JP3326831B2 - 水性液体試料のイオン強度又は比重測定用試薬組成物 - Google Patents

水性液体試料のイオン強度又は比重測定用試薬組成物

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JP3326831B2 JP30616792A JP30616792A JP3326831B2 JP 3326831 B2 JP3326831 B2 JP 3326831B2 JP 30616792 A JP30616792 A JP 30616792A JP 30616792 A JP30616792 A JP 30616792A JP 3326831 B2 JP3326831 B2 JP 3326831B2
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Fujifilm Wako Pure Chemical Corp
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Description

【発明の詳細な説明】
【産業上の利用分野】本発明は、水性液体試料のイオン
強度又は比重を測定するための試薬組成物、並びに該試
薬組成物を含浸、コーティング又は塗布して成る試験片
に関する。
【0002】
【発明の背景】尿の比重を直接測定する方法として現在
一般に行われている方法には、液体比重計、尿比重計、
ピクノメータ、屈折計等を使用する方法がある。これら
の方法は、大部分、必要な精度は得られているが、それ
らの装置は、精度を保持するために、目盛の校正、器具
の洗浄管理を維持していく必要性があり、時間と経費も
かかり、数多くの不便さがある。また、測定時におい
て、尿のサンプル量は、一定量以上必要であり、不足す
る場合も生じる。更に、液面の気泡や毛管現象による目
盛の読み取りの困難さもある。
【0003】これに対して、尿と試液とを混合して生じ
る色調や吸光度の変化を肉眼又は比色計で測定する方法
や、スティック状に加工した試験片を尿に浸漬させ、試
験片の色調変化を肉眼判定して、尿の比重やイオン強度
を簡単に測定する方法が近時開発され、一部実用に供さ
れている。この方法は、比色計による吸光度測定やカラ
ーチャートとの対比による肉眼判定の他に発光ダイオー
ドによる反射率を測定することによっても実施すること
ができる。又、試験片を用いる方法は、他の尿検査項
目、例えば、ブドウ糖、ヘモグロビン、蛋白質、白血
球、ビリルビン、pH、アスコルビン酸、ウロビリノー
ゲン、ケトン体、亜硝酸塩等の検査項目と組合せて、各
項目と同時に測定することができる利点を有する。
【0004】これら色調変化や吸光度変化等を測定する
液体試料のイオン強度或は比重の測定方法としてこれま
でに開示されている方法を列挙すると以下の如くなる。
米国特許第4,015,462号には、担体マトリックスに着色
剤を包含したマイクロカプセルを保有させ、低浸透圧溶
液と接すると該マイクロカプセル内の圧力が上昇し、マ
イクロカプセルが膨張、破裂して、着色剤が溶出し、マ
トリックスを変色させるという現象を利用した方法(色
の濃さが、溶液の比重に比例する)が記載されている。
【0005】特開昭55ー101047号公報には、ポリアクリ
ル酸もしくはポリビニルアミンなどの、少なくとも約50
%中和されている高分子電解質とpH指示薬とを含有す
る組成物からなる試験片を用いてイオン強度又は比重を
測定する方法が記載されている。
【0006】特開昭56ー21064号公報には、強酸性あるい
は強塩基性の高分子電解質ポリマーと少なくとも約5.5
のpHを維持できる緩衝剤物質及びpH指示薬手段とか
ら成る組成物で、高分子電解質ポリマーとして、ポリス
チレンスルホン酸、ポリビニル硫酸あるいはポリビニル
ベンジルアンモニウムクロリドを用いる方法が記載され
ている。
【0007】特開昭59ー133207号公報には、強有機酸に
よって中和された弱塩基性の高分子電解質重合体及び指
示薬を含む試薬で、高分子電解質重合体がポリエチレン
イミン、ポリビニルアミン、ポリアミノスチレン又はそ
れらを構成する単量体同士の共重合体であるものが記載
されている。
【0008】特開昭59ー133208号公報には、少なくとも
1個のカルボキシル基がアンモニウム塩の形で存在する
弱塩基性高分子電解質重合体及び指示薬を含む組成物が
記載されている。
【0009】特開平2ー66451号公報には、少なくとも1
種のpH緩衝剤を含むが高分子電解質ポリマーを含まな
いか又は少なくとも1種のpH緩衝剤及び/又は少なく
とも1種の錯体形成剤を含有し、さらに1種のpH指示
薬を含む組成物が記載されている。
【0010】特開平3ー100461号公報には、イオン濃度に
溶解度が相関する色素又は色素前駆体を用いる方法が記
載されている。
【0011】これらの方法は何れも試験片を用いる液体
試料のイオン強度又は比重の測定法として開発され、一
部実用化されている方法ではあるが、尿比重の要因とな
るNa、K等の中、特定の成分のみ測定しているもの
で、かならずしも、比重と完全に一致するものではな
く、また種々の比重ランクの検体を測定した場合、高比
重域において、呈色色調の色差変化が少なく肉眼判定が
しづらいと言う共通した問題点を有している。また、こ
れらの方法は何れも呈色速度が比較的遅いため、多数検
体を光学的に自動判定しようとする場合には、測定に長
時間を要し、好ましくない。
【0012】それ故、呈色色調の色差変化が大きく、比
重の構成要因となる、出来るだけ多くの物質を測定対象
とし、高比重域でも肉眼判定が可能で検量範囲が広く、
且つ呈色速度が速く多数検体を容易に光学的に自動判定
することができる、液体試料のイオン強度又は比重の測
定方法の出現が渇望されている現状にある
【0013】
【発明の目的】本発明は、上記した如き現状に鑑みなさ
