JP3315946B2 - ガス火災警報器 - Google Patents

ガス火災警報器

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JP3315946B2
JP3315946B2 JP18689999A JP18689999A JP3315946B2 JP 3315946 B2 JP3315946 B2 JP 3315946B2 JP 18689999 A JP18689999 A JP 18689999A JP 18689999 A JP18689999 A JP 18689999A JP 3315946 B2 JP3315946 B2 JP 3315946B2
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裕正 高島
和男 豊田
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誠 端山
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Tokyo Gas Co Ltd
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Tokyo Gas Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ガス漏れを検知す
るガスセンサ、火災発生時に火災を検知する火災セン
サ、及びガス漏れ及び火災の発生を警報する警報部とを
備えたガス火災警報器に関し、特に、ガス検知信号及び
火災検知信号を外部出力機器に出力できるとともに、安
価な回路を構成することができるガス火災警報器に関す
る。
【0002】
【従来の技術】ガス漏れ警報器は、下ケースと、この下
ケースをカバーする上ケースとから構成されるケース本
体を有し、このケース本体内にはプリント基板が設けら
れている。このプリント基板の部品側面にはガスの濃度
を検出するガスセンサ、ガス漏れ警報を発生する警報ブ
ザー及び電子部品等が実装されている。
【0003】そして、ケース本体の下ケースを室内の天
井に取り付けておき、室内のガス燃焼機器等からガスが
漏れたときには、ガス漏れ警報器内のガスセンサがガス
を検知して、警報ブザーが警報を発生する。
【0004】このようなガス漏れ警報器は、天井に設け
られた取付ベースに取り付けられて100電源に接続さ
れ、ガスセンサで検知されたガス検知信号を外部出力信
号としてマイコンメータ、集中監視装置等の外部出力機
器に出力している。この外部出力信号としては、有電圧
信号または無電圧信号を設けている。
【0005】このガス漏れ警報器は、集中監視装置等に
接続されるため、ガス漏れ警報器では、変圧器(トラン
ス)等を用いて、ガス漏れ警報器の一次側電源系統とガ
ス漏れ警報器の内部回路とを電気的に絶縁していた。
【0006】図4に従来のガス漏れ警報器の概略回路構
成図を示す。このガス漏れ警報器は、電源プラグ101
と、一次側コイル102a及び二次側コイル102bを
有するトランス103とを有し、トランス103で発生
した電圧が、二次側コイル102bを介して制御回路1
20に供給されるとともに、二次側コイル102cを介
して有電圧回路130に供給される。
【0007】制御回路120においては、整流回路10
5aが二次側コイル102bの交流電圧を整流し、ヒー
タ駆動回路106は、整流された電圧によりガスセンサ
107内の図示しないヒータを駆動し、ガスセンサ10
7は、一酸化炭素ガス等の濃度を検知してガス検知信号
を中央処理装置(CPU)109に出力し、CPU10
9は、ガス検知信号の値がガス警報点以上になったとき
にLED111及びスピーカ113にガス漏れを報知す
る。
【0008】また、有電圧回路130においては、整流
回路105bが二次側コイル102cの交流電圧を整流
し、整流された電圧が有電圧回路130に供給される。
有電圧回路130は、CPU109からのガス検知信号
の有無(S1,S2)に応じて、6V(ガス漏れ無し)
または12V(ガス漏れ有り)の有電圧信号を、例え
