JP3324483B2 - 検査装置 - Google Patents

検査装置

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JP3324483B2
JP3324483B2 JP35037197A JP35037197A JP3324483B2 JP 3324483 B2 JP3324483 B2 JP 3324483B2 JP 35037197 A JP35037197 A JP 35037197A JP 35037197 A JP35037197 A JP 35037197A JP 3324483 B2 JP3324483 B2 JP 3324483B2
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    • G01MEASURING; TESTING
    • G01NINVESTIGATING OR ANALYSING MATERIALS BY DETERMINING THEIR CHEMICAL OR PHYSICAL PROPERTIES
    • G01N2291/00Indexing codes associated with group G01N29/00
    • G01N2291/04Wave modes and trajectories
    • G01N2291/044Internal reflections (echoes), e.g. on walls or defects

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  • Investigating Or Analyzing Materials By The Use Of Ultrasonic Waves (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、回転せずに直進
搬送される管状あるいは丸棒状の試験体の周囲を回転す
る超音波探触子により、スパイラル状に探傷を行う検査
装置に係り、特に超音波探触子と試験体との距離が任意
に設定できる検査装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図8、9は例えば特開平8−50117
号公報に示された従来の検査装置を示す図である。図8
は試験体搬送方向での断面図、図9は試験体搬送方向か
ら見た別の断面図である。図において1は管状あるいは
丸棒状の試験体、2は試験体1の周囲に配置された超音
波探触子、3は超音波探触子2を搭載するプレート、4
はプレート3を支持しているシリンダ、5はシリンダ4
が挿入されている円筒体、6は搬送方向Aに対して円筒
体5の試験体1入口側に設けられた第一のフランジ、7
は円筒体5の出口側に設けられた第二のフランジ、8は
第一のフランジ6及び第二のフランジ7に設けられ、試
験体1の外周に内接する堰、9は堰8を第一のフランジ
6に固定する第一のカバー、10は堰8を第二のフラン
ジ7に固定する第二のカバー、11は試験体1と円筒体
5と堰8とによって囲まれている超音波媒質、12は超
音波媒質11を送り込む導入口である。13はシリンダ
4を支持する支持部材、14は円筒体5の中心からの距
離が連続的に変化する第一の溝、15は第一の溝14を
有し、支持部材13をスライド支持する試験体1の搬送
方向Aに対して入口側に設けられた第一の回転板、16
は出口側に設けられた第二の回転板、17は第一の回転
板15と第二の回転板16を連結するシャフト、18は
第一の回転板15と第二の回転板16をスライドガイド
する支持リング、19は第一のカバー9に取り付けられ
たチェーン、20は第一のフランジ6に取り付けられ、
チェーン19と噛み合うスプロケットである。21は円
筒体5に挿入され、シリンダ4が通過可能な内径を有
し、かつ内面に螺子部を有するハウジング、22はハウ
ジング21の螺子部に勘合され、シリンダ4を固定する
ボルト、23はハウジング21の側面にきられ、シリン
ダ4を見ることのできるスリット、24はスリット23
