JP3321710B2 - 電気錠の駆動信号伝達装置 - Google Patents

電気錠の駆動信号伝達装置

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JP3321710B2
JP3321710B2 JP04776392A JP4776392A JP3321710B2 JP 3321710 B2 JP3321710 B2 JP 3321710B2 JP 04776392 A JP04776392 A JP 04776392A JP 4776392 A JP4776392 A JP 4776392A JP 3321710 B2 JP3321710 B2 JP 3321710B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電気錠の駆動信号伝達
装置に係わり、特に、扉に装着され、電池を電源とする
電気錠ユニットの電磁アクチュエータに、扉枠側から確
実に、しかも無線で駆動信号を伝達できるようにした電
気錠の駆動信号伝達装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、電気錠装置は、扉の自由側端縁
附近に装着される電気錠ユニットと、室内側に設置され
る制御装置とを有線で接続する構造である。その為、可
動の扉の蝶番が装着される支持側端縁に、例えば蝶番状
に構成され、扉の回動による電線への悪影響を除去する
ようにした所謂通電金具を装着し、この通電金具を介し
て電線を扉内に導入し、更に、この通電金具から扉内に
電線を引回して電気錠ユニットに接続する。
【0003】そして、電気錠ユニットと制御装置とは、
電気錠のソレノイド等の電磁アクチュエータに電流を供
給する動力線、扉が開いているか閉じているかの開閉扉
状態を確認するための開閉扉信号線、及び電気錠機構が
施錠状態にあるか解錠状態にあるかを制御装置に伝達す
るための施解錠信号線の最少6本の電線により接続され
ている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記の様に構成された
電気錠装置は、扉の頻繁な開閉により電線に繰り返し曲
げ応力が生じるため、長期間の使用により断線事故が発
生することがある。
【0005】又、扉内の配線が必要となるため扉の構造
に制約を受けるばかりでなく、扉の構造によっては扉の
制作途中に配線をしなくてはならない場合があり、その
為扉の製造コストが上昇する。尚、扉完成後の扉内の配
線の交換は通常不可能である。
【0006】更に又、現場で扉内の配線ができるタイプ
の電気錠装置は、数多くある動力線や信号線の接続を間
違えると、高価な電気錠ユニットの焼損を招くことにな
る、等種々の不都合がある。
【0007】一方、例えば特開昭62−33979号に
記載されている発明は、上記した有線で電気錠ユニット
と制御装置とを接続するタイプの電気錠装置の不都合を
解消するため、電気錠ユニット内に電池を内蔵して電磁
アクチュエータを電池駆動とし、電気錠の施錠状態及び
解錠状態を切り換える駆動信号を、扉の自由側端縁に装
着され、電気錠ユニットに接続された光電変換素子に、
閉扉時この光電変換素子と対向する扉枠の部位に装着さ
れた発光素子から光を照射して伝達する電気錠装置を提
案している。
【0008】尚、従来の電気錠装置は、上記駆動信号の
伝達を、動力線による電磁アクチュエータへの電流の供
給という形態により行っていたわけである。
【0009】又、従来、電気錠装置ではない通常の錠前
に於いて、例えば扉の自由側端縁に永久磁石を装着し、
閉扉時この永久磁石と対向する扉枠の部位にリードスイ
ッチを設け、このリードスイッチの開閉によって開閉扉
信号を得るもの、或いは、施錠時デッドボルトが投入さ
れるストライク孔中にマイクロスイッチを設け、このマ
イクロスイッチの開閉によって施解錠信号を得るものな
どは公知である。
【0010】しかしながら、上記した発光素子と光電変
換素子とを用いた駆動信号伝達装置は、素子の表面、或
いは例えばアクリル板などの素子の保護板の表面にゴミ
や埃が付着すると信号の伝達レベルが減少し、不作動と
なる不都合がある。
【0011】又、発光ダイオードなどの発光素子は経年
変化による発光量の減少を見越して発光量の初期値を大
きめに設定するため、発光素子の寿命が短くなる。
【0012】更に又、扉の温度が上昇し、受光用の光電
変換素子の温度が上昇すると受光感度が高くなり、チリ
(扉と扉枠との間の隙間)から洩れた光で誤動作が生じ
