JP3317352B2 - 光通信システム - Google Patents
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- H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
- H04B—TRANSMISSION
- H04B10/00—Transmission systems employing electromagnetic waves other than radio-waves, e.g. infrared, visible or ultraviolet light, or employing corpuscular radiation, e.g. quantum communication
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Description
ーム相互間の一致の形で信号が伝送されるシステムに係
わる。
信システムは、例えばApplied Optics Vol.24,No 22,p
p.3877〜3882においてHongとFribergとMandelによっ
て、既に論じられている。彼らが説明している光通信シ
ステムは、入力ポンプビームの非縮退パラメトリック低
域変換(non−degenerate parametric downconversio
n)によって同時光子対(simultaneous photon pair)
を生じさせるために、非線形の結晶体を使用する。これ
らの光子対は2つの相関した光子ビームを形成し、これ
らのビームの各々が各対の一方の光子を含む。これらの
ビームは別々に伝送され、受信機で別々に検出される。
1つの相関光子対(各ビームに1つの光子)が検出され
る時に、1つの一致が記録される。入力ポンプビームの
直接変調によって、即ち、入力ポンプビームをON/OFFに
スイッチングすることによって、ディジタル信号が伝送
される。両方のビームにおけるOFF周期が、低域変換さ
れた光子対にスペクトル的に類似している光を使用して
充填(fill−in)される。しかし、この充填光は相関関
係がなく、従って、その光が受信機で検出される時に
は、有意数の一致が記録されない。この場合、受信機に
おける一致の周期は2進数「1」に相当し、(ノイズよ
り上の)非一致の周期は2進数「0」に相当する。
バックグラウンドノイズに対する識別を可能にするとい
う利点を有する。従って、通信が、比較的少数の光子を
用いて実現されることも可能であり、そうでない場合に
は、信号光子が前記2つのビームの各ビーム中でノイズ
の中に失われるであろう。
較的安全である。1つのビームだけしか傍受されず、且
つ、充填に使用される光がその信号光子に十分に適切に
整合している場合には、その信号が解読されることは不
可能である。しかし、低域変換された光子のスペクトル
と強度と統計的属性とを整合させることは、実際上は困
難である。従って、多くの場合には、1つのビームの属
性の詳細な解析が、信号が解読されることを可能にす
る。これに加えて、両方のビームが傍受される場合に
は、単純な一致の計数によって信号が解読される可能性
がある。従って、このシステムはあまり安全ではない。
ムも、既に論じられている。この時間変調システムは2
つのパルス状の相関光子ビームを有する。これら2つの
相関ビームの一方のビームの時間変調によって、ディジ
タル信号が伝送される。即ち、これらのパルス状ビーム
の一方のビームに可変遅延が導入される。上記の直接変
調の場合と同じく、2つのビームの一方が傍受される場
合には、信号は容易に解読されることは不可能である。
しかし、パルス間の時間遅延の統計の慎重な解析が、何
らかの変調が発見されることを可能にするであろう。使
用された遅延が、被復調ビームのパルスの間の時間間隔
に比較して短い場合には、そうした解析によって発見さ
れる変調はごく僅かであろう。両方のビームが傍受され
る場合には,直接変調の場合と同じく、単純な一致の計
数が信号を解読するであろう。従って、このシステムは
あまり安全ではない。
チャネル内での損失に応じたSN比の平方減少という重大
な欠点も有する。この欠点は、それらのシステムの実際
上の使用に対して非常に大きな制約をもたらし、特に、
それらのシステムの使用が可能な通信距離を制限する。
ることである。
ギーを有する光子の相関対の発生源を含む送信機と、 (i)受信された光子の間の一致を計数するように構
成された一致計数手段と、(ii)一致計数率の変化に応
答し且つ通信信号を与えるように構成された識別手段と
を含む受信機と を有する光通信システムを提供し、 前記システムは、 前記送信機が、(a)信号入力に応じた変調可能なス
ペクトル分散特性を有する、第1の光子ビームチャネル
内の送信機ろ波手段と、(b)タイミング信号を送信す
るために前記送信機ろ波手段の出力に応答する手段とを
含み、前記受信機が、信号入力が存在しない時に前記送
信機ろ波手段のスペクトル分散特性に対して共役である
スペクトル分散特性を有する受信機ろ波手段を含み、前
記受信機ろ波手段が、受信光子のスペクトル特性に基づ
いて、異なった受信機チャネルに受信光子を分けるため
に使用されることによって特徴付けられる。
ムチャネルからの光子との両方が、送信中に傍受される
場合でさえ、その信号が解読されることが不可能である
という利点を与える。従って、本発明は、従来技術の場
合に比べて、より高い通信上の安全性を与える。
グラウンド光の強度に比べて2桁小さい時のように、比
較的高レベルのバックグラウンド光の中で通信が達成さ
れることが可能であるという利点も与える。このこと
は、本発明が不利な条件の下で使用されることを可能に
する。或いは、通信の安全性を強化するために、信号を
スプリアス光の中に混合し、それによって信号ビームの
識別を一層困難にすることによって、信号ビームが隠蔽
されることも可能である。
の更なる利点は、信号/雑音特性の改善である。従来技
術のシステムは信号損失に応じてSN比の平方低下を被る
が、本発明は信号損失に応じてSN比の線形低下を被るだ
けである。
スペクトル的に共役であるフィルタ特性を有する、2つ
のフィルタチャネルを有する。従って、受信機ろ波手段
