JP3326157B2 - 畜肉矯臭用飼料 - Google Patents
畜肉矯臭用飼料Info
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- JP3326157B2 JP3326157B2 JP2000189000A JP2000189000A JP3326157B2 JP 3326157 B2 JP3326157 B2 JP 3326157B2 JP 2000189000 A JP2000189000 A JP 2000189000A JP 2000189000 A JP2000189000 A JP 2000189000A JP 3326157 B2 JP3326157 B2 JP 3326157B2
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- JP
- Japan
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- meat
- feed
- chicken
- odor
- essential oil
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- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は畜肉矯臭用飼料、更に詳
細には鶏肉や豚肉等畜肉の独特の不快臭をマスキングす
るための畜肉矯臭用飼料に関する。
細には鶏肉や豚肉等畜肉の独特の不快臭をマスキングす
るための畜肉矯臭用飼料に関する。
【０００２】
【従来の技術】一般に、鶏肉や豚肉等の畜肉はそれぞれ
独特の肉臭を有し、これが気になる人にとっては不快感
を禁じ得ず、肉料理を敬遠する原因となっていた。
独特の肉臭を有し、これが気になる人にとっては不快感
を禁じ得ず、肉料理を敬遠する原因となっていた。
【０００３】従来斯かる畜肉臭は、各種調理法によりそ
の除去を図っていたのが実状であった。
の除去を図っていたのが実状であった。
【０００４】
【発明が解決しようする課題】然しながら、調理法によ
る畜肉臭の除去には限度があると共に、そもそも調理の
際の畜肉臭は如何ともしようがなく、畜肉臭に不快を感
じる者にとっては調理すら苦痛を伴うものであった。
る畜肉臭の除去には限度があると共に、そもそも調理の
際の畜肉臭は如何ともしようがなく、畜肉臭に不快を感
じる者にとっては調理すら苦痛を伴うものであった。
【０００５】斯かる実状に鑑み、本発明者は不快な肉臭
を感じさせることのない畜肉そのものを提供すべく種々
研究を重ねた結果、特定の天然香辛料又はその精油を飼
料と共に食肉用家畜に摂取させることにより、不快臭が
マスキングされた畜肉が得られることを見い出し、本発
明を完成した。
を感じさせることのない畜肉そのものを提供すべく種々
研究を重ねた結果、特定の天然香辛料又はその精油を飼
料と共に食肉用家畜に摂取させることにより、不快臭が
マスキングされた畜肉が得られることを見い出し、本発
明を完成した。
【０００６】
【課題を解決するための手段】すなわち、本発明は飼料
中にブラックペッパー及びその精油、あるいは該ブラッ
クペッパー及びその精油とクローブ、ジンジャー、ガー
リック、オニオン及びこれらの精油から選ばれた少なく
とも１種（ただし５種の組合せを除く）からなる畜肉矯
臭用飼料添加剤を精油の形態に換算して０．００１〜
０．０１５重量％添加することを特徴とする畜肉矯臭用
飼料である。
中にブラックペッパー及びその精油、あるいは該ブラッ
クペッパー及びその精油とクローブ、ジンジャー、ガー
リック、オニオン及びこれらの精油から選ばれた少なく
とも１種（ただし５種の組合せを除く）からなる畜肉矯
臭用飼料添加剤を精油の形態に換算して０．００１〜
０．０１５重量％添加することを特徴とする畜肉矯臭用
飼料である。
【０００７】本発明に於て使用されるブラックペッパ
ー、クローブ、ジンジャー、ガーリック、オニオンは、
そのままの形態でも使用されるが、適宜細断、擦り卸
し、擦り潰しあるいは前記植物の精油の形態でも使用す
ることができる。
ー、クローブ、ジンジャー、ガーリック、オニオンは、
そのままの形態でも使用されるが、適宜細断、擦り卸
し、擦り潰しあるいは前記植物の精油の形態でも使用す
ることができる。
【０００８】この場合、ブラックペッパー等の飼料中へ
の配合使用量は３〜５重量％とするのがマスキング効果