れたもので、Na、K、Ca、Mg等による比重変化を
検出可能で呈色色調の色差変化が大きく、尿等の液体試
料のイオン強度及び比重の測定に際して、肉眼判定がし
易く、また、呈色速度が速く多数検体を容易に光学的に
自動判定することができる、液体試料のイオン強度又は
比重の測定用試薬組成物、及び該試薬組成物を含浸、コ
ーティング又は塗布して成る試験片を提供することを目
的とする。
【0014】
【発明の構成】本発明は、(1)(i)1種以上のpH
緩衝剤、(ii)1種以上のpH指示薬、及び(ii
i)増感剤としての1種以上の界面活性剤、を含んで成
ることを特徴とする、水性液体試料のイオン強度又は比
重測定用試薬組成物の発明である。また、本発明は、
(2)水性液体試料と上記試薬組成物とを混合し、該溶
液のpHの変動及びpH指示薬の解離度の変動を検出す
ることにより水性液体試料のイオン強度又は比重を測定
する方法の発明である。更に、本発明は、(3)上記試
薬組成物を吸収性担体に含浸させるか、フイルム上にコ
ーティング又は塗布して成る水性液体試料のイオン強度
又は比重測定用試験片の発明である。更にまた、本発明
は、(4)上記試験片を水性液体試料に浸漬して試料を
含浸させた後、これを取り出し、一定時間後(10秒〜数
分後)の該試験片のpHの変動及びpH指示薬の解離度
の変動を検出することにより水性液体試料のイオン強度
又は比重を測定する方法の発明である。また、本発明
は、(5)上記試験片上に水性液体試料を滴下し、一定
時間後の該試験片のpHの変動及びpH指示薬の解離度
の変動を検出することにより水性液体試料のイオン強度
又は比重を測定する方法の発明である。
【0015】本発明の特徴を簡単に述べれば、本発明
は、従来の、pHの変動を検出することによりイオン強
度又は比重を測定する方法に於ける高分子電解質や錯体
形成剤の代わりに界面活性剤を増感剤として使用するこ
とにより、イオン強度及び比重の測定を劇的に改良した
点にある。
【0016】即ち、本発明は界面活性剤が可溶化、湿潤
効果のみならず、驚くべきことに、通常、塩の添加で促
進されるpH指示薬の解離を逆に抑制する作用を有し、
結果として、塩の添加による緩衝剤のpH変化に伴うp
H指示薬の吸光度(OD)変化を増大させることを本発
明者らが見い出したことにより完成された発明である。
即ち、一般に、解離度が1.00以下、より厳密には
0.9以下の緩衝剤よりなる緩衝液のpHは、イオン強
度の増強によりpHが上下する。例えば、弱酸と強塩基
の組合せの緩衝液の場合は、強電解質の添加でpHが低
下し、強酸と弱塩基の組合せの緩衝液の場合は、強電解
質の添加でpHが上昇する。
【0017】また、通常のpH指示薬、特にトリフェニ
ルメタン系のpH指示薬は、イオン強度を増強すること
により、同一pHでも解離が促進される。従って、この
pH変化をpH指示薬で測定し、その吸光度変化値(△
OD)からイオン強度又は比重を測定する際、弱酸・強
塩基の組合せの緩衝液を使用すると、緩衝液のpH低下
とpH指示薬の解離促進作用が相殺され、実際よりも低
い吸光度変化値(△OD)や、場合によっては、負の吸
光度変化値(△OD)となり、殆ど実用性を持たない。
【0018】しかしながら、ここに界面活性剤を添加す
ると、pH指示薬の解離促進は抑制されpH変化に見合
う吸光度変化値(△OD)が得られるばかりか、更に、
増感作用を有しpH変化値(△pH)以上の吸光度変化
値(△OD)を与えることを本発明者らは見い出し、本
発明を完成するに到ったのである。
【0019】本発明に係るpH緩衝剤としては、通常、
pH3.0から10.0の範囲、好ましくはpH4.0
〜9.0の範囲で使用されるものであって、塩化ナトリ
ウム、塩化カリウム等の塩化物や硫酸塩等の強電解質の
添加による濃度の変化でpHが変動するものであればよ
く、例えば、リン酸緩衝剤、ホウ酸緩衝剤、クエン酸緩
衝剤、トリス(ヒドロキシメチル)アミノメタンーマレ
イン酸緩衝剤〔トリス−マレイン酸緩衝剤〕、ビス(2
−ヒドロキシエチル)イミノトリス(ヒドロキシメチ
ル)メタン緩衝剤〔ビストリス緩衝剤〕、等があげられ
る。
【0020】尚、本発明に係るpH緩衝剤として、リン
酸塩、ビストリス緩衝剤等にホウ酸、クエン酸等の弱酸
又はその塩を含んで成るものを併用すると、pH調整時
にNaCl等の塩が生ずるのを防止できるので好まし
い。
【0021】ここで用いられる酸の例としては、例え
ば、ホウ酸、クエン酸、マロン酸、マレイン酸、メタリ
ン酸、酒石酸、シュウ酸、リン酸、又はフタル酸等が挙
げられる。
【0022】また、これらの塩の例としては、例えば、
ナトリウム塩、カリウム塩、リチウム塩、又はアンモニ
ウム塩等が挙げられる。
【0023】本発明で使用されるpH指示薬は、pH緩
衝剤のpH変動幅内に変色域がある指示薬であることを
要するが、特に、イオン強度の増強で解離が促進される
トリフェニルメタン系のpH指示薬が好ましいものとし
て挙げられ、具体的にはブロムチモールブルー、ブロム
クレゾールパープル、チモールブルー、フェノールレッ
ド、クロルフェノールレッド、ブロムクレゾールグリー
ン等が挙げられる、また、トリフェニルメタン系以外で
もメチルレッド等は好ましいpH指示薬として挙げるこ
とができる。尚、これらの指示薬は単独で使用しても、
併用しても良い。例えば、ブロムチモールブルーを他の
pH指示薬と併用した場合には呈色色調変化を大きくで
き、また変色域も拡張することができるのでより実用的
であり、より好ましい。ブロムチモールブルーと併用し
得る他のpH指示薬としては、例えば、チモールブル
ー、フェノールレッド等のpH指示薬等が好ましく挙げ
られる。
【0024】本発明で用いられる界面活性剤としては、
イオン強度の増強で促進されるpH指示薬の解離を抑制
する作用を有するものであれば良く、陰イオン界面活性
剤、陽イオン界面活性剤、両性界面活性剤、非イオン界