は、共役スペクトルを有する2つの光子ビームを与え
る。一致計数手段は、タイミング信号と2つの共役スペ
クトルビーム各々との間の一致を計数するために使用さ
れる。従って、2つの一致率が得られ、通信信号を得る
ために、一方の一致率が他方の一致率から減算される。
2つのフィルタチャネルの使用は、新たな情報を全く付
加しないが、SN比を増大させ、従って有利である。
に使用されることも可能である。この場合には、送信機
ろ波手段が、ディジタル信号に応じて2つの共役スペク
トル分散特性の間を切り換えられる。
Zehnder)干渉計の形の送信機ろ波手段と受信機ろ波手
段とを備えることも可能である。送信機ろ波手段は、通
信信号がそれに供給される片方の干渉計アームの中に電
気光学変調器を含んでよい。受信機ろ波手段のマッハ・
ツェンダー干渉計は、送信機内のろ波手段のマッハ・ツ
ェンダー干渉計に整合させられ、即ち、受信機ろ波手段
と送信機ろ波手段は、前記電気光学変調器の休止時に
は、等しい光路長を有する。
通信するために応用されることも可能である。そうした
実施例では、送信機ろ波手段の変調が、一致計数器によ
って計測される2つの一致率の概ね100%の変調を生じ
させるために使用される。この実施例は、変調可能なス
ペクトル分散特性を有する送信機ろ波手段を含むことも
可能である。送信機ろ波手段と受信機ろ波手段の各々
は、個々の入力信号に応じて、少なくとも3つの別々の
予め決められた位相差の間での変調のために使用される
ことも可能である。これらの位相差の組合せの少なくと
も1つは、測定された2つの一致率の概ね100%の変調
を与えるような組合せである。そうした実施例では、送
信機ろ波手段と受信機ろ波手段の各々は、その片方のア
ーム内に電気光学変調器を有するマッハ・ツェンダー干
渉計であってよい。
信のために単一ビームとして組み合わされるように実施
されることも可能である。タイミング信号と第2の光子
ビームとが、場合により、偏光ビームスプリッタ又は二
色性ビームスプリッタによって、受信機内で分離される
ことも可能である。
とが自由空間を通過して受信機に伝送されるように実施
されてもよい。或いは、タイミング信号と第2の光子ビ
ームとが、光ファイバを経由して受信機に伝送されるこ
とも可能である。
パーチャとを含む相関光子対の発生源が備えられること
も可能である。或いは、その相関光子対の発生源はカス
ケード原子源であってもよい。
て、単なる例示として説明される。
生源の略図である。
図である。
(modulated filter)の略図である。
性を示すグラフである。
(unmodulated filter)の略図である。
グを示すグラフである。
ある。
る。
に説明される。システム10は、2つの主要部分、即ち、
送信機12と受信機14を有する。
の共役エネルギーを有する光子相関対の発生源16を説明
する。この発生源16は、短波長レーザ18と、非線形結晶
体20と、2つのアパーチャ32、34とから成る。この実施
例では、レーザ18は、波長λ0=413.4nmの100mWクリプ
トンイオンレーザであり、結晶体20はヨウ素酸リチウム
である。レーザ18は波長λ0の光子20を放出し、この光
子22は結晶体20に入射する。結晶体20の中では、光子22
が、Physical Review Letters 25(1970)pp.84におい
てBurnhamとWeinburgによって論述され、更にPhysics R
eview A8(1973)pp.2684においてMollowによって論述
されたような、非縮退低域変換を受ける。各々の光子22
は、入力光子方向に対して角度θ1に、波長λ1を有す
る第1の低域変換された光子24を発生させ、且つ入力光
子方向に対して角度θ2に、波長λ2を有する第2の低
域変換された光子26を発生させる。
である。これらの光子は概ね同時に放出され、共役のエ
ネルギーを有する。即ち、これら光子24、26のエネルギ
ーの合計は光子22のエネルギーでなければならない。従
って、相関対の第1の光子24のエネルギーが知られてい
る時には、第2の光子26のエネルギーも知られ、この逆
の場合も同じである。これは、光子対24、26が発生させ
られる時に認められるエネルギーと運動量の保存の結果
である。次式の関係が当てはまり、 前式中のω0、ω1、ω2は各々に光子22、24、26の角
振動数である。方程式1〜3に対する数多くの解があ
り、従って、低域変換された光子24、26に関して採るこ
とが可能な角度θ1、θ2は数多くある。
ルギー分散ビーム28、30を形成する。2つのアパーチャ
32、34が、共役光子40の第1のビーム36と、共役光子42
の第2のビーム38を選択する。即ち、これらのアパーチ
ャは、方程式1〜3の1つの解に相当する光子40、42の
対を選択する。
子40、42に与える等しい有限の幅を有する。アパーチャ
32は、角振動数ω1±δωを有する光子40を選択し、ア
パーチャ34は、角振動数ω1δωを有する光子42を選
択する。この実施例では、ω1=ω2=ω0/2という対
称解が、適切なアパーチャの位置決めのために使用され
ている。アパーチャ32、34は、5nmの帯域幅を有するλ
1=λ2=826.8nmに対応するθ1=θ2=14.5゜の角
度で、光子40、42を受け入れる。
ビーム36は鏡44とレンズ46を通過して偏光ビームスプリ
ッタ48に進む。第2のビーム38は、入力されたディジタ
ル信号52によって変調される被変調フィルタ50に進む。
被変調フィルタ50の働きは更に詳細に後述される。
せ、この出力ビーム54は、能動的に抑制された光子計数
アバランシェホトダイオード58に進む。適当なホトダイ
オードが、Applied Optics,Vol 26,pp.2383〜2389の中
でBrownとJonesとRarityとRidleyによって言及されてい
る。ホトダイオード58は、検出される各々の光子56に応
じて各々の電気パルス60を発生させる。各々の電気パル
ス60は、レーザダイオード64を制御するレーザダイオー
ド変調器62に進む。これらの素子は標準的な通信グレー
ドの素子であり、この実施例ではレーザダイオード64は
1.5μmの出力波長を有する。
各々の光パルス66を発生させる。従って、変調された低