の横に設けられたスケール、25は超音波探触子2ない
しスケール24を転動させる回転機である。
【0003】次に、動作について説明する。回転機25
の転動により試験体1の周囲を回転する超音波探触子2
は、試験体1が搬送方向Aにて搬送され、円筒体5の両
端に設けられた堰8に接すると、導入口12から導かれ
た超音波媒質11を介して試験体1に超音波を伝播し、
これにより探傷検査する。ところで試験体1の外径が変
わり、試験体1と超音波探触子2の距離設定を変更する
場合は、ボルト24を緩めシリンダ4の動きを自由にす
る。そしてスプロケット20を回転させることによりそ
の力がチェーン19、第一のカバー9、第一の回転板1
5及び第二の回転板16、支持部材13を介してシリン
ダ4に伝わり、超音波探触子2が円筒体5の放射方向に
移動する。さらにハウジング21の側面にきられたスリ
ット23からシリンダ4を見て、同じくスリット23の
横に設けられたスケール24と第一のシリンダ4の位置
を合わせることにより試験体1と超音波探触子2の間に
所定の距離を得ることができる。以上の作業が終了後、
緩めておいたボルト24を締め込み、設定が完了とな
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来の検査装置は以上
のように構成されているので、次のような課題があっ
た。試験体1の外径が変わった場合、試験体1と超音波
探触子2の間に健全な超音波媒質11を保持する必要が
ある為、ボルト22を緩めシリンダ4の動きを自由に
し、スプロケット20を回転させることによりその力が
チェーン19、第一のカバー9、第一の回転板15及び
第二の回転板16、支持部材13を介してシリンダ4に
伝わり、超音波探触子2が円筒体5の放射方向に移動で
きるが、第一のフランジ6と第一のカバー9の摺動面、
第一の回転板15と支持リングの摺動面及び第二の回転
板16と支持リングの摺動面、支持部材13と第一の溝
14の摺動面の各摺動面面積が大きい為に、試験体1に
付着したスケールなどの異物や超音波媒質11に混入し
たスラッジなどの異物の侵入で、摺動が円滑に行われ
ず、スプロケット20が回転しずらくなり、頻繁にメン
テナンスを行う必要が生じていた。又、特に試験体1と
超音波探触子2の間の距離精度を必要とする小径での試
験体1の探傷検査では、スプロケット20の回転で連動
する複数の支持部材13外径と第一の溝14幅との隙間
によって、試験体1と超音波探触子2の間の距離にばら
つきが生じ、探傷精度を悪化していた。さらには、試験
体1の外径が変わった場合の堰8の交換作業は、搬送方
向Aに対して入口側の第一のカバー9と出口側の第二の
カバー10を取り外し、堰8を交換した後、再度出口側
の第二のカバー10から入口側の第一のカバー9を取り
付けるという手間のかかる作業があった。上記で挙げた
課題は、試験体1の外径がたびたび変わる場合には探傷
検査の効率が下がり、ひいては生産効率の低下を招くと
いう問題があった。
【0005】この発明は上記のような課題を解決するた
めになされたもので、試験体1と超音波探触子2との間
に、所定の距離が短時間で容易に、そして任意の距離に
設定でき、メンテナンスフリーの計算装置を得ることを
目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】第1の発明に係わる検査
装置は、円筒体に固定され、ナットが挿入可能な内径を
有するハウジングと、このハウジングに保持され、螺子
部を内面に有するナットと、このナットの螺子部に嵌合
可能な螺子部を外面に有するシリンダと、このシリンダ
にて支持されるプレート上にシリンダの可動軸と平行に
固着する案内棒と、ハウジング内側に挿入されるナット
を押え込む支持金具と、支持金具内側にプレート側から
挿入される第一のシール材と、円筒体の案内棒通過穴に
プレート側から挿入される第二のシール材を備えたもの
である。
【0007】また、第2の発明に係わる検査装置は、ナ
ット上に取り付く第一の歯車と、この第一の歯車に回転
を与える第二の歯車と、この第二の歯車が先端に取り付