面活性剤の何れにても良い。
【0025】陰イオン界面活性剤の例としては、例え
ば、ドデシル硫酸ナトリウム(SDS)、ドデシル硫酸
リチウム、ドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム(S
DBS)、1ードデカンスルホン酸ナトリウム、ジイソ
オクチルスルホ琥珀酸ナトリウム(SDOSS)、オク
チル硫酸ナトリウム等の高級アルコール硫酸エステル塩
が挙げられ、好ましくは、中性〜アルカリ性(pH6〜
10)のpH緩衝剤とともに用いられる。
【0026】陽イオン界面活性剤の例としては、例えば
炭素原子数7以上のアルキル基を1以上有する第4級ア
ンモニウム塩が挙げられ、具体的には臭化ミリスチルト
リメチルアンモニウム(MTAB)、臭化セチルトリメ
チルアンモニウム(CTAB)、塩化オクタデシルトリ
メチルアンモニウム、塩化ドデシルトリメチルアンモニ
ウム、塩化セチルトリメチルアンモニウム、塩化ラウリ
ルトリメチルアンモニウム等が挙げられる。また、これ
らの他にフェニル基を有する第4級アンモニウム塩、例
えば塩化ベンザルコニウム、塩化テトラデシルジメチル
ベンジルアンモニウム、塩化オクタデシルジメチルベン
ジルアンモニウム、塩化ラウリルジメチルベンジルアン
モニウム等やピリジル基を有する第4級アンモニウム
塩、例えば塩化ラウリルピリジニウム、塩化セチルピリ
ジニウム、塩化ステアリルアミドメチルピリジニウム等
も好ましいものとして挙げることができる。これらの第
4級アンモニウム塩については、いかなるpHでも使用
できる。尚、第4級アンモニウム塩であっても炭素原子
数6以下の低級アルキル基のみから成るものには本発明
の如き効果は認められず、従って本発明の目的には使用
し得ない。
【0027】両性界面活性剤の例としては、例えばラウ
リルジメチルベタイン、ステアリルベタイン等のアルキ
ルベタイン、又は2ーラウリルーNーカルボキシルメチ
ルーNーヒドロキシルエチルイミダゾリニウムベタイン
等が挙げられ、これらは好ましくは、中性領域(pH6
〜8)のpH緩衝剤とともに用いられる。また、非イオ
ン界面活性剤の例としては、例えばポリオキシエチレン
(8)オクチルフェニルエーテル、ポリオキシエチレン
(10)オクチルフェニルエーテル等のポリオキシエチ
レンアルキルフェニルエーテル類、ポリオキシエチレン
(20)ソルビタンモノラウレート、ポリオキシエチレ
ンソルビタンモノオレエート、ポリオキシエチレンソル
ビタンモノパルミテート、ポリオキシエチレンソルビタ
ンモノステアレート、ポリオキシエチレンソルビタント
リオレート等のポリオキシエチレンアルキルエステル
類、ソルビタンモノラウレート等が挙げられ、これらは
好ましくは、中性領域(pH6〜8)のpH緩衝剤とと
もに用いられる。
【0028】本発明の試薬組成物は、上記如き任意の1
種以上のpH緩衝剤と、任意の1種以上のpH指示薬
と、増感剤としての任意の1種以上の界面活性剤とを含
んで成ることを特徴とするが、これら3成分のより好ま
しい組合せとしては、例えば下記表1の如き組合せが挙
げられる。
【0029】
【表1】
【0030】本発明の試薬組成物は、特に試験片として
使用する場合が最も有利であるが、試液の他、粉末、錠
剤でも使用できる。
【0031】例えば、本発明の試薬組成物を試液として
(即ち液状タイプで)使用する場合には、水性液体試料
と本発明の試薬組成物とを混合して該溶液のpHの変動
及びpH指示薬の解離度の変動を検出すれば良い。pH
の変動及びpH指示薬の解離度の変動は吸光度変化(△
OD)を測定することにより容易に検出することができ
る。
【0032】本発明の試薬組成物を、試液として用いる
場合の上記3成分の混合割合は、3成分の総量を100w
/w%としたとき、(i)1種以上のpH緩衝剤の量と
しては、通常45〜99.89w/w%、好ましくは9
5〜99.8w/w%、より好ましくは98〜99.7
w/w%、(ii)1種以上のpH指示薬の量としては、
通常0.01〜25w/w%、好ましくは0.02〜
0.5w/w%、より好ましくは0.03〜0.3w/
w%、(iii)1種以上の界面活性剤の量としては、通
常0.1〜30.0w/w%、好ましくは0.2〜3.
0w/w%、より好ましくは0.3〜1.5w/w%が
挙げられる。
【0033】本発明の試薬組成物を試験片として使用す
る場合には本発明の試薬組成物を含浸、コーティング又
は塗布して成る試験片を水性液体試料に浸漬して試料を
含浸させた後、これを取り出し、一定時間後の該試験片
のpHの変動及びpH指示薬の解離度の変動を検出すれ
ば良い。pHの変動及びpH指示薬の解離度の変動は一
定時間後の該試験片の呈色をイオン強度既知又は比重既
知の溶液を用いて同様な操作を行い作製した標準色調表
の色調と比較することにより、肉眼判定を行うか、ある
いは一定時間後(10秒〜数分後)の試験片の呈色を光学
的に反射率を測定することにより検出することができ
る。
【0034】また、試験片を用いる他の方法として、試
験片上に水性液体試料を滴下して、試験片の呈色を肉眼
で又は光学的に反射率で測定する方法もある。
【0035】本発明の試薬組成物を、試験片として用い
る場合の前記3成分の混合割合は、(i)1種以上のp
H緩衝剤の量としては、通常45〜99.89w/w
%、好ましくは60〜98.5w/w%、(ii)1種以
上のpH指示薬の量としては、通常0.01〜25w/
w%、好ましくは1〜15w/w%、(iii)1種以上
の界面活性剤の量としては、通常0.1〜30.0w/
w%、好ましくは0.3〜20w/w%が挙げられ
る。。
【0036】更に、例えば、吸収性担体として30cm
2の濾紙を用いた場合には、(i)1種以上のpH緩衝
剤の量としては、1〜120mg(5〜900mMの溶
液)、好ましくは5〜75mg(20〜500mMの溶
液)、(ii)1種以上のpH指示薬の量としては、0.