及び栄養バランス上好ましい。
の配合使用量は３〜５重量％とするのがマスキング効果
及び栄養バランス上好ましい。
【０００９】また、本発明に於てブラックペッパー等の
精油を用いる場合はそのまま飼料中に添加混合しても良
いが、例えばグリセリン中鎖脂肪酸エステル、大豆油、
コーン油、ナタネ油、牛脂、豚脂等の油類に添加（精油
含有量５０〜９０重量％）した後、コーンフラワー、小
麦粉、フスマ、脱脂米糠等の粉体に吸着（精油含有量５
〜１５重量％）せしめて使用するのが飼料と均一に混合
できるので好ましい。
精油を用いる場合はそのまま飼料中に添加混合しても良
いが、例えばグリセリン中鎖脂肪酸エステル、大豆油、
コーン油、ナタネ油、牛脂、豚脂等の油類に添加（精油
含有量５０〜９０重量％）した後、コーンフラワー、小
麦粉、フスマ、脱脂米糠等の粉体に吸着（精油含有量５
〜１５重量％）せしめて使用するのが飼料と均一に混合
できるので好ましい。
【００１０】この場合、例えば精油の形態であれば飼料
中への配合使用量は０．００１〜０．０１５重量％とす
るのがマスキング効果及び栄養バランス上好ましく、ま
た精油吸着粉体として使用するときは、当該精油吸着粉
体の飼料中への配合使用量は０．１〜１．０重量‰程度
とするのが好ましい。
中への配合使用量は０．００１〜０．０１５重量％とす
るのがマスキング効果及び栄養バランス上好ましく、ま
た精油吸着粉体として使用するときは、当該精油吸着粉
体の飼料中への配合使用量は０．１〜１．０重量‰程度
とするのが好ましい。
【００１１】尚、本発明に於ては更に必要に応じてタイ
ム、セージ、ローレル、オールスパイス等を配合使用す
ることができる。
ム、セージ、ローレル、オールスパイス等を配合使用す
ることができる。
【００１２】
【作用】本発明の畜肉矯臭用飼料を鶏や豚等の食肉用家
畜に少なくとも２週間摂取させれば、ブラックペッパー
等の有効成分が畜肉に移行蓄積するので、畜肉臭がマス
キングされ、不快臭のない畜肉が得られる。
畜に少なくとも２週間摂取させれば、ブラックペッパー
等の有効成分が畜肉に移行蓄積するので、畜肉臭がマス
キングされ、不快臭のない畜肉が得られる。
【００１３】
【実施例】以下実施例を挙げて本発明を更に説明する。
【００１４】実施例１ ブラックペッパー単独により飼料添加剤を調製した。こ
の飼料添加剤を後記比較例１で用いた鶏用飼料に含有量
３重量％となるように添加配合して、２１日令の鶏（チ
ャンキー）に３週間給餌し育成した。そしてこの鶏を解
体して鶏肉を得た。
の飼料添加剤を後記比較例１で用いた鶏用飼料に含有量
３重量％となるように添加配合して、２１日令の鶏（チ
ャンキー）に３週間給餌し育成した。そしてこの鶏を解
体して鶏肉を得た。
【００１５】実施例２ ブラックペッパー、クローブ、ジンジャー、ガーリック
及びオニオンの各擦り潰し物を等量混合して飼料添加剤
を調製した。この飼料添加剤を実施例１と同様にして鶏
に摂取せしめて鶏肉を得た。
及びオニオンの各擦り潰し物を等量混合して飼料添加剤
を調製した。この飼料添加剤を実施例１と同様にして鶏
に摂取せしめて鶏肉を得た。
【００１６】実施例３ ブラックペッパーオイル、クローブオイル、ジンジャー
オイル、ガーリックオイル及びオニオンオイルの等量混
合物７０ｇを、グリセリン中鎖脂肪酸エステル（炭素数
８〜１０）３０ｇに添加したものを、コーンフラワー１
０００ｇに吸着せしめて飼料添加剤を調製した。この飼
料添加剤の含有量が０．５重量‰となるように鶏用飼料
に添加配合した以外は実施例１と同様にして鶏肉を得
た。
オイル、ガーリックオイル及びオニオンオイルの等量混
合物７０ｇを、グリセリン中鎖脂肪酸エステル（炭素数
８〜１０）３０ｇに添加したものを、コーンフラワー１
０００ｇに吸着せしめて飼料添加剤を調製した。この飼
料添加剤の含有量が０．５重量‰となるように鶏用飼料
に添加配合した以外は実施例１と同様にして鶏肉を得
た。
【００１７】比較例１ 下記組成より成る鶏用飼料を鶏に給餌し、実施例１と同
様にして鶏肉を得た。 組成分 配合量（‰） トウモロコシ ５００ マイロ ２００ 大豆粕 １４０ ナタネ粕 ４０ 魚粉 ３０ チキンミール ３０ イエローグリース ４０ 炭酸カルシウム ７ 第３リン酸カルシウム ５ 食塩 ２ ビタミン・ミネラルミックス ６
様にして鶏肉を得た。 組成分 配合量（‰） トウモロコシ ５００ マイロ ２００ 大豆粕 １４０ ナタネ粕 ４０ 魚粉 ３０ チキンミール ３０ イエローグリース ４０ 炭酸カルシウム ７ 第３リン酸カルシウム ５ 食塩 ２ ビタミン・ミネラルミックス ６
