JP3323474B2 - 梁の部分除去工法 - Google Patents

梁の部分除去工法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、建築物の梁の部分
除去工法に関し、特に、ラーメン構造を有する既存建築
物の梁の部分除去により天井高を高くする工法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】近年、鉄筋コンクリート造のビルディン
グ等において、床下配線の要請が高まっている。この床
下配線を実施するためには、フロアタイル等の床仕上材
とスラブ間に配線用の空間を設けるために、フロアタイ
ルを支持するための支持材を既存のスラブ上に敷設する
必要がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、この支持材の
敷設により支持材の高さだけ天井高が減少する。特に、
建築設計時に床下配線を予定していなかった古い建築物
であって天井高が比較的低い場合には、このような支持
材を敷設すると居住性を著しく損なうという問題点があ
った。
【0004】特に、梁が天井面から下方に向かって露出
している場合には、当該露出部分の下面と床仕上材表面
間の距離(梁下高)が減少するために、圧迫感を増大す
るという問題点があった。
【0005】本発明は、ラーメン構造の既存建築物の天
井高や梁下高を増大させ、床下配線等による天井高さの
減少を回避することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明に係る請求項1記
載の梁の部分除去工法は、鉄筋コンクリート造建築物の
既存の梁を対象とするものであり、水平荷重に抵抗する
柱からの所定領域を除き梁の中央部下方を切除する切除
工程と、該切除工程の周囲のコンクリートを除去するは
つり工程と、梁の側方に補強コンクリート部を打設する
と共に除去部分を形成する補強コンクリート打設工程と
を備えたことを特徴とする。
【0007】本発明によれば、水平荷重と鉛直荷重の両
者に抵抗することができ、且つ、除去部分の梁成が小さ
くなるため、天井を高所に設けることが可能となると共
に、梁下高も増大することができる。
【0008】本発明の他の技術的特徴は、請求項2乃至
請求項12に記載されており、さらに詳しくは、下記の
各実施の形態において詳細に説明する。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明に係る第1の実施の形態の
梁の部分除去工法を図1乃至図6を参照しつつ説明す
る。本実施の形態の工法は、鉄筋コンクリート造の既存
建築物に対して実施される。
【0010】符号1は、その両端を柱2により支持され
ている大梁であり、その上部側方にスラブ3を備えてい
る。スラブ3の上面には上階の床材4(スラブ上のモル
タル等は図示せず)が敷設されており、また、梁の下方
には吊天井5が設けられ、この吊天井5と梁の下面との
間には設備用配管6が配設されている。
【0011】以下、図面を参照しつつ本実施の形態の工
法を順に説明する。最初に、図2に示すように、上階の
床材4、吊天井5及び配管6を除去し、梁1を露出す
る。次に、ダイアモンドカッター等の切削機器を使用し
て梁1の中央下方の切除部分Pを切除する。当該切除工
程では、梁1の主筋11及び2段筋12(図3参照)等
もコンクリートと共に切断される。尚、この切除部分P
の範囲は、後述する除去部分Rの寸法よりもかぶり寸法
だけ広範囲になる。
【0012】尚、本実施の形態においては、ハンチを備
えた除去部分Rを形成するため、当該切除部分Pもハン
チを有している。従って、除去部分Rが他の形状を有す
る場合は、切除部分Pの形状は、当該除去部分R形状に
準じたものになる。
【0013】次に、切除部分Pの周囲のコンクリートの
みを除去するはつり工程を行う。このはつり工程は、図
2において一点鎖線により示すはつり部分Qに対して行
い、当該部分の鉄筋を損傷しないようにコンクリートの
みを削岩機等により叩き落とす。従って、このはつり工
程が終了すると、はつり部分Qは鉄筋が露出した状態と
なる。
【0014】尚、上記切除工程とはつり工程は、図14
に示すような簡易な工程とすることも可能である。この
切除工程においては、水平切断面P1と垂直切断面P2
を有する切除部分Pを切除する。この切除部分Pは、ハ
ンチを有さず、このため、切除作業が容易となる。
【0015】次に、上記切除部分Pの垂直切断面P2周
囲のコンクリートのみを除去するはつり工程を行う。こ
のはつり工程では、水平切断面P1の周囲のコンクリー
トは除去しないため、はつり作業の範囲を減少させるこ
とができる。
【0016】尚、上述したように、除去部分Rハンチを
備えた除去部分Rを形成するため、当該はつり工程にお
