JP3319772B2 - 建築用ボード - Google Patents

建築用ボード

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JP3319772B2
JP3319772B2 JP02377092A JP2377092A JP3319772B2 JP 3319772 B2 JP3319772 B2 JP 3319772B2 JP 02377092 A JP02377092 A JP 02377092A JP 2377092 A JP2377092 A JP 2377092A JP 3319772 B2 JP3319772 B2 JP 3319772B2
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board
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building
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、建築用材料であって、
木質板の表面に樹脂フィルムを被覆した建築用ボードに
関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、表面が比較的平滑な合板やパー
ティクルボード等の木質板が建築用、特に、建築の下地
材として使用されているが、近年、木質板の耐水性を向
上させるために、表面にポリオレフィン等の樹脂フィル
ムを被覆した建築用ボードが用いられている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、一般に
樹脂フィルム表面の摩擦係数は小さく、樹脂フィルムを
被覆した建築用ボードの表面は滑り易くなっている。特
に、樹脂フィルム表面に水滴が付いたりすると非常に滑
り易くなり危険である。例えば、建築施工現場におい
て、作業員が該建築用ボードの上をあるいたり、その上
に乗って作業をする場合があり、かかる場合に足を滑ら
すと事故を引き起こし、作業員の安全性を害することに
なる。また、建築用ボードのトラック等への積載時や現
場での荷積時においては、積載した建築用ボードが互い
に滑って荷崩れを起こす危険がある。
【0004】従って、本発明の目的は、表面が滑り難
く、建築作業の安全性を高めることができる建築用ボー
ドを提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、木質板の表面
に樹脂フィルムを被覆した建築下地材用の建築用ボード
において、上記樹脂フィルムは、熱溶融樹脂からなり、
その厚みが0.01〜2mmであり、上記樹脂フィルム
の表面には、金属粉末及びセラミック粉末等の固形粉末
、上記木質板の表面に到達しないように付着されて微
細な凹凸が形成されており、上記固形粉末は、平均粒子
径が10〜250μmであり、上記樹脂フィルムに熱融
着されていることを特徴とする建築用ボードを提供する
ことにより、上記目的を達成したものである。
【0006】
【作用】本発明は、建築用ボードにおける樹脂フィルム
表面に凹凸を形成し、すべり抵抗を大きくしているの
で、建築用ボード表面におけるすべりを防止することが
できる。
【0007】
【実施例】以下に、図1及び図に示す実施例に基づい
て本発明の実施例を詳細に説明する。尚、図1は、本発
明の第1の実施例における建築用ボードの図であり、図
1(A)は断面図、図1(B)は平面図、図2はすべり
抵抗試験の試験方法を説明する斜視図である。
【0008】まず、第1の実施例について説明する。第
1の実施例の建築用ボード1は、図1に示すように、木
質板2の表面に樹脂フィルム3を被覆した建築用ボード
であって、上記樹脂フィルム3の表面には、金属粉末及
びセラミック粉末等の固形粉末4が付着されて微細な凹
凸が形成されている。木質板2としては、表面が比較的
平滑な通常の木材、合板、パーティクルボード等が用い
られる。木質板2の厚みは特に限定されないが、9〜3
0mmが好ましい。樹脂フィルム3は、熱溶融樹脂からな
るフィルムであり、例えば、オレフィン樹脂、フッソ系
樹脂(ポリ4.3.2フッ化エチレン)、ポリアミド樹
脂(ナイロン)、ポリビニルアルコール、ポリ塩化ビニ
ル樹脂、セルロース系樹脂等の熱溶融樹脂である。樹脂
フィルム3の厚みは、0.01〜2mmであり、好ましく
