JP3316893B2 - 消泡方法 - Google Patents

消泡方法

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【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、パルプ洗浄工程におい
て、生成したパルプをいわゆる真空ドラムウオッシャー
等により2〜5段の多段向流に洗浄する際に、真空ドラ
ムウオッシャーのバット又はリパルパー又は真空の大気
脚内において発生する起泡現象を特に抑泡持続性の優れ
たシリコンオイル、疎水性シリカ等のケイ素化合物を主
剤とする消泡剤、又は、消泡成分として、通常の 2〜10
%に対し、10〜40%の高い濃度の消泡成分を含む消泡剤
を、樹種の違い等により、使用量を変更する場合等様々
な状況に対し、より効果的に消泡作用を持続させるため
の消泡剤の添加方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】パルプは、針葉樹、広葉樹等の木材及び
バガス、麻、その他の多種類のリグノセルローズ物質を
原料として、ソーダ(AP)、クラフト(KP)等のア
ルカリ蒸解及び亜硫酸塩を用いる亜硫酸塩蒸解(NSS
P)、その他の各種の蒸解プロセスを経由して製造され
る。ここにいうパルプ洗浄工程の目的は、いわゆる蒸解
釜(ダイゼスター)から排出される蒸解に使用した化学
薬品及び溶解したリグニン等を含む溶液(黒液)と、そ
の中に懸濁するパルプとを分離し、清浄なパルプを取り
出すことにある。
【0003】このパルプ洗浄工程に使用されるいわゆる
ウオッシャー(洗浄機)には、真空ドラムウオッシャー
の他、従前使用されていたディフューザーウオッシャ
ー、真空に対応する加圧型ドラムウオッシャーなど多く
の機種が存在する。この中で、最も普及しているのが、
真空ドラムウオッシャーであつて、通常、2〜5段のシ
リーズに連結し、多段向流に温水洗浄する。ここでパル
プはドラムのワイヤメッシュスクリーン上で分離され向
流に流れている洗浄水で洗浄され、最後に清浄な水で洗
浄された後、分離される。
【0004】これらの機器は、リグニン及び蒸解薬品を
溶解している黒液を効率良く回収し、且つ、洗浄水によ
る希釈を最小限にとどめ、清浄なパルプを分離するよう
に設計されている。すなわち、真空ドラムウオッシャー
は均一で連続した効果的な洗浄にすぐれているが、ろ過
する液の起泡性は洗浄効果(段数)に影響する。例えば
広葉樹からの比較的起泡性の少ない液は通常3段の真空
ドラムウオッシャーで洗浄され、起泡性の大きい針葉樹
の場合4段を必要とする設計となるが、一般的には、3
段の真空ドラムウオッシャーにより樹種による処理量及
び品質の変動を他の手段、例えば、消泡剤等の薬品を添
加すること等、により補っている。
【0005】起泡した液はドラムのワイヤメッシュスク
リーン上へのパルプの密着を妨げ、又、大気脚内の液の
流れを妨げ、真空ドラムウオッシャーの真空度を低下さ
せる。スクリーン面に付着した泡は流下することなくス
クリーン面に形成したパルプシートに付着したまま、次
の洗浄段に持ち込まれ、リグニン、蒸解薬品等の効果的
な置換洗浄を妨げる原因となる。
【0006】補助的に使用される消泡剤としては、例え
ば、従前は、灯油、流動パラフィンのような鉱油系、オ
レイン酸、ステアリン酸のような脂肪酸系、一般的に
は、ジエチレングリコールラウレート、グリセリンモノ
リシノレート、アルケニルコハク酸誘導体、ソルビトー
ルトリオレエート、ポリオキシエチレンソルビトールモ
ノラウレートなどのアルコール系、ポリオキシアルチレ
ンアミド、アクリレートポリアミンなどのアミド系、及
び、リン酸トリブチル、オクチルリン酸アルミニウム、
オレイン酸カルシウムなどの金属石けん系が使用され、
最近は、ジメチルシリコーン油などのシリコーン系の高
い破泡、抑泡性を有する主剤を用いるに至っている。
【0007】これらの消泡剤は、自己乳化性液体(エマ
ルジョン型)、又は、油性液体(オイルベス型)又
は、これをベスにフォミュレートした(ウオーターベ
ース型)のいずれかの型で使用され、現在では、多様化
する樹種又は蒸解条件等により変動するダイゼスターか
らのブロー黒液(排出物)を安定して取扱い、効果的に
洗浄し、効率よく回収し、一定の品質を維持するために
は、必須の薬品となっている。しかしながら、この有用
な薬品も添加量が多くなると、パルプ中のピッチ生成の
主因となり、系内の水バランスにも影響を与える等の好