【００１８】比較例２ 比較例１で用いた鶏用飼料にナツメグを３重量％添加配
合した以外は比較例１と同様にして鶏肉を得た。
合した以外は比較例１と同様にして鶏肉を得た。
【００１９】比較例３ 比較例１で用いた鶏用飼料にシナモンを３重量％添加配
合した以外は比較例１と同様にして鶏肉を得た。
合した以外は比較例１と同様にして鶏肉を得た。
【００２０】試験例１ 実施例１〜３及び比較例１〜３で得られた鶏肉の肉臭に
つき、１０名のパネルにより比較試験を行なった結果は
下表の通りであった。
つき、１０名のパネルにより比較試験を行なった結果は
下表の通りであった。
【００２１】
【表１】
【００２２】
【発明の効果】本発明によれば、不快な畜肉臭を感じさ
せない畜肉を提供することができるので、肉臭の故に肉
料理の調理や喫食を敬遠していた人々の福音となるもの
である。
せない畜肉を提供することができるので、肉臭の故に肉
料理の調理や喫食を敬遠していた人々の福音となるもの
である。
Claims (1)
- 【請求項１】 飼料中にブラックペッパー及びその精
油、あるいは該ブラックペッパー及びその精油とクロー
ブ、ジンジャー、ガーリック、オニオン及びこれらの精
油から選ばれた少なくとも１種（ただし５種の組合せを
除く）からなる畜肉矯臭用飼料添加剤を精油の形態に換
算して０．００１〜０．０１５重量％添加することを特
徴とする畜肉矯臭用飼料。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2000189000A JP3326157B2 (ja) | 1992-03-31 | 2000-06-23 | 畜肉矯臭用飼料 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2000189000A JP3326157B2 (ja) | 1992-03-31 | 2000-06-23 | 畜肉矯臭用飼料 |
Related Parent Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4076979A Division JPH05276878A (ja) | 1992-03-31 | 1992-03-31 | 畜肉矯臭用飼料添加剤 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2001017092A JP2001017092A (ja) | 2001-01-23 |
| JP3326157B2 true JP3326157B2 (ja) | 2002-09-17 |
Family
ID=18688696
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2000189000A Expired - Lifetime JP3326157B2 (ja) | 1992-03-31 | 2000-06-23 | 畜肉矯臭用飼料 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3326157B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN100333658C (zh) * | 2004-06-29 | 2007-08-29 | 韩克朴 | 龟鳖饲料及制备方法 |
| JP5463526B2 (ja) * | 2008-03-21 | 2014-04-09 | 国立大学法人東京海洋大学 | 健康機能成分を吸着・濃縮した乾燥脱脂穀類糠、該糠から調製した健康機能成分の濃縮物、及びそれらの製造方法 |
| ES2386474B1 (es) | 2011-01-21 | 2013-07-09 | Norel, Sa | Aditivos para alimentación animal. |
-
2000
- 2000-06-23 JP JP2000189000A patent/JP3326157B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP2001017092A (ja) | 2001-01-23 |
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