光レベルの出力ビーム54は巨視的光ビーム(macroscopi
c light beam)68に変換され、この光ビーム68の中では
各々のレーザ出力パルス66は各々の光子56に相当する。
ビーム68はタイミング信号を構成する。ビーム68はレン
ズ70を通って偏光ビームスプリッタ48に進む。
の低光レベルビーム36とを複合ビーム72の形に組み合わ
せる。複合ビーム72は、切れ目74によって示されるよう
に自由空間を介して遠隔の受信機14に伝送される。
14の中に入る。これに続いて、ビーム72は二色性ビーム
スプリッタ78に進み、二色性ビームスプリッタ78はビー
ム72を受信された巨視的光ビーム80と受信された低光レ
ベルビーム82とに分離する。受信された巨視的光ビーム
80は波長1.5μmの光パルス84から成り、受信された低
光レベルビーム82は波長826nmの光子86から成る。巨視
的光ビーム80は通信グレード検出器88に進み、検出器88
は各々の光パルス84に対して電気パルス90を発生させ
る。電気パルス90は、より詳細に後述されるマルチチャ
ネル一致計数器92に進む。
フィルタ50に対して整合させられた被復調フィルタ94に
進む。この被復調フィルタ94は、後でより詳細に説明さ
れる。各々に参照番号100と102とによって示される光子
の第1と第2の低光レベル出力ビーム96、98を発生させ
る。ビーム96、98は各々に、2つの能動的に抑制された
光子計数アバランシェホトダイオード104、106に進む。
ホトダイオード104は、検出された各々の光子100に対し
て各々の電気パルス108を発生させる。同様に、ホトダ
イオード106は、検出された各々の光子102に対して各々
の電気パルス110を発生させる。電気パルス108、110は
一致計数器92に進む。
れる。計数器92は、第1と第2の一致ゲート120、122
と、ディジタル減算回路124とを含む。パルス90、108が
第1の一致ゲート120の中に入り、各々の一致が計数さ
れる毎にパルス126が一致ゲート120から出力される。パ
ルス90とパルス108の間の一致率が高い周期は、ディジ
タル信号52における2進数「0」レベルである。パルス
90、110が第2の一致ゲート122の中に入り、各々の一致
が計数される毎にパルス128が一致ゲート122から出力さ
れる。パルス90とパルス110の間の一致率が高い周期
は、ディジタル信号における2進数「1」レベルであ
る。パルス126、128はディジタル減算回路124に進む。
回路124はパルス126、128の各々の率を測定し、パルス1
28の率からパルス126の率を減算する。識別レベルはゼ
ロに設定され、従って、減算された一致率が正である時
には、2値数「1」が生成され、減算された一致率が負
である時には、2値数「0」が生成される。これは、復
号されたディジタル出力信号112を生成する。
変調フィルタ50が概略的に説明され、図4の図1と共通
の部分には同一の参照番号が付されている。被変調フィ
ルタ50は、不等の光路長を有するマッハ・シェンダー
(MZ)干渉計である。このMZ干渉計50は入力ビームスプ
リッタ150と出力ビームスプリッタ152を有する。MZ干渉
計50を通過する第1の光路154は、ビームスプリッタ15
0、152の間の直接の長さL1の光路である。第2のMZ干渉
計光路156は、2つの鏡158、160を経由して出力ビーム
スプリッタ152に延び、その長さはL2である。第2の光
路156は第1の光路よりも長さ(L2−L1)=Pだけ長
く、このPは光路差である。第2の光路156は、変調器
ドライバ164によって起動される電気光学位相変調器162
を含む。入力ディジタル信号52は、変調器ドライバ164
によって、変調器162のための制御信号に変換される。
えるために使用される。ディジタル信号52は2進数
「0」レベル52aと2進数「1」レベル52bとを各々に有
する。ディジタル信号52が0である時には、第2の光路
長はL2のままである。ディジタル信号52が1である時に
は、第2の光路長はL2+δxに増大させられる。従っ
て、光路差はP+δxになる。
は、光路154をとる部分42aと光路156をとる部分42bとに
分けられる。出力ビームスプリッタ152において、部分4
2aと部分42Bの各々が、部分的に反射され、部分的に透
過される。その結果として、被変調の低光レベルビーム
54は、部分42aの透過成分と部分42bの反射成分との合計
となる。第2の被変調低光レベルビーム168も、部分42a
の部分反射と部分42bの部分透過とによって形成され
る。しかし、第2のビーム168はこの実施例では使用さ
れない。MZ干渉計50は余弦曲線フィルタとして働き、そ
の第1の出力強度関数I1(ω)と第2の出力強度関数I2
(ω)は次式によって与えられ、 I1(ω)=I38(ω)[1+cos(ωP/c)]/2 (4) I2(ω)=I38(ω)[1−cos(ωP/c)]/2 (5) 前式中でI38(ω)は、角振動数ωに応じたビーム38の
強度であり、Pは上記で定義された光路差であり、cは
光の速度である。光路差Pは、レーザ18のコヒーレンス
長よりも小さく、且つビーム38、36のコヒーレンス長よ
りも大きい。
の出力強度関数と第2の出力強度関数の形でグラフとし
て示される。第1の出力強度関数I1(ω)と第2の出力
強度関数I2(ω)とは、帯域幅2δωに亙って等しい合
計強度を伝送するが、共役スペクトル形態を示す。言い
換えれば、これらの関数は中心振動数ω1に関して互い
の鏡像である。ディジタル信号52が2進数「0」であ
り、且つ光路差がPである時には、ビーム54は、図5a)
に示されるI1(ω)によって与えられる第1の出力強度
関数を有する。ビーム168は、図5b)に示される共役の
スペクトル出力強度関数I2(ω)を有する。実際には、
出力強度関数I2(ω)と出力強度関数I2(ω)は、振動
数帯域幅2δωに亙って、図5に示される縞よりも多く
の縞を有し、典型的には約100つの縞を有する。
を有し、光路156の長さにおける変化δxは、δx=π
/ω1であるように調整される。従って、ディジタル信
号52が2進数「1」であり、且つ光路差がP+δxであ
る時には、ビーム54は出力強度関数I2(ω)を有し、ビ