ば、集中監視装置等に出力している。
【0009】一方、最近では、ガス漏れ警報器に火災セ
ンサを搭載したガス火災警報器が使用されるようになっ
てきた。この火災センサは、例えば、サーミスタ等を有
し、室内で火災が発生したときにサーミスタの抵抗変化
による火災検知信号を出力し、火災検知信号が警報点以
上となったときに、警報が報知される。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】この火災センサで検知
した火災検知信号を集中監視装置等に出力して火災発生
を監視する必要があり、火災検知信号を外部出力機器に
出力するための出力回路が必要となってくる。
【0011】この場合、2つの出力回路は各々別々の装
置と接続される可能性があるため、電気的に絶縁する必
要があった。
【0012】そこで、本発明は、ガス検知信号及び火災
検知信号を外部出力機器に出力できるとともに、外部出
力機器と電気的に絶縁し、さらに簡単で安価な回路構成
からなるガス火災警報器を提供することを課題とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明は、以下の構成とした。請求項1の発明は、ガ
スセンサで検知されたガス検知信号または火災センサで
検知された火災検知信号に基づいて警報を発生するガス
火災警報器であって、前記ガスセンサ、前記火災センサ
及び前記警報を発生する警報部を有する制御回路と、こ
の制御回路と電気的に絶縁され、且つ前記火災センサで
検知された火災検知信号を第1の外部出力信号として外
部出力機器に出力する第1の絶縁部と、前記ガスセンサ
で検知されたガス検知信号に基づき有電圧信号を生成
し、この有電圧信号を第2の外部出力信号として前記外
部出力機器に出力するための有電圧回路と、この有電圧
回路と前記制御回路とを電気的に絶縁し、前記ガスセン
サで検知されたガス検知信号を前記有電圧回路に出力す
る第2の絶縁部とを備えることを特徴とする。
【0014】請求項1の発明によれば、第1の絶縁部
は、ガスセンサ、火災センサ及び警報部を有する制御回
路と電気的に絶縁され、火災センサで検知された火災検
知信号を第1の外部出力信号として外部出力機器に出力
する。また、第2の絶縁部は、有電圧回路と制御回路と
を電気的に絶縁し、ガスセンサで検知されたガス検知信
号を有電圧回路に出力し、有電圧回路は、ガスセンサで
検知されたガス検知信号に基づき有電圧信号を生成し、
この有電圧信号を第2の外部出力信号として外部出力機
器に出力する。
【0015】従って、ガス検知信号及び火災検知信号を
外部出力機器に出力できるとともに、制御回路及び有電
圧回路を外部出力機器と電気的に絶縁できるガス火災警
報器を提供することができる。
【0016】請求項2の発明の前記第1の絶縁部は、一
次側に設けられた電磁コイルと二次側に設けられたスイ
ッチを有する電磁リレーからなることを特徴とする。
【0017】請求項2の発明によれば、第1の絶縁部
が、一次側に設けられた電磁コイルと二次側に設けられ
たスイッチを有する電磁リレーからなるため、制御回路
と外部出力機器との電気的な絶縁が図れる。
【0018】請求項3の発明の前記第2の絶縁部は、一
次側に設けられたフォトダイオードと二次側に設けられ
たフォトトランジスタを有するフォトカプラからなるこ
とを特徴とする。
【0019】請求項3の発明によれば、第2の絶縁部
が、一次側に設けられたフォトダイオードと二次側に設
けられたフォトトランジスタを有するフォトカプラから
なるため、制御回路と有電圧回路との電気的な絶縁が図
れる。
【0020】請求項4の発明は、ガスセンサで検知され
たガス検知信号または火災センサで検知された火災検知
信号に基づいて警報を発生するガス火災警報器であっ
て、前記ガスセンサ、前記火災センサ及び前記警報を発
生する警報部を有する制御回路と、この制御回路と電気
的に絶縁され、且つ前記火災センサで検知された火災検
知信号を第1の外部出力信号として外部出力機器に出力
する第1の絶縁部と、前記ガスセンサで検知されたガス
検知信号に基づき有電圧信号を生成し、この有電圧信号
