JP3319149B2 - 人工芝敷設装置 - Google Patents

人工芝敷設装置

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JP3319149B2
JP3319149B2 JP11172194A JP11172194A JP3319149B2 JP 3319149 B2 JP3319149 B2 JP 3319149B2 JP 11172194 A JP11172194 A JP 11172194A JP 11172194 A JP11172194 A JP 11172194A JP 3319149 B2 JP3319149 B2 JP 3319149B2
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重人 松本
晃 中村
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は競技場のグランドやイベ
ントホールの床等に人工芝を敷設し且つ撤去させるため
に用いる人工芝敷設装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】天然芝生を代用する人工芝は、合成樹脂
を素材とする芝材をマット材に植立させてなるもので、
一部の野球場で見られるように、従来では、いわゆる、
土又はコンクリート等のグランド上に張り付け固定して
使用されていたものであるが、最近では、各種の競技場
やイベントホールにおいて、必要に応じて敷設したり撤
去したりするような使い方が増えつつある。
【0003】人工芝をグランドや床等の上に一時的に敷
設する場合、従来では、たとえば、幅が3〜4mで所要
の長さとした人工芝を予めロール状に巻いておき、これ
を作業員が人工芝敷設領域まで運び、ころがすようにし
て巻き解す作業を行うことにより、順次敷き詰めて行く
方式が採用されている。
【0004】しかしながら、上記従来方式の場合、多数
の人工芝のロールを人海戦術で巻き解して行くものであ
り、更に、巻き解して展張させた各人工芝間の継ぎ目
を、プレーヤー等が足を引っかけたりする危険がないよ
うに処理する作業を行わなければならず、したがって、
比較的狭い範囲の敷設作業であっても多大の労力及び時
間を要する問題がある。又、上記人工芝のロールを巻き
解す作業をトラクター等を用いて使う場合もあるが、継
ぎ目の処理作業はやはり人手作業となるため、能率向上
には限度があった。
【0005】そのため、最近、図5に示す如き人工芝敷
設装置が提案されている。すなわち、グランド上の人工
芝敷設領域の一端側地点に設けられた大型のピットa内
に、人工芝敷設領域に対応するように長さ及び幅サイズ
を大きくした一枚物の人工芝bを巻き付けるようにした
長大なドラムcを配設して二つの支持ロールd、eに支
持させ、該二つの支持ロールd、eをモータfにて回転
駆動することで上記ドラムcを回転駆動できるように
し、又、人工芝敷設領域の他側部に設けられた小型のピ
ットg内にウインチhを設置し、ドラムcに巻き付けて
ある人工芝bの先端縁にウインチhから導かれたワイヤ
ロープiを接続して、ウインチhを巻き取り駆動させる
と同時に、支持ロールe,dをモータfにより巻き出し
方向に駆動させることにより、人工芝bを一端側地点よ
り他端側地点へ向けて引き出して人工芝敷設領域に一偏
に敷設できるようにしてあり、一方、人工芝bを撤去す
る場合は、人工芝bの先端縁からワイヤロープiを切り
離した後、モータfにて上記支持ロールd,eを逆方向
に回転駆動させることにより、ドラムcを巻き取り回転
させて人工芝bを巻き取るようにしてある(米国特許第
4399954号)。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記米国特
許第4399954号に示されている人工芝敷設装置の
場合、ドラムcがモータfによって直接回転させられる
ものではなく、モータfによって二つの支持ロールd,
eを回転駆動させ、既に巻かれている人工芝bを介して
ドラムcを巻き取り回転させる方式であるため、人工芝
bの既にドラムcに巻き取られた部分とこれから巻き取
