JP3316780B2 - 鍵盤楽器 - Google Patents

鍵盤楽器

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】楽器の業界全般に利用される。す
なわち鍵盤楽器であるピアノ、オルガン、電子式の楽
器、木琴、鉄琴、ビブラフォン、アコーディオン、玩具
の楽器に応用される。音名は木管楽器、金管楽器、弦楽
器にも使われ、更に全ての楽譜の業界でも使われる。
【0002】
【従来の技術と課題】音名表示は例えばC(ハ音)、D
(ニ音)、Eフラット(変ホ音)などとアルファベット
等で表示されているが、この音名表示ではこれらの音が
楽譜上のどこにあるのかは表示されておらず分からな
い。
【0003】楽器の鍵盤は白黒の2色と決まっており、
その配列はハ、ニ、ホ、ヘ、ト、イ、ロ、ハの音(ハ長
調のドレミファソラシド)を出す下段の白鍵盤と、嬰
ハ、嬰ニ、嬰ヘ、嬰ト、嬰イの音(ハ長調の半音高いド
レファソラ)を出す上段の黒鍵盤とからなっている。
【0004】この従来の配列の鍵盤楽器では、ハ長調の
ドレミファソラシドを弾くにはハ、ニ、ホ、ヘ、ト、
イ、ロ、ハと白鍵盤のみをその順序で弾けばよいので非
常に簡単であるが、例えばそれより半音高い変ニ長調の
ドレミファソラシドを弾くには嬰ハ、嬰ニ、ヘ、嬰ヘ、
嬰ト、嬰イ、ロ、嬰ハと黒、黒、白、黒、黒、黒、白の
鍵盤を弾くことになる。同じように半音上がるごとに白
鍵盤と黒鍵盤の選びかたを変えて弾かねばならない。こ
れには12通りの組み合わせがあり、各調の弾き方をそ
れぞれに覚えねばならない。この規則は複雑である。こ
の複雑さが基で鍵盤楽器を弾くのはかなり困難な事にな
っており素人では簡単には弾くことができない。
【0005】これは音楽の楽典についてもいえる。ハ長
調及びイ短調を表すのはやさしいが、その他の調を表す
のは複雑であり難解になっている。本発明は上記の問題
を解決する為の鍵盤識別が可能な楽器である。
【0006】
【課題を解決するための手段】音名表示を1L、1Sな
とと新しく変更して、これらの音が楽譜上のどこにある
のかがすぐに分かるようにする。更に、音名表示を1音
に対して1マークとしても表すようにして、視覚的に直
読出来るように工夫する。
【0007】ハ長調及びイ短調にはシャープやフラット
を用いないが、他の調には用いている従来の方式を改
め、全部の調に対して同じ規則になるような音楽の楽典
(出願番号特願平4−209850)を用い、鍵盤もそ
れに合わせて色、形状、材質等を変え鍵盤識別を行える
ような鍵盤楽器を作る。本発明は出願番号特願平5−2
74141を拡張している。
【0008】
【作用】音名を楽譜上の音符の位置に対応付ける。ま
た、鍵盤の識別が規則的になりどの調も同じようにな
り、弾き方を簡単にする。
【0009】
【実施例】1オクターブ内の12音を識別する為に、鍵
盤の色、形状、書き込み文字、書き込みマーク、材質、
塗装、コーテイングなどを繰り返し周期で変える実施例
を示す。先ず特別の書き込みマークについて説明する。
音名を色で表すと同時に、線上の音符の音をL(LIN
EのL)、線間の音符の音をS(SPACEのS)と
し、これらより半音高い音符の音をそれぞれLのBA
R、SのBARとし、更に2線目、3線目の音符も2
L、3Lなどと表す。(出願番号特願平4−20985
0参照。) 例えば1Lは1線順音(ハ音)、2Sは2間順音(ニ
音)、1L−BARは1線逆音(嬰ハ音)、3S−BA
Rは3間逆音(ロ音)などと言う。ここで、音名表示を
更に1個のマークで表すと、分かりやすい。図1にこの
音名表示とその変換の関係を示す。図1a)は順音を、
図1b)は逆音を示す。
【0010】通常の配列の鍵盤を用いた鍵盤楽器にこれ
らを応用した例を図2、図3、図4、図5に示す。図2
では線上の音符の音と線間の音符の音の音名表示マーク
を用いる例を示す。4鍵盤周期としている。図3は音符
を記し線上の音符の音、線間の音符の音を示しており、
図4は更に鍵盤の材質も変えてぃる。図5は減和音鍵盤
に合った楽典を使用する楽譜に適するマークの例であり
3鍵盤周期としている。
【0011】ハ長調など特定の調のドレミファソラシド
に関係なく機械的に均等に配列されている鍵盤楽器の鍵
盤の例を図6、図7、図8、図9、図10および図11
に示す。図6は全音鍵盤で手の感触で鍵盤を識別するこ
