JP3323516B2 - 演算装置及びこれを備えた暗号化装置、復号装置 - Google Patents

演算装置及びこれを備えた暗号化装置、復号装置

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JP3323516B2 JP03866491A JP3866491A JP3323516B2 JP 3323516 B2 JP3323516 B2 JP 3323516B2 JP 03866491 A JP03866491 A JP 03866491A JP 3866491 A JP3866491 A JP 3866491A JP 3323516 B2 JP3323516 B2 JP 3323516B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は2つの整数を乗算し、そ
の結果をさらに他の整数で除算した剰余を求める演算、
すなわち、整数A、B、Nに関して、A・ B mod Nの
乗除算を行う整数の演算装置に関する。特に、RSA暗
号(池野信一,小山謙二:“現代暗号学”,電子情報通
信学会,1986,6章)のような暗号化技術に好適な大き
な桁の整数の乗除算を行う演算装置に関するものであ
る。
【0002】また、本発明は上記演算装置を用いた暗号
化によって行われる、コンピュータネットワークにおけ
るホームバンク,ファームバンク,及び電子メールや電
子郵便などの様々な通信サービスに用いられる暗号化通
信方法に関する。
【0003】
【従来の技術】従来、na ビットの整数Aと、nb ビッ
トの整数Bと、nn ビットの整数NによるR=A・ B m
od Nの演算を行う大きな桁の整数の乗除算回路の方式
は、大きく2つに分けられる。1つは乗除算をC=A・
Bという乗算とD=C mod Nという剰余計算の2つに
分けて実行する方式と、もう1つはAを1ビット毎に分
割したAi(i=0,1,・・・,na-1) に対してR=2・ R+Ana
-i・ B mod N(i=1,2,・・・,na)の部分積演算と剰余演算
をna 回繰り返す方式である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前者の方式は乗算回路
と剰余計算回路をパイプライン化した構成を取ることが
多く、構成及び制御が比較的簡単であるが、この方式は
乗算結果Cを一旦蓄えるメモリや乗算と剰余計算の回路
を独立に持つ必要があり、小さな回路規模で装置を実現
することは困難であった。また、後者の方式は部分積演
算とそれに対する剰余演算であるので、回路は比較的コ
ンパクトにまとめることができるが、nb,nn が大き
くなると、1回の部分積及び剰余の演算に対する桁上が
り遅延時間や桁上がりビット用レジスタの大きさの問題
と、mod Nを実行するためのR>N判定をいかに行うか
等の問題があった。
【0005】そこで、本発明は、上述の欠点を除去し、
大きな桁の整数に関する乗除算を、小さな回路規模で効
率よく高速に実行する演算装置を提供することを目的と
する。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明では、与えられた第1、第2の整数の積を第
3の整数で除算した剰余を演算する演算装置に、値を保
持する記憶手段と、前記第1の整数を所定ビットずつ順
次入力して前記第2の整数に乗じる乗算手段と、前記記
憶手段に保持された値において前記第3の整数の最大桁
を越える部分を当該第3の整数で除した剰余を求める剰
余演算手段と、前記記憶手段からの入力と、前記乗算手
段による乗算結果と、前記剰余演算手段により求めた剰
余とを加算し、該加算の結果を前記記憶手段に保持させ
る加算手段とを具える。
【0007】
【実施例】簡単のため、整数Aをna =nビット、整数
Bをnb =n・ mビット、整数Nをnn =n・ mビット
として、A・B mod N=Rの演算を実行することを考え
る。ここで、1ビットの乗算a・ b=cを実行する乗算
器は、よく知られているように、アンド回路によって実
現できる。
【0008】A,B,Nを各々1,m,mビット毎に分
割すると、次のように表せる。
【0009】 A=An-1・2n-1 +An-2・2n-2 +・・・ +A1・2+A0 B=Bn-1・Xn-1 +Bn-2・Xn-2+・・・ +B1・X+B0 N=Nn-1・Xn-1 +Nn-2・Xn-2+・・・ +N1・X+N0 ここで、X=2mである。この場合A,B,Nは多項式
とみなすことができ、R=A・ B mod Nは次のように
表すことができる。
【0010】R=A・ B−Q・ N (Q=[A・ B/