3〜1mg(乾燥重量)、好ましくは0.4〜0.8mg
(乾燥重量)、(iii)1種以上の界面活性剤の量とし
ては、0.1〜1mg(乾燥重量)、好ましくは0.2〜
0.8mg(乾燥重量)が挙げられる。
【0037】本発明の試薬組成物を試験片として使用す
る場合、種々の試験片の形態で用いることが可能であ
る。即ち、本発明に係る各試薬類及びその他の試薬類並
びにバインダー類、例えば、ポリビニルピロリドン、ポ
リビニルアルコール、ポリエチレングリコール、ヒドロ
キシプロピルメチルセルロース、アラビアゴム、ゼラチ
ン、又はエチルセルロース等を水や適当な有機溶剤ある
いはこれらの混合溶剤に溶解して調製した本発明に係る
試薬溶液を吸収性担体に1乃至数回含浸、或は担持フィ
ルム上に1乃至数回コーティング又は塗布したのち乾燥
させて試験シートとする。これをさらに適当な大きさに
切断して、適当な支持体上に固定化してスティックある
いはテープとする等任意の形態にすることができる。
【0038】試薬溶液を含浸させる吸収性担体として
は、例えば、セルロース繊維濾紙、布、不織布、紙、合
成繊維濾紙等の多孔性担体が挙げられ、また、試薬溶液
をコーティング又は塗布するフィルムとしては、合成フ
ィルム、アルミラミネートフィルム等が挙げられる。
【0039】吸収性担体又はフィルムを保持させる支持
体としては、例えば、ポリ塩化ビニル、ポリエステル、
テフロン、ポリスチレン、ポリビニルアセタール、ポリ
プロピレン、ポリ塩化ビニリデン等の合成高分子化合物
のシートあるいはこれらをコーティングした厚紙等が挙
げられる。
【0040】吸収性担体、フィルム及び支持体の大き
さ、寸法等については特に制限はなく、通常この種の目
的に用いられる大きさ、寸法に準じたものを用いること
で足りる。また、吸収性担体又はフィルムの支持体への
接着方法に関しても接着剤を使用する方法、接着テープ
を使用する方法等、通常この種の分野で行われている、
いずれの方法で行ってもよく特別な方法は必要としな
い。
【0041】本発明の試薬組成物を試液又は試験片とし
て使用する場合、試液又は含浸液、コーティング液或は
塗布液(以下、試液又は含浸液等と略記する。)中のp
H緩衝剤の濃度としては、通常1〜900mM、好まし
くは5〜300mMが挙げられる。
【0042】また、pH指示薬の試液又は含浸液等中の
濃度としては、通常0.0005〜0.5w/v%、好ま
しくは、0.001〜0.2w/v%が挙げられる。
【0043】更に、界面活性剤の試液又は含浸液等中の
濃度としては、通常0.001〜2.0w/v%、好まし
くは、0.005〜1.0w/v%が挙げられる。
【0044】次に、本発明を以下の実施例、比較例によ
り更に具体的に説明するが、これにより本発明の範囲が
制限されるものではない。
【0045】
【実施例】
実施例1 リン酸水素二ナトリウム・12水和物 1.07g リン酸二水素一ナトリウム・2水和物 0.02g ドデシル硫酸ナトリウム 0.07g ブロムチモールブルー 0.10g 蒸 留 水 100ml 上記組成の試薬溶液を調製し、これにクロマト用濾紙
(30cm2、以下同じ。)を浸漬して試薬を含浸させ
た後、55〜65℃で乾燥させた。作製した試験シート
を5×6mm辺の長方形に切断し、両面テープを用いて
ポリ塩化ビニルシート(6mm×11cm)に貼り付け
試験片とした。本試験片は、ピクノメーターで測定した
下記の各比重尿検体に浸漬したとき、それぞれ差異のあ
る呈色を示し、反射率測定装置(プレテスターRM40
5、和光純薬工業(株)製)を用いた反射率値は30秒
後において各比重ランク値と比例関係を示した。また、
呈色は何れも高感度であり、界面活性剤による感度上昇
効果が認められた。
【0046】
【0047】実施例2 リン酸水素二ナトリウム・12水和物 1.07g ホ ウ 酸 0.09g ジイソオクチルスルホ琥珀酸ナトリウム 0.1 g ブロムチモールブルー 0.09g チモールブルー 0.04g 蒸 留 水 100ml 上記組成の試薬溶液を調製し、これにクロマト用濾紙を
浸漬して試薬を含浸させた後、55〜65℃で乾燥させ
た。作製した試験シートを5×6mm辺の長方形に切断
し、両面テープを用いてポリ塩化ビニルシート(6mm
×11cm)に貼り付け試験片とした。本試験片は、ピ
クノメーターで測定した下記の各比重尿検体に浸漬した
とき、それぞれ差異のある呈色を示し、反射率測定装置
(プレテスターRM405、和光純薬工業(株)製)を
用いた反射率値は30秒後において各比重ランク値と比
例関係を示した。また、実施例1と同様に高感度な呈色
を示し、界面活性剤による感度上昇効果が認められた。
【0048】
【0049】比較例1 リン酸水素二ナトリウム・12水和物 1.07g ホ ウ 酸 0.09g ブロムチモールブルー 0.09g チモールブルー 0.04g 蒸 留 水 100ml 上記組成の試薬溶液(即ち、実施例2の組成から界面活
性剤を除いたもの)を調製し、これにクロマト用濾紙を
浸漬して試薬を含浸させた後、55〜65℃で乾燥させ
た。作製した試験シートを5×6mm辺の長方形に切断
し、両面テープを用いてポリ塩化ビニルシート(6mm
×11cm)に貼り付け試験片とした。本試験片は、ピ
クノメーターで測定した下記の各比重尿検体に浸漬した
とき、それぞれ差異のある呈色を示し、反射率測定装置
(プレテスターRM405、和光純薬工業(株)製)を
用いた反射率値は30秒後において各比重ランク値と比
例関係を示したが、実施例2に比べて、呈色感度は低い
値を示した。
【0050】
【0051】実施例3 リン酸水素二ナトリウム・12水和物 1.07g ホ ウ 酸 0.09g ドデシル硫酸ナトリウム 0.07g ブロムチモールブルー 0.09g チモールブルー 0.04g 蒸 留 水 100ml 上記組成の試薬溶液を調製し、これにクロマト用濾紙を
浸漬して試薬を含浸させた後、55〜65℃で乾燥させ
た。作製した試験シートを5×6mm辺の長方形に切断
し、両面テープを用いてポリ塩化ビニルシート(6mm
×11cm)に貼り付け試験片とした。本試験片は、ピ
クノメーターで測定した下記の各比重尿検体に浸漬した
とき、それぞれ差異のある呈色を示し、反射率測定装置
(プレテスターRM405、和光純薬工業(株)製)を
用いた反射率値は30秒後において各比重ランク値と比
例関係を示した。また、実施例1、2と同様に、高感度
な呈色を示し、界面活性剤による感度上昇効果が認めら
れた。
【0052】