くモーターと、このモーターを脱着可能にし、円筒体に
固着する第一の金具を備えたものである。
【0008】また、第3の発明に係わる検査装置は、第
一の歯車の回転を受ける第三の歯車と、この第三の歯車
を一端に固着する第一の軸と、この第一の軸の他端に固
着する自在継手と、第一の軸に固着する自在継手を一端
に連結し、他端には他の第一の軸に固着する自在継手を
連結する連結棒と、第一の軸を回動自由に支持し、円筒
体に取り付く第二の金具を備えたものである。
【0009】また、第4の発明に係わる検査装置は、第
一の歯車の回転を受ける第三の歯車と、この第三の歯車
を一端に固着する第二の軸と、一端がこの第二の軸の他
端に連結し、他端が他の第二の軸の他端に連結するフレ
キシブル部材と、第二の軸を回動自由に支持し、円筒体
に取り付く第三の金具を備えたものである。
【0010】また、第5の発明に係わる検査装置は、超
音波探触子の一方に隣接して設置される距離センサと、
対向する他方の超音波探触子に隣接して設置され、上記
距離センサの信号送受信軸に垂直な反射面を有する反射
板を備えたものである。
【0011】また、第6の発明に係わる検査装置は、第
一のフランジに脱着可能な外径を有する第一の堰結合板
と、第一のフランジ内径に通過可能な外径を有する第二
の堰結合板と、第一の堰結合板と、第二の堰結合板を固
着支持する複数の堰連結部材を備えたものである。
【0012】
【発明の実施の形態】実施の形態1.以下、この発明の
実施の形態を図によって説明する。図1は、この発明の
一形態を示す試験体1の搬送方向における断面図、図2
は試験体1の搬送方向Aから見た正面図であり、図8及
び図9と同一または相当部分は同一符号を付し、その説
明は省略する。4は一端がプレート3に固定され、他端
は外面に螺子部を有するシリンダ、26はシリンダ4の
螺子部と嵌合可能な螺子部を内面に有するナット、21
はナット26が挿入可能な内径を有し、ナット26を保
持するハウジング、27はプレート3上にシリンダ4の
可動軸と平行に一端が固着する案内棒、5はシリンダ4
と案内棒27を挿入すると共に、ハウジング21が固定
される円筒体、28はシリンダ4並びに案内棒27の可
動軸と平行に目盛が位置し、円筒体5に固着するスケー
ル板、29はスケール板28の目盛に近接し、案内棒2
7に固着するカーソル板、30はナット26外面とハウ
ジング21内面の間に挟み込まれ、ナット26の遠心力
による突出防止とラジアル方向の摺動を促進する第一の
軸受、31はナット26の下面に位置し、シリンダ4の
スラスト方向の摺動と、ナット26のラジアル方向の摺
動を促進する第二の軸受、32はハウジング21内側に
挿入される第一の軸受30、ナット26、第二の軸受3
1を押え込む支持金具、33は円筒体5に固着され、案
内棒27のスラスト方向の摺動を促進する第三の軸受、
34は支持金具32内側にプレート3側から挿入される
第一のシール材、35は円筒体5の案内棒27通過穴に
プレート3側から挿入される第二のシール材、36はナ
ット26の回り止めとしてナット26とハウジング21
を固定する締結部品である。本実施の形態の場合、上述
した構成は90゜ピッチの4連構造となっているが、何
連であっても差し支えない。
【0013】次に、動作について説明する。試験体1の
外径が変わった場合、締結部品36を緩めナット26の
頭部を回転させると、螺子部で嵌合するシリンダ4とプ
レート3と超音波探触子2を軸方向に移動させ、試験体
1と超音波探触子2の間を所定の距離に設定できる。こ
の時、案内棒27は、ナット26が回転した時にシリン
ダ4の共回りにより、超音波探触子2の回転位置ずれを
防ぐ働きがあり、案内棒27に固着するカーソル板29
が示すスケール板28上の目盛により、試験体1と超音
波探触子2の間の距離が認識できる。以上の設定が終え
た後、締結部品36を締め込み、ナット26の回転を防
止する。この構造において、試験体1に付着したスケー
ルなどの異物や超音波媒質11に混入したスラッジなど
の異物は、第一のシール材34及び第二のシール材35