N]) ただし、[Z]はZを超えない整数を表す。
【0011】従って、次のような手順によってRを求め
ることができる。
【0012】アルゴリズム(1) R0 =0 FOR j=1 TO n Rj =Rj-1・2+An-j・B−Qj-1・N =Rj-1・2+An-j・B+Ej-1 −Lj-1・Xn NEXT IF Rn >N THEN Rn =Rn −Qn・N ただし、Lj-1 =[Rj-1/Xn ] Qj-1 =[Lj-1・Xn/N],Qn =[Rn /N] Lj-1・Xn =Qj-1・N+Ej-1 (Ej-1 <N) アルゴリズム(1)はR>Nであるかの判定を行わずに
済ますために、Nの最大桁であるXn-1を超えたRj-1
の値Lj-1・Xn =[Rj-1 /Xn ]・Xn に対して、mo
d Nを行う(Qj-1・N=[Lj-1・Xn/N]・Nを減じ
る)ようにしている。即ち、ビット的にXn-1を超えた
Rの係数に対してmod Nを行っているのでR>Nの判定
を必要としない。
【0013】また、Lj-1・Xn mod Nである−Qj-1・N
を実行する代わりにLj-1・Xn を引いてその剰余である
Ej-1 を加えている。即ち、Rj-1 の上位部分Lj-1・X
n をEj-1 に変換して加算している。これによって、mo
d Nによる減算をすべて加算で行うことができる。ただ
しこの場合、最後に1度だけRn >Nを判定して、Rn
=Rn −Qn・Nの演算を行う必要があるが、これは上に
示した繰り返し演算が終わった後であり、従来のように
繰り返し演算の途中でR>Nの判定を行う必要がないの
で、別の回路等で行うことができ全体の処理速度には影
響しない。
【0014】次に、Rj の演算に伴う遅延時間が大きい
という問題があった。その遅延時間をなくすために、ア
ルゴリズム(1)においてRj をRj,n-i 、BをBn-i
に分解して次のアルゴリズム(2)のように表現する。
また、レジスタRj,n-i の桁上がり部Cj,n-iはmビッ
ト毎の桁上がりとするので、レジスタ容量が小さくて済
む。
【0015】アルゴリズム(2) FOR j=1 TO n FOR i=0 TO n Rj,n-i =Dj-1,n-i・2+Cj-1,n-i-1 +An-j・Bn-i +Ej-1,n-i Dj,n-i =dwm-1 (Rj,n-i ) Cj,n-i =upm-1 (Rj,n-i ) NEXT NEXT ただし、Rj-1,n・Xn =Qj-1・N+Ej-1 (3) Qj-1 =[Rj-1,n・Xn /N] (4) Ej-1 =Ej-1,n-1・Xn-1 +・・・ +Ej-1,1・X+Ej-1,0 (5) D0,n-i =C0,n-i-1 =E0,n-i =Bn =B-1=0 dwm-1 (Z):Zの2m-1 桁以下の値 upm-1 (Z):Zの2m 以上の値を2m で割った値を意味する。
【0016】基本的にアルゴリズム(1)とアルゴリズ
ム(2)は同じであるが、アルゴリズム(2)の方がよ
り実際の回路の動作に適した形で表している。ここでn
=4の場合を考えると、アルゴリズム(2)にしたがっ
て、図1のような回路で乗除算器を構成することができ
る。
【0017】図1において、11〜14は、1ビットの
入力A0 〜A3と、それぞれにおけるmビットの定数B0
〜B3 との積A4-j・B4-i を演算するm個のアンドか
らなる乗算回路。15〜18は、Rj-1,4 の値から所定
のN及びmに対して(3)〜(5)式によってEj-1,0
〜Ej-1,3 の値を各々出力するROM、19〜22はそ
れぞれ、乗算回路の出力と、右隣のレジスタの下位桁
と、左隣のレジスタの桁上りと、ROMの出力とを加算
する4入力加算器(ただし、19は下からの桁上りはな
いので3入力)。23〜26は加算器の出力Rj,4-i を
格納するm+2ビットのレジスタである。
【0018】このレジスタの下位m−1ビットはRj,4-
i の下位m−1桁(dwm (Rj,4-i)=Dj,4-i )を意
味し、上位3ビットはRj,4-i のm桁以上の値(upm
(Rj,4-i )=Cj,4-i )を意味する。これによって、
各加算器毎の桁上がりはCj,n-i によって各クロック毎
に吸収され、次のクロックで桁上がりとして加算され
る。従って、アルゴリズム(1)のようなRjの演算に
伴う遅延時間をなくすことができる。
【0019】以上のようにDj,4-i ,Rj,4-i ,Cj,4-
i はレジスタの状態を表すが、ここで添え字のjはクロ
ックを意味し、4−iは図1において右から左にi=1
からi=4となる回路の位置を示す。従って、初期状態
(j=0)においてR0,0 は図1の左端のレジスタを意
味し、R0,3 は右端のレジスタを意味する。尚、ず1