る恐れがある。
【0013】本発明は、上記した従来の電気錠装置が有
する種々の不都合を解消し、扉側から確実に、しかも無
線で電磁アクチュエータに駆動信号を伝達することがで
きる電気錠の駆動信号伝達装置(以下単に伝達装置とい
う)を提供することを目的としている。
【0014】
【問題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、請求項1に記載の発明は、電池、電磁アクチュエー
タ及び電磁リレーの開閉スイッチを直列に接続した回路
と、電磁リレーの駆動コイル、電池及び扉の自由側端縁
に埋設されたリードスイッチを直列に接続した回路とを
併設し、閉扉時リードスイッチに対向する扉枠の部分
に、室内側の制御装置に接続された電磁石を埋設し、
扉時リードスイッチと電磁石との相対位置関係を一定に
保った状態で、扉枠側に埋設された電磁石への電流を断
してリードスイッチを駆動する、という態様で電気錠
駆動信号を扉枠側から扉に伝達し、このリードスイッチ
からの出力信号により、電池駆動の電気錠の電磁アクチ
ュエータを制御するようにしたことを特徴とする。
【0015】そして、この電磁石からの磁束の変化によ
りリードスイッチを駆動し、リードスイッチからの出力
信号の変化という形態で電気錠の駆動信号を電気錠ユニ
ットに伝達し、この駆動信号により電気錠の電磁アクチ
ュエータを制御する。
【0016】理論的には、電磁石に常時電流を供給し、
電磁石への電流を遮断することにより駆動信号を電気錠
ユニットに伝達する、という実施形態も考えることはで
きるが、実際には、リードスイッチを、磁束が通ったと
きに接点が閉成される所謂A接点を有するA型のリード
スイッチとし、常態に於いては電磁石には通電せず、駆
動信号を伝達するときにのみ必要な短時間電磁石に電流
を供給する、という実施形態が合理的である。
【0017】 電磁石に電流を供給するには、例えば電
源、電磁石及び開閉スイッチを直列に接続した回路に於
いて、当該開閉スイッチを閉成することにより電磁石に
通電する。このような電流の供給方法は、電磁アクチュ
エータに極短時間通電すれば施解錠態が変化する所謂
瞬時通電型の電気錠に適する。
【0018】又、タイマーを用いて、電磁石への通電状
態を一定時間保持する、という電流の供給方法も考える
ことができる。この電流の供給方法は、例えばマイクロ
モータを電磁アクチュエータとし、マイクロモータの作
動時間をある一定時間確保しなければならない電気錠の
場合に好適である。
【0019】一方、リードスイッチの出力信号により電
磁アクチュエータを制御するため、例えば電池、電磁ア
クチュエータ及び電磁リレーの開閉スイッチを直列に接
続した回路と、電磁リレーの駆動コイル、電池及びリー
ドスイッチを直列に接続した回路とを併設し、リードス
イッチを電磁石からの磁束により閉成することにより電
磁リレーを駆動し、その開閉スイッチを閉成して電磁ア
クチュエータに電流を供給する。
【0020】
【実施例】以下本発明の実施例を図面を参照して説明す
る。
【0021】図1に於いて符号1は扉を示し、この扉1
の自由側端縁部には電気錠ユニット2が装着されてい
る。
【0022】一方、電気錠ユニット2より上方に於ける
扉1の自由側端縁にはリードスイッチ3が埋設されてお
り、このリードスイッチ3は電気錠ユニット2内の図示
しない制御回路に接続されている。
【0023】他方、閉扉時上記リードスイッチ3と対向
する扉枠4の部分には電磁石5が埋設されており、この
電磁石5は、室内側に設置された制御装置6内の電源7
に、施解錠釦8を介して接続されている。
【0024】尚、上記電気錠ユニット2内の電気錠は、
瞬時通電型の電磁アクチュエータを備え、この電磁アク
チュエータに電流が供給されると施解錠状態が変り、そ
の施解錠状態の変化は機械的に保持されるタイプの電気
錠であるものとする。かかる電気錠は、通常、次に電磁
アクチュエータに電流が供給されると施解錠状態が反転
し、その反転状態も機械的に保持されるように構成され
ている。
【0025】図2は本発明の他の実施例を示し、この実
施例に於ける伝達装置は、扉1側に装着された第一トロ
ヨケの開口を覆うように非磁性材質の第一フロント板9
を設け、この第一フロント板9の内面上下に一対のリー
ドスイッチ3、3が装着されている。
【0026】これらのリードスイッチ3、3はそれぞれ
電気錠ユニット内の制御回路に接続されていることは云
うまでもない。
【0027】一方、扉枠4側に装着された第二トロヨケ
