒューズ13および導
体片17をそれぞれ第1FCブッシング13aおよび第
2FCブッシング17aに装着するまでは、三相配電線
と各順逆並列サイリスタとは各ブッシング13a,17
aで切断状態となっているため、各順逆並列サイリスタ
に充電電流が流れることはない。
【0032】このため、配電線用相切替装置をセッティ
ングしても各電源側端子10a,10bに火花が発生す
ることを防止でき、この種の配電線用相切替装置の安全
性が向上する。さらに、第2無接点開閉器15に直列に
第1ヒューズ13より大容量の第2ヒューズ16を備え
るようにしているので、相切替容量を向上させことが可
能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の配電線用相切替装置の一実施形態の
概略構成を示す図である。
【図2】 図1の配電線用相切替装置の動作を表すタイ
ムチャートである。
【図3】 三相負荷電流の不平衡状態を模式的に示す図
である。
【図4】 従来の配電線用相切替装置の概略構成を示す
図である。
【符号の説明】
10…高圧装置、10a…第1電源側端子、10b…第
2電源側端子、10c…負荷側端子、11…第1ガス開
閉器(GS1)、12…第1無接点開閉器(SCR
1)、13…第1ヒューズ、13a…第1断路部、13
b…第1FCブッシング、14…第2ガス開閉器(GS
2)、15…第2無接点開閉器(SCR2)、16…第
2ヒューズ、17…導体片、17a…第2断路部、17
b…第1FCブッシング、20…制御装置、31,3
2,33…工事用高圧ケーブル、40…負荷
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 古田 勉 愛知県名古屋市瑞穂区須田町2番56号 日本碍子株式会社内 (56)参考文献 特開 平3−218229(JP,A) 特開 平6−269128(JP,A) 実開 平5−68043(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H02J 3/04 - 5/00

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 三相配電線の任意の二相間に単相負荷が
    接続された状態で所定の二相間に負荷を切り替えること
    ができる配電線用切替装置であって、 前記単相負荷に接続されるとともに相切り替え時に切断
    される一相に接続する第1電源側端子と、 前記単相負荷に接続されていない一相に接続する第2電
    源側端子と、 前記単相負荷が接続されるとともに相切り替え時に切断
    される一相の負荷側に接続する負荷側端子とを備え、 前記第1電源側端子と前記負荷側端子の間に順逆並列サ
    イリスタからなる第1無接点開閉器と、この第1無接点
    開閉器に並列接続された第1ガス開閉器とからなる第
    列回路を接続配置し、 前記第2電源側端子と前記負荷側端子の間に順逆並列サ
    イリスタからなる第1無接点開閉器と、この第2無接点
    開閉器に並列接続された第2ガス開閉器とからなる第2
    並列回路を接続配置し、 前記第1並列回路の前記第1無接点開閉器に第1ヒュー
    ズを着脱自在に装着した第1ブッシングにより構成した
    第1断路部を直列に設けるとともに、前記第2並列回路
    の前記第2無接点開閉器に導体片を着脱自在に装着した
    第2ブッシングにより構成した第2断路部と第2ヒュー
    ズを直列に設けたことを特徴とする配電線用相切替装
    置。
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