JP3316165B2 - 列車運行管理システム及びその通信方法 - Google Patents

列車運行管理システム及びその通信方法

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JP3316165B2 JP18360497A JP18360497A JP3316165B2 JP 3316165 B2 JP3316165 B2 JP 3316165B2 JP 18360497 A JP18360497 A JP 18360497A JP 18360497 A JP18360497 A JP 18360497A JP 3316165 B2 JP3316165 B2 JP 3316165B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電鉄の運行を管理
する列車運行管理システムに係り、特に親局と子局によ
り列車運転の監視と制御を行うための通信方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来の電鉄管理設備あるいは列車運行管
理設備の通信制御対向方式は、計算機を含む親局装置か
ら子局装置を呼出すポーリング方式が一般的であった。
しかし、従来のポーリング方式では親局装置が子局装置
に対して一定周期で問合せ情報を収集しているため、全
ての情報を一定周期でしか得ることができなかった。
【0003】また、前記ポーリング情報は計算機等の上
位制御装置に、いったん収集され、上位制御装置はその
システムに応じたアルゴリズムに因る最適制御指令を当
該子局に送出する。このように、上位制御装置を経由す
る計算機集中監視制御方式のため、子局情報を基とする
応動制御の通信効率が低くなる問題があった。
【0004】ポーリング方式の問題点を解決する一方法
として、例えば特開平4−35249号公報には、子局
送受信部に受信された信号が、子局伝文解析部の解析に
よって通報伝文の場合、データ記憶部のポーリングデー
タを更新し、通報伝文を伝送する子局の通報許可アドレ
スとして記憶されているとき、更新したポーリングデー
タに関する通報伝文を通報伝送生成部により生成し親局
に伝送する。これにより、親局での処理負担を軽くし、
処理の迅速化を図ることが開示されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記公報に記載された
技術では、親局の処理負担は軽減できる。しかし、この
通信方法を電鉄システムに適用した場合、収集されたポ
ーリング情報を基に、上位計算機が最適制御指令の送出
を判断する集中管理方式のため、即応性に欠ける。すな
わち、子局の制御対象である電鉄列車の運行状態に異常
が発生した時、子局による異常検出から対応制御指令の
送出までに遅れが生じるので、列車運行の安全確保の上
で問題がある。また、運転状態の把握に時間的な遅れが
あるため、異常の内容や程度に応じた柔軟な対応が困難
になる。
【0006】本発明の目的は、上記問題点を解決し、電
鉄列車の運行状態の異常時に即応でき、柔軟で信頼性の
高い列車運行管理システムとその通信方法を提供するこ
とにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の上記目的は、駅
間の列車を監視制御する電鉄駅の子局と、複数の電鉄駅
を監視制御する親局と、管内の列車運行の集中管理を行
う上位計算機を備える列車運行管理システムにおいて、
前記親局は、予め特定の受信データに対する許容偏差と
受信データ毎の運転状態に応じた転送先とをそれぞれ設
定し、前記子局からの受信データが前記特定の受信デー
タに該当する場合、当該受信データの今回値とその標準
値または前回値を比較し、その偏差が前記許容偏差に達
しているか否かに応じて、当該受信データの転送先を変
更することにより達成される。
【0008】たとえば、前記特定の受信データが列車速
度で、当該駅間の標準列車速度との速度偏差、又はそれ
らの速度から計算される次駅到着時刻とその予定時刻と
の時間偏差が前記許容偏差未満の場合は、当該受信デー
タを前記上位計算機に送信する。一方、上記偏差が前記
許容偏差以上の場合は当該受信データを当該子局の隣接
子局に送信する。
【0009】これにより、列車速度が標準より異常に高
速または低速の場合に、その状態を直接、隣接子局に通