【0053】実施例4 リン酸水素二ナトリウム・12水和物 1.07g ホ ウ 酸 0.09g ドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム 0.09g ブロムチモールブルー 0.09g チモールブルー 0.04g 蒸 留 水 100ml 上記組成の試薬溶液を調製し、これにクロマト用濾紙を
浸漬して試薬を含浸させた後、55〜65℃で乾燥させ
た。作製した試験シートを5×6mm辺の長方形に切断
し、両面テープを用いてポリ塩化ビニルシート(6mm
×11cm)に貼り付け試験片とした。本試験片は、ピ
クノメーターで測定した下記の各比重尿検体に浸漬した
とき、それぞれ差異のある呈色を示し、反射率測定装置
(プレテスターRM405、和光純薬工業(株)製)を
用いた反射率値は30秒後において各比重ランク値と比
例関係を示した。また、実施例1〜3と同様に、高感度
な呈色を示し、界面活性剤による感度上昇効果が認めら
れた。
【0054】
【0055】実施例5 リン酸水素二ナトリウム・12水和物 1.07g ホ ウ 酸 0.09g ソルビタンモノラウレート 0.10g ブロムチモールブルー 0.09g チモールブルー 0.04g 蒸 留 水 100ml 上記組成の試薬溶液を調製し、これにクロマト用濾紙を
浸漬して試薬を含浸させた後、55〜65℃で乾燥させ
た。作製した試験シートを5×6mm辺の長方形に切断
し、両面テープを用いてポリ塩化ビニルシート(6mm
×11cm)に貼り付け試験片とした。本試験片は、ピ
クノメーターで測定した下記の各比重尿検体に浸漬した
とき、それぞれ差異のある呈色を示し、反射率測定装置
(プレテスターRM405、和光純薬工業(株)製)を
用いた反射率値は30秒後において各比重ランク値と比
例関係を示した。また、実施例1〜4と同様に、高感度
な呈色を示し、界面活性剤による感度上昇効果が認めら
れた。
【0056】
【0057】実施例6 リン酸水素二ナトリウム・12水和物 1.07g ホ ウ 酸 0.09g ポリオキシエチレン(10)オクチルフェニルエーテル 0.10g ブロムチモールブルー 0.09g チモールブルー 0.04g 蒸 留 水 100ml 上記組成の試薬溶液を調製し、これにクロマト用濾紙を
浸漬して試薬を含浸させた後、55〜65℃で乾燥させ
た。作製した試験シートを5×6mm辺の長方形に切断
し、両面テープを用いてポリ塩化ビニルシート(6mm
×11cm)に貼り付け試験片とした。本試験片は、ピ
クノメーターで測定した下記の各比重尿検体に浸漬した
とき、それぞれ差異のある呈色を示し、反射率測定装置
(プレテスターRM405、和光純薬工業(株)製)を
用いた反射率値は30秒後において各比重ランク値と比
例関係を示した。また、実施例1〜5と同様に、高感度
な呈色を示し、界面活性剤による感度上昇効果が認めら
れた。
【0058】
【0059】実施例7 リン酸水素二ナトリウム・12水和物 1.07g ホ ウ 酸 0.09g ポリオキシエチレン(20)ソルビタンモノラウレート 0.05g ブロムチモールブルー 0.09g チモールブルー 0.04g 蒸 留 水 100ml 上記組成の試薬溶液を調製し、これにクロマト用濾紙を
浸漬して試薬を含浸させた後、55〜65℃で乾燥させ
た。作製した試験シートを5×6mm辺の長方形に切断
し、両面テープを用いてポリ塩化ビニルシート(6mm
×11cm)に貼り付け試験片とした。本試験片は、ピ
クノメーターで測定した下記の各比重尿検体に浸漬した
とき、それぞれ差異のある呈色を示し、反射率測定装置
(プレテスターRM405、和光純薬工業(株)製)を
用いた反射率値は30秒後において各比重ランク値と比
例関係を示した。また、実施例1〜6と同様に、高感度
な呈色を示し、界面活性剤による感度上昇効果が認めら
れた。
【0060】
【0061】実施例8 リン酸水素二ナトリウム・12水和物 1.07g ホ ウ 酸 0.09g ラウリルジメチルベタイン 0.10g ブロムチモールブルー 0.09g チモールブルー 0.04g 蒸 留 水 100ml 上記組成の試薬溶液を調製し、これにクロマト用濾紙を
浸漬して試薬を含浸させた後、55〜65℃で乾燥させ
た。作製した試験シートを5×6mm辺の長方形に切断
し、両面テープを用いてポリ塩化ビニルシート(6mm
×11cm)に貼り付け試験片とした。本試験片は、ピ
クノメーターで測定した下記の各比重尿検体に浸漬した
とき、それぞれ差異のある呈色を示し、反射率測定装置
(プレテスターRM405、和光純薬工業(株)製)を
用いた反射率値は30秒後において各比重ランク値と比
例関係を示した。また、実施例1〜7と同様に、高感度
な呈色を示し、界面活性剤による感度上昇効果が認めら
れた。
【0062】
【0063】実施例9 ポリビニルピロリドン(K−30) 40g リン酸水素二ナトリウム・12水和物 1.07g ホ ウ 酸 0.09g ドデシル硫酸ナトリウム 0.07g ブロムチモールブルー 0.09g チモールブルー 0.04g 蒸 留 水 100ml (20%NaOH溶液でpH7.75に調整)上記組成
の試薬溶液を調製し、これをプラスチックフィルム上に
塗布させた後、55〜65℃で乾燥させた。作製した試
験シートを5×6mm辺の長方形に切断し、両面テープ
を用いてポリ塩化ビニルシート(6mm×11cm)に
貼り付け試験片とした。本試験片は、ピクノメーターで
測定した下記の各比重尿検体に浸漬したとき、それぞれ
差異のある呈色を示し、反射率測定装置(プレテスター
RM405、和光純薬工業(株)製)を用いた反射率値
は30秒後において各比重ランク値と比例関係を示し
た。また、実施例1〜8と同様に、高感度な呈色を示
し、界面活性剤による感度上昇効果が認められた。
【0064】
【0065】実施例10 リン酸二水素一ナトリウム・2水和物 3.51g ホ ウ 酸 0.70g 水酸化ナトリウム 0.75g ジイソオクチルスルホ琥珀酸ナトリウム 0.05g ポリエチレングリコール−4000 0.05g ブロムチモールブルー 0.09g チモールブルー 0.04g エチルアルコール 12.5ml 蒸 留 水 87.5ml 上記組成の試薬溶液を調製し、これにクロマト用濾紙を
浸漬して試薬を含浸させた後、55〜65℃で乾燥させ
た。作製した試験シートを5×6mm辺の長方形に切断
し、両面テープを用いてポリ塩化ビニルシート(6mm
×11cm)に貼り付け試験片とした。本試験片は、ピ
