JP3323886B2 - 液晶表示装置及びその欠陥修正方法 - Google Patents
液晶表示装置及びその欠陥修正方法Info
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Description
形などを表示する液晶表示装置及びその欠陥修正方法に
関するものである。
可能で、小型、薄型のフラットパネルディスプレイとし
て昨今では多岐の商品にわたって応用され、市販されて
いる。このような液晶表示装置としてマトリックス型液
晶表示装置が知られている。マトリックス型液晶表示装
置は、マトリックス状に配列された絵素それぞれに独立
に駆動電圧を印加することにより液晶の光学特性が変化
し、画像や文字が表示されるものである。なかでもアク
ティブマトリックス駆動方式は、各絵素にTFT、MI
Mなどのスイッチング素子を取り付けることにより高コ
ントラスト、高速応答などの高画質表示を可能にしてい
る。
いた液晶パネルは種々の薄膜処理を繰り返して作成され
るため、場合によっては正常な動作を行わない欠陥スイ
ッチング素子を生じ、液晶を駆動することができず欠陥
絵素として認識される。特にノーマリーホワイトモード
において絵素電極に電圧を印加することができない場合
は、絵素は常に光を透過する輝点となり表示品位を著し
く低下させる。またスイッチング素子の不良以外に、絵
素電極や配向膜が破れている場合なども輝点の原因とな
る。
品質の向上を計るための手段が特開昭60−24363
5号公報に開示されている。すなわち、同公報には、欠
陥絵素の修正方法として、絵素欠陥部にレーザービーム
を照射し配向膜や絵素電極を焼き、液晶に対する配向規
制力をなくし駆動時と非点灯時の中間状態にする方法が
提案されている。
うな修正方法にも問題点があり、検討の余地がある。す
なわち、上述したような欠点修正方法では、配向膜や絵
素電極を焼く程のパワーのレーザービームを照射するた
め、欠点絵素周辺の他の絵素にも悪影響を及ぼしてしま
う。
表示装置における欠陥絵素を、他の絵素に影響をおよぼ
すことなく修正することを可能とした液晶表示装置及び
その欠陥修正方法を提供することにある。
は、一対の透明基板間に液晶が封入され、表示用の絵素
がマトリクス状に配列された液晶表示装置において、欠
陥絵素における配向膜が、正常な絵素における配向膜の
ラビング方向とは異なる1方向に液晶を配向させている
ことを特徴としている。
法は、一対の透明基板間に液晶が封入され、表示用の絵
素がマトリクス状に配列された液晶表示装置の欠陥修正
方法において、欠陥絵素における配向膜に、溝方向調整
手段を介してレーザービームを照射することにより、正
常な絵素における配向膜のラビング方向とは異なる1方
向に液晶を配向させることを特徴としている。
異なる方向が直角方向であること、また、溝方向調整手
段がスリットパターンであるかもしくはブレーズド格子
であることは、いずれも有効である。
に、ラビング方向と異なる方向に微細な溝を作り、液晶
の配向方向を変えることにより欠陥修正を行うものであ
る。また、レーザービームをスリットパターンを介して
配向膜に照射することにより、配向膜に微細な溝を作る
ことを行なうものである。
を介したレーザービームにより欠陥絵素における配向膜
に本来のラビング処理により作った溝の方向と異なる方
向に溝を作り変えることになり、液晶分子は新たに作っ
た溝に沿って配向するようになる。よって一方の配向膜
にラビング方向に対して垂直方向の溝を作ると、相対す
る配向膜の溝の方向が同一方向となり、液晶分子の配列
のねじれがなくなる。従って液晶分子の旋光性がなくな
り、入射光側偏光板と出射光側偏光板の偏光軸が直交し
ているため絵素は光を遮蔽するようになり、輝点絵素が
修正される。
面を参照しながら詳細に説明する。
欠陥修正方法の第1の実施例を示す模式図である。同図
において、1はレーザー光源であり、2は溝方向調整手
段としてのスリットパターン、3は紫外線反射ミラー、
7はレーザービームであって、修正すべき液晶パネル5
は載置台6上にセットされ、レンズ4を経てレーザービ
ーム7により修正されるよう構成されている。この場
合、本実施例においては、レーザー光源1としてエキシ
マレーザーを用いる。
ザーとして最も短いため、加工精度が高く形状精度が損
なわれることがない。また、レーザービームが液晶パネ
ルガラス面を透過する必要があるため、レーザーの封入
ガスとしてガラス面を透過する発振波長351nmのX
eFを用いる。このようにして、エキシマレーザー発振
器であるレーザー光源1から出射されたレーザービーム
7はスリットパターン2を通り、紫外線反射ミラー3で
反射された後、レンズ4を経て載置台6上にセットされ
た液晶パネル5の輝点絵素における片側の配向膜8(図
2参照)に集光されて照射される。
ン2の方向と液晶パネル5の片側の配向膜8のラビング
方向との方向関係を示す説明図である。
方向9と配向膜8のラビング方向10とは直角になるよ
うに配置されている。このように配置されたスリットの
作用により、レーザービームのスポットが配向膜のラビ
ング方向と直角な方向に分割され、配向膜8に本来のラ
ビング処理によって作った溝の方向と直角な方向に数1
00nm程度の新たな溝を作る。よって相対する配向膜
8の溝の方向が同一方向となる。
成による絵素における液晶分子の配向の状態について、
修正前と修正後とについて図3ならびに図4に夫々模式
図として示す。これらの図に見られるように、相対する
配向膜8の溝の方向と同一とすることにより、図3のよ
うな液晶分子11の配列が90度ねじれた状態から、図
4のような液晶分子11のねじれをなくした状態にする
ことができる。すなわち液晶分子11の旋光性がなくな
り入射光側偏光板13と出射光側偏光板14の偏光軸1
5,16が直交していることにより透過光12が遮蔽さ
れ、輝点絵素を修正することができる。なお、この場
合、レーザーにより溝を作る配向膜は上下どちらでも構
わない。
の欠陥修正方法の第2の実施例であって、溝方向調整手
段としてブレーズド格子17を使用する場合の配向膜8