ましくない点が表面化する。また、最近では、消泡剤の
開発及び改良設計が一段と進み、従来の1/10〜1/20程度
の少添加量で最大の効果を発揮する破泡性及び抑泡性の
優れたものが調製されるに至っている。
【0008】特に、ジメチルポリシロキサン、メチルフ
ェニルポリシロキサン、メチルビニルポリシロキサンな
どのシリコンオイルを微粉末シリカと混合したシリコン
オイルコンパウンド型の消泡剤、シリコンオイルコンパ
ウンドを界面活性剤と共に水中に分散させたエマルジョ
ン型の消泡剤、又は、炭化水素油、分散剤、シリコン油
及び水とビスアマイド及び/又は疎水性シリカを主剤と
する消泡剤は少ない添加量で優れた破泡性及び抑泡性を
示す消泡剤である。しかしながら、これらの消泡剤は、
その有する高い機能性のため、添加量が少なく、そのた
めバットの広い面積に散布し、最大の破泡、抑泡効果を
発揮させるには、再度、水で希釈する等、十分な拡散分
散の対策を講じる必要が生じている。
【0009】ここで3段向流に、真空ドラムウオッシャ
ーとリパルパーとの組合せた例を、「図1」により更に
詳述すると、ブロータンクから送られるパルプを含むブ
ロー黒液は、原黒液の供給配管(a)1を経てノットス
クリーンを通り、第1段の真空ドラムウオッシャーのバ
ット(f)1に入る。時計まわりに回転するドラムの低
部はバットの液面下に没し、その位置で内部の減圧が開
始される。ブロータンクから送られるパルプはドラム外
面のワイヤメッシュスクリーン上にシート状に吸着して
運ばれ、ドラム上部に設置されている洗浄水の散布配管
(b)1のノズルからのシャワーで洗われた後、真空か
ら解放されてワイヤメッシュスクリーン上を運ばれ、第
1段のリパルパー(g)1に投入され、ろ液受槽のろ液
を第1段リパルパー(g)1に送る配管(a)2を送ら
れるろ液により第1段洗浄リパルプ液となり第2段の真
空ドラムウオッシャーのバット(f)2に入る。黒液
は、第1段真空ドラムウオッシャー(e)1のワイヤメ
ッシュスクリーンを通ってドラム内部に吸引され、真空
ドラムウオッシャーからのろ液排出配管(c)1(大気
脚)を経て、第1段のろ液受槽(h)1に貯えられる。
第1段のろ液受槽(h)1に貯られたろ液(黒液)は循
環黒液として配管(d)1を経てブロータンク及び濃縮
工程に送られる。第2段及び第3段においても、すなわ
ち、第2段のろ液受槽(h)2に貯られたろ液(黒液)
は配管(a)2を経て洗浄水の散布配管(b)1及び第
1段のリパルパー(g)1に送られ、第3段のろ液受槽
(h)3に貯られたろ液(黒液)は配管(a)3を経て
洗浄水の散布配管(b)2及び第2段のリパルパー
(g)2に送られ、同様に向流洗浄操作がくり返され
る。
【0010】前述の3段向流の真空ドラムウオッシャー
とリパルパーとの組合せの例においては、通常、第1段
の真空ドラムウオッシャーのバット(f)1の原液入口
側、第2段の真空ドラムウオッシャーのバット(f)2
の第1段洗浄リパルプ液入口側、及び、3段の真空ドラ
ムウオッシャーのバット(f)3の第2段洗浄リパルプ
液入口側、並びに、第1段のろ液受槽(h)1、第2段
のろ液受槽(h)2及び第3段のろ液受槽(h)3内に
著しい起泡が認められ、しばしば洗浄の効率が低下す
る。
【0011】そこで発泡が起こり易い場所には、消泡剤
の散布配管を設け、定量ポンプ等を用いて連続的に消泡
剤を添加することが出来る設計になつている。この消泡
剤散布配管は、一般的に、最も発泡の起り易い第2段の
真空ドラムウオッシャーのバット(f)2の第1段洗浄
リパルプ液入口側E、及び、3段の真空ドラムウオッシ
ャーのバット(f)3の第2段洗浄リパルプ液入口側F
等に常設されている。消泡剤の添加量は、一般的に、針
葉樹にあっては1500ppm/風乾パルプ・トン、及
び、広葉樹にあっては500ppm/風乾パルプ・トン
の添加が目安となる。しかしながら、操業の安定性を意
識するために、添加量がどうしても過剰傾向となること
が多く、そのため添加された消泡剤成分が、パルプの樹
脂成分と結合し、ピッチを生成させるなどのトラブルの
類度を多くし、また、消泡剤コスト増等の不利益を大き
くする要因となっている。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】解決しようとする問題
点は、多段向流の真空ドラムウオッシャーとリパルパー
との組合せに係るパルプの洗浄工程において、設置され
た段数の真空ドラムウオッシャーにより、樹種により性
状が異なるブロー黒液を効果的に置換洗浄し、清浄なパ