で、Lj-1 は右端のレジスタから出力されるNの最大桁
n を超えた値を意味する。
【0020】次に図1の動作について説明する。図1に
おいて各レジスタの初期状態(R0,4-i )はオール0と
する。このとき、R0,4-i =0であるのでD0,4-i =C
0,4-i-1 =0である。
【0021】最初のクロック(j=1)でA3 が入力さ
れるとmビット毎の出力のA3・B4-i(i=1・・・4)が各乗算
器から出力される。その値を各加算器に入力して各々の
レジスタ(R1,4-i:i=1・・・4 )に格納する。このとき、
R1,4-i(i=1・・4) の下位m−1ビットはD1,4-i とし、
mビット以上はC1,4-i としてレジスタに格納されてい
る。ただし、j=1においてR1,4-i(i=1・・・4)の演算結
果はNの最大桁Xn を超えないので、L0=0である。
【0022】次のクロック(j=2)でA2 が入力され
るとA2・B4-i(i=1・・・4)が同様に上の乗算器から出力さ
れる。そのとき、各レジスタの下位m−1ビットDj-1,
4-i(i=2・・・4)は2倍(1ビットシフト)されて加算器に
フィードバック入力され、各レジスタの上位3ビットC
j-1,4-i-1 は桁上がりキャリーとして右隣の加算器に入
力される。その加算結果をR2,4-i(i=1・・・4)に格納す
る。このとき、右端のレジスタR2,3 はNの最大桁数X
n を超える場合が起こりうるので、L1 =upm (R2,3
)として出力される。
【0023】更に次のクロック(j=3)でA1 が入力
されるとA1・B4-i(i=1・・・4)が上の乗算器から出力さ
れ、レジスタからのDj-1,4-i ,Cj-1,4-i-1 出力と同
様に加算器に入力される。このとき前クロックにおいて
Nの最大桁数Xn を超えたL1の値を受けて各ROMか
らE2,4-i の値が各加算器に出力される。従って、加算
器は4入力加算器として構成され、m+2ビットの出力
を返すので、レジスタはm+2ビットのレジスタで構成
される。
【0024】更に、j=4のクロックでA0 が入力され
たときもj=3のときと同様の動作を行い、その結果、
各レジスタに格納された値R4,0 〜R4,3 が全体とし
て、求めるべき剰余となっていることが判る。
【0025】以上によって入力値が分割されて入力され
るとき乗除算回路が効率的に実現できることが示せた。
これは、na ≠n,nb ≠n・ m,nn ≠n・ mの場合
にも同様の回路構成で乗除算回路が実現できることは明
らかである。
【0026】この回路はCj,4-i によって桁上がりを一
旦ホールドするために桁上がりに関する遅延時間はな
く、1回の演算を短時間毎に繰り返すことができる。
【0027】また、Nの最大桁であるXn-1 を超えたR
j-1 の値Lj-1・Xn に対して、modNを行うようにして
いるのでR>Nの判定を行わなくてよい。また、−Qj-
1・Nを実行する代わりに、−Qj-1・N=−Lj-1・Xn
Ej-1であるEj-1 を加えることによって剰余演算を全
て加算によって行っている。
【0028】また、この回路はラッチされたLj-1 の値
を加算器などの別回路を通さず、直接Ej-1 を出力する
ROMに入力するため、1クロックに必要な処理時間は
乗算器または除算のROMを通過する時間だけでよく処
理時間が短い。しかしLj-1をラッチするためのレジス
タを下位の桁をラッチするレジスタと分けて特別に設け
ず、他のレジスタと同じキャリービット用のレジスタで
処理しているので回路規模が小さくなり、回路構成も簡
単になる。
【0029】次に、上述の演算装置を用いた暗号化通信
の方法を説明する。通信しようとする平文をM,暗号文
をC,公開暗号鍵をe,復号鍵をd,公開された法をN
とすると、RSA暗号の暗号化と復号は次のようなべき
乗剰余演算で表される。
【0030】暗号化:C=Me mod N 復号:M=Cd mod N 従って、RSA暗号の暗号化と復号化は同様なべき乗剰
余演算回路によって実現できる。そこで、以下では暗号
化についてのみ説明する。
【0031】べき乗剰余演算:C=Me mod Nは、単純
に2数の剰余乗算を行っても実現できるが、M、eが大
きいと、その計算量は莫大なものとなる。そのため、本
発明では、以下のアルゴリズムに従って計算を実行す
る。ただし、eはkビットからなる整数であり、e=e
k,ek-1,・・・,e2,e1 で表されるとする。
【0032】 INPUT M,e,N (入力) C=1 (初期設定) FOR i=k TO 1 IF ei=1 THEN C=C・ M mod N (演算1) IF i >1 THEN C=C・ C mod N (演算2) NEXT 従って、この場合、べき乗剰余演算は、C=C・ B mod