ーム168が出力強度関数I1(ω)を有する。従って、光
路長の変化δxは、ビーム54とビーム168の間での出力
強度関数I1(ω)とI2(ω)との交換を引き起こす。従
って、ビーム54は、被変調フィルタ50の伝送特性の2つ
の二者択一状態の間のスイッチングによってディジタル
信号52を搬送する。信号52がゼロである時には、ビーム
54はI1(ω)で表される振動数スペクトルを有し、一
方、信号52が1である時には、ビーム54はI2(ω)で表
される振動数スペクトルを有する。Pδω/c≫1である
ならば、強度関数I1(ω)、I2(ω)の交換は、ビーム
54の平均強度を変化させない。条件Pδω/c≫1は、P
がビーム36、38のコヒーレンス長より大きい時に満たさ
れる。
ィルタ94が概略的に説明される。被変調フィルタ50と共
通の部分は、星印が付与された同一の参照番号で示され
ている。被復調フィルタ94は、通信信号変調が存在しな
い時に、即ち、被変調フィルタの休止中に、被変調フィ
ルタ50と整合させられる。従って、第1の光路154*が
長さL1であり、第2の光路156*が長さL2であり、光路
差が(L2−L1)=Pによって与えられる。被復調フィル
タ94が被変調フィルタ50と整合させられるが故に、その
フィルタ関数も方程式4、5によって与えられる。従っ
て、光子40の対の帯域幅ω1δωの各々に亙って、ビ
ーム98が強度関数I1(ω)を有し、ビーム96が強度関数
I2(ω)を有する。被復調フィルタ94は基準フィルタと
して働く。
の間で必要とされる。即ち、光子42が、帯域幅ω1δ
ω内において、ωaで与えられる特定の角振動数を有す
る場合には、その相関光子40は、帯域幅ω1δω内に
おいて、ωbで与えられる共役の角振動数を持たなけれ
ばならない(但し、ωa+ωb=ω0)。従って、ビー
ム54が強度スペクトルI2(ω)を有する時に、振動数ω
aを有する光子42が被変調フィルタ50を通過するなら
ば、振動数ωbを有する受信された相関対光子86が被復
調フィルタ94を通過して、共役強度スペクトルI2(ω)
を有するビーム96になる。同様に、ビーム54が強度スペ
クトルI2(ω)を有する時に、光子42が被変調フィルタ
50を通過するならば、受信された相関対光子86が被復調
フィルタ94を通過して、共役強度スペクトルI1(ω)を
有するビーム98になる。一般的に、通信信号52が存在し
ない時に、ビーム96又はビーム98のどちらか一方(両方
ではない)を生じさせる被復調フィルタ94の伝送特性
が、ビーム54を生じさせる被変調フィルタ50の伝送特性
と共役であるならば、被復調フィルタ94の伝送特性が被
変調フィルタ50の伝送特性と共役である。
〜88によって)一致計数器92に進む電気パルス90を生じ
させる。ビーム96中の受信ろ波光子100の各々は、一致
計数器92に進む電気パルス108に結果する。電気パルス9
0と電気パルス108との間に高い一致率がある場合には、
これは、送信機によってろ波された光子56がI1(ω)の
スペクトル形態を有するということ、従って、ディジタ
ル信号52が2進数「0」であることを示す。
2(ω)を有する時には、受信された相関対光子86が共
役強度スペクトルI1(ω)を有し、従って、被復調フィ
ルタ94を通過してビーム98になるだろう。光子56は電気
パルス90に結果し、ビーム98中の光子102は電気パルス1
10に結果する。パルス90、110は一致計数器94に進む。
パルス90、110の間に高い一致率がある時には、このこ
とは、送信機ろ波光子56がスペクトル形態I2(ω)を有
し、従って、ディジタル信号52が2進数「1」であるこ
とを示す。
グ図が説明される。一連のグラフ200〜216では、振幅が
時間に対してプロットされている。送信されるべき2進
数ディジタル信号52が、第1のグラフ200に示されてい
る。グラフ202〜210と、グラフ214〜216は、垂直線とし
て各々の電気パルスを示す。第2、第3、第4のグラフ
202〜206は、各々に一致計数器92に入力される光検出パ
ルス90、110、108のタイミングを示す。第5のグラフ20
8は、パルス90とパルス110との間の一致の発生時に一致
計数器92内で生成される電気パルスを示す。これらの一
致の最初の6つは、グラフ204からグラフ208に延びる点
線209のような点線で示される。同様に、6番目のグラ
フ210は、パルス90とパルス108との間の一致の発生時に
一致計数器92内で生成される電気パルスを示す。これら
の一致の最初の4つは、グラフ202からグラフ206を通っ
てグラフ210に延びる点線211のような点線で示される。
電気パルス90と電気パルス110との間の一致率が高い周
期は、2進数「1」であるディジタル信号52に相当す
る。同様に、電気パルス90と電気パルス108との間の一
致率が高い周期は、2進数「0」であるディジタル信号
52に相当する。従って、出力復号ディジタル信号112
は、これらの一致率の一方をその他方から減算すること
によって得られる。出力復号ディジタル信号112がグラ
フ212に示される。
(P)とは異なる光路差P′によって特徴付けられる場
合には、フィルタ特性が変化させられる。差(P−
P′)が、低域変換された光子40、42のコヒーレンス長
よりも短い場合、即ち、|(P−P′)δω|≪2πの
場合には、その帯域幅に亙って変化は小さく、信号52の
損失は無視できる。差(P−P′)がそのコヒーレンス
長よりも長い場合、即ち、|(P−P′)δω|≫2π
の場合には、フィルタ50とフィルタ94は光帯域幅2δω
全体に亙って何度も位相の一致と不一致を繰り返し、信
号52が失われる。この状況が図6の第8のグラフ214と
第9のグラフ216に示され、これらのグラフでは、垂直
線が、パルス90とパルス110との間の一致の発生時と、
パルス90とパルス108との間の一致の発生時の各々にお
いて、一致計数器92内で生じさせられる電気パルスを表
す。当然のことながら、計数される一致にはパターンは
ない。相関光子ビーム36、38のコヒーレンス長は小さ
く、典型的には100μm未満である。従って、フィルタ5
0の光路長Pとフィルタ94の光路差P′を整合させるこ
とが重要である。
ことも可能であり、この帯域幅は、送信中の損失がある