によって侵入せず、シリンダ4とナット26の螺子部摺
動面、第一の軸受30、第二の軸受31及び第三の軸受
33の摺動面が円滑に摺動できる。尚、上述したカーソ
ル板28とスケール板29の構造は、板に限定しない。
【0014】実施の形態2.図3は、この発明の一形態
を示す試験体1の搬送方向Aから見た断面図であり、図
1、2及び図8、9と同一または相当部分は同一符号を
付し、その説明は省略する。37はナット26上に取り
付く第一の歯車、38は第一の歯車37に回転を与える
第二の歯車、39は第二の歯車38が先端に取り付くモ
ーター、40はモーター39を脱着可能にし、円筒体5
に固着する第一の金具である。本実施の形態の場合、上
述した構成は一連構成としたが、複数連構成の場合も各
連同様の構成とするか、あるいはモーター39のみを共
用してもよい。
【0015】次に、動作について説明する。試験体1の
外径が変わった場合、第二の歯車38を先端に取り付け
たモーター39を第一の金具40に固定し、モーター3
9を回転させると、第一の歯車37を介しナット26が
回転し、実施の形態1と同様に、試験体1と超音波探触
子2の間を所定の距離に設定できる。
【0016】実施の形態3.図4は、この発明の一形態
を示す試験体1の搬送方向Aから見た断面図であり、図
1から図3及び図8、9と同一または相当部分は同一符
号を付し、その説明は省略する。超音波探触子2が複数
構成の検査装置において、41は第一の歯車37の回転
を受ける第三の歯車、42は第三の歯車41を一端に固
着する第一の軸、43は第一の軸42の他端に固着する
自在継手、44は第一の軸42に固着する自在継手43
を一端に有し、他端には他の第一の軸42に固着する自
在継手43を有する連結棒、45は第一の軸42を回動
自由に支持し、円筒体5に取り付く第二の金具である。
本実施の形態の場合、上述した構成は90゜ピッチの2
連構造間で説明したが、何連あっても差し支えない。
尚、上述した自在継手43の構造は、他の変向機構とし
ても問題無い。
【0017】次に、動作について説明する。試験体1の
外径が変わった場合、第二の歯車38を先端に取り付け
たモーター39の回転によって、実施の形態2の様に超
音波探触子2の昇降を行うが、第一の歯車37の回転を
受ける第三の歯車41を一端に固着する第一の軸42の
回転は、第一の軸42の他端に有する自在継手43が回
転軸の角度を変向させ、その回転を連結棒44に伝達す
る。さらに、連結棒44の回転は、他の第一の軸42の
他端に有する自在継手43が回転軸の角度を変向させ、
その回転を他の第一の軸42、他の第三の歯車41から
他の第一の歯車37へと伝達し、他のナット26が回転
して、実施の形態1と同様に、試験体1と複数の超音波
探触子2の間の距離を、同期をとりながら設定できる。
図4において、第一の歯車37ヘの回転力は、手動でナ
ット26を回転することでも可能であるが、実際この操
作は、実施の形態2との協働により、作業効率が上げら
れることは言うまでもない。
【0018】実施の形態4.図5は、この発明の一形態
を示す試験体1の搬送方向Aから見た断面図であり、図
1から図4及び図8、9と同一または相当部分は同一符
号を付し、その説明は省略する。超音波探触子2が複数
構成の検査装置において、46は第一の歯車37の回転
を受ける第三の歯車41を一端に固着する第二の軸、4
7は一端がこの第二の軸46の他端側に連結し、他端が
別の第二の軸46の他端側1に連結するフレキシブル部
材、48は第二の軸46を回動自由に支持し、円筒体5
に取り付く第三の金具である。本実施の形態の場合、上
述した構成は90゜ピッチの2連構造間で説明したが、
何連あっても差し支えない。
【0019】次に、動作について説明する。試験体1の
外径が変わった場合、第二の歯車38を先端に取り付け
たモーター39の回転によって、実施の形態2の様に超
音波探触子2の昇降を行うが、第一の歯車37の回転を
受ける第三の歯車41を一端に固着する第二の軸46
が、他端に連結するフレキシブル部材47ヘと回転力を
伝達する。さらに、フレキシブル部材47の回転力を他