られて行く部分との張力差に起因して、支持ロールd,
e間で人工芝bにたるみが発生し易く、更に、ドラムc
は人工芝bの巻き太りによって直接駆動力を受ける部分
から離れて行くことになって駆動力の伝達が円滑に行わ
れなくなることから、上記人工芝巻き取り時のたるみが
増長される結果、ドラムcの外周に沿って人工芝bをき
れいな円柱状に巻き取らせることができずに人工芝bの
巻き取りに支障を来す問題がある。又、人工芝bがドラ
ムcに巻き取られるとき、人工芝bの幅端部の張力が左
右で異なると、人工芝bは竹の子状に巻き取られてしま
うので、人工芝敷設領域上に敷設されていた人工芝bの
すべてをドラムcに巻き取り終る前に、ドラムcを巻き
取り回転させることができなくなってしまう事態が生じ
るおそれがあり、このような事態が生じた場合には撤去
作業をはじめからやり直さなければならない、という問
題が惹起される。
【0007】そこで、本発明は、ドラムに巻き取った人
工芝にたるみが生じたり、人工芝がドラムに竹の子状に
巻き取られてしまうことを防止できるようにしようとす
るものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を解
決するために、人工芝敷設領域の前後方向の一端側地点
の左右両端部に、各々インナーハウジングを昇降自在に
組み込んだアウターハウジングを設置し、且つ該左右の
アウターハウジング間に、前後2組の支持ロールを回転
自在に設置すると共に、人工芝敷設領域に対応するよう
な長さ及び幅サイズとした一枚物の人工芝を巻き付ける
ようにした長大なドラムを上記支持ロールの上方位置に
配置して、該ドラムの両軸端部を上記左右のインナーハ
ウジングに回転自在に支持させ、上記一方のインナーハ
ウジングの外側下部に水平に張り出させて固定した固定
フレーム上にモータを搭載し、該モータの出力軸と上記
ドラムの軸端部とを直結して、モータとドラムがインナ
ーハウジングと一体となって左右のアウターハウジング
内を自在に昇降できるようにし、且つ、人工芝敷設領域
の前後方向の他端側地点に、上記ドラムに巻かれた人工
芝を引き出すためのウインチを設置した構成とする。
【0009】又、人工芝敷設領域の前後方向の一端側地
点の左右両端部に、各々インナーハウジングを昇降自在
に組み込んだアウターハウジングを設置し、且つ該左右
のアウターハウジング間に、前後2組の支持ロールを回
転自在に設置すると共に、人工芝敷設領域に対応するよ
うな長さ及び幅サイズとした一枚物の人工芝を巻き付け
るようにした長大なドラムを上記支持ロールの上方位置
に配置して、該ドラムの両軸端部を上記左右のインナー
ハウジングに回転自在に支持させ、上記一方のインナー
ハウジングの外側下部に水平に張り出させて固定した固
定フレーム上にモータを搭載し、該モータの出力軸と上
記ドラムの軸端部とを直結して、モータとドラムがイン
ナーハウジングと一体となって左右のアウターハウジン
グ内を自在に昇降できるようにし、且つ、人工芝敷設領
域の前後方向の他端側地点に、上記ドラムに巻かれた人
工芝を引き出すためのウインチを設置し、更に、上記人
工芝をドラムに巻き取るときの人工芝の左右の幅端部の
張力を変化させ得るようにするために上記ドラムの両端
部に近接する位置に、ガイドロールと、該ガイドロール
の両端部を支持する支持アームと、該支持アームを傾動
させてガイドロールの位置を上下方向に変位させるよう
にする傾動アクチュエータとからなる芝エッジガイド装
置を左右にそれぞれ設けた構成とする。
【0010】
【作用】人工芝を敷設する場合には、人工芝の先端縁に
ウインチから導いたワイヤロープを接続してウインチを
巻き取り回転させるようにする。これにより人工芝はド
ラムから巻き解され、人工芝敷設領域上に引き出される
ことにより人工芝敷設領域全体に敷き詰められる。一
方、人工芝を撤去する場合には、モータの駆動でドラム
を巻き取り方向へ回転させるようにする。これにより人
工芝はドラムに巻き取られる。この際、人工芝は巻き太
りして行くが、モータもドラムと共にインナーハウジン
グと一体に上昇させられるので、ドラムはモータによっ
て直接回転駆動される状態を維持することができ、これ