とも出来るように、鍵盤の材質も変えている。図7は色
だけで識別する鍵盤であるが、図9は鍵盤の材質も変え
ている。図7は4半音毎にまとめられた、1オクターブ
3ブロックよりなる鍵盤であり、図6の全音鍵盤より実
際に弾く上では識別しやすく分かりやすい。これらの鍵
盤に従来の音名記号(C、Dなど)も同時に表示でき
る。図10は図7とほぼ同じであるが、このような鍵盤
は指使いが同じになりより弾くのが簡単になる。図7と
図10とどちらが良いかは好みによる問題があり特定は
出来ない。図11は減和音鍵盤であり、鍵盤の材質の違
いで識別する。図7、図8、図9および図10は請求項
4の具体例にもなっている。
【0012】
【発明の効果】本発明は上記構成よりなるので、下記の
効果を奏するものである。
【0013】音名表示を1L、2Sなどとして、これら
の音が何番目の線上の音か、何番目の線間の音かなど楽
譜上のどこにあるのかがすぐに分かるようになる。更
に、音名表示を1音に対して1個のマークとして視覚的
に直読出来るように工夫してあるので、理解しやすい。
楽譜も和音コード表示がすっきりしていて、読みやす
い。1個のマーク表示と2文字以上の表示では楽譜の和
音コード表示の繁雑さが大きく異なってくる。また、鍵
盤に付けるマークとしても都合がよい。鍵盤の色は好み
により変える必要が生じるかも知れないが、本表示方式
ならばどのように色を変えても全く問題が生じない。
【0014】また、この鍵盤楽器では、ハ長調とイ短調
を弾く場合も、その他の調を弾く場合も基本的に同じよ
うになる。音符と鍵盤位置の分かりやすい対応付けが可
能なように工夫されており、異なった材質の鍵盤または
鍵盤に付けられた色やマークをガイドに識別が容易にな
る。特に図7にしめす鍵盤配列は1オクターブ3ブロッ
クよりなる鍵盤で図6の全音鍵盤より実際に弾く上では
識別しやすく分かりやすい。またこれらは同種の和音も
全て同じように弾けることも意味している。この為、鍵
盤楽器を弾くのは易しくなっており、それほど練習をし
ていない人でも弾くことができるようになる。また12
音技法、無調音楽などの現代音楽にも適している。
【図面の簡単な説明】
図1a)、b)に音名と音名表示マークの変換の関係を
示しており、図1a)は順音の場合を、図1b)は逆音
の場合を示す。図2は通常の配列の鍵盤を用いた鍵盤楽
器に、LやSなどのマークをつけた例である。図3は通
常の配列の鍵盤を用いた鍵盤楽器に、音符を記し線上の
音符の音、線間の音符の音を示した例であり、図4は更
に鍵盤の材質も変えた例である。図5は通常の配列の鍵
盤を用いた鍵盤楽器に減和音鍵盤に合った楽典を使用す
る楽譜に適するマークを付けた例である。図6は全音鍵
盤で鍵盤の色を変え、手の感触で鍵盤を識別することも
出来るように、鍵盤の材質も変えた例である。図7は色
で識別する調が機械的に均等な鍵盤の例である。図8は
図7に識別マークを付けた例である。図9はこれを色と
材質で識別する鍵盤の例である。図10は図7の改善
例、図11は鍵盤の材質で識別する減和音鍵盤の例であ
る。
【符号の説明】
1 ハ長調のド 2 ハ長調のレ 3 ハ長調のミ 4 ハ長調のファ 5 ハ長調のソ 6 ハ長調のラ 7 ハ長調のシ 11 材質ゴム 12 材質プラスッチク 13 材質木
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G10C 3/12 G10B 3/12 G09B 15/00

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】全ての線上にある音符と、近接する線間に
    ある同じ符頭の音符との音程差は2半音を示すという規
    則によって書かれた楽譜を演奏する為の楽器であって、
    線上にある音符に対応する複数の鍵、及び線間にある音
    符に対応する複数の鍵を分けて、各々を別の所に列に並
    べた鍵盤楽器。
  2. 【請求項2】何れかの線上とその上に近接する線間にあ
    る音符に対応する鍵の材質と、それより1つずつ上の線
    上と線間にある音符に対応する鍵の材質とは、鍵に触れ
    た時に、手に受ける感触が異なるものである請求項1に
    記述する鍵盤楽器。
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