のラビング方向10との方向関係を示す説明図である。
同図において、18はブレーズド格子17の溝の方向を
示し、7はレーザービームを示すものであり、前述の図
2におけるスリットパターン2に代えて、ブレーズド格
子17を用いた以外は、図2の場合のスリットパターン
2と同様にブレーズド格子17により、レーザービーム
のスポットが分割され配向膜に微細な溝を作ることがで
きる。
置の欠陥修正方法の第3の実施例を示すものである。こ
の実施例3においては先の実施例1におけるスリットの
溝の方向10が、配向膜のラビング方向9に対し直角以
外の任意の方向となるように配置されている。直角以外
の方向に配置されたスリット2を介してレーザービーム
を照射することにより、配向膜8に本来のラビング処理
によって作られた溝の方向に対して直角以外の方向に新
たな溝を作る。直角以外の方向に溝を作ることにより液
晶分子の配向のねじれ角が加減され、修正絵素を輝点と
黒点の中間調とすることができる。
リットの溝の方向を配向膜の方向に対し直角に近づける
程修正絵素を黒点に近づけることができ、平行に近づけ
るほど輝点に近づけることができる。すなわちスリット
の溝の方向を調節することにより絵素を任意の中間調と
することができる。
態様においては、スリット2の幅を調節することにより
レーザーのエネルギー量を加減することができる。
発明によれば、スリットパターンもしくはブレーズド格
子などの溝方向調整手段を介して配向膜にレーザービー
ムを照射するものであるため、照射面におけるレーザー
ビームのエネルギーは少ないので、他の絵素に影響をお
よぼすことなく欠陥絵素のみを修正することが可能とな
る。
1実施例を示す模式図である。
ルの片側の配向膜のラビング方向との方向関係を示す説
明図である。
式図である。
式図である。
2実施例におけるブレーズド格子と配向膜のラビング方
向との方向関係を示す説明図である。
3実施例におけるスリットパターン方向と配向膜のラビ
ング方向との方向関係を示す説明図である。
Claims (2)
- 【請求項1】 一対の透明基板間に液晶が封入され、表
示用の絵素がマトリクス状に配列された液晶表示装置に
おいて、 欠陥絵素における配向膜が、正常な絵素における配向膜
のラビング方向とは異なる1方向に液晶を配向させてい
ることを特徴とする液晶表示装置。 - 【請求項2】 一対の透明基板間に液晶が封入され、表
示用の絵素がマトリクス状に配列された液晶表示装置の
欠陥修正方法において、 欠陥絵素における配向膜に、溝方向調整手段を介してレ
ーザービームを照射することにより、正常な絵素におけ
る配向膜のラビング方向とは異なる1方向に液晶を配向
させることを特徴とする液晶表示装置の欠陥修正方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000187115A JP3323886B2 (ja) | 1994-12-27 | 2000-06-22 | 液晶表示装置及びその欠陥修正方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000187115A JP3323886B2 (ja) | 1994-12-27 | 2000-06-22 | 液晶表示装置及びその欠陥修正方法 |
Related Parent Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP32609894A Division JP3138401B2 (ja) | 1994-11-15 | 1994-12-27 | 液晶表示装置の欠陥修正方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001021890A JP2001021890A (ja) | 2001-01-26 |
JP3323886B2 true JP3323886B2 (ja) | 2002-09-09 |
Family
ID=18687150
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000187115A Expired - Lifetime JP3323886B2 (ja) | 1994-12-27 | 2000-06-22 | 液晶表示装置及びその欠陥修正方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
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Families Citing this family (4)
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JP4660011B2 (ja) * | 2001-05-16 | 2011-03-30 | 東芝モバイルディスプレイ株式会社 | 液晶表示装置及びその製造方法 |
JP3673742B2 (ja) * | 2001-09-27 | 2005-07-20 | レーザーフロントテクノロジーズ株式会社 | 液晶ディスプレイ装置の輝点欠陥修正方法およびその装置 |
JP3969408B2 (ja) | 2004-09-06 | 2007-09-05 | セイコーエプソン株式会社 | 液晶表示装置の欠陥補修方法および欠陥補修装置 |
KR101135381B1 (ko) * | 2005-12-20 | 2012-04-17 | 엘지디스플레이 주식회사 | 평판 디스플레이 패널의 리페어 방법 |
-
2000
- 2000-06-22 JP JP2000187115A patent/JP3323886B2/ja not_active Expired - Lifetime
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---|---|
JP2001021890A (ja) | 2001-01-26 |
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