により人工芝はゆるみを生ずることなく安定して巻き取
られる。
【0011】又、芝エッジガイド装置を装備させた場合
は、ドラムに巻き取られていく人工芝の左右の幅端部に
加わる張力を調節することにより、人工芝をドラムによ
り一層安定した状態で巻き取ることができる。したがっ
て、人工芝は竹の子状に巻かれることはない。
【0012】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照して説明
する。
【0013】図1乃至図3は本発明の一実施例を示すも
ので、グランド上における人工芝敷設領域1の前後方向
(矢印X方向)の一端側地点1aの左右両端部に、門型
をしたアウターハウジング2を各々対向させて立設し、
該左右のアウターハウジング2の内側面の上下位置に、
それぞれガイドレール4を前後に対向させて固定すると
共に、該各ガイドレール4に係合するローラフォロアー
5及びカムフォロアー6を介して上記各アウターハウジ
ング2内にインナーハウジング3を上下方向へスライド
自在に組み込み、該左右のインナーハウジング3間に、
人工芝敷設領域1に対応させて長さ及び幅を大きくした
大サイズの一枚物の人工芝7を巻き付けるようにした長
大なドラム8を配置して、該ドラム8の両軸端部8aを
それぞれ軸受9を介してインナーハウジング3に支持さ
せ、且つ上記左右いずれか一方のインナーハウジング3
の外側下部に、固定フレーム10を水平に張り出させ、
該固定フレーム10上に、上記ドラム8を回転駆動させ
るのに充分なトルクを発生できるモータ11を搭載し、
該モータ11の出力軸11aと上記ドラム8の一方の軸
端部8aとをカップリング12のみを介し直結して、モ
ータ11にてドラム8を直接回転駆動できるようにする
と共に、モータ11とドラム8がインナーハウジング3
を介し一体となって左右のアウターハウジング2に沿い
自在に昇降できるようにする。又、上記ドラム8及びド
ラム8に巻き取られている人工芝7を支持するための支
持ロール13を、ドラム8と平行に且つドラム8の全長
にわたるように複数分割して2組相前後させて配置し、
該前後の支持ロール13を、左右のアウターハウジング
2間の位置に配置された固定ブロック14上の軸受15
に支持させて該前後の支持ロール13上に上記ドラム8
を載置させるようにし、更に、上記人工芝敷設領域1の
前後方向の他端側地点1bに、上記ドラム8に巻かれた
人工芝7を引き出すためのウインチ16を左右方向に多
数配列して設置する。図2において、17はドラム8の
スラスト受ローラフォロアーを示す。
【0014】又、上記人工芝敷設領域1の一端側地点1
aにおけるドラム8の両端部分の位置に、巻き取り時の
人工芝7の幅端部の張力を調整できるようにした芝エッ
ジガイド装置18を、人工芝7の左右方向の幅端部に対
応させて設ける。該芝エッジガイド装置18は、上記固
定ブロック14の一側面にヒンジ19により下端を傾動
可能に取り付けた支持アーム20の上端部間に、ドラム
8と平行に配置したガイドロール21を支持させ、且つ
上記支持アーム20と固定ブロック14との間に、傾動
アクチュエータとしての電動ジャッキ22を介装させて
なり、電動ジャッキ22の作動による支持アーム20の
傾動操作を介してガイドロール21を上下方向に変位さ
せることにより、人工芝7の幅端部の張力を変化させら
れるようにしてある。
【0015】なお、上記各ウインチ16のワイヤロープ
23の先端には、複数本の補助ロープ24が取り付けて
あり、これら補助ロープ24は、人工芝7の先端部にカ
ンバス25を介して取り付けられた牽引バー26に対し
取り付け取り外しできるようにしてある。
【0016】本発明においては、グランド上の人工芝敷
設領域1に一枚物の人工芝7を一遍に敷き詰められるよ
うにするものであるから、たとえば、人工芝7のサイズ
が幅50〜70m、長さ90〜100mであるとする
と、ドラム8の大きさは、直径3m、幅70m以上に設
定してある。
【0017】グランド上の所定の人工芝敷設領域1に人
工芝を敷設する場合には、各ウインチ16からワイヤロ
ープ23を繰り出して、先端の補助ロープ24を、ドラ