場合に実際的に得られる一致率C0によって決定される。
利得が使用可能であるが故に、巨視的パルス光路におけ
る信号損失を無視できるようになる。従って、巨視的パ
ルス光路における信号損失がゼロであると仮定すると、
次式が得られることが可能であり、 C0=ηTηRηtrr (6) 前式中でηTとηRは、送信機光子計数検出器58及び受
信機光子計数検出器104、106の各々における収集と検出
の量子効率(quantum efficiency)であり、ηtrは低光
レベルビーム36、82による集中送信効率(lumped trans
mission efficiency)であり、rは結晶体20における初
期対光子率(initial pair photonrate)である。信号
を最大にするために、パルス90とパルス108との間の一
致率と、逆相であるパルス90とパルス110との間の一致
率との両方が測定され、減算される。変調器162が位相
差πを生じさせるように構成されている時には、2進数
「1」ビットと2進数「0」ビットとの間の差一致率変
調(difference coincidence rate modulation)C0/2が
確保される。例えば、ビット1つ当たり10の差一致が必
要とされ、ηT=ηR=10%であり、ηtr=10%であ
り、且つ1秒当たり10,000ビットの最大ボーレートであ
る場合には、r=2×108s-1の相関対光子率が必要とさ
れる。バックグラウンド光と検出器暗計数(detector d
ark count)を無視すれば、偶然一致率Bが次式で与え
られ、 B=ηTηRηtrr2t (7) 前式中でtは、第1のパルスの開始と、その一致が記録
されるであろう第2のパルスの開始との間の最大遅延と
して定義される、一致ゲート幅である。無視できる偶然
一致率Bを得るためには、即ち、B<C0であるために
は、rt<1であることが必要であり、上記の例では、t
<5nsであることが必要である。
組み合わされることがないシステム10の別の実施例(図
示されていない)が構成されることも可能である。この
実施例では、偏光ビームスプリッタ48と二色性ビームス
プリッタ78とが省略され、第2の集束レンズが受信機14
への入力に必要とされる。巨視的ビーム68が第1の集束
レンズ76を経由して受信機14の中に入る。低光レベルビ
ーム36が第2の集束レンズを経由して受信機14の中に入
り、被復調フィルタ94に進む。このシステムはシステム
10と同一の仕方で動作する。
ルタ50からの第2の出力ビーム168の使用を含む。この
第2の出力ビーム168は、第1の出力ビーム54と同様の
仕方で取り扱われ、第2の巨視的ビームとして伝送さ
れ、その結果として、パルス90に類似しているがパルス
90とは逆相である第2の組のパルスを与える。第2の組
のパルスは一致計数器92に入り、これらの第2の組のパ
ルスとパルス108、110との間の一致が計数される。第2
の組のパルスとパルス108との間の高い一致率は、2進
数「1」であるディジタル信号52に相当する。同様に、
第2の組のパルスとパルス110との間の高い一致率は、
2進数「0」であるディジタル信号52に相当する。第2
の出力ビーム68の使用は、それが搬送する情報が第1の
出力ビーム54によって搬送される情報と共役であるが故
に、追加の情報を全くもたらさない。しかし、第2の出
力ビーム68の使用は、そのシステムのSN比を増大させ、
従って、より長い通信距離に亙って、又は、より劣悪な
条件下で、そのシステムを使用することを可能にする。
い)が、振動数に対して高感度であるように構成される
ことも可能である。即ち、フィルタ50、94が、光路差P
の交替によって、異なった整合特性に周期的にスイッチ
ングされることも可能である。従って、各々の相関光子
対の処理のために、フィルタ50、94が整合させられ、ス
イッチングが1つの光子対とその次の光子対との間で生
じる。この処置は、フィルタ50、94の光伝送特性に対し
て同一の変調を与えることに相当し、この変調は、一致
計数方法で検出される信号を無影響のままに保つ。適正
な動作の規準とは、受信機14が光子86を受け取る際に、
被復調フィルタが、相関光子対42がろ波された時に上記
で定義された条件で被変調フィルタ50に整合させられな
ければならないということである。従って、被復調フィ
ルタ94の伝送特性が相関光子対の各々に関して被変調フ
ィルタ50の伝送特性に整合したままである限りは、被復
調フィルタ94の伝送特性は変化することが可能である。
1の光路154とフィルタ94を通過する第1の光路154*と
の中に各々に電気光学変調器を挿入することによって与
えられることも可能である。これらの変調器が同じよう
に作動させられ且つ同じタイプであるならば、フィルタ
50とフィルタ94とにおいて有効光路長の同一の変化が生
じる。従って、フィルタ50とフィルタ94は、異なった整
合特性に変化させられるであろう。そうした変化は、信
号52の中に挿入されたコードに応答して又は予め決めら
れた間隔で生じるように設定されることも可能である。
一例として示される。レーザ28と非線形結晶体20とがカ
スケード原子源によって置き換えられてもよい。適切な
カルシウムカスケード原子源が、Physical Review Lett
ers,Vol.28,pp.939においてFreedmanとClauserによって
論述されている。このカスケード原子源は、波長λ1=
551.3nmを有する光子と波長λ2=422.7nmを有する光子
との光子対を生じさせる。フィルタ50とフィルタ94との
中の互いに整合されたMZ干渉計は、同調可能なモノクロ
メータ、又は、狭い通過帯域を有する回転可能な干渉フ
ィルタによって置き換えられることが可能である。送信
機12と受信機14との間の、光ビーム72又は36と光ビーム
68又は36、巨視的ビーム68と第2の巨視的ビームの伝送
は、適切な結合レンズを有する光ファイバに沿って行わ
れてもよい。
その結果としての光ビームの取扱いとにある。システム
10は、それらのビーム36、68を二色性ビームスプリッタ
78によって受信機14内で分離するのに十分なだけ波長が
互いに相違している低光レベルビーム36と巨視的ビーム
68とを有する。システム10は、ビーム36、68が同一の波