報し、その管轄下の列車に対する迅速な制御を可能にす
る。また、隣接子局からの応答による減速要求で当該列
車の速度を下げるので、駅間での列車の重複進入の回避
などの安全管理や、駅到達時刻の管理が可能になる。
【0010】さらに、前記特定の受信データが列車の使
用電力量で、その定格電力量との電力偏差が電車故障と
見れる電力量許容偏差に達している場合に、当該受信デ
ータの転送先を前記上位計算機から関連する全子局へと
変更し、当該受信データまたは緊急停止指示を送信す
る。
【0011】列車の電力使用量が異常に高い場合は、電
車のモータまたはブレーキ系統の故障に起因することが
多く、放置すれば列車火災を招く危険があり即時停止が
必要になる。本発明によれば、この際に、後方の全ての
子局に直接通知し、各子局は即応して管轄下の列車に緊
急停止指令を出すので、故障車両の急停車に対応し後方
車両を余裕をもって停止でき、乗客の安全も確保でき
る。
【0012】本発明の通信方法を適用する列車運行管理
システムは、前記子局装置からの特定の受信データに対
する許容偏差を設定する許容偏差格納手段と、各受信デ
ータの列車の運転状態に応じた転送先を設定する転送先
格納手段と、前記子局からの受信データが前記特定の受
信データに該当している場合に、当該受信データの今回
値とその標準値または前回値を比較し、その偏差が前記
許容偏差格納手段に設定されている該当の許容偏差を超
えているか判定し、その判定結果に応じて当該受信デー
タの転送先を変更する受信データ転送先制御手段を、前
記親局装置に備えていることを特徴とする。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を用いて詳細に説明する。図1は、本発明の一実
施例による電鉄列車運行管理システムの構成図である。
本システムは、上位系制御装置である計算機1、コント
ローラに含まれる複数(1〜k)の親局装置2と、電鉄
駅装置に含まれる複数の子局装置3を備え、計算機1と
各親局装置2はLAN4で、親局装置2と子局装置3は
公衆回線により接続されている。本発明に特有な構成と
なる親局装置2(#1〜#k)は、各局とも同じ構成と
なり、親局2−1とその管轄下の子局3−1〜3−3を
例にして、その構成と動作を説明する。
【0014】親局2はポーリングにより対向する子局3
−1〜3−3から、順次、列車の速度情報などや駅設備
の現状値データを受信する。これら受信データは、モデ
ム25と送受信部24を経て、送受信バッファ23の受
信データ領域に格納される。
【0015】ポーリング周期による一連のデータの受信
後、編集処理部22は送受信バッファ23から読み出し
た受信データ毎に、受信データ転送先判別部26による
判別結果であるデータ転送先を取得し、転送先が計算機
1や他の親局2の場合はLANフォーマットに編集し、
LAN制御部21を介して送信する。転送先が管轄下の
子局3−1〜3の場合は、計算機1からの制御命令を伝
達するときと同様のデータフォーマットにして、送受信
バッファ23の送信データ領域に格納し、送受信部24
とモデム25を介して該当子局に送信する。
【0016】受信データ転送先判別部26は、編集処理
部22から受信データを受け取ると、偏差定数テーブル
27を参照して当該受信データの登録の有無を調べ、未
登録の場合は転送先が計算機1であることを示す回答を
行う。一方、偏差定数テーブル27に登録されているデ
ータの場合は、当該受信データの今回値と標準値(ある
いは前回値)の偏差を求め、その偏差値と偏差定数テー
ブル27の設定値(偏差定数)を比較し、その結果に応
じてデータ転送先テーブル29を参照し、該当転送先を
取得して編集処理部22に回答する。
【0017】図2に、偏差定数テーブルの一例を示す。
偏差定数テーブル27には、受信データ中の特定データ
のアドレスWとその偏差定数が、受信チャネル(子局)
毎に登録されている。図中、各CHにはそれぞれ5個の
偏差定数A〜Eが登録され、たとえばA:電車速度の偏
差定数、E:電車電力量の偏差定数で、A−1やE−1
はCH1の偏差定数を表わしている。
【0018】たとえば、偏差定数A−1〜A−3が設定
される受信データは電車速度の測定値で、それぞれデー
タアドレスW1(CH1)、データアドレスW21(CH
2)、データアドレスW41(CH3)に格納されてい
る。偏差定数E−1〜E−3が設定される受信データは