N(BはMまたはC)の剰余乗算の繰り返しによって
実現される。この剰余乗算は図1のごとき回路によって
実現できる。このアルゴリズムを効率的に実行する回路
を図2に示す。101、102は各々M,e,の値を格
納するシフトレジスタであり、103、104は各々
N,Cの値を格納するレジスタである。また、105,
106は入力を選択するセレクタスイッチ、107はレ
ジスタ104のCの値をmビット毎(mは任意の整数)
に上位桁から選択しシリアルに出力するマルチプレク
サ、108はC=C・ B mod Nの演算を実行する剰余
乗算回路である。109はei=1またはi >1を判定
して演算1,2の実行を制御したり、入力及び初期設定
時にセレクタやレジスタのクリア信号やプリセット信号
などを制御するコントローラであり、カウンタとROM
といくつかの論理回路によって簡単に実現できる。
【0033】次に、この回路の動作について説明する。
【0034】入力は平文Mと公開された鍵eとNであ
る。そこでレジスタ101〜103に、M,e,Nをシ
リアルまたはパラレルに入力する。このとき、セレクタ
105はMを選択することでMをレジスタ101に入力
する。それと同時に、レジスタ104にはCの値を入力
する代わりに、レジスタのクリア信号またはプリセット
信号によってC=1となるように初期設定する。
【0035】入力及び初期設定が終了すると、演算1,
2に示した剰余乗算が開始される。ここで、演算1,2
の違いは剰余乗算C=C・ B mod Nにおいて、BがM
かCかの違いである。従って、演算1を実行するとき
は、セレクタ106はレジスタ101からのmビット毎
のシリアル出力Mを選択し、演算2を実行するときはマ
ルチプレクサ107からのmビット毎のシリアル出力で
あるCを選択するように制御される。また、シフトレジ
スタ101からのmビット毎のシリアル出力Mはセレク
タ105を介して、再びシフトレジスタ101に入力さ
れる。剰余乗算回路108の構成及び動作は前述の通り
である。剰余乗算回路108の出力するCをレジスタ1
04にパラレル入力し、次の剰余乗算に用いることによ
って演算1,2が効率的に繰り返される。
【0036】また、この装置で、M、eの代わりに、
C、dを入力することにより、暗号文の復号を行うこと
ができる。
【0037】
【発明の効果】以上説明したごとく、本発明の演算装置
によれば、繰り返し演算において剰余を求める際に、大
小判定を要さず、減算も必要としないので、小さな回路
規模で、高速な剰余乗算が実行できるという効果があ
る。
【0038】また、本発明演算装置は同一の演算素子の
繰り返しにより構成されるので、VLSI等による回路
化を実現しやすいという効果もある。
【0039】また、本発明によれば、暗号化通信のため
の暗号化/復号装置を小さな回路規模で実現できるとい
う効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明演算装置の回路構成例を示す図である。
【図2】暗号化・復号装置の構成例を示す図である。
【符号の説明】
11〜14 乗算器 15〜18 ROM 19〜22 加算器 23〜26 レジスタ 101,102 シフトレジスタ 103,104 レジスタ 105〜106 セレクタ 107 マルチプレクサ 108 剰余乗算回路 109 コントローラ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平6−12230(JP,A) FRANCO P.PREPARAT A and JEAN E.VUILL EMIN,“Practical Ce llular Dividers”,I EEE TRANSACTIONS O N COMPUTERS,米国,1990年 5月,VOL.39,NO.5,p.605 −614 岩村恵市,松本勉,今井秀樹,“高速 RSA暗号装置の構成法”,電子情報通 信学会技術研究報告,日本,社団法人電 子情報通信学会,1991年3月8日,IS EC90−48,Vol.90,No.460, p.25−32 (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G09C 1/00 G06F 7/52 H04L 9/30

Claims (10)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 与えられた第1、第2の整数の積を第3
    の整数で除した剰余を演算する演算装置であって、 値を保持する記憶手段と、 前記第1の整数を所定ビットずつ順次入力して前記第2