いて露出した鉄筋11、12等を除去部分Rのハンチ形
状にあわせて屈曲し、当該部分が無筋状態になることを
防止する。
【0017】次に、梁1の両側及び下方周囲に補強コン
クリート部を打設する補強コンクリート打設工程を行
う。この補強コンクリート部は、梁両側部及び下方を一
体に包囲するものであり、側方部30と中央部40とか
らなるU字型の断面形状を有する。図4及び図5にその
打設範囲が示されている。
【0018】補強コンクリート部は、その側方部30に
より後述する補強プレートを介して主に鉛直方向におけ
る梁との結合を達成し、また、中央部40と両側方部3
0により、水平方向における梁との結合を達成する。従
って、補強コンクリート部にこのようなU字型断面形状
を与えることにより、極めて強固な梁との結合を実現す
ることができる。
【0019】補強コンクリート打設工程は、最初に、梁
1の側方に沿うように、スラブ3に打設穴50(図5参
照)を複数穿孔する。打設穴50をスラブ3に設けるこ
とにより、鉛直方向にコンクリートを流入することがで
きるため打設不良(ジャンカの発生等)を回避すること
ができる。
【0020】次に、梁1の両側面に鋼板製の補強プレー
ト20を装着する。この補強プレート20は、図4及び
図5に示すように、複数の固定ボルト21により梁1に
固定される。また、補強プレート20の外側表面には、
端部にジベルを備えたスタッドボルトが複数立設されて
いる。
【0021】次に、鉄筋31及びスターラップ32等を
梁1に添設する。そして、この鉄筋31及びスターラッ
プ32の周囲に枠体(図示せず)を仮設した後、上記打
設穴50からコンクリートを流入し補強コンクリートの
打設を行う。
【0022】尚、補強プレート20は、鉄筋31及びス
ターラップ32と共に骨組構造の補強手段の一例であ
り、公知の骨組構造に置換することが可能である。しか
し、本実施の形態では、ジベルを備えたスタッドボルト
22を複数立設した補強プレート20を用いることによ
り、施工現場での溶接作業を減少することができるた
め、施工期間の短縮を実現することができる。
【0023】枠体を除去した後、図6に示すように、梁
1の下面、即ち、除去部分Rの上面に天井9を直接設
け、また、スラブ3の上面に床下配線用の支持材(図示
せず)を介して仕上げ材8を敷設する。
【0024】尚、配管6は、支持材により確保された床
下配線用の空間に移設することも可能になる。即ち、上
階の床下配線用の空間を下階の配管等にも利用する。こ
のため、天井9は梁1の下面に直接設けることもでき、
吊天井としない場合には、天井高を高くすることができ
る。
【0025】次に、上記工法による梁1の除去部分Rに
ついて説明する。ラーメン構造のけた構造体である梁
は、上階の重量及びスラブの重量である鉛直荷重と、主
に地震等により発生する水平荷重とに抵抗する。本発明
は、梁が、鉛直荷重に対しては梁の中央部で抵抗するも
のであり、また、水平荷重に対しては梁と柱の接合部で
抵抗する性質を有するものであることに着目し、梁構造
の最適化を図りつつ梁の成(せい)の減少を実現するも
のである。
【0026】梁1の除去部分Rは、図4において一点鎖
線で示されている。即ち、当該部分は、補強コンクリー
ト打設工程の終了時における梁の除去された部分をい
う。この除去部分Rは、梁が鉛直荷重及び水平荷重に十
分に耐えられるように、以下の3つの条件を満たす必要
がある。
【0027】第1の条件として、既存梁成D1が維持さ
れる柱内面からの水平長L1は、大梁主筋直径dの40
倍以上であることを要する。梁主筋の定着に必要であ
り、水平荷重に抵抗するに必要な領域だからである。
【0028】第2の条件として、除去部分Rの梁成D2
は、既存梁成D1の3分の2以上でなければならない。
尚、梁成D2の水平範囲はL3である。梁成D2をこの
ように設定することで、鉛直荷重に十分抵抗することが
できるからである。
【0029】第3の条件として、補強コンクリート部の
側方幅B1は、80mm以上必要である。梁の曲げ剛性
を確保するに十分な鉄筋コンクリート構造を確保するた
めに必要な幅だからである。
【0030】尚、本実施の形態では、除去部分Rにハン
チを設けているが、ハンチを設ける必要は必ずしもな
い。この場合、ハンチの水平範囲L2は0mmになる。
また、除去部分Rをアーチ状に形成することも可能であ
る。また、本実施の形態では、大梁の場合を説明した
が、小梁の場合も同様であり、上記工法及び除去部分R
の条件がそのまま適用できる。
【0031】次に、図7乃至図9を参照しつつ本発明に
係る第2の実施の形態の梁の部分除去工法を説明する。
本実施の形態の工法は、鉄骨鉄筋コンクリート造の既存
建築物に対して実施される。尚、上記第1の実施の形態
において説明された部材や部分等と同一又は類似の形状
や機能を有する部材や部分等は、同一符号同一記号で示
されている。