長を有し、且つビーム36、68が偏光ビームスプリッタに
よって受信機内で分離されるように、構成されることも
可能である。説明の例では、これは、波長830nmのレー
ザダイオードでレーザダイオード64を置き換えることに
よって実現可能である。ビーム36、68の波長も、アパー
チャ32、34の位置を変化させることによって変えられる
ことが可能であり、従って、光子エネルギーが選択され
ることが可能である。
タル信号を取り扱うことが可能であった。本発明の実施
例は、アナログ信号を取り扱うことが可能であるように
構成されることも可能である。
8との間の一致率の変化が曲線220によってグラフに示さ
れている。この変化は正弦曲線状である。システム10で
は、ディジタル信号52を送信する場合に、グラフの点22
2と点224との間で、変調器162によって光路差が変化さ
せられる。点224は被変調フィルタ50の被復調光路差P
を表し、従って、ディジタル信号52が2進数「0」であ
る時の光路差である。点222は被変調フィルタ50の被変
調光路差P+δωを表し、従って、ディジタル信号52が
2進数「1」である時の光路差である。従って、信号レ
ベルが変わるにつれて、一致率が最大値と最小値の間で
切り替わる。
って範囲が限定される周期のような1/4周期内で働くよ
うに、そのシステムが設計される。その光路差は、その
示された範囲内で、アナログ信号レベルの変化に応じて
変化するだろう。1/4周期(226〜228)の中央の点230
は、このシステムでは被復調光路差Pであり、その結果
として、2つの一致ゲート120、122における等しく且つ
一定不変の一致率が得られる。変調器162に加えられる
アナログ信号は、前記範囲内で光路差を連続的に変化さ
せ、従って、ゲート120、122において一致率を変調す
る。この実施例では、ディジタル回路124が、復号され
たアナログ信号を生成する適切なアナログ減算回路によ
って置き換えられる。
送するために複数の光子対を使用する。しかし、これら
の実施例は、1ビットが単一の光子対によって搬送され
るように機能させられることも可能である。例えば、シ
ステム10は、単一の光子対40、42によって搬送される各
々のビットによって機能させられることも可能である。
従って、パルス90とパルス108との間の単一の一致が2
進数「0」を表し、パルス90とパルス110との間の単一
の一致が2進数「1」を表す。当然のことながら、送信
中の何らかの損失はビットの損失に結果する。しかし、
そうした損失は、殆どの場合、低光レベルチャネル内の
光子40の損失である。そうした状況で、関連付けられた
タイミングパルス84が依然として受信されるだろうが、
そのタイミングパルス84は、一致する光子100又は102を
含まない。従って、その送信の受信者は、損失ビットに
気づくであろうし、そのタイミングを有するビットの損
失を送信者に連絡することが可能である。その損失ビッ
トの内容が送られないが故に、この連絡は従来の手段に
よって行われるであろう。その後で、そうした損失ビッ
トが再送信されることが可能である。この代わりに、同
一のビットが再び失われるだろうとは考え難いが故に、
その送信全体が再び繰り返されてもよく、その後で、メ
ッセージ全体が2つ以上の受信された送信内容から組み
立てられることも可能である。システム10に適切な回路
構成部分を追加することによって、この処理全体が自動
化されることも可能である。
ことである場合には、再送信は不必要である。即ち、そ
の送信の受信者が、どのビットが受信されたかをその送
信者に通報し終われば、送信者と受信者の両方が、彼ら
の両方が知っているのはどのビットかを認識している。
当初の送信は、暗号解読キーを形成するに足りる受信の
成功を可能にするのに十分な過剰ビットを含まなければ
ならない。この場合には、暗号解読キーは、送信に成功
したビットだけに基づく。受信されなかったビットは、
そのビットの送信者によって単に放棄される。
て通信が行われるためには、次の規準が満たされるべき
である。送信機フィルタ50の変調は、受信機フィルタ94
から出力される光子の100%の変調を生じさせるような
変調であるべきである。即ち、その変調は、図8におけ
る点222と点224によって示されるような最大一致率と最
小一致率との間でのスイッチングに相当しなければなら
ない。最小一致率がゼロであるためには、検出器58、8
8、104、106と一致計数器262との時間分解能は、MZ干渉
計50、94の光路差に相当する距離を光子が進むのに要す
る時間よりも短くなければならない。しかし、実際に
は、そのシステムの不完全性が変調の100%の可視性を
妨げるであろうし、従って、エラーが生じるであろう。
反復送信は、エラーを補償するためにエラー訂正コード
が使用されることが可能であるレベルまで、エラーを減
少させる。
たり1つの光子対を用いる通信システムでの使用に適し
ているというわけではない。適切なフィルタの一例は、
マッハ・ツェンダー干渉計である。
ム250が概略的に説明される。システム250はビット1つ
当たり1つの光子対を使用し、暗号解読キーの送信に適
しているが、送信前に知られているデータの送信には適
していない。このシステムは、盗聴者を発見することが
可能な方法も含む。システム10と共通の部品は、プライ
ム記号が上書きされた同一の参照番号で示される。シス
テム250の部分の大部分は、システム10と共通である
が、しかし、次で説明される幾つかの相違点がある。
8′を有する。出力54′は検出器58′に進み、この検出
器58′は各々の入射光子56′を検出し、対応する電気パ
ルス256を出力する。電気パルス60′、256の両方が、レ
ーザダイオード64′を制御するレーザダイオード変調器
62′に入力される。レーザダイオード64′は、各々のパ
ルス60′と各々のパルス256とに対応する光パルス66′
を出力する。従って、各々の光出力56′各々の光子254
に対して、光パルス66′が発生させられる。
ルタ258を有する。被変調フィルタ258は被変調フィルタ
50に類似している。被変調フィルタ258は入力ディジタ
ル信号260によって変調される。受信機14′は、一致計
数器92とは幾分か異なった仕方で働くマルチチャネル一