ム8に巻かれている人工芝7先端縁側の牽引バー26に
それぞれ取り付けた状態として、モータ11の駆動をト
ルク制御しながら人工芝7を巻き解す方向にドラム8を
回転させつつウインチ16にてワイヤロープ23を巻き
取って行くようにする。
【0018】これにより、人工芝7は2組の支持ロール
13を転動させながらドラム8から巻き解されて人工芝
敷設領域1の一端側地点1aから他端側地点1bへ向け
て順次敷設されて行くことになり、人工芝7の先端縁が
他端側地点1bに到達した時点で人工芝7が人工芝敷設
領域1の全面に敷き詰められた状態となる。この際、ド
ラム8から人工芝7が引き出されて行くことに伴い、ド
ラム8に巻き取られている人工芝7は、位置固定の支持
ロール13上で巻き細って行くことになるが、ドラム8
及びモータ11はインナーハウジング3と一体的にアウ
ターハウジング2に沿って昇降できるようにしてあるた
め、ドラム8及びモータ11は人工芝7の巻き細りに伴
って次第に下降させられることにより、人工芝7を安定
して引き出すことができる。
【0019】一方、上記人工芝7を撤去する場合には、
敷設作業時とは逆方向に各ウインチ16とモータ11を
駆動して人工芝敷設領域1上に展開されている人工芝7
を順次ドラム8に巻き取って行くようにする。この際、
ドラム8に人工芝7が巻き取られて行くことに伴って人
工芝7は巻き太りして行くが、ドラム8の軸端部8aと
モータ11の出力軸11aとが直結してあって、ドラム
8及びモータ11がインナーハウジング3と一体となっ
て上昇させられていくので、簡単な構造でドラム8はモ
ータ11によって直接駆動される状態を維持することが
できる。したがって、モータ11とドラム8の回転軸芯
にずれが生じることもなく、安定した状態で人工芝7の
巻き取り作業を進めることができ、その結果、人工芝7
はゆるみが生じることなくきれいな円柱状に巻き取られ
る。
【0020】なお、ウインチ16から繰り出されたワイ
ヤロープ23は、人工芝7がドラム8にすべて巻き取ら
れる前に、補助ロープ24の部分で切り離して巻き取る
ようにする。
【0021】上記人工芝7の巻き取り作業時に、人工芝
7の幅端が不揃いになってきて竹の子状に巻き取られる
おそれが生じた場合には、人工芝7の左右の幅端部に対
応させて装備させてある一対の芝エッジガイド装置18
の操作を併用させて、人工芝7の左右の幅端部に加わる
張力を適宜変化させながら人工芝7を巻き取るようにさ
せると、人工芝7の両幅端の位置の修正ができ、人工芝
7をドラム8に対し竹の子状態とすることなくきれいに
巻き取らせることができる。すなわち、電動ジャッキ2
2の伸縮作動により、下端を固定ブロック14にヒンジ
19止めしてある支持アーム20を傾動させると、支持
アーム20の上端間に支持されるガイドロール21が上
下に変位させられて、ドラム8に巻き取られようとして
いる人工芝7の幅端部の張力を変化させることができる
ので、人工芝7の幅端の不揃い状況を見ながら左右両端
部のガイドロール21を適宜上下させて人工芝7の幅端
部の張力を左右で均一になるように調整することによっ
て、人工芝7が竹の子状に巻き取られるのを防止するこ
とができる。
【0022】次に、図4は本発明の他の実施例を示すも
ので、図1乃至図3に示した実施例と同様な構成におい
て、人工芝7を巻き付けたドラム8を地中式のピット装
置27に格納させておくようにした場合を示すものであ
る。
【0023】すなわち、上記ピット装置27は、歩行の
邪魔にならないように、人工芝敷設領域1の一端側地点
1aに所要深さ及び幅でピット28を掘り、且つ該ピッ
ト28の上端部に、開閉シリンダ29の伸縮作動により
一端のヒンジ30を支点に上下方向へ回動(開閉)可能
とした蓋板31を配置して、閉鎖時の蓋板31の上面を
床として使用させられるようにし、更に、ピット28の
人工芝敷設領域1側となる前壁28a上部に、左右の芝
エッジガイド装置18を装備させたものである。又、上
記ピット28の前壁28aの上端縁には、人工芝7の展
張、格納時に人工芝7を傷付けることがないように丸味
が付けてあり、更に蓋板31の先端部もこれと対応する
形状としてある。なお、図示してないが、人工芝敷設領