    の整数に乗じる乗算手段と、前記記憶手段に保持された値において前記第3の整数の
    最大桁を越える部分を当該第3の整数で除した剰余を求
    める剰余演算手段と、 前記記憶手段からの入力と前記乗算手段による乗算結
    と、前記剰余演算手段により求めた剰余とを加算し、
    加算の結果を前記記憶手段に保持させる加算手段とを
    有することを特徴とする演算装置。
  2. 【請求項2】 前記記憶手段からの入力は、前記記憶手
    段に保持された値において前記第3の整数の最大桁を
    越える部分をそのまま入力するとともに、当該第3の整
    数の最大桁を越えない部分を2倍の値として入力する
    とを特徴とする請求項1記載の演算装置。
  3. 【請求項3】 前記乗算手段が、前記所定ビットずつ順
    次入力される前記第1の整数を第2の所定ビット単位に
    分割された前記第2の整数のそれぞれに乗じる複数の乗
    算器を有し、前記記憶手段が複数のレジスタを有し、前
    剰余演算手段が、前記記憶手段に保持された値におい
    て前記第3の整数の最大桁を越える部分について当該第
    3の整数で除した剰余を前記第2の所定ビット単位でそ
    れぞれ求める複数の演算器を有し、前記加算手段が、
    れぞれが該複数の演算器の1つからの入力と前記複数の
    乗算器の1つからの入力と前記複数のレジスタの少なく
    とも1つからの入力とを加算して加算結果を前記複数の
    レジスタの1つに出力する複数の加算器有することを
    特徴とする請求項1記載の演算装置。
  4. 【請求項4】 前記加算器が、前記複数のレジスタの少
    なくとも1つからの入力として、当該加算器による前回
    の加算結果を保持したレジスタの値の下位部分と、他の
    加算器による前回の加算結果を保持したレジスタの値の
    上位部分とを入力することを特徴とする請求項3記載の
    演算装置。
  5. 【請求項5】 請求項1ないし4に記載の演算装置を備
    え、送信すべき情報Mに対して、与えられた暗号鍵eと
    法Nとから、法Nを前記第3の整数とした当該演算装置
    による繰り返し演算により暗号C=M mod Nを求め
    ることを特徴とする暗号化装置。
  6. 【請求項6】 前記演算装置が、前記繰り返し演算にお
    ける前回の演算結果を前記第1の整数とし、当該演算結
    果または平文Mを前記第2の整数として選択する選択手
    段を有することを特徴とする請求項5に記載の暗号化装
    置。
  7. 【請求項7】 前記演算装置が、暗号鍵eの各ビットの
    値に基づいて前記選択手段の選択動作を制御する制御手
    段を有することを特徴とする請求項6に記載の暗号化装
    置。
  8. 【請求項8】 請求項1ないし4に記載の演算装置を備
    え、受信した暗号Cに対して、与えられた復号鍵dと法
    Nとから、Nを前記第3の整数とした当該演算装置によ
    る繰り返し演算により情報M=C mod Nを求めるこ
    とを特徴とする復号装置。
  9. 【請求項9】 前記演算装置が、前記繰り返し演算にお
    ける前回の演算結果を前記第1の整数とし、当該演算結
    果または暗号Cを前記第2の整数として選択する選択手
    段を有することを特徴とする請求項8に記載の復号装
    置。
  10. 【請求項10】 前記演算装置が、復号鍵dの各ビット
    の値に基づいて前記選択手段の選択動作を制御する制御
    手段を有することを特徴とする請求項9に記載の復号装
    置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Title
FRANCO P.PREPARATA and JEAN E.VUILLEMIN,"Practical Cellular Dividers",IEEE TRANSACTIONS ON COMPUTERS,米国,1990年5月,VOL.39,NO.5,p.605−614
岩村恵市,松本勉,今井秀樹,"高速RSA暗号装置の構成法",電子情報通信学会技術研究報告,日本,社団法人電子情報通信学会,1991年3月8日,ISEC90−48,Vol.90,No.460,p.25−32

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JPH04276787A (ja) 1992-10-01

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