電車の使用電力量の測定値であり、それぞれデータアド
レスW20(CH1)、データアドレスW40(CH2)、
データアドレスW60(CH3)に格納されている。ただ
し、ここでの各CHに割当てられている受信データは2
0個とする。
【0019】速度の偏差定数Aは、標準平均速度に対す
る許容偏差を表わすしきい値で、対応する駅間毎に設定
されている。なお、駅間の標準平均速度を一定にする電
鉄システムでは、電車の到達時刻が許容偏差内に収まる
ように運転を管理しており、速度の偏差定数に代えて到
達予定時刻に対する偏差のしきい値が設定される。その
場合、今回値となる到達時刻の推定値は当該駅間距離と
電車速度(平均速度)から算出される。
【0020】また、サフィックス付きのE1,E2は、し
きい値が2段に設定されている場合で、たとえばE1
定格電力の20%、E2は50%である。電車速度が許
容偏差内であるのに、使用電力量の定格オーバーは満員
による過負荷または電車設備(モータやブレーキ)の故
障を示している。E1のオーバーではどちらとも言えな
いが警戒が必要な状態であり、E2のオーバーでは電車
設備の故障と見られ火災発生等の危険があるので、当該
列車とその後方列車に対する緊急停止指令が必要にな
る。
【0021】図3は、データ転送先テーブルの一例を示
す。データ転送先テーブル28には、各チャネル毎に全
受信データの転送先が登録されている。正常状態の受信
データの多くは計算機1に転送される。本実施例では、
偏差定数テーブル26に登録されている特定の受信デー
タについて、その今回値と標準値(または前回値)の偏
差△Wが偏差定数を上回る場合は隣接子局、たとえば列
車進行方向の前後の子局に転送する。このとき、並行し
て上位計算機1に送ってもよい。あるいは、使用電力量
の受信データであるW20,W40,W60のように、しきい
値E1を越えた段階では隣接子局に送信し、しきい値E2
を越えた段階で全子局と計算機1に送信する。
【0022】上記例で、転送先変更を行わない場合の転
送先は計算機1としている。しかし、信号機データなど
のように通常でも計算機1に送らず、関連の子局に送信
する情報もある。したがって、データ転送先テーブル2
8に全ての受信データの転送先を設定しておき、当該受
信データが偏差定数テーブル27に登録の無い場合にも
参照し、毎回、転送先を決定するようにしてもよい。
【0023】図4に、受信データ転送制御の処理フロー
図を示す。本処理は、主として受信データ転送先判別部
26によって実行される。初期設定として、偏差定数パ
ラメータがロード済かチエックする(s101)。No
であれば、偏差定数テーブル27にパラメータをローデ
ィングし、テーブルカウンタを初期化する(s10
2)。ローディングはパソコン(PC)6などにより行
われる。初期設定後は、編集処理部22から受信データ
を受け取る度に、以下の処理を繰り返す。
【0024】まず、偏差定数テーブル27のカウンタN
o=1から、当該受信データが該当するか否かをチエッ
クする(s103)。カウンタNo1に登録のある受信
データの場合、その今回値と標準値(または前回値)か
ら偏差△Wを算出し(s104)、偏差△Wと偏差定数
を比較し(s105)、その結果によってs106〜s
108に分岐する。
【0025】すなわち、△W<│偏差定数│のときは、
設定されている通常時の転送先を編集処理部22に通知
し、計算機1などに当該受信データを送信する。また、
△W>│偏差定数│のときは、当該受信データを送信し
た子局の隣接(前後)子局を転送先として、当該受信デ
ータを送信する。さらに、△W≫│偏差定数│のとき
は、当該受信データを送信した子局の後方の全子局を転
送先として、当該受信データまたは緊急停止指令(また
は要求)を送信する。
【0026】処理s103で、当該受信データがNo1
の登録データに該当しなければ、テーブルカウンタを歩
進し(s110)、処理s103からの処理を繰り返
す。また、偏差定数テーブル27のカウンタ番号が終了
であれば(s109)、当該受信データに対する受信先
の変更はないので、テーブルカウンタを初期化し(s1
11)、に戻って次の受信データを待つ。なお、処理
s109でカウンタ終了の場合、点線のように処理s1
06に移行し、データ転送先テーブル28の通常時の転
送先に当該受信データを送信するようにしてもよい。