クノメーターで測定した下記の各比重尿検体に浸漬した
とき、それぞれ差異のある呈色を示し、反射率測定装置
(プレテスターRM405、和光純薬工業(株)製)を
用いた反射率値は30秒後において各比重ランク値と比
例関係を示した。また、実施例1〜9と同様に、高感度
な呈色を示し、界面活性剤による感度上昇効果が認めら
れた。
【0066】
【0067】実施例11 リン酸水素二ナトリウム・12水和物 1.07g リン酸二水素一ナトリウム・2水和物 0.02g ドデシル硫酸ナトリウム 0.07g ブロムチモールブルー 0.09g チモールブルー 0.04g 蒸 留 水 100ml 上記組成の試薬溶液を調製し、これにクロマト用濾紙を
浸漬して試薬を含浸させた後、55〜65℃で乾燥させ
た。作製した試験シートを5×6mm辺の長方形に切断
し、両面テープを用いてポリ塩化ビニルシート(6mm
×11cm)に貼り付け試験片とした。本試験片は、ピ
クノメーターで測定した下記の各比重尿検体に浸漬した
とき、それぞれ差異のある呈色を示し、反射率測定装置
(プレテスターRM405、和光純薬工業(株)製)を
用いた反射率値は30秒後において各比重ランク値と比
例関係を示した。また、実施例1〜10と同様に、高感
度な呈色を示し、界面活性剤による感度上昇効果が認め
られた。
【0068】
【0069】実施例12 リン酸水素二ナトリウム・12水和物 1.07g リン酸二水素一ナトリウム・2水和物 0.02g ドデシル硫酸ナトリウム 0.07g ブロムチモールブルー 0.05g フェノールレッド 0.05g 蒸 留 水 100ml 上記組成の試薬溶液を調製し、これにクロマト用濾紙を
浸漬して試薬を含浸させた後、55〜65℃で乾燥させ
た。作製した試験シートを5×6mm辺の長方形に切断
し、両面テープを用いてポリ塩化ビニルシート(6mm
×11cm)に貼り付け試験片とした。本試験片は、ピ
クノメーターで測定した下記の各比重尿検体に浸漬した
とき、それぞれ差異のある呈色を示し、反射率測定装置
(プレテスターRM405、和光純薬工業(株)製)を
用いた反射率値は30秒後において各比重ランク値と比
例関係を示した。また、実施例1〜11と同様に、高感
度な呈色を示し、界面活性剤による感度上昇効果が認め
られた。
【0070】
【0071】実施例13 クエン酸・1水和物 1.05g 水酸化ナトリウム 0.2 g 臭化ミリスチルトリメチルアンモニウム 0.05g ブロムクレゾールグリーン 0.1 g 蒸 留 水 100ml (pH4.0に調整する。) 上記組成の試薬溶液を調製し、これにクロマト用濾紙を
浸漬して試薬を含浸させた後、55〜65℃で乾燥させ
た。作製した試験シートを5×6mm辺の長方形に切断
し、両面テープを用いてポリ塩化ビニルシート(6mm
×11cm)に貼り付け試験片とした。本試験片は、ピ
クノメーターで測定した下記の各比重尿検体に浸漬した
とき、それぞれ差異のある呈色を示し、反射率測定装置
(プレテスターRM405、和光純薬工業(株)製)を
用いた反射率値は30秒後において各比重ランク値と比
例関係を示した。また、実施例1〜12と同様に、高感
度な呈色を示し、界面活性剤による感度上昇効果が認め
られた。
【0072】
【0073】比較例2 クエン酸・1水和物 1.05g 水酸化ナトリウム 0.2 g ブロムクレゾールグリーン 0.1 g 蒸 留 水 100ml (pH4.0に調整する。) 上記組成の試薬溶液(即ち、実施例13の組成から界面
活性剤を除いたもの)を調製し、これにクロマト用濾紙
を浸漬して試薬を含浸させた後、55〜65℃で乾燥さ
せた。作製した試験シートを5×6mm辺の長方形に切
断し、両面テープを用いてポリ塩化ビニルシート(6m
m×11cm)に貼り付け試験片とした。本試験片は、
ピクノメーターで測定した下記の各比重尿検体に浸漬し
たとき、それぞれ差異のある呈色を示し、反射率測定装
置(プレテスターRM405、和光純薬工業(株)製)
を用いた反射率値は30秒後において各比重ランク値と
比例関係を示したが、実施例13に比べて、呈色感度は
低い値を示した。
【0074】
【0075】実施例14 トリス(ヒドロキシメチル)アミノメタン 2.42g マレイン酸 2.32g 水酸化ナトリウム 0.79g ドデシル硫酸ナトリウム 0.02g ブロムチモールブルー 2mg 蒸 留 水 100ml 上記組成の試薬溶液を調製し、その5mlに対し、ピク
ノメーターで測定した下記の各比重尿検体0.4mlを
混合した後、分光光度計(日立557形)を用いて吸光
度変化を測定した。該測定値は下記の通り、各比重ラン
ク値と比例関係を示した。また、吸光度変化は大きく、
界面活性剤による感度上昇効果が認められた。
【0076】
【0077】比較例3 トリス(ヒドロキシメチル)アミノメタン 2.42g マレイン酸 2.32g 水酸化ナトリウム 0.79g ブロムチモールブルー 2mg 蒸 留 水 100ml 上記組成の試薬溶液(即ち、実施例14の組成から界面
活性剤を除いたもの)を調製し、その5mlに対し、ピ
クノメーターで測定した下記の各比重尿検体0.4ml
を混合した後、分光光度計(日立557形)を用いて吸
光度変化を測定した。該測定値は下記の通り、各比重ラ
ンク値と比例関係を殆ど示さず、実施例14と比べて非
常に低い感度を示した。
【0078】
【0079】実施例15 リン酸二水素一ナトリウム・2水和物 2.61g ホ ウ 酸 1.03g 水酸化ナトリウム 0.50g ドデシル硫酸ナトリウム 0.02g ブロムチモールブルー 2mg 蒸 留 水 100ml 上記組成の試薬溶液を調製し、その5mlに対し、ピク
ノメーターで測定した下記の各比重尿検体0.4mlを
混合した後、分光光度計(日立557形)を用いて吸光
度変化を測定した。該測定値は下記の通り、各比重ラン
ク値と比例関係を示した。また、吸光度変化は大きく、
試験片の場合と同様に、界面活性剤による感度上昇効果
が認められた。
【0080】
【0081】比較例4 リン酸二水素一ナトリウム・2水和物 2.61g ホ ウ 酸 1.03g 水酸化ナトリウム 0.50g ブロムチモールブルー 2mg 蒸 留 水 100ml 上記組成の試薬溶液(即ち、実施例15の組成から界面
活性剤を除いたもの)を調製し、その5mlに対し、ピ
クノメーターで測定した下記の各比重尿検体0.4ml
を混合した後、分光光度計(日立557形)を用いて吸
光度変化を測定した。該測定値は下記の通り、各比重ラ
ンク値と比例関係を殆ど示さず、実施例15に比べて非