ルプを得るために、高機能、且つ、少添加量の消泡剤を
効果的に、適正量を添加し、その拡散分散を助けること
により、最大の破泡、抑泡効果を発揮させることにあ
る。
【0013】
【問題を解決するための手段】本発明は、洗浄効率を低
下させる、第1段の真空ドラムウオッシャーのバット
(f)1の原液入口側D、第2段の真空ドラムウオッシ
ャーのバット(f)2の第1段洗浄リパルプ液入口側
E、及び、3段の真空ドラムウオッシャーのバット
(f)3の第2段洗浄リパルプ液入口側F、並びに、第
1段のろ液受槽(h)1大気脚内、同第2段のろ液受槽
(h)2大気脚内及び同第3段のろ液受槽(h)3大気
脚内での起泡を破泡し、抑泡するため、常設の消泡剤散
布配管のノズルの改良、バットの広い面積に散布する方
法及び/又はその希釈、添加場所の影響等の比較検討を
行ったところ、直接液面上に散布するよりも、真空ドラ
ムウオッシャーからのろ液を貯えたろ液槽(h)から
ろ液をリパルパー(g)に送る配管(a)及びろ液(洗
浄水)を真空ドラムウオッシャーのドラム上部に散布す
る散布配管(b)の管路内を流れるろ液中に、シリコン
オイル、疎水性シリカ等のケイ素化合物を主剤とする消
泡剤を、直接又は機械的な混合機を介して、適正量を過
不足なく注入し、均等、且つ、迅速に分散させることに
より、ピッチの生成などのトラブルもなく、しかも高い
濃度の消泡成分をそのままの濃度で、向流多段に組合せ
た真空ドラムウオッシャーのバット(f)、リパルパー
(g)及び液排出配管(c)に生成する泡を破泡し、
又は、抑泡することを実現した。
【0014】
【実施例】以下、本発明を実施例について更に詳細に説
明する。 <使用消泡剤>消泡剤X エマルジョン型シリコン消泡
剤、消泡剤Y オイルベース型(シリコン調製)消泡
剤、消泡剤Z ウオーターベース型(シリコン調製)消
泡剤の3種類である。
【0015】<実施例添加場所>添加場所A ノットス
クリーンを通る原黒液の供給配管(a)1、添加場所B
ろ液を第1段のリパルパー(g)1に送る第2段のろ
槽(h)2の送液ポンプのサクション側配管、添加
場所C ろ液を第2段のリパルパー(g)2に送る第3
段のろ液槽(h)3の送液ポンプのサクション側配
管。
【0016】<比較例添加場所>添加場所D ノットス
クリーン入口開口部の原液の液表面、添加場所E 第2
段の真空ドラムウオッシャーのバット(f)2の第1段
洗浄リパルプ液入口側上面、及び、添加場所F 3段の
真空ドラムウオッシャーのバット(f)3の第2段洗浄
リパルプ液入口側上面。
【0017】<効果の比較方法>第1段、第2段、第3
段の真空ドラムウオッシャーの真空度を同じ減圧度に維
持し、第3段ドラム上で真空から解放されてワイヤメッ
シュスクリーン上を運ばれたパルプの含水率、及び、そ
のパルプに含まれる付着水の電気伝導度を同等に維持す
るのに必要な消泡剤の添加量を比較した。添加量の少な
い例を優位、効果あり、とする。
【0018】「実施例1〜3」 使用消泡剤 X(エマルジョン型)、Y(オイルベ‐ス
型) 同上成分含有率 消泡剤中のシリコ‐ン化合物含有率2
0、10及び4% 適用樹種 針葉樹 装置能力 75トン/日、但し、カッパー価30
の晒パルプ 実施条件 維持した真空ドラムウオッシャーの真
空度 第1段 真空ドラム 80(+−10)mmHg 第2段 真空ドラム 100(+−15)mmHg 第3段 真空ドラム 110(+−20)mmHg 分離パルプの含水率 80(+−2)% 分離パルプ付着水の電気伝導度 1.5(+−0.3)
ms/cm
【0019】実施結果 「実施例1〜3」
【表01】
【0020】「比較例1〜3」
【表02】
【0021】「実施例4〜6」 使用消泡剤 X(エマルジョン型)、Z(ウオ‐タ‐ベ
‐ス型) 同上成分含有率 消泡剤中のシリコ‐ン化合物含有率2
0、10及び3% 適用樹種 広葉樹 装置能力 75トン/日、但し、カッパー価20
の晒パルプ 実施条件 維持した真空ドラムウオッシャーの真
空度 第1段 真空ドラム 90(+−10)mmHg 第2段 真空ドラム 100(+−10)mmHg 第3段 真空ドラム 120(+−10)mmHg 分離パルプの含水率 82(+−2)% 分離パルプ付着水の電気伝導度 1.0(+−0.2)
ms/cm
【0022】実施結果 「実施例4〜6」
【表03】
【0023】「比較例4〜6」
【表04】
【0024】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
多段向流の真空ドラムウオッシャーとリパルパーとの組