の第二の軸46を介して他の第三の歯車41から他の第
一の歯車37ヘと伝達し、他のナット26が回転して、
実施の形態1と同様に、試験体1と複数の超音波探触子
2の間の距離を、同期をとりながら設定できる。図5に
おいて、第一の歯車37への回転力は、手動でナット2
6を回転することでも可能であるが、実際この操作は、
実施の形態2との協働により、作業効率が上げられるこ
とは言うまでもない。
【0020】実施の形態5.図6は、この発明の一形態
を示す試験体1の搬送方向Aから見た断面図であり、図
1から図5及び図8、9と同一または相当部分は同一符
号を付し、その説明は省略する。超音波探触子2が複数
構成の検査装置において、49aは鉛直方向で対向する
超音波探触子2の一方に隣接して設置される第一の距離
センサ、50aは第一の距離センサ49aから送受信さ
れる第一の信号、51aは鉛直方向で対向する他方の超
音波探触子2に隣接して設置され、第一の信号50aの
送受信軸に垂直な反射面を有する第一の反射板、49b
は水平方向で対向する超音波探触子2の一方に隣接して
設置される第二の距離センサ、50bは第二の距離セン
サ49bから送受信される第二の信号、51bは水平方
向で対向する他方の超音波探触子2に隣接して設置さ
れ、第二の信号50bの送受信軸に垂直な反射面を有す
る第二の反射板、52は上端が回転機25に固定され、
回転機25の鉛直方向可動を可能にする昇降装置、53
は昇降装置52の下端が固定される台車、54は台車5
3の水平方向可動を可能にするスライド装置である。
尚、対向する第一の距離センサ49aの送受信原点と第
一の反射板51aの反射面、及び第二の距離センサ49
bの送受信原点と第二の反射板51bの反射面は、各々
の対向する超音波探触子2の原点からの高さ寸法が同一
である。本実施の形態の場合、上述した構成は90゜ピ
ッチの4連構造となっているが、超音波探触子2が対向
さえしていれば何連であっても差し支えない。
【0021】次に、動作について説明する。第一の距離
センサ49aから送信された第一の信号50aは、第一
の反射板51aに反射して再び第一の距離センサ49a
ヘと受信され、船直方向で対向する超音波探触子2の間
の距離が検出できる。同様に、第二の距離センサ49
b、第二の信号50b、第二の反射板51bとの協働に
より、水平方向で対向する超音波探触子2の間の距離が
検出できる。本来、第一の距離センサ49aで検出され
た距離の中心と第二の距離センサ49bで検出された距
離の中心位置に、試験体1の中心が位置すベきである
が、中心位置ずれが発生した場合、試験体1と第一の距
離センサ49a、第二の距離センサ49bとの相対位置
から演算手段で算出された試験体1中心と第一の距離セ
ンサ49aで検出された距離の中心までの変位量δV、
試験体1中心と第二の距離センサ49bで検出された距
離の中心までの変位量δHを、昇降装置52の矢印Bあ
るいは矢印C方向の鉛直可動と、スライド装置54の矢
印Dあるいは矢印E方向の水平可動により補正すること
ができ、試験体1から複数の超音波探触子2までの距離
のばらつきがなくなり、精度の高い探傷検査が可能とな
る。
【0022】実施の形態6.図7は、この発明の一形態
を示す試験体1の搬送方向Aにおける断面図であり、図
1から図6及び図8、9と同一または相当部分は同一符
号を付し、その説明は省略する。55は第一のフランジ
6に脱着可能な外径を有する第一の堰結合板、56は第
一のフランジ6の内径に通過可能な外径を有する第二の
堰結合板、57は第一の堰結合板55と第二の堰結合板
56を固着支持する複数の堰連結部材である。
【0023】次に、動作について説明する。試験体1の
外径が変わった場合、複数の堰連結部材57に固着支持
された第一の堰結合板55、第二の堰結合板56に、径
替え前の堰8を第一のカバー9、第二のカバー10で組
み込まれた構造物を、第一のフランジ6と第一の堰結合
板55の固定面から取り外し、他の複数の堰連結部材5
7に固着支持された他の第一の堰結合板55、他の第二
の堰結合板56に、径替え後の他の堰8を他の第一のカ