致計数器262も含む。
でシステム250はシステム10と同様の仕方で動作し、こ
うした側面については再び説明されることはない。シス
テム10の動作と異なるシステム250の動作の側面が次で
説明される。
圧レベルの間でランダムに変化している。これらの電圧
レベルが、3つの異なった送信機フィルタ位相差(一括
してφtと呼ばれる)を生じさせ、これらは次の通りで
ある。
相差φt1、φt2又はφt3に従ってろ波され、場合に応じ
て光子56′としてビーム54′の形か、又は、光子254と
してビーム168′の形で現れる。光子56′、254は上記の
通りに検出され、光パルス66′がタイミング信号として
発生させられる。即ち、各々の光パルス66′が光子56′
又は光子254のタイミングを表す。これは受信機14′に
進み、受信機14′内では、電気パルス90′が光子56′又
は光子254のタイミングを表す。
記録をそのタイミングと共に保存しなければならない。
の間でランダムに変化する。これらの3つの電圧レベル
が、3つの異なった送信機フィルタ位相差(一括的にφ
rと呼ばれる)を生じさせ、これらの位相差は次の通り
である。
相差φr1、φr2又はφr3に従ってろ波され、場合に応じ
て光子100′としてビーム96′の形で、又は、光子102′
としてビーム98′の形で現れる。光子100′と光子102′
が検出され、対応する電気パルス108′、110′の各々が
発生される。
む。パルス90′とパルス108′の間の一致と、パルス9
0′とパルス110′の間の一致とが記録される。
て、パルス90′とパルス108′の間の一致は、光子56′
と光子100′の間の一致と光子254と光子100′の間の一
致とを表す。同様に、パルス90′とパルス110′の間の
一致は、光子56′と光子102′の間の一致と光子254と光
子102′の間の一致とを表す。理想的な装置では、即
ち、非効率的な検出器等に起因する損失を伴わない装置
では、いずれかの2つの光子の間の一致の蓋然性は次式
で与えられる。
であり、φrは値φr1、φr2又はφr3をとることが可能
である。
れることが可能であり、 E(φt,φr)P(56′−100′)+(254−102′)−P(56′−102′) −P(254−100′)=cos(φt+φr)、 (9) 前式中でφtとφrが上記の通りの値をとることが可能
である。相関計数E=−1である時に、送信者と受信者
が情報を共有することが可能である。
が「送信者」と呼ばれ、受信する人間が「受信者」と呼
ぶ。
更に情報を交換しなければならない。これは、通常の通
信チャネルによって行われることが可能である。最初
に、送信者と受信者は、個々の位相差がその間に能動的
であった持続時間について互いに知らせ合わなければな
らない。これは、入力ディジタル信号52′、260の各々
を交換することによって行われることが可能である。こ
れに加えて、受信者は、観測された一致のタイミング
(どの光子が一致しているかという情報は含まない)を
送信者に知らせなければならない。
2で観測された一致のタイミングと、b)各々の一致の
時点で能動的である両方の位相差φt、φrと、c)適
切な光子が、送信者のフィルタ50′又は受信者のフィル
タ258の何方のチャネルから生じたかを知っている。送
信者と受信者の各々は、相手方の一致光子が相手方のフ
ィルタ258又はフィルタ50′の何方のチャネルから生じ
たかを知らない。
の組合せが次の表1に示されている。
る時には、上記の表1では2つの組合せ(2、4)があ
る。従って、これらの組合せが能動的である持続時間中
は、情報が送信者と受信者とによって共有される。これ
らの持続時間中の一致は全て、送信前に設定された規定
に従って、2進数「0」又は2進数「1」のどちらかを
表す。例えば、光子56′が一致に含まれているならば、
その一致は2進数「0」を表し、一方、光子254を含む
一致は2進数「1」を表す。同様に、しかし受信者の視
点から見て、光子100′が一致に含まれるならば、その
一致は2進数「0」を表し、一致が光子102′を含むな
らば、その一致は2進数「1」を表す。
者に知られるように、一連のランダムビット112′がも
たらされ、これらのランダムビット112′は暗号解読キ
ーとして使用されることが可能である。
うに作られ、この側面が次に説明される。既に説明され
たように、位相差の組合せがφt+φr=0であるよう
な組合せである時には、情報が送信者と受信者によって
共有されることが可能である。位相差の組合せがφt+
φr≠0であるような組合せである時には、フィルタ5
0′とフィルタ258は十分には相関付けられず、2進数ビ
ットの形の情報が送信者と受信者によって共有されるこ
とが不可能である。しかし、盗聴者を発見するために、
φt+φr≠0の時に記録される一致が、統計学的に解
析されることが可能である。これは、Bellの不等式を使
用して行われる。盗聴者によって傍受されない場合に対
光子がそうであるように、対光子の波動関数Sが機械的
にからみ合っている量子である時には、次式によって表
される関数Sは値 を有する。
が再送信される場合には、量子の機械的からみ合いが破
られる。この場合には、関数Sの値が常に2未満である
ことが、J S Bell(Physics(NY)1,195,(1965))に
よって証明されている。従って、通信の終了時に関数S
が計算される場合に、その通信が盗聴者によって傍受さ
れたか否かが明らかにされることが可能である。
の本発明の実施例の全ては安全である。システム10を詳
細に見ると、1つの光ビーム72が伝送される。ビーム72
は、波長826.8±5nmの光子40と、波長1.5μmの巨視的
ビーム66とから成る。各々のパルス66は一致光子40を有
するが、その逆は真ではない。一致パルス66を持たない
光子40は、その光子の帯域幅全体に亙って広げられる。
パルス66の中には2進数「0」を表すものもあり、2進
数「1」を表すものもある。これらのパルス66によって
搬送される信号52を復号するための唯一の方法は、送信
機12内のフィルタ50に整合させられたフィルタの中を光
子40を通過させることである。従って、複合ビーム72が
傍受される場合には、そのビーム72は比較的容易にその
構成要素部分に分解されるが、その解読は不可能であ