12の開口を覆うようにこれも非磁性材質の第二フロン
ト板13が設けられ、この第二フロント板13の上下
の、閉扉時リードスイッチ3と対向する部分には、それ
ぞれ電磁石5が埋設されている。尚、ここで、埋設す
る、とは、扉の自由側端縁或いは扉枠の表面より内側に
装着することを意味するものとする。
【0028】上記一対の電磁石5、5は、それぞれ室内
側に設置された制御装置に接続されていることは云うま
でも無い。
【0029】図2に示す他の実施例に於いて、本発明に
よる伝達装置の基本構成が2個設けられている理由は、
例えばプッシュプル型の電磁アクチュエータを備えた電
気錠の場合、施錠と解錠とでは正負反対方向の電圧を電
磁アクチュエータに印加しなければならないので、施錠
用の駆動信号と解錠用の駆動信号とを区別する必要があ
るからである。
【0030】この場合、図2に於いて上方のリードスイ
ッチ3と電磁石の組を施錠用の駆動信号伝達装置として
用いるならば、下方の組を解錠用の駆動信号伝達装置と
して用いる。
【0031】因みに、図2に於いて2個の電磁石5、5
の間に設けられたリードスイッチ3は、室内側の制御装
置に開閉扉信号を供給するためのもので、閉扉時このリ
ードスイッチに対向する扉の自由側端縁の部分には、非
磁性材質の中間ブロック14を間に挟み、かつ磁性材質
のヨーク板15を介して磁気的に連結された状態で、相
互に磁極の向きを反対にした一対の永久磁石16、16
が埋設されている。
【0032】上記の様に構成された永久磁石16、16
とリードスイッチ3との組は、閉扉時にのみリードスイ
ッチ3に磁束が通るから、リードスイッチ3から閉扉信
号を取り出すことができる。
【0033】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
は、扉の自由側端縁側にリードスイッチを埋設し、閉扉
時このリードスイッチと対向する扉枠の部分に電磁石を
埋設して、この電磁石からの磁束により扉側のリードス
イッチを駆動するようにしたので、電気錠の駆動信号を
確実に電気錠ユニットに伝達することができる。それ
は、磁束は扉の自由側端縁部の汚れなどに影響されるこ
と無くリードスイッチを通るからである。
【0034】又、磁束は空間を無線で通過するから、電
気錠の駆動信号の伝達を無線で行うことができる。
【0035】その結果、従来駆動信号の伝達が困難であ
ったためやむを得ず有線で電気錠と室内側の制御装置と
を接続しなければならなかった電気錠ユニットを、設置
が簡単な電池駆動型の電気錠にすることができ、電気錠
の普及に拍車をかけることができる。
【0036】又、同じ理由により、従来設置が簡単では
あったが、特に駆動信号の伝達が不可能だったので室内
側の制御装置との接続ができず、従って電気錠の大きな
利点の一つであった、扉口から離れた室内から電気錠の
施解錠ができる、という便利さがなかった電池駆動型の
電気錠を、室内から施解錠できるようにすることができ
る、等種々の効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例による伝達装置の構成を示す
線図。
【図2】本発明の他の実施例による伝達装置の要部の断
面図。
【符号の説明】
1 扉 2 電気錠ユニット 3 リードスイッチ 4 扉枠 5 電磁石 6 制御装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E05B 47/00

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電池、電磁アクチュエータ及び電磁リレ
    ーの開閉スイッチを直列に接続した回路と、電磁リレー
    の駆動コイル、電池及び扉の自由側端縁に埋設されたリ
    ードスイッチを直列に接続した回路とを併設し、閉扉時
    リードスイッチに対向する扉枠の部分に、室内側の制御
    装置に接続された電磁石を埋設し、閉扉時リードスイッ
    チと電磁石との相対位置関係を一定に保った状態で、扉
    枠側に埋設された電磁石への電流を断続してリードスイ
    ッチを駆動する、という態様で電気錠駆動信号を扉枠側
    から扉に伝達し、このリードスイッチからの出力信号に
    より、電池駆動の電気錠の電磁アクチュエータを制御す
    るようにしたことを特徴とする電気錠の駆動信号伝達装
    置。
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