を第2の外部出力信号として前記外部出力機器に出力す
るための有電圧回路とを備えることを特徴とする。
【0021】請求項4の発明によれば、第1の絶縁部
は、ガスセンサ、火災センサ及び警報部を有する制御回
路と電気的に絶縁され、火災センサで検知された火災検
知信号を第1の外部出力信号として外部出力機器に出力
し、有電圧回路は、ガスセンサで検知されたガス検知信
号に基づき有電圧信号を生成し、この有電圧信号を第2
の外部出力信号として外部出力機器に出力する。
【0022】従って、ガス検知信号及び火災検知信号を
外部出力機器に出力できるとともに、制御回路及び有電
圧回路を外部出力機器と電気的に絶縁でき、しかもフォ
トカプラ等の第2の絶縁部を用いないため、簡単で安価
な回路構成からなるガス火災警報器を提供することがで
きる。
【0023】請求項5の発明の前記第1の絶縁部は、一
次側に設けられたフォトダイオードと二次側に設けられ
たモス型電界効果トランジスタを有するフォトモスリレ
ーからなることを特徴とする。
【0024】請求項5の発明によれば、第1の絶縁部
が、一次側に設けられたフォトダイオードと二次側に設
けられたモス型電界効果トランジスタを有するフォトモ
スリレーからなるため、電気的な絶縁耐性が高いため、
制御回路と外部出力機器との電気的な絶縁が良好とな
る。
【0025】
【発明の実施の形態】以下、本発明のガス火災警報器の
いくつかの実施の形態を図面を参照して詳細に説明す
る。
【0026】<第1の実施の形態>図1は本発明の第1
の実施の形態のガス火災警報器の回路構成図である。図
1に示すガス火災警報器は、電源プラグ6と、一次側コ
イル7a、二次側コイル7b,7c,7d及び鉄心8を
有するトランス7とを有し、トランス7で発生した電圧
が、二次側コイル7b,7cを介して制御回路50に供
給されるとともに、二次側コイル7dを介して有電圧回
路60に供給される。
【0027】このため、ガス火災警報器の一次側電源と
内部回路である制御回路50及び有電圧回路60とがト
ランス7によって電気的に絶縁されている。
【0028】制御回路50は、整流回路9a,9b、ガ
スセンサ1、火災センサ10、中央処理装置(CPU)
11、LED21a,LED21b,LED21c及び
スピーカ19等を有して構成される。整流回路9aは、
二次側コイル7bの電圧を整流して整流電圧をガスセン
サ1、ヒータ駆動部5等に供給する。整流回路9bは、
二次側コイル7cの電圧を整流して整流電圧を火災セン
サ10、CPU11、LED21a,LED21b,L
ED21c等に供給する。
【0029】ガスセンサ1は、ヒータ2及びセンサ素子
3を有する。CPU11は、ヒータ2を駆動するための
低温域用電圧0.2V用ヒータ駆動信号と高温域用電圧
0.9V用ヒータ駆動信号を交互にトランジスタTr1
に出力する。
【0030】トランジスタTr1は、低温域用電圧0.
2V用ヒータ駆動信号によりオフとなり、抵抗R4の電
位を約0.2Vに設定し、高温域用電圧0.9V用ヒー
タ駆動信号によりオンとなり、抵抗R1,抵抗R2とを
短絡させて抵抗R4の電位を約0.9Vに設定する。
【0031】集積回路IC1は、非反転入力端子に抵抗
R4の電位を入力し、反転入力端子にガスセンサ1の電
位を入力し、抵抗R4の電位が約0.2Vであるときに
トランジスタTr2にLレベルを出力し、抵抗R4の電
位が約0.9VであるときにトランジスタTr2にHレ
ベルを出力する。
【0032】トランジスタTr2及び抵抗R5は、ガス
センサ1内部のヒータ2を駆動するヒータ駆動部5を構
成する。トランジスタTr2は、抵抗R4の電位が約
0.2Vであるときに入力されたLレベルによりヒータ
2に比較的小電流を流すことでヒータ温度を低温域と
し、抵抗R4の電位が約0.9Vであるときに入力され
たHレベルによりヒータ2に比較的大電流を流すことで
ヒータ温度を高温域としている。
【0033】このため、CPU11は、図2に示すよう
に、ガスセンサ1の温度を低温域(100℃)と高温域
(400℃)とに周期的に交互に変化させている。ま
た、CPU11は、低温域では、15秒間だけセンサ温