る。光子40とパルス66のタイミングとスペクトルの詳細
な解析さえ、信号52を露呈させないだろう。本発明のそ
の他の実施例においても信号52が同一の仕方で搬送され
るが故に、そうした実施例に対しても同様の論理が当て
はまる。
Claims (12)
- 【請求項1】それぞれ第1と第2の光子ビームチャネル
(38、36)中を伝送され、相互に共役のエネルギーを有
する、該第1と第2の光子ビーム(42、40)の発生源を
含む送信機(12)と、 (i)受信された光子の間の一致を計数するように構成
された一致計数手段(92)と、 (ii)一致計数率の変化に応答し且つ通信信号(112)
を与えるように構成された識別手段(124)とを含む受
信機(14)とを有する光通信システム(10)であって、 前記送信機(12)は、 (a)第1の光子ビームチャネル(38)内に配置され、
送信機信号入力(52)に応じた変調可能なスペクトル分
散特性を有し、当該特性に従って前記第1の光子ビーム
(42)を変調することにより出力を生成する送信機ろ波
手段(50)と (b)前記送信機ろ波手段の前記出力に応答してタイミ
ング信号(60)を生成する手段と を含むとともに、 (c)前記送信機から前記受信機にタイミング信号およ
び第2の光子ビームを送信するよう構成されており、 前記受信機(14)は、送信器信号入力が存在しない時の
前記送信機ろ波手段(50)のスペクトル分散特性に対し
て共役であるスペクトル分散特性を有し、且つ、受信し
た第2の光子ビーム(86)のスペクトル特性に基づい
て、異なる受信機チャネル(96、98)に受信した第2の
光子ビーム(86)を分けるよう構成された受信機ろ波手
段(94)を含み、 前記一致計数手段は、タイミング信号(84)の到来と、
受信機チャネル(96、98)の少なくとも一方のチャネル
からの光子の到来との一致を計数するように構成されて
いることを特徴とする光通信システム。 - 【請求項2】(a)前記受信機ろ波手段(94)が、その
一方が前記スペクトル分散特性を有し且つその他方が前
記スペクトル分散特性に対してスペクトル的に共役であ
るスペクトル分散特性を有する2つのフィルタチャネル
(154、156)を有し、前記受信機ろ波手段(94)が、共
役スペクトルを別々の2つの光子ビーム(96、98)に与
えるように構成され、 (b)前記一致計数手段(92)が、共役な前記2つの光
子ビーム(96、98)の到来と前記タイミング信号(90)
の到来との間の一致率の各々を計数するように構成され
ている ことを特徴とする請求項1に記載のシステム。 - 【請求項3】前記システムが、ディジタル2進信号(5
2)を送信するように構成され、 (a)前記ディジタル信号(52)に応じて2つの共役な
スペクトル分散特性の間で前記送信機ろ波手段(50)を
スイッチングするための手段(162、164)を含み、 (b)受信機識別手段(124)が、共役な前記2つの光
子ビーム(96、98)の到来と前記タイミング信号(90)
の到来との間の2つの前記一致率の変化に応答し、且つ
通信信号(112)を与えるために一方の一致率から他方
の一致率を減算するように構成されている ことを特徴とする請求項2に記載のシステム。 - 【請求項4】(a)前記送信機ろ波手段(50)が、一方
の干渉計アームに電気光学変調器(162)を含むマッハ
・ツェンダー干渉計であり、 (b)前記受信機ろ波手段(94)が、前記変調器(16
2)が休止中である時に、前記送信機ろ波手段(50)内
の対応する光路長に等しい光路長を有するマッハ・ツェ
ンダー干渉計である ことを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載
のシステム。 - 【請求項5】(a)前記システムが、光子対(40、42)
1つ当たり1つのビットの通信を行うように構成され、 (b)前記送信機ろ波手段(50)と前記受信機ろ波手段
(94)とが、前記送信機ろ波手段の適切な変調が前記2
つの一致率の実質的に100%の変調を生じさせるように
使用される ことを特徴とする請求項2に記載のシステム。 - 【請求項6】(a)送信機ろ波手段(50′)が2つのフ
ィルタチャネル(54′、168′)を有し、 (b)受信機ろ波手段(258)が受信機信号入力(260)
に応じた変調可能なスペクトル分散特性を有し、 (c)前記送信機ろ波手段(50′)と前記受信機ろ波手
段(258)の各々が、ランダムな送信機入力信号(5
2′)又は受信機入力信号(260)に応じた、各々に予め
決められた少なくとも3つの位相差の間における変調の
ために使用され、送信機位相差と受信機位相差との組合
せの少なくとも1つの組合せが、2つの一致率の実質的
に100%の変調を与える ことを特徴とする請求項5に記載のシステム。 - 【請求項7】前記送信機ろ波手段(50′)と前記受信機
ろ波手段(258)の両方が、その一方の干渉計アームに
電気光学変調器を各々が含むマッハ・ツェンダー干渉計
であることを特徴とする請求項5に記載のシステム。 - 【請求項8】単一ビームとしての送信のために前記タイ
ミング信号と第2の送信機チャネル光子ビームとを組み
合わせるための手段(48)を含むことを特徴とする請求
項1から7のいずれかに記載のシステム。 - 【請求項9】自由空間を介して前記送信機から前記受信
機に前記タイミング信号と第2の送信機チャネル光子ビ
ームとを送信するための手段を含むことを特徴とする請
求項1から8のいずれか一項に記載のシステム。 - 【請求項10】前記送信機から前記受信機に前記タイミ
ング信号と第2の送信機チャネル光子ビームとを送信す
るための1つ以上の光ファイバを含むことを特徴とする
請求項1から7のいずれか一項に記載のシステム。 - 【請求項11】前記相関光子対の発生源が、ポンプレー
ザ(18)と、非線形結晶体(20)と、適切に位置決めさ
れた2つのアパーチャ(32、34)とを含むことを特徴と
する請求項1から10のいずれか一項に記載のシステム。 - 【請求項12】前記相関光子対の発生源がカスケード原
子源であることを特徴とする請求項1から9のいずれか
一項に記載のシステム。
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