は0.03〜0.5mmである。0.01mmより薄いとフ
ィルムの強度が劣り、2mmより厚いと不要にフィルムが
厚くなるからである。
【0009】固形粉末4としては、アルミニウム、鉄、
銅等の金属粉末、セラミック粉末、砂等を用いることが
できる。固形粉末の単位面積あたりの付着量は、好まし
くは0.01g/cm2 〜2g/cm2 、特に好ましく0.
03g/cm2 〜1g/cm2 である。固形粉末は、平均粒
子径が10μm 〜250μm のものを用いる。固形粉末
の粒度は、好ましくは1〜2μm 、特に好ましくは1〜
500μm である。固形粉末と樹脂フィルとの固着
溶融接着による即ち、加熱した固形粉末を樹脂フ
ィルム上に散布して、熱により樹脂フィルムを溶融さ
せ、固定粉末を樹脂フィルムに融着させるのである。融
着の場合には、固形粉末の加熱温度は、樹脂フィルムの
種類によって異なるが、好ましくは80〜500℃であ
る。80℃より低いと樹脂フィルムが溶融しにくくな
り、500℃より高いと樹脂フィルムが溶融しすぎて固
形粉末の固着に時間がかかるとともに樹脂フィルムが溶
けて流動してしまうからである。
【0010】
【0011】
【0012】
【0013】〔比較試験〕種々の本発明品を作成し、従
来品との比較試験をおこなった。以下に、その試験の内
容について説明する。 本発明品1(実施例1に対応する本発明品) 木質板の表面を、厚み50μm のオレフィン樹脂フィル
ムで被覆し、固定粉末として、アルミニウム金属(平均
粒子径約10μm 〜250μm )を約120℃に加熱
し、該加熱した金属粉末を、0.05〜0.10g/cm
2 の量で樹脂フィルムとしてポリオレフィンフィルム3
上に略均一に散布し、続いてロールを該表面に転がして
金属粉末をフィルムに埋めて固着させ、図1に示すよう
な本発明品1を得た。
【0014】本発明品2(実施例1に対応する本発明
品) 本発明品2では、上述の本発明品1の製造において、ア
ルミニウム粉末は加熱せず、木質板を約120℃に加熱
してアルミニウム粉末を散布した。
【0015】(比較品) 本発明品1と同様な条件で、木質板にオレフィン樹脂フ
ィルムで被覆し、固形粉末を散布しないものを比較品1
とした。厚み12mmのコンクリート型枠用合板を比較品
2とした。厚み15mmのパーティクルボードを比較品3
とした。 (試験方法) 上記した本発明品1,2及び比較品1〜3について、以
下のすべり抵抗試験を行った。試験方法は、サンプル板
A上に立方体形状のスギ材8(145g)を置き、その
スギ材8の上に重量1000gの重り9を載置して、サ
ンプル板Aを徐々に傾斜させてスギ材8が滑り出す時の
角度をすべり角度Fとして測定した。尚、本発明品の効
果を明確にするため、比較品についても同様にすべり抵
抗試験を行いその結果を、本発明品とともに下記する表
1に示した。
【0016】
【表1】 表1において、本発明品1,2はいずれにおいても滑り
角度Fが29度以上であり、これに対して比較品1〜3
はいずれにおいても滑り角度Fが27度以下であった。
即ち、本発明の建築用ボードは、従来品に比較して表面
が滑り難いことが明らかである。
【0017】
【発明の効果】本発明の建築用ボードは、表面が滑り難
く、建築作業の安全性を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例における建築用ボードの
図であり、(A)は断面図、(B)は平面図である。
【図2】すべり抵抗試験の試験方法を説明する斜視図で
ある。
【符号の説明】
1 建築用ボード 2 木質板 3 樹脂フィルム 4 固定粉末

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 木質板の表面に樹脂フィルムを被覆した
    建築下地材用の建築用ボードにおいて、 上記樹脂フィルムは、熱溶融樹脂からなり、その厚みが
    0.01〜2mmであり、 上記樹脂フィルムの表面には、金属粉末及びセラミック
    粉末等の固形粉末が、上記木質板の表面に到達しないよ
    うに付着されて微細な凹凸が形成されており、 上記固形粉末は、平均粒子径が10〜250μmであ
    り、上記樹脂フィルムに熱融着されていることを特徴と
    する建築用ボード。
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