域1の他端側地点1bに設置するウインチ16も、同様
に構築した小型のピット内に収納させておくようにして
もよい。
【0024】図4の実施例の場合にも、図1乃至図3に
示した実施例の場合と同様に、人工芝7の敷設及び撤去
を実施することができ、更に、ドラム8を地中式のピッ
ト装置27内に収納させておくことで、歩行や通行の邪
魔になることはなく、しかも蓋板31の上面を床として
使用できるので、スペースの面で有利である。
【0025】なお、本発明は上記実施例にのみ限定され
るものではなく、たとえば、ウインチ16のワイヤロー
プ23は、人工芝7の巻き取りを行うときに予め切り離
しておくようにしてもよいこと、又、芝エッジガイド装
置18の取り付け位置は、固定ブロック14に限らずグ
ランド上に直接取り付けたり、又はグランド上に専用の
固定部材を設けてもよいこと、更に、芝エッジガイド装
置18の傾動アクチュエータとしては、電動ジャッキ2
2に代えて油圧シリンダを用いてもよいこと、更に又、
インナーハウジング3の昇降をガイドするガイドレール
4は、実施例では上下に分割されたものを用いたが、一
本物の長目のガイドレールとしてもよいこと、その他本
発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加え
得ることは勿論である。
【0026】
【発明の効果】以上述べた如く、本発明の人工敷設装置
によれば、次の如き効果を発揮する。 (1)人工芝敷設領域の前後方向の一端側地点の左右両端
部に、各々インナーハウジングを昇降自在に組み込んだ
アウターハウジングを設置し、且つ該左右のアウターハ
ウジング間に、前後2組の支持ロールを回転自在に設置
すると共に、人工芝敷設領域に対応するような長さ及び
幅サイズとした一枚物の人工芝を巻き付けるようにした
長大なドラムを配置して、該ドラムを支持ロールの上方
位置で両軸端部を上記左右のインナーハウジングに回転
自在に支持させ、上記一方のインナーハウジングの外側
下部に水平に張り出させて固定した固定フレーム上にモ
ータを搭載し、該モータの出力軸と上記ドラムの軸端部
とを直結して、モータとドラムがインナーハウジングを
介し一体となって左右のアウターハウジングに沿い自在
に昇降できるようにし、更に、人工芝敷設領域の前後方
向の他端側地点に、上記ドラムに巻かれた人工芝を引き
出すためのウインチを設置した構成としてあるので、ウ
インチにて人工芝の先端縁を引っ張ることにより、人工
芝敷設領域に対し人工芝を継ぎ目処理を行うことなく敷
き詰めて行くことができると共に、人工芝の巻き径に応
じてドラム及びモータが一体的に昇降するようにしてあ
ることにより、人工芝の撤去時に、ドラムに巻き取られ
る人工芝にゆるみが生じることを簡単な構造で防止する
ことができる。 (2)人工芝敷設領域の前後方向の一端側地点の左右両端
部に、各々インナーハウジングを昇降自在に組み込んだ
アウターハウジングを設置し、且つ該左右のアウターハ
ウジング間に、前後2組の支持ロールを回転自在に設置
すると共に、人工芝敷設領域に対応するような長さ及び
幅サイズとした一枚物の人工芝を巻き付けるようにした
長大なドラムを上記支持ロールの上方位置に配置して、
該ドラムの両軸端部を上記左右のインナーハウジングに
回転自在に支持させ、上記一方のインナーハウジングの
外側下部に水平に張り出させて固定した固定フレーム上
にモータを搭載し、該モータの出力軸と上記ドラムの軸
端部とを直結して、モータとドラムがインナーハウジン
グと一体となって左右のアウターハウジング内を自在に
昇降できるようにし、且つ、人工芝敷設領域の前後方向
の他端側地点に、上記ドラムに巻かれた人工芝を引き出
すためのウインチを設置し、更に、上記人工芝をドラム
に巻き取るときの人工芝の左右の幅端部の張力を変化さ
せ得るようにするために上記ドラムの両端部に近接する
位置に、ガイドロールと、該ガイドロールの両端部を支
持する支持アームと、該支持アームを傾動させてガイド
ロールの位置を上下方向に変位させるようにする傾動ア
クチュエータとからなる芝エッジガイド装置を左右にそ
れぞれ設けた構成とすることにより、人工芝の左右の幅
端部に作用する張力を左右の芝エッジガイド装置で調整