常に低い感度を示した。
【0082】
【0083】実施例16 クエン酸・1水和物 1.41g 水酸化ナトリウム 0.52g 臭化ミリスチルトリメチルアンモニウム 0.02g クロルフェノールレッド 5mg 蒸 留 水 100ml 上記組成の試薬溶液を調製し、その5mlに対し、ピク
ノメーターで測定した下記の各比重尿検体0.4mlを
混合した後、分光光度計(日立557形)を用いて吸光
度変化を測定した。該測定値は下記の通り、各比重ラン
ク値と比例関係を示した。また、吸光度変化は大きく、
実施例15と同様に高い感度を示し、界面活性剤による
感度上昇効果が認められた。
【0084】
【0085】実施例17 ホウ酸 1.24g 塩化カリウム 1.49g 水酸化ナトリウム 0.37g 臭化ミリスチルトリメチルアンモニウム 0.02g チモールブルー 2.5mg 蒸 留 水 100ml 上記組成の試薬溶液を調製し、その5mlに対し、ピク
ノメーターで測定した下記の各比重尿検体0.4mlを
混合した後、分光光度計(日立557形)を用いて吸光
度変化を測定した。該測定値は下記の通り、各比重ラン
ク値と比例関係を示した。また、吸光度変化は大きく、
実施例15〜16と同様に高い感度を示し、界面活性剤
による感度上昇効果が認められた。
【0086】
【0087】実施例18 リン酸二水素一ナトリウム・2水和物 0.54g リン酸水素二ナトリウム・12水和物 2.35g ポリオキシエチレン(10)オクチルフェニルエーテル 12.5mg ブロムチモールブルー 4mg 蒸 留 水 100ml 上記組成の試薬溶液を調製し、その5mlに対し、ピク
ノメーターで測定した下記の各比重尿検体0.4mlを
混合した後、分光光度計(日立557形)を用いて吸光
度変化を測定した。該測定値は下記の通り、各比重ラン
ク値と比例関係を示した。また、吸光度変化は大きく、
実施例15〜17と同様に高い感度を示し、界面活性剤
による感度上昇効果が認められた。
【0088】
【0089】実施例19 リン酸二水素一ナトリウム・2水和物 0.54g リン酸水素二ナトリウム・12水和物 2.35g 臭化セチルトリメチルアンモニウム 0.02g ブロムチモールブルー 3.8mg 蒸 留 水 100ml 上記組成の試薬溶液を調製し、その5mlに対し、ピク
ノメーターで測定した下記の各比重尿検体0.4mlを
混合した後、分光光度計(日立557形)を用いて吸光
度変化を測定した。該測定値は下記の通り、各比重ラン
ク値と比例関係を示した。また、吸光度変化は大きく、
実施例15〜18と同様に高い感度を示し、界面活性剤
による感度上昇効果が認められた。
【0090】
【0091】比較例5 リン酸二水素一ナトリウム・2水和物 0.54g リン酸水素二ナトリウム・12水和物 2.35g 臭化テトラブチルアンモニウム 20mg ブロムチモールブルー 3.8mg 蒸 留 水 100ml 上記組成の試薬溶液〔即ち、実施例19に於ける臭化セ
チルトリメチルアンモニウム(炭素数16のアルキル基
1つと炭素数1のアルキル基3つを有する第4級アンモ
ニウム塩)の代わりに臭化テトラブチルアンモニウム
(炭素数4のアルキル基のみ4つ有する)を用いたも
の〕を調整し、その5mlに対し、ピクノメーターで測
定した下記の各比重尿検体0.4mlを混合した後、分
光光度計(日立557形)を用いてた吸光度変化を測定
した。結果は下記の通りで、実施例19と比べて著しく
低い感度を示した。
【0092】
【0093】尚、上記に於て、臭化テトラブチルアンモ
ニウムの代りに、特開昭59ー133208号公報中に於て高分
子電解質重合体の中和剤として用いられている第4級ア
ンモニウム水酸化物の水酸化テトラブチルアンモニウム
を用いた場合も上記と全く同じ結果が得られた。
【0094】実施例20ヒ゛ス (2ーヒト゛ロキシエチル)イミノトリス(ヒト゛ロキシメチル)メタン 3.94g ホウ酸 0.07g ラウリルジメチルベタイン 0.02g ブロムチモールブルー 4mg 蒸 留 水 100ml 上記組成の試薬溶液を調製し、その5mlに対し、ピク
ノメーターで測定した下記の各比重尿検体0.4mlを
混合した後、分光光度計(日立557形)を用いて吸光
度変化を測定した。該測定値は下記の通り、各比重ラン
ク値と比例関係を示した。また、吸光度変化は大きく、
実施例15〜19と同様に高い感度を示し、界面活性剤
による感度上昇効果が認められた。
【0095】
【0096】実施例21 リン酸二水素一ナトリウム・2水和物 0.54g リン酸水素二ナトリウム・12水和物 2.35g 塩化ベンザルコニウム 40mg ブロムチモールブルー 3.8mg 蒸 留 水 100ml 上記組成の試薬溶液を調製し、その5mlに対し、ピク
ノメーターで測定した下記の各比重尿検体0.4mlを
混合した後、分光光度計(日立557形)を用いて吸光
度変化を測定した。該測定値は下記の通り、各比重ラン
ク値と比例関係を示した。また、吸光度変化は大きく、
実施例15〜20と同様に高い感度を示し、界面活性剤
による感度上昇効果が認められた。
【0097】
【0098】実施例22 リン酸二水素一ナトリウム・2水和物 0.54g リン酸水素二ナトリウム・12水和物 2.35g 塩化セチルピリジニウム 10mg ブロムチモールブルー 2.3mg 蒸 留 水 100ml 上記組成の試薬溶液を調製し、その5mlに対し、ピク
ノメーターで測定した下記の各比重尿検体0.4mlを
混合した後、分光光度計(日立557形)を用いて吸光
度変化を測定した。該測定値は下記の通り、各比重ラン
ク値と比例関係を示した。また、吸光度変化は大きく、
実施例15〜21と同様に高い感度を示し、界面活性剤
による感度上昇効果が認められた。
【0099】
【0100】実施例23 リン酸水素二ナトリウム・12水和物 1.07g ホ ウ 酸 0.09g ジイソオクチルスルホ琥珀酸ナトリウム 0.1 g ブロムチモールブルー 0.09g チモールブルー 0.04g 蒸 留 水 100ml 上記組成の試薬溶液を調製し、これにクロマト用濾紙を
浸漬して試薬を含浸させた後、55〜65℃で乾燥させ
た。作製した試験シートを5×6mm辺の長方形に切断
し、両面テープを用いてポリ塩化ビニルシート(6mm
×11cm)に貼り付け試験片とした。本試験片は、下
記各濃度のNaCl水溶液に浸漬したとき、それぞれ差異の
ある呈色を示し、反射率測定装置(プレテスターRM4
05、和光純薬工業(株)製)を用いた反射率値は30