度100℃を維持し、CO検出ポイント(図2中の黒丸
印)において、センサ素子3からのガスセンサ入力によ
り、一酸化炭素のガス濃度を検出し、高温域では、5秒
間だけセンサ温度400℃を維持し、メタン検出ポイン
ト(図2中の黒丸印)においてメタンガスの濃度を検出
している。
【0034】また、CPU11は、検出抵抗駆動信号を
トランジスタTr3に出力し、トランジスタTr3をオ
ン/オフさせる。トランジスタTr3がオフのときに
は、ガスセンサ1に接続される抵抗は、R6のみであ
り、トランジスタTr3がオンのときには、ガスセンサ
1に接続される抵抗は、R6とR7との並列抵抗とな
る。
【0035】さらに、電源Vccと大地との間には直列
に接続された抵抗R13,ボリュームVR1及び抵抗R
14が設けられ、ボリュームVR1からCPU11にC
4設定点(CH4ガス警報点)入力が取り込まれる。電
源Vccと大地との間には直列に接続された抵抗R1
5,ボリュームVR2及び抵抗R16が設けられ、ボリ
ュームVR2からCPU11にCO設定点(COガス警
報点)入力が取り込まれる。
【0036】また、電源Vccと大地との間には直列に
接続された抵抗R11及びサーミスタTH1が設けら
れ、サーミスタTH1からCPU11に温度補正入力が
取り込まれる。電源Vccと大地との間には直列に接続
された抵抗R12及びサーミスタTH2が設けられ、サ
ーミスタTH2からCPU11にサーミスタ入力が取り
込まれる。集積回路IC2は、非反転入力端子にサーミ
スタTH2の電位を入力し、反転入力端子を出力端子と
直結し、出力端子からCPU11に火災センサ入力が取
り込まれる。抵抗R12、サーミスタTH2、コンデン
サC2、及び集積回路IC2により火災センサ10を構
成している。
【0037】CPU11は、ガスセンサ入力、火災セン
サ入力、サーミスタ入力、温度補正入力、CO設定点入
力、CH4設定点入力等を入力する。CPU11は、ガ
スセンサ1からのガスセンサ入力に基づき、COガス濃
度がCO設定点以上となった際にCOガス濃度の異常を
示す警報を音声ブザー19及びLED21aに報知させ
る。CPU11は、ガスセンサ入力に基づき、メタンガ
ス濃度がCH4設定点以上となった際にメタンガス濃度
の異常を示す警報を音声ブザー19及びLED21bに
報知させる。CPU11は、火災センサ10からの火災
センサ入力が火災警報点以上となった際に警報を音声ブ
ザー19及びLED21cに報知させる。
【0038】また、CPU11と整流回路9bからの電
源Vccとの間に第1のフォトカプラPC1を構成する
第1のフォトダイオードPD1と、第2のフォトカプラ
PC2を構成する第2のフォトダイオードPD2とが設
けられている。第1のフォトダイオードPD1は、ガス
漏れが無しときの6V外部出力用に設けられ、第2のフ
ォトダイオードPD2は、ガス漏れが有りのときの12
V外部出力用に設けられる。
【0039】さらに、CPU11と整流回路9bからの
電源Vccとの間に電磁リレー15が設けられており、
この電磁リレー15は、一次側に設けられた電磁コイル
Lと二次側に設けられたスイッチSWとからなり、火災
センサ10で検知された火災検知信号を無電圧信号とし
て外部出力機器に出力するようになっている。
【0040】一方、有電圧回路60は、整流回路9cか
らの電圧の供給を受けて動作し、第1のフォトカプラP
C1を構成する第1のフォトトランジスタPT1、第2
のフォトカプラPC2を構成する第2のフォトトランジ
スタPT2を有する。第1のフォトトランジスタPT1
及び第2のフォトトランジスタPT2のコレクタは、電
源に接続され、第1のフォトトランジスタPT1のエミ
ッタはトランジスタTr5の入力に接続され、第2のフ
ォトトランジスタPT2のエミッタはトランジスタTr
4の入力に接続される。
【0041】ツェナーダイオードZD1とツェナーダイ
オードZD2とは異極性で直列に接続され、トランジス
タTr5の出力はツェナーダイオードZD1のアノード
に接続され、トランジスタTr4の出力はツェナーダイ
オードZD2のアノードに接続され、ツェナーダイオー