することができ、人工芝を非常に安定した状態でドラム
に巻き取ることができて竹の子状に巻き取られてしまう
ことをなくすことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の人工芝敷設装置の一実施例を示す概要
図である。
【図2】図1のA−A方向矢視図である。
【図3】本発明の人工芝敷設装置を用いて人工芝を敷設
した状態を示す概略平面図である。
【図4】本発明の他の実施例を示す概要図である。
【図5】最近提案されている人工芝敷設装置の一例を示
す概略図である。
【符号の説明】
1 人工芝敷設領域 1a 一端側地点 1b 他端側地点 2 アウターハウジング 3 インナーハウジング 7 人工芝 8 ドラム 8a 軸端部 10 固定フレーム 11 モータ 11a 出力軸 13 支持ロール 16 ウインチ 18 芝エッジガイド装置 20 ガイドロール 21 支持アーム 22 電動ジャッキ(傾動アクチュエータ)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E01C 19/00 B65H 75/38 E01C 13/08

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 人工芝敷設領域の前後方向の一端側地点
    の左右両端部に、各々インナーハウジングを昇降自在に
    組み込んだアウターハウジングを設置し、且つ該左右の
    アウターハウジング間に、前後2組の支持ロールを回転
    自在に設置すると共に、人工芝敷設領域に対応するよう
    な長さ及び幅サイズとした一枚物の人工芝を巻き付ける
    ようにした長大なドラムを上記支持ロールの上方位置に
    配置して、該ドラムの両軸端部を上記左右のインナーハ
    ウジングに回転自在に支持させ、上記一方のインナーハ
    ウジングの外側下部に水平に張り出させて固定した固定
    フレーム上にモータを搭載し、該モータの出力軸と上記
    ドラムの軸端部とを直結して、モータとドラムがインナ
    ーハウジングと一体となって左右のアウターハウジング
    内を自在に昇降できるようにし、且つ、人工芝敷設領域
    の前後方向の他端側地点に、上記ドラムに巻かれた人工
    芝を引き出すためのウインチを設置した構成を有するこ
    とを特徴とする人工芝敷設装置。
  2. 【請求項2】 人工芝敷設領域の前後方向の一端側地点
    の左右両端部に、各々インナーハウジングを昇降自在に
    組み込んだアウターハウジングを設置し、且つ該左右の
    アウターハウジング間に、前後2組の支持ロールを回転
    自在に設置すると共に、人工芝敷設領域に対応するよう
    な長さ及び幅サイズとした一枚物の人工芝を巻き付ける
    ようにした長大なドラムを上記支持ロールの上方位置に
    配置して、該ドラムの両軸端部を上記左右のインナーハ
    ウジングに回転自在に支持させ、上記一方のインナーハ
    ウジングの外側下部に水平に張り出させて固定した固定
    フレーム上にモータを搭載し、該モータの出力軸と上記
    ドラムの軸端部とを直結して、モータとドラムがインナ
    ーハウジングと一体となって左右のアウターハウジング
    内を自在に昇降できるようにし、且つ、人工芝敷設領域
    の前後方向の他端側地点に、上記ドラムに巻かれた人工
    芝を引き出すためのウインチを設置し、更に、上記人工
    芝をドラムに巻き取るときの人工芝の左右の幅端部の張
    力を変化させ得るようにするために上記ドラムの両端部
    に近接する位置に、ガイドロールと、該ガイドロールの
    両端部を支持する支持アームと、該支持アームを傾動さ
    せてガイドロールの位置を上下方向に変位させるように
    する傾動アクチュエータとからなる芝エッジガイド装置
    を左右にそれぞれ設けた構成を有することを特徴とする
    人工芝敷設装置。
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