【0027】次に、上記のデータ転送制御を適用した電
鉄車両の制御動作を説明する。図5に、電鉄車両のプロ
セス制御の説明図を示す。コントローラ(親局)#1〜
#3は、図示のようにそれぞれ3つの電鉄駅(子局)を
管轄し、電鉄駅2〜3間、電鉄駅3〜4間、電鉄駅5〜
6間及び電鉄駅6〜7間に、それぞれ時速75km/h
で走行中の電車1、時速90km/hで走行中の電車
2、時速80km/hで走行中の電車3、時速90km
/hで走行中の電車4がある。電鉄管理システムが定め
る各駅間の標準(平均)速度は80km/hとし、以
下、子局(電鉄駅4)の制御下にある電車2の運転状
態と、子局の制御下にある電車3の運転状態に応じた
プロセス制御を説明する。
【0028】電車2の時速の今回値(平均速度=(今回
測定速度+平均速度)/2となる)が、W1=90km
/hで、標準平均速度との偏差△W=10km/hとな
っている。電車速度のワードW1は偏差定数テーブル2
7の登録データであり、偏差定数A−1=8km/h
(10%)の場合、△W1>│A−1│となるので、デ
ータW1の転送先はそれまでの上位計算機1から隣接の
子局へと変更される。すなわち、コントローラ#1の管
轄下の子局と、自己の管轄下の子局に送信する。
【0029】子局には、LAN4を経由してコントロ
ーラ#1に送信する。コントローラ#1の編集処理部2
2は、直後の電車2の速度であるデータW1を受け取る
と、子局宛の送信データにして転送する。子局は、
図示していない制御演算部で電車1と電車2の速度差を
基に、電車1に80km/hへの増速指令を出すと共
に、子局へ、電車2の80km/hへの減速指令を応
答する。なお、制御指令の演算は親局2で行ってもよ
い。また、コントローラ間の通信は優先レベルの高い受
信割り込み処理で行うのがよい。
【0030】一方、子局に対しては、コントローラ#
2の編集処理部22がデータW1を子局宛の送信デー
タにして転送する。子局には制御下の電車が無いの
で、子局へ、電車2の80km/hへの減速指令が応
答される。
【0031】子局は、子局または子局からの減速
指令により、電車2に80km/hへの減速指令を出力
する。これにより、電車2の高速運転状態は隣接駅から
の応答指令に基づいて適切に修正される。
【0032】次に、標準速度で走行中の電車3の使用電
力量の今回測定値がW60≫定格値で、その偏差△W60
2(50%)であるとする。すなわち、電車3のモー
タないしブレーキ系統に重大故障が発生していると見ら
れる。このとき、子局は電車3に緊急停止指令を発生
すると共に、後方の子局〜にデータW60を送信し、
各子局は自己の管轄下の電車に緊急停止指令を発生す
る。これにより、事故発生した列車の急停止による後続
列車の同一駅区間への進入を回避し、追突事故等の発生
を防止できる。また、後方の列車に時間的余裕が生まれ
るので、急ブレーキを避けて乗客の安全を確保すること
が可能になる。なお、子局から直接、緊急停止指令を
送信するようにしてもよい。
【0033】上記実施例では、電車の運転状態を監視す
るパラメータとして、電車速度と電力量を例にしたが他
のプロセス量でもよく、また、駅設備の異常信号などに
も適用可能である。
【0034】
【発明の効果】本発明によれば、電車の運転状態の変化
について特定のパラメータを監視し、その偏差がしきい
値を越えた場合に、当該情報の転送先を上位計算機など
通常の転送先から隣接の駅装置(子局)へ変更するの
で、運転状態を適正化する制御の遅れがなくなり、電鉄
システムの効率的で信頼性の高い運用が可能になる。
【0035】また、運転状態の変化が列車の重故障に起
因している場合、当該情報の転送先を通常の上位計算機
から全ての後方子局などに切り換え、速やかな緊急停止
指令の発生を可能にしているので、列車と乗客の安全を
確保できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例による電鉄列車運行管理シス
テムの構成図。
【図2】偏差定数テーブルの一実施例による構成図。
【図3】データ転送先テーブルの一実施例による構成
図。
【図4】本発明の一実施例による受信データ転送制御の
処理フロー図。
【図5】電鉄列車のプロセス制御を説明する説明図。
【符号の説明】
1…計算機、2…親局装置(コントローラ)、3…子局
装置(電鉄駅)、4…LAN、5…公衆回線、6…P