【0032】図7は、鉄骨鉄筋コンクリート造の大梁1
を示している。梁1及び柱2の内部には、鉄骨61、6
2、63が設けられている。また、これら鉄骨の周囲に
は、主筋11等が配設されている。尚、本実施の形態で
は、鉄骨61、62、63はH型鋼を用いているが、こ
の鉄骨の形状はH型に限定されるものではなく、例え
ば、角型や丸型等であっても良い。
【0033】本実施の形態でも、上記第1の実施の形態
と同様の切除工程、はつり工程、補強コンクリート打設
工程が行われる。但し、本実施の形態においては、除去
部分Rの範囲を定める上記第1の条件が加重される。
【0034】即ち、既存梁成D1が維持される柱内面か
らの水平長L5+L6は、大梁主筋直径dの40倍以上
であることを要し、且つ、大梁端部62と大梁鉄骨63
との接合部64から梁の中央方向へ既存梁成D1が維持
される水平長L6が100mm以上でなければならな
い。これは、接合部64と除去部分Rとの間隔を100
mm以上設けることにより、当該接合部に集中する水平
荷重に十分に抵抗することができるからである。
【0035】図9は、鉄骨鉄筋コンクリート造の小梁7
1を示している。小梁71及び大梁1の内部には、鉄骨
72、73が設けられ、両者はボルトとガセットプレー
ト74で接合されている。尚、当該接合には、溶接等の
手段により鉄骨が接合されている場合も含まれる。
【0036】大梁と同様に小梁の場合も除去部分Rの範
囲を定める上記第1の条件が加重されている。即ち、既
存梁成D1が維持される柱内面からの水平長L1は、小
梁主筋直径dの40倍以上であることを要し、且つ、ジ
ョイント片端75から梁の中央方向へ既存梁成D1が維
持される水平長L7が50mm以上でなければならな
い。これは、独立構造体である柱に接合されている大梁
の場合と比較すると、抵抗しなければならない水平荷重
が相対的に小さく50mm以上であれば十分だからであ
る。
【0037】次に、図10乃至図13を参照しつつ本発
明に係る第3の実施の形態の梁の部分除去工法を説明す
る。本実施の形態の工法は、鉄骨構造の既存建築物に対
して実施される。尚、上記第1及び第2の実施の形態と
同一又は類似の部材や部分等は、同一符号同一記号で示
されている。
【0038】図10は、鉄骨構造の大梁1を示してい
る。大梁1は、鉄骨61、62から構成され、また、柱
2は鉄骨63から構成されている。
【0039】本実施の形態の工法は、最初に、切除工程
が行われる。この切除工程は、ダイヤモンドカッターを
使用して鉄骨63の中央下方の切除部分Pを切除する。
尚、この切除部分Pの範囲は、後述する除去部分Rの寸
法よりも補強プレート66の板厚寸法だけ広範囲にな
る。
【0040】次に、補強プレート溶接工程を行う。鋼板
製のプレート65を鉄骨63の両側面に溶接する。さら
に、切除部分Pに位置していた下方の水平プレートが切
除工程によりを切除されているため、新たに補強水平プ
レート66を鉄骨63の切断面に溶接する。
【0041】本実施の形態の除去部分Rの範囲を定める
上記第1の条件は、大梁端部62と大梁鉄骨63との接
合部64から梁の中央方向へ既存梁成D1が維持される
水平長L6が100mm以上でなければならない。この
理由は、上記第2の実施の形態と同様である。
【0042】図13は、鉄骨構造の小梁71を示してい
る。小梁71と大梁1は、鉄骨72、73から構成さ
れ、両者はガセットプレート74で接合されている。
【0043】大梁と同様に小梁の場合も除去部分Rの範
囲を定める上記第1の条件が異なる。即ち、ガセットプ
レート端75から梁の中央方向へ既存梁成D1が維持さ
れる水平長L7が50mm以上でなければならない。こ
の理由は、上記第2の実施の形態と同様である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る第1の実施の形態の施工対象の大
梁を示した正面図である。2点鎖線はスラブ3の下面を
示している。
【図2】図1に示す梁の切除範囲Pとはつり範囲Qを示
した正面図である。
【図3】図3に示すA−A線断面図である。
【図4】図1に示す梁の補強コンクリート工程終了時の
状態を示す正面図である。
【図5】図4に示すB−B線断面図である。尚、破線
は、切除工程後の梁の残存部分を示している。
【図6】本発明に係る第1の実施の形態の建築物の梁の
部分除去工法を完了した後、内装を完成した状態を示す
正面図である。
【図7】本発明に係る第2の実施の形態の建築物の梁の
部分除去工法において、補強コンクリート工程を完了し
た状態を示す大梁の正面図である。
【図8】図7に示すC−C線断面図である。尚、破線
は、切除工程後の梁の残存部分を示している。
【図9】本発明に係る第2の実施の形態の建築物の梁の
部分除去工法において、補強コンクリート工程を完了し
た状態を示す小梁の正面図である。
【図10】本発明に係る第3の実施の形態の施工対象の