合せに係るパルプの洗浄工程おいて、設置された段数の
真空ドラムウオッシャーにより、樹種により性状が異な
るブロー黒液を効果的に置換洗浄し、清浄なパルプを得
るために、高機能、且つ、少添加量の消泡剤を、適正量
を効果的に添加することができ、その分散拡散が不可欠
な用途に各消泡剤の優れた機能を充分に発揮させること
ができる。
【0025】
【図面の簡単な説明】
【図1】3段向流に、真空ドラムウオッシャーとリパル
パーとの組合せた例を示した説明図である。
【符号の説明】
A 実施例の添加場所 ノットスクリーンを通る原黒液
の供給配管(a)1 B 実施例の添加場所 ろ液槽(h)2の送液ポンプ
サクション側配管 C 実施例の添加場所 ろ液槽(h)3の送液ポンプ
サクション側配管 D 比較例の添加場所 ノットスクリーン入口開口部の
原液の液表面 E 比較例の添加場所 バット(f)2の第1段洗浄リ
パルプ液入口側上面 F 比較例の添加場所 バット(f)3の第2段洗浄リ
パルプ液入口側上面 (a)ノットスクリーンを通る原黒液の供給配管又は
液をリパルパー(g)に送る配管 (b)各段のドラム上部に設置されている洗浄水の散布
配管 (c)各段の真空ドラムウオッシャーからのろ液排出配
管 (d)循環黒液の送液配管 (e)各段の真空ドラムウオッシャーのワイヤメッシュ
スクリーン (f)各段の真空ドラムウオッシャーのバット (g)各段のリパルパー (h)各段のろ液受槽 添字は各第1段〜第3段の機器を示す。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平6−39207(JP,A) 特開 昭48−36084(JP,A) 特開 昭52−114703(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B01D 19/00 - 19/04 D21C 11/00 - 11/14

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 真空ドラムとバット(f)を備えた真空
    ドラムウオッシャー、真空ドラム外面のワイヤーメッシ
    ュスクリーン(e)、リパルパー(g)、上流側の真空
    ドラムウオッシャーと下流側の真空ドラムウオッシャー
    を接続するものであってその途中にリパルパーが配設さ
    れるとともに前者の真空ドラム外面のワイヤーメッシュ
    スクリーン上で洗浄されたパルプをリパルパーに投入し
    リパルパーから出るリパルプ液を後者のバットに送る流
    路、ろ液を貯えるろ液受槽(h)、真空ドラムウオッシ
    ャーとろ液受槽を接続するものであってワイヤーメッシ
    ュスクリーンを通ってドラム内部に吸引されたろ液をろ
    液受槽に送るろ液排出配管(c)、ろ液受槽と上流側の
    リパルパーを接続するものであってろ液受槽のろ液を上
    流側のリパルパーに送る配管(a)、ろ液受槽のろ液を
    上流側のリパルパーに送る配管から分岐したものであっ
    てろ液(洗浄水)を上流側の真空ドラムウオッシャーの
    ドラム上部に散布する散布配管(b)からなるものを2
    〜5段の多段に配置したもの(但し、最上流の真空ドラ
    ムウオッシャーのバットに液を送る配管は、ノットスク
    リーンが途中に配設されるとともに該バットに原黒液を
    送る供給配管であり、最上流のろ液受槽のろ液を送る配
    管はリパルパーに接続されるものでないとともに散布配
    管が分岐するものでもない。)でもって、原黒液中又は
    リパルプ液中のパルプを真空ドラム外面のワイヤーメッ
    シュスクリーン上に吸着して散布配管のノズルからのシ
    ャワーで洗浄することにより原黒液中のパルプを多段洗
    浄する際に、ろ液受槽のろ液を上流側のリパルパーに送
    る配管及び散布配管の管路内を流れるろ液中に、ケイ素
    化合物を主剤とする消泡剤を、直接又は機械的な混合機
    を介して注入し、分散させ、これによって上記多段に配
    置したものにおけるバット、リパルパー、ろ液排出配管
    及びろ液受槽内に生成する泡を破泡し、又は、抑泡する
    ことを特徴とする消泡方法。
  2. 【請求項2】 ケイ素化合物を主剤とする消泡剤が、10
    〜40%の濃度の消泡成分を含む消泡剤であることを特徴
    とする請求項1記載の消泡方法。
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