ドZD1のカソードは、トランジスタQ1のベースに接
続される。なお、その他にトランジスタQ2,ツェナー
ダイオードZD3,ZD4等が設けられて、出力端子O
UTから6V(ガス漏れ無し)または12V(ガス漏れ
有り)が有電圧信号として外部出力機器に出力されるよ
うになっている。
【0042】次に、このように構成された第1の実施の
形態のガス火災警報器の動作を参照して説明する。ま
ず、ガス検知信号の外部出力について説明する。ガス漏
れがない場合には、第1のフォトダイオードPD1が点
灯するため、フォトトランジスタPT1がオンし、これ
により、トランジスタTr5がオンして、ツェナーダイ
オードZD1が降伏して、出力端子に6Vが出力され、
有電圧信号として外部出力機器に出力される。
【0043】一方、ガスセンサ1が例えば、一酸化炭素
ガス等を検知すると、ガスセンサ1からガスセンサ入力
がCPU11に取り込まれる。CPU11は、COガス
濃度がCO設定点を超えた場合には、LED21bが点
灯するとともに、フォトダイオードPD2が点灯するた
め、フォトトランジスタPT2がオンし、これにより、
トランジスタTr4がオンして、ツェナーダイオードZ
D1,ZD2が降伏して、出力端子に12Vが出力さ
れ、有電圧信号として外部出力機器に出力される。
【0044】次に、火災検知信号の外部出力について説
明する。火災が発生すると、火災による熱によりサーミ
スタTH2の抵抗が変化するため、IC2の出力から火
災センサ入力がCPU11に取り込まれる。CPU11
は、火災センサ入力の値がしきい値を超えた場合には、
スピーカ19で火災警報を行うとともに、電磁リレー1
5に設けられた電磁コイルLに電流を流す。このため、
スイッチSWがオンして無電圧信号が外部出力機器に出
力される。
【0045】このように、電磁リレー15及び有電圧回
路60を用いて、火災検知信号を無電圧信号として、ガ
ス検知信号を有電圧信号として、外部出力機器に出力す
ることができる。
【0046】この場合、電磁リレー15によって、制御
回路50と外部出力機器とを電気的に絶縁できるが、そ
の絶縁耐性が低い。このため、第1のフォトカプラPC
1及び第2のフォトカプラPC2を設け、これらのフォ
トカプラPC1,PC2によって、制御回路50と有電
圧回路60とを電気的に絶縁しているため、外部出力機
器と有電圧回路60との電気的な絶縁が良好となる。
【0047】<第2の実施の形態>次に、本発明の第2
の実施の形態のガス火災警報器を説明する。図3は本発
明の第2の実施の形態のガス火災警報器の回路構成図で
ある。第2の実施の形態のガス火災警報器は、第1の実
施の形態のガス火災警報器の電磁リレー15及びフォト
カプラの代わりに、電気的絶縁耐性の高いフォトモスリ
レー17を設けたことを特徴とする。
【0048】図3において、CPU11と整流回路9b
からの電源Vccとの間にフォトモスリレー17が設け
られており、このフォトモスリレー17は、一次側に設
けられたフォトダイオードD1と二次側に設けられたM
OS型電界効果トランジスタFETとからなり、火災セ
ンサ10で検知された火災検知信号を無電圧信号として
外部出力機器に出力するようになっている。
【0049】また、CPU11からの信号線S1(6V
外部出力用)が、有電圧回路60内のトランジスタTr
5の入力に接続され、CPU11からの信号線S2(1
2V外部出力用)が、有電圧回路60内のトランジスタ
Tr4の入力に接続されている。
【0050】なお、図3に示す部分のうち、図1に示す
部分と同一部分は、同一符号を付し、その部分の詳細な
説明は省略する。
【0051】次に、このように構成された第2の実施の
形態のガス火災警報器の動作を参照して説明する。ま
ず、ガス検知信号の外部出力について説明する。ガス漏
れがない場合には、信号線S1からオン信号が出力され
るため、トランジスタTr5がオンして、ツェナーダイ
オードZD1が降伏して、出力端子に6Vが出力され、
有電圧信号として外部出力機器に出力される。
【0052】一方、ガスセンサ1がガスを検知した場合