C、21…LAN制御部、22…編集処理部、23…送
受信バッファ、24…送受信部、25…モデム、26…
受信データ転送先判別部、27…偏差定数テーブル、2
8…データ転送先テーブル。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 根本 公夫 茨城県日立市幸町三丁目2番1号 日立 エンジニアリング株式会社内 (72)発明者 小松 貞則 茨城県日立市幸町三丁目2番1号 日立 エンジニアリング株式会社内 (56)参考文献 特開 昭62−146766(JP,A) 特開 平6−247308(JP,A) 特開 平5−330429(JP,A) 特開 昭58−118452(JP,A) 特開 平7−228252(JP,A) 特開 昭59−202504(JP,A) 特開 昭56−124558(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B61L 27/00 H04L 12/40 H04Q 9/00 311 G06F 17/60

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 駅間の列車を監視制御する電鉄駅の子局
    と、複数の電鉄駅を監視制御する親局と、管内の列車運
    行の集中管理を行う上位計算機を備える列車運行管理シ
    ステムの通信方法において、 前記親局は、予め特定の受信データに対する許容偏差と
    受信データ毎の運転状態に応じた転送先とをそれぞれ設
    定し、前記子局からの受信データが前記特定の受信デー
    タに該当する場合、当該受信データの今回値とその標準
    値または前回値を比較し、その偏差が前記許容偏差に達
    しているか否かに応じて、当該受信データの転送先を変
    更することを特徴とする列車運行管理システムの通信方
    法。
  2. 【請求項2】 請求項1において、 前記特定の受信データが列車速度で、当該駅間の標準列
    車速度との速度偏差、又はそれらの速度から計算される
    次駅到着時刻とその予定時刻との時間偏差が、前記許容
    偏差未満の場合は当該受信データを前記上位計算機に送
    信し、一方、前記許容偏差以上の場合は当該受信データ
    を当該子局の隣接子局に送信することを特徴とする列車
    運行管理システムの通信方法。
  3. 【請求項3】 請求項2において、 前記隣接子局であって列車進行方向の前方または後方の
    子局は、直後または直前の列車について前記許容偏差を
    上回る列車速度の今回値を受信したとき、その送信元に
    応答して列車速度の減速指示を送信することを特徴とす
    る列車運行管理システムの通信方法。
  4. 【請求項4】 請求項1、2または3において、 前記特定の受信データが列車の使用電力量で、その定格
    電力量との電力偏差が電車故障と見れる電力量許容偏差
    に達している場合に、当該受信データの転送先を前記上
    位計算機から関連する全子局へと変更し、当該受信デー
    タまたは緊急停止指示を送信することを特徴とする列車
    運行管理システムの通信方法。
  5. 【請求項5】 列車運行の集中管理と最適制御を行う上
    位計算機と、前記上位計算機と伝送路で接続される親局
    装置を含む複数のコントローラと、前記親局装置と他の
    伝送路で接続される子局装置を含む複数の電鉄駅から構
    成され、前記親局装置から前記子局装置が管括する電車
    を監視制御する列車運行管理システムにおいて、 前記親局装置は、前記子局装置からの特定の受信データ
    に対する許容偏差を設定する許容偏差格納手段と、各受
    信データの列車の運転状態に応じた転送先を設定する転
    送先格納手段と、前記子局からの受信データが前記特定
    の受信データに該当している場合に、当該受信データの
    今回値とその標準値または前回値を比較し、その偏差が
    前記許容偏差格納手段に設定されている該当の許容偏差
    を超えているか判定し、その判定結果に応じて当該受信
    データの転送先を変更する受信データ転送先制御手段を
    備えていることを特徴とする列車運行管理システム。
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