秒後において各濃度ランク値すなわちイオン強度と比例
関係を示した。また、呈色は何れも高感度であり、界面
活性剤による感度上昇効果が認められた。
【0101】
【0102】比較例6 リン酸水素二ナトリウム・12水和物 1.07g ホ ウ 酸 0.09g ブロムチモールブルー 0.09g チモールブルー 0.04g 蒸 留 水 100ml 上記組成の試薬溶液(即ち、実施例23の組成から界面
活性剤を除いたもの)を調製し、これにクロマト用濾紙
を浸漬して試薬を含浸させた後、55〜65℃で乾燥さ
せた。作製した試験シートを5×6mm辺の長方形に切
断し、両面テープを用いてポリ塩化ビニルシート(6m
m×11cm)に貼り付け試験片とした。本試験片は、
下記各濃度のNaCl水溶液に浸漬したとき、それぞれ差異
のある呈色を示し、反射率測定装置(プレテスターRM
405、和光純薬工業(株)製)を用いた反射率値は3
0秒後において各濃度ランク値すなわちイオン強度と比
例関係を示したが、実施例23に比べて、呈色感度は低
い値を示した。
【0103】
【0104】実施例24 リン酸二水素一ナトリウム・2水和物 0.02g リン酸水素二ナトリウム・12水和物 1.07g ドデシル硫酸ナトリウム 0.07g ブロムチモールブルー 0.10g 蒸 留 水 100ml 上記組成の試薬溶液を調製し、これにクロマト用濾紙を
浸漬して試薬を含浸させた後、55〜65℃で乾燥させ
た。作製した試験シートを5×6mm辺の長方形に切断
し、両面テープを用いてポリ塩化ビニルシート(6mm
×11cm)に貼り付け試験片とした。本試験片は、下
記各濃度のNaCl水溶液に浸漬したとき、それぞれ差異の
ある呈色を示し、反射率測定装置(プレテスターRM4
05、和光純薬工業(株)製)を用いた反射率値は30
秒後において各濃度ランク値すなわちイオン強度と比例
関係を示した。また、実施例23と同様に高感度な呈色
を示し、界面活性剤による感度上昇効果が認められた。
【0105】
【0106】以上の結果から明らかな如く本発明の実施
例1〜24の試薬組成物は何れも高感度な呈色を示し
た。これに対して、比較例1〜6は、実施例1〜24の
試薬組成物に比較して何れも呈色感度は低い値を示し
た。
【0107】
【発明の効果】本発明は、1種以上のpH緩衝剤、1種
以上のpH指示薬、及び増感剤としての1種以上の界面
活性剤、を含んで成る水性液体試料のイオン強度又は比
重測定用試薬組成物を提供するものであり、本発明の試
薬組成物を用いることにより従来のイオン強度又は比重
測定用試薬組成物を用いた場合の問題点、即ち、吸光度
変化が少なく、再現性が悪いという点、呈色色調の色差
変化が少なく、尿等の液体試料のイオン強度や比重の測
定に際して、肉眼判定がしづらいという点、及び呈色速
度が遅いため多数検体を光学的に自動判定しようとする
場合に長時間を要し、好ましくないという点等を全て解
決し得る点に顕著な効果を奏する発明であり、斯業に貢
献するところ大なる発明である。
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G01N 31/22 G01N 21/78 G01N 21/80 G01N 33/50 G01N 33/84

Claims (11)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (i)1種以上のpH緩衝剤、(ii)1
    種以上のpH指示薬、及び(iii)ドデシル硫酸ナトリ
    ウム、ドデシル硫酸リチウム、ドデシルベンゼンスルホ
    ン酸ナトリウム、1−ドデカンスルホン酸ナトリウム、
    ジイソオクチルスルホ琥珀酸ナトリウム及びオクチル硫
    酸ナトリウムからなる陰イオン界面活性剤、及びポリオ
    キシエチレンアルキルフェニルエーテル類、ポリオキシ
    エチレンアルキルエステル類及びソルビタンモノラウレ
    ートからなる非イオン界面活性剤から選ばれる、増感剤
    としての1種以上の界面活性剤を含んで成ることを特徴
    とする、水性液体試料のイオン強度又は比重測定用試薬
    組成物。
  2. 【請求項2】 pH緩衝剤が、pH3.0から10.0の
    範囲で使用される緩衝剤である請求項1に記載の試薬組
    成物。
  3. 【請求項3】 pH緩衝剤が、pH4.0から9.0の範
    囲で使用される緩衝剤である請求項1に記載の試薬組成
    物。
  4. 【請求項4】 pH緩衝剤が、pH5.5から8.5の範
    囲で使用される緩衝剤である請求項1に記載の試薬組成
    物。
  5. 【請求項5】 水性液体試料と請求項1〜4の何れかに
    記載の試薬組成物とを混合し、 該溶液のpHの変動及
    びpH指示薬の解離度の変動を検出することにより水性
    液体試料のイオン強度又は比重を測定する方法。
  6. 【請求項6】 pH変動及びpH指示薬の解離度の変動
    を、吸光度変化を測定することにより検出する請求項
    に記載の方法。
  7. 【請求項7】 請求項1〜4の何れかに記載の試薬組成
    物を吸収性担体に含浸させるか、フイルム上にコーティ
    ング又は塗布して成る水性液体試料のイオン強度又は比
    重測定用試験片。
  8. 【請求項8】 請求項に記載の試験片を水性液体試料
    に浸漬して試料を含浸させた後、これを取り出し、一定
    時間後の該試験片のpHの変動及びpH指示薬の解離度
    の変動を検出することにより水性液体試料のイオン強度
    又は比重を測定する方法。
  9. 【請求項9】 pHの変動及びpH指示薬の解離度の変
    動を、一定時間後の該試験片の呈色を肉眼で判定する
    か、又は光学的に反射率を測定することにより検出する
    請求項に記載の方法。
  10. 【請求項10】 請求項に記載の試験片上に水性液体
    試料を滴下し、一定時間後の該試験片のpHの変動及び
    pH指示薬の解離度の変動を検出することにより水性液
    体試料のイオン強度又は比重を測定する方法。
  11. 【請求項11】 pHの変動及びpH指示薬の解離度の
    変動を、一定時間後の該試験片の呈色を肉眼で判定する
    か、又は光学的に反射率を測定することにより検出する
    請求項10に記載の方法。
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