には、LED21bが点灯するとともに、信号線S2か
らガス検知信号が出力されるため、トランジスタTr4
がオンして、ツェナーダイオードZD1,ZD2が降伏
して、出力端子に12Vが出力され、有電圧信号として
外部出力機器に出力される。
【0053】次に、火災検知信号の外部出力について説
明する。火災が発生すると、スピーカ19で火災警報を
行うとともに、フォトモスリレー17に設けられたフォ
トダイオードD1に電流が流れる。このため、フォトダ
イオードD1が発光し、MOS型電界効果トランジスタ
FETがオンして、無電圧信号が外部出力機器に出力さ
れる。
【0054】このように、フォトモスリレー17及び有
電圧回路61を用いて、火災検知信号を無電圧信号とし
て、ガス検知信号を有電圧信号として、外部出力機器に
出力することができる。
【0055】また、フォトモスリレー17は、電気的な
絶縁耐性が高く、制御回路51及び有電圧回路61と、
外部出力機器との電気的な絶縁を良好に行える。また、
第1の実施の形態では、電磁リレー15及び第1のフォ
トカプラPC1,第2のフォトカプラPC2を用いた
が、第2の実施の形態では、フォトモスリレー17を用
いるのみであるから、安価で且つ簡単な回路を構成する
ことができる。
【0056】さらに、フォトモスリレー17は、電磁リ
レー15のような機構部分がないため、より信頼性を向
上することができる。
【0057】また、本発明は第1及び第2の実施の形態
のガス火災警報器に限定されるものではない。第2の実
施の形態のガス火災警報器では、フォトモスリレーを用
いたが、電気的な絶縁耐性の高い素子であれば、その他
の素子であってもよい。このほか、本発明の技術的思想
を逸脱しない範囲で種々変形して実施可能であるのは勿
論である。
【0058】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、第1の絶縁部
は、ガスセンサ、火災センサ及び警報部を有する制御回
路と電気的に絶縁され、火災センサで検知された火災検
知信号を第1の外部出力信号として外部出力機器に出力
する。また、第2の絶縁部は、有電圧回路と制御回路と
を電気的に絶縁し、ガスセンサで検知されたガス検知信
号を有電圧回路に出力し、有電圧回路は、ガスセンサで
検知されたガス検知信号に基づき有電圧信号を生成し、
この有電圧信号を第2の外部出力信号として外部出力機
器に出力する。
【0059】従って、ガス検知信号及び火災検知信号を
外部出力機器に出力できるとともに、制御回路及び有電
圧回路を外部出力機器と電気的に絶縁できるガス火災警
報器を提供することができる。
【0060】請求項2の発明によれば、第1の絶縁部
が、一次側に設けられた電磁コイルと二次側に設けられ
たスイッチを有する電磁リレーからなるため、制御回路
と外部出力機器との電気的な絶縁が図れる。
【0061】請求項3の発明によれば、第2の絶縁部
が、一次側に設けられたフォトダイオードと二次側に設
けられたフォトトランジスタを有するフォトカプラから
なるため、制御回路と有電圧回路との電気的な絶縁が図
れる。
【0062】請求項4の発明によれば、第1の絶縁部
は、ガスセンサ、火災センサ及び警報部を有する制御回
路と電気的に絶縁され、火災センサで検知された火災検
知信号を第1の外部出力信号として外部出力機器に出力
し、有電圧回路は、ガスセンサで検知されたガス検知信
号に基づき有電圧信号を生成し、この有電圧信号を第2
の外部出力信号として外部出力機器に出力する。
【0063】従って、ガス検知信号及び火災検知信号を
外部出力機器に出力できるとともに、制御回路及び有電
圧回路を外部出力機器と電気的に絶縁でき、しかもフォ
トカプラ等の第2の絶縁部を用いないため、簡単で安価
な回路構成からなるガス火災警報器を提供することがで
きる。
【0064】請求項5の発明によれば、第1の絶縁部
が、一次側に設けられたフォトダイオードと二次側に設
けられたモス型電界効果トランジスタを有するフォトモ
スリレーからなるため、電気的な絶縁耐性が高いため、