バー9、他の第二のカバー10で組み込んだ他の構造物
を、第一のフランジ6と他の第一の堰結合板55の固定
面で取り付けることができる。本実施の形態の場合、堰
8、第一のカバー9、第二のカバー10、第一の堰結合
板55、第二の堰結合板56、複数の堰連結部材57に
て構成する構造物を、試験体1の外径に準じて用意すれ
ば、第一のフランジ6と第一の堰結合板55の固定面の
みの脱着で堰8の交換作業が短時間で容易に行うことが
可能となる。さらには、第一の堰結合板55の試験体1
の搬送方向A側に、試験体1の外径を刻印等により表示
することで、交換する堰8の物品管理が容易になる。
【0024】
【発明の効果】以上説明したように、この発明の検査装
置によれば、超音波探触子の昇降を行うシリンダ、ナッ
ト、ハウジングと、第一のシール材、第二のシール材と
の協働により、試験体と超音波探触子との距離設定が短
時間で容易に行え、試験体に付着したスケールなどの異
物や超音波媒質に混入したスラッジなどの異物が摺動面
に侵入することなく、拡縮の摺動が円滑に行え、メンテ
ナンスフリーの探傷検査が行えるという効果がある。
【0025】また、この発明の検査装置によれば、ナッ
ト上に取り付く第一の歯車と第二の歯車が先端に取り付
くモーターとの協働により、試験体と超音波探触子との
距離設定が自動化でき、さらに短時間で容易に行えると
いう効果がある。
【0026】また、この発明の検査装置によれば、第一
の歯車の回転力を他の第一の歯車に伝達する第三の歯
車、第一の軸、自在継手、連結棒の協働により、試験体
と複数の超音波探触子との距離設定が自動化でき、昇降
の同期がとれ、さらに短時間で容易に行えるという効果
がある。
【0027】また、この発明の検査装置によれば、第一
の歯車の回転力を他の第一の歯車に伝達する第三の歯
車、第二の軸、フレキシブル部材の協働により、試験体
と複数の超音波探触子との距離設定が自動化でき、昇降
の同期がとれ、さらに短時間で容易に行えると共に、フ
レキシブル部材を用いることで構造上の空間を有効に利
用できるという効果がある。
【0028】また、この発明の検査装置によれば、対向
する超音波探触子に近接して設置される距離センサと反
射板の協働により、試験体から複数の超音波探触子まで
の距離のばらつきを補正でき、精度の高い探傷検査が行
えるという効果がある。
【0029】また、この発明の検査装置によれば、第一
の堰結合板、第二の堰結合板、堰連結部材の協働によ
り、試験体と超音波探触子との距離設定における堰の交
換作業が短時間で容易に行え、さらには、交換する堰の
物品管理が容易になるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1を示す断面図であ
る。
【図2】 この発明の実施の形態1を示す正面図であ
る。
【図3】 この発明の実施の形態2を示す断面図であ
る。
【図4】 この発明の実施の形態3を示す断面図であ
る。
【図5】 この発明の実施の形態4を示す断面図であ
る。
【図6】 この発明の実施の形態5を示す断面図であ
る。
【図7】 この発明の実施の形態6を示す断面図であ
る。
【図8】 従来の検査装置を示す断面図である。
【図9】 従来の検査装置を示す断面図である。
【符号の説明】
4 シリンダ、5 円筒体、21 ハウジング、26
ナット、27 案内棒、32 支持金具、34 第一の
シール材、35 第二のシール材、37 第一の歯車、
38 第二の歯車、39 モーター、40 第一の金
具、41 第三の歯車、42 第一の軸、43 自在継
手、44 連結棒、45 第二の金具、46 第二の
軸、47 フレキシブル部材、48 第三の金具、49
a 第一の距離センサ、49b 第二の距離センサ、5
1a 第一の反射板、51b 第二の反射板、55 第
一の堰結合板、56 第二の堰結合板、57 堰連結部