大梁を示した正面図である。1点鎖線Pは切除範囲を示
している。
【図11】図10に示す梁の補強プレート溶接工程終了
時の状態を示す正面図である。
【図12】図11に示すD−D線断面図である。尚、符
号63で示す鉄骨は、下方が切除されたためT字型であ
る。
【図13】本発明に係る第3の実施の形態の建築物の梁
の部分除去工法において、補強プレート溶接工程を完了
した状態を示す小梁の正面図である。
【図14】本発明に係る第1の実施の形態の他の切除範
囲Pとはつり範囲Qを示した正面図である。
【符号の説明】
1 梁 2 柱 3 スラブ 4、8 床仕上材 5 吊天井 6 設備用配管 9 天井 11 主筋 20 補強プレート 30、40 補強コンクリート部 50 コンクリート打設穴

Claims (12)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 鉄筋コンクリート造建築物の梁の部分除
    去工法であって、水平荷重に抵抗する柱からの所定領域
    を除き梁の中央部下方を切除する切除工程と、該切除工
    程による切除部分の周囲の全部又は一部のコンクリート
    を除去するはつり工程と、梁の側方に補強コンクリート
    部を打設すると共に除去部分を形成する補強コンクリー
    ト打設工程とを備えたことを特徴とする梁の部分除去工
    法。
  2. 【請求項2】 前記所定領域の水平長は、梁の主筋直径
    の40倍以上であり、前記除去部分の梁成(D2)は、
    既存梁成(D1)の3分の2以上である請求項1記載の
    梁の部分除去工法。
  3. 【請求項3】 鉄筋鉄骨コンクリート造建築物の梁の部
    分除去工法であって、水平荷重に抵抗する柱からの所定
    領域を除き梁の中央部下方を切除する切除工程と、該切
    除工程による切除部分の周囲の全部又は一部のコンクリ
    ートを除去するはつり工程と、梁の側方に補強コンクリ
    ート部を打設すると共に除去部分を形成する補強コンク
    リート打設工程とを備えたことを特徴とする梁の部分除
    去工法。
  4. 【請求項4】 前記梁は大梁であり、前記所定領域の水
    平長は、大梁の主筋直径の40倍以上であり、且つ、柱
    部水平鉄骨と大梁鉄骨の接合部から100mm以上であ
    り、前記除去部分の梁成(D2)は、既存梁成(D1)
    の3分の2以上である請求項3記載の梁の部分除去工
    法。
  5. 【請求項5】 前記梁は小梁であり、前記所定領域の水
    平長は、小梁の主筋直径の40倍以上であり、且つ、大
    梁鉄骨と小梁鉄骨の接合部から50mm以上であり、前
    記除去部分の梁成(D2)は、既存梁成(D1)の3分
    の2以上である請求項3記載の梁の部分除去工法。
  6. 【請求項6】 前記補強コンクリート部は、梁両側部及
    び下方を一体に包囲するU字型の断面形状を有する請求
    項1又は請求項3記載の梁の部分除去工法。
  7. 【請求項7】 前記補強コンクリート部は、梁両側部及
    び下方を一体に包囲するU字型の断面形状を有し、該梁
    各側部の幅は80mm以上である請求項1又は請求項3
    記載の梁の部分除去工法。
  8. 【請求項8】 前記補強コンクリート打設工程におい
    て、前記梁に沿ってスラブに穿孔した打設孔からコンク
    リートを流入することを特徴とする請求項1又は請求項
    3記載の梁の部分除去工法。
  9. 【請求項9】 前記補強コンクリート打設工程におい
    て、骨組構造体として端部にジベルを設けたスタッドを
    複数立設した鋼板製のプレートを用いた請求項1又は請
    求項3記載の梁の部分除去工法。
  10. 【請求項10】 鉄骨構造建築物の梁の部分除去工法で
    あって、水平荷重に抵抗する柱からの所定領域を除き梁
    の中央部下方を切除する切除工程と、梁の側方及び下方
    切断面に補強プレートを溶接する補強プレート溶接工程
    とを備えたことを特徴とする梁の部分除去工法。
  11. 【請求項11】 前記梁は大梁であり、前記所定領域の
    水平長は、柱部水平鉄骨と大梁鉄骨の接合部から100
    mm以上であり、前記除去部分の梁成(D2)は、既存
    梁成(D1)の3分の2以上である請求項10記載の梁
    の部分除去工法。
  12. 【請求項12】 前記梁は小梁であり、前記所定領域の
    水平長は、大梁鉄骨と小梁鉄骨の接合部から50mm以
    上であり、前記除去部分の梁成(D2)は、既存梁成
    (D1)の3分の2以上である請求項10記載の梁の部
    分除去工法。
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