制御回路と外部出力機器との電気的な絶縁が良好とな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態のガス火災警報器の
回路構成図である。
【図2】第1の実施の形態のガス火災警報器におけるガ
スセンサの温度のタイミングチャートである。
【図3】本発明の第2の実施の形態のガス火災警報器の
回路構成図である。
【図4】従来のガス漏れ警報器の概略回路構成図であ
る。
【符号の説明】
1 ガスセンサ 2 ヒータ 3 センサ素子 5 ヒータ駆動部 10 火災センサ 11 CPU 15 電磁リレー 17 フォトモスリレー 19 スピーカ 21a,21b,21c LED 50,51 制御回路 60,61 有電圧回路 Tr1 トランジスタ TH1 サーミスタ IC1 集積回路 VR ボリューム
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 豊田 和男 静岡県天竜市二俣町南鹿島23 矢崎計器 株式会社内 (72)発明者 本荘 妙子 東京都荒川区南千住3−28−70 (72)発明者 端山 誠 東京都品川区上大崎2丁目10番43号 ホ ーチキ株式会社内 (56)参考文献 特開 平6−2782(JP,A) 特開 平4−222094(JP,A) 実開 平1−84187(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G08B 17/00 - 17/12 G08B 21/16 G01N 27/00 G01N 27/12

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ガスセンサで検知されたガス検知信号ま
    たは火災センサで検知された火災検知信号に基づいて警
    報を発生するガス火災警報器であって、 前記ガスセンサ、前記火災センサ及び前記警報を発生す
    る警報部を有する制御回路と、 この制御回路と電気的に絶縁され、且つ前記火災センサ
    で検知された火災検知信号を第1の外部出力信号として
    外部出力機器に出力する第1の絶縁部と、 前記ガスセンサで検知されたガス検知信号に基づき有電
    圧信号を生成し、この有電圧信号を第2の外部出力信号
    として前記外部出力機器に出力するための有電圧回路
    と、 この有電圧回路と前記制御回路とを電気的に絶縁し、前
    記ガスセンサで検知されたガス検知信号を前記有電圧回
    路に出力する第2の絶縁部と、を備えることを特徴とす
    るガス火災警報器。
  2. 【請求項2】 前記第1の絶縁部は、一次側に設けられ
    た電磁コイルと二次側に設けられたスイッチを有する電
    磁リレーからなることを特徴とする請求項1記載のガス
    火災警報器。
  3. 【請求項3】 前記第2の絶縁部は、一次側に設けられ
    たフォトダイオードと二次側に設けられたフォトトラン
    ジスタを有するフォトカプラからなることを特徴とする
    請求項1または請求項2記載のガス火災警報器。
  4. 【請求項4】 ガスセンサで検知されたガス検知信号ま
    たは火災センサで検知された火災検知信号に基づいて警
    報を発生するガス火災警報器であって、 前記ガスセンサ、前記火災センサ及び前記警報を発生す
    る警報部を有する制御回路と、 この制御回路と電気的に絶縁され、且つ前記火災センサ
    で検知された火災検知信号を第1の外部出力信号として
    外部出力機器に出力する第1の絶縁部と、 前記ガスセンサで検知されたガス検知信号に基づき有電
    圧信号を生成し、この有電圧信号を第2の外部出力信号
    として前記外部出力機器に出力するための有電圧回路
    と、を備えることを特徴とするガス火災警報器。
  5. 【請求項5】 前記第1の絶縁部は、一次側に設けられ
    たフォトダイオードと二次側に設けられたモス型電界効
    果トランジスタを有するフォトモスリレーからなること
    を特徴とする請求項4記載のガス火災警報器。
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