材。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平8−50117(JP,A) 特開 平7−92146(JP,A) 特開 昭60−233544(JP,A) 実開 昭63−62759(JP,U) 実開 平1−84059(JP,U) 実開 昭58−79256(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G01N 29/00 - 29/28 G01N 27/72 - 27/90 JICSTファイル(JOIS)

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転せずに直進搬送される管状あるいは
    丸棒状の試験体の欠陥の検出を行う検査装置において、
    試験体の周囲を回転する超音波探触子と、この超音波探
    触子をプレートを介して支持し、外面に螺子部を有する
    シリンダと、このシリンダの螺子部と嵌合可能な螺子部
    を内面に有し、回動することによリシリンダを昇降てき
    るナットと、このナットが挿入可能な内径を有し、ナッ
    トを保持するハウジングと、上記プレート上にシリンダ
    の可動軸と平行に一端が固着され、上記超音波探触子の
    回転位置ずれを防止する案内棒と、上記ハウジング及び
    案内棒を挿入可能とし、かつ上記ハウジングが固定され
    る円筒体と、上記ハウジング内側に挿入されるナットを
    押え込む支持金具と、この支持金具内側に上記プレート
    側から挿入される第一のシール材と、上記円筒体の案内
    棒通過穴に上記プレート側から挿入される第二のシール
    材とで構成したことを特徴とする検査装置。
  2. 【請求項2】 上記ナット上に取り付き、ナットと同一
    に回転する第一の歯車と、この第一の歯車に回転を与え
    る第二の歯車と、この第二の歯車が先端に取り付くモー
    ターと、このモーターを脱着可能にし、上記円筒体に固
    着する第一の金具で構成したことを特徴とする請求項1
    記載の検査装置。
  3. 【請求項3】 上記超音波探触子が複数構成の検査装置
    であって、上記ナットを回転した場合、上記第一の歯車
    の回転を受ける第三の歯車と、この第三の歯車を一端に
    固着する第一の軸と、この第一の軸の他端に固着し、回
    転軸の角度を変向する自在継手と、上記第一の軸に固着
    する自在継手を一端に連結し、他端には他の第一の軸に
    固着する自在継手を連結しており、第一の軸の回転を他
    の第一の軸に伝達する連結棒と、上記第一の軸を回動自
    由に支持し、上記円筒体に取り付く第二の金具とで構成
    したことを特徴とする請求項2記載の検査装置。
  4. 【請求項4】 上記超音波探触子が複数構成の検査装置
    であって、上記ナットを回転した場合、上記第一の歯車
    の回転を受ける第三の歯車を一端に固着する第二の軸
    と、一端がこの第二の軸の他端側に連結し、他端が他の
    第二の軸の他端側に連結しており、第二の軸の回転を他
    の第二の軸に伝達するフレキシブル部材と、上記第二の
    軸を回動自由に支持し、上記円筒体に取り付く第三の金
    具とで構成したことを特徴とする請求項2記載の検査装
    置。
  5. 【請求項5】 上記超音波探触子が複数構成の検査装置
    であって、超音波探触子の一方に隣接して設置される距
    離センサと、対向する他方の超音波探触子に隣接して設
    置され、上記距離センサの信号送受信軸に垂直な反射面
    を有し、上記距離センサからの距離認識を可能にする反
    射板で構成したことを特徴とする請求項1記載の検査装
    置。
  6. 【請求項6】 上記円筒体の試験体搬送方向入口側に設
    けられた第一のフランジに脱着可能な外径を有する第一
    の堰結合板と、上記第一のフランジ内径に通過可能な外
    径を有する第二の堰結合板と、この第二の堰結合板と上
    記第一の堰結合板を固着支持する複数の堰連結部材で構
    成したことを特徴とする請求項1記載の検査装置。
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